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適性検査の記述

城ノ内中学を受ける場合、
やっぱり、一番に鍛えないといけないのは文章力。

基礎学力があることは前提として話を進めると、
ネックとなってくるのは表現力がないことです。

これまでに、適性検査対策をした子たちを振り返っても、
やはり、言いたいことをきちんと表現して伝えるということが、
うまく出来ずに、初めは苦労をした子がほとんどです。

塾に行かずに適性検査をクリアしようと思えば、
その部分を家庭学習できちんと鍛えないと、難しいと思います。
どうも、学校教育だけでは、そこがカバーしきれていない印象です。

一番よくあるパターンは、

言いたいことはある。
言うべきこともわかる。
適当に書き始める。
主語がない。
筋道が立っておらず、伝わらない。。。

例えば、大昔に出題された問題から。。。
集合時間の15分後に学校を出発して、登山口までバスで移動、
その後、徒歩でキャンプ場まで移動する。
午前10時にキャンプ場に着くには、何時に集合するとよいかを説明する問題。

バスと徒歩の距離と速さが指定されているので、
それぞれにかかる時間を計算して、10時から逆算するという問題で、
8時20分に集合するとよいというところまで考えることはできるのに、
説明がまずい。

まず、集合~出発に15分、バスで45分、徒歩で40分、というのを順に説明できない。
バスと徒歩にかかる時間を計算した式を示せていない。
合計1時間40分かかるから、8時20分になるという結論に結び付けられていない。
このように、説明がうまく出来ないんですね。

筋道を立てて説明をするなんて作業は、学校ではあまりない様子。
「どうやって説明したらいいん?」という子が多いんです。

まずは、説明する方法を教えます。
骨格はこうで、裏付けとしてこの式を挟む。
それをまとめてこういう風に結論付ける。。。と、書き方を教えます。

そして、何も見ないで、自分で書いてみるのです。
初めは、まねで構いません。
いきなり、自分流になんて書けるはずがありませんから。
まねからスタートです。でも、見ながらはダメですよ。

そういうのを繰り返しているうちに、
書き方をマスターします。そうなれば、しめたものです。
あとは自分で書けるようになります。

つまり、書き方がわかっていないのです。
適性検査対策の子は、たいていの子が、初めはこういう練習に時間がかかります。
でも、とても大事な練習です。

中には、こういうのが、自然にできるようになっている子もいます。
学校で、たまたまいい先生に出会ったのかもしれませんし、
家庭学習で、お家の人がきちんと教えている場合もあります。

これからは、ますますこういう力を必要とする方向へ
各種テストは向かっているように見受けます。
受験をするにせよ、しないにせよ、必要な力だと思います。



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ながら勉強

ながら勉強。。。賛否両論ありますが、
私は、特に否定はしません。
自分が学生だったときも、音楽かけながら勉強した方が多かった気がします。

しかし、「ながら」でも、できることと、できないことがあります。
状況により様々。

音楽を聞き流しながら、なんとなく集中が上がるときもありますし、
気がついたら、全く何も聞いていないときもあります。

私が学生のころは、テレビはダメでした。
音楽はOKでした。主にクラシックかジャズ。(おやじっぽい女子高生?)
日本語の歌詞のポップス系はダメです。
妙に曲に神経がいってしまいます。
これは個人差があると思います。

私は、ボリュームは、中くらいでした。
兄は、ガンガン!しかもジャズばかり。。。
大学に進学した兄がいなくなったら、妙に家が静かになったものです。

ながら勉強は特に禁止された記憶も無いですし、
特に弊害があった気もしないので、
今も、生徒に「別にいいんじゃないですか?」と言ってしまいますが、
ほどほどに集中できる範囲で、加減しましょうね。




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粘り強さ

「やればできる子なんです!」と、
自分の子どもを擁護するお母さんは、たくさんいます。

学校の先生方も知ってますよー、
やってもできない子ではないってことは!www

意地悪なようですが、
やればできるけれど、やらないから問題なんですよね。

「やればできるんだから、やりなさい!」と
子供に言うお母さんも、たくさんいます。

そんなことは、子供だって知ってます。
自分が、やればできるかどうかくらい。。。

でも、やらないからできないんです。

じゃぁ、なぜやらないのでしょう?

やり方がわからないから、やらないのではありません。
やることがわからないから、やらないのでもありません。
やることはわかってるけど、やらないんです。

なぜ?

