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ボキャブラリーを増やす

私も、それほど表現豊かな人間ではないのですが、
それでも、最近の子供たちのボキャブラリーの少なさには
驚かされることがよくあります。

課題作文や、記述問題に取り組むときに、
驚いてしまうことが多いのですが、
言わなければいけないことはわかっているのに、
それをどう表現すればよいのかがわからない子が多いんです。

でも、それって、日々の何気ない会話の中にも見え隠れしています。
何かの感想を聞いた時、言いませんか? 
「すごかった!」「よかった!」「ヤバい!!」「楽しい!」

一言だけで表現しませんか?
何がどうなって、どんなで、どうだった。。。とか、
状況がわかるような言葉、出てきますか?
そういう言葉が出てる子は大丈夫です。
記述問題も、課題作文も、
もし、今、苦手でも、慣れればできるようになります。

でも、そうでない人は、
ちょっと日常生活で気をつけていった方がよいと思います。
なんでも、かんでも、「ヤバい」とか「すごい」とか、
そんな形容詞で間に合ってしまうので、
自分の気持ちを表現する言葉が見当たらなかったり、
状態を説明する言葉が思いつかなかったりするようです。

一言で片づけないように、
お父さん、お母さん、
ちょっとめんどくさくても、聞き出してあげてください。
「何が?」「それで?」「どうして?」色々に聞いてみてあげてください。
場合によっては、選択肢もさりげない用意してみたりして。。。

でも、くれぐれも、「もう、めんどくさいから、お母さんには言わない!」って
ならないようには気をつけてくださいね。
なかなか、その辺りのバランスが難しいですが。。。
でも、将来、きっと役に立ちます。



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お問い合わせについて

お問い合わせについてのお願いです。

基礎学でのボーダーに関するお問い合わせを、
よくいただきますが、残念ながら、
そのようなご質問にはお答えいたしかねます。

マンツーマンで、やっておりますので、
一度に多くの受験生を抱えているわけでもなく、
成績のレベルもそれぞれですので、
そういうデータは持っておりません。

また、一緒に勉強をしている子なら、
その子の特性や、普段の勉強の取り組み方などを見ているので、
受験に関して、あるいは、今取り組むべきことについて、
詳しく話すことができますが、

会ったこともない子が、今するべきことは、
わかりようがありませんので、個別にはお答えできません。
仮にお答えしたところで、
あまりに無責任な返答しかできないことになります。

受験を控え、不安なお気持ちはお察ししますが、
私としては、このようなデリケートな問題に、
不正確な情報を発信することはできませんので、
どうかご理解いただき、
このようなお問い合わせは
お控えくださいますようお願いいたします。

なお、頂いたメールには返信をしておりますが、
アドレス不明で戻ってくるものもあります。
メールの設定をご確認の上、
再度、ご連絡いただければ再送いたします。

時間がない

勉強をしない理由の一番に、
「時間がない」というのを挙げる子が多いのですが、
この理由は、成績が良くない子に多いものです。

例えば、部活や塾が終わって、夜8時に家に帰るとします。
ご飯を食べて、お風呂に入って、就寝は12時だと設定すると、
何時間勉強できますか?

ここで、3時間くらいできると答える子は、
「時間がない」とは言わない子です。

「時間がない」と言う子は、1時間と答えます。
宿題くらいしかする暇がないと言うのです。

8時~12時までの4時間の内訳を聞くと、
晩ご飯1時間、お風呂1時間、片付けと明日の準備で1時間。。。

休日ならともかく、
平日の忙しい日に、それは無いでしょう?

これは、さすがに家庭にも問題があります。
時間管理がきちんとできるように躾けるのは、
家庭の仕事だと思います。
日常生活、大事ですね。



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自分に合う学校

中学も、高校も、大学も、
自分に一番合っている学校を選ぶべきだと思っています。

どこへ行くのがカッコいいかとか、
どこの学校が成績が上か、
などということは、選択理由の1番に来るべきではない。

例えば、今年、定員減になっている城東だって、
その定員減に動揺しなければいけないような成績で、
行こうとしているなら、
他の普通科を選ぶべきだと、私は思います。

学校は基本的に集合授業なわけですから、
必ず授業のレベル設定があります。
そして、集合授業のレベル設定は、たいていが真ん中前後。

自分がそれよりの下の場合は、
授業についていけなくて当然です。

普通科普通クラスで、真ん中より下の子は、
授業についていけるかどうかを心配することになるのです。

そんな状態の授業を日々受けるなら、
自分が真ん中より上の位置でいられる学校の授業を受ける方が、
数倍、有益だと思います。

しかし、実際のところ、
これに気付くのは入ってしまってからなんですよね。

入ってしまってから、
「こんなに難しいとは思ってなかった」とか、
「こんなはずじゃなかった」とか言うことになるのです。

入ってしまえば、頑張れる…なんて子は、本当に一握りですから。
その一握りに入る覚悟があるならば、
入って頑張る価値はあるけれど、たいていは、口だけの状態。。。

入る前に、いくら力説してみたところで、
その効果は無い子がほとんど。

私も、身内なら、もっと強く断言できますが、
よその子に、そこまで責任は持てませんから、
仕方がありません。

きっと、一つ下げた学校に行って、無理なくやっていければ、
それはそれで、
下げなくてもよかったんじゃないか?なんて思うのでしょうけれど。

よ~く考えて、進路を選んでほしいと思っています。




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意志

昨日の記事みたいに
「徳大や鳴教」なんて言い方をすると、
地元国立大学をバカにしているみたいに思われるかもしれませんが、
決してそうではありません。

だって、私自身、徳大出身ですから。。。

高3の時の担任には、
「徳大や行ったら、アホばっかりで嫌になるぞ」とか、
「どうして、県外に出ないんだ?徳島を愛してるのか?」とか、
けっこう失礼なあの手この手で、進路変更を勧められましたが、

