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また来年!

今年も、このブログを活用してくださった方がいることを
とても嬉しく思っています。

また、今年は、個展にお立ち寄りくださって、
実際にお目にかかれた方もいて、感謝の気持ちでいっぱいです。

本当にありがとうございました。


私は、昭和が平成に変わるごたごたの中、
平成元年に、最後の共通一次試験を受けて、大学生になった世代なのですが、
平成最後の学部同窓会の会報に寄稿依頼をいただき、
自分のこれまでのことや仕事のことを振り返る機会がありました。
原稿を書きながら、
こうやってブログを綴る意味も、改めて噛みしめた次第です。

ブログを通して、時々、
知らない方が、共感してくださったり、お礼まで言ってくださったりするので、
これでも、役に立っているんだな~と思いながら続けることができています。


ブログは、明日から、年末年始のお休みをいただき、1/4から、再開する予定です。
来年も、相変わらずな感じで続けていければと思っています。
軽く斜め読み程度で、お付き合いいただければ幸いです。

また来年もよろしくお願いいたします。
皆様、どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。




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数学・算数のノート

「ノートを見たら、勉強ができるかどうかがわかる」なんて、よく言いますが、
これは、本当で、
算数や数学のノート、解いた問題の番号と答えだけが並んでいませんか?

まずいです。

見てすぐに答えが出るような問題ならともかく、
途中、何か計算が必要な問題にもかかわらず、
式が書けていない。。。のはまずい。

自分がどうやって解いたか、痕跡を残すことはとても大事で、
間違えていた時の見直しにはとても役立ちます。

例えば、解説を見たら、自分が解いたのと全然違う解き方だったとします。
そして、その解説通りに解いたら、正答につながった。。。

その後、どうしていますか?

正解が出たのでOK!でしょうか?

違います。

次にしないといけないことは、
自分が解いた解き方のどこがまずかったのかを検証することです。
そうしないと、きっとまたやりますからね。。。

その時に、役立つのがノートです。
途中で計算ミスしているかもしれませんし、
途中の式に矛盾があったかもしれません。
ノートに書いてあれば、それを順に調べることができますよね?

数学ができる子は、この作業を必ずやっています。
それで、わからないときは、
「どうして、この方法では出なかったの?」という質問が出てきます。
解説の方法で、正解が出るのはわかるけれど…です。

数学ができない子は、これをしません。
だから、ノートに途中経過を書く必要がない。。。

つまり、ノートを見れば、出来るか出来ないかがわかってしまうのですね。




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考えるということ

勉強を進めていく上で、一番大事なのは、考えるということだと思います。

例えば、数学の問題。
「かわらない」と、飛ばした問題、何分考えましたか?
2分?5分?10分?15分?

どれもダメです。
「わからない」という以上は、最低30分は考えましょう。

そんなことしてたら、問題集が進まない?
そうではないんです。
30分、真剣に考えてみてください。

この手がダメなら、あの手。
次々と、知っている限りの知識をフル動員して、考えるのです。

そんなことしてる子いない?
そう、少ないです。でもいます。
そして、それをやっている子は、あるとき、ウソみたいに伸びます。

30分、真剣に考えて質問に来てくれる子は、
もう、問題なんか覚えてしまっています。
そして、こうやって解いてみたら、ここで行き詰まって、
こうかと思ってやってみたけど、ここでおかしくなって、と説明してくれます。

そうすると、教える側は、
この方法で解いたら、ここに矛盾が生じてるから間違えたんだよ、とか、
この方法は、ここに矛盾があるまま進めたから、ダメだったんだよ、とか、
その子がたどった道のすべてについて、間違っていた点を指摘してあげられます。

つまり、1問を解いている中で、いくつも学習しているんです。
その作業が、ものすごく実になります。

もちろん、2分で、「わからん」と言って、教えてもらったら、
5分で、正解を出せるでしょう。
でも、そんなの、またすぐに忘れて、次も「わからん」と言います。

でも、30分考えて、あの手この手を使った子は、
正答にたどり着くまでに40分かかるかもしれないけれど、
5分で正解を出した子が、8問解くよりも、ずっと多くのものを手に入れるのです。

大事なのは、問題数ではありません。内容の濃さです。
考えるということ、もっと大事にしてみませんか。
正解さえ出ればよいのではないのですから。。。



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下手になる練習

音楽をしていたころに、先生がよく言っていたことがあります。
「下手になる練習をしているの?」

ピアノを弾いていると、なんだか、
優雅に楽しそうにやっているみたいに見えますが、
実際は、そうではなく、頭の中は高速フル回転です。

簡単に言えば、
色んなことを計算して表現するわけですから、
ひとつの音を出すにも、そのタッチの加減、全体の中での位置づけや意味などを
きちんと考えながら進めていかなければ、綺麗には奏でられないのです。
次に出す音のことを考えながら、今、出した音を確認し、
どんどん曲は進んでいくわけですから、頭は高速フル回転になります。

ところが、慣れてくると、ついつい手癖だけで、弾いてしまうことがあります。
そんな時に出てくるセリフが
「下手になる練習をしているの?」ってやつです。

頭を使わず、雰囲気で、流れで弾いても、音だけは鳴りますが、
おかしなタッチを繰り返した分、
下手になる要素が増えたというわけです。

ケアレスミスも、これなんじゃないかなぁ?と思うことがあります。
ケアレスミスが、とにかく多い子は、
普段の勉強でもミスが多いものです。

つまり、ミスを繰り返している分、
ミスをする練習をしていることになります。

テスト本番だけ気をつけても、できるようにはなりません。
普段の勉強が大事なのです。



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3・3と2・3・1

徳島市の中高一貫校は、
私立の文理と公立の城ノ内ということになりますが、
その進度設定は大きく違っていて、
城ノ内は、3・3で、文理は、2・3・1でした。

つまり、文理は、中学校3年分を、中1と中2でほぼ終わらせて、
高校3年分を中3~高2に前倒しします。
そうすると高3は実戦演習の時間となるわけです。

城ノ内も、高校の募集をやめると、
2・3・1の設定に徐々に移行していくのでしょう。

中学3年間で習う内容は、ある程度できる子にとっては、
2年間でも出来てしまいます。
逆に、高校3年間で習う内容は、縮めようがない。

学習内容の濃さから考えても、中学3年分を2年に凝縮してしまえば、
高校内容に入った時に戸惑いは少ない気がします。

しかも、大学入試の時期を考えると、
高3は丸々1年を使うわけにはいかないですよね。

そう考えると、
公立では、高校内容を2年半で仕上げなければならないのに対して、
一貫校では、丸々3年かけて仕上げた上に、
実戦演習をする時間まで作り出せる計算になります。