そりゃぁ、やる気がしないから、やらないんです。

どうやったら、やる気になるでしょう?
どこかの塾で、やる気スイッチ押してもらいましょうか?www


やる気があろうが無かろうが、やるべきことはやらなあかん!ということを、
体で覚えている子は強いです。

どんな子がそうかというと、
何かを続けて頑張れている子です。

たとえば、ピアノ、ヴァイオリン、ギターなんかの楽器。
きちんと弾こうと思えば、けっこう厳しいつまらない練習もしないとうまくはなりません。
でも、苦労を乗り越えて、頑張った後に、何かを手に入れた経験がある子は、
そこのところは体で覚えています。

スポーツでも同じです。
サッカー、水泳、野球・・・。
基礎練習なくして、上達するスポーツなんてありませんよね。
だいたい、基礎練習というのはしんどいものです。
でも、それをしっかりやっておくと、結果がついてくるものです。

そして、頑張ったおかげで、何か良いことがあったら、
その苦労は一瞬にして消えるものです。

そういう経験から、手に入れるものは本当に大きいんです。
そういう経験を持っている子は、実は底力があります。

小さいころの習い事。
すぐに習わせるけれど、すぐに辞めさせていませんか?
たくさんやってみるのも構いませんが、
少しに絞って、長く続けることで、
思わぬサブ効果があるかもしれませんね。

ただし、適当にお遊び程度でやっているのでは、効果はほとんどないようです。
それなりに、真剣に取り組んでいる子は、効果絶大だと思います。



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英語の構成

今日は、英語についてです。
英語の場合は、昨日、お話した数学とは、全く違います。

中3で新しく習う文法事項は意外と少ないんです。
大きな単元でいえば、
1学期の最初に出てくる受動態と現在完了。
あとは夏休み明けてから習う関係代名詞ぐらいです。

もちろん、教科書で出てくる新出単語や連語は、
きちんと覚えていかないといけませんが、
大きな文法事項はたったの3つ。

ですから、復習にたくさんの時間を割くことができます。

英語が苦手な場合、まずチェックして欲しいのは、
1年生のbe動詞、一般動詞の使い分け。
現在、過去の文と、進行形がきちんとわかっているかどうかです。
それに加えて、疑問詞が使えるかどうか。

中1内容が、だいたいいけるようであれば、
助動詞を確認します。
学校では、バラバラにパラパラと習っていますから、
文法のテキストなんかを使って、整理して覚え直す必要があります。

続いて、比較。
2年生後半に習っているので、記憶には新しいと思います。
中1の動詞がきちんと使いこなせていれば、楽に復習できるはずです。

そして、不定詞。
三つの用法がきちんとできるかどうか。
ついでに、中3で出てくるちょっぴり発展的な使い方も覚えましょう。

その流れから、動名詞も復習します。
そして、中3で習う現在分詞・過去分詞も比べながらチェックしていくとよいでしょう。
あわせて、関係代名詞とも比べながらチェックすると、
その仕組みがよく理解できると思います。

そのくらいで、ざっくり大事な文法事項の復習ができれば、
あとは、ガンガン長文問題に取り掛かる必要があります。

徳島県の場合は、長文問題がメインなので、
英語が苦手な子はたいてい最後まで読めません。

長文に慣れる必要があるのです。
ちなみに、学校では、そんなにたくさん長文に触れる機会がないので、
これは絶対に家でやってほしいことの一つなんですね。
遅くても、夏休み中には長文に手を出しておきたいので、
1学期中にしっかり文法の復習をするとよいと思いますよ。



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数学の構成

中学の数学、特に代数分野は学年を追うごとに順に難しくなっていきます。
1年で習う方程式が、2年では連立方程式になり、
1年で習う比例が、2年では一次関数になります。

ですから、1年生のことが十分でない場合、2年生がとても大変になります。
しかし、逆に考えると、1年生で取りこぼした分を、
2年生で補いながら進んでいけるということでもあります。
かなり頑張らないといけませんが、ある意味、取り組み易いと言えるでしょう。

ですから、1年生の方程式の文章題があやしい人は、
2年生の連立方程式の文章題のところで、
しっかりと時間をとって、やり直せばいいのです。

比例がイマイチだった人は、
2年生の一次関数のところで、たくさん時間をかければいいのです。

そして、ここで完結しておいてほしいのです!

なぜなら、
中3の数学は、高1の数学へつながっているからです。
中3で習う因数分解は、高1ですぐにレベルアップして出てきます。

中3の二次関数は、必ず原点を通りますが、高1では、原点を通らなくなります。
中1の比例のグラフが、中2になって一次関数になり、原点を通らなくなったのと同じです。

じゃぁ、高1で補えるじゃん!ではありません。
その前に高校入試がありますからねー
そして、中3内容は、入試にはたっぷりと出ますから。。。

中1の人は、これからです。
来年しんどい思いをしなくていいように、しっかりやっておきましょう。

中2の人は、まだ間に合います。
中1の取りこぼしをしっかりと補いながら中2を進めましょう。

中3の人は、さあ大変!
あなたは、何から手をつけないといけない人ですか?
あと9ヶ月と少し。あっという間ですよ。
頑張りましょう!!


