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文系か理系か

おそらく、国公立大が射程圏内に入るくらいの子たちなら、
自分は、文系か理系かなんて考えたことがあるのではないかと思います。

将来、どっち系の大学へ進学したいか…とか、
それくらいの成績の子は、考えていますよね。

でも、中学生なら、
まだ、どっちか決めかねている子も多いものです。

ここで、気をつけたいのは、高校の選択です。

ただ単に、市高理数科とか、城東とか、
賢いと噂のところを受ければいいわけではない。

もちろん、もう既に、絶対に理系に進みたいと決まっているならば、
市高理数科や、城南応用数理も間違いではないですが、
まだ、「文系かも?」という迷いがあったり、
文系の学部に興味があったりする場合は、要注意です。

チェックしたいのは、各高校の授業カリキュラム。

例えば、市高理数科は完全に理系の学科ですよね。
そこで文系に変わりたいと思った場合、
どういう選択が可能なのか・・・、知っておく必要があります。
学校説明会で、確認したいポイントの一つですね。

もちろん、文転もできますし、フォローしますと言われはしますが、
実際のところはどうなのか。。。

うちの卒業生で、市高理数科で文転した子たちの話では、
やっぱり、理系教科が必修なのはしんどいし、
思ったほどのフォローはしてもらえなかったようです。
東大、京大を受験した子たちでもそれですから、
現場の声として参考にしてもらえればと思います。

徳島の高校は、理数科学科、応用数理科など、理系の学科が多いので、
気をつけておきたいポイントではないかと思います。

「理系の子は文転できる」というのは、
履修科目が理系の方が多いから言われているだけのことで、
その場合にかかってくる負担のことまで、考えられてはいません。

オープンスクールで、しっかりと確認して、
先輩たちの話もしっかり聞いて、
よく考えて進路選択をしたいですね。

( N )


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将来のこと

もうすぐ夏休みなので、家族と話をする機会も増えると思いますが
是非とも、将来のことについての話もしてほしい。

なりゆきのままに、自分の点数に合わせて、
高校選びをしている子があまりに多いんですよね。

将来、やりたいことがわからない、
将来、なりたいものがない、
未だに中学生からよく聞きますが、
中学生って、
そんなのん気なことを言っていてもよい年齢ではないと思うのです。

少なくとも、高校を選ぶ時点で、
自分の進む先が見えていなければ、
いったいどの高校を選べばよいのかすらわかりません。

点が足りてるから、普通科?
点が足りないから、商業や科技?
こんなんでいいのでしょうか?

まぁ、大きなお世話かもしれませんがww

でも、大学に行きたいのか?就職したいのか?
どんな大学に行きたいのか?どんな仕事がしたいのか?
それによって、行くべき学校って違ってくると思いますよ。

例えば、商業に行って、国公立大といわれても、
これはかなりの狭き門になりますし、
だいたい、受験科目の授業が無かったりしますからね。
それを、全て自分でやらなければいけないわけです。

スタートのレベルから考えて、
2年や3年で追いつけるとは到底思えません。

その気になったら、その時に・・・
なんて、悠長なことを言っていたら、
今更、手遅れってことにもなりかねません。

人生、思い立った時がスタート地点というのでも良いとは思いますが、
な~んにも考えていなくて、それは、どうなんだろう?

もちろん、進む道を決めろと言っているのではありません。
ただ、「わからん」ではなくて、考えようよということです。

どんな仕事が世の中にあるのかも知らないし、
どんなことに興味を持つのかもわからない。
でも、それって、降って湧いてくるのではなくて、
気にしているから、考えているからこそ、キャッチできることだと思うんです。

こういうことが好きかもしれない…
なんとなく興味があるな…
こんな程度でもいいのです。

小学校のころから、そういう意識をしていると、
何かの折に、気付くことがあったり、気になることがあったり、
そうこうしながら、進みたい道が見えてくると思うのです。

徳島の子たち、ちょっとのんびりし過ぎのような。。。


( N )


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中位層の高校選び(続き)

昨日の続きです。

やっぱり、勉強はキライで、
将来のことも「わからん」で通すCさん。
ことごとく勉強を避けます。

志望校調査には、市高と書いてはいますが、
だんだんと、それも危うい成績になってきました。
そりゃぁ、勉強しなければ、そうなりますね。

Aくん、Bさんは、ここで、お母さんが強制的に勉強をさせましたが、
Cさんの場合は少し違っていました。
「ここまで話しても、したくないなら、それでいい。。。」

先に諦めたのはお父さんお母さんでした。
「このまま下がって、行きたい学校に行けなくなっても、
 それはそれでこの子の人生じゃないだろうか?」と。

結局、Cさんも徳商に行きました。

どれが正解なのかはわかりません。
強引に勉強させて、普通科に滑り込ませた結果、
結局普通科ではうまくついていけずに終わる子もいますし、
中退してしまった子もいます。

一方で、入ってしまったら、頑張って、
それなりになんとか大学へ進学した子もいます。

実業校に下げたことで、自分にとっては余裕のあるレベルになって、
のびのびと高校生活を謳歌できた子もいます。

逆に、下げてしまったことで、
大学に行きたいと思ったときには、勉強していない教科が出てきて、
諦めざるを得ない状況になった子もいます。

人生、一つのことしか体験できませんから、
どっちがよかったのかは、だれにもわかりませんが、
見ていて思うことは、
自分で考えて、自分の意志で行動していなければ、
後悔した時には、誰かを恨むんだろうな…ということです。

