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調べること

新年度のスケジュール調整も終わり、
あとは受験生を無事送り出して、
新しい子たちを迎えるばかりです。

できるだけ、お問い合わせくださった方のお役に立ちたいと
思ってはいるのですが、
なにぶんマンツーマンで一人でやっているものですから、
お断りせざるをえないケースも出てきて、
本当に申し訳なく思っております。

ここ数年、遠方から問い合わせてくださる方が多く、
私の自宅へ通ってくれる子たちの割合が年々増えています。
送迎にご協力くださるご両親やご家族には、
本当に頭が下がる思いです。

毎週のことなので、本当に大変だろうと思います。
「感謝せな、罰が当たるわよ~」なんて、生徒たちには時々言いますが、
私自身も、感謝の気持ちでいっぱいです。

実は、自宅へ通ってくださる場合のメリットもあります。
私の手持ちの武器が増えること。ww

理科や社会の質問が出た時に、
自宅のほうが調べる材料が豊富にあります。
出先ならスマホぐらいですが、
自宅なら、テキスト類がすぐにあるので一緒に調べられます。

英語なんかもそうです。
ちょっと込み入った質問をされたりすると、
高校生用の参考書を出してきて、
一緒に見ながら、解説してあげることもできる。

数学の作図とか、ちょっとやりづらそうにしてたら、
拡大コピーをしてそれに書き込むようにもしてあげられます。

こういうメリットは、その場だけのことではなくて、
一緒にそういうことをすることで、
それが次に生きるものです。

つまり、自分で勉強をしていて、
疑問点が出た場合、
こんな風に調べてたなぁ…とか思いだして、
自分で調べるようになるだろうと思うのです。

私も、全教科オールマイティーにできるほどの教務力はありませんので、
ちょっと気になることや、あやしい気がすることは、
できるだけ、生徒の前で調べて、確認をするようにしています。

そういう習慣が、生徒にも伝染すればいいなぁ・・・とか、
実は思っているのです。

実際、そんな風になって卒業した子も多いですから。

そして、また、今年も、卒業生を送り出す季節が来ました。
長く一緒に勉強した子の卒業は特に、寂しい気がします。

笑顔で次のステップへ進めるように、
最後の一押しをしっかりしなくちゃです!




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自分でできること(その5)

さて、いよいよ450点前後。

ある程度のペースメイクは、私がしますが、
自分で勉強を回し始めるのがこのレベル。

例えば、勉強方法について、
今回は、どのテキストを優先するのが良いかとか、
どんな風に扱うのがいいかとか、
そういう質問が出てきます。

もちろん、「どうやったらいいですか?」なんて丸投げな質問ではなく、
「こうやってるんですけど、いけますよね?」とか、
「こうしたいと思うんですけど、合ってますよね?」とか、
自分で練ったプランがあって、
それについてのアドバイスを求める形で相談してくるのがこのレベルの子たち。

当然、丸付け、直し、わからないことの選別は、きっちりとやってきます。
それに加えて、解きながら、浮かんでしまった疑問点のメモ書きがある子が多い。

「これ、こうやって考えて解いたんですけど、合ってます?」とか、
「これ、もし、問題がこうだったら、こう答えればいいんですよね?」とか、
「こういう言い方だったら、間違いですか?」とか、
丸が付いてる問題についての質問も多い。

学校の先生に聞いたら、こう言われて、
塾の先生には、こう言われて、・・・、なんてこともよく言います。
それで、自分はこう思うのだけど、どれが正しいのか?とか。。。

微妙な観点の違いがあったりして、
それぞれの先生が、こう考えてこう説明してくれたのだろうと思うなんて話をすると、
納得の上で、自分の考えをまとめてみたりもする。

やってることが、これまでの子たちより深いでしょう?
でも、450超えていく子は、このくらいのことはできます。
逆に言えば、このくらいの勉強ができれば、450超えますから。

地元公立のお母さん方からは、
「450点超える子がそんなにたくさんいるんですか?」なんて
聞かれることがありますが、います!

少なくとも、附属の中には数十人単位でいます。
400点を切ってしまったりなどしたら、普通に100番出ます。
地元公立なら、下手したら、1桁の番数かもしれませんが・・・。
上位の子たちを集めると、こうなるのです。


こうやってみてくると、自分は今、
どのレベルの勉強をしているかがよくわかりますよね。

目指しているレベルの子たちがやっていることを
自分のスタンダードにしなければ、そうはなれません。

そういう意識を持って、頑張りましょう!




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自分でできること(その4)

では、今日は基礎学400点レベル。

けっこうな量の宿題でもこなします。

丸付け、直し、わかる問題とわからない問題の選別まではある程度できます。
しかし、「ある程度」です。
注意してチェックしてあげないと、こぼれ落ちているのがあります。

めんどくさくなると、時々、アでピンされるとウって書いてしまったりする。ww
「え、それ、なんで?」と言われると、
「アかウだと思ったから、アでないならウです」って、
おいおい・・・、それ、わかってないってことでしょうよ~
みたいなことが、時々起きます。

言われたことはするけれど、
自分で、勉強を回していこうとまでは、していないのがこのレベル。

そこが450に至らない一番大きな原因。
しかし、そこに気付いていない。。。

口うるさく話込みはするけれど・・・、
気付けた子だけが450レベルに行くわけです。



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自分でできること(その3)

今日は基礎学350点前後の子たちに焦点を当ててみましょう。

もちろん、宿題はします。
丸付け、直しも自分で出来ます。
一応、解説を読んでみたり、何がどう違っているのかを考えてみたりはします。
でも、徹底してはできていません。