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中3の数学

中3の最後の単元で、入試ギリギリに習うにもかかわらず、
必ず出題されるのが、三平方の定理です。

地元公立中は、1年間のうち、前半が代数で後半が幾何です。
つまり、方程式や関数を前半で習って、図形がらみは後半です。

そこで、中2の後半で初めて習う証明が、
書けないまま中3になってしまっている子に、
時々使う手を紹介します。

まぁ、そんなにたいそうなことではありませんが、
中3単元を因数分解・平方根・二次方程式・二次関数と習っているうちに、
中2の合同の証明から再び始めます。
そうすると、1学期中には、ある程度証明が書けるようになるので、
夏休みから、中3の相似を先取りします。

ついでに、円周角とか中点連結定理とか、
その辺もまとめてやって、三平方の定理に入ってしまうのです。

二次方程式まで解けるようになっていれば、
三平方の定理は解けるので、二次関数を待つ必要はありません。
そうすれば、たいてい、学校が二次関数を終わるころには、
中3の幾何分野も終わってしまいます。

もちろん、代数分野も並行してやるので、
けっこうな時間を数学に割いてもらわないといけませんが、
そこのところを頑張れれば、
中3で数学を上げることも可能になるわけです。

まぁ、それが頑張れない子の方が多いのが現実なのですが。。。
時々、それをクリアして、数学で点を稼げるようになる子もいます。

だいたいのパターンとして、
基礎学6割程度の子で、数学はいけると思う・・・、
なんて言っているのを鵜呑みにして、
放っておいたら、間違いなく中3で数学が下がります。

今まで他の教科をカバーしていたはずの数学が下がると、
もう目も当てられない状態になってしまうのです。

中3の数学を侮ってはいけません!




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学校による温度差

地元公立中学と一言に言っても、
学校によって、それぞれ特色があります。

例えば、中3の復習教材一つとっても、
ある学校では、中2の終わりには、「整理と対策」か「新研究」が
専用ノートとセットで5教科分配布されて、
3月中にすでに宿題としてスケジュールが渡されていました。
やる気のある子は、もちろん、春休み中にガンガン解きました。

しかし、中3になってしばらくしてから配布されて、
あとは、ほとんどほったらかし。。。みたいな学校もあります。

自由購入の学校さえあります。

専用ノートとセットで購入して、1回目はノートに、2回目は本体にと、
最低2回通りは宿題として解かせる学校もあれば、
本体のみの購入しかなく、やり方もそれぞれ個人任せの学校もあります。

違う学校の様子って、意外と見えてこないものですが、
このくらいの差は、軽くあります。

いずれにせよ、「学校がしてくれん!」と文句を言ったところでどうにもならないので、
学校が適当なら、自分で何とかするしかないです。
もう既に1~2ヶ月分くらいの差はついてしまっています。

1・2年の復習を、どんどん始めてくださいね!



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数年前、中学校の同窓会に出席したときのことです。
マンモス校の学年の同窓会なので、けっこうな人だかりで、
先生も十人くらいは来られていたでしょうか。。。

見渡すと、
中学生のころ、けっこう良い先生だと思っていた数学の先生が来られていました。
さっそく、ご挨拶。。。

「あー、覚えとるぞ!」

って、“中2は担任だったんだから、覚えてて当たり前でしょう。。。”と言いたかったけれど、
ここはグッとこらえて。。。

「今、何しよるんなー」
“一応、陶芸家してますー”
「食べていけるんか?」
“3足ぐらいわらじ履いてますから。。。家庭教師とかもしてます”
「募集しよるんかー?」
“そんなん、しませんよー今は。口コミだけです。”
「ホンナンでいけるんかー?」

って、なんだか、がっかりな会話でした。
陶芸家してるって言った次の反応は、「食べていけるんか?」ですよ。

こんな、夢のない先生が先生やってるから、
中学生に夢がないんぢゃーーー!!!!!と、言いたくなりますね。

「そもそも、食べていけてなかったら、同窓会なんかに来てないでしょうよー」とか、
「先生らの授業がイマイチだから、生徒は放っておいてもいっぱい集まりますよ~」とか、
イヤミの3発ぐらい言ってやりたいのを我慢して、帰ってきました。ww

夢を持っていない子どもが増えてる原因は、
夢を持っていない大人が増えてることかもしれませんよ。

子供たちが憧れられる大人がいない。。。
子供たちが早く大人になりたいと思えない。。。
これって、8割方、大人の責任ですよね、きっと。



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できないのでも、わからないのでもない

学区内で市内普通科ギリギリラインの子の共通点は、
勉強の仕方が雑だということです。

当人は、いたって真面目にやっているつもりなのはわかっています。
でも、雑なんです。

新年度の今ごろって、たいてい数学は、
どの学年も計算系のことをやります。
だから、特別に難しいことは何もない。

ところが、宿題の丸付けをしてみると、
ピンの数があまりに多い。

あれ?計算の仕方、わかってないのかなぁ?なんて思って、
書いてあることをチェックするのですが、

まず、何を書いてあるのかわからない子が多い。
途中式、読めませんけど…って感じです。

次に、符号のミス、計算ミス、とにかくミス。ww

とりあえず、
「赤で、ここにきちんと式書いて解き直してみて~」
なんて言います。

そうすると、正解します。
やっぱり、解き方はわかってるじゃないのよ。
ってことは、ただ単に雑に解いてるってことか。。。ってなります。

丁寧に書けばいいだけでしょう?
一つひとつきちんと気をつけて計算すればいいだけでしょう?
でもそれ、私、な~んにもしてあげられませんから!
自分でするしかないですものね。

それも直さずに、「成績上げて~」みたいに言われても、
それはできません!

