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理解不能

私は、基本的には、
勉強はやりたい子だけがすればいいと思っているので、
やりたくない子に授業をするのは、大っ嫌いなんです。

でも、時々、出会ってしまいます。

「やりたくないなら、しなくてもいいんじゃないの?」
なんて言うと、
「やりたいヤツなんかおらんだろ!」
なんて言う子もいます。

「親が辞めさせてくれん」と言う子もいます。
「じゃぁ、私が辞めるって言おうか?」って感じです。
冗談ではなく、真剣に、そう話します。

やろうと思って、前に向いて進んでくれている子のサポートなら、
いくらでもできます。
やってあげられることも、色々とありますから。

でも、やりたくないと思って、後ろ向きに進もうとしている子に、
周囲がいくらやらせたって、無理だと思うんですよね。
後ろに進まないように、とどめることで精いっぱい。

やりたくないって思っている子に、無理矢理やらせるなんて、
基本的に、私はやりたくないと思ってるんです。
だって、お互いに苦痛でしょう?

やる気のある子を伸ばすお手伝いはできても、
やる気のない子をやる気にさせる魔法は持ってないですから、私。

でも、思うんです。
「やりたくない」って思ってる子って、
他に何かやりたいことがあるわけでもないんですよね。
やりたいことがないって、どういう感覚なんだろう?

自分自身、そういう経験はないので、
理解不能なんです。

最も苦手なタイプで、
たいてい、出会ってしまっても、長続きはしません。
きっと、理解不能だわと思っている先生にみてもらっても、
できるようには、ならないだろうしね。。。

お互いに不幸なので、
長続きしない方が良いのだと思っています。

このブログを読むと、
みんな順調に進んでいるみたいに見えるのかもしれませんが、
それは、前に向いて進もうとしている子だからなんです。

後ろに向いて進もうとしている子は、
私のところでは、はっきり言って、合わないです。
だれでも、前向きになって、上昇するわけではありません
そもそも前向きだから、上昇するんです。
そもそも前向きだから、一緒に頑張れるんです。
ただそれだけのことなんです。



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こだわる部分

昨日のようなことに、
こだわる子と、こだわらない子がいます。
けっこうタイプで分かれているものです。

「なくした」でも「なくしてしまった」でも、いいじゃないかと
頑なにこだわる子と、
現在完了は、「なくしてしまった」って書けばいいのねと
スルーできる子。

頑なにこだわる子の方は、
「学校では習わんし」と言うことが多い。
スルーできる子の方は、
学校では習わないことに興味を示す子が多い。

私の実感での話ですが、
きっと教育現場の多くの人は感じているだろうと思います。

例えば、中1で、be動詞とか、一般動詞とか、
主語とか、主格とか、所有格とか、
文法用語がスルッと入っていかない子。
「学校では、そんなん言わん」とか、
「だから、せんでもいい」とか、言うんです。

逆に、目的格とか、所有代名詞とか、再帰代名詞とか、
むしろ、学校であまり言われないことの方に興味を持つ子もいます。
そっちにこだわりがある子の方が、
あっさり「なくしてしまった」という訳を受け入れられる子だったりします。

こだわる部分が、面白いくらい違います。
そして、それが成績に出てるんですよね。



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誤解のない答案

「これでもいいんじゃないの?」って思う答えを
ピンされることって、誰でも経験したことがあると思います。

例えば、
I have lost my watch.
「なくした」ではなく、「なくしてしまった」と訳します。

これ、普通に考えると、どっちでもいいように思う人もいるでしょう。
でも、「なくした」と訳してしまっては、
I lost my watch.と同じになってしまいます。

そこで、現在完了の時制であることを表すために、
「なくしてしまった」と訳すことが、通例になっています。

いわゆる、学校英語の世界での話です。
つまり、英会話でも翻訳でもなく、文法を学習する上での話。

こんなことをやっているから、
学校の英語は使えない!なんて言う人もいるかもしれませんが、
現在完了という時制を使えば、
過去になくしてしまって、今もないという状況を表現することができる
ということを学んでいる時点です。

だから、とりあえず、「なくしてしまった」って表現しておけば、
「現在完了の時制であるということが、私は理解できています」
という意思表示になります。
だから、そう訳そうと説明します。

賛否あるとは思いますが、
現状で、安全に点をとるためには、これが得策だと思います。
点のためだけでもなくて、
そう意識することで、現在完了と過去をきちんと区別してインプットできます。

物事には段階というものがあります。
きちんと区別できている段階の人と、これから区別する段階の人とでは、
やるべきことは違ってきますよね。

「なくした」でも「なくしてしまった」でも、
どっちでもいいじゃないか!と目くじらを立てるのではなくて、
こう表現することで、自分がきちんと理解できていることが伝わると
考える方が、前向きだと思います。

その段階では、過去と現在完了の時制の違いを
明確に把握することが目的であることを認識することも大事です。

自分の理解度を、誤解なく伝えられること、
段階を踏んで、きちんと理解していくこと、
これも学習の上では大事なことだと思います。



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確信がない答え

勉強ができるようになりたいなら、
成績を上げたいなら、
確信のない答えは作らないで!と言っています。

でも、アでピンをすると、
平気でイと直してくる子はいますし、
3つ選択してあったのでピンにすると、
選択を1つにしてくる子もいます。
4つ選べて正解だからピンにしたのに・・・ww

「どうして、そう直したの?」と聞くと、
「ピンされたから」なんですよね。

それ、次もピンしてくれてからでなければ、
正解できないんじゃないですか?
テストなら、1回ピンされた時点で終わりじゃないですか?
って、思うのですが、

習慣になってしまっているのか、
これが、なかなか直せない子はたくさんいます。

逆に、トップ層の子たちは、
「これ、当たってしまったんですけど、
 この考え方で合っています?」なんて、
自ら確認を取ってきます。

この差なんですよね。

頭が良いのではなくて、
行動に差があるんです。

できるようになりたいならば、
できる子と同じ行動パターンになるのが一番の近道です。

頭が悪いからできないのではないんですよ。
手間を省いてるからできないんです。




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向き不向き

昨日の記事みたいな塾に行っても、
たいして勉強はできるようにはならないと思いますが、
何もしないより、少しはマシという考え方もできます。

例えば、塾に行かなければ、全く勉強をしない子だったら…。
少しは問題を解くわけですから、
全く何もしないよりは、勉強に触れるわけですから、
効果がゼロというわけではないと思います。