わからなかった問題の質問などは、
一応は出てきますが、全てを自分で洗い出すことはできません。

「わかりました」とか、「いけます」とか言う問題でも、
「じゃぁ、これは、どうして違うかったの?」とか、
「これは、こうではダメなの?」とか、質問をされると、
「あれ?」となることがよくあります。

それを自分であぶり出すことができていない。
つまり、そこまで深くは考えていないのです。

そして、間違えた問題を、徹底的にもう一度チェックして、
できるようになっているかどうかを確認する作業は難しい。。。
ついつい、そこで甘えが出ます。

めんどくさいことは、ついつい手抜き。。。
そこが肝心なところなのに。

だから、勉強していないわけではないのに、
時間に比例した結果が出ていない子が多いのがこのレベル。

手間をきちんとかければ、もっと成績上がるのにもったいないですね。
ちゃんとやれば、国公立大学射程圏内まで、上がるところでいるのに。
最後のひと手間がかけられない。。。



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自分でできること(その2)

まずは、基礎学300点前後の子たちがよくやってる勉強法から、
見てみることにします。

とりあえず、宿題はします。
いや、時々、できていません。
めんどくさくなると、空白を作って雑に解きます。

丸付けは自分で出来ます、たぶん。
でも、丸とピンをつけて、答えを赤で写して、終わります。

間違えた問題をもう1回解きなさいと言われれば、
一応は解きます。
でも、前回、原因究明をしないまま終わっているので、
解ける確率は限りなく低い。。。

ぱっと見ると、とても綺麗にテキストは仕上がっています。
鉛筆で解いて、赤で丸付けして、直した赤い文字もありますから。

でも、綺麗なだけで、できるようになってはいません。

これが300点前後の子たちのスタンダードです。

ここからスタートして、450点前後まで上がっていきたいと思います。
何が、どう違っているのか、よく比べてみてください。



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自分でできること(その1)

皆、同じように学校へ行って、机を並べて勉強はしていますが、
友達が、果たしてどんな勉強をしているのか…
実は、よく知らないと思います。

誰しも、自分がスタンダードだと思っていますから、
その上の世界も下の世界も、意外と知らないものです。

ところが、これは、レベルによって、顕著な違いがあります。
勉強の仕方が違う。
取り組み方が違う。
考え方が違う。
できることが違う。。。

そして、それぞれのレベルに共通点があるわけです。

そこで、数回に分けて、
レベル別に、どんな勉強をしている子がこのレベルなのかを、
見てみると面白いんじゃないかな?と思って、
またまた、思い付きシリーズです。

勉強しなきゃという気持ちはある(?おそらくある)
基礎学300点レベルくらいから、順に上がっていこうかなと思います。



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自分の人生を考える

当然ながら、皆それぞれに、
勉強や自分の人生に対する意識が違います。
そうすると、取り組み方が違うのも当然ということになります。

もちろん、出会った時のスタート地点もそれぞれですが、
自分の人生について、真剣に向き合えている子は、
よく伸びます。

一番大きな差は、ここにあると思っています。

やはり、自分の人生についてなど考えたこともない…というような子は、
伸びが悪いものです。
なんとなくやり始めた勉強が、少し面白くなってくると、
それなりに成績は上がったりしますが、
こういうタイプの子は、長続きしないんですよね。

それはそうだろうと思います。
しんどいことを乗り越えるためのモチベーションって、
何か、強い願望があるとか、大きな夢があるとか、
そういうところから生まれるものでしょうから。

「人生なんて言われても…」と思う子もいるでしょう。
でも、中学生にもなれば、もうきちんと向き合っていかなければ、
手遅れになることだって増えてきます。

きちんと考えられていますか? 自分のこと。



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記憶に残す

時々、「社会が覚えられない…」なんて言う子がいます。
繰り返しやっているけれど、覚えられないという訴えです。

よ~く話を聞いてみると、だいたいの場合、やり方がものすごくマズイ。

例えば、問題を解いて、丸付けをして、
解答を見ながら、赤で直して、
少しねかせてから、もう一回やってみる。

一見、問題なさそうに見えますが、大問題です。
「解答を見ながら、赤で直して」という部分。

それだけでは、何の経験も自分の中には残っていない。
「そんなんで、理解できてる?」なんて言うと、
「解答に解説が載っていますから…」とか言う。

載っている解説を読んだだけの子と、
自分で教科書なりを調べてその解説と同じ内容にたどり着いた子、
記憶に残る確率が高いのはどっちでしょうか?

自分が書いていた答えの、どこが覚え違いだったのかを確かめた子と、
それには興味がなかった子、
どっちの方が、得た知識は多いでしょうか?

もちろん、手間をかけた子の方が、
記憶に残る確率は高いはずだし、
そこから派生していることにまで興味を持った子の方が
多くの知識を手に入れたはずです。

頭が良いから覚えられるのではないのです。
それだけ、興味を持って、
手を動かし、頭を使っているから覚えるのです。
差はそこなんですよね。いかに手間をかけるか。

でも、なかなか、そこに思いは至らないようです。
無意識のうちに、楽をして、自分はできないと思っている子、
ものすごく多いですね。



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暗記力アップ

暗記力をアップする方法はないですか?

よく聞かれますが、地道に繰り返して、頑張りましょう。。。
楽して覚えてやろうったって、そうはいきません!

しかし、そうはいっても、
ちょっとでも効果が上がる方法を皆、試行錯誤していますよね。

月並みな方法ですが、声を出すことはかなり有効です。
書きながら、声に出して、唱えながら、覚えるのです。

とにかく、視覚も聴覚も、使えるものはみんな使ってやろうってことでwww
これは、やっている子はかなり多いですよ。
私もよく使いました。
英単語なんかには、いい方法ですよね。

あとは、学校の休み時間とか、友達同士で使える技としては、
連想ゲームのように、枝葉を広げていくのです。

例えば、
三権分立ってなに?
三権分立と言えば?
法の精神って誰が書いた?
モンテスキューって?
じゃぁルソーは?

