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一冊に絞る

前にも書いたことがあるかもしれませんが、
テキストを一冊に絞って勉強するというのは、
とても効果的です。

やらなければならないことが山のようにあって、
何から手をつけたらいいか分からなくなっている人は、
とりあえず、1教科1冊に絞ってみましょう。

ポイントは、その一冊を完璧に仕上げることです。
実は、私もこの手法で中学時代はやり過ごしました。

例えば、数学。
確か、学研のマイコーチとかいうテキストが、
定期的に届いていて、時々やっていた記憶はありますが、
当時、私が絞った一冊は、なんと、学校の数学演習。ww

あれ、薄っぺらいですけど、
どこからつつかれても、ミスもなく完璧にできるようにするには、
4回通りぐらいはしないと無理だった記憶があります。

私、数学苦手でしたから。。。
とりあえず、学校のに絞ったんですね。w

でも、3年間、完璧に仕上げていたら、
とりあえず、入試には困らなかった。。。

しつこいようですが、どこからつつかれても大丈夫なように
完璧にするんですよ!

特に基礎学7割前後の子にはお勧めだと思います。
満点をとる近道です。

ただ、基礎学8割9割の子には、あまりお勧めできません。
なぜなら、それだけしかしていなかったおかげで、
私は高1で苦労しましたから。。。

基礎学や入試では満点は取れるものの、
応用・発展レベルの力が足りていないんですよね。

幸い、高1の担任が数学だったので、
毎日居残りで、なんとか鍛えてくれましたけれど。。。www
中学の時に、もっとちゃんと
ハイレベルな演習をしておくべきだったと思いました。
そしたら、もっとスル~っと、高校数学に対応できたはずですから。

それぞれのレベルに応じて、絞るべきテキストがありますが、
1冊を完璧に仕上げることは、
さら~っと3冊するよりは、ずっと効果があります。

これは、私だけではなく、色々な人も言っているので、
是非、試してみてください。



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文字を丁寧に!

文字を丁寧に書きましょう!なんて、小学生に言っているみたいですが、
中3生に言いたい!!

なぜなら、そろそろ学校の先生の採点が厳しくなるから。。。
今までマルだったのに、ある日突然ピンになります。

だったら、最初っから、ピンにしといてよー って思いますが、
これが地元公立です。

ある日突然、中3の今頃から、採点が厳しくなるのです。
理由は簡単!入試があるから。。。

例えば、今まで、数学の座標は、(3、5)で、マルしてくれていたのに、
ある日突然ピンになります。座標は、(3,5)と書きなさいとか言うんです。
コンマです!って。。。

まぁ、ちょっと極端な例ですが、実際にありましたよ。
そこまではいかずとも、読みづらい文字は確実にピンされ始めます。
どうぞお気をつけて!ww



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自信

適度な自信を持つことは、とても難しいのですが、
適度な自信は、ものすごく大事な要素でもあります。

自分をあまりに過小評価し過ぎて、
いつも、自信なさげに答案を出してくる子に時々出会いますが、
そういう子に限って、成績はけっこうよかったりするものです。

でも、そういう子がもっと自分を順当に評価して自信を持てば、
一つ突き出るんじゃないかと思うんですよね。

逆に、自分をものすごく過大評価していて、
ちょっとは現実を見ようかって言いたくなるくらい大きな夢を語る子もいます。

もちろん、夢を語るのは大いに結構ですが、
それはただの夢で終わっていいの?って思うんですよね。
まぁ、語るだけで満足してるのなら、それはそれでいいんですけど、
語ったように、今のやりようでなれると思っているのなら、
ちょっと待った!って言いたくなります。

家庭環境と、学校環境と、性格と…
おそらく、いろいろなものが合わさっての結果なのでしょうけれど、
あまりに自分を過大評価している子は、
だいたい、たいした成績は取れないものです。

現実をきちんと把握して、
等身大の自分を見つめて、
自信を持つべきところは持っている子は、
バランスよく伸びていきます。



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プライド

中途半端に勉強ができる子は、
変なプライドを持っている子が多いと感じています。

逆に、トップ層へ上がれば上がるほど、
そういうプライドがない子の割合が高いと思います。

それは、授業中のちょっとしたことにあらわれてきます。
例えば、数学の問題を間違えていたとします。
ピンをつけて返すと、当然、「どう考えたん?」って聞かれるわけです。
私、必ず聞きますから、どうやって解いたのかを。

それで、まぁ、それなりにできる子なら、
その説明を始めるわけですが、
そんなちょっとした場面にも、おかしなプライドは見え隠れするのです。

同じように間違えていたとして・・・、

①ダメなパターン
 しばらく間があってから、説明を始める。
 途中で勘違いしていることに気が付くと、そこで止まってしまう。
 無駄に時間が流れる。

②できる子のパターン
 すぐに説明を始める。
 途中で勘違いしてることに気付くと、
 その勘違いに今気づいたと説明して、新たに解き進める。

要するに、②のパターンの子は、開けっ広げなんです。
カッコなんかつけない。

え~!なんで違うん?
私はこうやって解いたんよ~
あっ!なんかちゃうことやっとるでぇー
アホちゃうん、解いたときの私~!
ちょっと待って、もう一回解き直してみるー

って感じなんです。

ところが、①のパターンの子は、

えっ!どこが違うん?
間違えとるのに説明せなあかんのん?
なんて言おう?
うわっ!なんか勘違いしとるっぽいけど、なんて言おう。。。

って感じで、ちょっとでも取り繕おうとする傾向が強いんです。
たぶん、本人は無意識でしょう。
だから、余計に直らない。。。

できないことがあるから、うちに来てるわけなのに、
何をカッコつける必要がある?
というか、カッコつけられてもできること増えんし。。。
ってこっちは思ってるんですが、
そこはなかなか理解できない。

しまいに、
「カッコつけんといてくれる?うちでは」とか、
「できんやつに限って、カッコつけるんじゃ!」とか、
「カッコつけようとせんでも、ちゃんとできるようになったら、勝手にカッコいいけん!」とか、
ひどいことを言われてしまう。。。ww

こういうヒートアップしてしまうところ、私の欠点なんですが、w
でも、受験が差し迫ってきてるのに、
そんな調子だとついつい。。。
もうちょっと仙人みたいになれないかなぁ?ww



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自分が手間をかける

勉強は、きちんと正しい手間をかけなければできるようにはなりません。
それを、いちいち言わなくてもできる子もいれば、
言うとできる子もいるし、言ってもできない(やらない?)子もいます。

どの学年も基礎学に向けて、理科・社会の復習をする時期ですが、
例えば、理科の復習プリントを宿題にしたとします。

去年のことは、すっかり忘れていて、
ピンばかりつけられて返却されたとしましょう。

どうしますか?