ハイレベルな大学を目指す場合は、かなりお得な気がしてきます。
しかし、これは、あくまでも中1の時点でその濃さについていける子の話。

ある程度、頭の回転が速くて、処理能力があって、
勉強が好き・・・とまではいかなくても嫌いではない子。

あ~、うちは関係ないわ…と思われるお父さんお母さんも
いらっしゃるかもしれませんが、
地元公立を選ぶ子たちも、意識しておかなければいけないポイントがあります。

普通に中学内容を3年間かけて習ってきた多くの子たちが、
高校に入って、急に勉強が難しくなったと感じる理由がここにあることを、
知っておかなければいけないと思います。

文理の子たちが2年間で習うことよりも少ない内容を、
3年間かけて習ってきた子たちが、
高校に入った瞬間から、
文理の子たちが丸々3年間かけて習うことを、
2年半で仕上げてしまわなければならないんです。

最終的には、同じ土俵で勝負するわけですから、
どこで、ぎゅっと勉強するかですよね。
密度の高い勉強をどの年齢に持っていくのが、その子に合っているのか、
中学選びの際には、その辺りを見極めることも必要かもしれません。

これは、本当に個人差がものすごく大きい問題です。
文理で中1から濃い勉強をして、ものすごく伸びる子もいますし、
逆に、それが合わなくて、
本来、もっと能力があるはずなのに・・・と思う事態になることもあります。

公立で、のんびり中学時代は過ごして、
高校で一気に伸びていく子もいますが、
そのままの延長で、だらけてしまう子もいます。

なかなか難しい問題ですが、
中学選びを考えるときに、考えておきたい進度設定のお話でした。



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母は偉大なり

比較的成績の良い子の家庭は、お母さんが強いことが多いです。
強いというか、信念が一本、通ってます。

昔、塾に勤めていたころの話です。
中3なのに、なんだかちょっとだらけているAくん。
もともと成績は良いのですが、
もっと上を目指しているだけに、ちょっぴり心配。。。と思っていると、
ある日、授業開始の1時間前から塾の自習室にいます。
いつもは、授業開始時間に合わせてやってくるのに。

「どしたん?」と聞くと、
昨日のテストがひどくて、お母さんにマジギレされたと。。。
通学は毎朝バスで1時間の子なのですが、
塾へは、お母さんの送迎で通っていました。

マジギレしたお母さんは、
「そんなに勉強せんのだったら、もうしらん!」と、送迎拒否!
しかたなく、Aくんは、とりあえず、学校の帰りに、
乗ったことのない路線のバスに乗って、塾までたどり着いた様子。

まだスマホもラインもない時代です。
けっこう大変だったんじゃないかと思いますよね。

授業が終わるのは、午後8時。
塾からだって、歩いて簡単に帰れるような距離ではありません。
「帰りは、来てくれるよね?」と、心配になって聞いてみると、
「わからん。。。来てくれんかもしれん。。。どうやって帰ろう。。。」
なんて言うんです。

さすがに、帰りは迎えに来てくれていましたが、
これだな!と思いました。

送迎拒否しても、ちゃんと自力で塾に来るように育てられてるAくん。
そして、ちゃんと塾に行くと信じてるお母さん。
「もしかしたら、ホントに迎えに来てくれんかもしれん。。。」と
本気で思わせる関係が成立していました。

これって、中学生になってからではできない関係ですよね。
小さいときからの積み重ね。

だって、マジギレしたら、ホントに塾へも行かずに
違うところに行ってしまう子もいますもの。


でもよく見ていると、きちんとしていて成績が良い子って、
こういう親子関係を築いてる子が多いんです。

お母さんが本気で精いっぱい育ててることが伝わっているんです。
だから、怒る時も本気。

厳しいところはきちんと厳しく、協力すべきところはとことん協力してくれる。
簡単なようで難しいですね。

実は、このお母さん、Aくんのお姉ちゃんが受験の時は、
突然、受けたいと言い出した県外の私立高校の願書やら過去問やら、
取りに行った方が早い!と、取りに行ってくれるようなお母さんなんです。

行きたい高校がなかなか決まらずに、悩んでいた彼女。
きっと、お母さんも色々とアドヴァイスしたのだろうと推察しますが、
ひとたび、本気で心を決めたら、とことん協力してくれる、
こんなお母さん、いそうでなかなかいません。

過去問の解答、無かったんですが、
親子の熱意にほだされて、
ついつい何年分も全部一緒に解いてあげてしまいました。

やっぱり、お母さんの力は大きいですね。




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教科のバランス

今の時期、中学生は、どの学年の子も、
冬休み~基礎学までの計画を立てていることと思いますが、
計画を立てるときの質問に意外と多いのが教科のバランスについてです。

例えば、20日間の計画を立てるのに、
20日÷5教科=4日/1教科
なんて考える子がいます。

じゃぁ、社会の勉強をするのは、5日に1回?
あるいは、最初の4日間したら、そのあとの16日間は放置?

考えられな~い!!と思いますが、
これ、普通にやっている子は、意外とたくさんいるようです。

確かに、1日中社会の勉強をしたら、
すごいやった気分には、なれるかもしれませんが、
それ、気分だけですから!

