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ケアレスミス対策(その2)

テスト中の見直しは、
「問題用紙の方に、もう一回解いて」と、よく言っています。

特に、時間が余る英語と中1の数学。
自分が解いた計算式や答えを見ながら見直しても、
間違いを発見できる確率はかなり低いと思います。

視覚というのは恐ろしいもので、かなり誘導されるんですね。

小学生の割り算や掛け算のひっ算なんかでも、
書いてあるのを見ながらチェックすると、
間違いを見つけるのはなかなか難しいものです。

自分で新しく解いて、それと比べるに限ります。

だから、テスト中も、そうやって見直しをするのです。

1回目は、答案用紙に書いていきます。
2回目は、問題用紙にまた一から解き直します。
そして、2回目の答えと1回目の答えを照らし合わせるのです。

答えが違っているものだけ、もう一度解いてみればいいわけです。

まぁ、これでも、同じ間違いをすることは結構あるのですが、
答案用紙を見ながら、見直しをするよりは、
多く見つかるはずです。



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ケアレスミス対策(その1)

小・中学生の悩みの一つにケアレスミスがあります。
これに悩む子は結構多いはず。。。

一番多いのは、問題の読み飛ばし。
時間もないし、一気にバーーっと読むと、
大事な文言を見落としてみたり、
重要な指示を読み飛ばしてみたり。。。

そうすると、まず思いつくことは、
「大事なところに線を引きましょう」というやつです。
が、意外とこれは効果が薄い。

なぜなら、慣れてくると、線を引くのはただの作業と化してしまって、
線を引いているにもかかわらず、読んでいない。
重症だ。。。と思うかもしれませんが、
意外と普通によく起こっています。

結局のところ、線を引いても引かなくても、
とにかく、そういう意識を持つことに尽きます。

きちんと読んでも、読み飛ばしても、
正味、かかる時間はさほど違わないのですから、
じっくり、きちんと読むことです。

焦って読んでも、ゆっくり読んでも、
たいして時間は変わらないということを知ることです。

それなら、ミスが少ない方がいいですものね。



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授業に集中する

授業中、集中して聞いていれば、
けっこう覚えてしまえるものです…なんて話をすると、
どうやったら、集中できるの?なんて、言われることがあります。

集中しよう!って思って、集中するものではないですものね。。。

例えば、授業の終わりに、今日の授業の小テストがあるとすれば
授業中に先生が言っていることを、覚えようとしますよね?
それって、集中しているってことです。

例えば、今日きいた授業を、後で、今日休んでいた子に、
全部解説してあげなければいけないとします。
うまく説明できるように、よく考えながら聞きますよね。
それが集中しているということです。

だから、集中して、授業を聞いていると、
勝手にできるようになります。
そういうものです。

是非、新学期から試してみてください。



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ジェネレーションギャップ

この間、同業の友人とも、話題になったのですが、
ジェネレーションギャップを感じすぎるという話。ww

例えば、中2の確率問題。
たいてい、トランプやさいころを使った確率の問題が出ますが、
トランプの絵札の意味が分からない子の割合が年々増えている気が…。
トランプとか、しないか。。。

先日も、「ハートのエース」と言われてもピンとこない生徒がいました。

「ハートのエースって何枚ある?」
「4枚かなあ?」

えっ、そこから、解説?って思いましたが、
どうやらこれは、特別なことでもないらしい。。。

あとは、小学生の国語などでも、
「春の野原で、すみれの花を見つけるよう…」なんて表現の意味が分からない。

「どこにでもあるから、超簡単!って意味でしょ?」
「へ~、そうなんですか…」

んー、どうしたものか。。。
こういう表現も、子供のころ、
レンゲやクローバーで冠や首飾り作った世代にしか通用しないのかしらん。




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成績の状態変化?!

