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自分にできること

こうやって見てくると、
伸びる子と伸びない子、
できるようになる子とならない子の差は、

自分にできることは何かを考えて、
行動しているかどうかの差だと思います。

子供のみならず、家庭も同じで、
塾に通わせて、あるいは、家庭教師を雇って、
お金を払えば済むことではないのです。

1週間のうちの「ほんの数時間」、何かをやってもらうだけで、
何かが劇的に変わるなんてことは、まずありません。

1週間のうちの「ほんの数時間」以外の時間の方が、
どれだけ大事なことか。

もちろん、塾や家庭教師は、
対面の「ほんの数時間」以外の時間も、
うまく活用できるように、アドヴァイスもするでしょう。

でも、それを実際に実行するのは生徒自身ですし、
それを直接サポートできるのは家族です。

そして、その時間の方が数十倍長いのです。

ときには、
私のところに通い始めて変われたと言ってくださることもあります。
でも、それは、生徒自身と家族が頑張った賜物なのです。
私ができることなんて、ほんの微々たるものですから。

全員が、同じ方向を向いて、
同じ思いで行動を起こすからこそ、その力が大きくなるのです。

自分は、何もせずに、
「どうにかしてください」と言ったって、
うまくいくことは絶対にありません。

伸びた子、伸びなかった子の差は、ここだと思っています。



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解き直しの差

「これ、解き直してきて!」という宿題、
けっこうよく出す方だと思います。

人によって、○×だけつけて返却したり、
ヒントまで書いて返却したり、それぞれですが、
次回までに、間違いを解き直してくるという宿題です。

そうすると、
伸びる子と伸びない子がはっきりと見えます。

例えば、英語の問題。
2文がほぼ同じ意味になるように書き換えなさい
というような問題、よくありますよね。

伸びない子の典型的な直し方は、
適当に、前回と違う単語を入れてみるか、
「わかりません」と空白か・・・です。

それで、「じゃぁ、上の文章、訳してみて」と言うと
それすらやっていない。

理由は、知らない単語がある。

辞書引きませんか?
普通は、知らない単語は辞書を引いて、
覚えてから、訳し直してみるのですよ。

簡単に意味を聞いて教えてもらった単語より、
辞書を引いた単語の方が、記憶に残ります。
だから、辞書を引くのです。

訳せてもいないのに、
同じ意味も何もあったもんじゃないですよねぇ?
だったら、どうして答えが書いてあるの?
いったい、どうやって、解いたの? 勘?
クイズしとるんとちゃうんだけど?
って、思います。

普通に、きちんと考えて直しをしている子からすれば、
そんな子がいるのか?と思うことですが、
いるんです、これが、たくさん!

同じくらいの成績だった子が、
伸びたり伸びなかったりするのは、
こういう手間をかけることができるかどうかの差だと思います。

面倒くさいなぁと思うことに、一歩踏み込んでみる。
そうすることで、すこ~しずつできることが増えてきて、
そのうち、なんか、勉強も嫌じゃないかも⁉なんて思えるようになります。

じゃぁ、一歩踏み込ませてよ~ではないのです。
自分が動かなきゃ始まりません。

こういうところの意識の差、行動の差が、
成績に出てくるのです。



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学校のせい

学校の授業が、ちっともわからない、
先生が何を言っているのか、意味不明、
なんていうのも、公立の子からはよく聞く話です。

でも、それも、結局は、言い訳にしかすぎません。
だって、
「あなたは授業に恵まれなかったから、
 入試を簡単にしてあげましょう」なんてことありますか?
絶対にないでしょう?

そんな言い訳、意味がないのです。
学校の授業が、ちっともわからないのなら、
自分で何とかしようとしなければいけません。

「そんなこと…」って思うかもしれませんが、
世の中、そういう理不尽なことは、山のようにあります。
そういう問題が発生したときに、どうやって対処していくかが大事なのです。

予習をしてみるのも一つの手です。
スピードが速すぎる授業や、
イマイチ、何を言っているのかがわからない先生の授業も、
自分が予備知識を入れておくことで理解できるかもしれません。

あの手この手を尽くしてみても、
どうしてもこの授業はダメだと思うのなら、
諦めて他の手を探すしかない。

スタディサプリなんかを利用するのもひとつの方法です。
先生のせいで、できないなんて言っていても、
何のメリットもないのですから。

できる子たちは、こうやって、手を尽くしているものです。
試行錯誤しながら、自分に必要なことを身につけています。

「それは、できる子だからでしょう?」と言うかもしれません。
でも、そうするから、できる子になってるんです。

誰かのせいにして、別の誰かに何とかしてもらおうとしても、
できるようにはならないものです。
何かのせいにして、自分のせいではないと思ってみても、
結局、できるようにはなりません。

それに気付かなければ、できるようにはなれません。
誰かのせいでも、何かのせいでもない、
行動を起こさない自分のせいだと思えれば、
どうにかしようと思えるものです。

そうすると、どこからか、救いの手が伸びてきたりするものです。
勉強だけでなく、人生って、そういうものだと思います。




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時間がない

時間がないからできない・・・というのも、よく聞く理由の一つです。

言わせてもらえば、
時間があり余っている子なんていませんから!
自分だけが忙しいとか、思っているの?という感じです。

時間だけは、どの人にも平等に1日24時間です。
それを、いかにして、うまく使いこなすかは、その人次第です。

でも、部活が忙しいとか、
お稽古が忙しいとか、
なんとか、かんとか、・・・

そんなもの、自分が好き好んでやっているのだから、
それが理由で、勉強ができないというのなら、
辞めてしまえばいい。

それが辞められないのなら、
勉強をあきらめるか、
時間をなんとかするかしかないでしょう?

どっちもできないのは自分のせいであることを棚に上げて、
時間がないとか言っている子は、本当に多い。

何も行動を起こさないから、時間がないのです。

こんなことを言うと、
「できる人はそう言うけれど、それができれば苦労しないよ」
なんて言う人もいます。

でも、それができないのなら、
できるように努力をするか、何かをあきらめるしかないではありませんか。
できないから、どうにかしてくれませんか?というのは、
おかしいでしょう?と思っています。

自分は、何もせずに、誰かにどうにかしてほしいなんて!