自分にできることは、きちんとやってからでしょう?サポートを求めるのは。

このレベルの子は、この部分がわかってない子が多いんです。
それは塾に求めることではなくて、
自分がしなきゃ仕方がないことだってことがわかってない。

それが、きちんとわかってきた子から伸びていきます。
散々、言って言って、言いまくって、だんだんわかってくる子もいます。
そういう子は、最後は、「ホンマ頑張ったな~」って、
お互いに良い爽快感を持って、送り出せます。

そして、もっと上位層の子は、
そういうのはできる状態でサポートを求めてきます。
だから、成績が良いのです。

頭が良いのではないのです。
それだけの労力を自分で費やしているのです。



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やはり今も

******ここから********

ここ十年ぐらいでしょうか。。。
「自分で決めなさい!」と、
お母さんが子供さんに言っているのをよく聞きます。
それも、まだ小さな子に。。。

そして、そういう場合の多くは、
お母さんもどうしたらいいかよくわからなくて、
あなたがしたいようにしなさいというニュアンスなんです。

それは、子供の意思を尊重しているというより、
責任の放棄に見えて仕方がありません。

子供の意思を尊重して、自分で決めさせたいのならば、
それなりの情報を与え、
いろいろな考え方があることくらいは教えた上での話だと思うのです。

中学校選びもそうです。
高校選びもそうです。

「自分のことなのに、自分で決めなさい!」ではないと思うんです。

中学生なんて、まだまだ子供で、世界は見えていません。
ごくごく限られた世界で、周囲の人たちが話していることを、
嘘も本当も、すべて本当のことだと受け止めて、
それで、判断してしまうのです。

ですから、たいていは、お父さんやお母さんが良いと思っていることを
子供も良いと思っているし、
お父さんやお母さんが、良いな~と話していることを聞いて
それ良いな~なんて、まるで自分の意見のように話すのです。

将来、何になりたい?って聞かれて「公務員」って答える子が多いなんて
話題になったことがありますが、
それはまさにその結果だと思いませんか?
だいたい、公務員って何?どんな仕事するん?わかってないですよ。

おまわりさん?消防士さん?学校の先生?市役所の人?
SATの隊員?官僚?
みんな公務員って、知ってて言ってる?
いや・・・お母さんが、公務員がいいって言よったけん。。。ですよね。

そんな子に、その程度の情報しか与えず、
「自分で決めなさい!」って、ひどい話だと思います。

やっぱり、責任放棄せずに、きちんと誘導していってあげるべきだと思います。
お母さんは、こうがいいんじゃないかと思う。。。という意見も
もちろん伝えるべきだと思います。

いろいろな情報をきちんと与えて、きちんとわかった上で、
初めて、自分できちんと選択して決められると思うんですよね。

いろんな考えがあることを知っているからこそ、選べるわけで、
自分の意見も生まれるのですよね。

なんだか、最近、気になることです。。。
******************************************

これ、ここまで5年前に書いた記事です。
やっぱり、今も同じように思ってます。



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図形問題

昨日に続いて、今日は図形。
これも、書きましょうwww

問題読みながら、同じって言われたところは必ず印を入れましょう。
それが終わったら、明らかに同じって言えるところ、平行って言えるところ、
順に印をつけていきましょう。

図形問題こそ、視覚を使いましょうよ。
書かずに解こうとする子がなんと多いことか!
無理無理~、キミたち、普通の子だから。。。

そんなの、書かなくても頭に入っちゃう賢~い子は、書かなくてもいいけれど、
普通の子は書きましょうね~
私も書いてるのに、書いてない問題用紙のままで、「わかりません」はないでしょう。
それは、わからんのじゃなくて、やっとらんのじゃよ~ww
ペンを動かしましょう!

そして、書きましょうって言うと必ず、
「どう書けばいいんですか?」なんて言う子がいますが、
学校の先生、授業で板書してくれますよね。
黒板に、図や表、線分図を描きながら説明をしてくれませんか?
まずは、その真似からです。

それを真似てやってみているうちに、
自分がわかりやすい方法が見えてくるものです。

先生が書けと言うから書くのではないのです。
書いた方が、自分がわかりやすいから書くのです。
目的、わかっていますか?



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文章題

数学の文章題が苦手という子は、とても多いと思います。
数学ではなくて、算数の時点で、もう既に苦手な子も多いですね。

なぜ、文章題が苦手なのか。。。
文章が読めないからです。(当たり前!)

でも、苦手という子に限って、線引かないし、表書かないし、絵も書かない。。。
問題はそこです。
文字を眺めていても、整理できないでしょうに。。。

まずは、整理しましょう。文章に何を書いてるのか。
食塩水や割合の問題なら、図や表を書きましょう。
速さの問題なら、絵を書きましょう。
そして、問題文に書いてあることを目で見える形に整理するのです。

目で見えるというのがポイント。
せっかく目が見えるのですから、視覚も使いましょうよ。
視覚から脳に伝達しましょうよ。
何か違うことが閃くかもしれないじゃないですか。

数学が得意な子は、しきりにペンが動きます。
書いてあることを、とにかく目に見える形に整理するんです。

これはものすごく重要です、普通の人には。。。
そんなもん、書かなくてもできる“頭のいい人”は書かなくてもいいですが、
普通の人は書きましょう!