よく生徒たちに話しますが、
成績の上がり方というのは、綺麗な比例のグラフのようにはなりません。
理科で、物質の状態変化のグラフ、出てきますよね?
あんな感じに変化するものです。

つまり、ある地点で、全く上がらない状態が続いて、
あるところから上がり始める。
平らな状態があるグラフになるのです。

もちろん、一回一回の成績をグラフにしてみても、
そうはならないと思いますが、
やってるのに上がらないなぁ…という状態を
経験したことがある子も少なからずいると思います。

それが、グラフでいう平らな状態に、
今、いるということだと思うんです。

それをしばらく我慢できれば、そのうちにじわじわと上がり始めます。

そうやって、上がった成績は、下がりにくいものです。
逆に、一夜漬けや、短期決戦で、一気に上げた成績は、
一気に上がるかもしれませんが、一気に下がります。

そして、なによりも怖いのは、
じわじわ下げた成績は、なかなか元には戻りません。

勉強していないのに、成績下がらないから大丈夫
なんて思っていると、状態変化のグラフの逆バージョンです。
今までの貯金で、平らなところにいるだけなのに、
大丈夫だと思っているわけです。

ある時、じわじわ落ち始め、
気付いて勉強を始めても、そう簡単には元には戻りません。

この話は、当事者には、なかなか伝わりません。
たいてい、落ちてしまってから気付きますが、
後の祭りですね。

そうならないように、新学期、気を引き締めたいですね。



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わからないと感じること

パパ塾・ママ塾で、しっかりと教えていらっしゃる親御さんなら、
きっと感じていらっしゃることだと思いますが、
子供の勉強をみるときに、大事なことの一つは、
「教えすぎないこと」です。

難しすぎて、さっぱりわからないことに、
粘り強く取り組むなんてことは、
子供にとっては、なかなか難しいことですが、
だからといって、全て先回りして、教えられてしまうと、
できるようになることが減ってしまいます。

このバランスが、けっこう難しいものです。

先取り学習をする場合は特に、
「ん?これはどうすればいいの?」と感じる程度に、
大雑把な解説をすることが大事なのです。

しかし、「えー、いっちょもわからん」となってはダメです。

考えてみようか?わかるかも?と思わせる程度の
わからなさ加減になるように調節するのです。

塾から戻って、宿題をする子供が、
「わからん。。。」と言っていると、
塾で、ちゃんと教えてもらってるのだろうか?などと
不安になるかもしれませんが、

その「わからん」が、ちょうどいい程度の「わからん」であれば
それは大歓迎なのです。
逆に、「簡単~」とすらすら解いている方がまずいのです。
必ず、少しは頭をひねる時間が必要なのです。



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段階と目的

同じことを教える場合でも、
同じ解説をするわけではありません。

例えば、中2で習う「There is ~」の文。
「~があります」と言いたい場合は、
「There is ~」という表現を使うと習います。

基本チームなら、
There is a book. There are books.
みたいに、単数のときはisで、複数のときはareを使うということくらいを説明します。

もう一歩進める子たちなら、
特定の物の場合には、
There is my book on the desk.ではなくて、
My book is on the desk.と表現するということも話します。

さらに、もう一歩進める子たちなら、
この文章の主語は、thereではなくて、bookであるということを、
少し掘り下げて説明します。

もし、基本チームにも、この解説を全部したら、
正答率は下がります。
というか、Thereの文章って、なんかむずい。。。となって、
やる気喪失です。

しかし、最初の解説だけをしておけば、
Thereの文章って、けっこう簡単!となって、
すらすらと取り組んでくれます。

「特定の物」なんて言われても、
拒否反応が出ないところまで理解が進んでいるかどうか、
「主語」とか言われても、
スルッと入っていくところまで分かっているかどうかによって、
教えるべきことは違ってくるのです。

もちろん、きちんと理解して、すべてできるようにするためには、
最後の解説まで必要ですが、
そこまで求めているかどうかが問題です。

とりあえず、300点を目指している子たちなら、
今はそこまでは必要ないし、
むしろ、そこまでは知らない方が取り組みやすいのです。
混乱しにくいですから。

目的に合わせて、必要なことを絞っていくことも大事です。
徐々に、段階を踏んで、ステップアップしていくことが大切なのです。

レベルを一気に上げればよいというものではないのです。



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整理と対策

中3生は、「整理と対策」という3年間のまとめ教材を使って、
復習をする学校が多いと思います。

各教科1冊、計5冊あって、
それぞれに専用のノートまでついています。

まずはノートに1周目、次は書き込みで、2周目、
というような使い方を指定している学校もあると思います。

「これさえやっておけば、完璧!」なんて話もよく聞きますが、
どのレベルから、どのレベルを目指して勉強しているかによって、
それは違ってきます。

確かに、総復習ができるので、とても良い復習教材ですが、
例えば、トップ層の子たちは、これだけでは足りないと思います。
あるいは、300点前後の子にも、これだけでは足りていません。