当時の私には、それなりに色々と思うところがあって、
徳大を選んだわけです。
だから、バカにしてるわけはない。

それはそれで、有意義な学生生活を送れたと思いますし、
今から考えれば、あま~い部分も多々ありはしましたが、
自分で選択したという部分は大きかったと思うのです。

そして、同じように、そうやって選んできていた子も
周りにはけっこういたものです。

だから、ただただ、点数とだけ相談して進路を決めている子を見ると、
本当にそれでいいの?と思ってしまうわけです。

もちろん、人生、途中で色々と気持ちも変わるでしょうけれど、
その時、その時、抱いている強い想いみたいなものは、
絶対に必要だと思うんです。

私の兄は、小学校高学年のころには、
「僕、県外の大学に行くから!電機メーカーで仕事したい」
と宣言してましたが、高卒の時点では、失敗して、
先の記事の「そこそこ」にやむを得ず行ったくちです。

早慶は、親が受けさせなかったんです。
当時、中学生の私はまだ音大に行く気満々でしたから、
田舎の普通のサラリーマンの家庭で、
東京の私学に2人…しかも一人は音大…と考えると、
海外留学なんて言い出さないとも限らない。。。
それは無理ー!って思ったんでしょう。

私学なら関西までという約束でした。
1ランク下げた国立に行くより、関西の私学を選んで、
約束通り「そこそこ」で手を打ったんですよね。
でも、想いは貫いたなと、今になってみれば思います。

バブルのころに卒業して、ソニーに入って、
おそらく、色々あっただろうと想像しますが、今は、
V字回復の一端を担っているテレビ事業をまとめる立場の一人のようですから、
とっても充実しているように見えます。
そういう意味では、子供のころの夢は叶えたことになるのだろうと思います。

大学時代の友人たちとも、
未だに楽しそうにジャズバンドをやっていたりしますから、
いい学生生活だったに違いありません。

そういえば、この間、母が孫たちに、
「おばあちゃんが、早慶は受けさせなかったのよ」って、
弁明してました。
「私が言っといてやらなきゃ、
 お父さん、成績悪かったの?とか思われたらかわいそうだろう?」ですってww

今更ながら、なんだか笑えますが、
まぁ、母は母で、受けさせてやればよかったと
思った時期もあったのかもしれません。
結局、私は、高1で、勝手に180度進路変更してしまいましたしね。

しかし、振り返って思うのは、
強い想いがあったからこそ、チャンスが降ってきたときに、
うまくチャンスをつかむ準備ができていたのだろうということ。

チャンスは、いつ、どこで、どんな形で
降ってくるかわかりません。

もしかしたら、失敗に見えることが、実はチャンスかもしれない。

そして、チャンスに遭遇した時に、
それをうまく掴めるかどうかは、
どれだけの強い想いを抱き続けているかだと思います。

想いを抱き続けていれば、
きちんと準備が整っているものですから。。。



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忙しい子

「毎日夜中まで塾に行って、
 それで、徳大や鳴教って、どうなってるんですか?」

なんて、聞くことがあります。
でも、
それって、ごく一部の子じゃないですか?って思うんです。

実際、うちに来てる理数科ほぼ安全圏に位置している中学生たちは、
少なくとも、そんなに塾漬けではない。

うちに週2回来てるだけとか、
うちに週1回+地元の集合塾に2回ぐらいとかだし、
夜9時半には授業は終わります。
その子たちが、高校生になったからって、
そんな塾漬けの生活を送るはずはないだろうと思います。

しかも、どう間違っても、徳大や鳴教なんてことは起きそうもないし、
よほどのトラブルでも起きない限りは、そんなことは考えられない。。。

皆、それなりに趣味があったり、部活を頑張っていたり、
勉強漬けで、他には何もできないような子ではないのです。

振り返ってみると、
むしろ、毎日塾漬けの子の方が、成績が悪い。
あっちの塾、こっちの塾と掛け持ちをして、
ひどい日は、塾のはしご…。

そんな生活をしている子の方が、できないものです。

できる子に言わせれば、
そんな生活してるから、勉強する暇がないんじゃないの?
って感じだと思うんです。

必ず、自分で勉強を消化する時間が必要なのに、
それをする時間がない状態で、できるようになるはずがない。

うちの生徒たちも、成績が良い子は、必ず、
自分の勉強というジャンルがあります。
塾や学校で言われたことをこなすだけではない子です。

もちろん、私も大量に宿題を出すので、
それをする時間も必要ですし、
さらに、学校の宿題をこなす時間も必要です。

それプラス、自分自身が必要と感じている予習・復習や、
定着を図るための時間があります。

もちろん中1の前半は、そのタイムスケジュール管理が、
うまくいかないこともよくあります。
でも、それをきちんと整理して、
回していけるようになれば、しめたものです。
自学自習の第一歩。。。

言われたことを、ただやっているだけでは、
勉強はできるようにはなりません。
だから、塾漬けの子はできるようにはならないと、
私は思っています。

自分で、やるべきことがわかって、
それを自分で管理して進めていけるようになってこそ、
できるようになっていくのだと思います。

そして、それをできるようにするために大事なのは、
小学校だと思います。

小学校時代にどういう勉強法をしていたか、
どんな風に取り組んできたかが、
結局のところ、ずっと尾を引いているようです。




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またまた基準問題

昨日の記事みたいに、
「そこそこ」までしか伸びないなんて書くと、
この「そこそこ」が問題になります。

旧帝大系が本命の子からすれば、
早慶を滑り止めとして、
保険の保険的に受けるのが関関同立やMARCHでしょう。

医学部の場合は、また少し違うでしょうし、
ものすごくざっくりとした話ですけれど。

で、運悪く失敗してしまった場合、
早慶ならともかく、保険の保険に行くくらいなら
浪人したいとか言い出す可能性は高い。

そんな中で言う「そこそこ」は、
おそらく、関関同立やMARCHレベルで留まると思うんです。

ところが、普通科普通クラスともなると、
関関同立やMARCHには手が届かない子の方が多いわけです。
つまり、「そこそこ」にも手が届かないのです。

小学校・中学校の積み重ねが、高校へ繋がっていて、
小・中学生の頃に基準としているラインが、大事だと思うんです。

そのやりようでは、到底無理…とまでは言いませんが、
相当な努力をしなければ無理だろうと思うような大学名を
平気で出してくる小・中学生は結構います。

それでも、相当な努力を始めているなら応援できますが、
ほとんどの場合は、「何言ってるの?」という状態なのです。

基準の設定は、小学校の時点から大事なのです。
中学になったら、とか、高校になったら、とかいうのでは
遅すぎると思います。

何も、がむしゃらに勉強しろと言っているのではありません。
むしろ、そんな勉強法ではなくて、
きちんと地に足が付いた勉強をできるようにすることです。

勉強に対する姿勢の基準点が、
違っているんですよね。。。




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まだまだこれから

昨日の記事みたいな基礎学の点数をはじき出す子たちの多くが、
市高理数科か、城東のトップ層に入るわけですが、
そこで気になるのが、大学進学先。

すくなくとも、基礎学で450点は取れる子たちが
40人理数科に入って、その40人が、全て
旧帝大系か有名医学部におさまるわけではないということです。
各高校の進学実績を見ると、そうなっていますよね。