とかいう風に、関係がある言葉をその関係を明らかにしながら、繋げていくのです。
メモリーツリーのような手法ですが、
これは、同じくらいのレベルか、自分よりも少し賢い子とすると、効果的です。
言葉と言葉の関連性ができて、記憶に残りやすくなります。

とは言っても、やはり、繰り返しですよ。
こまめに、忘れたころに繰り返して、忘れないようにしていきましょう!



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嫌いな先生

中学生、特に女子に多いのは、
嫌いな先生の教科の成績が下がる現象。

嫌いな先生の話は、あまり聞きたくないし、聞いてもおもしろいはずがない。
したがって、授業も聞きたくないから、成績が下がる。。。

ダメです!

それは逆ですよね。
嫌いな先生の教科だからこそ、弱みを見せてはいけないんです。
嫌いな先生に、成績悪いなんて言われたくないじゃないですか!

私は、中学生の時はそう思っていました。
だから、嫌いな先生の教科こそ、たくさん勉強しました。
天の邪鬼でしょうか。。。

嫌いな先生の授業は、きちんと聞いていなかったとは思います。
でも、その教科の勉強はきちんとしました。
文句のつけようがない成績をとらないといけませんから。。。

嫌いな先生のせいで、自分が被害を受けていたのでは、
悔しくないですか?

嫌いな先生の教科こそ、頑張らないと!!

発想の転換です。



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まだ習ってない(その2)

昨日の続きで、「まだ習ってない」のもうひとつの意味。

これは文字通り、本当にまだ授業で取り上げられていない。
つまり、そこまで授業が進んでいないことがあります。

例えば、
テスト1週間前なのに、まだ範囲まで習ってない。。。

実は、こういうのよくあります。
今日習って、明日テスト!

小テストならともかく、基礎学とか入試本番とかではやめてほしい。。。
ず~っとそう思っていますが、比較的よく耳にします。

ですから、中学生には、「まだ習ってない」は通用させません。
「習ってなかったら、覚えて!」と言います。

学校を基準にしていたら、ひどい目にあうのは生徒たちですから。

もちろん、きちんと計画的に授業を進めてくださる多くの先生方もいます。
しかし、全員がそうではない。

子供たちも、だんだんと大人になって、そういうのに気付き始めます。
「あの先生はヤバそうだから、先やっとくわ」と、
嫌がらずに予習をする子も多い。

そういう力を養ってほしいのです。
頼ってもいい先生と、そうではない先生を見分けて、
それぞれに柔軟に対応する力。

文句を言ったところで、何も変わりませんし、
それをどうにか変える力もないわけですから、
自分で出来る解決法を見つけ出す力を身につけて、
しなやかに逞しく生きてほしいと思います。



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また習ってない(その1)

「まだ習ってない」
小中学生からは特によく聞くこの言葉。
この言葉には、大きく分けて二つの意味があります。

今日は、まずそのひとつ目のお話をしましょう。

例えば、小学校の算数。
三角形の面積を求める公式を習ったとします。

底辺×高さ÷2

これを使って、三角形の面積を求めるところまでは、
学校の授業で習ったとします。
それが、マスターできたら、問題集で次に遭遇するのは、
三角形の面積と、底辺の長さがわかっていて、
高さを求めなさいという問題。

すると、始まります。「これはまだ習ってない!」

いやいや、公式習ったんだから、逆算で出るでしょう?
と、思いますが、どうやらそういう発想ではない子どもが多い。

「面積の出し方は習ったけど、高さの出し方は習ってない」
とか、平気で言います。。。

言われた通りのことはできるのですが、
応用は出来ないといいますか。。。とほほ。。。ですね。

こういうのを、「習ってない」と即答するのではなくて、
「あの公式使って工夫したら出そう。。。」とペンを動かす子にしたいですね。

しかし、実際には、
見たことがある問題や、解いたことがある問題以外は、
「習ってない」と言い切る子供は多いのです。

これは、ある意味、詰め込み学習の弊害でしょうけど、
ベースになる部分を習ったら、
そこからは自分で工夫する力を身につけさせたいものです。



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意外と陥る落とし穴

家庭教師を探すときに、
いい大学の学生を探す人も多いようです。
例えば、徳大医学部の学生さんとか。。。

自分も医学部志望なら、これはなかなかいい選択かもしれません。
将来、自分も同じような道をたどるかもしれないし、
学生家庭教師にとっても、自分が中学生だった時にわからなかったことと、
生徒がわからないことが似通っているので、とても教えやすいはずです。

しかし、60点しかとれないんですが。。。というようなレベルだった場合、
医学部生では太刀打ちできないことがあるのです。

少なくとも、医学部に通っているような学生は、
自分が中学の時は、トップ層にいたはずなんです。
小学校から順を追って理解を進めてきて、特に問題なく、する~っとわかってきた子。

そういう場合、「なぜこれがわからないのかがわからない」ということになります。
「どうして理解できないのか、こっちが理解できない」という感じです。

優秀な学生さんが、中以下の生徒を受け持った時に見られる現象です。
これは、たくさんの生徒を見て、ある程度経験を積まないと、わからないものです。
ですから、大学生ではなかなか難しい。。。

そうなると逆に、鳴教生や、徳大でも総科や工学部(今は理工ですね)の子の方が
上手に教えている場合もよくあります。
私が個別指導塾で教えていたころにも、
そういうことはよく見かけたものです。

大学生の家庭教師をつけるときには、
こういう点も少し気にしてみるといいかもしれませんね。



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興味・関心

ものごとに、興味や関心があることが、
生きていく上では、とても大事だと思います。

子供たちと一緒に勉強をしていると、
色々なことに興味・関心がある子と、そうではない子がいます。

例えば、中1理科の光の単元。
苦手な子が多い単元ですが、
鏡を90度において、その真ん中に物を置いて写すと、
どう映るか?みたいな問題、よくありますよね?