①うわっ、こんなに忘れとるん?ヤバイ!って思って、
 去年したテキストを解き直してから、
 プリントの直しをして持ってくる。

②あれ~?って思って、
 とりあえず、わかるところだけ直して持ってくる。

③無理~!って思って、
 手つかずで持ってくる。

だいたいこの3パターンにわかれます。

残念ながら、②と③の場合は、できるようにはなりません。
だって、自分では手間をかけてないですから。

要するに、自分の今の力でできることだけして、
例えば、アでピンならイか、みたいな直し方をして、
あとは、先生解説して~ってわけですから、
自分では何も手間をかけていないわけです。

①のパターンとの大きな違いはそこなんです。
①の子は、自分でできるようにしようとしているわけですから。

それができるかどうかは、あらゆることに響いていきます。
つまり、そういう意識が他のことにも、大きく影響を及ぼすのです。

教えてくれればいいじゃんって思うかもしれません。
教えてしまうのは簡単です。
でも、すぐに忘れます、自分が手間をかけなければ。

②や③のパターンで持ってきたら、
そういう話をたっぷりとします。
そんな話をしている間に、教えてしまえば、終わるプリントです。
その方が、お互いに嫌な気分にはならずに済むでしょう。
でも、それでは、何も変化は起こらない。

そんな話をしても、変化を起こせる子は一握りです。
でも、一握りでも、変化を起こせる子がいるなら、
その一握りの子は救うべきだというのが私の方針。
だから、厳しいとか言われるし、こっちも時々へとへとになるのだけど。。。
でも、やらなきゃいけないことだと思うんですよね。

ただ勉強を教えていればいいという仕事ではないと思うんです。
それよりも、やるべきことは、
そういう意識の変化を起こさせることだと思うんです。
だって、それこそが子供が勉強をする一番大事な意味だから。
将来につながる一番大事な部分だから。
子供たちの教育に携わる以上、それは外せない部分だと思うんです。
嫌われ役でも、クタクタになっても。。。



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幼少期から繋がってること

小学校高学年か、中学校のどこかの地点で、
成績がぱっとしなくなる子は、ある程度要領がいい子が多いものです。

何かを習った時に、どうしてそうなるかには興味がなくて、
ただ単にパターン化して覚えてしまう子。

例えば、引き算を習った時に、
引き算の単元のテストなので、式は全て引き算だと考え、
文章中に出てくる2つの数字の大きいほうから小さい方を引く式を作る。

そうすると、引き算の感覚は、イマイチ理解できていなくても、
テストは満点がとれて、その子の中で起きている問題は発覚しません。

それが、さらに高学年になって、
20%引きって言われたら、0.8かけるんやな?みたいなことを
パターン式でやってしまう。

それでも、公立のテストはできてしまいます。

それがもっと進むと、
受験算数的な、出会い算でも
速さが2つあるのを足して、距離を割るんだったな~みたいなノリでやってしまう。

うっかり、それを追いかけ算でやってしまっても、
おかしな数字が出ると、あ、引く方だったっけ?と考えて、
引いた式に変えて計算してみると、綺麗な数が出て答えにする。

そうすると、受験算数であるにもかかわらず、
その子の中で起きている大問題に気付くことなくスルーしていくのです。

そんな感覚で解いている子が、
中学生になって、文字式に出会います。
おかしな分数が答えになる問題に出会います。
そうすると、手も足も出なくなるわけです。

それは、中学になって、難しくなったからできなくなったのではなく、
小学校低学年から積み重ねてきた問題が、そこで発覚しただけなのです。
しかも、勉強はこんな風に雰囲気で解いていくものだと
思い込んでしまっているのだから、大変なことになります。

小さいうちから、
「どうして?」「なんで、こうなるん?」ってうるさいぐらいに
気になって聞く子もいます。
そういう子は、それにきちんと対応さえしてあげていれば、
問題なく理解が進んでいきます。

ところが、そういう疑問を持たない子もいるのです。
そういう子が一番怖い。

きちんとそこに気付いてあげなければ、
後々大変なことになるのです。

低学年の勉強をみているお父さん・お母さんには、
是非とも、細心の注意を払っておくことをお勧めしたいポイントです。

「これって、どうしてこの式になるん?」って聞いてみたり、
単元まぜこぜの問題を解かせてみたり、
発覚していない問題が潜んでいないか、チェックしてあげてください。

わざと答えがおかしな数になる問題を解かせてみると、よくわかります。
「これ、問題がおかしいよ!」って言ってくれば、問題なしです。



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意識の差

成績が上がるか上がらないか、
その差は、意識の差だと思います。

今の時期、上位層の中3生は過去問演習に入っています。
例えば、数学の過去問を解いたとしましょう。
よくある規則性の問題。
中1レベル。。。
というか、等差数列しか使っていないので、計算レベル的には中受レベル。

いろいろなパターンがあります。

①時間を計って解く段階で、きちんと正解している。

 ☆問題なしです。次も頑張れ!

②時間配分ミスで、できていない。
解き直してきたときに、普通に正解している。

 ☆時間配分が、当面のテーマです。頑張れ!

③時間配分ミスで、できていない。
解き直しのときに、少々苦労した様子がうかがえる。
が、規則性なので強引に書き出して解いてみた。
ついでに、その結果、式を使って解く方法に辿り着いた。

 ☆時間配分+演習量に問題あり!?
  もっと解き込む必要ありです。頑張れ!