もっと言えば、中学卒業時点で、450点とれていなかった子の中から、
旧帝大系、あるいは、有名医学部に入るような子が出てくるということです。

つまり、高校で、飛躍的に伸びる伸びしろがたっぷり残っている子と、
そこ止まりで、そこそこまでにしか到達しない子がいるわけです。

そして、それは、大学に入ってからも言えるわけで・・・
まぁ、人生ずっとそういうのが続くわけです。

何が言いたいかというと、
今、460点超えてるからといって、
先が確約されているわけではないということ、
今、超えられないからといって、
ここから先も無理だというわけではないということ。

強い想いを持って、進み続けた子が、
最終的に夢を掴むのだろうと思います。
そして、これが一番難しい。。。

どの子も頑張ってほしいな。




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基礎学

昨日の記事みたいな話をしなければいけない子もいる一方で、
いかにして、ミスを少なくして、満点にするかという話をする子もいます。

先日も、
「基礎学で450点超えてる子が、そんなに何十人もいるんですか?」
なんて質問を受けましたが、いるんです。ww

もちろん、中1、中2の2月の基礎学は、
普通は中3よりも点が出やすいものですが、
450点代で、シュンとして帰ってくる子たちは、
たいてい480点を超えている友達がいます。
だから、シュンとして帰ってくるのです。

中3だって同じ。
この間の基礎学も、460点に届かなかった子は、
これ、いけてるのか?それとも、際どいのか?って話になりました。

附属は番数が付きませんし、
公立を見ても、今回は、全体的に、点数が良かったみたいですしね。。。
450点代の場合、
前半はヤバいラインなの?それとも後半でもヤバいのか?なんて考えるものです。

やっぱり、安心して理数科を…と考えるには、
470にはのせておきたいなぁ…という結論。

そうすると、いかにして満点の数を増やして、
80点代を取らないようにするかを考えなければいけません。
満点3枚欲しいなぁ。。。って感じです。
2枚じゃぁ、何か1枚やらかしたときに危ういですから。。。

地元公立ではほとんど想像できない世界です。
しかも、地元公立の方が、総じて採点が甘い。
見たことのない世界を想像するのは難しいかもしれませんが、
実際に、そうやって頑張っている子たちもいることは
知っておくべきだと思います。




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答案用紙はラブレター

中3生は、いよいよ受験モード突入ですね。

この時期、
「さすがに、もうちょっと綺麗に答案用紙を書こうよ」
と言わなければいけない子がいます。

ついでに、中1中2生にも言ってますが。。。

受験生と受験校を直接繋ぐ唯一のものが答案用紙だって、
考えたこと、あるでしょうか?

「僕は、この学校に入りたいんです!」
っていう意思を伝えるための唯一の手段。

それなのに、なんで、そんなに汚い字なの!
って思うんです、時々。

気持ちを伝えられます?そんな汚い字で。
今どき、手書きのラブレターもないでしょうけれど、
答案用紙は手書きですから。。。

「僕は、きちんと理解できていますよ」ということが
伝えられる答案用紙になっていますか?

「る」か「ろ」か「ら」か、わからないひらがな、
「v」か「r」か、「n」か「h」か、わからないアルファベット、
「3」か「5」か、わからない数字、・・・

ピンされないからいいのではないのです。
本番で、ピンされるかもしれませんよ。
見たことも会ったこともない人が採点するんです。

「ぼくは、5って書いたつもり・・・」でも、
3って読まれて、不合格通知が来るかもしれないんです。
それでもいい?

普段から、きちんと書くことです。
急いでも書けるようにするためには、
普段から書き込んでおくしかありません。

そういうことを考えて、日常のノートをとりたいですね。




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1冊を完璧に

1冊の問題集を完璧に仕上げる。。。
1冊ぐらいなら…と思うかもしれませんが、
やっていますか?

おそらく、やっていない子の方が多いと思います。
通年で使っているテキスト、
1回目を解いたときに、間違えた問題番号に赤丸をつけて、
しばらく進んでから、数単元まとめて丸消し。

丸消しというのは、
1回目に赤丸をつけた問題だけをもう一度解いて、
出来たら、その赤丸を斜線で消すこと。

さらに、数単元進んだら、2回目の丸消し。
1回で全部消えたりするはずがないですから。

これを繰り返しながら、
全ての問題の丸消しが終わるまでやると、
ほぼ完璧にそのテキストはできるはずです。

「ほぼ」というのは、その頃には忘れてしまっていることがあるので、
テスト範囲になる問題集などは、
もう一度総なめをする子がいます。
つまり、最後まで、丸消しが終わったところで、
全問書き込みで解く。。。

このくらいやっている子は、やっていますが、
ここまでやれる子は、ほんの一握りです。

まぁ、そこまでできなくても、丸消し完了くらいまでは、
やらなければ、できるようにはなりませんが、
そこまででも、できていない子の方が多いものです。

そこまでしなくてもいいかな~と思う問題集は、
赤丸が付いた問題だけ、書き込みで一気に解いていきますが、
そこまででも、実際にできるのは、トップ層の子だけ。

そういうものです。

でも、考えてみてください。
トップ層の子ぐらいしかできていないということは、
そのくらいやれば、トップ層に食い込めるということです。

だから、まずは1冊、完璧に仕上げることからです。




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持病と付き合う

小学校高学年~中学生にもなると、持病がある子供が増えてきます。
持病と言っても、まぁ、そんなに、たいそうなものではなく、
例えば、花粉症。それから、女子に増えてくるのは頭痛。

そんなの病気のうちに入らないじゃん、なんて言われるかもしれませんが、
鼻水ずるずるでは、実力は発揮できませんし、
頭が痛くても、集中力は持ちませんから、
それなりに対処しておく必要があります。