色々なことに興味・関心が高い子は、
意外とスルッと答えてしまいます。
おそらく、小さいころに鏡で遊んでるから、
常識的に身に付いているのだと思います。

そこまでではなくても、
「ん?どう映るんだろう?」って、鏡を探す子もいます。
お母さんの三面鏡を使って、やってみる。
あるいは、そこら辺の鏡を使ってやってみる。
ダイソーで鏡を買ってきてやってみる。

そういう行動に出る子は、
興味・関心が高い子だと思います。
実際にやってみて、体験するので、すぐ覚えてしまいます。

興味・関心があまりない子は、
理科室で、先生が実験してくれたとしても、
「ふ~ん」って終わっています。
問題集を解いたときには、「なんかやってたなぁ」という感じ。

実は、先日も、こういう問題を解いていた時に、
「これ、やったことない?」なんて聞くと、
「鏡、買った方がいいですか?」という返事。。。

いやいや、やってみようって思わんかったかねー?

買って、やってみなさいと言われたから、やるようなことでもないでしょうし、
「どうなるんだろう?」って、思うからできることだと思うんですよね。
好奇心から始まるというか。。。

特に、こういう身近に手に入って、やってみることができることって、
やってみたいと思うものだと思っていたのですが、
どうやら、そうではない子も、けっこうたくさんいるのです。

実は、このあたりも、この仕事を始めてから、驚いたことの一つ。

顕微鏡なんかを与えてくれたら、
田んぼの水の中で、ピュンピュン動いている点にしか見えないものを
採ってきて見てみるのが普通だと思ってましたから。
それで、教科書に載ってるミジンコと同じのが見えたりしたら、
「すご~い!!」って、ちょっぴり感動してみたりね。。。

そういうのが少ないから、
最近、理科が苦手な子が多いのかなぁ?とか思ってみたり。。。

私たちの時代とは違って、
身近に触れられる自然が、すごく減っているので、
難しい部分もあるとは思いますが、
そればかりでもないような気がしています。



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私がまだ25歳ぐらいのころでしょうか。
あるピアノ教室の見学に行ったことがあります。

その当時は、ピアノ教室をメインにやっていたので、
優秀な生徒さんを輩出している教室って、どんなんだろう?って、
半分、興味本位で、誘われるままに伺ったのです。

その教室、もちろん保護者同伴でお稽古に来るのですが、
幼稚園生でも、テキストを数冊、きちんと自分で持って、
「よろしくお願いします!」と、先生に御挨拶をします。
もちろん、終わった後も、丁寧に頭を下げて御挨拶です。

レッスンの内容よりも、その躾の行きとどいた様子に、
すっかり感心してしまったのを覚えています。

その時、先生がおっしゃったのです。
「私の前では、そこまでしなくても別に構わないと思うんですよね。
 でも、普段から、やっておかないと、よそで出来ないでしょ?
 そしたら、恥をかくのは、この子たちだから。。。」

あのころは、私もまだ若かったので、
「ちゃんと、ご挨拶しましょう!」なんて、言ったら、
まぁ、偉そうに!なんて、思う親御さんもいるかも。。。なんて、
遠慮していたのですが、目から鱗でしたね。

先生に会ったら、まず挨拶をする。
月謝を渡す時には、「お願いします」と一言添える。
レッスンの終わりにもきちんと挨拶をする。

ごくごく基本的なことですが、
きちんと出来ていない子は多いですよね。

教えているのは、ピアノだったり、勉強だったりですが、
やっぱり、基本は躾かな?!
その辺りから、
学校の先生を敬う心なんかも育ってくるのかな…とも思いますね。
そしたら、授業崩壊は起きないかもしれませんね。




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計画的に

勉強は計画的にしましょう!
って、そんなことはわかってる!!と思うかもしれませんが、

多くの生徒が計画を立てずに勉強しています。

中3用の復習教材、「整理と対策」とか「新研究」とか、
中2生はそろそろ購入した学校もあるようです。

学校によっては、実力テストで定期的にできるように
範囲指定してくれている学校もありますが、
そんなの関係なく実力テストを開催している学校もあります。

その場合、多くの子が仕上がらない。。。

テキスト1冊、何単元ですか?
1単元、何分ぐらいかかりそうですか?
何月何日までに仕上げたいですか?

計画を立てないと、成り行き任せでは進まないし、焦るばかり。

本屋さんで買ったテキスト、何ページありますか?
何日で仕上げたいですか?

ページ数を日にちで割ってください。
1日何ページすると仕上がるか、出ますよね?

それをもとに、ざっくりで構わないので、計画を立てるのです。

月数で割っても構いません。
今月はここまで、来月はここまで、再来月に仕上がる。。。
そしたら、1週間でここまでだから、今日はこれだけやればよい。

とにかく、今日どれだけするのかを目に見える形ではじき出すことが大切です。

テキストって、買った時はやる気なので、5ページも6ページも解くのですが、
途中で、難しくなったり、飽きてきたりして、
結局、最終的には仕上がらなかった。。。なんてこと多いですよね。

そうならないためにも、1日にどれだけして、何月何日までに仕上げるかを決めましょう。
そうすれば、無理なく無駄なく、むらなく仕上がります。




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時間切れ

テスト中に終了時間が迫ってきて、
焦って焦って、結局何もできなかったなんて経験、ありませんか?