この3パターンの子は、成績上がります。
というか、既に安全圏である子が多い。

では努力圏の子はどうしてくるか。。。

当然、間違えているのだけど、
「やっぱり、わかりません」とか、
「考えたけどできませんでした」とか言って、
平然と問題を白紙で出してきます。

「そんなんだから、成績上がらんって、わかっとる?」って、
説教してしまいます。

だって、小学生でも、中受する子なら、
書き出して、ごり押しで解いてしまうような問題ですよ。
それを、書き出しもせず、やったけどできないとかおっしゃる。w

はっきり言ってしまえば、そういう手間をかけないから、
できるようにならないんです。自分のものにならない。

自分で手間をかけて、全部書いてみて、
答えは、書いたら出たけど、
式でする方法がどうしてもわからない・・・くらいなことは言ってほしい。

そのくらいのことをやってくる子は、やればやるほど成績が上がる子です。
それをやらない子は、やってるふりだけだから、成績は上がりません。
体裁を整えたところで、点は降ってきませんから。。。

解き方をさっさと解説してしまえば済むことです。
その方が、きっとお互いに楽です。
でも、それじゃぁ、何も得るものはないんですよね。

早く気付いて!と思いながら、くどくどと話をしますが、
いつか響くのでしょうか?
受験に間に合うのでしょうか?・・・という気持ちになります。



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直そうとすること

親に強制的に勉強させられているだけ。。。なんて子以外は、
たいてい、成績を上げたいとか、出来るようになりたいとか、
思っています。

でも、ただ思うだけでは出来るようになんかなりません。
塾に行ってるのに、ちっとも成績が上がらない人、
家庭教師をつけてるのに、さっぱり出来るようにならない人、
直そうとしていますか?

最近、増えてきてるな~と思うのですが、
一生懸命勉強している風なのに、
ちっとも直そうとしない子がいるんです。

それも、昔より増えてる気がする。。。

直そうとしないなんて言うと、ものすごく態度が悪いみたいに聞こえますが、
本人はいたって真面目です。
先生に逆らうわけでもなく、反抗するわけでもなく、
「はい、わかりました」って感じなんです。

でも、次もまたやるんです、同じことを。。。

例えば、城ノ内中受験の子なら、課題作文を書きますよね。
文章力がまだない子には、長い文章は書くなといいます。
なぜなら、書いているうちに、話が変わっていって、
文頭と文末でつじつまが合わない一文が出来上がるんです。
だから、まずは一文を短くしようといいます。

そして、書いていた文章を見直して、変えていきます。
色々と修正をして、なんとか合格点の作文へと仕上げていきます。

そして、次の回。
また課題作文を書きます。
また、長~い一文を書いています。意味が通じません。
だからまた同じことを直します。

さらにその次の回。
また違うテーマで課題作文を書きます。
またまた、長~い一文です。

一体どうなっているのか?と思いますが、
本人は、一生懸命やっている風なのです。

話をしてみると、どうやら、直そうとしようとしていないらしい。。。
え?それじゃぁ、書けるようにならないじゃん!


小学生だけじゃありません。
中学生だって!
例えば英語。

これは大文字に見えないよ。
rとv、hとn、fとp、・・・ちゃんと区別がつくように書いてよ。
疑問文か肯定文か、きちんと考えて文章を書こうよ。

ごく基本的なことを、毎回言っても、毎回やっています。
そして、いよいよ、テストでもやるんです。
1回では直せなくても、何ヶ月も言われ続けたら直しません?

でも、直しません。。。
そんな子がいるんです。
しかも増えてる気がする。。。

悪気は全くないんです。
気付いてすらいないかの様子で。。。
どうしたものか。。。と思います。

どうですか?思い当たりません?
直そうとしないと、出来るようにはならないですよ~




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農業科

いつだったか、半分同業で半分異業種みたいな人と、
農業高校の話になりました。

昔の徳農も、今は城西高校ですっかり定着しましたが、
農業って、徳島にとっては、ものすごく重要な産業なのに、
なんで、勉強が出来ない子が行くみたいなことになってるんだろうね。。。という話。

農業のスペシャリストを育て上げる学校があればいいのに。。。

例えば、農家の息子が、農業のスペシャリストを目指して、
進学する高校があって、
その高校で、徹底的に、そういう教育をして、
よその農大へ進学して、さらに、あらゆることを身につけるシステム。

そういう子は、農地がある徳島に絶対に帰ってくるし、
自分で一から始めようとするとなかなか大変な農業を、
先祖代々受け継いできた土地で、引き継いでいけるわけです。

そして、高校や大学で身につけてきたことを、
地元に帰って実践していく。。。

理想的ですよね~

自分が生まれながらに持っているものを生かすというのも、
一つの手だと思うんです。
もう、どうしても性格的に自分には向いていないならともかく、
そうでないなら、それを生かしていくことができれば素晴らしいですよね。

どこかの私立小学校がやってましたよね?
社長の息子を集めた教育。。。

それみたいに、優秀な農家の息子を集めてスペシャリストに育て上げるって、
徳島にピッタリだと思うんですが。。。
そう簡単にはいかないですかね。。。www



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素直で真面目

伸びる子の一番大きな要素は素直で真面目なことです。
見た目ではなく、内面的な部分の話。

文字も丁寧に書くし、受け答えもしっかりできるし、
宿題も丁寧にやってくる子は、
一見、ガンガン伸びていきそうに見えます。

ところが、勉強を進めていくと、そうでもないことがあります。
ん?なんでだろう?って最初のころは思うのですが、
2か月、3か月と経って行くうちに、徐々に、わかってきます。

宿題のプリントを無くしてみたり、忘れてみたり。。。
バレないと思っているかもしれませんが、
私、そういうところはA型なので、
前の授業のことくらいは、さっと思い出せるメモを残してるんです。ww