トップ層の子たちなら、もっとハイレベルな問題が必要ですし、
300点前後の子たちなら、
基本問題に特化したボリュームのある問題集が必要です。

さらに、このテキストは、学校によって、配布される時期が違います。
2年生の2月ごろには、もう宿題として課される学校もあれば、
3年生の5月が来ているのに、まだ手にしていない学校もあります。

どの程度、突っ込んで宿題にしてくれるかも、学校によってまちまちです。

もう既に取り組んでいる学校の子たちは、
とりあえず、「整理と対策」から手を付けていけばよいと思いますが、

まだもらっていない学校の子たちは、
「まだもらっていないから」と暢気に構えている場合ではないですよね。
だって、ライバルたちは、もうやっているのですから!

学校で言われることだけ、塾で指示されることだけを、
ただ受け身的にやるのではなく、
自分自身で、何が必要なのかをしっかりと考えて、
受験勉強をしていきましょう。



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生活リズム

新年度だし、生活リズムを整えて、頑張ろう!
と思っている子も多い…と思いたい。ww

ところが、春休みです。
学校が休みになると、
ついつい、昼まで寝てしまう…なんて話も聞きます。

思春期の、おそらく人生で一番眠いお年頃ですから、
起きられないというのも、わからないでもありませんが、
休みの日に、遅くまで寝ることは、お勧めできません。

寝だめをするなら、夜寝る時間を早くして、
朝起きる時間は遅くしない方がいいなんて話も聞いたことがありますが、
個人的には、この意見に賛成です。

私自身は、無意識にそうでしたから。。。
その方が、調子がよかったのだと思います。

やることが溜まってくると、
いつもは襲ってくる睡魔が、あまり登場しなかったようにも思います。

そこは、気持ちか。。。

「起きられない」「寝てしまう」の多くは、
健康な人の場合は、気持ちが作用しているように思います。

だって、旅行に行く日の朝って、早くても起きられますよね?
絶対にやりたいって思っていることがあれば、
疲れていても、やっちゃいますよね?

どのくらい、気持ちが入っているか…なのかな?
いつもいつも、気合を入れているわけにはいかないので、
そのメリハリをきちんとつけることも大事ですね。




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勉強してなさそうなのにできる子

クラスに必ずいますよね、
勉強、あまりしてなさそうなのにできる子。

部活ばっかりしてるように見えるのに、
なぜか成績が良い子。

そういうタイプの子は、必ず、
昨日の記事のような、面倒くさいことをやっています。

だから、そういうタイプの子は、
しょっちゅう、質問をしてきます。

塾のテキストやら、学校のワークやら、
学校でちょっと気になったことやら、・・・、
これは、どうしてか?と、質問してくるのです。

時には、通り一遍の説明では、納得できないこともあります。
「ちょっと、この件、預からせて」なんてことも起きます。
どう説明すれば納得できるか…と、私も頭をひねることがあります。
何を聞かれても、スパッと答えられれば一番いいのでしょうけれど。

でも、そうやって、一緒に頭をひねることも大事だと思うんです。
そうすることで、お互いの記憶に鮮明に残ります。
お互いに賢くなります。ww

で、そういう勉強をする子は、
少しの時間しか勉強していなくても、
多くのことを、自分の頭の中に定着させていくのです。

考えることが面倒ではない。
いちいち理由付けをすることも面倒ではない。
そういう状態に既になっています。

でも、多くの子は、考えるのは面倒だし、
理由なんてどうでもいいじゃん、面倒くさい…って感じです。

「わからんとこなかった?腑に落ちんかったこととか?」
「ありません」
この会話を年に何百回していることか。。。

きっと、多くの場合、ちゃんとやっていないのです。
自分では、やったつもりなのでしょうけれど。

もともと、考えるのが好きな子もいますが、
そうではなかった子でも、
やり続けているうちに、それが普通になるのです。

そして、それが勉強の醍醐味でもあります。
昨日は知らなかったことを、今日は知っているのです。
昨日はできなかったことを、今日はできるのです。
そういうことに喜びを感じてしまうのが人間ですよね、きっと。