とはいえ、スッキリ完治するようなものでもありませんから、
上手に付き合う方法を身につけておくことが得策でしょう。

万一、入試当日に、鼻炎が起きた場合、
眠くならずに、鼻水が止まる方法を知っていれば、焦らずに済みます。
普段から、自分に合う薬を探しておくのも手です。

こればかりは、個人差があって、
点鼻薬が良い子、飲み薬が良い子、色々だと思います。
目がかゆくなる子だっていますよね。
どの目薬をさすのが一番いいか。。。

病院の先生とも相談しながら、
一番、自分に合っている方法を知っておいた方が良いと思います。

頭痛もそうです。
どの種類の頭痛なのか、どの薬が良いのか。。。
自分に合う薬があるはずですから、
病院の先生と相談しながら、色々試してみると良いでしょう。

頭痛を抑える方法がわかっていれば、
わかっていると思うだけで、安心感が違ってきます。

勉強も大事ですが、そういう体の管理も大切です。

アスリートが、自分の最高の状態をオリンピックに合わせるように、
受験生は、自分の最高の状態を受験日に合わせないといけません。




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体調管理も実力のうち

どんなに気をつけていても、避けられない病気というのはあるものです。
しかし、避けられる病気もたくさんあります。
せめて、防げることは防いでおきたいものですよね。

受験生に、必ずしておいてほしいのは、歯の治療。
入試の日に、虫歯がうずく・・・なんてことは、
絶対に避けなければいけません!

歯の治療って、早く見つけて、早く治療すれば、
そんなに時間もかからないし、それほど痛くもない。
おまけに、費用も少なくて済みます。

今のうちに、必ず、歯のチェック、しておきましょう!

他にも、なんとなく具合が悪そうなところがあれば、
今のうちにチェックしておくことをお勧めします。
うんと悪くならないうちに、手を打っておくべきですものね。


日常生活だってそうです。
「風邪で・・・」と言って、何日も何日も、勉強がはかどらない子も見かけます。

「だいたい、風邪をひくなんて、たるんでるのよ!」とまでは言いません。
気をつけていても、うっかり風邪をひくことは誰にでもあること。

しかし、問題は、ひいてしまった後の対応です。
無理をして、いつまでもダラダラと長引くのは時間の無駄です。
潔く、1日つぶして、しっかり休養して治しましょう。

それができてこそ、正しい受験生だと思います。
「僕は、風邪ひいてるけど、無理して頑張ってるんだー」なんて、
集中力のない状態で勉強しても、それは単なる自己満足。。。

さっさと、内科でも耳鼻科でも行って、治しましょう。




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塾の宿題

塾には行かせているけれど、一向に成績が…
という場合に、まずチェックしたいのは宿題だと思います。

まずは、宿題がどれくらい出されているか。

レベルにもよりますが、
1日1ページ解くとしても、1週間で7ページ。

ところが、次の授業は1週間後なのに、
宿題は1~2ページなんてことはよくあります。

それでは、間に合うはずがない。

次に、その宿題をどの程度チェックしてもらえているか。

きちんと疑問点が残らないようになっているかどうかが大事です。
「やった?」なんて聞くと、「やった」って言います。
「わからんところはないの?」なんて聞くと、「ない」って言います。

間違えている問題を、もう一度抜き打ちで解かせてみてください。
できるようになっていれば良いですが、
できない場合は、それを処理した過程を確認しなければいけません。

赤で書いて終わり、解説を見て終わり、
というのが、よくあるパターン。

問題点を理解して、解き直していても、
必ず解けるとは限りませんが、
確認すべきは、そういう解き直しをしているかどうかです。

そういう解き直しをしていれば、そのうちに結果は出てくるでしょう。
でも、解説を写して終わっているパターンは多いですし、
実は、宿題をやったかどうかのチェックすらしてくれていない塾はよくあります。

教える側から言えば、けっこう面倒くさい部分です。
「宿題した?」とい聞いて、やっていなかったら、
叱ってみたり、やらせたりしなければいけませんし、

「わからんとこない?」と聞いて、「ありません」と言われてるのに、
「ホンマに、ちゃんと解き直した?」みたいに聞き返すのも、
なんだか感じが悪いと思われるし、

さらに、その解き直しをチェックするのは、とても時間がかかります。
しかも、相手はされたくないと思っていることをするわけですから、
精神的にも、やりたいことではないものです。

でも、それをやらなければできるようにはならないわけで、
それをやってくれているかどうかは、
塾選びの大事なポイントの一つだと思います。




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プラスの反応と成績アップ

昨日の続きです。

授業を受けた子供に、
「すごくよくわかる」と言ってほしければ、
子供の手が止まらないように先回りをすればよいだけです。

例えば、まだ習っていない単元の例題を解きます。
丁寧に丁寧に、解説をしながら、
時折、簡単な質問を挟んで、答えさせながら、
例題を一緒に解きます。

続いて、基本問題を解きます。
おそらく、基本問題は、例題が解ければ解けます。
一人で解かせて、ちょっとほめてみる。ww

さらに、応用問題に入る前に、
ちょっと伏線を敷きます。
「こんな風になる場合もあってね…」みたいな。

そのあとで、応用問題を解くと、
さすがに、今、聞いたばかりのことは
たいていの子ができます。
それも、悩むことなく。。。

応用問題が、スムーズに解けたことを、
ちょっとオーバーにほめて帰らせます。

こういう授業を受けたとしましょう。
帰った子供はなんというでしょうか?

