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どの学校に行くべきか 3

いい学校に入れたらその分子供も成長する。だからいい学校に入らなければいけない。
そういう価値観にはよく出くわします。しかし自分の実力にある程度見合っていないと、逆においていかれて苦しい思いをしたり損をすることもあるように思います。
中学受験や高校受験でなんとかこの学校に入りたいと頑張る気持ちは大切ですが、ギリギリで入学してもあとが大変。大学以降ならギリギリで入学してもいいと思いますが、中学高校では、進学校に入ってから低迷する「深海魚」というイヤな言葉すら存在します。
なんとか進学校に進めば、周りが勉強してるから自分の子も勉強するに違いないとか、授業のレベルが高いから(ついていけるはずだから)伸びるはずとか、先生のレベルが高いに違いないとか、いろいろと受験する理由は語られますが、進学校でもいじめや保健室登校はまあまあありますし、だめな教師はどこにでもいますし、上位の子は目をかけられますが下位の子はほったらかしとか、現実はかなりキビシイです。そんなに思うようにはいきません。

まずは毎日そこそこ楽しく学校に通えること。そこでたくさんの友達と付き合うこと。そして多くの経験を積んで精一杯いろんなことにトライして、その先に進んでいくこと。それが何よりも優先されることだと思います。そのためには、自分に合わない学校に行くのは残念なことになりやすい。下に合わせるのはつまらないですから受験勉強は大切です。でも背伸びしすぎて無理をしても、それが報われなければかなりキツい思いをするでしょう。

クールに、クレバーに、受験を乗り切りたいものですね。

  ( K )

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どの学校に行くべきか 2

中学高校の志望校を決めるときに私が大切だと思うことは、自分と価値観や学力レベルの近いところに行くことだと思います。
今行っている学校の中でも、自分の友達を見てみると、よく似たレベルの人間と付き合うことが多いのではないでしょうか。学校はたしかに勉強をする場所かもしれませんが、体育や芸術の時間もありますし、部活動もありますし、何より友達や他の生徒との人間関係が発生する社会でもあります。そこで気の合う人がほとんどいなくて、寂しく学校に行くことになれば、それはたとえ3年間であっても、つらくてもったいない時間になることでしょう。

ただ学校に行く間に自分も成長していくわけですから、たいして勉強もせずに受験して、行ける学校にそのまま収まって大人になっていくのももったいない。できれば自分のレベルを少し上げて、それに見合った学校をチョイスしたいものです。そのほうがいい友達に出会えて、後悔も少なくなりますし、いいことが多くなるように思います。

ただ、まだ受験までに何年もあるというときや、高い目標を立てたほうがやる気が湧くという場合には、今のレベルよりも高い目標を立ててもいいでしょう。その場合は時々状況や自分の気持ちを確認して、目標の修整をしたほうがいいかどうか検討しなければいけません。

新しい学校には希望があります。私も、素晴らしい選択ができるようにお手伝いできれば幸せです。

  ( K )

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どの学校に行くべきか 1

新しい生徒さんを受け入れると、本人と保護者の方に志望校を必ずお聞きしています。
親にはそれぞれポリシーがありますから、ガッチリと希望が固まっている人は多いですが、子供はそこまで決まっていることは少ないでしょう。大人と比べて全然経験していないのですから当たり前だと思います。

なぜその学校を志望校にしたのかという理由は本当に人それぞれで、あまり立ち入ることのできない部分ですが、子どもたちは子供らしく子供の価値観で志望の理由を伝えてくれます。

例えばよくあるパターンとしては、
そこの制服が好き!(女子に多い)ということで、私から見るとそんなに良いデザインとは思えない制服でも、服の好みはそれぞれですから、そうなのか~と思うよりありません。
しかしどう考えてもそれほど重要だとは思えません。ややもすると、志望レベルを下げることの言い訳になっているのではないかとさえ思います。上位の学校を志望している人で、あの制服は好きではないけれどあの学校に行きたい!というような話はあまり聞かないからです。誇りを持って入った学校の制服は、皆それなりに思い入れがあり好きになっていくものだと思います。

その次に多いのは、友達が行くから行くとか、嫌いな連中と同じ学校には行きたくない、という人間関係の理由です。後者の理由には納得することもままありますが、みんな友達が行くから!というのはどうにも納得がいきません。なぜなら新しい学校に行けば必ず新しい友達はできるはずで、今までの友達としか付き合わないなんてのは、あまりにももったいないからです。親友と別の学校になるのは寂しいものですが、高い目標を定めた人は、そのあたりをきっちりとドライに諦めていきます。

では大切なことは何なのでしょうか。

  ( K )

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大学合格状況(私立編)