多かれ少なかれ、誰もが経験していると思います。

時間切れしそうな時は、焦らず、何を優先するかをまず決めましょう。

例えば、数学。
残った問題は、むずかしくて残り5分では糸口がつかめそうにない。。。
と思ったら、迷わず大問1の一行問題の見直しをしましょう。

ミスしていないか、確認して、とれる点を捨てないようにするのです。

一見、簡単そうですが、これはある程度テスト慣れしないと出来ません。
だから中3はやたらとテストの回数が増えるのです。

何度もテストをやっているうちに、
だいたいこれくらいのペースで解き進めれば、間に合うという感覚がつかめます。
そして、捨てる問題を直感的に選ぶことができるようになります。

もちろん、上位を狙っている人は、捨てたらダメですけど。。。www

でも、そこそこを狙っているなら、捨てる問題があってもいいわけです。
自分の力では解けそうにない難しい問題は潔く捨てて、
ミスをしていないか確認する方をお勧めします。

解ける問題で、点を落とすのはあまりにもったいないですから。

焦らず、冷静に、今することを決めましょう。
残った問題を解くのか、ミスを探すのか。
ほとんど賭けですが、焦って、どっちも出来ないよりはずっとマシですね。

本番でそういうことのないように、
普段のテストや過去問を使って、しっかり練習しするのです。
テストや過去問も使い方次第ですよ。



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基準

色々な成績の子と話をしていると、
皆、それぞれの基準となっている地点が違うことをひしひしと感じます。

例えば、東大・京大を目指している子なら、
高校でも1番を取らなければ・・・という感覚があります。
逆に、20番なんて取ってしまったら、「どうする?この先。。。」って思うでしょう。

しかし、まぁ、どこでもいいから、短大くらいは行きたいなーと
思っている子からすれば、
「英数クラス?ガリ勉ばっか!」という感覚ですよね。

ちょっと、極端な例だったかもしれませんが、
英数クラスの子たちのことを、ひとまとめに
「ガリ勉の嫌なヤツら」という感覚で見ている子たちは、
今なおいるようで、時々耳にします。

でも、もし、ある程度の国立大学に行きたいと思っているなら、
そのガリ勉たちぐらいの勉強はしないといけないわけです。
決して、ガリ勉ではなく、当たり前の勉強量です。

逆に、英数クラスの子たちから見れば、
「あの子ら、あんなに遊んでて、将来、大丈夫か?」って感じだと思います。

もっと言えば、そのひとまとめにされているガリ勉にも種類があります。
遊ぶときは、しっかりと遊んで、やるときはやるタイプの子たちと、
それこそ休み時間も勉強しているようなタイプの子たち。

面白いことに、休み時間も勉強しているような子たちの方が、
成績はイマイチだったりするものです。ww

お互いに基準となっている地点が違うので、
このあたりの意見の相違は仕方がないのですが、
気にしなければいけないのは、
自分はどこに基準を置かなければいけないかということです。
まわりの意見よりも、自分の考え。

だって、自分の人生ですからね。。。
一方からの意見だけではなく、自分が進もうとしている道に、
一番ふさわしい選択をしないといけませんね!



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国語のこと

時々、いろんな角度から触れていますが、
国語が苦手という子は本当に多いですよね。

そして、国語ができるかどうかはセンスの問題だと思っている人も多い。。。

まぁ、多少は、そういうのもあるかもしれませんが、
国語で点がとれない子の共通点は、
出題者の意図が読めないことかな?と思います。
あとは、チェックするべきところがわかってない。

国語の問題の解き方とか、
見直しの仕方とか、そう言われれば、あまり教えてくれませんものね。

国語の問題は、基本的に、
「この文章、なんて書いてますか?」と、問われています。

だから、記述問題だろうが、選択問題だろうが、
答えなければいけないのは、
この文章ではどう述べられているかということですよね?

ところが、最悪な解答は、自分の意見が混じってます。
あなたの意見は聞いてませんから・・・ということなんです。www

そこまで、ひどくなくても、
かなり多くみられるのは、
「文中の言葉を用いて答えなさい。」という記述問題で、
抜き出してしまう子。

抜き出して答えられる問題なら、「抜き出しなさい。」って言われますから。。。

「文中の言葉を用いて」という場合は、
まず抜き出しただけではピンだと思ってください。

逆に、「書き抜きなさい。」と言われたら、
一字一句違わずに抜き出してください。
勝手に、ひらがなにしたり、漢字にしたり、点のけてみたり、・・・
「そんなことする子いますか?」と、思ったお母さんも多いかもしれませんが、
なんのなんの、これ、かなりたくさんいます。

あとは文末の締め方。
「~ため。」「~こと。」「~から。」など、
質問にきちんと呼応させないとね。

あとは、記述が長くなってくると、主語がない子。
解答だけ読んだら、何のこと書いてあるのだかさっぱりわかりません。。。
意識して、解答を読み返すだけで直りますね!