自分で、どうにかするしかないんです。

「そんなこと、生徒に言うの?」と言われることもありますが、
言います、私。
だって、現実は、きちんと見つめて行動しなければ、
できるようにはなりませんから。

それに気付いて、行動を改められる子も、
ごく稀にいますからね。
うやむやにして、全員潰すくらいなら、
はっきり話して、稀な数人を生かせる方を取ります。

厳しいとか言われるのはわかっています。
でも、それが現実です。
それを乗り越えられる子しか、できるようにはならないものです。




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質問できない

学校でも、塾でも、先生に質問できない・・・
というのも、よく聞く理由です。

ところが、いざ、そういう子とマンツーマンで向き合って、
質問が出てくるのを待つと、まず、出てきません。

「わからんとこなかった?」---「いけます」
「腑に落ちないところとかなかった?」---「ありません」
なんですよね。

つまり、質問できないのではなくて、
質問そのものが無いのです。

それは、すべて理解できているというのとは違います。
何を質問するのかがわからない場合がほとんどです。

にもかかわらず、
うちの子は、集合では質問しづらいのだろう…と考えるのです。
子供側としては、
個別になったところで、何を質問すればいいのかがわからないのです。

つまり、マンツーマンにしてみたところで、
なんの解決にもなっていないわけです。

しかし、
親側は、これで質問できるようにしてやったと思っています。
子供側は、何聞けばいいかわからんし…と思っています。

根本的な問題に、もっと深く向き合わなければいけません。




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やっているけど、できるようにならない

相談を受けた時に、一番多いのがこれかもしれません。
「勉強をやっていないわけではない。だけどできるようにならない。」

では、できるようになるために、何かやってみたでしょうか?
家庭教師を依頼した?塾に行った?
そんなのはダメです。

誰かにやってもらうことではなくて、
自分ができることは何かないかを考えて行動したでしょうか?

例えば、単語を20個覚えてくるという宿題を出したとします。
1週間後、テストをすると、4個、間違えたとしましょう。

自分が行動を起こす子は、
「覚え方がまずかったなぁ。」と考えて、
覚える方法や回数を変えて、満点がとれるように行動します。

自分が行動を起こさない子は、
「多すぎて覚えれんよなぁ。」と考えて、
何も行動は起こさず、前回と同じことを繰り返します。
当然、次も間違えるわけです。

「やり方を変えてみようとか思わんの?」なんて聞いてみると、
「どうやったらいいかわからんしぃ・・・」とか言ってみたりする。
結局、全部、誰かにやってほしいわけです。

「これって、こういう風にやって覚えてるんですけど、
 もっといい方法とかないですか?」
なんて、質問をしてくる子も、時々います。
自分でどうにかしようと考えている子は、
そういう行動を起こせるんです。

「できるようにならない」のではなくて、
できるようになるための行動を起こしていないのです。

「誰かが、できるようにしてくれないかな~」って
思ってるんですよね。
そんなおいしい話はありませんから。。。




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問題解決能力を養うこと

できない原因、やらない理由の話はよく聞きます。

<子供側発>
先生が言っていることがわからない。
学校進度が速い。
学校の授業がうるさい。
質問しようと思っても先生が捕まらない。
部活が忙しい。
時間がない。
やる気が出ない。
覚えることが多すぎて覚えられない。
やってるけど、できるようにならない。

<親側発>
学校や塾で理解できないようだ。
学校や塾でわからないところを聞けないようだ。
親の言うことをきかない。
部活ばかりで時間がない。
だらだらして、反抗ばかりする。

ちょっと考えただけでも、次々と思い浮かぶほど、
皆、よく似た原因や理由を口にしています。

でもそれ、解決するための行動は起こしているでしょうか?
生徒たちを見ていると、その解決方法の差が、
成績の差だろうな~と思うことはよくあります。

しばらく掘り下げてみようと思います。



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学校の先生

やる気がわいてきた生徒の中には、
学校で先生を捕まえて質問攻めにしてる子がいます。

「ジャンジャン聞きよ~、学校の先生タダやし!」
と言うと、笑われますが、学校の先生に聞かない手はないでしょう?
こんなこと言うと、学校の先生には嫌われるかもしれませんが。。。

塾に行っていなかった私は、
もちろん、学校の先生はめちゃくちゃに利用しました。
中学生の時は、学校の先生に聞くか、
3つ上の兄に聞くかしか選択肢はなかったですから。

週末、わからないところを溜めておくと、
母が、兄を家庭教師に雇ってくれました。
時給200円の過酷な労働。。。さすがにスパルタママですww

でも、教えてもらう方も過酷です。
なかなか理解しなかったら、「アホかーーー!!!」って、
すぐに、しばかれますから。
「どアホ!」とか言われますしー

それに耐えるか、学校で先生を捕まえるか。。。
なかなかのサバイバルな感じでしたが、
それはそれで集中力Maxでした。

その点、うちの生徒たちはうらやましい。
私がやさし~く(?)教えてますから。。。ww

でも、やる気になればなるほど、
勉強量が増えて、わからないところも出てきます。
全部、家庭教師で賄おうなんて思ったら、お月謝がどんどん膨れ上がります。
その点、学校の先生はタダです。
やる気になった生徒には、たいていの先生は親切に教えてくれます。
やっぱり、学校の先生を使わない手はないでしょう?

友達はダメです。
時々、ウソを教えてくれますからww
悪気があるわけではないですよ。自分も間違ってるんです。

それに、友達と一緒に勉強したら、絶対能率はあがりません。
これは、自分の経験からも、
これまでの生徒たちの経験からも言えます。

やっぱり、学校の先生ですよ!



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時間じゃない

勉強は、時間じゃぁ比べられないものです。
考えてみてください。

学年で1番をとってるAくんが、1時間で4ページ解ける問題集があるとします。
同じ問題集を、学年で80番のBくんが、1時間で4ページ解けると思いますか?