そして、そういうのを求めている子もいるわけです。
うちのような、マンツーマンでみっちりチェックされるところだと、
それが負担で負担でたまらないという子もいるわけです。
実は、そういう子に時々出会います。

塾なら、やったかどうか、隅々までチェックされはしない宿題も、
うちでは、「答えは合ってるけど途中式がおかしい」とか、
「これ、どうやって考えて解いたか説明してみて」とか、
いちいちチェックされることも少なくはない。

トップ層の子なら、
こちらがチェックしなくても自己申告するようなことですが、
中位層位まで来ると、確実にこちらがチェックしなければ、
ボロボロこぼれ落ちています。

だから、チェックするのですが、
それがどうにも苦手な子も中には、いるわけです。

そういうタイプの子なら、
マンツーマンみっちり型は合わないですね。

色々なタイプがありますから、
自分が求めていることに合っているところを
探さなければいけません。



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手抜き授業

こういっては何ですが、
授業の手抜きって、やろうと思えばいくらでもできます。

例えば、
「今日は、テキストの○ページを解きましょう」と、
まず問題を解かせ始めます。

出来上がったら、
「では、解答を見ながら丸付けをしましょう」と言います。

「間違えてる問題は、赤で書いてね~」とか言いながら、
最後までできたら、
「わからない問題はない?」と聞いてみます。

トップ層以外の子の多くは、
「いけます」とか言います。
わからないことがわかっていないですから。。。

「いける? じゃぁ、次は△ページを解きましょう」
と次へ進めます。

これでも授業としては成立します。
子供は勉強したと思っているし、
テキストにはきちんと、
解いた跡も、丸付けや直しをした跡も残っています。
赤で書いただけですけれど。

これ、何もできるようにはなっていないと思いませんか?
そして、悲しいかな、こんな授業をしている塾もあります。

こんなことをするために、月謝を払ってるなんて、
あり得ないと、私は思うのですが、
塾で、子供たちが、
何をどんな風にやっているのかを知らない親御さんもいます。

聞けないのか、興味がないのか、どうでもいいのか。。。
子供は子供で、それで勉強をしている気分になっているわけです。

実は、塾併用の生徒の場合、
塾でやってくれていることを逐一チェックします、私。

塾と同じことをやっても、もったいないですから。。。
どうせなら、塾で足りていないことをフォローするために、
うちの時間は使ってほしいと思うからです。

それで、塾でやっていることを聞くと、
先のようなことが発覚することがあるわけです。

なんだか、悲しくなってしまいます。




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夏休みにやりたいこと(中学3年生トップ層)

この層になると、それなりに受験モードになっていると思います。
おそらく、自分に今、足りていないことは見えていることでしょう。
夏休みにやっておかなければいけないことも、
ある程度はわかっているはずです。

あとは、自分とどこまで戦えるかですね。

「これは、できるだろう」と、軽く流すか、
「いや、もう一回確認しておこう」と、手を出すか、

「ここまでは、出ないだろう」と、飛ばしてしまうか、
「ここまでは、やっておこう」と、ひとつ深堀りするか、

あと一問、やってから寝るか、明日にするか、

こういうちょっとした差が、顕著にあらわれ始めます。

スピーディーにかつ、丁寧に、しっかりと手間をかけること。
どこまで詰められるかです。

丸消しが、2つくらい残っていても、
今回のテストの点数は変わらないでしょう。

でも、その積み重ねが、差となって出てくるのです。

特に、公立の入試問題は、
いかにして満点を取るかにかかっていますから、
その完璧主義的な要素がものを言い始めます。

たかが一問、されど一問なんです。



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夏休みにやりたいこと(中学3年生上位層)

まぁ、普通科には行けそうだし~と、
のんびり構えて過ごすか、
受験生だし、ひと踏ん張り!と頑張るかで、
大学受験が激変するのがこの層の子たちです。

このままいけば、この層の子たちは、
国公立は難しいレベルになります。
ここで、受験モードにきちんと切り替えて、
頑張れば、英数クラスに入れるレベルまで上げられます。

英数クラスで真ん中ぐらいにいれば、
そこそこの国公立大学は見えてきます。

それを狙うかどうか。。。

徳島の子たちは、
このあたり、全てまぜこぜの高校しかないので、
高校受験ではイマイチ実感がわきませんが、

人口が多い県だと、
理数科レベルの高校、
英数クラスレベルの高校、
普通クラスレベルの高校、みたいに、
受験する高校そのものが違ってきます。

一つ上の高校を受験できるかどうかの境目にいると思えば、
もっと頑張れそうにも思うのですが。。。

でも、そういう受験を乗り越えてきた子たちと、
大学受験は同じ土俵に立つわけですから、
そこは意識してやっていかないといけないと思います。

「整理と対策」を、徹底的に仕上げつつ、
公立高校の過去問にどんどん手を出していきたいですね。



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夏休みにやりたいこと(中学3年生中位層)

市内普通科、ちょっと際どいな~というラインの子たちが、
ちょっぴり焦り始めるのが、夏休み。

でも、ここで本気になれる子は、実はほんの一握りです。
部活も終わったし、のんびり~
暑いなぁ~~~
なんてやっていたら、気が付けは9月で、

気が付けば第1回の基礎学というのが、
ほとんどの子のパターンのように思います。

逆に言えば、この夏に本気になれた子は、
基礎学までに、頭一つ飛び出せます。
危険ゾーンからは脱出できます。

「整理と対策」を本気でやりましょう。
とにかく、わからないことを一つずつ潰していきましょう。
赤で書いて、できたつもりの勉強は、もう卒業しましょう。

夏休み、規則正しく、きちんと早起きして、きちんと勉強しましょう。
人生が変わりますよ。



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夏休みにやりたいこと(中学1・2年生トップ層)

