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なかなか伝わらないけれど。。。

この時期、特に、市内普通科ボーダーライン上の中2生には、
うるさいぐらい話すことがあります。

普通にやってると、中3の基礎学は、中2の基礎学より、下がるということ。
そして、中3の基礎学は、1回目から揃えなければいけないこと。
1回目の基礎学までは、半年程度しか残っていないということ。

例えば、この間の基礎学が330点で、
ボーダーラインを超えてると思っていても、
中3の基礎学で、20~30点下がると考えると、300点になります。

そして、それでは、普通科に出願するのは怖いのです。
一か八かで、出願しますか?
そんな怖ろしい賭けに出ますか?

学校では、まだまだ何も言われないかもしれませんが、
ある日突然、調印面談で、「下げてください」と言われます。
「嫌だ」と言えば、「それなら覚悟はありますか?」と。

このままで大丈夫と思っていて、
そんな事態になるのだけは、かわいそうだと思うので、
あらかじめ、こんな話をしておきます。

その上で、頑張る方を選ぶか、一か八かを選ぶかは、
それぞれの自由です。
自分の人生ですから、選択権は、もちろん、自分にあります。

私にできるのは、この先、きっと起こるであろうことを
伝えることくらいです。
学校では、言ってくれないし、周囲もゆるゆるやっているので、
大丈夫と思っているかもしれないけれど、
全く大丈夫ではないということを話すことくらい。

うるさいなぁと思われても、仕方がない。
黙って、放っておくのは、かわいそうすぎますから。。。
でも、なかなか伝わらないんですよね。

( N )

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出願後

いよいよ調印面談も終わり、
あとは本番を待つばかりな中3生たちですが、
ここから本番までの一押しは、とても大きな力になるので、
気を抜かずに頑張ってほしいところです。

たとえ定員ピッタリであっても、
ゴールは高校合格ではありませんから。。。

3月末に、クラス分け試験があるところもあるでしょうし、
なにより、ようやく大人に近づくための一歩を踏み出すのが高校です。
ここから先の長い人生をどう過ごしていきたいのか、
じっくりと見据えていかなければいけません。

そのためにも、この半月は大事だと思います。
こういう大きなことの直前って、
普段には無い力を手に入れられる貴重な時期なんですよね。

毎年思うんです。
この時期がない中高一貫校の子たちって、
そういう意味では損してるなって。
もちろん、他にメリットはありますが。。。

逆に、高校受験組は、このメリットを最大限に生かして、
高校へつなげたいですね。

( N )

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受験直前なにをやる?

この時期になると、リスクの高い願書を出す人はもちろん、余裕の出願をする人でも、なんとなくそわそわと落ち着かない気分になってきます。風邪や病気、怪我もしないようにと注意もしなければいけませんし、勉強も限られた時間の中で何をすべきか悩ましいところです。

まずは基本の理解に問題があるレベルの人の場合ですが、全くわかっていない単元があれば、まずはそこの理解を進めましょう。ヤマをかける暇があったらもう一度勉強してみるべきです。手遅れですがしょうがありません。付け焼き刃でもついていないよりはマシですw

このブログをご覧になっている方はそんなレベルではないでしょうが、ハイレベルでも中間レベルでも、少しでも試験に不安を感じているならば、やることはまずは「忘れないこと」でしょう。しかし、忘れないようにといって、わかっていることを何度も繰り返しても、できることは増えませんから周りの最後までがんばっている人に追い抜かれるかもしれません。
自分のできないことは何なのか。点数を落としているのはどこのジャンルなのかを探し出して、とにかく解けるレベルを一つでも上げていきましょう。

正直なところ、苦手単元でも2.3日頑張ればわかってきますし、一週間頑張れば苦手科目でもそこそこ点数が取れるようになることもあります。

できれば、前にやった問題集で、できなかった問題に印がついていると、やるべきことがすぐにわかるかもしれません。

最後まで、もう一歩伸ばす努力をしていれば忘れることはありません。日々の努力を続けましょう。継続は力なりです。

  ( K )