20日間の計画を立てるなら、
必ず、各教科を20回分に分けて、毎日やりましょう。
少なくとも、10回に分けて、2日に1回は、触りましょう。

日割りの計画表を立てて渡すと、
毎日ほぼ全教科入れてあるのに、
そのノルマはクリアせずに、
翌日の分に手を出す子がいます。

それではできるようにはなりませんから。。。

やった気分になれることよりも、
本当にできるようになることを選んでいきましょう。



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ムリ・ムダ・ムラ

高校生の時だったでしょうか、
「無理のない勉強」
「無駄のない勉強」
「斑のない勉強」
を、推奨されたことがあります。

うまいこと言ったな~と思ったものですが、

例えば、無理をして徹夜で勉強をしても、結局は、能率が上がらなくなったり、
次の日に何もできなかったりして、成果は得られないし、

昨日の記事のような無駄が多い勉強をすると、
それはもちろん、効率が悪くて、成果は得られません。

そして、今日は7時間やって、明日は0時間。。。なんて、
むらのある勉強をするより、毎日4時間勉強する方が
はるかに大きな成果を得ることができるのです。

どれも、当たり前の話ですが、
実際に、これを当たり前に出来ている子はとても少ないものです。

そして、昨日の話の続きみたいになりますが、
ムリ・ムダ・ムラのある勉強は、
やった本人は、やったこと以上に、やった気分になるのです。

でも、気分になっているだけで、実は成果はない。。。

大丈夫ですか?
ムリ・ムダ・ムラはありませんか?



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やってる気分

勉強やる気満々!になった子の中に、
時々、違った方法へ進んでいく子がいます。
要注意です。。。

一番よくあるのが、
やたらとノートに整理してみたり、暗記カードを作ってみたり、・・・。

何がいけないの? 勉強してるじゃん! と、思うでしょう?

でも、いけません!

確かに、時と場合によれば、教科書の内容をノートに整理してみることも必要かもしれません。
でも、それは、言葉や知識が、ごちゃごちゃに入っていれば・・・です。

言葉も覚えていないし、知識も入っていない、ただただうろ覚えな状態なのに、
ノートに書いたって覚えません。
暗記カードなんか作る前に、問題を解きまくって覚えましょう!

公式をノートに書いたところで覚えるものではありません。
実際に使ってみるのが一番早く覚えるのです。
つまり、演習をするんです。

ノートを作ったり、暗記カードを作ったりすると、
なんとなく、すごく勉強した気分になります。
でも、実は覚えてません。
テストで、使えません。

とにかく、こういうパターンにはまって、
時間もないのに効率が悪い勉強法をしている受験生諸君!
そんなことは、今すぐ辞めて、問題を解きましょう!!

まずは、公式を覚えてから。。。なんて考える必要はないのです。
とりあえず、公式を見ながらでも解きましょう。
ちゃんと覚えようとしていれば、
そのうちに、見ずに解けるように覚えますから。
その方がよっぽど早いです。

入試まで、もうそんなに時間はありませんね。
一刻も早く、効率のいい勉強法に切り替えてくださいね!



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入ってからのこと

この時期、毎年、思うことなのですが、
高校に入ってからのこと、中3生は考えているでしょうか?

なんとな~く、ランキングされている公立高校の
ちょっとでもランキングが上の高校へ行きたいと言う子が
ほとんどなんですよね。

その高校の進学実績に目を向けている子が、
どれだけいるのかな…と思うことがよくあります。
今の時代、ホームページですべて公開されているというのに。。。

将来、大学進学を考えているレベルの子なら、
志望は普通科になるわけですが、
例えば、基礎学400点レベルだとしたら、
どの高校を選ぶかは、進学実績が重要だと思うのです。

少なくとも、400点レベルの子なら、高校もきちんと頑張れば、
国公立大学射程圏内に入れる可能性は大きいですよね。
ということは、それに見合った環境があるところに入るのが良いはず。

その場合、チェックしなければいけないのは、
国立現役合格者数だと思うのです。
割合ではなく、人数。

1クラス40人とすると、
いわゆる英数クラスが、文系理系各1クラスで計80人。
それに特別コースや普通科以外の学科があれば、+40人で120人。

つまり、国立現役合格者数が80人の学校だとすると、
普通科しかない学校なら、英数クラスに入っていれば、
一応は全員それくらいまでのレベルにおさまりますが、
特別コースや普通科以外の学科がある学校なら、
国公立射程圏内以外の子も
3分の2~半分程度は混じるクラスになるわけです。

もう一歩進んで考えれば、
その点数で、学区内なら、城東は受けられるけれど、
160人以上の現役国立合格者を輩出している城東で、
英数クラスに入れるだろうか?あるいは、入れたとして、ついていけるだろうか?
ということも大事になってきます。

勉強に対して、それだけの思いがあるかどうかです。
今、受けられる点数があるかどうかではなく。。。
性格も併せて考えて、どういうクラスで頑張るのが向ているかです。

環境を求めるなら、それって、重要なポイントだと思うのですが、
とりあえず、目先のランキングにばかり目がいっている子が多い。

入学後の自分の位置を、しっかりと見据えて、
どの環境でステップアップを目指したいのかを、
考える方が大事だと思いますが、なかなか響かないものです。

ゴールは高校じゃないのに。。。



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習い事や部活の位置づけ

小学校高学年になってくると、勉強もだんだん難しくなってきて、
部活動や習い事とのバランスが難しくなってきます。

私は、以前はピアノ教室もやっていましたが、
幼稚園から習っていたピアノを、
小学校高学年で辞める子はとても多かったものです。

せっかく、だいぶ弾けるようになってきていたのに、
勉強や部活を理由に辞めるんですね。。。
そのくらいで辞めてしまうと、
大人になったら、結局、何も弾けないんですよね。

そこから、やっと本当の楽しさがわかり始めるというのに、
もったいない限りです。

とは言っても、
勉強が忙しいのに・・・とか、部活が忙しくてピアノを練習する暇がない・・・とか、
文句のように言いながらレッスンに来る子には、
「好きでやってるだけなんだから、辞めればいいじゃん」と言っていました。

お稽古事なんて、自分が好きでやっているだけなのですから、
文句を言いながらするくらいなら、辞めればいいのです。
その方が、お互いにストレスもたまらなくて、健康的です。ww

しかし、逆に、ピアノをやってるから、勉強ができないとか、
部活が忙しいから、勉強ができないとか言われると、
それは逆です。

必ず、天秤にかけてもらいます。
ピアノと勉強、部活と勉強。どっちを使って生きていきますか?