学年で上位1割におさまっている子の中には、
その気になれば、まだまだ上を狙っていける子もたくさんいます。

ただ、地元公立の場合、一桁の番数を取っていれば、
なんとな~く良い線いっている気分になっていたりします。
時々、1番も取れたりしていると、なおさら。

そういう子こそ、もっと外の世界を見て、
もっともっと外の世界を知って、
自分を磨いてほしいと思います。

地元公立の学年で1番程度の成績を取れる子は、
附属中学に行けば、40~50人程度いますし、
都会に出れば、その40~50人程度のレベルの子ばかりで、
1学年500人の学校がいくつも作れます。

駿台模試を受けてみるのもいいでしょう。
何か、校外活動に参加してみるのもいいでしょう。
いい刺激を受けられることに出会えるといいですね。
そういう経験ができるのも夏休みです。




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夏休みにやりたいこと(中学1・2年生上位層)

続いて、地元公立で学年上位2~3割程度におさまっている子たち。
サマーワークは、その気になれば、
きちんと仕上げられる子たちだと思います。

「きちんと」というのは、もちろん、
繰り返し繰り返し、完璧になるところまでという意味です。
どの問題を出されても、完答できる状態にすることです。

上位層の子たちは、サマーワークを使った復習に加えて、
先取り学習をしたいところです。

学校と同じペースで進んでいたのでは、
中3の12月までに中学の学習内容を
すべて終わらない教科の方が多いはず。

それでは、上位層の入試には触りがあります
そう考えると、やはり少しずつ先取りをして、
中3の秋には、勝手に中学内容を終われる状態にしたいものです。

常に先取りが必要ですが、
学校が止まる夏休みこそ、この先取りが一気に進められる時です。

これも、簡単そうに見えて、
この層の子たちには、けっこう難しい。

ひと踏ん張りしなければ、すぐに夏休みは終わってしまいます。




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夏休みにやりたいこと(中学1・2年生中位層)

中1、中2の夏休み。
中位層(地元公立で学年上位4~5割)の子たちは、
サマーワークで、とにかくおさらいをするべきでしょう。

コピーを取って、繰り返し繰り返し、
できない問題がないところまで。

口で言うと簡単そうですが、
これが、この層の子たちには、相当大変なことなのです。

とりあえず、解説見ながら解いて、
丸付けして、赤で答えを書いて終わり。
これが一番多いパターン。

な~んにもできるようにはなっていません。
単なる作業をしただけ。

何も見ずに自力で解くなんてことは、
「無理ー!!!」って感じなんですね。
でも、それができるようにならなければ、
テストの点なんて上がりませんから。。。

でも、これを完璧に少しでも近づけたなら、
夏休み明けの課題テストは劇的に良い点になります。
課題テストは、
たいていの学校がサマーワークに付いてる確認テストですから。。。

誰かがやってくれるのではありません。
自分がやるのです。




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夏休みにやりたいこと(小学校6年生)

受験学年の夏休みは、なかなか大変です。
特に、中受は12月末~1月上旬なので、
最後の長期休暇が、夏休みです。

「夏が勝負!」なんて、いろんなところで言われますよね。
うちでも言いますけれど。。。ww

学校に煩わされずに、
受験勉強に没頭できるのが夏休みですから。

「煩わされる」とか言うといけないのでしょうけれど、
実際問題として、
学校で習う内容程度は、もう既に完了しているわけですから、
煩わしい感じがするものです。

受験勉強が、どの段階まで仕上がっているかにもよりますが、
やはり、多くの時間を割いて、
集中的に取り組んでほしいのが夏休み。

ある程度、目途が立っている子なら、
じっくりと深~く考えるような問題に多く手を出してほしい。
頭が柔らかくなりますから。

まだまだ、危険ゾーンの子なら、
過去問をチェックして、同レベルの問題を確実に解けるように、
詰めていかなければいけないでしょう。

はるか遠くに見えているくらいの子なら、
基礎固めを確実にするところから、
ある程度、過去問レベルの問題が解けるところまで、
この夏に仕上げなければいけません。

あとは、それに、どう向き合えるかです。
中受は、家族の受験です。

家族総出で取り組むことも大事だと思っています。
お父さん、お母さんが、一緒に頑張ってくれることほど、
子供の力になるものはありません。
これは、本当に、毎年毎年実感することです。

お父さん、お母さんが変わると、
子供って、すぐに変わるんですよね。

そして、家族で受験をした家庭は、
受験後、「良い体験ができた」と口を揃えます。

中受は、高校受験や大学受験とは、少し違いますね。



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夏休みにやりたいこと(小学校4・5年生)

高学年になると、受験を意識し始める子もいるでしょう。
とはいえ、受験学年はともかく、
4年生、5年生は、まだまだ余裕があります。

夏休みは、長期休暇でなければできないこと、
つまり、じっくり時間をかけてやりたいことに取り組みたいものです。

別に、勉強に限ったことばかり考えなくてもいいと思うんです。
興味があることや、好きなこと、なんでもいいでしょう。

とにかく、時を忘れて、何かに熱中するとか、
明けても暮れても、一つのことに取り組んでるとか、
そういうことができるのって、夏休みくらいですから。

そして、そういう、勉強以外の体験って、
ものすごく大事だと思います。

やっておけば、資格が取れるからとか、
やっておけば、進学の時に役立つからとか、
そういう短絡的な目的のためではなく、

ただ単に、やってみたいからとか、
好きだからとかいう動機で、何かに熱中することが、
大事だと思うのです。

必ず、将来、どこかで何かに、思いがけない形で、つながるものです。
少しでも、そういう体験を持っていることって、
大事なんだな~と思わせられることが、よくあります。

だから、小学生のうちに、
何か、そういう経験があればいいなと思うわけです。

もちろん、4・5年生に限った話ではなく、
小・中、どの学年にも言えることです。
もっと言えば、高校生でも!

