fc2ブログ

それぞれの基準

「すごく頑張ってるんです」
「一生懸命勉強してるんです」
「時間もいっぱい費やしてるんです」

どれもよく聞く言葉ですが、考えてみてください。
「すごく」「一生懸命」「いっぱい」
こういう言葉って、何を基準に発しているでしょう?

全ての物差しは自分の中にあります。
自分としては、
「すごく」だし、「一生懸命」だし、「いっぱい」なんです。

でも、それって、自分が欲しているものに見合った基準でしょうか?

問題はそこだと思うんです。

「やってるのに結果が出ない」と、たいていは思っています。
でも、そう言われて、一緒に勉強を始めると、
「そのレベルを求めるのなら、もっとやらなきゃだめよ」
という場合がほとんどです。

そのレベルの子は、もっとやってるから。。。

やってる子から見れば、
その程度でこのレベルに来ようったって、
それは甘いでしょってことなんです。

不満足な結果を見て、
「まだ足りなかったか…」と思えるようになれば、いい兆しです。
伸びる子は、たいていそう言いますから。。。

そして、足りなかったことは何かを探すのです。


( N )

何かお役に立てたら、クリックお願いします!
にほんブログ村 受験ブログへ 
スポンサーサイト



小学校低学年に気をつけたいこと

小学校低学年の場合、多くのご家庭がパパ塾・ママ塾だと思います。
学習内容は簡単なので、特に気をつけずにやってしまっていることも多く、
実は、それが後々、尾を引いていることもあります。

特に小学校一年生で始めたことは、
それが基準になり、その子の中のあたりまえになるので、
注意しなければいけないと思っています。

学校から帰ったら、必ず復習をするとか、
よくこのブログでも書いている「家の勉強」というジャンルがあるとか、
高学年になって、普通にやってほしいと考えていることは、
一年生、入学と同時に仕込んでしまうのが一番簡単だと思います。

子供たちも、その頃はやる気満々ですしね。

パパ塾・ママ塾で気をつけておきたいこととして、私がよくお話をするのは、
「今日やること」をあらかじめ決めておくということです。

ついついやってしまうのが、
やらせようと思っていたプリントを、思っていたよりも早く仕上げてしまったら、
「じゃぁ、これもやって」と追加すること。

決めていた分量が仕上がらなかったら、
「今日はいいわ」と片付けてしまうこと。

だらだら勉強する子の話を聞いていると、
低学年でこれをやられている子が多いように思います。

どうせ早くやっても、追加されるだけだし…、
ゆっくりやっても、仕上がらなかったらそこまででいい。
こういう感覚は絶対に身につけてほしくないですよね。

必ず、「今日はこれだけやろうか」と、
まず目に見える形にしておいて、
早く仕上がったら、あとは好きに遊んで良し。
仕上がらないときは、時間が過ぎても仕上げないといけない。

これをルールにしておくべきだと思います。

もちろん、「やりなさいよ!」とただ言うだけではなく、
時間オーバーの時こそ、一緒に付き合ってあげてください。
パパやママが一緒にやってくれることは、
子供たちにとって、大人が思っている以上のものがあります。

ただ、これには、大事なポイントが一つあって、
その子が、その時間内で、あるいは、
時間を少しオーバーするぐらいで終われる量を指定すること。

その子の力と、やらせようとしているものの内容とを
きちんと把握しておかなければ設定できないものです。
そこは、パパ・ママの腕の見せ所です。

低学年であっても、パパ・ママの頭の中に、
ある程度の年間計画がきちんとあることは、大事なのです。
そうすると、むやみに焦ることなく、
適当な時間の勉強を設定できると思います。

( N )

