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理解不能

私は、基本的には、
勉強はやりたい子だけがすればいいと思っているので、
やりたくない子に授業をするのは、大っ嫌いなんです。

でも、時々、出会ってしまいます。

「やりたくないなら、しなくてもいいんじゃないの?」
なんて言うと、
「やりたいヤツなんかおらんだろ!」
なんて言う子もいます。

「親が辞めさせてくれん」と言う子もいます。
「じゃぁ、私が辞めるって言おうか?」って感じです。
冗談ではなく、真剣に、そう話します。

やろうと思って、前に向いて進んでくれている子のサポートなら、
いくらでもできます。
やってあげられることも、色々とありますから。

でも、やりたくないと思って、後ろ向きに進もうとしている子に、
周囲がいくらやらせたって、無理だと思うんですよね。
後ろに進まないように、とどめることで精いっぱい。

やりたくないって思っている子に、無理矢理やらせるなんて、
基本的に、私はやりたくないと思ってるんです。
だって、お互いに苦痛でしょう?

やる気のある子を伸ばすお手伝いはできても、
やる気のない子をやる気にさせる魔法は持ってないですから、私。

でも、思うんです。
「やりたくない」って思ってる子って、
他に何かやりたいことがあるわけでもないんですよね。
やりたいことがないって、どういう感覚なんだろう?

自分自身、そういう経験はないので、
理解不能なんです。

最も苦手なタイプで、
たいてい、出会ってしまっても、長続きはしません。
きっと、理解不能だわと思っている先生にみてもらっても、
できるようには、ならないだろうしね。。。

お互いに不幸なので、
長続きしない方が良いのだと思っています。

このブログを読むと、
みんな順調に進んでいるみたいに見えるのかもしれませんが、
それは、前に向いて進もうとしている子だからなんです。

後ろに向いて進もうとしている子は、
私のところでは、はっきり言って、合わないです。
だれでも、前向きになって、上昇するわけではありません
そもそも前向きだから、上昇するんです。
そもそも前向きだから、一緒に頑張れるんです。
ただそれだけのことなんです。



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こだわる部分

昨日のようなことに、
こだわる子と、こだわらない子がいます。
けっこうタイプで分かれているものです。

「なくした」でも「なくしてしまった」でも、いいじゃないかと
頑なにこだわる子と、
現在完了は、「なくしてしまった」って書けばいいのねと
スルーできる子。

頑なにこだわる子の方は、
「学校では習わんし」と言うことが多い。
スルーできる子の方は、
学校では習わないことに興味を示す子が多い。

私の実感での話ですが、
きっと教育現場の多くの人は感じているだろうと思います。

例えば、中1で、be動詞とか、一般動詞とか、
主語とか、主格とか、所有格とか、
文法用語がスルッと入っていかない子。
「学校では、そんなん言わん」とか、
「だから、せんでもいい」とか、言うんです。

逆に、目的格とか、所有代名詞とか、再帰代名詞とか、
むしろ、学校であまり言われないことの方に興味を持つ子もいます。
そっちにこだわりがある子の方が、
あっさり「なくしてしまった」という訳を受け入れられる子だったりします。

こだわる部分が、面白いくらい違います。
そして、それが成績に出てるんですよね。



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誤解のない答案

「これでもいいんじゃないの?」って思う答えを
ピンされることって、誰でも経験したことがあると思います。

例えば、
I have lost my watch.
「なくした」ではなく、「なくしてしまった」と訳します。

これ、普通に考えると、どっちでもいいように思う人もいるでしょう。
でも、「なくした」と訳してしまっては、
I lost my watch.と同じになってしまいます。

そこで、現在完了の時制であることを表すために、
「なくしてしまった」と訳すことが、通例になっています。

いわゆる、学校英語の世界での話です。
つまり、英会話でも翻訳でもなく、文法を学習する上での話。

こんなことをやっているから、
学校の英語は使えない!なんて言う人もいるかもしれませんが、
現在完了という時制を使えば、
過去になくしてしまって、今もないという状況を表現することができる
ということを学んでいる時点です。

だから、とりあえず、「なくしてしまった」って表現しておけば、
「現在完了の時制であるということが、私は理解できています」
という意思表示になります。
だから、そう訳そうと説明します。

賛否あるとは思いますが、
現状で、安全に点をとるためには、これが得策だと思います。
点のためだけでもなくて、
そう意識することで、現在完了と過去をきちんと区別してインプットできます。