無理です。きっと2ページぐらいです。
しかも、Aくんはほとんど間違いがない。
そして、Bくんは間違いが多い。

同じ1時間で、Aくんは4ページ解いて、間違いの見直しも少ししかないから、
ほぼ完璧にマスターしてしまうでしょう。
同じ1時間で、Bくんは2ページしか解けなくて、間違い直しが山のようにあるから、
またそれにさらに1時間必要になるかもしれない。
そしたら、その間にAくんは、さらに4ページ解けてしまう。。。

2時間で、8ページと2ページ。6ページもの差が出てしまいます。
だから、時間じゃないんです。

じゃぁ、永遠に追いつけないの?というと、そうではありません。
継続は力なり。。。
いきなりBくんがAくんに追いつくのはかなりハードルが高いですが、
60番のCくんになら、追いつけるかもしれません。
Aくんほど、差は開いていませんからね。

それを少しずつ積み重ねていくのです。
そうすれば、いつかはAくんにだって追いつけるのです。
でも、積み重ねる時間が必要です。
それを積み重ねる覚悟があるかどうかです。



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話し込み

生活態度が変わると・・・という話は昨日しましたが、
成績が上がり始める前には、授業態度がもちろん変わります。

ある時、「なんとかして!」と言われて、担当することになった中3生のAさん。
話してみると、素直で真面目なのだけど、
どうも、自分で言っているほどにはやる気が感じられない。。。と、
頭をひねっておりました。

なにせもう中3なので、間に合うかなぁ。。。と、こちらも内心ドキドキしながら、
そうは言っても、特効薬などあるはずもなく、
いつもの話し込みを続けていました。

基本的に、私は、授業でいろんな話をします。
マンツーマンなので、けっこう込み入った話もします。
進路のことや学校のこと、将来のことはもちろん、部活のこと、恋愛のこと、
自分の話もけっこうしますし、
これまでに担当した生徒の話も個人情報がばれない程度に。。。
とにかく多岐にわたって、色々と話します。

特に、なにか問題や気になることがある場合は、
すぐに30分ぐらい話してしまいます。

ただおしゃべりをしているのではありませんよwww
2時間しかないんだから、そんなにしゃべってないで、何か教えてやってよと、
おうちの方は、はじめのうちは思っているかもしれませんが、
このおしゃべりはとっても重要なんですね。
説教と思って聞いてる子もいる気がしますが。。。

しかし、Aさんにも、何かが響きましたよ!
「メモぐらいとりなよ~」と思いながら、これまでは説明をしていたのですが、
ついに、
「ちょっと待って!」と、私の説明を止めて、メモを取り始めました!
もちろん、他のところでも色々と劇的に変わり始めました。
これなら間に合うかもしれません。

やっぱり、そこです。
昔、勤めていた塾に、すごい先生がいました。
その先生が担当すると、クラス全体がまとまって上がるんです。

いったい何が違うのか。。。
自分の授業がないときに、その先生の授業を事務所のモニターで観察していました。
とにかく、話し込みをするんです。
朗々と、生徒が聴き入る口調で、30人程度の生徒を前にひたすらしゃべる。
これだなと思いました。

気持ちが変わると、生活態度も授業態度も一変します。
すると、効率がぐんと上がって、成績アップへとつながるわけです。

「勉強しなさい!」だけではだめです。
ついつい反抗したくなります、思春期の子は。

「あんたのために、こんなにやってやってるのにー」ってのも駄目です。
半分は、自分のために言ってるのが透けて見えてます。
そういうのに、過剰に反応します、思春期の子は。

ウソ、建前、体裁、・・・、そういうのは、絶対に駄目です。
そういうのが混じっていない話が大事です。



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規則正しい生活

当たり前だけどできていない子が多いのは、規則正しい生活を送ること。
日曜日、8時まで寝たりしてませんか?

最近の子供たちは、なかなか色々と忙しくて、
そうもいかないのかもしれませんが、
成績の良い子は、意外と規則正しい生活をしていることが多いのも事実です。

そして、不思議なことに、成績が上がってくると、
規則正しい生活をするようになるんです。

どうしたんだろう?最近、うちの息子。。。と、お母さんが言い始めると、
成績がぐんと上がったりします。

もちろん、逆もありますが。。。www
やはり、生活の乱れは心の乱れで、すべてに繋がっているのかもしれませんね。



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経験

きちんとした集合の塾なら研修があると、昨日書きましたが、
指導法の研修がない塾は、意外と多いんです。

うそ~?!
と思うかもしれませんが、ホントです。

特に、個別指導の塾では、大学生のアルバイトを募集して、
採用したその日に、いきなり授業なんてことが
当たり前に行われている塾も少なくはありません。

だから、教務力にばらつきがあるんです。
もちろん、学生だからダメで社会人だから良いというわけではありません。
社会人でも、さっぱり向いていない人もいれば、
学生アルバイトにしておくのはもったいないなぁと思うような大学生もいます。

思い返せば、私も、その時その時で一生懸命授業をしてきたつもりですが、
今ならこうするとか、こんな風にできるとか思うことはたくさんあります。
経験は大事ですね。

集合の塾に勤めていたこともあるので、
色々な教務力を上げるための研修には参加しましたが、
恐ろしい塾もありました。

「キミは生徒の顔がお金に見えないのか!」なんて、
保護者が聞いたら真っ青になりそうな言葉が飛び交っていましたよ。
そんな塾は、必要なことだけ吸収したら、さっさとやめましたけれどねwww

経験を積んで教務力がある先生は、どうやって探すか。。。
やはり口コミが一番ですね。
先生の側からしても、やはり口コミで来てくれた生徒は合うことが多い。
お互いに、わかり合えている間柄ならば・・・の話ですが。

結局、人と人とのつながりだから、
最終的には、やっぱり、人としての相性と情熱ですね!



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秘伝公式の罠

塾で教え始めると、きちんとした集合の塾ならば、
研修やら、指導マニュアルやら、色々なものを勉強させられます。
もちろん、教務力を上げるためです。

塾初体験の私にとって、興味深かったものの一つに「秘伝公式」があります。
秘伝公式・・・、数学なんかでよくあるちょっと計算をショートカットするアレですね。

例えば、一次関数なんかで、
軸に斜めに交わってる三角形の面積を求めたりする時。

教科書では、三角形を二等分して求めたり、
長方形から、いらない部分の面積を引いて求めたりしますよね。
分数が混じってきたりすると、計算がけっこうめんどくさい。

そこで、秘伝公式の登場です。
頂点の座標を上から3つならべて、一番上に書いた座標を一番下にもう一回書く。
それぞれを斜めにかけた数を左右に書いて、それをたてにたして、
その答えの大きいほうから小さい方を引いて2で割ると面積になります。