何かお役に立てたら、クリックお願いします!
にほんブログ村 受験ブログへ 

気になるポイント

見ていると、成績が良い子と悪い子では、
気になるポイントが違っています。

間違えた問題に対して、
成績の良い子が気になっているのは、
自分の答えのどこがどう違うのかということ。

例えば、ピンが付いたから、別の解き方をしてみて、
正答が出たとします。

成績のいい子は必ず、
「ん。。。これで答えが出るのはわかるけど、
 こっちは何で違うんだ?」と考え始めるわけです。

そして、それが解明出来たら、ようやく納得するという具合。
成績の悪い子なら、まずやらない行動です。

しかし、こういうのって、勉強に限ったことではないですよね?
勉強を通して、身につけておきたいことの一つかもしれませんね。

( N )

何かお役に立てたら、クリックお願いします!
にほんブログ村 受験ブログへ 

頭を使ったつもり

「頭を使ったつもり」で終わっている子もよくいます。
「説明してみて」ってしょっちゅう言っていますが。。。

本当に頭を使っていれば、説明できます。
使ったつもりで終わってる子は、説明できません。

300点前後の子には、本当に多いですよ。
「わからんとこなかった?
 気になったとことか、イマイチ腑に落ちてないとことか…」
「解説見たらわかりました。」っていう会話、
しょっちゅうなんですよね。

でもね、解説見て、本当に全部わかるんだったら、
300点ってことはないですから。。。って思うんです。

でも、もっと考えると、
「わかりました」の基準が違ってるんですよね。

「解説に書いてあることはわかった」という場合でも、
色々なパターンがあるんです。

①書いてある式の解き方はわかる。
②そういう式になるんやな~って思う。
③どうして、その式になるのかがわかる。
④自分の考え方のどこがまずかったのかもわかる。

ざっと、このくらいのパターンはあります。
どの子も、「解説見たからわかりました」と言います。

そう言ってもいい子は、④の子だけなんですけどね。

だから、「わかります」って言う子に
しつこく、「説明してみて」って言わなければいけないのです。。。



( N )

何かお役に立てたら、クリックお願いします!
にほんブログ村 受験ブログへ 

頭を使った勉強

昨日の続きです。
頭を使った勉強…と言うと、
勉強は、頭を使うものでしょう?と思うかもしれませんが、
意外とそうではないんですよね。

勉強には、頭を使わない作業も結構あります。
まぁ、厳密にいえば、しっかりと考えなければできないことと、
作業的にできてしまうことがあるという意味です。

一番多いのは、
教科書に線を引く、単語を書く、漢字を書く、・・・
これは、単なる作業で、これをしただけで満足している子は、
たくさんいると思います。

線を引いただけで覚えられるような、
スペシャルな頭の持ち主なら、それでも構いませんが、
普通は、そうではないはずです。

教科書の単語や漢字を、自主勉ノートに書いただけで、
全部覚えられるような頭、持っていませんよね?普通は。

丸付けしました。
答えを赤で写しました。
青で丸を付けました。

これもよくあるパターン。
何かできるようになってるでしょうか?

覚えるために頭を使うこと、
間違いの理由をさぐり、
わからなかったことを解明するために、頭を使うこと、
これが勉強なのであって、
先に書いたようなことは全て単なる作業です。

でも、この作業をしただけで、勉強をした気分になっている子は、
本当にたくさんいると思いますよ。

大丈夫ですか?
きちんと、頭を使っていますか?

( N )

何かお役に立てたら、クリックお願いします!
にほんブログ村 受験ブログへ 

プロフィール

Author:Shigemi
徳島県で、家庭教師や塾講師をして、20年が過ぎました。そこで、この経験を生かして、小・中学生の君たちや、お父さん、お母さんに、何か少しでも役立つようなお話ができる気がして、このブログを始めることにしました。中学受験のこと、高校受験のこと、学校のこと、塾や家庭教師のこと、家庭学習や勉強の方法など、色々なことをお話ししたいと思っています。2013.7.19.

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
ブログランキング
何かお役に立てたら、
クリックお願いします!

にほんブログ村 受験ブログへ
にほんブログ村


受験 ブログランキングへ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR
ブログ村