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自分で考えること

私は、「わかりません」って
白紙で、説明なしで出してこられることが一番嫌いです。
「どうしたらいいですか?」って聞かれるのも嫌い。

なぜなら、自分では何も考えていないときにしか、
そういう言葉は出てこないものだから。

「どうしたらいいですか?」なんて言われると、
「どうしたいん?」って質問返しです。

「わかりません」なんて言われると、
「何やったん?」って、これまた質問返し。

一緒に勉強していくうちに、
だんだん、こういうのがわかってきて、減ってきますが、
やはり、新年度はこれが多い。

つまり、自分では考えずに、
誰かに指示されて行動している子がいかに多いかということです。

小学校のときに、
「トイレ行ってもいいですか?」なんて先生に言うと、
「先生があかんって言うたら我慢するんですか?」なんて
やり返す先生がいましたが、
最近は、そういうのも減っているのでしょうかね?

やるべきことは指示して、先回りして問題を取り除く。
もちろん、そうすれば、失敗は少ないかもしれません。

でも、失敗ってものすごく大事な経験ですよね。
失敗してみて、初めて気が付くことは山のようにあります。

どうするのがいいのか、自分で考えてやってみるからこそ、
新しい問題にも遭遇するし、解決できた時の喜びも大きい。
それを「きめ細かな対応」とかいうきれいごとを言って、
奪い取ってやしませんかね?

失敗もトラブルもなくスマートにことが運ぶことだけが
いいのではないと思うんです。
むしろ、スマートにことは運ばない方が、いいとさえ思います。

だって、そういう経験を、
大人になって初めてすると大変だと思うんですよね。
子供のうちに、
最後の最後では、誰かが手助けしてくれるうちに、
しっかりとそういう経験をいっぱい積んでおくべきだと思うんですよね。

そうすれば、おのずと自分で考えるようになるし、
自分で解決できることが増える。
自分はこうしたいと思うという意見が持てる。
自分はこうするのがいいと思うが、
あなたはどう考えるか?と話し合うこともできる。

自分で考えて行動できていますか?



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最初が肝心

実は最近、蕎麦打ちに、はまっていまして、ww
先月、コネを頼りに東京で蕎麦打ち体験会に参加してきました。

蕎麦打ちで大事なのは、一番最初の水まわしという作業です。
これが、きちんとできていないと、綺麗で美味しいお蕎麦はできないのです。

蕎麦を練る作業に、菊練りというのがあって、
これは、陶芸で土を練るときにもある作業なんです。
ちょっとやり方は違うけど、同じ菊練り。。。

そんなところから、ついつい陶芸ともつなげて考えてしまうのですが、
陶芸では、この菊練りという作業がきちんとできていないと、
その次の土ころしという作業が、とても大変になる上に、うまくできません。

そして、その二つの作業がきちんとできていなければ、
ろくろをいくら挽いても、綺麗には作れないんですよね。

今日は、いったい何の話?って感じですが、
何事も同じだな~と思ったのです。

この間のベネッセの調査記事じゃありませんが、
幼児期に正しく手間をかけられていないことが、
小学校に響くのです。

さらに、小学校できちんとやっていなければ、
それは当然、中学校に響きます。

最初にちょっと手を抜いたことで、
次のことが、うまくできなくなるばかりか、
ものすごく大変な労力が必要になる。

今、ちょっとぐらい…と思って手を抜いたことが、
数年後に、まさに倍返しで戻ってくるのです。
って考えると、怖いよなぁ…って思ったというお話でした。



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勉強を通して手に入れるもの(その8)

勉強を通して、継続の力を知ったという人もいます。
学校に通っていれば、半ば強制的に
継続させられることって必ずあります。

好きなことならともかく、
嫌々でも、継続していれば、できるようになった・・・
なんてこともあるでしょう。

そういう経験も、大人になって役に立っているはずです。
これは、私自身も、痛感しています。
継続は力なりです。

同じように、ものごとを習得する方法を知るのも大事なことの一つです。
何かを覚えるためにするべきこと、
何かをできるようにするために繰り返すこと、
その効率よい方法も、勉強を通して身につくものです。

こうやって振り返ってみると、
結局、大人たちが、勉強を通して手に入れたと感じているもののほとんどが、
知識や技能そのものよりも、
知識や技能を手に入れる過程で手に入れてきたものであることに気付きます。

学校で習っている知識や技能は、
もちろん、大人になっても役立つことがたくさんあります。

でも、それ以上に、皆が実感しているのは、
知識や技能を習得する過程で手に入れた経験であり、
考え方であることがわかります。

「なんのために勉強しているの?」という疑問に対して
出てきた答えは様々ですが、
学歴を得るためでも、いい仕事に就くためでも、お金儲けのためでもなく、

生きていくために、人生を豊かにするために必要なものが
列挙されたことは嬉しくもあり、納得した次第です。

大人たちがこんな風に思っているということを、
子供たちに、ちゃんと伝えてあげなきゃいけないなとも思いました。

人生の先輩たちは、
自分たちが勉強してきたことを、こんな風に捉えているのです。



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勉強を通して手に入れるもの(その7)