でも、現実問題として、勉強量が増えてきてからでは、
なかなか難しい側面があります。
だから、小学生のうちに…とか思ってしまうわけです。

寝食を忘れて熱中できるくらい好きなもの、
何かないですか?

残念ながら、
「そんなもの、ない」っていう返事、多いんですよね。

そして、不思議なことに、
成績は良いのに、どこか余裕があるように見える子って、
意外と、そういうものを持っていたりするんですよね。




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夏休みにやりたいこと(小学校低学年)

夏休みは、最大の長期休暇ですから、
夏休みにしかできないことをやりたいものです。

小学校低学年なら、やはり、
できるだけ多く家族と触れ合ってほしい。
そして、色々な体験をしてほしい。

何も特別なところに行ったり、
特別なことをしたりしなくても、
普段、お父さん、お母さんがやっていることを
一緒にするだけでも子供にとっては貴重な体験です。
むしろ、それが大事だと思います。

家の掃除、洗濯、料理のお手伝いなど、
そういう日常のことから、いくらでも世界は広がります。

夏野菜を庭で育てたりしていれば、
そこから理科の世界へ繋がります。

夏野菜とまでいかずとも、ネギでもいい。
カットして捨てられる運命のねぎの根っこを、
植木鉢や小さなプランターに植えておけば、
冷奴の薬味ぐらいには十分伸びてきますよね。

これ、ものすごく嬉しそうに話してくれる子もいました。
そういう経験からも、興味は広がるものだと思います。

すいかを食べたら、高知の話に飛ばしてあげればいい。
社会科の世界に広げることは簡単ですよね。

夕立が来た、雷が鳴った、虹が出た、・・・
そんな日常的な何でもないようなことも、
少し視点を変えるだけで、興味が広がるものです。

何も、特別にお膳立てして、教えなくてもいいと思うんです。
「これって、どうなんだろうね?」って、
一緒に話題にすればいいと思うんです。
一緒に面白がって調べてみればいいと思うんです。
大人も、「へ~!」って一緒に感心すればいいと思うんです。

自由研究も工作も、
お店に売っているセット品を買って説明書通りにするのではなくて、
大人の宿題だと思って、一緒にやればいいと思うんです。

毎年、夏が来ると、「あの宿題、いります?」っていう声は聞きますが、
私は、あったほうがいいと思っています。

振り返ってみると、自分自身は、あの宿題があってよかったと思うんですよね。
読書感想文、絵と文でつづる読書感想文、ポスター、標語、俳句、観察日記、
植物採集、昆虫採集、絵日記、体験作文、工作、アイデア貯金箱、などなど、
けっこう大変だった記憶があります。「夏休みの友」も。

でも、全部、手伝ってもらっていたような気がします。
そこから、広がった世界って多かったように思うのです。

そして、たっくさん、おしゃべりしてください。
ちょっとまどろっこしく思っても、待って、聞いてあげてください。
端折って、大人が完結してしまってはダメです。
子供に完結させてあげてください。

大人に流れている時間と、
子供に流れている時間はスピードが違います。
子供と一緒のときだけは、子供の時間のスピードに落としてください。
きっと将来に繋がります。



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最後まで話すこと

「文章を、完結させて!」って言うことがよくあります。

例えば、
「時間が足りなくて、これ・・・」
(できてません)まで言おうよ。

「これ、こっちのノート・・・」
(と間違えて、こっちのノートに書きました)って、
省略の方が多くないかい?ww

小学校低学年ではなくて、中学生の話。

言おうとしていることは、だいたい想像がつくものの、
それを畳みかけていては直らないと思って、
「最後まで喋って」と言いますが。。。

今までの環境でしょうかね。
最後まで喋らなくても、こと足りてきたのでしょうね。

そういうタイプの子は、ことごとく説明が下手。
コミュニケーション能力が低いんですよね。

つまり、テストでは、記述問題で確実に点が取れません。ww
喋って説明できないことを書き言葉で書けるはずもないのですが、
こういうタイプの子は、会話もイマイチ成立しないことが多い。

テスト返却後の会話。
”これ、解き直しした?いけてる?”
「最後の問題に時間がかかって…(しばし沈黙)」
”テスト、返却されてから、解き直ししたの?”
「学校の授業で、やったのもあって…(もぞもぞもぞ)」
”自分が間違えてるのは、全部やり直してるの?”
「家でやりました。」
”で、わからんのはなかったの?”
「いちおう…」

普通は、
”これ、解き直しした?いけてる?”と聞けば、
「一応いけた」とか、
「これがまだできてない」とか、
「ここがわからん」とか、
1回のキャッチボールで済むはずの会話に、
こんなに手間がかかります。

テストの点も気になりますが、
このまま大人になって、仕事できる?とか思ってしまいます。
もっと、根本的な問題。



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仕組みに興味がない

最近、仕組みや理由に興味がない子によく出会います。

例えば、数学の問題を解いていました。
途中まで解けたように思うけれど、そこから解けなくなりました。
解説を見ました。
全く違う解き方でした。
解説の解き方は、わかったような気がします。

こういう状況になったとき、
「なんかわからんけど、まぁ、答えが出たからいいか」って
やってしまう子が多いんです。
もっとひどくなると、「なんかわからんけど」もつかない。ww
「できた!」って言います。

こういう状況では、
「どうして、自分の解き方ではできなかったの?」
「どうやったら、解説の解き方に問題文から辿り着けるのだろう?」
と、せめて、こうなってほしい。。。

で、ふと思ったのですが、
「なんかわからんけど、できたからまぁいいか」っていうこと、
パソコンとか、スマホとかいじってるとき、あるよなぁって・・・。

あんな感覚で、勉強もしてるのか?と思ってみたり。。。
でも、次は自力でできないと困るものに、
それはダメなんじゃないの?と思いますが、

わけはわかっていないけれど、できちゃって過ぎていくことが、
物心ついたころから、我々の世代よりも多いのかもしれません。



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読めない?読まない?