音楽の道で生きていこうとするなら、
勉強もそこそこは必要ですが、ピアノの方が大事です。

部活でやっているスポーツで、生きていこうとしているなら、
それはまた、勉強よりも大事かもしれません。

でも、そこまでは考えていないなら、
そして、そこまではできないなら、勉強を取るべきです。

だって、学校で1番とか、県で1番とかでも、
スポーツや芸術の世界で生きていくのはなかなか大変です。

でも、勉強なら、そのくらいできれば、なかなか優秀ですよ。
それを武器に生きていくことができる可能性は大きいでしょう。

そこまでいかずとも、勉強は、すぐに武器になります。
進路を決める上での話です。
部活が普通にできても、ほとんど武器にはならないです。

その辺を、よく考えて、優先順位をつける必要がありますね。
勉強をしないのを部活のせいにして、逃げてはダメです。
天秤にかけて、やるべきことをきちんと選びましょう!



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旬の食べ物

最近は、スーパーに行くと
季節とは関係なく野菜や果物が並んでいるので、
「旬」がいつなのかわからないようなものがたくさんあります。

とはいっても、やはり、日本人たるもの、
季節の食材を味わって季節を感じたいものですよね。

中学生の古典をみていた時のことです。

病気のお母さんが、筍が食べたいというので、
孝行な息子が、すぐに真冬の竹林で、筍を探すが、
そんなの、見つかるはずがない!
ところが、目の前にパッとタケノコが現れて・・・というようなお話。

この「そんなの、見つかるはずがない!」という意味の文章。
正しい現代語訳を4つの中から選びなさいという問題。

真冬の竹林という設定なのだから、
常識の範囲で、「見つかるはずがない!」というのが選べるはず。

古典の問題というより、一般常識の問題なのですが、
これに、ずいぶん悩んでるんです。

「筍の旬っていつ?」と、思わず質問したら、
これがわからないんですねー


でも、意外とそういうこと、多いんです。
是非、子供たちに、季節感のある食事をとらせてあげてください。
そして、食べながら、そいういう会話をしてください。

当たり前のように、やっている家庭から見ると、
何を言っているの?と思われるかもしれませんが、
それが当り前ではない家庭も多いというお話でした。



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できる子の親・できない子の親

ものすごく偉そうに聞こえるかもしれませんが、
「この親にしてこの子あり」とはよく言ったもので、
いわゆる、できない子の親に共通していることというのがあります。

長年、色々な親御さんを見ていると、
ことごとく共通しているのは、最終的に、子供のせいにしてしまうこと。

例えば、夏休みにしっかりと勉強しなかったことを、
今ごろになって後悔している場合、
できない子の親は、「なんで、せんかったん?」と言います。

でも、それって、子供も思ってるんですよね。
「なんで、夏休みにちゃんとせんかったんだろう。。。」って
今ごろになって後悔してるんですよ、子供も。
そこへ、「なんで、せんかったん?」と言われれば、
思春期の子が、反発しないわけがない。

おまけに、「これからはちゃんとしいよ!」なんて
決め台詞をはかれたら最後、
子供の方は、「うるさいなー、もうせんわ!」です。


では、できる子の親はここでどうするか?というと、
「今からだったら何ができる?」と一緒に考えます。

過ぎたことは仕方がないというスタンスです。
とりあえず、今からできることはなんだろう?と
一緒に考えて、協力してくれます。

協力してくれると、
大人みたいな口をたたいても、まだまだ子供な中学生ですから、
お母さんも一緒にやってくれるという安心感も手伝って、頑張れます。

子供もいない私が言うのは気がひけますが、
でも、長年色々な親子を見てきているからこそ
わかることというのがあります。

ですから、今日は、あえて偉そうに書いてみることにしました。
まだ、これから頑張る時間のある親御さんが
これを見てくれればいいなという願いも込めて。



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中学受験

中学受験をする場合、
小4ぐらいから、それなりに受験のための準備を始めるのが、
一番ゆったりと勉強できてよいと思っています。

が、

こういう仕事をしていると、よく聞かれます。
「どこの中学校に入れるのがいいの?」

これは、なかなか難しい質問で、
その子の特性と、家庭環境に大きくかかわってきます。

手軽に社会性を身につけさせたければ、
やっぱり、地元公立だと思います。
なんといっても、地元公立は社会の縮図ですから!

受験が必要な中学に入った場合、
学年で最下位であっても、旧総選校に入れる程度のレベルなわけですから、
少なくとも、勉強においてはそれ以上のレベルの人が集まる環境で過ごすことになります。

地元公立ならば、上位半分くらい。
つまり、残り半分は、受験をして行った学校では出会わない人たちなんです。

受験をして入る学校に行けば、確かに勉強はしやすいと思います。
しかし、社会に出たら出会うであろう多くの人たちとは出会わないまま
思春期を過ごすことになります。
もちろん、それでも順応できる人も多くいますが、
そのことが変なプライドや社会性の欠如となってあらわれてしまう人もいます。

では、地元公立がいいのか?と言われれば、
もっともっと上の世界があることを常に家庭で見せてあげていないと、
自分はめっちゃ賢い!とか錯覚を起こしてしまうことも少なくありません。
あるいは、現状で満足してしまって、もっと伸びる能力があるにもかかわらず、
伸ばせないまま終わってしまうこともあります。

一長一短で、それぞれのご家庭がどちらを優先するかで、
向き不向きは変わってくると思います。

どちらの場合も、成功しているご家庭もあれば、
残念な結果になっているご家庭もあります。

このことを十分に理解して、ご両親がしっかりと話し合われて、
方針を決めることが大切だと思います。

結局、成功しているご家庭は、
方針がしっかりと定まっていますから。。。
きっと、決め手はそこですね!