勉強を通して、限界を知ったという人もいます。

例えば、中学や高校で、皆と同じ勉強をします。
同じ授業を受けて、同じように勉強しているのに、
どうしても、あいつにだけはかなわない…
そんな経験をすることもあるでしょう。

努力の差というよりは、
そもそも生まれ持った能力の差を見せつけられるというか、
そういうことを感じたという話は、少なからず耳にします。

しかし、これは、真剣にやったことがある人にしか経験できないこと。
自分が真剣にやっても、この分野では、
自分はここまでだという限界を知るのです。

これもまた、大事な経験の一つでもあります。

皆、それぞれに持ち合わせている能力は違うわけですから、
その差はあって当然です。

ある分野の限界を知るということは、
逆に言えば、
自分はどの分野には限界がなさそうなのかを知ることにもつながります。

あるいは、その限界の中で、
どうやって勝負していこうかと考えるきっかけにもなります。
どうすることなら、自分にできるだろうか...と考える。

そして、それは、将来に大きく役立ちますよね。
だから、真剣に取り組んでみることは、とても大事なのです。



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勉強を通して手に入れるもの(その6)

ものごとの根底にある原理を知るという喜びを得たという人もいます。

日常生活で、ふと抱いた疑問に対して、
その原理を知って、様々なことが繋がったとき、
感動のような喜びがあります。

それを知ってしまうと、ものごとを追及することが、
面白くてたまらなくなる。
私も、なんとなくその感覚はわかるのですが、
そういう経験から、将来が大きく変わることもあるだろうと想像します。

「あれ?、これってどうしてだろう?」
日常の素朴な疑問に対して、
例えば、理科の時間に習ったことが繋がる。
数学の時間に習ったことが繋がる。
あるいは、社会の時間に習ったことが繋がる。

そして、全ての原理が見えたような気分になって、
全てがクリアになったような気がして、嬉しくなる。

こういう経験も、勉強を通してできることです。

ただし、疑問を持っていなければ、何も起こらないわけで、
そういう疑問を持つには、
ものごとについて、考える思考力が必要になります。

そもそも、その思考力だって、
勉強を通して、身についているものだったりするんですよね。





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勉強を通して手に入れるもの(その5)

勉強を通して、ものごとの調べ方や、解決方法を身につけたのが、
一番役に立っていると言う大人もたくさんいます。

何かわからないことがあったとき、
どうやって調べればよいか、
調べるには、どんな手段があるか、
どんな風にすれば解決するか、
勉強をしながら、そういうことが身についたと言います。

これは、手取り足取り、言われたことを言われたとおりにするだけでは
身につくものではありません。
自学自習派の子にこそ、最も身につくことです。

勉強の場合、たいていは、正解がある問題ですが、
大人になれば、むしろ、答えのない問題の方が多い。
そんなとき、何を調べれば答えに近づけるのか、
どういう風にすれば、現状が良くなるのか、
どんな人に話を聞いてみるのがよいか、
その手段を多く知っていればいるほどいいに違いありません。

そして、そういう解決方法を考える考え方も身につきます。
ものごとについての考え方や、
ことを運ぶために必要な考え方、
段取り力なんかも、その一つかもしれません。

単なる知識や技能を手に入れるだけではない部分。
この部分こそ、勉強を通して手に入れる大事なことだと思います。
そして、それは、まさに生涯にわたって役に立つことです。

失敗しながら、自分で試行錯誤した子にしか
手に入れることができないことだと思います。

大人になって、子供のころの勉強を振り返ったとき、
こういうのが勉強を通して手に入ったことだと言う人、
けっこういるんですよ。




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勉強を通して手に入れるもの(その4)

学校で習うことの多くは、知識であったり、技能であったり、
こんなの生活に使います?って思うようなこともありますよね。

でも、大人になって、
これ、このシチュエーションで使う?って思うことは、
意外と多いものです。

例えば、ケーキを焼くとき、
スポンジケーキのレシピはたいてい、
平べったい円柱型の型に合わせた分量ですよね。
直径18センチとか。。。

では、半球型で焼きたいとき、どうしますか?

円柱の体積と半球の体積が求められれば、
ピッタリの分量で作れるじゃないですか。

比の計算がきちんとできれば、
全ての分量を半球の体積に合わせて計算できますよね。

多すぎて、こぼれることも、
少なすぎて、半球にならないようなこともない。

例えば、大きな植木鉢に、お花を寄せ植えしたいと思ったとしましょう。
どれだけの土を買ってきますか?