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具体例

昨日の続きの具体例です。

ある日、問題集を宿題で解きました。
選択問題があります。
ア~エの中から選びなさい、というやつです。

考えてみると、アとウは、絶対に違うという根拠が思い浮かびました。
じゃぁ、答えは、イかエです。
しかし、どちらが選ぶべき選択肢か・・・イマイチ確証がありません。

とりあえず、イと書いてみました。
答え合わせをすると、答えは、エとありました。

こういうシチュエーション、けっこうよくありますよね?

ここで、どうしているでしょうか?

Aさん、「あ~、エの方だったのか」と、エに直して青丸を付ける。
所要時間30秒。
テストに出たらできる確率、50%。

Bさん、「なんで、エなん?」と、解説を読んでみて、エに直して青丸を付ける。
所要時間1分。
テストに出たらできる確率、60%。

AさんとBさんのやり方では、
かなりの確率で次回も間違えます。

ところが、Cさんは、この時点で、95%正解するようにしてしまいます。
これが、できる子がやっていること。

解説を読んでみます。
エが、正解だということはわかりました。
でも、イがなぜ不正解なのかには辿り着けません。
調べます。質問します。確証を得られるところまでやってしまうのです。

つまり、Aさん、Bさんのやり方では、
次回もまた間違えるけれど、
Cさんなら、次回は、たいてい正解します。

調べたり、質問したりするのは、面倒です。
でも、それをしておけば、次回は正解するので、もうしなくて済みます。
そして、何度出題されても、できるわけです。

ところが、Aさん、Bさんは、
次回からも、一か八かに賭けるわけです。
当たるかもしれませんが、外れるかもしれません。
五分五分です。

一度にかかる時間は1分かもしれませんが、
何度も何度も、それを繰り返して、
勉強している風な時間を過ごさなければいけないのに、
何もできるようにならない。。。

これ、バカらしくありませんか?

Aさん、Bさん、のやり方で、慣れてしまっていませんか?
Cさんのやり方で、慣れていますか?



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慣れること

人間というのは、
はじめは大変なことのように思いながらやっていることでも、
続けていれば慣れてくるものです。

そして、慣れてしまえば、
それが当たり前のことになります。

勉強ができる子は、
できない子から見れば、面倒くさいことをたくさんしています。

でも、それは、面倒くさいと思いながらしているわけではありません。
初めは面倒くさいと思っていたかもしれませんが、
ある時、やってみたら、それをやった方が早くできるようになることに気付くのです。
おやおや?っと思って、その面倒くさいと思っていることを続けているうちに、
すっかり慣れてしまっているのです。

そうすると、今度は、「どうして、それをしないのだろう?」と
やっていない人を見ると、不思議にさえ思います。

いったい何の話をしているの?と思った子は、
きっと、面倒くさいことをやっていない子です。

明日は、その具体例を見てみましょう。



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家庭内での会話

授業中の雑談で、
学校での話や、おうちでの話をすることがあります。

そんなとき、家庭内での会話の様子が浮き彫りになります。

家庭内でおしゃべりな子なら、国語力があるか…と言われると、
実は100%そうとは言い切れません。
2タイプあるのです。

すごくわかりやすく、話を展開してくれる子もいれば、
何かにつけて、質問していかなければ、話が通じない子もいるのです。

前者は、国語が得意な子、
後者は、苦手な子です。

違いは何か…。
後者の子は、きっと、お母さんが先回りをして、
話が展開していくタイプの会話をしているのでしょう。

普段、密に子供と接しているお母さんです。
子供が言わなくても、言おうとしていることの察しがついてしまうのです。
だから、ついつい、そういう会話をしているのだと思います。

例えば、「けんちゃんが泣いた」ということを聞いただけで、
今日は、リコーダーを持って行かなきゃいけなかったから、
多分、普段から忘れ物が多いけんちゃんは、忘れて行って、
先生に叱られて、泣いたのだろう…

と、そこまで、連想できてしまうのです。
そこへ、「音楽の時間にな」なんて説明が付けば、もう確定です。
ぜ~んぶ、お母さんが話して、
「そうそう、そうなんよ」とだけ言えば、会話成立です。