文字で書くと、何だかややこしいですが、
黒板で説明すると、これがとっても簡単なんですね。

でも、これって、初めから秘伝公式だけ教えても、
結局使えないんですよね。
ちゃんと王道のやり方がわかっていてこその秘伝公式なんです。

同僚に、「秘伝公式教えたら、ぼくの生徒がバカになるから教えない!」なんて
言っている先生がいましたが、それは一理ありですね。

その問題は解けて、なんとなくできる気分にはなれるかもしれないけれど、
それだけなんです。
使いこなせてる子は、きちんと普通にやっても解ける子だけ。

つまり、秘伝公式は、きちんと理論がわかってる子にしかメリットはないです。

でも、逆にいえば、きちんと理論がわかっている子には、まさに秘伝公式ですよね。
私も学生のころ、塾に通っていれば、こんな公式使えたのになぁ。。。なんて
ちょっぴり損した気分になったものです。

秘伝公式はただ楽をするためだけのツールではないということは、
頭に置いておくべきでしょう。
楽をして、できるようになることなどないのです。




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優先順位

最近の子供たちは、ホントに忙しい。
私たちが子供のころに比べると、遊ぶツールも多いし、
スマホなんかがあるから、人間関係も複雑です。

その上、お稽古ごとだって、ありとあらゆるものがあって、
「僕、忙しいんじょ!」とかいう小学生が多いのも納得できます。

でも、だからと言って、それに流されていては、
本末転倒というか、未来がない。

「優先順位をつけてよ!」と、よく生徒に言います。

勉強、部活、遊び、習い事・・・。

将来のことを考えて、まず、優先しないといけないのはどれなのか。
もちろん、これは人によって違います。

勉強を最優先にして、将来設計をしようとしている子もいれば、
スポーツを最優先にして、入試もそれを使おうと考えている子だっています。

例えば、部活が忙しくて、勉強ができないと言い訳をする子がいます。
部活を最優先にして、将来設計をしているのなら、それは構いません。
でも、それで勉強もできるようになりたいのなら、勉強もするしかない。
両立か、どっちかをやめるかしか、選択肢はないですものね。

部活に逃げているだけなら、これは、大人が指摘してあげるべきでしょう。
中学生は、わかっているようで、
実はちっともわかっていないところもけっこうあります。

見た目は大きくなっていても、まだまだ子供ですから。。。
やっぱり、こういうこと、指摘してくれる大人は必要なようです。




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「わからない」ということがわかる

「わからない」ということが、わかっていない子が、
実は、すごくたくさんいます。

例えば、英語の演習問題を宿題にしたとして。。。
次の時間に、「わからんとこなかった?」なんて聞くと、
「いけます」という子は、本当に多いんです。

そこで、一歩踏み込んで、
「じゃぁ、これは、何がどう間違えてたの?」などと質問してみます。
赤でピンがついて、直してある問題です。

自分が書いた答えが間違いである理由と、
正しい答えの正しい理由を説明できれば、
本当にわかっているということです。

でも、それを説明し始めると、
「あれ?これ、なんでですか?」と質問になる。

ここで、質問になる子は、
ちょっと見込みがあります。

これが、わかっていないという状態なんだと教えられます。
そして、宿題を解くときにも、
そういう考え方で直しをしていくことができるようになってきます。

そうこうしているうちに、
他の教科でも、それを実践できるようになります。
そうすれば、徐々に結果につながります。

今、成績が良くて、その先も維持できるであろう子たちは、
これがすでにできている子たちです。

今、成績が良くても、その先、きっと下がってくるだろうと思われる子たちは、
これができていない子たちです。

そして、今、成績がイマイチでも、これができるようになった子は、
この先上がってくる子たちです。

一番大事な部分です。
そして、一番直せない部分でもあります。

出会ったときには、既にできている子が4分の1。
一緒に勉強しながら直していける子が4分の1。
最後の最後まで直せない子が4分の1。
途中で辞める子が4分の1。

そう考えると、
うまくいったなぁって、笑顔で卒業する子は、半分ってとこです。
この割合が多いのか少ないのかはわかりませんが。。。



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粘ったふり

昨日みたいなことを言うと、
粘ったふりだけする子が絶対にいます。

図形をぬりぬりして
真っ黒で、何が何だかわからない状態にするんです。
「塗ったら、何かわかるんかーい!」って言ってやりたくなります。

あるいは、「1時間考えたけど、できません」とか言ってみる。
「じゃぁ、考えたこと、ぜ~んぶ言ってみて」って言っちゃいます。

ぼけーっと1時間過ぎてます。

それ、考えたって言いませんから!ww

図には、わかるところを書き込む。
あいまいなことは書き込まない。
見にくくなってきたら、新しく図を描く。
やってみたことは消さない。
これが、考えたあとの図です。

そうやって、色々な角度から考えあぐねた1時間なら、
まず、こうやって、ここで詰まって、
次に、こうやってみたけど、ここができなくて、
さらに、こっちからいってみたけど、ここがおかしい…
くらいの説明はできます。

これが、考えるということです。

ぼけーっと、頭も手も動かさずに眺めてるのは、
考えているとは言いませんから。

もしも、手も足も出せないなら、
それは、その問題を解くための準備がまだ整っていないということ。
考えるだけ無駄です。
その前段階のことをするのが先です。

でも!
そんな問題は、宿題には出していませんから、私。ww

そして、こうやって、追い込まれていきます、うちの授業では。
これに耐えられない人は、うちの授業には向いていませんので、
どちらからか辞めていきます。

でも、本気でできるようになりたいなら、
通らなきゃいけない道だと思っています。

お互い楽して、ぜ~んぶ解説してもらっていたのでは、
できるようにはならないのです。



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粘り

新しく担当する生徒の多くは、
「先生、これ、わからんー」と、真っ白な問題を出してきます。

例えば、古文のページを開いて、
「これ、やろうと思ったけど、いっちょも、わからん!」と言ってきたり・・・

ところが、よく見てみると、古文といっても中学生の古文ですから、
教科書で出たような簡単な古語の意味を問われたり、
現代仮名使いに直したり、内容を問う選択問題だったり、
とにかく基本です。
しかも、ほとんどの単語の横には現代語訳が付いています。

「いかげんにしぃよー!」と、言ってやります。
ほとんどの単語に、現代語訳が付いているのに、
読んだ形跡すらないというのはどういうことかと。。。

もう、気持ちで負けてるじゃないですか!