円錐台の体積の出し方がわかっていれば、
土が足りなくて、再びホームセンターに走ることも、
土が多すぎて、余り過ぎることもない。

ごくごく普通の生活の中で、
小学校の知識が生きていたりするのです。
その知識のおかげで、ちょっぴり生活が豊かになったりするのです。

おそらく、「立体の体積」とかいう単元を習ったときに、
まさか将来、そんな場面で、その公式を使って計算するなんて、
想像していませんよ。
でも、使っちゃうんです。ww

これって、近ごろ流行りの、活用型問題ですよね。
知識は活用して、初めて価値があるのです。
知ってるだけじゃ意味がない。

だから、活用できますか?って問われるような問題が、
近ごろ大ブームですが、
これ、問題を解くためだけに勉強してるんじゃないんですよ。



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勉強を通して手に入れるもの(その3)

絶対に興味を持てないようなことをやらされる意味があるのか?
という、昨日の続きです。

人生を振り返ってみると、
絶対にこの分野には進まないだろうと思っていた分野に、
進んでいる人って、意外といるものです。

興味はないだろうと初めは思ったけれど、
やり続けるうちに、実は、意外と面白いと気づいてみたり。。。

ものごとには、そういう側面が、少なからずあります。
深く知らないうちは、面白くないけれど、
もう一歩深めてみると、実はとても面白い。
そういうことを知る経験も勉強を通してできるのです。

これ、学校で、やらされるから、できることですよね。
自由にさせてもらえたら、興味がない分野には、
普通、絶対に手を出さないですから。

我慢して続けてみることの価値を知るとでも言いましょうか。

もちろん、そこで、多少の忍耐力も養えるでしょう。
それも大事なこと。

どうせ、しなきゃいけないなら、
少しでも楽しめることはないかと探してみる子もいます。

どうせ、しなきゃいけないなら、
ちょっとでも楽に終わらせる手はないかと考える子もいます。

そういうことを考える力を身につけるのは
実は、大人になって、すごく役に立つものです。

直接的な知識よりも、
そういう考え方や発想力を身につけたことが
実は役に立っているという大人も少なくありません。

勉強って、ただただ知識を手に入れるためだけにしているのではないのです。



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勉強を通して手に入れるもの(その2)

「勉強って、なんのためにするの?」って聞かれると、
私が一番最初に答えるのは、
「各分野のお試し期間」だと思うということです。

もちろん、日本で、文化的な暮らしをしてくために
必要なことを学ぶのが義務教育だと思うのですが、

それ以外の役割として、大事なのは、
まだ、何も知らない子供たちが、

いったい自分は、何を面白いと感じるのか、
どんな分野に興味があるのか、
あるいは、
自分は、どういう分野には興味が持てないのか、

そういうことを知るために、
とりあえず、広く浅く、いろいろな分野のことに触れてみるのが、
義務教育の期間中にやることだと思います。

何も知らない状態から、
何をしたいかなんて、決められるはずもありませんから、
副教科も含めて、全ての分野に触れることで、
これは面白そうとか、
こういう分野なら、少し大変なことがあっても頑張れそうとか、
そういうのを選び取るきっかけを手に入れることができると思うのです。

例えば、なんとなく医者になりたいと思っていても、
理科で人体について習ったら、
それほど興味を持てなかった…なんてこともあるでしょう。

あるいは、特に興味がないと思っていても、
木工で何かを作ったら、あまりにおもしろくて、
大工という選択肢もあるんじゃないか?と気づくこともあるでしょう。

はたまた、古典文学に触れることで、
こんな面白い世界があるのかー!と、目覚めてしまう子もいるでしょう。

デッサンをしてみたら、
実は、とんでもなく才能があることに気付いてしまうことだってあります。

天体を習ったことで、宇宙に魅了されてしまう子だっています。

全ては知ることから始まるのです。
だから、とりあえず、色々なことを知るために、
色々なことに触れてみる、大事な大事な期間が、
小・中学校の義務教育期間。

それなら、
絶対に興味がないと思うことはしなくてもいいじゃない?
と思うかもしれません。

でも、実は、そうではないのです。
そのお話はまた明日。




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勉強を通して手に入れるもの(その1)

こんな仕事をしているせいもあって、
「何のために勉強するの?」って聞かれたら、どう答えるの? 
なんて、大人に質問されることがあります。

そして、それをきっかけに、
子供が勉強をする意味についての話になることもよくあります。
それが、実は、一人や二人じゃないww

だから、色々な意見が飛び出して、
なかなか面白いので、
大人たちは、勉強を通して、何を手に入れたと感じているのか、
というテーマで、またまた思い付きシリーズ、いってみようと思います。

私、けっこう変わった人ですから、
当然、私の周りの友人たちも変わった人が多いので、
子供たちには、目からうろこ…な意見が、もしかしたらあるかもしれません。
そうだといいな~と思いながら、
これまでに、いろんな人と話したことを書いてみようと思います。



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ベースの部分

勉強の一番根本的な部分、
ベースの部分がわかっていない子がなんと多いことか!とよく思います。

勉強って、
知らないことを知って、
できないことをできるようにするためにやっていますよね?

それなら、まずは、
今、知ってることと、知らないことを分けて、
知らないことだけ覚えなきゃいけませんよね?
今、できないことと、できることを分けて、
できないことだけ、できるようにすればいいんですよね?

それなのに、知ってることも、知らないことも、
ぐちゃ混ぜにあわせて、何度でも解いてみたり、
できないことも、できることも、まとめて何度でもやってみたりする。

知ってることとか、できることって、
何回やってもできるんじゃないですか?普通。

それを何回もやるのは、何のためですか?