まずは、そういう基本的なところ、
小学校できちんとマスターしてるはずのところを直しましょう。


それが直ったら、次は、
読むときに字面を追うだけでなく、意味をとらえることです。

特に説明文や論説文では、
段落ごとのざっくりとした要約、キーワード、
話の展開の仕方を把握する必要があります。

例えば、「7字で文中から抜き出しなさい。」と言われた時、
7字の言葉を片っ端から探す子が、ウソみたいに多いんです。
意味なんか関係なく・・・

まずは、意味でしょう?
こんな感じの意味の言葉のはず・・・と思って探さないと、
見つかるはずがないです。

意味をきちんと把握して読んでいれば、そんなことは起きないはずなんですが、
これをやってしまう子もかなり多いのです。

あとは、選択問題。
文中で述べられているものを選ぶ…とか。

かんたんな選択肢は、「そんなこと言ってないよね?」で、すぐに消せるのですが、
意地悪な選択肢は、それっぽいことは文中で言われてます。
よくあるのは、言ってるけど、そこまでは言ってないな。。。というやつ。

それを慎重に見分けていくと、出来るはずなんです。

こうやって見てくると、
これって、センスの問題ではないですよね?
練習したらできるはずなんです。

もちろん、社会みたいに、覚えたらすぐに点数になる!なんてことはないので、
点数として結果が出るまでには、時間がかかる教科ですが、
やる価値はありますよね。

文章を正確に読み取って、正確に表現して伝える力って、
大人になっても、とても役に立つと思います。

国語は、無理無理…とか言って、諦めないでほしいな。。。と思います。




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バカだと気づく?!

誰もが一度は乗り越えないといけない山だと思います。

僕は、どうしてこんなに頭が悪いんだー!
私は、なんでこんなに覚えられないの?

こんな風に思って、イライラしたことがある人、
もう乗り越えられたでしょうか?

本気で勉強を始めると、誰もが一度は思います。
どうして、こんなに、暗記ができないのかと。。。。

悔しくて涙したこと、あるんじゃないでしょうか?
でも、これは普通の現象なのです。

私もありました。
中1が始まったばかりのころ、英単語があまりに覚えられなくて、
自分自身に腹が立って、ウルウルしたことがあります。ww

生徒たちを見ていても、皆、それぞれに時期こそ異なりますが、
通過して大きくなっていっています。

誰もが通る道。
だから逃げないでください。
乗り越えましょう!

1回で覚えられるなんて思ってはいけません。
普通の能力なら、1回では覚えられません。
1回で覚えられると思っているなんて図々しい。。。www

3回しても覚えられない?
だったら、5回すればいいだけのことです。

5回でもダメなら10回すればいいだけのことです。
それしか手はありません。

もちろん、工夫は必要です。
惰性でやっていても無駄です。

皆、そうやって乗り越える道ですから。。。
ただひたすらに繰り返して覚えていきましょう。
そうしているうちに、工夫の仕方も見えてきますし、
コツもつかめますから!

初めからうまくやってやろうなんて、むしがいい話なんです。
苦労もせずにできるようになる方法を求めても、それは無理です。
そんなに甘くはありません。

しかし、それを乗り越えた子たちは、
次のステップへ進めるのです。

そして、こう思っています。
やらなきゃ始まらないでしょ?

スランプこそ、チャンスです。



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簡単な定期テスト

地元公立中学では、
かなり荒れていて、授業が成立していない・・・なんてことも
少なからずある様子ですが、
それにもかかわらず、定期テストの平均点が70点越えなんてことが起きたりします。

一部の保護者の方は気づいています。
学校のテスト、簡単過ぎて・・・、大丈夫でしょうか?
なんて、話題が出ることもありますが、
本当に心配になってきますよね。

でも、気付いているおうちは大丈夫です。
色々手を打っているはずですから。

問題は、それに気づいていないおうち。

定期テスト、とれてるじゃん!
テスト、ちゃんとできるし、僕ってば、理科得意ー!とか、
数学はできるんだよねー!!とか、
家族揃って思っているおうちは、要注意です!

中3になって、いきなり奈落の底に突き落とされます。

地元公立の子と、数学の問題を解いていると、
「こんな難しい問題、学校では出ませんよ!」
なんて言われることは、よくあります。

何のことはない、ごく普通の問題なのにです。
「だから、入試問題になったらできないんじゃん!」ということです。

定期テストがあまりに簡単過ぎて、
「できる」と勘違いさせられているのです。
そんなまやかしの自信をもらったって、何にもなりません。
それどころかマイナスになるだけです。

学校の先生にしてみれば、
自分の担当する教科があまりに悪い平均点では立場がないのかもしれませんし、
もちろん、その背景にはもっともっと根深い
色々な問題があるのも、わからないではありませんが、
これで、本来なら、ちゃんとできるようになる生徒が
きちんとできるようにならないことには心が痛みます。

私がしてあげられるのは、
学校のテストが簡単過ぎることを実感させてあげることくらい。
でも、これ、中3からじゃぁ、気づいた時にはもうギリギリなんですよね。。。
既に手遅れなこともある。
つらいな。。。と思ってしまいます。



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詰めが大事

イマイチ成績が伸びてこない子は、詰めが甘いことが多い。
当然ですが、成績が良い子は、
きっちり詰めるところは詰めてあるものです。

例えば、うちの授業では
何かを空白で提出すると、たいてい私が文句を言うので、
とりあえず、わからないけれど、埋めてあると思うんです。

その、とりあえず埋めた問題の見分けがつくでしょうか?
あとからテキストを見たとき、
とりあえず埋めた問題と、
わかって書いた問題の区別が一目でつきますか?

成績が伸びる子は、この区別がつきます。
なぜなら、そういう問題には印がつけてあります、たいてい。

なぜ印をつけてあるのか?
それは、今度もう一回やろうと思っているからです。
なぜなら、わからなかった問題だから。

そういう意識がある子は伸びます。

これは、特に、やりなさいと言ったわけではなく、
たいていが自分で勝手にやっています。

逆に、やりなさいと言われたからやるような程度では、
それほど伸びてはいかないということです。
なぜなら、そこへ意識が向いていないですから。。。

意識の問題。
なんのために、このテキストをやっているのかを
考えているかどうかです。

勉強のやり方がわからない…とか、よく聞きますが、
やり方云々よりも、こういう意識の問題であることの方が多いのです。



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何気ない会話

家庭での何気ない会話、たくさんしていますか?

