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小学校で何番?

昨日、中受の話をしたついでに、
今日は、中受に向けての話をしてみようと思います。

学校のテストはだいたい100点だし、うちの子はいけてるはず。。。
と思っている公立小学校のお母さんも、思いの外多いものです。

文理や附属に通っていれば、個人懇談で、番数を教えてくれたり、
クラスの成績表グラフみたいなのをくれたりするので、
なんとなく、学校でどのくらいの位置にいるのかが把握できるのですが、
公立では、そうはいきません。

だから、簡単に城ノ内受験してみよっかな~となるわけですが、
いくら定員が増えて、下層が下がってるからといって、
そう簡単にはいかないものです。

そこで、ざっくりですが、数字で見てみようと思います。
例えば、徳島市内の小学校は、今、30校くらいだと思いますので、
定員の140を30で割ると、4.6ですよね。
では、学校で4番ぐらいにいたら受かるでしょうか?

そうはいきません。
徳島市外の小学校から受験する子も結構いますし、
文理小や附属小から、中学は城ノ内に流れてくる子の話も、
近頃は結構聞きますよね。

そうすると、最低でも学校で3番以内にはいないとやばいということになります。
1学年3クラスあるなら、クラスでは必ず1番でなければ受からないという計算になります。

小学校で、学年で1番か2番、悪くても3番ぐらいに位置しているなら、
チャンスはあるでしょう。

ものすごく乱暴な計算ですが、
数字で見てみると、そんな感じになりますよね。

クラスで、必ず自分より上の成績の子がいる状態で受けても
あまりチャンスはないかもしれない。。。

正直なところ、授業をしていると、だいたいわかってしまうのです。
難しいなぁ…とか、受かるかも?とか、絶対受かるわ!とか。

もちろん、まだまだ成長期の子たちなので、
一概に絶対無理です!なんてことは言えませんが、
ついつい、あまりお勧めはできないと言ってしまうのです。

なぜなら、万一、まぐれで受かってしまったとして、
あの学校の授業についていけると思えないから。。。

やっぱり、学校って、かっこいいから行くのではなくて、
自分に合っていて、自分が成長できそうだから、
とかいう理由で、行くべきだと思うんですよね。

なかなか難しい問題ですが、
また、新年度、色々と悩む時期が来ますね。。。


( N )

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中受に思う

徳島でも、この十年で受験事情が少し変化してきました。
少子化と、大学受験の変化の影響で、色々なことが変わってきました。

私の個人的な考えとしては、
小学校は地元公立で十分だと思っています。
むしろ、その方が社会の縮図を経験できてよいとさえ思います。

中学に関しては、
それぞれに向き不向きがあると思っています。
中学のカラーもそれぞれ違うので、
地元のまま突っ走るのが向ている子もいれば、
附属→市高理数科や城東へ行くのが向いてる子もいるし、
あるいは、文理や城ノ内で一貫教育を受ける方が向ている子もいるでしょう。

ただ、中学受験の受験勉強は、
経験しておいた方が良いと思うことはよくあります。

しかし、一方で、
そんなやり方なら、しない方がマシだよと思う子もたくさんいます。

例えば、駅前の大手受験塾へ通います。
授業のスピードについていけず、
追い立てられるままに、わけも分からずやり方だけを覚えようとします。
次回授業の小テストは、そこそこ取れます。(やり方は覚えたので・・・)
学力テストになると、全くできません。(理解はしていないので・・・)

こんなことを繰り返している子は、本当にたくさんいるのです。
そのフォローをしてほしいと、うちへ来られることもあります。
根本的なことが理解できていないのに、
応用問題はできるはずがありません。

週に1度くらい、
全く理解できなかった塾の授業のフォローをしたところで、焼け石に水です。
そのまま、アップアップしながら、時間は過ぎていきます。

それでも、滑り止めで受けた文理は受かってみたりします。
力があって、受かったのならいいですよ。
あのカリキュラムを存分に生かせますから。
でも、塾でそんな状態だったのに受かってしまって、
行ってしまうと、本当の勉強を知らないまま、過ぎていってしまいます。

わけも分からず、手順だけ覚えるのが勉強だと思ったまま。。。
受験は、そんなことのためにするのではないのです。


( N )

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中受パターン(まとめ)

中学受験をする割合は、徳島ではまだまだ少ないですが、
公立の中高一貫校ができて以来、
昔に比べると、受験を考えるご家庭も増えているように感じています。

ただ、実際の実力を知る機会が少ないこともあり、
自分の力を過大評価している子にも、よく遭遇します。
それは子供のせいではなくて、
学校も周囲も、そういう雰囲気を作り出しているから、
仕方がないことだと思っています。

しかし、そのまま、自分の力を過信していたのでは、
受験は到底クリアできないとも思っています。

また、受験の厳しさを知らないまま、
受験に失敗して地元公立に行く子もいます。
もったいないことです。

ゆる~く頑張ってみただけで、
「運が悪かった」から落ちたと思っているのです。

そんな風にゆる~く頑張っただけでは受からないことを
きちんと理解して頑張れた子だけが合格できているようにも思います。
やはり、それだけのことをやったから合格しているのです。

こんなことを言うと、
「そんなにやってないのに、受かってる子もいる」というかもしれません。
確かに、「運よく」受かってしまった子もいるでしょう。
でも、入学した時点で、その力の差はなくなるのではありません。

合格した時点での力の差があるまま、次のスタートラインに立っているのです。
「なぜ、このことに気付かないのだろう?」と思うことはよくあります。

ビリで受かったら、ビリのまま、
トップで受かったらトップのまま、
スタートラインで既に差があるのです。
合格によって御破算になるわけではない。

自分は、ビリでもいいから、「運よく」受かればいいのか。。。
それとも、本当の実力をもって、上位層で頑張りたいのか。。。
そういうことを考えて頑張ることができている子は、
中学でも力を伸ばしているように思います。