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結果の種類

塾の広告によくある成績アップ保証。
あれが、曲者だという話は、以前にした気がしますが、
すぐに結果を出そうとする塾はとても多くあります。

というか、すぐに結果を出してほしい生徒と保護者があまりに多いので、
結果として、塾はそれにこたえる形の指導に走ってしまうのですね。
だって、そうしないとお客さんが来ませんから。。。

しかし、気をつけてください。
すぐに結果を出す勉強の仕方と、
長い目で見て本当の力をつけていく勉強の仕方って、実は全く違うのです。

私のところでも、時々います。
特に中3で、切羽詰まって尋ねて来て下さった人に多いのですが、
すぐに点数を上げてほしい!と言わんばかりです。

そして、とりあえず、課題テストや定期テストの点数が上がると、
先生のおかげですーみたいになるんです。

そりゃぁ、今まで、ちっとも勉強してなかったのだから、
範囲の単語覚えたり、公式使えるようにしたりするだけでも、
点数は上がりますよね。
でも、それって、実際のところ、見せかけだけです。

もちろん、何もしないよりはいいけれど、
そんなことだけを繰り返しても、本当の力はつかないですから、
当然、基礎学の点数は、そんなことだけでは出てきません。

本当の力をつけようと思ったら、
長期計画で取り組まなければいけないことがたくさんあるのです。

でも、目先の点数ばかりにこだわってしまう。。。

どのテストで結果を出すべきなのか、
何を目指して、何をできるようになりたくて、
勉強をしているのかを、明確にしなければいけませんね。



P.S.今日から、しばし留守にしております。
   記事は予約で勝手にアップしますが、
   コメント承認・返信、メール返信できませんので、ご了承ください。




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一芸

最近は、学歴にはこだわらない・・・というようなことが、
以前よりは増えてきたような気がします。

とは言え、まだまだ、学歴によって左右されることって、
意外とあるような気もしています。

「勉強ができたって・・・」
他にできないものがあって、高学歴だとよく言われるセリフだと思います。
人間性の問題とか、まぁ、色々、
世の中、勉強だけでは役立たないことがたくさんありますからね。

では、学歴はなくてもいいのか。。。と言われると、
いいと即答できる人も多くはないと思います。

勉強ができるということは、一芸だと思います。

少なくとも、勉強は忍耐がないとできません。
いくら親に無理矢理やらされたとしても、
やらないと、できないわけですから。。。

勉強ができるということは、
我慢することは我慢できたということだと思うのです。

やるべきことをやったということだと思います。
言われた通りにやっただけかもしれませんが、
でも、やったから、できるようになっているわけなんですよね。

だから、やっぱり、できないよりは、できるほうが良いでしょう。
ある程度の忍耐力があるという証ですから。。。

勉強がすべてではありません。
ただの一芸ですが、
でも、何もできないよりは、勉強でも、できたほうがいいと思います。

スポーツ、芸術、色々な一芸がありますが、
一番、多くの人にチャンスがある一芸は勉強だと思います。
そして、その一芸の証しとして、学歴が付いてくる?という感じでしょうか。。。




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家族との食事

子供たちも、塾や部活、お稽古などで忙しいし、
家族と一緒に食事をとらないという子も時々います。

でも、個人的には、家族と一緒に食事をしながら話すことって、
とても大事だと思っています。

夕食が難しければ、せめて朝食だけでも。。。
両親や兄弟、皆の生活リズムがバラバラで、
朝食も別々に食べて学校へ行っている子もいましたが、
成長期に、何か足りないものが出てくるのではないかと感じていました。

レストランなどでも、それぞれがスマホ片手に、
食事をしている家族を見かけることがありますが、
もったいないなぁ…と思います。
せっかく、面と向かっているのに、話さないなんて!

ちょっとした日常の会話の中から、
色々な知識が吸収されていることって、
目には見えませんけれど、とってもたくさんあると思います。

勉強も大事ですが、
そういう日常の時間、人間形成に欠かせないもののように感じます。




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睡眠時間

睡眠時間、ってどれくらいが普通?
なんて、聞かれることが時々あります。

成長期ですから、極端に少ないのはよくありません。
だからと言って、毎日10時間も寝ていたのでは、
勉強をする暇がないですよね。

あくまでも、私の身近な子たちの話ですが、
小学校高学年で、8時間ぐらいの子が多いのでしょうか。
10時に寝て、6時に起きる。。。というのが一番よく聞くパターンですね。

中学生だと、7時間。
11時に寝て、6時に起きる。

6時間の子もいるようですが、
成長期なので、7時間くらい寝たほうがいいのでは・・・と思ってしまいます。
さすがに、高校生は、時間が足りなくて、7時間もは眠れなさそうですが。。。

前に担当していた子で、生活調査をしたら、
6:15起床で6:20に家を出るという子がいましたが、それは最悪です。
「お母さん!勉強させる前に朝ご飯食べさせてください!!」と言いました。www

朝は、きちんと余裕を持って起きて、家族と朝食をとりましょう。
家族との会話も大事です。
身支度をして、朝ご飯を食べているうちに、頭も目覚めてきますから。。。



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能力の限界

例えば、
田舎で神童のように言われた子が、開成に入ってみたら、
自分は凡人だったと気づいたなんて話がありますが、

地元で結構できる子たちが、
ワンランクアップした子たちが集まる中へ入ると、
自分の能力の限界を見てしまったなんて感じることは、
けっこうよくあるようです。

これは、大人になってからも、よく聞く話で、
社会的には、けっこう、
というか、かなりな成功をおさめている人たちと話していると、
こういう話題になることはよくあるものです。