物事には段階というものがあります。
きちんと区別できている段階の人と、これから区別する段階の人とでは、
やるべきことは違ってきますよね。

「なくした」でも「なくしてしまった」でも、
どっちでもいいじゃないか!と目くじらを立てるのではなくて、
こう表現することで、自分がきちんと理解できていることが伝わると
考える方が、前向きだと思います。

その段階では、過去と現在完了の時制の違いを
明確に把握することが目的であることを認識することも大事です。

自分の理解度を、誤解なく伝えられること、
段階を踏んで、きちんと理解していくこと、
これも学習の上では大事なことだと思います。



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確信がない答え

勉強ができるようになりたいなら、
成績を上げたいなら、
確信のない答えは作らないで!と言っています。

でも、アでピンをすると、
平気でイと直してくる子はいますし、
3つ選択してあったのでピンにすると、
選択を1つにしてくる子もいます。
4つ選べて正解だからピンにしたのに・・・ww

「どうして、そう直したの?」と聞くと、
「ピンされたから」なんですよね。

それ、次もピンしてくれてからでなければ、
正解できないんじゃないですか?
テストなら、1回ピンされた時点で終わりじゃないですか?
って、思うのですが、

習慣になってしまっているのか、
これが、なかなか直せない子はたくさんいます。

逆に、トップ層の子たちは、
「これ、当たってしまったんですけど、
 この考え方で合っています?」なんて、
自ら確認を取ってきます。

この差なんですよね。

頭が良いのではなくて、
行動に差があるんです。

できるようになりたいならば、
できる子と同じ行動パターンになるのが一番の近道です。

頭が悪いからできないのではないんですよ。
手間を省いてるからできないんです。




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向き不向き

昨日の記事みたいな塾に行っても、
たいして勉強はできるようにはならないと思いますが、
何もしないより、少しはマシという考え方もできます。

例えば、塾に行かなければ、全く勉強をしない子だったら…。
少しは問題を解くわけですから、
全く何もしないよりは、勉強に触れるわけですから、
効果がゼロというわけではないと思います。

そして、そういうのを求めている子もいるわけです。
うちのような、マンツーマンでみっちりチェックされるところだと、
それが負担で負担でたまらないという子もいるわけです。
実は、そういう子に時々出会います。

塾なら、やったかどうか、隅々までチェックされはしない宿題も、
うちでは、「答えは合ってるけど途中式がおかしい」とか、
「これ、どうやって考えて解いたか説明してみて」とか、
いちいちチェックされることも少なくはない。

トップ層の子なら、
こちらがチェックしなくても自己申告するようなことですが、
中位層位まで来ると、確実にこちらがチェックしなければ、
ボロボロこぼれ落ちています。

だから、チェックするのですが、
それがどうにも苦手な子も中には、いるわけです。

そういうタイプの子なら、
マンツーマンみっちり型は合わないですね。

色々なタイプがありますから、
自分が求めていることに合っているところを
探さなければいけません。



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手抜き授業

こういっては何ですが、
授業の手抜きって、やろうと思えばいくらでもできます。

例えば、
「今日は、テキストの○ページを解きましょう」と、
まず問題を解かせ始めます。

出来上がったら、
「では、解答を見ながら丸付けをしましょう」と言います。

「間違えてる問題は、赤で書いてね~」とか言いながら、
最後までできたら、
「わからない問題はない?」と聞いてみます。

トップ層以外の子の多くは、
「いけます」とか言います。
わからないことがわかっていないですから。。。

「いける? じゃぁ、次は△ページを解きましょう」
と次へ進めます。

これでも授業としては成立します。
子供は勉強したと思っているし、
テキストにはきちんと、
解いた跡も、丸付けや直しをした跡も残っています。
赤で書いただけですけれど。

これ、何もできるようにはなっていないと思いませんか?
そして、悲しいかな、こんな授業をしている塾もあります。

こんなことをするために、月謝を払ってるなんて、
あり得ないと、私は思うのですが、
塾で、子供たちが、
何をどんな風にやっているのかを知らない親御さんもいます。

聞けないのか、興味がないのか、どうでもいいのか。。。
子供は子供で、それで勉強をしている気分になっているわけです。

実は、塾併用の生徒の場合、
塾でやってくれていることを逐一チェックします、私。

塾と同じことをやっても、もったいないですから。。。
どうせなら、塾で足りていないことをフォローするために、
うちの時間は使ってほしいと思うからです。

それで、塾でやっていることを聞くと、
先のようなことが発覚することがあるわけです。

なんだか、悲しくなってしまいます。




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夏休みにやりたいこと(中学3年生トップ層)