「先生の説明、すごくよくわかった」
「いつもはできない応用問題も解けたよ」
「先生、すっごく優しくて楽しい」
「塾、行きたいな」

入塾してほしい場合の体験授業は、これで成功です。ww

でも、これで、本当にテストの点上がる?って思うんです。
もちろん、勉強する気がない子なら、
おだてて、その気にさせて…みたいな効果で
マシにはなるかもしれませんが。。。

普通科には行けるんだけど…程度の子なら、
こんなことでは上がらないはず。。。

例題解説は、さっと済ませます。
学校の授業の3分の1~半分程度。
基本問題を解きながら、理解してもらいます。

応用問題は、自分で悩みながら解いてもらいます。
続いて、それを深掘りです。

その方が、ずっと定着します。
でも、そんな体験授業を受けてしまったら、

「解説、テキトーだった」
「すごい難しかった」
「なんとかわかったけど、あんまり解けなかった」
みたいな感想が出てくるはずです。

それでは、その塾へ行かそうとは思わないはず。
でも、きっと、その授業の方が伸びるんです。

だから、体験授業なんて、意味ある?と思っているわけです。

実は、うちの授業は、たいてい後者のパターンです。
しかも、応用問題に悩むところは、宿題。
時間がもったいないので、家でじっくり考えてもらいます。
深掘りは、次の授業で…です。

だから、ほとんどの生徒はしんどい思いをしています。
でも、しんどい思いをしなければ、できるようにはなりません。
人にやってもらうのではなくて、
自分が労力を払わなければ、できるようになるはずがないのです。

で、その労力が払える子だけが、うちの授業に合うわけで、
おだててもらわなければ、やる気になれない子には、きっと合わない。
目的が違うのです。

だから、塾に何を求めるか・・・
そこのところを明確にして、塾探しはしなければいけません。

それぞれに、塾にも得意分野と苦手分野があるはずです。
扱っている生徒の層によって、持っている情報の種類も量も違います。

というわけで、塾探しはとっても奥が深いのです。



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塾選び

「どこの塾がおすすめですか?」と、
よく質問を受けますが、
実際のところ、何とも答えようがないものです。

万人に合う塾なんてものは、存在しないわけで、
それぞれ、性格も違えば、能力も違うし、
目的も違いますから、
当然、塾に求めるものが違ってきます。

とりあえず、体験授業…なんて話もよく聞きますが、
私自身は、1回体験したぐらいで、
何がわかる?と思っています。ww

化粧品の試供品みたいなもんですよ。
良さそうだったから、買ったものの…なんて経験、
誰でもあるんじゃないでしょうか。

おそらく、体験授業を受けたところで、
生理的に合うか合わないか程度のことしかわからないと思うんです。
でも、その程度のことなら、
電話で問い合わせをした時点でわかりますよね。

だから、うちでは体験授業はしていないのですが、
昔、塾に勤めていたころは、もちろんありましたよ。

ちょっと意地悪に、
塾側の発想から考えると、
入ってほしいと思うなら、
気に入られるような授業をすればいいわけです。

つまり、お母さんに、「どうだった?」と聞かれた子供が、
「すごくよくわかった」とか、
「先生やさしかった」とか、
「頑張れそうな気がする」とか
プラスの反応をするように授業をすればよいわけです。

すみません、意地悪な発想ですが、
そういうこともできてしまうという話です。
塾の悪口を言いたいわけではありません。

このプラスの反応には、
種類があるから気をつけたいということを言いたいだけです。

プラスの反応と、成績アップが直結するわけではない
という話を、明日は、少し掘り下げてみます。



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生きる力

「生きる力」という言葉を、
しみじみと実感することが時々あります。

そして、子供のころに、勉強を通して、
一番身につけてほしいことは、これだと思います。

歴史を知ること、社会を知ること、
世の中を知ること、人間を知ること、
そして、自分の力で考えて、
自分の意見を持てるようになること。

最終的に、そういう力が付いている子は、
何か、大変なことに見舞われてしまっても、
生きていけると思います。

「人生、何が起きるかわからないよね」なんて話を、
つい先日もしたばかりですが、
人生は、順風満帆なときばかりではありません。

これまでにも、本人や家族が病気になったり、
発達障害がみつかったり、不登校になったり、
ある日、突然、考えてもいないことが起きてしまった子たちに
出会ってきました。

少々時間がかかっても、
遠回りをしたように見えても、
それを乗り越えられた子たちは、
人間的には一回りも二回りも大きくなれたように思います。

逆境のときにこそ、本当の力が問われるわけで、
それを、後から振り返った時に、
良い転機だったと思えるようにできるかどうか…。
それが生きる力だと思うのです。

成績が良いだの悪いだのだけのために
勉強をしているのではないと思っています。
勉強を通して、身につけたいことはたくさんありますね。



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一歩ずつ

何かのきっかけで、「やらなきゃ!」などと思い立ったとき、
それがうまくいかない、あるいは、続かない原因の一つは、
2歩3歩と背伸びをし過ぎてしまうことだと思います。

例えば、今まで、テキストを、
完璧どころか、半分も仕上げられていなかった子が、
いきなり、全部仕上げようとする。
気分がのっているとついつい。。。

でも、はっきり言って、そんなの無理です。
そりゃぁ、理想は、きっちり完璧に仕上げることですが、
それは、段階を踏んで、そこへ到達させるべきで、
一気にやろうとするから失敗するのです。

今まで、基本問題しか解いていなかった子が、
いきなり、練習問題も応用問題も発展問題も解こうったって、
それは、そんな簡単なことではないのです。

基本問題しかしていなかったのなら、
まずは、練習問題までを仕上げることを考えましょう。
それで十分です。

むしろ、そうしなければ、失敗します。

応用問題や発展問題まで、完璧に仕上げられている子たちは、
それ相応の努力を積み重ねて、
それができるところまで、のぼってきているわけですから、
ある日、思いついたからって、そう簡単にできはしません。

そんな簡単にできてたまるかって感じですよ、
そこまで頑張ってのぼっている子からしてみれば。ww

踏み出し過ぎないことです。
そして、それを継続すること。

一気にやることよりも、
少しを続けて積み重ねることです。
積み重ねが一番大きな力となるのです。



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書き込みかノートか

問題集を解くとき、
そのまま書き込んで解くか、それともノートに解くか、
どちらで勉強していますか?