文章が、少し長かったり、
内容が、少し複雑だったりすると、
途端に正答率が下がるのが、今の子の(?)特徴だと思います。

読めないのか、それとも、読まないのか…?
読まないという要素も強いように思います。

なぜなら、勉強があまりにパターン化に走っているから。

特に、地元公立小学校のプリントみたいなテスト。
きちんと読まなければ解けない問題が、少ないですよね。

問題文は斜め読みで、習ったパターン通りに、
掛けたり割ったりしたら、答えが出ます。
万一、間違えて割ったとしても、
おかしな数になったら、掛けると正解になります。

おそらく、その単元で習うことを、ほとんど理解していなくても、
パターンさえ覚えていれば、100点が取れます。

地元公立中の定期テスト。
配られたプリントを丸暗記していれば、
な~んにも理解していなくても、正解します。
そんな出題がされることも、少なからずあります。

そういうのを積み重ねて、学年が上がってしまうと、
あるとき、何もできないことに気付きます。
問題文を正確に読み取ることすらできない。

早くに気付けば、間に合うかもしれません。
でも、手遅れになることも多いでしょう。
気付いても、これまでの習慣を、
もうすっかり癖になってしまっていることを、
直すのは、なかなか大変な労力が必要です。

勝負は小学校だと思います。
今、100点が取れているからいいのではないのです。
それ、本当に理解して取れている100点ですか?



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国語4技能

「英語4技能」もわかるけれど、その前に国語でしょ!と、
かねてから言っていますが、
先日、面白い記事を見ました。

進学塾大手は、国語4技能に力を入れ始めているという記事です。
例に挙げられていた塾は、サピックスと市進だったので、
さすがに、テキストに取り上げる作品も高度ですが、
単なる文章の読み取りだけでなく、
資料やグラフの読み取りも含め、思考を深めて、論述させる内容。
「大学入学共通テスト」に向けての取り組みらしい。

小説の時代背景を読み解く知識がない、
文法の構造が正しく使えない、
使う単語が幼いなど、
やはり、どこも、同じような傾向があるようです。

単なる読解問題のテキストだけではなく、
そろそろ、そういう塾教材も出てくるかな?と思って待っています。



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勉強と生活

勉強と生活は密接につながっています。

最近、いい感じになってきてるな~と思っていると、
お母さんから、「最近、朝、起き始めました」なんて話を聞くことも多い。

逆に、全く受験生のオーラが感じられないな~なんて思っていると、
「もう、夜も朝も、寝てばかりで、全く腹が立ってしょうがないんです。」
なんて、お母さんがイライラし始めているのがわかります。

大人もそうですが、
張り切っているときは、生活にもメリハリがついて、
シャキッとしているものです。

どの子も、すんなりと、スムーズに
常にシャキッとなんてできるわけではありませんが、
だらけた生活から、メリハリのついた生活に戻れる子と
戻れない子の違いは何だろう?とみてみると、
家庭環境が大きな影響を与えているように思います。

戻れる子の家庭は、
勉強は、やりたいならやらせてあげるけれど、
やりたくないなら、
やらずにさっさと働けばいいという方針であることが多い。

一方、親に反抗ばかりして、
結局、だらだらと過ごしてしまう子の家庭は、
子供に「勉強して!」と頼んでいたりする。

たぶん、どの家庭も、自分の家庭しか知らないわけですし、
自分の家庭がスタンダードだと思っているわけですから、
どちらであっても、それに気付かずに過ごしているように思いますが、
外から見れば、
この差はものすごく顕著に成績に現れているように思います。

といっても、もう既に思春期に入ってからでは、
切り替えられないでしょうけれど。。。

幼少期の伏線が、いっぱいありますね。



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記述問題

大学入試改革やら、あれこれの影響で、
さすがに徳島の中学校でも、
少しずつ記述問題を扱う量が増えてきています。

しかし、その取り組み方には、
大いに問題があると思ってもいます。

記述問題が増える→解答の書き方を覚える→テストで正解する
こんなルートで点を取っている子、けっこういると思うんです。
しかも、もともと成績が悪い子は、記述問題で点数を取ろうなんて考えませんから、
こういう勉強の仕方をするのは、そこそこ成績がいい子たちです。

そもそも、記述で説明をしようと思えば、
問われていることの仕組みや理由がきちんと分かっていて、
それを伝えられる能力が必要になります。
そして、それを問うのが記述問題のはず。

それなのに、模範解答を丸覚えする。。。
ちょっと勉強の仕方が違っていませんか?と思うんです。

模範解答は、自分の答案と比べて、その違いをあぶり出し、
スマートに伝えられる表現方法を身につけるためには必要ですが、
丸覚えするためのものではないと思います。

今は、丸覚えすることで、点数が出せるかもしれません。
でも、それでは、初めての問題にぶつかったとき、
自分では書けなくて困ってしまうのです。

そして、初めての問題にぶつかることは、
大人になればなるほど増えます。

目先のことだけを見た、小手先の勉強ではなくて、
ず~っと先のことまで見据えた、目的のある勉強をしたいですね。




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温度差

私たち世代から見れば、電子辞書のおかげで、
古語辞典やら英和辞典やらを持ち歩かなくてよいだけでも、
今の子たちはいいな~なんて思いますが、
近頃は教科書も持ち歩かなくてよくなりつつあるらしい。ww

もちろん、塾教材なども、
ここ数年はデジタル教材がたくさん出始めていますから、
そういう波を感じてはいますが、
実際に、身近で使っているのを見ると、しみじみ実感したと言いますか…。

上の甥っ子は、まだ紙の教科書でしたが、
下の甥っ子は、数学なんかはもうデジタル。
アクセス状況は、先生に筒抜けで、
どれくらい使って勉強しているか把握してくれていると言います。

進路関係の書類なども、
個人懇談の資料にするので、提出前にタブレットで写真を撮って
各自、手元に控えを置くようにと指示されていたりして、
時の流れを感じます。

実は先日、兄のところへ遊びに行っていたとき、
偶然、その甥っ子が、夏のオープンキャンパスの申し込みをしていたのですが、
友達とラインで相談をしながら、10時開始だからと、
パソコン前でスタンバっていました。