だから、「え?そうでしたっけ?」なんてしらばっくれても、無駄です。
バレバレですから。。。

それで、そういう部分が発覚する子は、
まず成績は伸びません。
できるようになろうと思って、習得にかかってないですからね。
とりあえず、体裁だけ整えようとしているだけですから、
何も身にはついていかないわけです。

せっかく時間を割いて、高いお月謝払ってもらってるのに、
もったいない話です。。。
でも、そういう意識の問題が、一番直りにくい問題なんですよね。



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今の自分のレベルを知ること

中学受験を視野に入れた勉強をしている子や、
地元公立中志望でも、トップを狙う子には、
文理中学の過去の入試問題を解いてもらうことがあります。

「今週、暇だったら、時間はかって解いてみ~」なんて言って渡しておくと、
たいていの子は、おもしろがって解いてきます。

「できたよ~」なんて、涼しい顔をして出してくる子は、
まぁ、たいていの場合、見るも無残にボロボロ。
ちっとも出来ていないんです。

つまり、自分が出来ていないことにすら気づかない。。。

一方、「あかんわー」って、悲愴な顔をして出してくる子は、
まぁ合格ライン程度には出来ていたりします。
そういう子は、自分が、間違えているところがわかっているんです。

だから、これもできてない、あれもできてないと、
出来ていないところが、とにかく目について、
全然ダメだーとなるわけです。

後者の子たちは、だいたい、今の自分の位置を知っています。
「ぼくは、学校では賢いほうやけど、塾だったらアホな方に入る。。。」とか
自分で言ってしまえる子たち。

難しいのは前者の子たち。
もちろん、学校では賢いほうに入っているはずなので、
プライドと自信はあるんです。

でも、それ以外の世界を知らないので、
今の自分の本当の位置がわかっていないんですよね。

「ぼくは、模試を受けても結構いい線いってるし。。。」とか思っていますが、
それは、いわゆるトップ層の子たちが受けていない模試だったりするんです。

中学受験用の塾に通っていて、
文理・附属を受ける子たちが受ける模試や、
全国ネットで、都会のバリバリ受験勉強をしてる子たちも受ける模試を
受けている子は、自分の本当の位置を知っているのです。

最終的に、大学受験でのステージは、
県内ではなく、全国になるわけですから、
ある程度の時点で、自分の本当の位置を把握することは、
とても大事だと思います。

知ることで、変われるんですよね!


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積み重ねの差

中3になって、急にテストが難しくなったとか、
中3になって、急に成績が落ちたとか、
時々、聞きます。

地元公立では、よくあることなのですが、
そう感じる直接の原因は、普段のテストが簡単だったことだと思います。

普段のテストで、本当の実力を測れなかったから、
実は、きちんと勉強が出来ていないということに気づいていなかった。。。

中1、中2は、普段のテストが簡単だったのに、
中3になって、一応入試を意識したテストに変わってきて、
急に、難しくなった気がするのです。

おまけに、中3の数学は、高1の数学とリンクしてますから、
けっこう大事で、成績が中くらいの子には、意外と難しい。
だから、中1・中2とは、少し違うのが中3です。

でも、中3になっても、難なく乗り切れる子もいます。
例えば、学年で50番くらいの二人が、同じくらいの勉強をしているのに、
一人は、順調に上がって、一人は、全く上がらない。。。

この二人の差は何でしょう?

おそらくは、それまでの積み重ねの差だと思うんです。

同じ単元を同じように勉強しても、
その理解度は様々で、
同じ成績の子が、同じくらいの理解度だとは限りません。

特に、学校の定期テストのようなテストの場合、
その場しのぎでわかっていても、きちんとわかっていても、
とれる点は同じということが起きます。

例えば、一次関数の利用の問題。
動点の問題なんかだと、色々な直線が混ざったグラフが出来上がりますが、
その意味がきちんとわかって解いている子もいれば、
この式には、ここの座標を代入するんよ。。。って、解いてしまう子もいます。

これが、範囲のない実力テストだと、
意味がわかっている子しか、点になりませんが、
定期テストのように、数学演習やプリントなどで、やったことがある問題なら、
意味がわかっていなくても、答えは出てしまいます。

点数だけ見れば、同じ点数です。
でも、中身は全く違うのです。

その差が、中3になって、実力テストが増えると、
番数の差になって出てきます。

積み重ねの差ですね。
しかし、この差は、恐ろしく大きな差になるのです。


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英語の長文問題

英語の長文問題の練習を始めている中3生も多いと思います。
そこで、意外とやってしまっている失敗についてお話ししてみようと思います。

よくあるパターン。
とりあえず、長文問題を解き始めます。
長文を読み始めると、知らない単語が出てきました。
辞書で調べます。

ブブー! はい、失敗!

まずは、知らない単語はすっとばして、
読み進めてください。
意味を前後関係から推測して、とりあえず進んでください。
知らない単語は線を引いておくだけです。

それで、そのまま、意味がわからない文章があっても、
とりあえず、問題を解きます。

なぜなら、テストのときは、そうやって解くしかないからです。
いつもいつも、わからない単語が出たら、辞書を引いて、
調べてから次へ進んでいると、
知らない単語が出てきただけで、もう解けないと錯覚を起こします。
テストの時、それでは困ります。

知らない単語があったって、それが、直接問題に関係ないところだったら、
何の問題もないですからね。
それぐらい図太くスピーディーに読んでください。
まずは、それが大事です。

そして、一通り終わってから、
線を引いた単語を調べて覚えてください。

中学の場合は、知らない単語は出ません。
出ていたら、注釈がついています。
だから、注釈がないのに、自分が知らない単語は、
まだ習っていないか、忘れているかどちらかです。

この時期、まだ習っていなくても、
すぐに出てきますから、まとめて全部覚えていきましょう。

知らない単語があっても、読めるように、練習してください。
長文対策の第一歩です。


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チェックテストから思うに・・・

チェックテスト、
やっている子からすれば、ごくごく普通の当たり前のことなのですが、
やっていない子には、これがどうもなかなか理解できない。。。

「漢字、チェックテストをちゃんとして、覚えときよー」なんて言っても、
やれないんです。
いや、本人はやってるつもりです。

例えば、漢字テストをして、間違えたとします。
覚えておくように言ってあった範囲なので、
「チェックテストせんかったん?」と聞きます。

すると、「しました!」って言うんです。
「じゃぁ、見せて」って言うと、
お母さんに作ってもらったテストが漢字ノートに書いてあって、
それに、取り組んだ形跡はあります。
でも、丸付けが出来ていません。
これ、テストですか?