学生時代のこの時点で、能力の限界が見えたとか、
この人たちには、どんなに努力してもかなわないと感じたとか、
持って生まれたどうしようもない部分での差を感じたとか、
そういう話。。。

しかし、考えてみれば、それを感じられるということは、
それ相応の努力をした証拠でもあると思うのです。
何もしていなければ、それすら感じられないのではないかと。。。

そして、そういう話をする人のすごいところは、
その限界を、他の何かでカバーする行動に出ているところです。

つまり、ここには限界があるけれど、
こっちにはまだ可能性があるとわかっていて、
あの手この手の努力を惜しまないんですよね。
おそらく、当人は、努力してるって感じではないと思いますが。。。

努力する、
冷静に分析して見極める、
行動する。。。って感じでしょうか。

そういう力を養っていきたいですね。
まずは、最初の努力するところからですね。



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国語&文系

中学受験に向けての国語は、やはり、
初めて読む文章を正しく理解して、伝える練習をしないといけません。

それに加えて、文系の適性検査の場合は、
自分の考えや意見がきちんと持てていること。

自分の意見や感想がうまく言えない子はとても多いのです。
感じていないのではなくて、
ボキャブラリーの問題のような気がしています。
どう表現していいのか、
その方法を知らないまま大きくなっているようです。

作文が書けないという一因もその辺にあるように思います。
これはきちんと練習していくことで、できるようになっていきますし、
これができないと、将来、なかなか大変なことになりそうな。。。
小学校のうちに、やっておきたいですね。

家庭での会話でも、チェックしてあげられることはたくさんあります。
例えば、きちんと伝えられなくても、
子供が言いたいことって、わかってしまいますよね?お母さん。
そこで、わかってしまっていないふりをしてあげてください。
ちょっとめんどくさいですが、
誰が聞いてもわかるようにきちんと伝えられるように、
練習させてあげるんです。

日々のことなので、この効果は大きいです。
是非、試してみてください。


何度かに分けて、中学受験のことを書いてきましたが、
中学受験は、何よりも家族の協力が欠かせません。

まだ小学生なのに、学校では教えてくれないことを
出来るようにしていかないといけないのですから。

お父さん、お母さんが、優しく厳しくサポートしてあげないと
乗り越えられないと思います。
受験しようと決めたなら、家族ぐるみで受験してください。

そう言うと、今度は、
「お父さんが協力してくれないから…」とか言うお母さんが出てきます。
でも、それは、お母さんが、しっかりとカバーしてあげれば大丈夫です。

もちろん、お父さんも協力的、あるいは、
お父さんの方が主導権を握ってやっているご家庭もありますが、
お母さんが奮闘しているご家庭の方が割合的には多いと思います。

どちらか一方では、できないというわけでは決してありません。
「家族ぐるみで」というのは、
誰かが、子供にしっかりと寄り添ってあげてほしいという意味です。
小学生ですから、それは必要です。
一人で中受できる子なんていませんから。



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やる時期の差

中受のスケジュールを、ここ数日の記事のように話すと、
「知り合いの子は6年生からで受かった」とか、
「友達のお兄ちゃんは6年生の夏からで受かった」とか、
必ずと言っていいほど出てくるのが、こういう話。

確かに、基礎学力がきちんとあれば、
短期決戦で、受かることはよくあるものです。

考えたいのは、自分はどの位置で受かりたいかということです。
上位層に食い込んでおきたいのか、
真ん中ぐらいでいいのか、
ビリでもいいのか。。。
そして、その後、どの位置をキープしていきたいのか。

6年生からやった子は、成績が悪いと言っているわけではありません。
もちろん、間際でちゃちゃっと勉強して受けたのに、
上位層にしっかりとどまっている子もいます。

でも、そういう突貫工事で受けたにもかかわらず、
上位層に位置している子は、
中学に上がってから、必ずその穴埋めをしています。

これまでにも何人かそういう子がいましたが、
数学なんかは特に、
「これ、中受のときにやってるよね?」で、
そのままスルーというのがきかない。

「あ~、その単元、ちゃんとやらずに受けました」って
なっちゃうんですよね。

まぁ、だったら、中学でそれもやってしまえばいいだけのことですし、
実際、突貫工事組で上位層にいる子たちは、
そうやって穴埋めしながら中学数学をやっています。

自分は、どの路線で進みたいかです。

どっちが良いだの悪いだのという話ではありません。
どのルートで、歩んでいきたいかというだけの話。
思い立ったときには、選択の余地がない状態だったということもあるでしょう。

でも結局、どの時期に多くのことをして、積み重ねていくかの違いです。
小学校から、コツコツ積み上げていく子もいれば、
中学で一気に…という子もいます。
もっと言えば、高校で…という子もいるわけです。

やるべき量はそう変わりないはずです。
それをどの時点でどれくらい積み上げるかの差だと思います。

小学校から、積み上げられる環境にいたにもかかわらず、
積み上げられないまま…という子だっています。

おそらく、それぞれの子にとって、
最適な積み上げ期というのがあるのだと思います。
それがうまく、環境と気持ちと一致したら、
好循環に乗っかっているのかな~?なんて思いながら見ています。



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受験算数

基礎学力がついてきたら、先取り学習をした単元から順に、
受験算数に取り組んでいきます。

有名どころでは、植木算とか年齢算、鶴亀算、差集め算のような、
方程式使えたら簡単なのに・・・と
大人は思ってしまうような問題の考え方を勉強します。
割合の問題なんかも、けこう複雑なのを小学校の計算だけで解きます。

でも、受験算数でやっている、この考え方こそ、
数学的思考力の原点のように思います。
これ、大人でもけっこうおもしろいものです。
脳トレのようです。

「うちは城ノ内受けさせたいから・・・」という場合でも、
できる子は、受験算数はある程度まではさせています。
思考力がぐんと上がりますから。。。

理系の適性検査に重きが置かれている城ノ内だからこそ、
そのメリットは大きいと思います。

もっと言えば、中学受験しなくても、
受験算数をやってることはとても意味があります。

中学生の数学を見ていると、
受験算数をきちんと勉強した子か、していない子かがわかります。
ちょっとした計算力や数学的な思考力に違いがあります。
受験しなくても受験算数はさせておきたいくらいです。