テレビを見ながらのしょうもない会話。
今日、学校で起きた面白い出来事の話、
今日、学校で遭遇してしまった腹が立つ出来事の話、
子供さんから聞いていますか?

子供は部活や塾で忙しく、
大人は仕事や遊びで忙しく、
すれ違ってばかり。。。なんてことはないでしょうか?

家庭教師をしていると、その家の空気を直に感じることができますが、
勉強ができる子の家庭環境は、ある程度似たところがある気がします。

だいたいの子が、おしゃべり。
外に向かっては違っていても、
お父さんやお母さんには、なかなかのおしゃべりである子が多いです。

そして、お父さんやお母さんが、
子供と密に接触しようとしている雰囲気もありますね。
何も、休暇のたびに旅行に出かけることはありません。
普段の何げない会話が、とてもたくさんあるのです。

たわいもない話をしようと子供に思わせる雰囲気っていうのは確かにあります。
子供の友達のことが、ほとんどニックネームで通じたり、
とにかく、いちいちどこの誰でどういう関係かを説明しなくても、
お父さん、お母さんが、1回話したことをきちんと覚えてくれているんですね。

だから、面倒臭くなく、話そうとする。
しかも、自分のことに興味を持ってくれていることを実感している。

そういう家は会話が多いですね。
会話が多いと、学ぶこと、身に付くことは、思いの外多いのです。

実は、そんなところからも、
テストにも使える知識や技術は身についていたりするのです。



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確認作業

計画が実行できたかどうかの確認作業をなぜやっているのか…
という昨日の話の続きです。

おそらく、私は、楽したい人なので、
いかにして、さっさと終わらせるかを考えてきた気がします。

それが、効率的に済ませるということに繋がっているわけで、
計画表に何かが残っていれば、
「なんで残ったんだー!!」って思うわけです。
「もっと、簡単に終わらせる方法はないのかよー」って。ww

だって、時間が余った状態で終わってしまえば、
ことは予定通りの期日に終わる上に、
今日、遊ぶ時間も捻出できるわけですから。

これが集中力アップにつながっているようにも思います。

生徒たちを見ていても、
楽したいタイプの子は、効率がいいことをしたがります。

ところが、別に、さっさと終わらなくても構わない
という感覚の子も中にはいます。
一日中、だらだらと勉強していることを、なんとも思わないタイプの子です。

「遊びたくないの?」なんて聞いても
「別に」って感じ。

最終的に、一番大事なのは、
ここなのかな?と思ってみたり。。。

こういうのって、思いなさいって言われたからって
思えるものでもないし、
思わないものは、思わないのだから、仕方がないですよね。

困りました、結論が出ません。ww



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計画倒れ

子供のころから、私は計画魔です。ww
というのも、うちの教育ママゴンが、計画魔でしたから、
ずっと、そうやって勉強してきましたからね。

だから、とりあえず、計画を立てて、
今することをはっきりさせなければ、気が済まない。
というか、落ち着かないんです。
今、これをやれば、いつまでに仕上がるっていうのが
ある程度、見えていないと。

そして、たいてい、それに沿って、今やることだけを見て、
ことに取り組むタイプなんです。

そんな話をすると、
計画なんか立てても、計画倒れで終わってしまわない?などと、
よく言われますし、
実際、計画倒れで終わっている生徒もよく見かけます。

それで、計画が実行してしまえるか、
計画倒れで終わってしまうかの違いは、どこにあるのだろう?
って考えてみたんです。

ポイントは3つだと思います。

一つは、それを実行したいと、どの程度の強さで思っているか。
もう一つは、無謀な計画を立てていないか。
最後の一つは、チェックしてるか。

はじめの二つは、わかりますよね?
実行したいとは、大して強い気持ちで思っていないことについて、
実行できるはずはないし、
どう考えても無理な計画は、最初から実行できるはずがありません。

で、大事なのは最後のポイント。
計画がちゃんと遂行できているかどうかの確認です。
たぶん、これが大きな決め手。

計画表の、今日やることをきちんとやったら、
やったものから線で消していきます。

1日の終わりには、何が残ったのかを確認。
なぜ残ってしまったのかを検証し、明日につなげます。

想定外に時間がかかるものがあったのか、
あるいは、無駄な時間を過ごしてしまったのか、
はたまた、何か突発的な用事が入ってしまったのか、
原因は、いろいろあるはずです。

その原因を見極めて、明日の計画ごと変更するのか、
明日の計画の中に押し込むのかを決めておくのです。
必ず短周期のうちに、その誤差がなくなるように調整します。

逆に、すごくうまくいったなら、
その日の残りの時間は、ゆとりをもって過ごすこともできるし、
あるいは、特にやりたいことがなければ、
そこに明日の分を詰めて、
まとまったゆとりの時間を捻出することも可能です。

で、その確認作業をなぜやっているのか…
というところに目を向けてみると、
面白いところに辿り着きます。

ちょっと長くなりそうなので、続きはまた明日。



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学校の授業

昨日の記事で、
「とりあえず、学校の授業で予備知識を得たら、
次は問題です。」と、さらりと書きましたが、
実は、ここで既に躓く子も多い。

学校の授業を受けただけで、問題が解けないのです。

まぁ、時には、学校の授業に問題がある場合もありますが、
多くの場合は、授業の受け方に問題があります。

「垂れ流しのテレビ見てるように授業、聞いてんじゃないわよ!」
って、思うわけです。ww

聞いてるんだか、聞いていないんだか…みたいな状態で聴覚を使って、
とりあえず、黒板に書いてあるものをノートに写すだけの作業をする。
こういう授業の受け方をしている子は、おそらく過半数を超えています。