この層になると、それなりに受験モードになっていると思います。
おそらく、自分に今、足りていないことは見えていることでしょう。
夏休みにやっておかなければいけないことも、
ある程度はわかっているはずです。

あとは、自分とどこまで戦えるかですね。

「これは、できるだろう」と、軽く流すか、
「いや、もう一回確認しておこう」と、手を出すか、

「ここまでは、出ないだろう」と、飛ばしてしまうか、
「ここまでは、やっておこう」と、ひとつ深堀りするか、

あと一問、やってから寝るか、明日にするか、

こういうちょっとした差が、顕著にあらわれ始めます。

スピーディーにかつ、丁寧に、しっかりと手間をかけること。
どこまで詰められるかです。

丸消しが、2つくらい残っていても、
今回のテストの点数は変わらないでしょう。

でも、その積み重ねが、差となって出てくるのです。

特に、公立の入試問題は、
いかにして満点を取るかにかかっていますから、
その完璧主義的な要素がものを言い始めます。

たかが一問、されど一問なんです。



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夏休みにやりたいこと(中学3年生上位層)

まぁ、普通科には行けそうだし~と、
のんびり構えて過ごすか、
受験生だし、ひと踏ん張り!と頑張るかで、
大学受験が激変するのがこの層の子たちです。

このままいけば、この層の子たちは、
国公立は難しいレベルになります。
ここで、受験モードにきちんと切り替えて、
頑張れば、英数クラスに入れるレベルまで上げられます。

英数クラスで真ん中ぐらいにいれば、
そこそこの国公立大学は見えてきます。

それを狙うかどうか。。。

徳島の子たちは、
このあたり、全てまぜこぜの高校しかないので、
高校受験ではイマイチ実感がわきませんが、

人口が多い県だと、
理数科レベルの高校、
英数クラスレベルの高校、
普通クラスレベルの高校、みたいに、
受験する高校そのものが違ってきます。

一つ上の高校を受験できるかどうかの境目にいると思えば、
もっと頑張れそうにも思うのですが。。。

でも、そういう受験を乗り越えてきた子たちと、
大学受験は同じ土俵に立つわけですから、
そこは意識してやっていかないといけないと思います。

「整理と対策」を、徹底的に仕上げつつ、
公立高校の過去問にどんどん手を出していきたいですね。



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夏休みにやりたいこと(中学3年生中位層)

市内普通科、ちょっと際どいな~というラインの子たちが、
ちょっぴり焦り始めるのが、夏休み。

でも、ここで本気になれる子は、実はほんの一握りです。
部活も終わったし、のんびり~
暑いなぁ~~~
なんてやっていたら、気が付けは9月で、

気が付けば第1回の基礎学というのが、
ほとんどの子のパターンのように思います。

逆に言えば、この夏に本気になれた子は、
基礎学までに、頭一つ飛び出せます。
危険ゾーンからは脱出できます。

「整理と対策」を本気でやりましょう。
とにかく、わからないことを一つずつ潰していきましょう。
赤で書いて、できたつもりの勉強は、もう卒業しましょう。

夏休み、規則正しく、きちんと早起きして、きちんと勉強しましょう。
人生が変わりますよ。



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夏休みにやりたいこと(中学1・2年生トップ層)

学年で上位1割におさまっている子の中には、
その気になれば、まだまだ上を狙っていける子もたくさんいます。

ただ、地元公立の場合、一桁の番数を取っていれば、
なんとな~く良い線いっている気分になっていたりします。
時々、1番も取れたりしていると、なおさら。

そういう子こそ、もっと外の世界を見て、
もっともっと外の世界を知って、
自分を磨いてほしいと思います。

地元公立の学年で1番程度の成績を取れる子は、
附属中学に行けば、40~50人程度いますし、
都会に出れば、その40~50人程度のレベルの子ばかりで、
1学年500人の学校がいくつも作れます。

駿台模試を受けてみるのもいいでしょう。
何か、校外活動に参加してみるのもいいでしょう。
いい刺激を受けられることに出会えるといいですね。
そういう経験ができるのも夏休みです。




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夏休みにやりたいこと(中学1・2年生上位層)