「そんなに一気に埋まるの?」なんて思いながら見ていたら、
2つの学部とキャンパスツアーみたいなのを選んで、申し込むと、
既に1つのツアーは満席ではじき返され、
時間を変えて申し込んだようでした。

アクセス殺到で、なかなかつながらないとか言いながら、
「今、全国の高1生が、パソコンの前でこうしてるんだよー」なんて、
なんだか、喜んでいるような、燃えているような・・・
母と一緒に、ほほえましく眺めていました。

私がこんな仕事をしているものだから、
兄も、保護者進路説明会での話などを聞かせてくれるのですが、
「こういう話、英数クラス以上の保護者にしてほしいよねー」
なんて思いながら聞いていました。

いわゆる東京ローカル化、大学の補助金交付の厳格化など、
そういう背景も含めて、どの大学は、どのタイミングで受験するのがよいとか、
合格者の得点率から考えると、
どういう場合は教科を絞るべきで、どういう場合は絞るべきではないとか、
へぇ~、ふ~ん、なるほどぉ~、と思うような具体的なことばかり。

この間、集計してみた各校の大学進学状況を見ても、
それで、地方はこうなってるのか…などと思ってみたりもします。

もちろん、テクニックやノウハウばかりではだめですが、
それを踏まえた上で、親子ともに的確に誘導してくれているようです。
偏差値や、模試の合否判定の見方も違うなと感じます。

人口が多いので、やはりノウハウの量も違うように思いますし、
手間のかけてくれ具合も違うように見えます。
まぁ、それが私立のメリットではありますが。。。

しかし、田舎との温度差は感じざるを得ません。
んー、負けるな!頑張れ!徳島の子!!って思います。



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基礎学に思う

県下の高校受験をする子たちが受ける一斉テストが基礎学力テストです。
中1、中2は2月に各1回、中3は、10月~1月にかけて3回あり、
出願の際の重要な資料になります。

個人的な考えを言えば、
学区制を見直すついでに、
基礎学も見直してほしいと思っています。ww

徳島の子は、あまりに自分の力を知らなさすぎると思うのです。
校外模試があるわけでもなく、
基礎学の県下通し順位が出るわけでもないので、
当たり前と言えば当たり前ですが、

自分の成績具合を全く把握していないというか、
本当の力よりも、ずっとできると過信している子の方が多いと感じています。

これは子供が悪いわけではなく、
それを知る機会を与えていない仕組みが悪いのだと思います。

せめて、基礎学の通し順位をつけて、
ついでに、志望校を第3希望ぐらいまで書かせて、
その中の順位くらいはつけてくれれば、
子供でも、明確に自分の位置が把握できます。

県外の模試なんかでは当たり前です。
各志望校の志望者中の何位であるか、
これまでの合格者の中のどれくらいの位置に自分は、今、いるのか、
そのくらいのデータは載った成績表が戻ってきます。

なぜ、それが徳島ではできないのだろう…と常々思っています。

それを知らされないことで、被害を受けているのは、
いつまでたっても現実を見つめるチャンスを与えられない子供たちです。

では、得をしているのは誰?
「うちの中学、やばいかも?」って
公になってしまっては困る学校関係者か・・・
などと、意地悪な勘繰りすらしてしまいます。

必要なことは、
よくない現実をいつまでも隠しておくことではなくて、
それを早い段階で明らかにして、
次の手を打つ方法を考えることですよね。

問題点を見つけ出して、それを解決する方法を探すこと・・・って、
今、教育に求められていることではなかったですか?
大人がしないのに、
どうやって、それを子供たちに教えられるというのでしょう。

徳島県の教育の仕組みは
現実から目を背けすぎてると思うんです。




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将来のこと

将来のビジョンをある程度思い描いて行動していると、
色々なことがそのアンテナに引っかかるものだと思います。

中位層くらいの子になると、
将来のことは全く考えていないことも多いので、
タイミングを見計らって、そういう話をすることがあります。

トップ層の子たちは、たいてい、
それなりに将来のビジョンを思い描いています。

例えば、今、中1だとしたら、その子たちが社会に出るのは、
大学か大学院を卒業してからでしょうから、
早くても10年以上先です。

ところが、中位層の子たちが社会に出るのは、
高校か専門学校を卒業してからと考えれば、
早ければ6年後です。4年も早い。

それなのに、将来のビジョンがあるのは、
後から社会に出る子たちのほうなんですよね。

先に社会に出る子たちの方が、何も考えていない…って考えると、
さすがにそれはマズイ気がするようです。

特に兄弟がいて、上の子は大学院まで行きそうな感じで、
自分は専門学校かな?なんて考えている場合、
ひょっとしたら、下の子の方が先に社会に出るかもしれない。

「お兄ちゃんより、先に社会人になるかもしれんよ」なんて言うと、
ちょっと響くこともある。。。かな?

「知らん」「わからん」では済まされないということ、
そうやって何も頑張らずに過ぎてしまうと、
何も武器を身につけずに社会に出ることになって、
しんどい思いをするかもしれないこと、
そんな話を、つい先日も、ある生徒にしました。

勉強が嫌いなら、勉強を武器にする必要はないけれど、
何か、違う武器は必要でしょうから。。。

将来のことを考えること、
好きだと思えることはとことん頑張ってみること、
そうやって積み重ねているうちに、
思いがけないところで、やってきたことが繋がるものです。