そんな風に授業を受けて帰って、問題集をいきなり開いたところで、
「ん~、何だったっけ?なんか言よったような…」ってなるわけです。

それで、次には、
「全然解けんよなぁ…」ってなって、
その次には、
「あの社会の授業、いっちょもわからん」とか言ってみたりするんです。

覚えているのは、先生がちょっと生徒の気を引くために言ったジョークぐらい。
肝心なことは、全く頭に入っていない。
学校の先生もお気の毒です、これでは。。。

では、どうやって、授業を受ければいいのか…。
集中力と意識の問題です。

授業の内容に、ちょっと関心を持ってみる。
今聞いてることを使って、問題集を解こうと考えると、
覚えようともするでしょうし、因果関係をつかもうともするでしょう。

すぐ後に、アウトプット作業があることを前提として、
授業でインプットできているんですよね、
すぐに問題集に手を出せる子たちは。

それは頭が良いからではなく、
そういう意識で授業を受けているからです。

頭が悪いから覚えられないのではありません。
そういう意識で授業を聞かないからです。
能動的に受けていないんです。
受け身の体制で、ただ授業を聞いても、
それは、右から左へ流れていくだけで、頭の中にはとどまらない。

こういう話をして、
「そうか、なるほど!」と実行してみる子もいますし、
「そんなん無理!」って言う子もいます。

それも自分次第で、
結局、私にできることと言えば、
こういうことを噛み砕いて説明してあげることくらい。

手順を説明はしてあげられますが、
自分自身を変えることができるのは、自分しかないですからね。

変われるきっかけとなるようなことが、
皆、どこかにあるわけですから、
1回でもそのチャンスをつかむきっかけを増やしてあげたいと思って、
あれこれ話し込みをするわけです。

おそらく、世の中のお父さん、お母さんも同じ思いだと思います。
そう簡単に、こちらの思い通りに響くものではありませんけれど。。。
ホント、こういうのって、根気勝負ですね。



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まとめノート

昨日の続きみたいですが、
「ノートにまとめる」っていうのも、タイミングがあります。

まとめノートを作るタイミングは、
知識がある程度定着してからです。
つまり、ある程度、問題を解いて、定着したあと。

ところが、社会の勉強…と始めたら、
まず、教科書を読んで、
次にノートにまとめて、
それから問題解いて・・・。

なんて、やっている子がものすごく多い。

もちろん、それでも、きっちりやれば、
できるようにはなりますよ。
でも、効率は悪い。

とりあえず、学校の授業で予備知識を得たら、
次は問題です。

で、なんとなく定着してきたら、
「あれ?これって、どっちだったっけ」とか、
「どっちが先だった?」とか、
きちんと整理がついていないことが出てきますよね。

それを整理するために作るのがまとめノート。

教科書を整理するために作るのではない。
自分の頭の中を整理するために作るのです。

だから、知ってることは書かなくていい。
むしろ、書いたら、余計にごちゃごちゃするから書かない。
知らないことだけ、あやしいことだけ、書いてあるのが
自分専用まとめノートです。

そして、それは、テスト直前の休み時間にチェックしておくと、
自分にとっては、一番効果が高いノートになるのです。




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教科書を読む

「教科書を読んだぐらいで覚えられるはずないでしょ」なんて、
常々言っていますが、
だからって、教科書は読まずに問題だけ解けばいいわけではありません。

生徒たちの話を聞いていると、どうもバランスが悪い。

自分の中に、まだ知識が十分に定着していない状態の場合、
教科書を読むより、問題を解く方が優先です。
なぜなら、問題を解いた方が、よく覚えるからです。
インプットよりもアウトプットの方が、断然定着率は高いはず。

しかし、ほとんどの知識は入っているような状態になっている場合、
問題を解くばかりでは、それ以上の効果はありません。
ここで登場するのが教科書です。
教科書を読むのは、ここです。

しか~し、これは、ただ読むのではだめです。
自分が、まだ知らないことが書いていないか、それを探しながら読むのです。
かなりの量の知識が入っている状態であれば、
教科書に、小さな文字で隅っこの方に書いてあるようなことが目に留まるはずです。

そこで、「なに、これ?」となれば、新しい知識がインプットされていくわけです。
ただ眺めていたのでは、この現象は起きません。

すごく成績の良い子が「教科書、読む」なんて言ってるのはこれですから。。。
ところが、それを聞いただけで、
「教科書を読めばいいのか」なんて勘違いして、
教科書を眺めている子が、けっこういます。
意味ありませんから。ww

それぞれ、やるタイミングとやり方があるのです。




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プロフィール

Author:自律学習ゼミ
徳島県で、家庭教師や塾講師をして、20年が過ぎました。そこで、この経験を生かして、小・中学生の君たちや、お父さん、お母さんに、何か少しでも役立つようなお話ができる気がして、このブログを始めることにしました。中学受験のこと、高校受験のこと、学校のこと、塾や家庭教師のこと、家庭学習や勉強の方法など、色々なことをお話ししたいと思っています。
2013.7.19.
・・・・・・
それから早10年が過ぎようとしています。ブログは、情報も古くなっていくので、5年分ぐらいが残るように、日々、刷新しています。2022年度より、自律学習ゼミとして、教室も移転し運営しております。「いったいどんな塾なの?」と興味を持たれた方は、下記のリンクからご覧ください。
2023.5.17.


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