どれどれ・・・と一緒に解いてあげれば、その生徒は満足するかもしれません。
教える側としてもその方が楽でしょう。

しかし!それでは、何にもできるようになりません。
この発想を改めてもらわなければ!

「ここまでやって、こうなったけど、もうこれ以上はできない!」と言うなら、
いくらでも、やってあげられることはあります。
でも、ちょっと見ただけで、すぐに「わからん!」と言うのはナシです。

この粘りを、育て上げることが、一番大事だと思います。
もちろん、私の場合は、1対1だから、そんなこともできるけれど、
集合の授業では難しいかもしれません。

でも、大事です。
グラフや図形が鉛筆で真っ黒になってから、「わからん!」と言える子にする。
この粘りの時間こそが、勉強なんです。

1時間かかって、1問も解けなくても、ねばった1時間なら、
教えてもらいながら、さらっと5問解くよりも、ずっと価値があります。

その積み重ねが、大きな花を咲かせるのです。
みなさん、粘れる子になりましょう!
お父さん、お母さん、粘れる子にしましょう!




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8時間勉強

大人の労働は、労働基準法では1日8時間ということになっていますよね。
子供だって同じだと思います。

「子供の仕事は勉強でしょ?」というお父さんお母さんも多いと思います。
小学校低学年はともかく、高学年にもなったら、8時間労働ならぬ8時間勉強です。

初めて、そんな話を中学生にすると、みんな目を丸くしますが、
学校で、既に6時間の授業を受けてきますよね。
だから家庭学習は2時間です。
そのくらいが基準だと思うんです。

でも、大人だって、8時間で片付かないときは残業をしますし、
休日返上で仕事をしなければいけないことだってあります。
子供も同じ。

例えば、テスト前は、1日2時間勉強しても、仕上がらないから、
土曜日や日曜日をつぶします。

お父さん、お母さん、
それは、残業だと思って、褒めてあげてくださいね!

大人だって、残業を頑張ってるときに、
「もっと働け!」って言われると、ムカッとしますよね。
せめて「お疲れ様~」と言ってほしい。。。

子供も同じです。
頑張ってるのに、「もっと勉強しろ!」はないです。

学校で6時間、帰りに塾で2時間勉強したら、
一日の勉強時間8時間は終わってしまいます。
でも、実際、上位を目指すなら、もっとしないといけない。
家庭学習という名の残業です。

もっともっと、やってほしい親心だと思いますが、
残業、お疲れ様~の気持ちで、見守ってあげてくださいね。




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先生はナビゲーター

大学生のころ、ある教授から聞いた話を、
少しアレンジを加えて転用して、生徒たちによく話します。

先生は、ただのナビゲーターでしかないんだよという話。

君たちは、自分が決めたゴールに向かって、
ひたすら歩いている最中です。

手には、地図があります。
ひたすら地図にしたがって歩けば、ゴールは見えてきます。

途中には、地図には載っていない近道や落とし穴があります。
近道を通らなくても、落とし穴に落ちながらでも、
とにかく歩き続ければ、ゴールに近づいていきます。

でも、できることなら、落とし穴に落ちないように、
使えるなら近道も使って、楽にゴールに行きたいな。。。と思いますよね。
だれか、ナビしてくれないかな~なんて。

そのナビの役割をするのが、塾や家庭教師なんです。
地図は、学校。

地図(学校)では、みんなが歩きやすい標準的な道を示してくれます。

例えば、目の前に小川が流れているとします。
向こう岸に行かないといけない時に、
標準的な道は、その中を歩いて渡ることだとしましょう。

すると、地図(学校)ではその中を歩いて渡ると教えてくれます。
でも、中に入らなくても、飛び越えられる子もいるかもしれません。
そんな時、
「ちょっと助走をつけて、飛び越えてみようか!」と提案してくれるのが、塾や家庭教師です。

反対に、中を歩いて渡るのが難しい子もいるかもしれません。
「ちょっと遠回りだけど、橋を渡ろう!」と誘導するのが、塾や家庭教師です。

まっすぐ行くと、地図には載っていない落とし穴があるとします。
君たちは、毎日歩き続けているので、
次、会うまでに、その落とし穴に落ちるかもしれない。。。
「その辺りに、落とし穴があるから気をつけて!」と言うのも、塾や家庭教師の役目。

次に会う地点まで、地図通りに歩いたら問題無く到着できるけど、
隠された近道があるところだってあります。
「ここの角から、こっちへ行くと近道だから、そっちから来てもいいよ」と言えるのも、塾や家庭教師。


ここで、よく考えてください。
こんな風に、ナビゲートしながら一緒に歩いてあげることはできるけれど、
歩かない子をおんぶして歩くわけにも、車に乗せて突っ走るわけにもいきません。

どの道を通るにせよ、歩くのは君たち自身なんです。
先生たちは、ナビすることしかできない。。。

次に会う地点で待っているのに、
そこまで歩いて来てくれていなければ、捜索しないといけない。
見つけたら、そこからまた一緒に歩く。。。予定より大幅に遅れながら。。。

そんなことを繰り返していたら、なかなかゴールはやってきません。
次に会う地点まで、きちんと歩けるように、
色々なことを伝えて別れるのだから、頑張って歩いてください!
そうしたら、またその先へ進むことができるんです。

きちんとした塾や家庭教師なら
次に会う地点まで、自分で頑張って歩いてこられる状態にして、授業は終わります。
そこから、次に会う地点まで歩くのが君の宿題。
それは、自分でするしかないんです。

先生は、ただのナビ。
歩くのは君たち。。。今日も頑張って歩きましょう!!