だからこそ、中学生には、自分で考えて行動してほしいと思います。
そして、小さいうちから、
自分で考えて行動することを習慣にしておくべきだと思うのです。

一度しかない人生ですから。。。

( N )



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中位層の高校選び

さて、今日は、もう少し下がって、中位層。
基礎学300点くらい。
附属中学の人には、「それ真ん中ですか?」と言われそうですが、
地元公立では、これは真ん中より少し上です。

そういう子たちの高校選びはと言えば、
多くが「行けるところに行く」ww

つまり、あまり高校には興味がなく、
友達と一緒のところに行くとか、友達が行かないところに行くとか、
点数が足りてるところに行くとか。。。

オープンスクールのころには、そういうことすらあまり考えていなくて、
まともにオープンスクールに行っていない子もいたりします。

もちろん、そうではない子も、中には、いますが、
見ていると、どうもそういう子が大多数です。

そうすると、上位層やトップ層よりも、
もっともっと家族の影響を色濃く受けます。

「勉強はキライ」と宣言していたAくん。
だったら、科技高とかの方が良いんじゃないの?と、私は思いましたが、
お母さんが、頑として、「普通科しか考えられません!」と言うのです。

Aくんは、勉強が嫌いですから、当然、勉強はあまりしません。
中3になったからと言って、特に変わることはない。
ところが、お母さんの執念が、Aくんをその気にし始めました。

結局、中3後半は、お母さんと二人三脚で、けっこう勉強しました。
ほとんどべったりで、毎日、お母さんと勉強してました。
結果、城北に滑り込みました。

同じように、勉強が嫌いでも、違うパターンもありました。
勉強はキライだし、将来のことはわからないけど、
とりあえず、志望校調査には城南と書いていたBさん。

最後の最後まで、勉強を避けようとして過ごしたように思います。
ところが、Bさんも、お母さんが強い。ww
見張って勉強させていました。

それでも、過去問を解く時期になって、まだ、
隙さえあれば答えを写してたBさん。
なんだか、親子のバトルだなぁ。。。と思いながら見ていましたが、
まぁ、そんな調子でしたから、成績はそうそう上がりはしないですよね。

結局、徳商に下げて受験しました。

こんな逞しいお母さんばかりでもありません。

その話はまた明日。。。

( N )



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上位層の高校選び(続き)

基礎学400点ぐらいの子たちの高校選びの続きです。
普通は、城東、城南、市高、北高、候補に挙がるでしょう。

多くは、距離的なことや、
このところ、かなり明確にランキングがついてきているので、
そんなことも考慮して考える場合が多いように思います。

意外と知らない人が多いのは、
学区内と学区外の点数差から生まれる違い。

例えば、学区内の子なら、
北高普通科よりも、北高国際英語科の方が難しい。
国際英語科がダメだったら、普通科にスライドします。
「国英なん?すご~い!」なんて聞きますよね。

ところが、学区外の子からすれば、
普通科がダメだったら、国際英語科にスライドということを考えます。
全学区でとってくれる国際英語科よりも、
学区外の普通科の方がボーダーが高くなるのです。

初めから国際英語科を希望した学区外のCくんでしたが、
「なんで普通科にしなかったの?」と、ママ友に言われたと
お母さんのテンションだだ下がりだったことがありました。

いやいや、お母さん。
普通科じゃなくて、国英に行きたかったんだから、どうしてテンション下がります?
って思いましたが、ママ友関係というのは、なかなか大変そうです。ww

城南の応用数理なんかも同じですね。
こういう現象が起きていないのは、市高だけです。

で、何が言いたいかというと、
上位層は、専門学科と普通科の英数クラスに分散しているということです。
専門学科の下に、普通科英数クラスがあるわけではありません。

もっと言えば、市高だって、単純計算して、40番までが理数科ではないはず。
理数科のオンザバブルチームと、普通科の英数クラス上位は、
混じり合っていますよ、絶対。
学年が上がれば、もっと混じり合うと思います。

各高校の進路状況はHPに掲載されていますから、
そういうのもしっかりと加味して、
自分が、高校に何を求めるのかをよく考えておきたいですね。
その上で、オープンスクールに参加すれば、きっと見えるものが違います。

もちろん、3年間過ごすわけですから、
勉強ばかりでもありません。
行事や、学校の雰囲気も大事です。

しっかりと自分の目で見て確かめて、
みんなの意見も参考にしながら、
最終的には自分で決めてほしいと思っています。


( N )



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プロフィール

Author:自律学習ゼミ
徳島県で、家庭教師や塾講師をして、20年が過ぎました。そこで、この経験を生かして、小・中学生の君たちや、お父さん、お母さんに、何か少しでも役立つようなお話ができる気がして、このブログを始めることにしました。中学受験のこと、高校受験のこと、学校のこと、塾や家庭教師のこと、家庭学習や勉強の方法など、色々なことをお話ししたいと思っています。
2013.7.19.
・・・・・・
それから早10年が過ぎようとしています。ブログは、情報も古くなっていくので、5年分ぐらいが残るように、日々、刷新しています。2022年度より、自律学習ゼミとして、教室も移転し運営しております。「いったいどんな塾なの?」と興味を持たれた方は、下記のリンクからご覧ください。
2023.5.17.


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お問い合わせ nagao@ceramica-shigemi.jp

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