先日、書いたような勉強法で勉強をするためには、
書き込んではまずいのですが、
書き込んだ方が、早くてわかりやすい
というのも、わからないではない。

小学校低学年のうちから、
ノートで解くことに慣れている子なら、
それほど時間も違わないし、要領よくノートにできます。

しかし、これが、慣れていない子となると、
ノートに解くと時間はかかるし、問題を飛ばしてみたりもする。

でも、だからといって、一回解いただけで、
できるようになるはずもないので、
繰り返し解こうとすると、やっぱり、書き込みはまずい。

とはいえ、全ページ、何回も繰り返すことすら
難しい子もいるのが現実なわけで。。。

私は、成績のレベル別に、やり方を分けることが多い。

まず、基本でも怪しいレベルの子なら、
確認問題と基本問題しかしないわけですが、
それでもかなり間違えます。

そして、そういう子は、ノートにするのはとっても苦手。
だから、コピーです。
コピーを取って、コピーに解きます。

そうすれば、基本問題程度までなら
繰り返して、演習することができます。

もう少しレベルが上がって、
確認問題はそれほど間違えない程度の子なら、
確認問題は書き込みで1回だけにします。

そして、基本問題と練習問題はノート。
問題集には、間違えた問題に赤丸をつけておいて、
ノートで繰り返していきます。

さらに、レベルが上がると、
解くスピードもあるので、追加で1冊くらい、総ざらえで、
さ~っと確認できるような書き込みのテキストを持っていたりします。
英語などは特に、念のための確認というか…。
ちょっとしたミス防止策でもあります。

確認程度で大丈夫なものは、書き込みで、
繰り返さなければいけないページはノートというのが、
一応、原則。

この後、もうやらないかな~というところまで仕上がったら、
一気に全部書き込んで確認してみたりもします。

書き込みとノートと、うまく使い分けて、
効率のいい勉強をしたいですね。




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続・再現すること

既に、出会った時に、再現することを意識できている子もいますが、
ほとんどが、そんなことは意識していないものです。

最後まで、意識できずに終わる子もいますが、
多くは、途中で、何となく意識し始めて行動が変わります。

「意識しなさい!」とか言ってみたところで、
変わりはしないのですが、
ある日、突然、メモを取るようになることがあります。

突然のようにも思いますが、
きっと、そうではない。

徐々に、少~しずつ、気持ちが変わってきているのでしょう。
入試が近づいてきて、気持ちが変わる子もいますし、
明確な目標が見えて、顔つきから変わる子もいます。

おそらく、どの子も、年齢とともに、それなりに、
将来のことは意識するようになりますし、
その途中のどこかの地点で、
今やらなきゃいけないことに気付くのだと思います。

自分で気付いてもらうしかない。。。

しかし、気付いた子は、行動が変わります。
今まで、答えだけを平気で書いていた子が、
解説を聞いた後に、再現メモを書き始めます。
私としては、とっても嬉しい瞬間。

まぁ、だからって、すぐに成績が上がるわけではありませんが、
少なくとも、スタート地点には立てたわけです。

再現しようと思っているから、
つまり、もう一回自分で解いてみようと思っているから、
再現メモを取り始めるわけです。

それだけでも大進歩だと思います。
でも、そこからが本当のスタートです。



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再現すること

勉強をしているときに、
再現することが意識の中にあるかどうかは、
その成果に大きくかかわってきます。

つまり、今、聞いたこと、学んだことを、
次、自分で再現できるようにしようとしているかどうかです。

例えば、何か、わからない問題の解説を受けたとします。
普通は、聞いた時点で、
「あ~、なるほどな~、わかった!」と思うでしょう。

問題はその次、
それを、自分でも解説できるでしょうか?

それが、意識の中にあるかどうかです。
簡単そうに思えて意外と難しいことです。

「聞いて理解した」ということと、
「自分で解説できる」というのは、
全く別物ですから。。。

「知っている」から、「説明できる」・・・、
わけではありませんよね?

確実に点数に反映させていく子は、
自分できっちり再現できることを考えています。

数学の説明を受けたら、
必ず、自分で一から解き始めます。
途中から、解説は頭の中で、
答えだけを書くようなことはしません。

英語の説明を受けたら、
そうなる理由を必ず書き留めてあります。
「あ~、わかった」では終わらない。

この差は、顕著に成績に表れています。

理科や社会でも、同じです。
これができると、記述問題で困らないはず。
これができていないから、
知ってるけど説明はできないのです。

少しずつ、意識していけるといいですね。



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中学選びの原点

中学選びの原点は、やはり、
「どの学校が自分に合っているか」だと思います。

どの学校に行った方がカッコいいかではない。。。

特に、中学は、まだまだ成長のスタート地点ですから、
比較的早くに成熟している子と、
この先、一気に成長する子が混じっています。

つまり、どの段階で、重点的に勉強するのが良いかは、
その子その子、それぞれ違うのです。

例えば、トップ層の子たちでも、
既に、頭の回転が速い子もいれば、
じっくりじっくり噛み砕いて理解していく子もいます。

小学校の時点では、
たいてい、まだ、じっくり噛み砕いていく時間もあります。
ところが、まだ、じっくり取り組むことが必要な時期に、
文理中学に入ったとします。

じっくり取り組む暇は無くなりますから、
うまく伸びられないかもしれません。

一方、附属中学なら、進度は公立並みですから、
じっくり取り組む暇はまだあります。
そうやって、着実に積み重ねた方が良いタイプの子は、
同じトップ層でも附属が合っています。

逆に、ものすごく頭の回転が速くなっている子なら、
附属のあの進度で進むのはもったいない。。。
文理のテンポで、ガンガンいく方が合っているはず。

どちらも、最終地点のレベルは同じです。
附属→市高理数科と進むか、
文理中→文理高と進むか、
経路が違うだけです。

どちらでいても、トップ層なら、
レベルはほぼ同等と考えてよいでしょう。
どの時期に時間をかけるのが、自分には合っているのか・・・
ということだと思うんです。

どちらの方が、自分に合っていて、
能力を存分に伸ばすことができるか・・・

あるは、そこまでトップ層狙いではないなら、
城ノ内という選択も出てくるでしょうし、

もっと言えば、ゆっくりゆっくり積み重ねて、
高校で一気に伸びる子だっているのです。

附属の中くらい、あるいは、地元公立の上位でいて、
公立の普通科に行って、
トップ層にまで躍り出てくる子も、稀にいますよね。
中学は蓄積期間…という子です。

中学のカリキュラムは、それぞれに特徴がありますから、
じっくり、自分に合っていそうなところはどこなのかを
考えてほしいと思っています。

親御さんの立場からなら、
どういう世界を経験させたいか…とか、
どんな体験をさせたいか…とか、
勉強が全てではありません。

というか、むしろ、大事な大事な成長期です。
人格形成にも大きな影響がある年頃ですから。。。

中学生は、通学の負担も考慮すべきです。
体力的に、どの距離なら大丈夫そうか・・・
これも、意外と大事なポイントですね。



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三者面談

特に地元公立の三者面談は、
気をつけてほしいと思っています。

何にって、先生の基準のない言葉です。

夏休みの三者面談で、志望校を言った後、
「頑張りなさい」って言われませんでしたか?