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計算ミス

とんでもなく簡単な足し算や掛け算でミスって、
「あ゛~、私、ばかじゃない?」って、ショックを受けたこと、
誰にも、一度や二度はあるはずです。

かくいう私も、計算ミスは、よくしていたので、
その気持ちは、と~っても良くわかりますww

昔、塾で教えていたころ、
ミスが多い子と、ミスが少ない子、
何が違うか、じっくり観察したことがあるんです。

まずはじめに気づくのは、
普段解いている問題量の違いです。
概して、演習量を多くこなしている子ほど、ミスが少ない。

でも、同じくらいたくさん解いている子でも、
ミスの多い子と少ない子がいます。
その違いは。。。

計算の進め方にありました。

ミスの少ない子は、
ちょこちょこ振り返りながら解いていっている子が多いようです。

途中計算、一行進んだら、前の行をちょっと確認して、
それから次の行へ進んでいます。

なので、早めにミスに気付きやすくて、
最後まで行ってしまってから、
あれ?なんかおかしい。。。ということも少ないのです。

そう思って考えてみると、
確かに、私自身も、
これは速く正確な正答を出さないといけない!と思いながら解くときは、
一行ごとに、振り返りながら、確認しながら解いていることが多いですね。

一見、すごく時間がかかるように見えますが、
そうでもありません。

ザーッと一気に解くよりは時間がかかるとは思いますが、
それで間違えているよりは、
ほんの少し長くかかっても合ってる方が、最終的には速いですものね。

一度、試してみてください。
それで、計算ミスが減った子も多いんですよ。




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算数・数学の見直し方

昨日の英語の見直し方は、数学(算数)にも使えます。
計算問題にこそ使ってほしい!

計算ミスを発見するために、
自分が書いた計算式や筆算を見ながらチェックしても
みつかる確率は低いです。

授業中に、「先生、これ、どこが違うん?」って言われて、
筆算や方程式の間違い探しをするとき、
たいていは「自分で探せよぉー」と言いますが、www
それでも、みつけられないとき、私は、自分は自分で新しく解きます。

生徒が書いてる式を見ながらでは、間違いが探しにくいからです。

人が書いている式でも、それが目から入ってくると、
無意識のうちに誘導されてしまいます。
まして自分が書いた式なら、なおさらです。

絶対に、問題用紙にもう一回新しく解いてみて、
答案用紙に書いた答えと比べてください。
その方が、多くミスを発見できます。

まずは、次のテストで試してみてください。
ただし、これも時間に余裕があっての話ですが。。。



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英語の見直し方

テストでのケアレスミスは、誰しも経験があると思います。
「ちゃんと見直しなさいよ!」とは言われても、
見直し方を教えてくれる人は、残念ながらあまりいませんね。

今日は、英語の見直し方法を1つご紹介しましょう。

単語のつづりを間違えた、
最後のクエスチョンマークを忘れた、
aやtheを忘れた、
中1の始めのこんなミスから始まって、とにかくケアレスミスが多い英語。

でも、中学生の場合、テスト時間中に、一番時間が余るのも英語だと思います。
「時間が余る=見直しする時間がある」というわけですが、
どうやって見直しをしていますか?

自分が書いた解答と問題を並べて、見ながら見直しをしていませんか?

私が、勧めている見直し法は、問題用紙にもう一回解くことです。

テストが一通り最後まで解けたら、ひとまず答案用紙は横へやっておいて、
今度は、問題用紙に、解いていきます。

解けたら、問題用紙に書いた自分の答えと、
答案用紙に書いた自分の答えを、つき合わせて行くのです。

もちろん、余った時間と相談しながら、
普段ミスが多いタイプの問題から、順番に大問1個ずつチェックしていったり、
全部解いてしまってからまとめてチェックしたり、
その辺りは、自分で考えてやってくださいよ。

自分の答案用紙を見ながら、見直しをするよりは、
ずっと発見率は高いはずです。

そして、英語も時間が余らない…という人は、
解くスピードが遅いです!
普段の学習でも、時間を計って、
スピードを上げるように心がけていきましょう。



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漢字・英単語

中ぐらいの成績の場合、漢字や単語の覚え方もヤバいですwww

「これ、次までに覚えといて!」なんて言うと、
“10回書くんですか? 1行ぐらい?”なんて聞いてくる子がいるんです。

「小学生かー!」って、思わず言ってしまいますが、
ほんとにいるんです。

3回書いて覚えられたら、3回でいいし、
10回書いても覚えられなかったら、10回ではダメだし、
1回も書かなくても覚えられれば、書かなくたっていいでしょ?
ようは、覚えられればいいのだから。。。

なんて言うと、
何を言っているのか全く分からないというような顔をします。

チェックテストをするんです!

暗記の基本はチェックテストです。
まずは、覚えなければいけない単語や漢字のチェックテストをします。
初めから書けるものだっていくつかはあるでしょう。
それは、もう覚えているのだから、何もしなくて良いわけです。

次に、覚えていないものだけ、何回か書いたりしゃべったりします。
なが~い単語だったら、何回も書かないと覚えられないかもしれません。
短い単語だったら、1回で覚えられるかもしれません。

一通り、覚えたかな?と思ったら、もう一回チェックテストです。
書けないものが減っているはずです。
でも、全部は書けないでしょう。
そしたら、もう一回書けなかったやつだけ、書いたりしゃべったりするんです。

で、もう一回チェックテスト。。。
これを繰り返して、全部できたら、今日は終わりです。

続きは、次の日。
一晩寝ても、全部覚えられてるかチェックテストです。
そして、忘れているのがあったら、また昨日と同じことを繰り返します。

暗記は、こんな風にするのです!
1行ずつ書いても、10個ずつ書いても、時間の無駄ですよ。
勉強は、少しでも効率良くやって、遊ぶ時間を増やしましょう!!




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社会科

今日は、社会科の覚え方のお話。
中3で、なんとか早く成績を上げなければいけないときに
一番手っ取り早い教科は、社会。。。とよく言われます。

まぁ、暗記科目なので、覚えたら、その分、点数になっていきます。

しかし、中ぐらいの成績の子の場合、
それが覚えられない。

こんなことがありました。

社会のテキストを2ページずつできるようにするという宿題を出します。
次回の授業でテストです。
本当にちゃんとできるようになっているかどうか。

真面目な子だったので、一応、宿題はやっています。
テキストと同じ問題を出せば出来ます。
しかし、順番や問い方を変えると出来ないんです。

覚え方に問題アリですね。。。

「こう聞かれたら、こう」みたいな覚え方をしても時間の無駄です。
でも、実際、こういう覚え方しかできていない子は多いんです。

足利義満も金閣寺も北山文化も言葉は知っています。
でも、それが繋がってないのです。

頭の中を整理しましょう!

元禄文化、化政文化、国風文化、飛鳥文化、北山文化、東山文化、・・・
色々習っていますよね?

