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レベルが揃うということ

自分と同じレベルの子たちと、
自分よりの少し上のレベルの子たちが集まるところで学ぶと、
勉強しやすいことは間違いありません。

中学受験をする子たちの親御さんが、
「環境を整えてやりたい」という言葉の中には、
こういう意味も多く含まれていると思います。

もちろん、社会性という目で見れば、
いろいろなタイプの子たちの中で、もまれることも大事です。
しかし、勉強という面で見ると、
いろいろなタイプの子が混ざっている中では、
なかなか難しい側面があるのも事実です。

地元公立は、まさにその例で、
同じ中学2年生でも、正負の数の計算が満足にできない子もいれば、
二次方程式でも解くんじゃないかと思う子もいます。

そんな子たちを前に、授業をするのです。
学校の先生がいかに大変か、想像に難くありません。

当然の結果として、
正負の数の計算ができない子は、置き去りにされ、
二次方程式でも解けそうな子は、退屈でつまらない授業になります。

これだけの差があれば、
どのタイプの子も一緒に引っ張っていける授業を展開できる先生なんて、
まず、いないでしょう。

ところが、中学受験をクリアした子たちが集まる学校では、
少なくても、正負の数の計算ができないような子は混ざっていないはず。

そこはそこで、またレベルの差がありますが、
地元公立ほどのかけ離れた差ではありません。
当然、その分、授業もスムーズに進みます。

レベルがそろっていると、教えやすいし、学びやすい。
そして、適度な競争が生まれ、いい環境になるのもわかりますね。


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受験の目的

進路相談の話をすると、
この環境に入れておいた方が、あとあと楽だから。。。
というような話題が出ます。

つまり、城ノ内中や文理中に入れれば、
少なくとも高校受験はないし、
附属中で、高校受験があるにしても、
旧総選校もヤバい。。。みたいなことになる確率は低そうだ。。。というのです。

でも、それって、初めから、ビリ這う計算なんですか?って思います。
そういう発想で話をする家庭の子供は、
「地元の中学校に行ったら、勉強できんし。。。」とか言う子が多い。

地元からだって、東大に行く子は行きますから!
勉強をする意思がどのくらい強いかが問題です。

地元に行ったら、ダメになるから、受験する。。。みたいな考えで受験をした子は、
だいたい進学先でもパッとしません。
モチベーション低すぎです。。。

城ノ内に行くのなら、
城ノ内の特性を十分に生かすために行くのでなければ。。。と思いませんか?
もちろん、文理も、附属も、同じです。

要するに、学力に関して言えば、
トップクラスの子たちを育てようとしている学校へ行くのですから、
トップクラスを目指す子でなくては意味がないと思うんですよね。

なのに、最近、特に、公立中高一貫校を狙う子は、
そういう、イマイチな発想の子が多い気がします。
地元の中学校は、悪いし。。。って言うんです。
でも、受験の目的って、そもそもそこ?って思います。

中学受験の勉強を一緒にする場合は、
悪くても中の上ぐらいで入って、
そこからトップクラスへ上がって行けるように設定して指導するのですが、
公立中高一貫校を狙う子の場合は、
設定が噛み合わないことが時々あるんです。

なんだかなぁ。。。と思ってしまうことの一つ。。。


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中学受験に思う・・・

公立がいいのか、私立がいいのか、はたまた附属がいいのか。。。
色々と考えてしまいますよね、中学受験。

子供自身は、ほとんどな~んにもわからない状態ですから、
結局のところ、親が吟味して選んで、その方向へ向けていく。。。
という形になりますね。

そうすると、ますます責任を感じて、
思い悩んでいるお母さん方が多いんですよね。

前々から、私は地元公立派だと明言していますが、
誰でも、どの子でも、地元公立がいいかと言えば、
そうではないと思うんです。

地元公立で、もまれて、鍛えられて、
その中でトップをとり続けて、他の中学受験組と合流したときに、
きちんと目指すべき位置をキープできるなら、
地元公立がよいと思います。

でも、それには、家庭のものすごい努力が必要です。
学校では当たり前のことを、当たり前ではないと仕込むことが出来ないと、
不可能だと思います。

具体的にいえば、
先日から、ず~っと書いていたような
低学年で身につけておきたいことは、普通に学校だけで過ごしていたら、
まず身につかないという実感があります。

それを身につけるのが、普通だと思わせる。。。

文字を丁寧に書いたり、計算式もきちんと書いたり、
学校から帰ったら、毎日学校以外の家の勉強をきちんとやったり、
いわゆる、文理や附属の子たちが普通にやっていることを
公立にいながら、普通にできるようにするんです。

これは、なかなか大変な作業だと思います。
地元公立小なら、月末テストがあるわけではないし、
実力テストもあるわけではないし、
塾教材みたいなワークの宿題があるわけではないし、
受験があるわけではないし。。。

そんな中で、それとほぼ同等のことをさせるのは、
なかなか大変なことだと思います。

でも、それをやってのけたら、
社会の縮図の中で、もまれる分だけ、人間性は鍛えられそうです。

が、それがうまくいかず、
いっそ、受験しといたほうがよかったかもね~って思ってしまう子も中にはいます。

逆に、受験して進学したけれど、
学業はパッとせず、
変なプライドが身に付いた分、損したかも~って思う子もいます。
でも、学校がものすごく合っていて、
これを環境が合うって言うんだよね~って思うような子もいます。

本当にそれぞれなんです。
家庭環境と、本人の適性と、学校の特色と・・・
全てをよく吟味して、選ばないといけませんね。



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中学校選び

徳島での選択肢はものすごく少ないのですが、
それでも、というか、それ故に、悩んでおられる方は多いように思います。

附属か、城ノ内か、文理か、地元か。。。。

そんな話をしているときに、いつも思うことがあります。
何を基準に選びたいのだろう?