別に、そうやって激励してくれるのはよいのですが、
何を、どれくらい、頑張ればよいのか、言われましたか?
問題はそこです。

多くの場合、「頑張りなさい」と言われると、
このままの調子で頑張れば、
志望校に行けるんだ、とか思うんですよね。

でも、「頑張れば」って、何を、どれくらい?
ジュース飲みながら、ちょちょっと勉強するくらい?
それとも、テレビもゲームも封印するくらい?

どの問題集をどれくらいやればいいの?
何番ぐらいに上がれば、
高校ではどれくらいの成績でいられるの?

具体的なことは、
何一つ聞いていなかったりするんですよね。

それなのに、なんだか、もう大丈夫な気分になって、
中2、中3と過ごすと、
中3の2月、いよいよ出願の段になって、
「無理ですねぇ、志望校変えますか?」とあっさり言われますよ。

そういう子、何人も見てきていますから。。。
私が、どれだけ、今のままじゃぁ無理だと話しても、
学校の先生の「頑張りなさい」を
勝手にいいように解釈して過ごした結果が、志願変更です。

2月になって、
「先生が言った通りだった…」なんて言っても手遅れです。
もう、やってあげられることすらないのです。

そうならないためにも、
基準のない言葉には、気をつけたいですね。



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基準を明確に

昨日の続きになりますが、
ここでもまた、基準のない言葉に、まどわされていませんか?

普段⑥までやってるAくんは、⑤までしかできていない問題があったら、
「今回のテストは、勉強、やってない・・・」と言います。

でも、普段②までしかしないBくんなら、③までやったら、
「今回のテストは、メッチャ勉強やった!」と言います。

「やってない」Aくんは、⑤までやってて、
「やった」Bくんは、③までしかやってないですよね。

やっぱり、「やった」とか「やってない」とかいう言葉は基準がないんです。
この場合、みんなが、それぞれ自分の感覚だけで使っている言葉ですよね。

これは、お母さんたちの間でもよくある話。
「Aくんって、勉強やってないって言ってたのに、成績いいわよね~
 やっぱり、頭が良い子はいいわねー」とか、

「勉強やってないはずないわよねー?
 きっと、やってるのに、隠してやってないって言ってるんだわ!」とか。。。

どこかで聞いたことがあるような会話ですね?

でも、実際のところ、Aくんは、
普段⑥までやってるのに⑤までしかやらなかったから、やっていないわけで、
⑤までやっていれば、③までしかやっていない子よりは成績がいいはずですから、
Bくんより良くて当然です。

頭が良いからできるわけでもないし、
ウソをついてやってないと言っているわけでもないのです。

ただ、「やった」と思える基準が違うだけなんですよね。

もし、自分がAくんの成績を目指しているなら、
Aくんと同じ⑥を「やった」と思える基準にしないといけません。

つまり、自分が目指す成績にすでにいる子たちの基準と同じでないと、
同じ成績までは上がりません。

一気にトップ層を目指そうったって、それは無理です。
皆、積み重ねて、今の成績まで来ているのですから。
自分が目標とするところまで、順に積み重ねていくしかありません。

まずは、どこを目標として、
どんな勉強をしなければいけないのか、
自分の基準を明確にすることから始めましょう。



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勉強法 基本の基

細かく見ていけば、色々な勉強法があります。
しかし、結局のところ、根本的なところは、皆、同じ。

理解して、できるようにすること。
ただ、それだけです。

な~んだ、そんなの当たり前じゃないか!と思いますよね?
でも、本当に「できる」まで、してますか?

ハッキリ言います。
全部「できる」までしたら、公立なら普通に1番とれてます!

「やった」だけの問題が残っているから、
テストの結果が出ないんです。

「やった」と「できる」は、決定的に違います。
「やった」だけでは、できるようにはならないんです。

そして、本当に「できる」まで全部仕上げようとしている子なら、
それがいかに大変なことかが、よくわかるはずです。
でも、それに挑戦している子たちが、上位層トップ層の子たちです。

①問題を解いて、丸つけをします。(丸つけしない人は論外です!)
     ↓
②答えを見ながら、赤で直していきます。
(ここで、終わってる人が意外と多い。
 150人程度の地元公立中学なら、80番~100番です。)
     ↓
③間違えたところ、できなかったところを、調べたり教えてもらったりします。
(ここで、「できた」気分の人も多い。50番~80番です。)
     ↓
④何日かたって、調べたところや教えてもらったところをもう一度解きます。
(これができたら、「できる」に一歩近づきます。30番~50番です。)
     ↓
⑤もう一度解いても、間違えるところを、再び検証します。
なぜ、間違えるのか?わかっていないのか?覚えていないだけなのか?
(ここまでやっている人は、30番以内です。)
     ↓
⑥そして、数日後、もう一度解いて、検証して、
それでもまちがえる問題を、また解いて、検証して・・・と、
最後の1問ができるようになるまで、くりかえします。
(これを完ぺきにやると、1番とれてます。) 

すごく当たり前の勉強法です。
でも、最後までやってる人は、ほんのひとにぎり。
あなたは、どこで止まっていますか?