そ~んなに、勉強してるのが、お好き?ww
そ~んなに、時間があり余って、暇で仕方がない?ww

しかも、知らなかったことが、せっかく見つかってるのに、
それは、覚えもせずに、ほったらかし。
できないことが、せっかく見つかったのに、
それをできるようにしようともせずに、ほったらかし。
もったいない。。。

本当に、この部分、幼稚園か小学校低学年で、
入れてしまっといてくれないかなぁ~って思います。

そうしたら、みんな、無駄なく、最短の勉強時間で、最小の労力で、
勉強なんかできるようになっていくのに。。。



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国語力

今年度は、いつになく、小学校中学年の生徒が複数名います。
そうすると、当然、国語の勉強もするわけですが、
文法に触れる問題を解くと、驚くことがたくさんあります。

主語、述語がつかめなかったり、
それはできても、修飾語がどの言葉を修飾しているのかがつかめない子が多い。
主語、述語以外の部分が、どの言葉にかかっていくのかが把握できないのです。

使っているのは、皆、教科書準拠のテキストではありませんが、
かといって、中学受験を視野に入れたテキストでもない。
一般には、地元公立の中位以上の子たちに使うテキスト。
だから、それほど難しい文章でもない。

ところが、その程度の文章でも、
修飾する言葉、修飾される言葉の関係がうまくつかめないのです。

昨年、論理エンジンのキッズ版が発売されたのですが、
無学年式で発売された意味がよく分かります。
こういう問題に取り掛かると、学年関係なしになります。
3年生に出来て、6年生に出来ないなんてことも普通に起きますから。

そして、販売開始のときに、
低学年にこそ、この捉え方を入れていかなければいけないと考えて、
発売になった…というような話を聞いたように思いますが、
それにも、妙に納得します。

中学生が、数学の問題を読んで、問題の意味がわからないと言う
その原因を辿ると、ここにあるのだろうなと思うわけです。

これは、おそらく、意見がわかれるところです。
「文章って、そんな風に考えて読む?」っていう人もいるはずです。
そんなことは、無意識にやって、文章を読んできた人です。

私も、実は、多少はそういうところがあります。
でも、子供たちと勉強するようになって、
これ、無意識ではできない子が、こんなにたくさんいるんだ!と驚いたのです。

主語、述語、目的語を捉えて読むこと、
修飾語がどの言葉にかかるかをおさえて読むこと、
具体と抽象を掴みながら、文章構造を捉えること、
対立の関係を捕まえること、

こういうことは、無意識のうちに出来てしまう人が、
国語の勉強なんている?って思っている人たちです。

でも、これをきちんと意識しながら読み解かなければ、
読み取れない子のほうが、実は多いのかもしれません。

小学校から英語…って騒いでますけど、
やっぱり、もっと国語をちゃんとやってよ~って思ってしまいます。




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ICT化

連休は、有意義に過ごせましたか?
今日から、気持ちを引き締めて、また頑張っていきましょう!

少し前に、ドワンゴとClassi(クラッシー)が業務協力をして、
高校向け学習動画を共同制作するというニュースを見ました。
時代は、どんどんとそういう方向へ向かっています。

どんどん便利になりますが、
使いこなせる人とそうではない人との差が、
ますます開いていきそうで、そこも怖い部分です。

下の甥っ子はまだ高校生なのですが、
彼の学校もClassiを導入していて、
タブレットなし生活はあり得ない状態になっています。

学校の授業でも、先生がガンガン活用してくれている様子で、
集合授業であるにもかかわらず、
全員の記述内容を吸い上げてくれます。
そして、さらにそれを授業に活用して展開していくのです。
アクティブラーニングの強い味方のように思います。

保護者ともきちんと繋がっていて、
学校での子供たちの様子も、かなり把握できます。
写真付きで担任から送られてくるものを見せてもらいましたが、
親にとっても、なかなかいいものだなぁと思いました。

先生たちにも、それをフル活用するだけのスキルが求められるわけで、
これを公立でも・・・となると、なかなか難しいのか?!とも思いました。

しかし、都会の私立と田舎の公立の差が、
ますます開いてしまうではないか!とも思ったわけで、
悩ましいですね。

せっかく、神山がICT活用で有名になっているというのに、
教育現場にも活用してくれないかなぁ~

「徳島県・公立の教育現場に最先端のICT活用!」みたいな?!ww




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プロフィール

Author:自律学習ゼミ
徳島県で、家庭教師や塾講師をして、20年が過ぎました。そこで、この経験を生かして、小・中学生の君たちや、お父さん、お母さんに、何か少しでも役立つようなお話ができる気がして、このブログを始めることにしました。中学受験のこと、高校受験のこと、学校のこと、塾や家庭教師のこと、家庭学習や勉強の方法など、色々なことをお話ししたいと思っています。
2013.7.19.
・・・・・・
それから早10年が過ぎようとしています。ブログは、情報も古くなっていくので、5年分ぐらいが残るように、日々、刷新しています。2022年度より、自律学習ゼミとして、教室も移転し運営しております。「いったいどんな塾なの?」と興味を持たれた方は、下記のリンクからご覧ください。
2023.5.17.


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お問い合わせ nagao@ceramica-shigemi.jp

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