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過去問の使い方1

受験が目の前に近づくと、よく話題になるのが過去問です。学校より先取りで勉強して、一通りのことができるようになったら過去問に取り組む、というのは誰しもがやることでしょう。
しかし同じ過去問を時間をかけて何度も解いたり、解けなかった問題を答えや解説を読んで繰り返し理解することで、実際の試験の点数がどれだけ上がるかというと、これはやり方次第で微妙かな〜と思います。
実際、過去5年くらいの過去問の問題は本番で似たような問題は出ますが、そっくりそのままもう一度出ることはなく、そこに多くの時間を費やすことにはあまりメリットを感じられないと思います。

では過去問はどのように使うのがいいのでしょうか。

私がやってほしいなと思うことは、過去問を使った自宅模試です。家族の協力が必要ですが、土日休みに家の一室を試験会場にし、実際の試験同様の時間の流れで過去問を解いていきます。そうすると、どれくらいの時間配分が必要なのか、頭の体力というか思考の持続力がどれくらい持つのか、といったことが体感できます。
また、取れる問題を何で落とすのか、理解や記憶が足りていないところはどこなのか、捨てるべき問題に関わりすぎていないか、といったことも確認できます。

大体5年分くらいの過去問は手に入ると思いますから、そのうち3年分くらいの過去問で2週おきくらいに3回くらいやればいいのではないでしょうか。

昼間一日、TVも見ないでご飯も別にするなど少し工夫してあげなければいけませんが、そのくらいの協力は家族ならしてもいいのではないかと思います。

  ( K )

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捨てている点

テストの見直しをしたり、過去問演習を始めたりすると、
基礎学300点前後の子は、かなり捨てている点があることが発覚します。

例えば、途中経過も示しながら、連立方程式を使って文章題を解く問題。
見ると、式は立てられているのに、そこで止まっています。

「時間、足りんかったん?」
「ううん。」

「じゃぁ、なんで、これ解かんかったん?」
「式、間違ってるだろうと思って。」

うっそーーー!!!!! ですよ。
間違ってるだろうって…、合ってるかもしれないじゃん!
実際、その問題の式、合ってるし。。。

あるいは、規則性の問題。
最後の小問は解けないとしても、その前の小問はそれほど難しくない。
それなのに、白紙です。

「これ、できると思うけど?」とだけ言って、
もう一度解いてもらうと、普通に正解するのです。

ここまでに、私が教えたことは何もない。
「その式合ってるよ」ということと、
「これ、できると思うよ」ということを言っただけ。

それで、10点上がります。

さらに、確率の問題。
樹形図、書けてるのに、数え間違い。
計算の問題。
解き方、わかってるのに、計算ミス。

さらに10点上がります。

いとも簡単に、20点捨てていたということです。
基礎学300点前後の子にはよくあるパターンです。

もう一歩踏み込めば、あと少し粘れば、
今の力でとれる点を捨ててくるのです。

まずは、今、自分がこんなにもったいないことをしているということを
知ってもらうことからです。
そして、その点を拾ってくるために、粘れるように練習をすることです。

知識を入れることも大事ですが、
市内普通科危険ゾーンの子たちには、
この練習こそが大事だと思うことはよくあります。

粘れていますか?
今一度、確認を!

( N )


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プロフィール

Author:自律学習ゼミ
徳島県で、家庭教師や塾講師をして、20年が過ぎました。そこで、この経験を生かして、小・中学生の君たちや、お父さん、お母さんに、何か少しでも役立つようなお話ができる気がして、このブログを始めることにしました。中学受験のこと、高校受験のこと、学校のこと、塾や家庭教師のこと、家庭学習や勉強の方法など、色々なことをお話ししたいと思っています。
2013.7.19.
・・・・・・
それから早10年が過ぎようとしています。ブログは、情報も古くなっていくので、5年分ぐらいが残るように、日々、刷新しています。2022年度より、自律学習ゼミとして、教室も移転し運営しております。「いったいどんな塾なの?」と興味を持たれた方は、下記のリンクからご覧ください。
2023.5.17.


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お問い合わせ nagao@ceramica-shigemi.jp

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