「今日、音楽の時間にな、けんちゃん泣いたんよ」とだけ言えば、
話は通じてしまうのです。
でも、他の人には、何のことやらですよね。

気付かずに、こういう会話をしてしまっている家庭は、
意外とあるように思います。

日常化しているから、気付かないんですよね。
大丈夫ですか?
日常会話、と~っても大事です。



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会話の重要性

日常の何でもない会話は、
国語力に大きな関係があると思っています。

読解問題を扱う問題集や参考書で、
よく出てくる言葉に、「具体と抽象」「因果関係」というのがあります。

文章を論理的に読んでいく上で、
「因果関係」を捉えることと、
「具体と抽象」を関連させて分けていくことは、
とても大事なことです。

こんな風に言うと、なんだか難しいことのように聞こえますが、
普段、普通の会話の中でも、無意識にやっています。

例えば、
今日、学校でお友達が先生に叱られた話をしています。
「なぜ、お友達は、そんなことをしたの?」
「どうして、先生は叱ったの?」
これ、全て因果関係ですよね。

「花がたくさん咲いてたよ」
「花?」
「タンポポとか、桜とか…」

「花」という抽象的な表現を
「タンポポ」「桜」という具体的な表現に変えて、
詳しく説明するなんてことも、よくありますよね。

これが、原点だと思うんです。
こういう、何でもないようなことが
普段の会話の中で大事にされているかどうか。。。

こういうのをしっかりと積み重ねていれば、
難しい文章でも、「因果関係」を掴んで、
「具体と抽象」を整理できるようになると思います。

そういう意味においても、
家庭内での会話は、子供たちにとって、とても大事なものだと思います。

国語力がある子って、家庭ではおしゃべりな子が多いんですよ。



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国語力

国語力が低い子は、喧嘩っ早いなんてことを聞いたことがありますが、
納得する部分もあります。

言いたいことがうまく伝わらない、
やりたいことをうまく説明できない、
あるいは、言っていることの意味が分からない、
相手が何を伝えようとしているのかがわからない・・・。

言葉でうまく意思疎通できないと、イラッとして、
ついつい手が出るなんてこともあるのかも…と想像します。

お互いが、言葉を使って、
正確に意思疎通できれば、何でもないことが、
それができいないために、大問題に発展してみたり。。。

人間として生まれてきて、
せっかく言葉が使えるのに、それを使いこなせないとなると、
なんだか寂しい気がします。

何かを考えるときにも、何かを伝えるときにも、
何かを知るときにも、必ず言葉を使います。
そして、それはたいてい、生まれた時から使っている母語です。
母語なしでは生きていけない。。。

私たちにとって、日本語は、そんな大事なものなのに、
それが苦手だと言う子がこんなにも多いとは…。
もっと大事にしていきたいですね。




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課題作文

入試や基礎学はもちろん、
実力テストなどでも必ず国語のテストに1問ある課題作文。
これが書けない中学生は、本当に多い。

徳島県の場合、入試が10~13行なので、
たいていはこのサイズ。
たった13行の文章を書くだけなのに、
それが書けない。

原稿用紙が正しく使えない、漢字を使えていない、
送り仮名が間違っている、平気で算用数字を使う、
接続語が正しく使えない、常体と敬体の混合、
ら抜き言葉、しゃべり言葉の使用、などなど

小学校でマスターしておくべき
基礎的な形式上の問題点もたくさんあります。

さらに、ここへ、内容減点が加わります。

例えば、
前段には体験・見聞を、後段にはそれをふまえた考えを、
などという指定があるにもかかわらず、
体験・見聞がないとか、関係のない感想を書くとか。。。

時々、受験用に課題作文の指導もしますが、
これ、中学生にすること?と思うこともあります。

小学校の作文指導って、英語より先ちゃうの?と思ってしまいます。
日本語を正しく使って、言いたいことを述べられないのに、
英語を習って、何を表現するというのでしょう。