ちょっと待って、これで、チェックテストしたと思ってるん?ですよね。
でも、当の本人は、真顔で「しました」って言うんです。

うっそ~んwwwですよ。
目的が全く分かっていないんですよね。。。

でも、これやるといいよ~なんて言っても、
こういうことって本当によくあるんです。

なぜ、こんなことが起きるのか。。。と、考えてみるのですが、
やる気が…とかいう問題ではなくて、
な~んにも考えてないんでしょうね。

これをやったら、こうなるとかいう想像をしてない。
これを成し遂げるためには、こうやると効率が良いじゃないか?とか、
そんなこと、ちっとも考えてないんでしょうね。

なんなんだろう。。。
机に向かってるのに、成績が上がらない。。。という子は、
こういうことが多いのかもしれませんよ。
振り返ってみましょう。



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今どきのお父さん

近ごろ、熱心なお父さんが増えてきたのを感じます。
一昔前なら、子供の勉強は、お母さん主導の家庭がほとんどでした。
たいていの問い合わせはお母さんで、
面談に夫婦で来てくださると、「お父さん、熱心~!」なんて思っていましたが、
今は、お父さん主導の家庭も増えています。

しかも、子供の家庭学習のフォローやサポートも
お父さんがメインでやっているんです。
きっと、ひと世代上のお父さんなら、ちょっとびっくりする感じ。
だんだんと家庭の在り方も変わってきているのかもしれませんね。

例えば、お母さんもフルタイムでお仕事をしていると、
家に帰ると家事がたっぷり・・・、なんて状態のお母さんに、
勉強みてあげてくださいって言いづらい部分もあったのですが、
家事にも子育てにもお父さんが介入してくれることで、
どっちかが勉強みてあげてください・・・と言いやすい部分もあります。

そして、家庭で、日々の勉強をみてくれるようになると、
それは、週1回の授業でも、明確にわかるものなんです。

私のところでは、最近、そういう子も増えてきました。

家庭でのフォローの仕方も説明して、
私が授業でできることも説明して、
それぞれができることをすり合わせて、
できるだけ無駄がなく、しかも効率よく進めるようにするのです。

そうすると、家庭でもどんどん勉強をするようになって、
例えば、新出単元を授業で一緒にしたときの、
食いつき具合が変わります。

頭が回転し始めたな~って感じるんです。
のみ込みが速くなって、閃きも増える。
そうなると、生徒は生徒で、勉強の苦痛が減ります。
なんとなく面白く感じ始めるんですよね。

小学生が、放っておいても勉強するなんてことは、
普通は起きませんから、
こういう好循環に持ち込むためには、
やはり、家庭の協力は不可欠だと思っています。





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習ってない

小学生がよく言いますよね。。。「それ、まだ習ってないけんできん!」
中学生でも言う子もいます。

私は陶芸をやっているという話を書いたことがありますが、
昔、京都造形芸大が通信教育の陶芸コースを作ったときに、
受講したことがあるんです。

大学といっても通信なので、それこそ18歳から90歳まで(?)いるわけです。
たまにスクーリングなんかで顔を合わせると、
多種多様で面白いのですが、
ある日のスクーリングで、以前に提出していた課題の合評会があったんですね。

一応、教科書は与えられていて、それに従って、各自で勉強やら制作やらをして、
定期的に提出する課題があるんです。

で、その合評会の後で、一人のおばちゃんがブツブツ言ってるんですよ。
「教科書の説明は親切でないし、
 そんなん教えてもらってないのにできん!」

ん?どっかで聞いたことがあるような。。。www
大人でも言うのねん!ww

うちの生徒たちには、大人になってまで、
それ、言ってほしくないなぁ。。。って思ったのでした。
自分で、試行錯誤することに、学びを感じてほしいなぁって思います。



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教科書準拠だけではダメ!

塾に行かず、家庭教師もつけずに、
学校の授業だけで中学を乗り切った先輩として、
中学校の英語は、準拠だけでは。。。という話を時々します。

もちろん、学校の教科書が全部理解出来て、
学校の教科書に出てくる単語や連語をきちんと使いこなせれば、
当然、学校のテストは満点がとれますし、
入試だって、普通に満点かそれに近い点数がとれて、
英数クラスにだって入れます。

でも、そのあとが、けっこう大変です。
この、けっこう大変な事態を、なんとか乗り切れる子は、
そのまま、高校に入っても上位でやっていけますが、
これを乗り切れなかったら、脱落組。。。
中学校の時はよかったのになぁ。。。となってしまいます。

で、何が、大変だったのか。。。と振り返ってみると、
やっぱり、文法がきちんと整理されていなかったことだと思うんですね。

教科書や、教科書準拠の問題集だけだと、
文法の整理も、結局教科書に出てる順番に、教科書に出てることだけなんです。
でも、それでは不十分。

前にも、どこかで書きましたが、
助動詞なら助動詞で、きちんとまとまって頭に入っていないと、
高校に入って、色々なことを習うと収拾がつかなくなるんですね。

それに、教科書準拠ではない問題集なら、
たいていは、教科書に出ていないような、
ちょっと一歩踏み込んだことも、載っていたりします。

実は、それが貴重なんです。
その一歩踏み込んだ内容を、もう既に覚えている子と、
そこから新しく覚える子とでは、
スタートで既に差がありますもの。

ですから、うちの生徒たちも、
教科書準拠ではないテキストを、必ず持つようにしています。
もちろん、定期テスト用に、準拠テキストも持っていますけれど。。。

文法から整理することって、
ネイティブではない私たちには、とても大事なことだと思います。



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中1は淘汰の季節

中1の、なんとなくクリアできていた成績が、
徐々に、序列化されてくるのがこの季節です。

中1の初めは簡単です。
英語も、三人称単数が主語の一般動詞の文章が出たあたりで、
ちょっとずつ、落ちていく子が出始めます。
数学も、方程式の文章題あたりから、怪しい子が増えてきて、
比例・反比例でさらに。。。