それぞれ、
何時代、
誰が権力を持ってる時の文化で、
どんな特徴があって、
有名な作品や建築物は何で、
それは誰が作ったもので、・・・・・、
と、繋げていきましょう。

そうすれば、どう聞かれても答えられますし、
そこから、枝葉が伸びて、さらに政治にもつながり、
宗教にもつながり、海外の歴史にも繋がっていくのです。

そんなの当たり前でしょ?
と、思ったお父さん、お母さんもいらっしゃると思います。
もし、お子さんの成績が中くらいでお悩みなら、
聞いてみてください。

元禄文化っていつのどんな文化?
誰が権力を持っていたころ?
元禄文化を代表する作品とか、5つぐらいは言える?

おそらく、驚く答えが返ってきますよ。

しかし、そこが繋がってこそ、歴史は面白いのだし、
習ってる意味もあるというもの。
本当の面白さを教えてあげないといけません。

単品で(?)言葉だけ覚えても、面白くもなんともないですからね。
そりゃぁ、成績が上がらないはずですよね。



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将来の夢が見つかったら・・・

将来、やりたい仕事や、なりたい職業、興味のあることを見つけたら、
どうやったら、それができるかを調べましょう。

インターネットで検索すれば、山ほど情報は出てきますね。
まわりの人から情報を集めるのも手です。


ある日、吹奏楽をやっている中学女子が、
「プロのフルーティストになりたい!東京の音大に行く!」と言ってきました。

“東京の音大かぁ。。。
 やっぱり、行くからにはけっこう良いところに行きたいよねぇ?”
「もちろん!」元気な返事が返ってきます。

“ピアノ習ってる?どれくらい弾ける?”
「幼稚園からやってます。ブルグぐらい。」

ちょっと待った!幼稚園からやってて、今、ブルグで、そこそこ良い音大?!
ある程度、その子の性格も知っていたので、じっくり話すことにしました。

芸術系の大学は、学校で習う以外のことをたっぷり勉強しないと受験できないこと。
そこそこ良い音大を受けるなら、
副科のピアノでも簡単なソナタぐらいは弾けないといけないこと。
もちろん、ソルフェージュや楽典や、その他もろもろの勉強に加えて、
メインのフルートを、もっともっと専門的にガッツリ練習しないといけないこと。
大学の夏期講習なんかには参加した方がいいこと。
          ・
          ・
          ・
思いあたることを、全部、説明してみました。

音大なんて無理!と言っているのではなく、
これだけのことをやってでも行きたいと思うか?という確認のために。

それでも、やりたいと思えれば、進めばいいし、進めるはず。
そんなことできない!と思うようでは無理。。。ということ。


どんなことをするにも、何になるにも、
何かしら努力は必要だし、苦痛は伴います。

その苦痛と、やりたい気持ちを天秤にかけて、どっちが勝つかなんです。
やりたい気持ちが勝つものを見つけないとダメです。
途中で嫌になりますから。。。

楽して叶う大きな夢は無いのです。



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将来の夢

もうずいぶん前の話です。
家庭教師の生徒の中に、中学受験を控えた小6の女子がいました。

勉強もスポーツも、人一倍頑張ってるかわいらしい女の子。
ちょうど、お母さんも交えて話していたときに、
学校の宿題で、「将来の夢」について書く作文が出されたという話になりました。

その時、その女の子にお母さんがこう言いました。
「今ならまだ、なりたい!って思ったものに、たいてい何でもなれるわよ!
 なれないものより、なれるものの方が、まだ多いわ!」

名言ですね!!
将来の夢は、できるだけ早くに固まった方が選択肢が増えるのは確かです。
モチベーションも上がって、やらなければならないことも続けられます。
つまり、なりたい!と思えば、たいていのものには、なれるのです。

その女の子は、小学校卒業のころには、「国境なき医師団に入りたい!」
とか言っていたような記憶があります。
お医者様のおうちではありませんでしたが、
今は、外科医として活躍していると聞きます。


仮に、高校生になってから、「私、医者になりたい!!」と思ったとします。
すでに、成績は中くらい。。。だとすると、なかなか厳しい選択です。

しかし、小学校のうちに決めていたら、
中学校の間も、医学部へ合格できるようにと勉強を頑張るはずです。
もちろん、家族だって協力してくれるでしょう。

将来のこと、まだまだ先ではないのです。
なりたいものによっては、すでに準備が必要なのですから。。。
やりたい仕事、やってみたい分野、
まだ見つかっていない人は、今すぐ、真剣に考えてみましょう!

そうすれば、行くべき高校も見えてきます。

自分がやりたい仕事をするには、
大学へ行った方がいいのか?、大学院も行った方がいいのか?、
それとも、専門学校がいいのか?、高卒で働き始めたほうがいいのか?、
はたまた、海外へ行くべきなのか?
なりたいものによって、それぞれ違うはずです。

ということは、当然、行くべき高校も違うはずですよね?

そうやって、行きたい高校は決めるんです!
「今、○○点だから、ここ!」ではないのですよー



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授業中が動物園?

生徒たちの話によると、地元公立中学では、
相変わらず、制御不能に陥る授業も少なからずあるようです。

ある生徒が、
「今日の英語の時間は、動物園みたいだった。。。」
と言ったことがあります。

数名が立ち上がってうろうろして、しまいに取っ組み合いになったと。。。
どうやら、授業どころではない事態が起きているようです。

そういう事態に巻き込まれるのがいやで、
中学受験を考える親御さんが多いのも事実。
これが徳島の現状か。。。という感じですね。

しかし、そういう事態が起きると、
精神的に巻き込まれる生徒はたくさんいます。
ちゃんと勉強したいのに。。。と思うと、イライラしてやる気がそがれる。
それを、家庭学習にまで引きずるのです。

でも、それを引きずってしまっては、
受験せずに地元公立中学を選んだ意味がないではありませんか!