コミュニケーションツールとして、
英語が必要だと感じる子もたくさんいますが、
まず、日本語を使えるようにしようかって思う子もたくさんいます。

日本語をきちんと使えるようにしないと、
思考することも、表現することもできないですから。



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取り組み方の違い

始まりは、同じくらいの成績でも、
ぐんと伸びる子と、そうはいかない子がいます。
その差は何か…と考えると、
自分主体で動けているかどうかの差だと思います。

これは、どのレベルでも言えることで、
例えば、お母さんに強制されてやっている子と、
自分の意志でやっている子の差はとても大きいものです。

持っている能力は、同じくらいだろうなと思う子でも、
宿題をやらないと怒られるから、やってるだけの子や
机に向かっていないと文句言われるから、やっているだけの子がいれば、
逆に、自らの意志でやっている子もいるわけです。

当然の結果として、自らの意志でやっている子が伸びます。

例えば、受験で、ボーダースレスレだったとして、
前者なら、下げることを勧めます。
後者なら、賭けてみることを考えてもよいかもしれません。

やらされることで手に入れた成績と、
自らやることで手に入れた成績の差は大きいのです。

後者なら、仮にオンザバブルで合格しても、
その先に期待が持てるかもしれません。

でも、前者なら、そのままずるずる中退しかねない。。。

下位層で合格するということは、
その先にも大きな危険が待ち受けているということですから。

もちろん、人生何が起きるかわかりませんから、
トップ層で合格したからといって安心できるものではありませんが、
危険度が高いのは、当然下位層チームでしょう。

やらされるからやっているだけの子もたくさんいますが、
自分の意志でやっている子もたくさんいます。

この差はどこからやってくるのか・・・
私にはわかりませんが、
勉強に限らず、この差は大きいですね。




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中3後半

中3後半は、入試に向けて、あっという間に過ぎてしまいます。
「あー、時間が足りん!」と思っている間に、
すぐに出願なんです。

10月上旬に1回目の基礎学があります。
2回目は11月下旬。
3回目は1月上旬。
出願が2月下旬で、入試が3月上旬。

こんな流れで、中3後半は進んでいくわけですが、
1回目の基礎学から2回目までの間は、約1か月半。
さらに3回目まで、約1か月半。
出願までも約1か月半です。

仮に、夏休みから、そこそこ頑張り始めたとして、
そこそこの2か月で、劇的な結果が出るなんてことはまずなく、
1回目の基礎学は、撃沈。

2回目と3回目に賭けよう!なんて、思っても、
1か月半ずつしか期間はありません。
しかも、その間に定期テストもあります。

2回目で、ちょっぴり上がって、
3回目でちょっぴり上がって…となれば良い方です。

たいてい、いよいよ冬休みごろには、少し焦ってみたりして、
そこから突っ走ってくれても、
冬休みが明ければすぐに3回目の基礎学です。
そんなに簡単には結果は出ません。

もちろん、突っ走り始めてくれると、
それなりにできることは増えていきます。
過去問を解いていくと、徐々に点数も上がっていきます。

しかし、既に3回目は終わっています。
2月の実力テストを考慮してくれたとしても、
そこからは、みんなも突っ走り始めているわけですから、
みんなもできることが増えてきていますよね。

そんな状態のまま、3回目から1か月半で出願を迎えます。
仮に、2回目3回目の基礎学を平均すれば、
ギリギリボーダーライン、あるいは、ちょっと足りないくらいだった場合、
3回目から出願までの伸びをどこまで信じていいものか。。。

周囲も同じように上がっていれば、
順位的には、ボーダーライン上のままなんですよね。

そこへ賭けるかどうかは、本人と家族にしか決められません。

春に、本気にならない中3生を見ると、いつも思うんです。
厳しい冬が待ってるよ…、間に合わないよ…。
しかし、焦るは、周囲の大人ばかり。。。ww

今からの半年で、一歩先に出ることができるかどうかが、
勝負なんですよね。
それに気付けた子だけが、充実した中3後半を過ごせます。




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プロフィール

Author:Shigemi
徳島県で、家庭教師や塾講師をして、20年が過ぎました。そこで、この経験を生かして、小・中学生の君たちや、お父さん、お母さんに、何か少しでも役立つようなお話ができる気がして、このブログを始めることにしました。中学受験のこと、高校受験のこと、学校のこと、塾や家庭教師のこと、家庭学習や勉強の方法など、色々なことをお話ししたいと思っています。2013.7.19.

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