続いて、地元公立で学年上位2~3割程度におさまっている子たち。
サマーワークは、その気になれば、
きちんと仕上げられる子たちだと思います。

「きちんと」というのは、もちろん、
繰り返し繰り返し、完璧になるところまでという意味です。
どの問題を出されても、完答できる状態にすることです。

上位層の子たちは、サマーワークを使った復習に加えて、
先取り学習をしたいところです。

学校と同じペースで進んでいたのでは、
中3の12月までに中学の学習内容を
すべて終わらない教科の方が多いはず。

それでは、上位層の入試には触りがあります
そう考えると、やはり少しずつ先取りをして、
中3の秋には、勝手に中学内容を終われる状態にしたいものです。

常に先取りが必要ですが、
学校が止まる夏休みこそ、この先取りが一気に進められる時です。

これも、簡単そうに見えて、
この層の子たちには、けっこう難しい。

ひと踏ん張りしなければ、すぐに夏休みは終わってしまいます。




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夏休みにやりたいこと(中学1・2年生中位層)

中1、中2の夏休み。
中位層(地元公立で学年上位4~5割)の子たちは、
サマーワークで、とにかくおさらいをするべきでしょう。

コピーを取って、繰り返し繰り返し、
できない問題がないところまで。

口で言うと簡単そうですが、
これが、この層の子たちには、相当大変なことなのです。

とりあえず、解説見ながら解いて、
丸付けして、赤で答えを書いて終わり。
これが一番多いパターン。

な~んにもできるようにはなっていません。
単なる作業をしただけ。

何も見ずに自力で解くなんてことは、
「無理ー!!!」って感じなんですね。
でも、それができるようにならなければ、
テストの点なんて上がりませんから。。。

でも、これを完璧に少しでも近づけたなら、
夏休み明けの課題テストは劇的に良い点になります。
課題テストは、
たいていの学校がサマーワークに付いてる確認テストですから。。。

誰かがやってくれるのではありません。
自分がやるのです。




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夏休みにやりたいこと(小学校6年生)

受験学年の夏休みは、なかなか大変です。
特に、中受は12月末~1月上旬なので、
最後の長期休暇が、夏休みです。

「夏が勝負!」なんて、いろんなところで言われますよね。
うちでも言いますけれど。。。ww

学校に煩わされずに、
受験勉強に没頭できるのが夏休みですから。

「煩わされる」とか言うといけないのでしょうけれど、
実際問題として、
学校で習う内容程度は、もう既に完了しているわけですから、
煩わしい感じがするものです。

受験勉強が、どの段階まで仕上がっているかにもよりますが、
やはり、多くの時間を割いて、
集中的に取り組んでほしいのが夏休み。

ある程度、目途が立っている子なら、
じっくりと深~く考えるような問題に多く手を出してほしい。
頭が柔らかくなりますから。

まだまだ、危険ゾーンの子なら、
過去問をチェックして、同レベルの問題を確実に解けるように、
詰めていかなければいけないでしょう。

はるか遠くに見えているくらいの子なら、
基礎固めを確実にするところから、
ある程度、過去問レベルの問題が解けるところまで、
この夏に仕上げなければいけません。

あとは、それに、どう向き合えるかです。
中受は、家族の受験です。

家族総出で取り組むことも大事だと思っています。
お父さん、お母さんが、一緒に頑張ってくれることほど、
子供の力になるものはありません。
これは、本当に、毎年毎年実感することです。

お父さん、お母さんが変わると、
子供って、すぐに変わるんですよね。

そして、家族で受験をした家庭は、
受験後、「良い体験ができた」と口を揃えます。

中受は、高校受験や大学受験とは、少し違いますね。



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夏休みにやりたいこと(小学校4・5年生)

高学年になると、受験を意識し始める子もいるでしょう。
とはいえ、受験学年はともかく、
4年生、5年生は、まだまだ余裕があります。

夏休みは、長期休暇でなければできないこと、
つまり、じっくり時間をかけてやりたいことに取り組みたいものです。

別に、勉強に限ったことばかり考えなくてもいいと思うんです。
興味があることや、好きなこと、なんでもいいでしょう。

とにかく、時を忘れて、何かに熱中するとか、
明けても暮れても、一つのことに取り組んでるとか、
そういうことができるのって、夏休みくらいですから。

そして、そういう、勉強以外の体験って、
ものすごく大事だと思います。

やっておけば、資格が取れるからとか、
やっておけば、進学の時に役立つからとか、
そういう短絡的な目的のためではなく、

ただ単に、やってみたいからとか、
好きだからとかいう動機で、何かに熱中することが、
大事だと思うのです。

必ず、将来、どこかで何かに、思いがけない形で、つながるものです。
少しでも、そういう体験を持っていることって、
大事なんだな~と思わせられることが、よくあります。

だから、小学生のうちに、
何か、そういう経験があればいいなと思うわけです。

もちろん、4・5年生に限った話ではなく、
小・中、どの学年にも言えることです。
もっと言えば、高校生でも!