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進路状況

先日、各高校の大学進路状況のチェックをしてみました。
城北は、HPに見当たらなかったので、
市高、城東、城南、北高、城ノ内、文理の5校。

各校とも、現役人数は公表されていたので、
現役の人数で集計してみました。

旧帝大系、上位国公立、早慶+MARCH+関関同立、
くらいに分けて、ざっくりと人数を拾い出し、
およその学年人数で割って、それぞれの割合を出してみました。

気になる方は、やってみてください。
けっこう特色が見えます。
順に並べると・・・↓

<旧帝大系>
1城東
2城ノ内・文理
4市高
5城南
6北高

<上位国公立のみ>
1城東
2城ノ内
3城南
4文理
5北高
6市高

<旧帝大系+上位国公立>
1城東
2城ノ内
3城南・文理
5市高
6北高

<国公立合計>
1城東
2城ノ内
3文理
4城南
5北高
6市高

<早慶+MARCH+関関同立>
1文理
2城東
3城ノ内
4城南
5北高
6市高

上位国公立にどこまで含めるかによっても、
学部によっても、違いが出てくると思うのですが、
まぁ、ざっくり見てみるとこんな感じになりました。

医学部医学科を全て公表してくれていれば、
また少し違う感じになるのかもしれませんが、
大きく変わることはないようにも思います。

全く傾向が違うのは文理。
私立の集計では断トツ1位で、
しかも、圧倒的に関東圏の大学が多い。
公立にはない特色です。

こうして見てみると、公立では、
城東の一人勝ち状態に、待ったをかけようと追い上げているのが城ノ内。
さらに、それに続く勢いがあるのが、城南ですね。

市高は、理数科のおかげでトップ層はまずまず健闘しているものの、
その少し下の層は薄いことが見て取れます。

集計をして、%をはじき出してみてください。
もっとリアルに感じられます。

そして、自分がどのランクを狙っているのか、
そのランクによっては、
どの高校、あるいは中学を選ぶべきなのかが
見えてくるかもしれませんよ。



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学区制見直しに思う

学区制見直しの話が、いよいよ現実味を帯びてきて、
話題に出ることが増えてきました。

個人的には、現行の入試制度には、不満があるので、
学区制の見直しは大賛成ですし、
いっそのこと、完全撤廃してほしいとさえ思います。

学区外の子たちのみならず、学区内の子たちにとっても、
学区制の見直しは歓迎すべきことです。

そもそも、子供の人数がここまで減少しているのに、
徳島市内の高校には、上位層扱いのクラスが多すぎます。

英数クラスや、専門科が増えているのに、
分母となる子供の数が減っているのですから、
上位層扱いのクラスの割合は格段に増え、
その分、レベル低下せざるを得ないわけです。

そんな中で、のんびりと暮らしていても大丈夫なほど、
上位層の受験は、全国レベルでは緩くはありません。

早くに気付けば頑張れる子がいるというのに、
気付くことができる環境にないことが問題だと思うのです。

学区内と学区外では、ボーダーが100点も違うなんて、
どう考えても駄目でしょう。

せめて、国公立大学が射程圏内に入るくらいの力をつけた子たちは、
希望すれば、徳島市内に出てこられるようにするべきだと思います。

例えば、基礎学で400点あれば、高校の頑張り次第で、
国公立を狙っていける子たちです。
それなのに、学区外なら城東へなど、到底、行けない点数です。

せめて、学区外のボーダーが400程度まで下がるように
学区外の割合を設定してくれれば、英数クラスのレベルは上がります。

そうしたところで、学区外の全員が全員、
こちらへ流れてくるわけではないと思うんですよね。
上位の子が、全員、中学受験するわけではないのと同じです。

地元の公立高校がすさんでしまうという意見もあるようですが、
そもそも、地元に魅力がないから、
地元に行ってたんじゃぁ、伸び悩むと思うから、
せめて徳島市内に出てきたいと考える子が増えているわけです。

地元の高校に、もっと魅力があれば、
地元に残ったほうが、むしろ伸びるかも?と思わせるようなメリットがあれば、
残る子もいると思うんですよね。

でも、今のところ、遠距離通学のデメリットをとってでも、
徳島市内に出たほうがいいと思うくらい、地元には魅力がない。

少なくとも、うちの生徒にはそういう子が多い。

それなのに、そんな風に、一生懸命頑張っている子よりも、ずっと点数の低い、
頑張り具合の足りていない子が、学区内に住んでいるというだけの理由で、
城東に進学するんです。腹立たしくさえ感じます。

一方、中位層、下位層の子たちだって、
もっともっと活躍の場があるはずなんです。
自分の現状把握が、きちんとできる環境にあれば、
もっと、将来のことについて、考えていけるような環境にあれば、
早くから手を打ち始める子も増えるかもしれません。

300点少々の子たちが、学区内在住というだけで
徳島市内の普通科に進学して、
国公立大学に行けると思っているのが現状です。

もちろん、全員がそんな風ではありません。
でも、国立に行けると思っている子の方が多いはず。
根拠のない夢を見させるのではなくて、
現実を見つめさせることが大事だと思うのです。

安易に根拠のない夢を見させることは、
頑張る原動力になるどころか、
現実を見誤らせて、むしろ残酷だと思うんです。

一朝一夕にはいかないでしょうが、
上位を伸ばし、下位を救い上げる仕組みが
出来上がることを祈るばかりです。



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丸付け(つづき3)

100%こちらが丸付けを預かるものもあります。
国語です。

こればかりは、いくらトップ層でも、
自分でやってもらっては、効率が悪いと思っています。
というか、自分では、どこまでは良くて、どこからはダメなのかという
線引きが難しいと思います。

時には、どうしてこの言葉が外せないかとか、
こっちの言葉の方を使うべきだろうとか、
意見が分かれることもあります。

お互いの意見を述べ合って、
譲れないときもあれば、
その考えも一理あると思わせられることもあります。

実は、その過程も大事だと思っています。
考えを述べ合うということは、
深く考えていなければできませんから。。。

本当は、これが生徒同士で出来ればベストなのでしょうけれど、
うちはマンツーマンだし、なかなか、
同じ学年で、同じレベルの子は鉢合わせしないものです。

学校で、到達度別のクラス授業をしてくれれば、
こういうこともできると思うんですよね。
いわゆるアクティブラーニングってやつです。

きっと、トップ層の子たちは、
そういう授業なら目を輝かせて受けるのだろうと思います。




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丸付け(つづき2)