そういう意識を、早い時点で持つことができるかどうか。。。
それは、やはり家庭環境の持つ力が大きいと思っています。

ひとことに受験と言っても、
十人十色の準備をしています。
必要なことも皆、それぞれに違います。

集合が合う子、個別が合う子、併用がいい子、
大手塾が合う子、個人塾が合う子、
もう本当にそれぞれだと思います。

私も、やってみなければわからない部分はかなりあります。
思いがけないことができる子もいれば、
思いがけないことができていない子もいます。

時々、「どうするのがいいと思いますか?」と相談を受けますが、
会ったこともない子や、よく知らない子について、
何も言えないというのが現実です。

実際、一緒に勉強を始めてみても、
最初の想定通りに進む子の方が少ないものです。

皆、それぞれに違っていますから、
ちょっと挙げてみただけでも、色々なパターンがあるのです。

次は、高校受験のパターンを挙げてみたいと思います。



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中受パターン(その6)

外進でよくあるのは、
大手塾だけでは難しくて、そのフォローをしてほしいという依頼です。

実は、その中にもいろいろなパターンがあります。

国語が集合塾だけでは気になって、
早いうちに基礎力をつけておきたいというようなパターンもあれば、
集合授業についていけないというパターンもあります。

前者のパターンは、比較的うまくいく場合が多いのですが、
後者のパターンは少々問題があります。

その後者のパターンで、5年生の夏休みから
週1回で始めたF君。

大手塾の受験コースへ4年生の途中から通っていたのですが、
授業に全くついていけていません。

塾の授業は全く理解できておらず、
家でもう一度パパ塾・ママ塾で授業をしていると言います。

字も汚いし、ノートの取り方もよくない。
「附属へ行きたい」と、F君自身が言うものの、
一向に改善の気配はないのです。

これは、中受が生かせないタイプかも…と思いました。

とりあえず、塾で理解できていないことを
一緒にやってみたりしましたが、
ここまで来ると、もう焼け石に水の状態。

その前に、計算の練習をしっかりしたほうが…
その前に、漢字をきちんと覚えたほうが…
と思ってしまいました。

ところが、それでも、F君は、「頑張る!」とは言うのです。
でも、言うだけで行動は伴わない。。。

「これじゃぁ、附属は受からないと思います。」とも言いましたし、
「もし、万一受かったとしても、ついてはいけないと思います」とも言いましたが、
それでも、受験したいというF君。
子供がそういうなら、ダメでも受けさせたいと、ご両親もおっしゃって、受験しました。

練習で受けた文理は受かりましたが、
附属は不合格でした。

「文理のカリキュラムには、もっとついていけないと思います。」と、
アドヴァイスするので精一杯でした。
おそらく、地元公立を選ばれたと思います。

地元公立で、じっくり時間をかけて、
基本からやる方がF君には合っていると思うので、
結果的には、良かったのかもしれません。

でも、小学校の大事な時間をもっと有効利用できたんじゃないか
という気持ちもあります。

大手塾の受験コースの授業が、さっぱりわからない子は、
そもそも受験勉強をするレベルに達していないと、
私は思っています、厳しいようですが。

実際、合格した子たちは、
集合授業でも、それなりにやっていた子たちですから。

そういうのも、一つの目安にはなるかもしれませんね。



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中受パターン(その5)

一方、外進の場合は、やはり、色々大変です。
一番、大変に感じるのは、モチベーションの維持でしょうか。

外進で附属希望のE君。
ママ塾でやってきて、小5から、いざ受験モードに。。。

週2回のパターンで始めました。
ある程度の基礎学力は、もちろんありますので、
とりあえず、先取りから始めました。

E君自身も、「附属行きたい!」とは言うものの、
「こんなに勉強はしたくないー」というのが本音。

やんちゃで芯の強い子でしたから、
それはそれは色々ありました。ww

「もう辞めてやるー」って、授業が終わってから何度言っていたことか。
「大人なんか、世の中からいなくなればいい」とか
わけのわからないことも言ってましたし、
解答を写して、宿題を出してきたこともありました。

んー、大丈夫かなぁ。。。と思いながら、
怒ったり、なだめたりしながら、やがて1年という頃、
ウソみたいに豹変しました。

一つ年上の親戚の子が、受験に失敗したのです。
「えっ、あの子が落ちるん?」
ようやく現実が見えたように思いました。

そこで、週1回に減らして、
大手の集合塾に行ってもらうことにしました。
ちょっと、外の景色を見てきてもらおうという作戦です。
個別にはない、あの集合の雰囲気は、
意識を変えるためにはいいことも多いのです。

もちろん、手綱を引いたり、緩めたり、
家族のサポートもなかなかのものでした。

無事に附属に合格したところで、
「大手塾に絞ってみたら?」と、送り出しましたが、
6月に、電話がかかってきました。

「恥ずかしいぐらい、早いですが、手遅れになる前に・・・」
と、お母さん。

大手塾と併用で、週1回だけ再開しました。
英語が苦手だったので、英語をみっちりと、
よく頑張ってくれました。

城東の数理コースに行きました。
今は立派な歯医者さんです。



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プロフィール

Author:Shigemi
徳島県で、家庭教師や塾講師をして、20年が過ぎました。そこで、この経験を生かして、小・中学生の君たちや、お父さん、お母さんに、何か少しでも役立つようなお話ができる気がして、このブログを始めることにしました。中学受験のこと、高校受験のこと、学校のこと、塾や家庭教師のこと、家庭学習や勉強の方法など、色々なことをお話ししたいと思っています。2013.7.19.

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