1学期は、100点がごろごろいて、
団子状態だった成績が、だんだんと縦に並び始めます。

その縦の上の方に残るためには、
やっぱり、きちんと整理をして頭に入れていくことが欠かせませんね。
一つ一つの積み重ねです。

まぁいいかっ!を、一つずつ積み重ねると、
気がつけば、落ちてしまっています。
逆に、一つ一つ丁寧に積み重ねていると、
気がつけば、上位に残っています。

どっちを目指しますか?ww


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中2はあと半年

いよいよ中3生は、第1回目の基礎学に向けて動き始めていますが、
中2の皆さんは、今が、楽して成績が上がる最後のチャンスです!
ここからの半年が、ラストチャンス。

中2も終わりに近づいてくると、だんだんと上位の子から順に、
高校入試を意識し始めます。

皆も勉強し始めるということは、
同じだけしていたのでは、成績が下がるということで、
上げようと思えば、本気で勉強をし始めたライバルたちよりも
多く勉強しないと上がらないことになりますよね。

だから、最後のチャンスは、今!
普通に勉強を頑張れば、普通に上がっていくのは、今のうちです。

楽しい学校行事も多くて、ついつい浮かれてしまう中2ですが、
そこのところは、気持ちを切り替えて、
頑張っていきましょう!



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質問の仕方

ある日、授業中に、思いついたように、
「あっ!そうじゃ、わからんとこが1個あったんよ。。。」と言われました。
算数の問題です。

こちらからは、「出してみ~」と言っただけなのですが、
そこから、こう始まったのです。

「これな、ぼくはここに線を引いたんよ。
ちゃう気がしたんやけどな、
けど、ここに線を引いたら、ここが90度かな~?と思って
それで出したら、答えは合ったんよ。
でも、これ、たまたまよなぁ?
解き方ちゃうよなぁ?」

ご想像通り、解き方は違っていましたが、
「おぬし、なかなかやりおるな~」と思いましたよ。www
まだ、付き合いが浅い子だったので、
先がますます楽しみになってきました。

こういう質問の仕方が出来る子は、伸びるんです。
ほとんどの子が、答えが合っていたら、それでスルーしますよ。
でも、やり方が違う気がする。。。と気になってるわけですから、
次も出来なければ意味がないことを自覚できているわけです。

そして、僕はこう解いたと、筋道を立てて簡潔に説明もしています。
国語もいけるわね。。。というわけです。

こういう経緯をたどって、理解した問題というのは、
忘れないものです。
考える時間をたっぷり使ったはずですから。

解説をすると、
「な~んだ、簡単じゃん!」って感じで、納得していましたが、
家に帰って、お母さんに意気揚々と解説したかもしれません。
たぶん、お母さんと一緒に悩んだ問題でしょうから。。。

やっぱり、家庭の力は大きいんです。



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人のせい、自分のせい

いよいよ、夏休みのぐうたらぶりが数字となって表れる季節です。
夏休みの頑張りも数字となって表れる季節です。
ぼちぼち、夏休み明けのテスト結果が戻ってきていますね。

さて、あなたはどちらでしょうか?

うちの生徒たちも、様々です。
つかみ損ねていた新しい学年のペースを、
夏休みで立て直した子もいれば、
せっかくのいいペースを夏休みで潰してしまった子もいます。

まぁ、それぞれです。

とか言うと、冷たそうですが、
こちらが、出来る限りのことをしているのに、
気持ちをのせられなかった子は、しかたがないんです。

自分が子供だった頃のことを考えると、
うちの生徒たちは、本当に、優しく(?はないかもしれませんが…)手とり足とり、
これでもかというくらいに手を差しのべられているはず。

それでもやらない子を、ちゃんとやらせるのが先生でしょ!
なんて、意見の人も時々いるみたいですが、
そこまで求められても、はっきり言って無理です。www
毎日、一緒に暮らしてるわけじゃないですから。

先日も、とある集まりで話していたときに、
そんな話題になりました。

シャンとしている子は、小学校からシャンとしている。。。とか、
だら~っとなってしまってる中学生は、矯正できるか?。。。とか、
才能だけではないよね。。。とか。。。

まぁ、それぞれの立場で、それぞれの意見はありますが、
基本的に、他力本願では駄目だと思うんです。

子供がいじめられるのは、学校のせいとか、
学校の先生がちゃんとしてくれないから、うちの子がだめになったとか、
何か問題が発生すると、すぐに学校のせいにするんですよね。
マスコミの影響でしょうか。

でも、そうではないと思うんです。
学校がだめだと思うなら、そのフォローを自分がしなくちゃ。。。

常々、生徒たちにもそういうスタンスで話します。
学校の先生の教え方がどうのとか、
授業妨害が入って、授業が成立しないとか、
色々な問題を抱えている子はたくさんいます。

でも、その文句を言うだけならともかく、
そのせいで、自分は出来ないんだ!というのはダメです。
それでも、自分は出来る!にならないと。

あなたは、授業妨害が起きてた学校だから、
テストの採点を甘くしてあげますなんて受験はないですからね。

だって、そのせいで、私は出来ないんだもん!
なんて、言ってみたところで、なにもいいことはないのです。

どんな環境にいても、何かしらトラブルはあるものです。
トラブルがあったら、それを回避する方法を身につければいいんです。
どうしても、自分の力では回避できなければ、大人に相談すればいいんです。
解決するすべを知らなければいけません。

文句を言って、何かが出来ないことをそのせいにしても、
なにもいいことは起きませんよね。
自分の手で変えられないなら、回避する方法を見つけなければ。

人がしてくれないから出来ない。。。のではありません。
自分がしないから出来ないのです。

どんな環境にいても、必ず不具合は多かれ少なかれあるものです。
それに柔軟に対応して乗り越えていくことも、
人生を楽しめる大人になるためには、大事な通過点だと思います。




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ゆっくり考える

時間の流れるスピードが速すぎて、
どうも。。。、と感じることってありませんか?