算数受験なら、理想は、
先取り&受験算数の基礎が5年生終了までに終わるくらい。
そうすると、6年生の9か月間は、実戦レベルの解き込みができます。
大手のスケジュールは、こういうところが多いですが、
やってみると、確かに理にかなっていると思うわけです。

適性検査の場合でも、
できれは、6年生の9か月間は実戦演習をしっかりとやりたいものです。

いずれも、ある程度、上位で入学したい場合の話ですが。。。




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基礎学力

国語・算数を受けるにしても、適性検査を受けるにしても、
必要なのは、まずは基礎学力です。

漢字がきちんと書けて、意味の通った文章が書ける。

相手の言っていることや書いてあることが、正しく理解できて、
自分の考えを表現できる。

計算が速く正確にできて、思考力がある。

このようなことが本当にきちんとできているかどうかです。

学校のテストはほとんど満点なんです。。。ではダメです。
小学校のテストは、はっきり言って、あまり意味がありません。

特に、地元公立小学校の場合、
プレテストと称して、テストのそっくり問題を
テスト前日の授業で解いている学校があったりするくらいです。
そりゃぁ、満点ですよね。。。騙されないでくださいね。
逆に、満点でないと、まずいくらいです。

中学受験を考えているなら、
4年生でやりたいことは、基礎学力を確実なものにしていくこと。
そして、それと合わせて、勉強するという体制を作っていきます。

受験算数というのは、学校では習いませんから、
それを入れていかないといけません。
学校で習わないことが出るのですから、
そういう意味では高校入試より大変です。

まずは、学校で習うことを先取りしていきます。
学校で習ってからでは、受験算数を入れる暇がありませんから。
分数・小数の計算や逆算、公約数や公倍数、割合なんかは、
ほとんど先取りでします。

塾でも、中学受験をきちんとやっている塾はたいてい先取りです。
小5の冬には、受験算数の基礎まで一通り終わります。
漢字やことわざ、文法なんかも先取りしてしまいます。

そうやって、基礎学力をつけながら先取りをして、
そこへ、本格的な受験対策を入れていくのです。

続きはまた明日。。。


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中受対策

「中学入試の準備って、いつぐらいから始めるといいでしょうか?」
よく聞かれる質問ですが、4年生ぐらいから始めると、
少々余裕を持って取り組めます。

近頃は、どんどん低年齢化してきて、
大手は小3とか小2とか普通に言っていますが、
本格化するのはやはり小4だと思います。

もちろん、その時のレベルにもよりますが、
5年生からだと、ちょっとハードになることもあります。
6年生からだと、きっちり基礎学力がついていないと難しい。。。

逆にいえば、基礎学力がきちんとついていれば、
6年生からでも大丈夫ですが、
この基礎学力がなかなかうまくついていないことが多いのです。

受ける学校によって、勉強法も少し変わってきます。
文理や附属のような国語・算数が受験科目の学校と、
城ノ内のような適性検査の学校では、力を入れておくところが違います。

いずれにしても、基礎学力があることが大前提。
次回、もう少し詳しく見てみることにしましょう。



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他人の宿題をする

あるとき、
宿題に出してもいない問題を質問してくる生徒がいました。
数学を教えていたのですが、
微妙に今やっているところと進度が違う問題なんです。

しばらく、そんなことが続いて、
ある日、その子が言いました。
「これ、○○塾の宿題なんよー 
あの塾、まだこんなところやってるんやなー」

???

どうやら、少し前からよく質問していたのは、
○○塾の宿題の問題のようです。
併用し始めたなんて話も聞いていないし、
「なんで、○○塾の宿題とっきょるんよー?」と聞くと、
「ん?友達の宿題!」ですって!!

ちょっと風変わりな男の子ですが、勉強はしっかりする子です。
自分とは違う有名塾に通ってる子の宿題を、
毎日学校で解いてあげているというのです。

それで、解けなかった問題を私に質問してたようなんですね。
その友達のお母さんは、たまったものではないでしょうね。
高いお月謝払って、友達に勉強させてあげてるようなものですもの。

解いてあげる子の側ならともかく、
解いてもらってる子の側にならないよう、
目を光らせてあげてくださいね! お母さん! ww



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友達に教えてもらうということ

時々、ものすごくやる気になってきた子が、
自分よりも勉強のできる友達を捕まえて
教えてもらっているのを見かけます。

それはそれで、
やる気が出て勉強をしていることはよいのですが、
この行為には思わぬ落とし穴があります。


私は基本的には、英語と数学しか、仕事は受けないのですが、
そうは言っても、家庭教師として生徒にかかわっていると、
英語と数学だけは取れてるのに、
他の教科で足を引っ張られているのを見て、知らん顔もできず、

ついつい、社会どうにかしようよーとか、理科なんとかしてよーとか、
多かれ少なかれ5教科にかかわってしまうことはよくあるものです。

かかわると言っても、
学校の授業で先生が何を言っているのかわからない!
というような状態ではない限り、
問題集を定期的に宿題にして、丸つけをして、直しをさせて、
いよいよ直らない場合は解説して・・・
くらいのことしか時間的にできませんが、
そんな中で、気がついた危険な行為があります。

それが、友達に教えてもらうということ。

私がピンをつけて返して、
次回までに、自分で調べて直しをするという宿題を出すとします。
時々、自分よりも勉強ができる友達に、
教えてもらいながら直しをしてくる子が出てくるのです。

ある時、突然直しの正答率が上がるので、すぐにわかります。

友達に直してもらったのではなく、
友達に教えてもらいながら直すんです。
一応、やる気にはなっているので。。。

しかし、それが曲者です。

友達に教えてもらいながら直した問題、次回、自力で解けますか?
解けると思っていますか?