丸付けは、色々と奥が深いのです。
昨日の記事を読むと、
私は、全く丸付けをしないみたいに見えるかもしれません。

実際、丸付けを私が全てやっている中学生は、
ほとんどいません。
しかし、私が全く丸付けをしない生徒もいません。

つまり、何かしらの丸付けはこちらで預かっています。
なぜなら、理解度や定着具合をチェックするために、
丸付けを一部預かることは、とても大事だからです。
あくまでも、教える立場としてです。

もちろん、全ての丸付けを請け負っていては、
肝心なことができませんから、そんなことはしませんが、
一部分の丸付けをこちらで請け負うことで、
大事なことがたくさん見えてきます。

答えは合っているけれど、解き方がまずいとか、
間違え方を見ることで、
何か誤解をしていたり、きちんと理解できていなかったりしていることが
判明することも少なくありません。

これは、トップ層の子たちでも同じです。
もちろん、トップ層は特に、自分で丸付け&直しをして、
質問を挙げてきてもらうことの方が多いのですが、
必ず、私が丸付けをするものを作っています。

テスト前なんかは、解いてくる量も質問も増えるので、
質問に答えて、疑問点を解明しながら、
その問題を解いて確認してもらっている間に、私は別の丸付けをして、
怪しいところを見つけては、確認して、
次の質問を浴びるという恐ろしい状況になることも少なくない。
お互いに90分耐久レースのようです。ww

でも、そんな風な授業ができてこそ、
受講料以上の価値があるというもの。

そして、お互いに、爽快な疲労感で
「また来週!」となるわけです。



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丸付け(つづき1)

昨日の続きですが、
それでは、きちんと丸付けができない子は、どうすればいいのか。。。

はっきり言えば、中学生になって、まだこの状態である子は、
ここから脱出するのは、難しい。

例えば、こちらが丸付けを預かるとします。
解いた問題の丸付けをすべて私がするとして、
直しを逐一、横について確認しながらすると、
どれだけの時間がかかると思いますか?
週に一度や二度では焼け石に水でしかないのです。

なぜなら、そういう子は間違いの数も多いですから。。。

例えば、パパ塾・ママ塾なら、毎晩できるかもしれない。
問題は、中学生になるまで、この状態で放置していたパパ塾・ママ塾で、
はたして、それが可能なのかという部分です。

それを親子二人三脚で続けられるくらいのパパ塾・ママ塾なら、
小学校で既に終わっている次元のことです。

小学校なら、これができます。
なぜなら、量が少ないから。。。
しかも、まだ反抗期でもない。

学習量が少ない分、毎日パパ塾・ママ塾で、
丸付けをして、逐一一緒に直しをするという作業も、
それほど大変な作業でもありません。

しかし、これが中学生となると、そうはいかない。
量が違いますから。。。
おそらく、相当頑張らなければ、入試という期限までに、
いい状態に仕上げられるだけの量を捌くことはできないでしょう。

だからこそ、小学校の家庭学習が大事なのです。
小学校の家庭学習は、テストで点を取れるようにすることではなくて、
基礎の基礎、勉強のベースになる部分を、
教え込んでおくことが、大事なのです。

取り組み方、考え方、そういう部分がきちんとでき上がっている子は、
少々スタートが遅れても、その気にさえなれば、取り戻せるのです。

しかし、そのベースの部分が出来上がっていない子なら、
それはそれは、大変な思いをして、乗り越えられた子しか、
追いつくことは、できないでしょう。

「悪くても上位層で…」なんていう考えを持っているならば、
中学校が来たから、ぼちぼち勉強も…なんていうのでは、
厳しいようですが、ほとんどの場合、既に手遅れなのです。



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丸付け

中学生にもなれば、たいていは、自分で丸付けをして、
勉強を進めていきます。
学校でも塾でも、小学校のときみたいに、
先生が丸付けをしてくれたりはしません。

ところが、この丸付けが、
自分では、きちんとできない子の方が多いんです。

トップ層の子たちは、
解く→丸付け→赤で直す→解き直して原因究明
という経路をたどれるようになっていますが、

上位層になってくると、
原因究明の部分が、雑になります。

よくあるのは、
解答を見て、覚えなあかんやつやなってことにする。
次に多いのは、解説を見て、わかった気分になる。
続いて、勝手に新しいルールを編み出すww

これ、どれもできるようにはなっていませんから。。。

さらに、中位層の子たちは、
そもそも原因究明をするという作業がない。
丸付けしながら、赤で答えを写したら、
そのまま青で丸を付けて終わり。

「わからんとこなかった?」なんて聞いても、
質問はゼロなんですよね。
質問がないくらいわかっているなら、もっと成績良いはずですから。。。

でも、こういう勉強の仕方をしているものです。
それで、「勉強の仕方を教えてほしい」と言う。。。

勉強の仕方は教えますが、たいていは
自分は今までと同じ労力しか払わず、楽してできる方法を求めているので、
ほとんどの子は、この中位層、上位層の勉強法から脱出できません。
脱出できた子だけが、劇的成績アップを起こすわけです。

劇的な成績アップは、
周囲のサポートをきちんと受け入れて、
自分が努力をした子のみに起きます。

作業だけをした子ではなくて、
きちんと頭を使った勉強をした子にだけ訪れるわけです。

人の言うことは聞かない、
自分は努力をしたくない、
でも、成績上げてほしい、
なんて言っても、そんなおしい話は転がっているはずもなく。。。

夏休み、夏期講習で、塾が、家庭教師が、
成績を上げてくれるわけではないのです。
自分が、成績を上げるんです。
自分でしか、上げられないのです。



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プロフィール

Author:Shigemi
徳島県で、家庭教師や塾講師をして、20年が過ぎました。そこで、この経験を生かして、小・中学生の君たちや、お父さん、お母さんに、何か少しでも役立つようなお話ができる気がして、このブログを始めることにしました。中学受験のこと、高校受験のこと、学校のこと、塾や家庭教師のこと、家庭学習や勉強の方法など、色々なことをお話ししたいと思っています。2013.7.19.

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