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基準はなりたい自分

自分の基準をどこに置くか…という話は、
このブログでもよく書いていますが、再確認。

自分が目指すところに、既にいる人と同じ基準を持つことが、
目標を達成する第一歩だと思います。

例えば、自分は、学年で80番、目指すは50番以内と思うなら、
まずは、50番の人と同じ基準を持つ必要がありますし、

今、10番で、1番をとりたいと思っているなら、
1番をとってる人と同じ基準を持たなければ、1番はとれません。

ちゃんとやってるのに成績が上がらない。。。と思っている人は、
この基準がずれてしまっているのです。

80番の人は80番の勉強をしているから80番で、
50番の人は50番の勉強をしているから50番なんです。

10番の人が、「私、ちゃんとやってるもん!」といくら主張したところで、
1番をとれる人とは、最後の詰めが全然違うのです。

「頭の良さが違うのよー」なんて、声が聞こえてきそうですが、
そんなことはありません。

よほどの場合を除いて、頭の良さなんて、そう大きくは違いません。
もちろん、1回聞いたら全部覚えられるような人も稀にいますが、
そんな人は、そうそういませんから。。。

結局のところ、多くは、1番とってる子も、100番とってる子も、
勉強に対する基準が違うだけなんです。
そして、それを積み重ねてきた結果なんです。




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基準のない言葉

基準のない言葉にどれだけ惑わされてしまっているか、
というお話です。

たとえば、
毎日、学校から帰ると2時間勉強しているAくん。
今日は、1時間しかできなかったとします。
翌日、「昨日、どれくらい勉強した?」と聞かれると、
「昨日はさっぱり。全然してない。」と答えるはず。

それでは、毎日、学校の宿題どころか、日記すら書かずに学校へ行くBくん。
今日は、お母さんに強制的に30分間勉強させられたとします。
翌日、「昨日、どれくらい勉強した?」と聞かれると、
「昨日はめっちゃ勉強させられた!!」と答えるに違いありません。

“全然勉強していない”Aくんは、1時間。
“めっちゃ勉強した”Bくんは、30分。

「やった」とか「やってない」とか、
人によって基準が違う言葉だけ聞いても、
な~んにも比べられないということです。

でも、
Aくんって、あんなに成績いいのに、全然勉強せんらしいよ。。。なんて話、
よく聞きませんか?

そういう言葉に惑わされても、何の意味もないということです。



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このブログについて

徳島で、家庭教師や塾講師として、
多くの小・中学生にかかわってきました。

大学生のころのアルバイトから換算すれば、
やがて30年です。

そろそろ、何か役に立つことを発信できるかもしれないと思って、
受験のことや、日々の勉強のことについて、
思いつくままに綴り始めたのが2013年7月。

それから5年が過ぎました。
ほぼ毎日更新しているので、記事の数も2000件近くになっています。

5年前と今とでは、少々事情が違うことも増えてきていますので、
古い記事の中には、現在とは違う情報が紛れていることもあります。
そこで、少しずつ、整理を始めようと思います。

古い記事を順に見直して、
新しく再編集できた古い記事は、削除していこうと思います。

もともと、繰り返しよく似たことを書いているようなブログなので、
おそらく違和感なくリニューアルしていけるのではないかと思っています。

今まで通り、ゆる~い感じで続けられればと思っています。
あくまでも、私の個人的な考えを綴っているだけですので、
その点は、ご理解いただいて、これまでのように、
斜め読み程度で、お付き合いいただければ幸いです。




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目標点

テストの度に、目標点を書いてもらっています。
予想点ではなく、目標点です。

これで、だいたい意気込みがわかる。。。ww

欲しい点数を目標点にする子は、
たいてい、欲しい点数を下回ります。

欲しい点数を、本番で弾き出してくる子は、
たいてい、欲しい点数の30点は上の点を書きます。

例えば、350点欲しいとします。
各教科70点。
そこから、苦手な教科と得意な教科に
5点ずつぐらいプラスマイナスして目標点にする。。。

そういう子は、320点、よくて330点止まりの子が多い。

そういうものだと思います。
当然の結果なんです。

100点をとりにいっても、なかなか100点にならないでしょう?
100点とれたと思ったのに、ケアレスミスで98点。
小学校の時から、そういう経験してるでしょう?
70点をとりにいく勉強では、70点は超えないものです。

市高理数科や学区外からの城東狙いなら、
基礎学目標点はトータル500です。
そうでなきゃ、470にはとどまらない。。。

こんなこと、面と向かって言ったことはないのですが、
黙って見ていると、
たいてい、中3には100を5個並べてますよ、目標点の欄に。

そう書いて然るべき点数が
結果欄に並ぶようになってきているはずなんです、3年かけて。
そうならなきゃダメなんです。
本気で狙っているのなら。



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過去問を解く

毎年書いているような気もしますが、ww
徳島県の高校入試の過去問を解いている子が
そろそろ増える時期だと思います。

形式的には、基礎学とほぼ同じですが、
やはり、過去問は数年分程度は解いておきたいものです。

既に、中学内容を学習し終えた教科から解いていくと、
たいていは、英語から手を付けるでしょうか。

英語、数学、理科、社会、という順になる子が多いでしょう。
国語は、だいたい、いつの時期からでもできますね。

気をつけたいことは、時間を計ること。
本番さながらに、時間を計って解いてみることは大事です。
意外と、時間配分をうまくできない子は多いですから。

細切れに解いたりするのはダメです。
必ず45分とか55分とか、指定の時間通りに解いてみましょう。

そうすることで、時間の感覚が身に付いてきますから。
このペースでは遅すぎるとか、
ここまで急ぐことはないとか、
どの順番で解くのがよさそうだとか、
色々に発見があるはずです。

解けたら、とりあえず、自己採点。
配点は非公表なので、リアルな点数は出せませんが、
まぁ、だいたいで。ww

それで、問題は、そのあと。
ここまでで、放っておく子が結構多いんですよね。
せっかく解いたのに。。。もったいない。

必ず、解き直しです。
時間切れをしたのなら、続きを解いてみる。
間違えた問題をもう一度解き直してみる。
どこで間違えたのかを検証してみる。

できていないことを、できるようにしてこそ、
過去問の価値があるというもの。
次へ繋げてこその過去問です。

3~5年分程度でもいいです。
きっちり、できるようにすることです。




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プロフィール

Author:自律学習ゼミ
徳島県で、家庭教師や塾講師をして、20年が過ぎました。そこで、この経験を生かして、小・中学生の君たちや、お父さん、お母さんに、何か少しでも役立つようなお話ができる気がして、このブログを始めることにしました。中学受験のこと、高校受験のこと、学校のこと、塾や家庭教師のこと、家庭学習や勉強の方法など、色々なことをお話ししたいと思っています。
2013.7.19.
・・・・・・
それから早10年が過ぎようとしています。ブログは、情報も古くなっていくので、5年分ぐらいが残るように、日々、刷新しています。2022年度より、自律学習ゼミとして、教室も移転し運営しております。「いったいどんな塾なの?」と興味を持たれた方は、下記のリンクからご覧ください。
2023.5.17.


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お問い合わせ nagao@ceramica-shigemi.jp

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