地元公立中学を選ぶということはそういうことなのよ!と話します。
ある意味、理不尽な話なのかもしれません。
でも、世の中、理不尽なことなんて山ほどあります。
そういうことに巻き込まれない、強い精神を持ちなさい!と言います。

ちょっと無茶ぶりか。。。と思ったりもしますが、
まぁ、その辺は、そうやって私も乗り越えてきた身なので、
やって出来ないことではないはずです。
もちろん、できると思う子だから言っているのですが。。。

授業中におかしなことをするクラスメートに腹を立てても、
直るわけではないし、
授業をきちんと制御してくれない担当の先生に怒っても、
何も変わらないでしょう。
それを何とかできるような先生なら、
最初からそんな事態は起きないはずですから。

それなら、それに巻き込まれずに、
強くなってやっていくしかないじゃないですか。
自分が今、一番しなければいけないことは、
それに腹を立てることではないし、
それをどうにかして鎮圧することでもないはず。

今、自分がすべきことと、できることを、
よ~く考えてみるべきです。

怒ったり、宥めたり、慰めたりしながら、
乗り越えていきますが、
それはそれで、乗り越えられた子たちは、
立派な大人になっていると思います。

人生、無駄はないということですね。



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無知だったことを知る

ようやくやる気になってきたときに、
たいていの子が「知らんかった。。。」と言います。

自分が、今、どのくらいの位置につけているのか。
どのくらい、やらなければいけないことがあるのか。

例えば、
「城東、難しい。」「城北、簡単。」という噂を聞いている中学生は多い。
確かに、総選が廃止されて以来、城東のレベルは上がっていますし、
城北のレベルが下がってしまいました。

でも、それって、誰から見ての「簡単」と「難しい」なんでしょう?
基礎学で300点取れない子から見れば、どっちも難しいですよね。

でも、漠然としたそんな言葉に惑わされている中学生は、
山のようにいるんです。

校内で、何番ぐらいまでなら、この高校に行けているとか、
合計何点ぐらいとれないと、この高校は難しいとか、
もっと具体的な数字を示してあげないと、
とんでもない誤解をしているから頑張れていない子って、意外と多いんです。

そして、学校では、なかなか具体的な数字の話はしてくれない場合が多い。
だから、全く情報を持っていなくて、知らないから、怖くもない。
その結果として、頑張る必要を感じない。。。
なんてことに陥っていることもよくあります。

行きたいと思っている高校がある人!
その高校は何点ぐらいとれたら、入れますか?
校内で何番ぐらいなら、入れていますか?
応用クラス、英数クラスは、何点ぐらいの人が入っていますか?
そして、あなたは今、どれくらいですか?

そんなの、中3になってから。。。ではありません。
中1のうちから、意識しておきましょう。
「知らんかった。。。」って言わなくてもいいように。。。



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上位層と下位層を比べてませんか

学校選びをするとき、色々な噂に惑わされるものです。
世間は無責任な噂が大好きですから。。。

あるとき、こんなことを聞かれました。
「徳大の工学部に行くより、阿南高専に行った方がいいの?」

「なんで?」と聞き返すと、
どうやら、
徳大の工学部の子より、阿南高専の子の方が、就職したら、
よっぽど使い物になるとかいう話をどこかで聞いたようです。

う~ん、
たしかに、どこの大学にも、
使い物にならんなーと思われる子はいるものです。

でも、徳大の子が全員そうかと言われれば、そうではない。
そして、阿南高専にだって、
使い物にならんなーと思われる子はいるはず。

それって、
徳大の下位層の子と阿南高専の上位層の子を取り出して比較してませんか?
トップ同士を比べても、同じことが言えますか?
という話。


お隣同士でよく比較される城北と科技高だってそうです。
城北の方が悪いん?なんて、最近は、ホントによく聞かれます。

そりゃぁ、城北の下位層になると、国立大学なんていけませんが、
科技校のトップ層は国立大学に入ってますよ。
でも、城北のトップ層だったら、国立でもレベルの高いところに入ってますよね?

おかしな噂に惑わされないでくださいね。

ホントに考えないといけないのは、
自分がその学校で何をしたいかですよね?
その学校、賢い?とか、そんなことで決めるんじゃないですよね。

どんな勉強がしたいか、何歳から働きたいのか、
どんな仕事がしたいのか、そのために必要な勉強は何か、
それによって、取るべき進路は変わってきます。

どれが良いとか悪いとかいう話ではなく、自分がどうしたいかです。
おかしな噂には、くれぐれも流されないでくださいね。



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あらすじを話す

昨日の話とも関連しますが、
最近は、あらすじをうまく言えない子も多くいます。

中学生になっても、それはそのまま持ち越されていて、
例えば、英語の長文を読んで、
「どんな話だった?」と聞くと、
「犬の話。」なんて答えが返ってくることは珍しくありません。

実際は、
留学生のジェーンと、そのステイ先の理恵が一緒に犬の散歩に行っていて、
お昼になったから、通りかかったレストランでランチを食べたいと思ったけれど、
犬が一緒だったから、入れなかったという話。
ジェーンは、自分の国では、犬は家族と同じだから、一緒に入れるという話をして、
文化の違いを感じたという結論になるストーリーなんです。

それを、「どんな話?」と聞くと「犬の話。」です。
文章が読めていないわけではないのです。
「犬がどしたん?誰が出てくるん?何が言いたい話だったん?」と、
いちいち質問攻めにしないと、あらすじが言えないんです。

でも、そういう子に共通しているのは、日常会話でも、少々違和感があること。
「テスト、どうだった?英語、出来た?」と聞いたとします。
「数学は1問ミスっただけでした。」みたいな返事が返ってくることも
珍しくはありません。

その子の頭の中では、
「英語は何個かミスってしまったけれど、数学は一つだけでした」と
回転していると思われます。www

恐ろしいことに、これって、慣れてくると、
その頓珍漢な返答の奥にある言葉が読めてしまうんです。

だから、きっと、おうちの人には読めてしまっています。
つまり、訂正されないし、聞き返されない。
通じてしまうんですね。
おそらく、それが積もり積もって、現在にいたっていると思われますが、
思い当たる節がある人、意外と多いんじゃないでしょうか。

もしも、うちの子も。。。と思ったお母さんがいらしたら、
わかってあげてしまわないようにしてあげてくださいね。
訂正してあげてください。聞き返してください。
わかってしまっても、わからないふりしてください。
毎日、気にしてると直ってくるはずです。

あらすじを伝える、状況を説明する、
大人になっても、とても大切なことだと思います。
できれば、少しでも小さいうちから、できるようにしていきたいですね。


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プロフィール

Author:Shigemi
徳島県で、家庭教師や塾講師をして、20年が過ぎました。そこで、この経験を生かして、小・中学生の君たちや、お父さん、お母さんに、何か少しでも役立つようなお話ができる気がして、このブログを始めることにしました。中学受験のこと、高校受験のこと、学校のこと、塾や家庭教師のこと、家庭学習や勉強の方法など、色々なことをお話ししたいと思っています。2013.7.19.

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