中学受験を目指す子供たちの間でも、
ちょっとスピードが速すぎるなぁ。。。と感じることはよくあります。

まぁ、城ノ内のような中高一貫校の適性検査の場合は、
そこまで速くはないので、さほど気になりませんが、
文理・附属なんかを受ける場合、
たいてい、有名塾のカリキュラムは、
5年生のうちに、一通りの範囲を学習します。

特に算数。
5年生のうちに、一通りのジャンルを勉強したら、
6年生の1学期は、ざっくり復習をかけて、
夏休み明けからは、実戦演習。

そうすると、このスピードについていける子と、
ついていけない子が出るわけです。

これでも、都会の受験組の方が聞いたら、
笑っちゃうようなスピードだとは思うのですが、
徳島の子には、これは相当きついんです。ww

ついていけなくなった子は、とにかく、
必死についていこうとしても、理解することに時間を割く暇がなく、
式を立てる方法を暗記してしまおう!なんて暴挙に出ます。ww
当然、小テストは出来ても、実力テストは出来ませんよね。

かわいそうです。
やる気もあって、頑張ってるのに、アップアップして苦しそう。。。

もう少し、テンポを落として、
考え方を理解しようとする暇を与えてあげれば、
もっと楽に伸びるのに。。。

塾についていけてないかも。。。?!って思われた時は、
確認してみてくださいね。
算数の問題。
「これ、どうして、この式が出来るん?」って、聞いてみてください。

ちゃんと考えて出来ていれば、説明出来ます。
式の立て方だけ覚えていたら、
「このときは、割るんよ」とか、「塾で、先生が言よったけん」とか、
怪しげな説明で、
挙句の果てには、割る数と割られる数が逆になっていたりすると、
危険信号です。



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解説ページの使い方

多くの市販の問題集は、単元のはじめに、
解説のページがあります。
その単元で学習することをまとめてあるページ。

初めて学習する場合は、もちろん、そのページから読み始めて、
問題を解きながらも、またその解説ページをめくって確認しますよね。

しかし、それはあくまでも初めて学習するときの勉強の仕方です。


復習するときはどうでしょうか?

いきなり問題を解きます。
解説ページを見てはいけません。
なぜなら、覚えているかどうか、理解できているかどうかを
チェックするために問題を解くのだから、
見てから解いたらカンニングですよね。

しかし、見てから解いている子が、本当に多いんです。
で、見たから解けただけなのに、出来ると思っているんです。

テスト前に、テストに出るところ、全部見ます?
入試にどこが出るかわかります?

見て解けたって意味ないじゃないですか!!

これも、やっている人からすれば、
そんなの当たり前でしょ?っていうことなのですが、
当たり前に、解説を見て記憶を取り戻してからやっている子がたくさんいます。

やっている意味、わかっているでしょうか?

だって、忘れてるし。。。

忘れているからやるんでしょう?

いきなり解いたら、ピンばっかりやし。。。

見てからやったら、テストがピンばっかりになるわよ?
今、ピンばっかりでも、テストで丸がつけばいいんじゃないの?
今、出来ないことを探すために問題解いてるんじゃないの?

目的をきちんと考えて、やっていれば、こんなことは起きないのですが、
これが普通に起きまくっているから驚きです。

テキストをやることが目的なのではなくて、
出来るようになることが目的なんですよね!

これ、普通科に普通に行けるレベルの子たちがやっているんです。
小学校で教えること、間違ってますよ、きっとww



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手取り足取り

英語が苦手な子の場合、
毎回3つずつとか決めて、少しずつ基本文を丸暗記したりします。

得意な子の場合は、そんなことはこちらから提示しなくても、
勝手にやっていますが、
苦手で、できない子の場合は、必要なことです。

とりあえず、1回目は、授業中に、いきなりテストです。
もちろん、既習範囲の基本文なので、いきなりテストでもOKなわけです。

で、間違いを訂正して、
わかっていない場合は、構文や連語を解説して、
次までに覚えといて!と、
親切にもチェックテスト用にプリントを1枚渡して帰ります。

そして、次回、テストをします。
できません。。。

どうやって覚えたか聞いてみると、
書いて覚えました。。。とか言います。

紙に、何回も書いたんですって。

で、チェックテストはしたのかと聞きます。
やりました。。。とか言います。

チェックテストをやれ、やれと、うるさく言っているので、
ようやく、やるようになったようです。

そして、全部丸がついてる用紙を見せたりします。
では、なぜ、テストが出来ないの?

チェックテストはいつやったの?と聞いてみます。
書いて書いて覚えた後にやりました。。。とか言います。

なんで?????

直後って、普通、覚えてません?
それをチェックして、何か意味がありますか???
普通、チェックテストは忘れたころにやるんですよ。。。
ホントに覚えてるかな?って、自分で調べるために。。。


やってる人には、ウソみたいなやり取りに見えますが、
こういう子、実に多いです。
残念ながら。。。

チェックテストして、覚えるんだよ!
たったこれだけのことですが、
そのやり方を、まさに手とり足とり教える必要がある子もいます。

伝わるまで、あの手この手で、
発信し続けるしかありませんね。。。
そういうものです。。。


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ジェネレーションギャップ

もう30年近く前ww、新人類と呼ばれていた私たちの世代は、
いわゆる詰め込み教育を受けて、
競争しながら育った世代。。。

おしゃれをするには、我慢から…でしたよね?
寒くても、“ババシャツ”は着ないとか、“バッチ”は履かないとかww
学校にひざ掛け持って行くなんて、カッコ悪すぎ~って思ってましたし、
腹巻なんて、以ての外って感じでした。

ところが、次の世代は、打って変わって、我慢はしない。
ババシャツも、タイツも、バッチも、ステテコも、
ひざ掛けや腹巻まで、おしゃれにしてしまう世代。

時代の変化は面白いものです。

我慢しながら、おしゃれするより、
身体に優しくていいんじゃない?なんて、
年をとってくると、思ってしまいますが、
自分にやさしい子も、増えましたよね。。。

例えば、試験に失敗しても、
まぁ、頑張ったからいいや。。。とか、
頑張った過程にこそ意味がある。。。とか、
自分で言ってるんです。

それは自分で言うことじゃない。。。
頑張ったことを見てくれていた周囲の人が言ってくれることでしょう?
しばらくたって、その挫折から乗り越えられたときに、
初めて、自分で思えることでしょう?