でも、現実問題として、勉強量が増えてきてからでは、
なかなか難しい側面があります。
だから、小学生のうちに…とか思ってしまうわけです。

寝食を忘れて熱中できるくらい好きなもの、
何かないですか?

残念ながら、
「そんなもの、ない」っていう返事、多いんですよね。

そして、不思議なことに、
成績は良いのに、どこか余裕があるように見える子って、
意外と、そういうものを持っていたりするんですよね。




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夏休みにやりたいこと(小学校低学年)

夏休みは、最大の長期休暇ですから、
夏休みにしかできないことをやりたいものです。

小学校低学年なら、やはり、
できるだけ多く家族と触れ合ってほしい。
そして、色々な体験をしてほしい。

何も特別なところに行ったり、
特別なことをしたりしなくても、
普段、お父さん、お母さんがやっていることを
一緒にするだけでも子供にとっては貴重な体験です。
むしろ、それが大事だと思います。

家の掃除、洗濯、料理のお手伝いなど、
そういう日常のことから、いくらでも世界は広がります。

夏野菜を庭で育てたりしていれば、
そこから理科の世界へ繋がります。

夏野菜とまでいかずとも、ネギでもいい。
カットして捨てられる運命のねぎの根っこを、
植木鉢や小さなプランターに植えておけば、
冷奴の薬味ぐらいには十分伸びてきますよね。

これ、ものすごく嬉しそうに話してくれる子もいました。
そういう経験からも、興味は広がるものだと思います。

すいかを食べたら、高知の話に飛ばしてあげればいい。
社会科の世界に広げることは簡単ですよね。

夕立が来た、雷が鳴った、虹が出た、・・・
そんな日常的な何でもないようなことも、
少し視点を変えるだけで、興味が広がるものです。

何も、特別にお膳立てして、教えなくてもいいと思うんです。
「これって、どうなんだろうね?」って、
一緒に話題にすればいいと思うんです。
一緒に面白がって調べてみればいいと思うんです。
大人も、「へ~!」って一緒に感心すればいいと思うんです。

自由研究も工作も、
お店に売っているセット品を買って説明書通りにするのではなくて、
大人の宿題だと思って、一緒にやればいいと思うんです。

毎年、夏が来ると、「あの宿題、いります?」っていう声は聞きますが、
私は、あったほうがいいと思っています。

振り返ってみると、自分自身は、あの宿題があってよかったと思うんですよね。
読書感想文、絵と文でつづる読書感想文、ポスター、標語、俳句、観察日記、
植物採集、昆虫採集、絵日記、体験作文、工作、アイデア貯金箱、などなど、
けっこう大変だった記憶があります。「夏休みの友」も。

でも、全部、手伝ってもらっていたような気がします。
そこから、広がった世界って多かったように思うのです。

そして、たっくさん、おしゃべりしてください。
ちょっとまどろっこしく思っても、待って、聞いてあげてください。
端折って、大人が完結してしまってはダメです。
子供に完結させてあげてください。

大人に流れている時間と、
子供に流れている時間はスピードが違います。
子供と一緒のときだけは、子供の時間のスピードに落としてください。
きっと将来に繋がります。



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プロフィール

Author:自律学習ゼミ
徳島県で、家庭教師や塾講師をして、20年が過ぎました。そこで、この経験を生かして、小・中学生の君たちや、お父さん、お母さんに、何か少しでも役立つようなお話ができる気がして、このブログを始めることにしました。中学受験のこと、高校受験のこと、学校のこと、塾や家庭教師のこと、家庭学習や勉強の方法など、色々なことをお話ししたいと思っています。
2013.7.19.
・・・・・・
それから早10年が過ぎようとしています。ブログは、情報も古くなっていくので、5年分ぐらいが残るように、日々、刷新しています。2022年度より、自律学習ゼミとして、教室も移転し運営しております。「いったいどんな塾なの?」と興味を持たれた方は、下記のリンクからご覧ください。
2023.5.17.


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お問い合わせ nagao@ceramica-shigemi.jp

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