実際は、ほとんど解けません。
自分で調べ倒して直した問題の方が、はるかに多く解けるようになります。

もちろん、直しにかかる時間は、教えてもらった方がはるかに少ない。
自分で調べて直そうと思うと、ものすごく時間がかかります。
でも、その時間が実になるのです。

「友達に教えてもらってる!」
というと、おうちの人も、なんとなく安心します。
賢い子に教えてもらってるなら・・・と。

本人も、ものすごく出来るようになっている気分になります。
ほとんど身にはついていないのに。。。

相手は、友達なんです。
教えるプロではありません。

できるようにしてあげなくては・・・
という意識では教えてくれていないはずです。
そこが問題。。。

解き方を教えてもらったり、社会の直しを手伝ってもらったり、
一見、ものすごく勉強してるみたいに見えるし、
ものすごく出来るようになっている感じもします。
でも、実際はそうではありません。

逆に、
できるようになっているのは、教えてあげている方の友達です。

教えてあげながら、自分は知識の確認ができています。
少なくとも、他人に伝えようとする時点で、知識の確認と整理ができます。

でも、教えてもらってる方の子は、できるようにはならないんですよね。

意外な落とし穴に引っかからないようにしてくださいね!



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体調管理も実力のうち

いよいよ冬本番ですが、
風邪やインフル対策、きちんとできていますか?

体調が悪いというのを、出来ない理由にする子はよくいますが、
それは、人のせいではなくて自分のせいだと認識しましょう。
厳しいようですが、体調管理も実力のうちです。

風邪をひかないように、注意できることはたくさんありますよね。
気候の変わり目の服装の調整ももちろんそうですし、
特に、これからの季節、手洗い、うがいは基本ですよね。

もちろん、万全を尽くしていても、風邪をひいてしまうことはあります。
もし、それが本番にぶつかったら、運が悪かったと思うしかない。。。
でも、できるだけのことはしておかないといけませんよね。

普段から、気をつけて行動しましょう。
そして、風邪をひき始めたと感じたら、さっさと治しましょう!
そう、普段から、さっさと治す方法を身につけておくことだって大切です。

何かのCMじゃありませんが、
のどにきやすいとか、鼻にきやすいとか、それぞれありますよね?
その症状の時、どの薬が合うとか、どの病院が合うとか。。。

本番は、万全の体調でテストが受けられるとは限りません。
万一に備えて、普段から、そういう危機管理もしておくとよいと思いますよ。



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ミスを減らす

テストでのケアレスミス、
多かれ少なかれ、誰もが悔しい思いをしたことがあると思います。
もちろん、私も。

テスト中ですから、少なくとも集中して、
ミスしないように配慮して解いているはずなのに、
思わぬミスをしてしまう。。。

見直しの方法を工夫したり、
普段の勉強でもミスをしないように気をつけたり、
慎重に解いてみたり、
思いつく限りのことはやっているはずなのに。。。

先日、少し面白い記事を読みました。
脳がキャパオーバーになっていて、
注意が必要なところに向いていないという記事。

気になることや、考えることが多すぎて、
自分の容量を超えた状態であるために、
ひとつのことにしか注意を向ける余裕がないというのです。

確かに、
「ミスしないようにしなきゃ」とか、
「これ、確認したっけ?」とか、
考えれば考えるほど、ミスが増えることってある気がします。
あんなに気をつけたのに…と凹んでしまう。

こっちの問題を解いているときに、
あっちの問題が気になって…なんて、時々生徒が言いますが、
その状態では、
必要なところに注意が向けられないだろうと思います。

チェックすべきところに注意を向けられるように、
余計なことを考えないというのは大事なのかもしれません。

やらなければいけないことを整理して、
今、目の前のことだけをすればいいように、
頭の中をすっきりさせるのが良いと、書いてありましたが、
これには少し納得しました。

私自身も、やることが溜まってきたときは、
必ず、to doリスト、というほどオーバーなものでもありませんが、
やることを書き出して、やる順と、およその期限をつけて、
今日することを明確にすることはよくあります。

そうすると、
長期的には、先行きが目に見えている安心感があるし、
短期的には、こなすべきことがリストアップされている状態なので、
それに集中することができます。
結果として、少し前倒しで仕上がるものです。

勉強も、それかなぁ?と思ったわけで、
例えば、入試までにこれだけすれば、目標に届くだろう、
安心して受けられるだろうと思える量を決めます。

それを、月別ぐらいのスパンで、
どういう段取りでやっていくかを考えます。
そうすると、12月にどれだけしなければいけないかが見えます。
次は、それを1週間に落とし込んで、
最終的には、この日にこれをこれだけすると
全てを目に見える形にするのです。

その状態で、勉強をすれば、
今日するのは、これだけの量で、
今、するのはこれ!と、安心して取り組めるのではないかと思うのです。

頭の中をすっきりさせて、今やっていることだけに集中することを
普段から積み重ねると、その集中の仕方が癖になって、
ミスが減ったりしないかなぁ?なんて、
脳の容量の記事を解釈してみたのですが、どうでしょうね。

容量いっぱいにするのではなくて、隙間を作ってあげると、
見逃していることに気付く余裕ができるというのは、
なんとなくわかるような気がしました。



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プロフィール

Author:自律学習ゼミ
徳島県で、家庭教師や塾講師をして、20年が過ぎました。そこで、この経験を生かして、小・中学生の君たちや、お父さん、お母さんに、何か少しでも役立つようなお話ができる気がして、このブログを始めることにしました。中学受験のこと、高校受験のこと、学校のこと、塾や家庭教師のこと、家庭学習や勉強の方法など、色々なことをお話ししたいと思っています。
2013.7.19.
・・・・・・
それから早10年が過ぎようとしています。ブログは、情報も古くなっていくので、5年分ぐらいが残るように、日々、刷新しています。2022年度より、自律学習ゼミとして、教室も移転し運営しております。「いったいどんな塾なの?」と興味を持たれた方は、下記のリンクからご覧ください。
2023.5.17.


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