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勉強の習慣

勉強ができない原因の一つに、
「そもそも勉強の習慣がない」というのがあります。

毎日、決まった時間に勉強をすることが、
生活パターンの中に組み込まれていない子は、
実は、けっこういるのです。

この仕事を始めて、驚いたことの一つでもあります。

小学校にも上がれば、
学校から帰ったら、勉強するのは当たり前だと思っていましたから。。。

でも、そんな風に育っていない子の方が、
どうやら多いようです。

学校から帰ったら、まず学校の宿題をして、
それから、予習とか、復習とか、自分の勉強をするのは、
当たり前でなければ、勉強ができるようにはなりません。

残念ながら、それが当たり前ではないまま、
中学生になってしまった場合、
とりあえず、漢字や計算、英単語暗記からでよいので、
毎日するようにしましょう。

それが第一歩ですね。

( N )



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夏休みに向けて

夏休み前が来ると、
長い夏休み、何をするべきか…という質問が必ずあります。

まぁ、受験生たちにとっては、
学校の授業が止まっていて、なおかつ、
自分の時間がふんだんにある最後の長期休暇なので、
まさに、勝負の夏!といったところでしょう。

少々背伸びをした受験の場合は特に、
夏休みの間に、どうにかして追いついていこうと考えざるを得ません。

しかし、小学生の場合、
夏休みぐらい、机に向かう時間を減らして、
大切な経験をいっぱいしてほしいと思います。

お母さんと洗濯や掃除をしたり、料理をしたり、
お父さんと土いじりをしたり、家の中のどこか具合が悪いところを直したり、
そういう日常の経験です。

昨日の熊川先生の記事ではありませんが、
長期休暇だから、キャンプだ、サーフィンだ、家族旅行だ!なんてかしこまらなくていいのです。
体験は日常の中にこそ転がっています。

もちろん、親にとってみれば、
家事なんて、さっさと自分で片づけたほうが、よほど早く仕上がるでしょう。
なんなら、キャンプに行ってくれれば、のんびりできます。

しかし、普段の2倍の時間がかかっても、
一緒に掃除したり、料理したり、草むしりをしたりすると、
当然沈黙ですることはないでしょうから、色々と話をして、
時には、手を切ったり、虫に刺されたり、そんな体験こそ、大事だと思うんです。

そういうところから、想像力だったり、思考力だったり、
いろいろなものが培われているように思います。

私自身は、小学生のころを振り返ると、
やはり、そういう体験はとても多かった記憶があります。

祖母が調理師だったので、食事前の台所には、いつも祖母がいて、
食べることがあまり好きではなかった私に、
あれこれ料理を手伝わせてくれていました。

簡単な料理の下ごしらえから始まって、
とにかく、今、作っていることの解説をしながら作ってくれるのです。
そして、できそうなことは触らせてくれていました。

気が向いたときに、ふら~っと台所に行ってやるだけですから、
もちろん、失敗もたくさんしました。
しかし、それこそ貴重な体験だったわけです。

父は、不規則な時間帯の勤務が多かったので、
子供の暇な時間に家にいることも多く、
猫の額ほどの庭はもちろん、隣の空き地や、近くの山によく一緒に行きました、

植物のこと、虫のこと、鳥のこと、モノづくりのこと、
色々な話をした記憶があります。
かしこまって話をするのではなく、その時その時、目に飛び込んできたものをネタに、
あれこれと話題は膨らみますよね。

夏休みの工作も手伝ってはもらっていましたが、
工具なども、こうやるとケガをするという説明を受けても、
当然、手を切ったり、擦ったり、しますよね。
そうやって体験しながら、覚えていくのだと思います。

子供たちの話を聞いていると、
とにかく、そういう何でもないような身近な体験があまりに少ない気がしてなりません。

先日も、飛行機雲のことを糸と針に例えた詩があったのですが、
その糸と針が何を例えているのかがイメージできないのです。
しかし、それって、机に向かって、飛行機雲というのはこういうもので…
なんて思えることではないと思うんですよね。

ある日、空を見上げた時に見た飛行機雲の記憶があってこそ、
その詩のイメージが思い浮かぶのです。

些細なことのようですが、
そういうことから、人生って豊かになっていくのではないだろうか…と思うのです。
人生の豊かさにつながる些細な体験をたくさんしてほしいな~と思っています。


  ( N )

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スーパーで買い物しよう

子どもだけで旅行をするほどのことではなくても、経験値を上げることは普段の生活の中にも転がっています。

一番のおすすめは、スーパーでの買い物です。昔は親が忙しかったので、「お使い」に行かせるということがままあったのですが、最近は一人でお使いしている子どもは全く見かけません。
テレビでも、初めてのお使いなんていう番組がありましが、あそこまで極端なことをしなくても、買い物に行くときに一緒に連れて行って、野菜や魚の名前や旬の話とか、節句や季節のイベントの話をしたりとかするだけでも、子どもの教養は上がってきます。
小学校の小さいうちは、スーパーの駄菓子売り場で100円だけ渡して、なんでも好きなものを3つ以上買いなさい、というゲームをするのもいいですし、高学年から中学生くらいになれば1000円くらい渡して、これで夕飯のおかずを一品作ってよ!とゲーム感覚でお願いするのも楽しいでしょう。
必要量や予算の計算はもちろんですし、今は何がおすすめの食材なのかとか誰が喜ぶかとか、いろいろと考えで頭がいっぱいになることでしょう。