では、今日は私立大学を見てみます。
私大は、多くの子が複数受験しているはずなので、
合格者数から割合を出すのはどうかと思いましたが、
まぁ、だいたい、同じような受験傾向にあると仮定すると、
何かが見えてくるかもしれないと思って、ざっくり集計してみました。

昨日と同様に、割合の多い順に並べてみます。

まずは、早慶上理。

文理
城ノ内
城東
市高
徳北
城南
城北

GMARCH&関関同立

城東
城ノ内
徳北
文理
城南
市高
城北

日東駒専&産近甲龍

城南
徳北
城ノ内
城東
城北
文理
市高

なんとなく、中心となっているレベル帯が見えたように思いますが、
いかがでしょうか。

GMARCH&関関同立は、
城東では50%を超えていて、城ノ内でも40%程度。
(多くの子が複数受験しているはずなので、実際の割合はもっと低くなるはずですが、
 便宜上、学年人数を分母にして割合表記にしています。)

ところが、日東駒専&産近甲龍になると、
城南と徳北が40%前後と多くを占めています。

つまり、それぞれの高校が得意とするレベル…というか、
そのレベルの生徒の割合が多いというか、
そのようなことが見えているように思います。

そうすると、やはり、最終的に、自分はどのレベルを狙っていくかによって、
行く高校を選ぶというのも、一つの手だと思います。

あるいは、中学受験であれば、
この城ノ内高校の最終到達地点を、把握しておいて、
子供にアドヴァイスするということは、重要だと思います。
わが子は、いったいどれくらいまで伸びる素養を持っているのか。。。
見極めるのはなかなか難しい問題ですが、
かなり、大事なポイントになると思います。


( N )

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大学合格状況(国公立編)

さて、昨日の続きです。
令和4年度の大学合格者数を、
各校のHPに掲載されているデータから、まとめてみました。
学校ごとに表記方法が違っているので、不確かな部分が残りますが、
概要は見えると思います。
(そのようなデータから個人的に集計した結果であるということは、
 くれぐれもお汲み置きください。)

集計した学校は、
市内普通科5校、城東、市高、徳北、城南、城北に
中高一貫校2校、城ノ内、文理を加えた7校です。

各校の定員が違うので、
合格者数から、合格者数の割合を出して比較してみました。

旧帝大のみを比較すると、割合が高い順に、

城東
文理
城ノ内
徳北
市高
城南
城北

神戸、広島ぐらいまでも含めても、その割合順位は変わらないのですが、
もう少しラインを下げて、徳大より上位の国公立の合計にすると、
少し順位が変わってきます。

城東
文理
城ノ内
市高
城南
徳北
城北

さらに、そこへ徳大も含むすべての国立大学を入れると、

城東
城ノ内
徳北
城南
文理
市高
城北

そこへ、公立も追加すると、

城東
城ノ内
徳北
城南
市高
文理
城北

と、多少、順位が入れ替わります。
国立のみで、50%を超えているのは城東のみで、
城ノ内が50%にやや及ばず、徳北、城南は40%前後となっていますが、
ここへ、公立を入れると、
城東、城ノ内は60%前後、徳北、城南は50%前後にまで跳ね上がります。
公立大学への合格者の割合が、思っていた以上に多い印象です。
公立大学が増加していることの表れでしょう。

国立医学部のデータは、徳北、城南では公表されていなかったので不明ですが、
市高が13名、文理が11名となっていて、
10名を超えているのはその2校のみとなっていました。
医学部を目指す子が、理数科か文理を選択する傾向が強く残っていますね。

私立の分析は明日に回すとして、
国公立の分析から、意識しておいてほしいことは、
今や、城東は難しいとか賢いとかいうイメージがつきつつありますが、
それでも、公立まで入れても6割程度しか合格できないということです。
城ノ内も然り。

つまり、真ん中より下で入学したのでは、
相当に頑張らなければ、そのレベルまでは到達できないということは、
中学生のうちから認識しておくべきだと思います。

城東に出願できるレベルの子であれば、
公立中学では、たいていは賢い子扱いをされているので、
そういう認識は持ちづらいかもしれませんが、
中学の時点で、その意識が持てるかどうかで出てくる差は
ものすごく大きいと感じています。

では、明日は、私立大学についてみてみようと思います。


( N )

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プロフィール

Author:Shigemi
徳島県で、家庭教師や塾講師をして、20年が過ぎました。そこで、この経験を生かして、小・中学生の君たちや、お父さん、お母さんに、何か少しでも役立つようなお話ができる気がして、このブログを始めることにしました。中学受験のこと、高校受験のこと、学校のこと、塾や家庭教師のこと、家庭学習や勉強の方法など、色々なことをお話ししたいと思っています。2013.7.19.

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