失敗した直後に、こんな言葉が出る程度にしか、
真剣勝負が出来ていないということだと思ってしまいますが、
これも、世代の差?

はたして、それだけで片づけていいものか。。。



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勉強のモチベーション

じゃぁ、その勉強をやるためのモチベーションのもとって、
やっぱり、将来の夢でしょうか?

もちろん、将来、こんなことがしたいから、
そのために勉強する。。。というのもあるでしょう。

しかし、もっともっと、
人間の根源的な欲求を満たすためにやってる部分もある気がします。

知らないことを知る喜びや、
出来なかったことが出来るようになる達成感、
わからなかったことが解明できる爽快感。。。

勉強は、こういう、人間が本来求めているであろう欲求を、
満たしてくれるものでもあるんじゃないか。。。と思うことがあります。

新しいことを学ぶことに対して好奇心はないのだろうか?
謎が解明できた時の興奮を味わいたくはないのだろうか?

ただただ、勉強をやらされている子を見ると、
そんな思いを抱いてしまいます。
この気持ち、どこへ置いてきてしまったのかしら?



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伸びる子と伸びない子

一緒に勉強を始めても、
パーっと一気に伸び始めること、
なかなか伸び始めない子がいます。

もっと言えば、伸びないまま終わる子もいます。。。

この差は一体何か。。。と、いつも考えるのですが、
結局のところ、意識の差ということにたどりつきます。

勉強をやらされているのか、勉強をやっているのか。
この違いは、本当に大きい。

同じことを話しても、
この部分が違うことで、響き方が全く違います。
受け止め方が全然違います。

(つづく。。。)


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量も必須

昨日のテーマと相反するようですが、
勉強には、量も必須です。

あるレベルに達するために、必要な量というのはあります。
しかし、それは、質を伴った量のことです。
質はともかく、量だけあればいいという話ではありません。

やってるのに成績が上がらない。。。と言う子のほとんどは、
質が悪すぎるか、量が足りないかのどちらかです。
というか、両方である場合も多い。

そして、問題は、その状態で、「やっている」と思っていること。
厳しいようですが、それ、やってないですから。。。
だから、できるようにならないんです。
まずは、それに気付くことからです。



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量より質

勉強は、量より質だと思います。
時には、どっとたくさんの量を解き込むことも大事ですが、
常に量が多すぎると、内容が薄くなってしまって、
せっかくの効果が半減してしまいます。

例えば、中学受験用の塾に通っているものの、
日々の学習に追われるばかりで、
復習が出来ない状態だと、定着していきません。
習ったのに、ちっとも覚えていないとか、
全く理解できていないとか。。。もったいない限りですね。

そうは言っても、塾は日々進んでいくわけだし、
塾のカリキュラムに合わせて進んでいかないと、
受験に間に合わないんじゃないか。。。と不安になるものだと思います。

そこは、潔い決断が必要になります。
例えば、5年生なら、絶対に外せないテーマだけをいくつか選んで、
潔く、他は捨てる。

選んだ単元はしっかり定着させて、
捨てた単元は6年で拾えるようにしておくのです。

欲張って、全部をやって、どれも出来ないよりは、
この単元は出来るという単元が一つでも多くあるほうが、
ずっと戦力になりますし、何より自信になります。

自信を持つことも大事です。
この単元なら、塾の中でも一番出来る!と
思えるような単元を持てると、
じゃぁ、次はこの単元をやっつけてやろう!と思えます。

受験は、初めての経験なので、親も子も不安なものです。
しかし、不安だからといって、あれもこれもに手を出すと、
結局何も出来なくなります。

これをやる!と絞ること。
勇気が必要ですが、効果はあります。




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言葉チェック

核家族が多いし、ゲームしてることも多いし、
色々なことが重なって、大人との会話が少ない子供が多い気がします。

言葉が少しおかしかったり、
説明が足りなかったりしても、
なんとなく通じてしまうから、
誰にも修正されずに、大きくなった。。。?

そんな印象を持つ子に、時々出会います。

自分が書いている言葉が、
書き言葉なのか、話し言葉なのかがわからないとか、
文章が少し長くなると理解出来ないとか。。。
もっと言えば、それが正しい日本語かどうかがわからない。

集中力の問題もあるとは思うのですが、
それだけでもないのです。

やっぱり、小さいころから、
おかしな言葉を修正したり、
きちんと説明が出来るまで待ってあげたり、
少々面倒ですが、
そのようなことには細心の気配りをした方がいいな。。。と思います。



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プロフィール

Author:自律学習ゼミ
徳島県で、家庭教師や塾講師をして、20年が過ぎました。そこで、この経験を生かして、小・中学生の君たちや、お父さん、お母さんに、何か少しでも役立つようなお話ができる気がして、このブログを始めることにしました。中学受験のこと、高校受験のこと、学校のこと、塾や家庭教師のこと、家庭学習や勉強の方法など、色々なことをお話ししたいと思っています。
2013.7.19.
・・・・・・
それから早10年が過ぎようとしています。ブログは、情報も古くなっていくので、5年分ぐらいが残るように、日々、刷新しています。2022年度より、自律学習ゼミとして、教室も移転し運営しております。「いったいどんな塾なの?」と興味を持たれた方は、下記のリンクからご覧ください。
2023.5.17.


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