これならリスクもありませんし、簡単に経験値を上げられます。多少は面倒くさいと思いますが、それこそが教育というものです。
多分一石二鳥どころか、三鳥にも四鳥にもなると思いますよ。

  ( K )

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体験すること

時代の変化にコロナも影響して、
日常生活での様々な体験が足りていないなぁ…と思うことが一段と増えています。

もちろん、スポンジのように、何でも吸収している子もいるのですが、
え?そんなこと、知らない?と思うような出来事もしばしば起きるのです。

例えば、食塩水の問題。
算数でよくあるやつですが、食塩水の水を蒸発させると、濃度がどうなったか。。。
などと問われることはよくあります。

割合の問題なのですが、ここで、驚愕の事実が発覚します。
「食塩水って、水を蒸発させたら、どうなる?」
なんて質問してみると、
「消えてなくなる」と言うのです。

「ん?食塩はどこいくん?」と確認すると、
「水と一緒に蒸発する」
んー。。。

おうちで、食塩水をお鍋に入れて、蒸発させてみて。
途中で、量が減ってきたら、なめてみて、辛さを確かめてみて。
水がなくなったら、何も残らないのか、
それとも、何かが残るのか見てきて。
なんていう宿題を出してしまいます。

実は、先日も、別の子ですが、
「日干しれんが、作ってみて!」なんて宿題を出してしまいました。
本式じゃなくてもいいから、
土に水を入れるとどうなるか、
それを天日干ししたらどうなるか、
さらに、それに水をかけたらどうなるか。。。体験してほしいのです。
なぜなら、泥遊びも、砂遊びもしたことがないと言うからです。

もちろん、私だって、大人になって、エジプトくんだりに旅行に行くまで、
本物の日干しれんがなんて見たことはなかったのですが、
それでも、日干しれんがのイメージは社会で習っただけで持っていましたし、
雨降ったらやばいんちゃうん?とか、
砂漠は降らんか…とか、色々イメージしてた記憶があります。

まぁ、私は陶芸家になってしまうくらいなので、
幼児のころに、泥遊びは当然してます、昔ですしね。
でも、そうすると、土やら砂やらに水を混ぜたらどうなるとか、
それが乾燥したらどうなるとか、そういう実体験があるわけです。

机に向かって覚えるばかりが勉強ではないのです。
というか、むしろ、それ以外のことのほうが重要なんですよね。

まもなく、ゴールデンウィークです。
是非とも、色々な体験をしてください!



( N )


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家庭内での会話

授業中の雑談で、
学校での話や、おうちでの話をすることがあります。

そんなとき、家庭内での会話の様子が浮き彫りになります。

家庭内でおしゃべりな子なら、国語力があるか…と言われると、
実は100%そうとは言い切れません。
2タイプあるのです。

すごくわかりやすく、話を展開してくれる子もいれば、
何かにつけて、質問していかなければ、話が通じない子もいるのです。

前者は、国語が得意な子、
後者は、苦手な子です。

違いは何か…。
後者の子は、きっと、お母さんが先回りをして、
話が展開していくタイプの会話をしているのでしょう。

普段、密に子供と接しているお母さんです。
子供が言わなくても、言おうとしていることの察しがついてしまうのです。
だから、ついつい、そういう会話をしているのだと思います。

例えば、「けんちゃんが泣いた」ということを聞いただけで、
今日は、リコーダーを持って行かなきゃいけなかったから、
多分、普段から忘れ物が多いけんちゃんは、忘れて行って、
先生に叱られて、泣いたのだろう…

と、そこまで、連想できてしまうのです。
そこへ、「音楽の時間にな」なんて説明が付けば、もう確定です。
ぜ~んぶ、お母さんが話して、
「そうそう、そうなんよ」とだけ言えば、会話成立です。

「今日、音楽の時間にな、けんちゃん泣いたんよ」とだけ言えば、
話は通じてしまうのです。
でも、他の人には、何のことやらですよね。

気付かずに、こういう会話をしてしまっている家庭は、
意外とあるように思います。

日常化しているから、気付かないんですよね。
大丈夫ですか?
日常会話、と~っても大事です。


( N )


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プロフィール

Author:自律学習ゼミ
徳島県で、家庭教師や塾講師をして、20年が過ぎました。そこで、この経験を生かして、小・中学生の君たちや、お父さん、お母さんに、何か少しでも役立つようなお話ができる気がして、このブログを始めることにしました。中学受験のこと、高校受験のこと、学校のこと、塾や家庭教師のこと、家庭学習や勉強の方法など、色々なことをお話ししたいと思っています。
2013.7.19.
・・・・・・
それから早10年が過ぎようとしています。ブログは、情報も古くなっていくので、5年分ぐらいが残るように、日々、刷新しています。2022年度より、自律学習ゼミとして、教室も移転し運営しております。「いったいどんな塾なの?」と興味を持たれた方は、下記のリンクからご覧ください。
2023.5.17.


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お問い合わせ nagao@ceramica-shigemi.jp

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