もちろん、気になることはたくさんあります。
どこの中学の進学率がいいのか?
どこの中学が雰囲気がいいのか?
どこの中学がうちの子に合っているのか?
遠距離通学をするだけの価値があるのか?
高い授業料を払うだけの価値があるのか?
考え始めるときりがありません。

しかし、一番考えるべきは、
うちの子は、この中学に入った場合、
現状だと、どれくらいの成績に位置することができて、
その場合、この学校はうちの子に合っているのだろうか?
ということだと思うのです。

例えば、附属とひと言に言っても、
トップ層と最下位層では全く世界が違います。

さらに、城ノ内の上位層の子なら、
附属でも上位層にいられるかと言われれば、
現状では、全員が全員そうだとは言えないというのが私の実感。

自分と同等、あるいは、自分よりも上位の子たちがたくさんいる方が、
刺激になって頑張れる子なのか、
それとも、
自分がある程度上位層である方が、調子にのって頑張れる子なのか、

厳しい環境だと、嫌になってしまう子なのか、
それとも、
厳しい環境のほうが、燃えてくる子なのか、

ゆるい環境でも、外の世界を見ながら頑張れる子なのか、
それとも、
ゆるい環境だと、すっかり染まってしまって遊んでしまう子なのか、

それぞれ性格も家庭環境も違うので、
よく吟味する必要があると思います。

その場合、やはり、自分はその学校に入った場合、
どのくらいに位置できるのかを、ある程度明確に知っておく必要があります。
しかし、それを知るすべがないのが現状なわけで。。。

一緒に勉強をしていると、なんとなく、わかるものなのですが、
私一人の意見ではどうも信ぴょう性が低い。ww

徳島って、そういう客観的なデータの取りようがないところが
ダメなんだと思うんですよね。

高校選びも同じなんですけどね。



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向き不向き

徳島では、中学受験をする人の方が断然少ないので、
「中学受験をする」なんて言うと、
「へ~、賢いんやな」なんて声も聞こえてきます。

もちろん、ある程度の学力がないと合格できないわけですから、
それなりに、勉強もするでしょうし、それなりにできるようにはなります。

でも、中学受験で、一番考えてほしいなと思うことは、
どの中学に行くのが、その子に一番合っているかということです。

中学は、それぞれに特徴があります。
文理、附属、城ノ内、地元公立。。。

どの環境で過ごすことが一番合っているか。
長い目で見て、将来、一番いい方向へ向かいそうなのは・・・と考える必要があります。

「城ノ内に行ってるの?優秀ですねー」なんて、言われるために行くのではないはず。
確かに、学校の授業環境は、地元公立に比べるとよいです。

しかし、地元公立は、いわば社会の縮図。
そっちの方が人間的に大きくなれる子もいます。
どちらが、この子には合っているだろうか。
どちらを優先するべきだろうかということです。

能力的に見ることも必要です。
早い時期から、ぐんぐんとのみ込んで、伸びていく子もいます。
でも、初めはゆっくりで、途中から一気に加速がついたように伸びる子もいます。

初めはゆっくりのタイプなら、文理に行くのはきついはず。
潰されてしまいます。

文理小学校や附属小学校の子はなおさらです。
何も考えずに、そのまま受験して進学すると思いますが、
一歩立ち止まる勇気は必要だと思います。

ずいぶん前ですが、
文理小学校の子のお母さんに、地元公立を勧めたことがあります。
「今更、地元になんか行けません!」即答でした。
でも、明らかに向いていない学校に行って、
辛い思いをするのは、子供本人なんですよね。

一度仕切り直して、
地元公立に行ってみるというのも手だと思ったのですが。。。
世間体やプライドもあるでしょうし、
なかなか難しいものなのかもしれません。

逆に、お母さんのほうから、公立に出そうと思うと相談を受けたこともあります。
長い目で見れば、それはその子にとっては良い結果になったようです。

どっちもやってみて、選べるなら一番いいのですが、
人生、一度きりですから、その選択はなかなか難しいものです。

でも、一度きりだからこそ、世間体やプライドや意地ではなくて、
本当にその子に合っているところ、
本当にその子が必要としているところを選んであげてほしいですね。




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プロフィール

Author:自律学習ゼミ
徳島県で、家庭教師や塾講師をして、20年が過ぎました。そこで、この経験を生かして、小・中学生の君たちや、お父さん、お母さんに、何か少しでも役立つようなお話ができる気がして、このブログを始めることにしました。中学受験のこと、高校受験のこと、学校のこと、塾や家庭教師のこと、家庭学習や勉強の方法など、色々なことをお話ししたいと思っています。
2013.7.19.
・・・・・・
それから早10年が過ぎようとしています。ブログは、情報も古くなっていくので、5年分ぐらいが残るように、日々、刷新しています。2022年度より、自律学習ゼミとして、教室も移転し運営しております。「いったいどんな塾なの?」と興味を持たれた方は、下記のリンクからご覧ください。
2023.5.17.


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お問い合わせ nagao@ceramica-shigemi.jp

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