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教えるということ

「友達に勉強を教えてもらう」と言って、
友達が家に来たり、友達の家に行ったり、
よくある光景だと思いますが、
私は、これには賛成できません。

友達と一緒に勉強して、
出来るようになったなんて話は聞いたことがない。ww

自分より成績のいい子に教えてもらうと、
すごくよくわかる気がします。
しかし、その時はわかっても、次、出来るかどうかは別問題。

だいたい、友達同士でやると、教え過ぎるので、
教えてもらった方は、
わかっても、出来るようにはなっていません。

しかし、教えた友達のほうは、人に教えることで、
頭が整理できて、理解が深まります。
まぁ、それも、きちんと筋道立てて教えることができていればですが。

つまり、教えてもらう方には、ほとんどメリットはないのです。

どうせやるなら、友達に教えて、自分の頭を整理しましょうか?ww
しかし、友達を使って自分の頭の整理をするというのもね。。。
ひどい話です。

だったら、自分で自分に説明してみましょう。
それは効果アリです。
自分より、ちょっとバカな“ちっこい自分”を設定して、
その子に、教えます。

スムーズに説明出来たら、よくわかっています。
でも、言葉に詰まったら、あやふやなところが残っているのです。

小学生なら、お父さんやお母さんに解説してみるのもいいと思います。
お父さんやお母さんなら、「ここは、なんでこうやるん?」とか、
質問もしてくれるでしょう。

その質問に、すらすらと答えられればバッチリです。
でも、詰まったら、一緒に考えてみましょう。
そうすることで、とても理解が深まりますよ。





今年も、残すところあとわずかになりました。
このブログも年末年始のお休みに入らせていただきます。
今年も、たくさんご覧いただいて、ありがとうございました。
何かの参考になっていればいいなと思っています。

年明けは4日から再開する予定です。
どうぞ良いお年をお迎えください<(_ _)>




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考え方の差

出来る子と出来ない子の差は何か。。。と考えると、
考え方の差かな?と思うことがよくあります。

例えば、選択肢のある問題を解いていて、
アを選んでピンされたら、
何の疑いもなくイと直して平然としている子もいれば、
「なんで、アは違うん?」と、立ち止まる子もいます。

この差はとっても大きいですよね。

これって、私が出会う頃には、
もう既にこの2タイプに分かれてしまっているんです。
いつ頃、何をきっかけに分かれているのか?
はたまた生まれつきなのか?私にはわかりませんが、
この差はとても大きいということだけは言えます。

前者のタイプは、勉強をやってるのに成績が上がらないという子に多く、
後者のタイプは、ある程度の成績を維持できる子に多い。

そして、成績が悪かったのに、
一気に上がってきたなんて子も、後者のタイプが多いんですね。

同じ問題の解き方を習っても、
前者のタイプの子は、
「ここは割る。次は掛ける。」なんて、覚え方を平気でしてしまいます。
後者のタイプの子は、
「こうだから割る。これを出すために掛ける。」と、
全てに論理的です。

応用問題になったとき、見たことがない問題に出会った時、
問題に立ち向かえるのは、当然、後者のタイプ。
前者のタイプは、「こんな問題やったことない」と言います。
知識を使おうとするのではなく、パターンを覚えようとするのです。

小学校低学年の時点で、既に分かれているように感じます。
前者のタイプの子に出会った場合は、いちいち、うるさいぐらいに、
「これは、なんでちがうん?」「これは、なんでこうするん?」と
聞きまくってみますが、それくらいでは、実はなかなか改善されないのですね。

でも、聞かないよりはマシです。
やる気になれれば、
常に意識を向けてあげることで、少しは、自分でも意識し始めますし、
その感覚を覚え始めます。
根競べのように、続けることが肝心です。

そして、もし、ご家庭で気付いたら、出来るだけ小さいうちから、
聞いてあげてください。
少しずつ変わるはずです。



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脳を鍛える

受験生たちと勉強をしていると、
脳って鍛えられるんだな~と実感することがよくあります。

これまで以上に、集中して、勉強量を増やし始めると、
勘がさえ始めます。

勘というと語弊があるかもしれませんが、
例えば、ひらめきがよくなったり、暗記のスピードが上がったり、
これまでにはなかった感触を味わうことが出始めるんですね。

頭の回転が速くなったというか。。。
今までは気付けなかったようなことに、パッと気付くというか。。。
そういう経験をしたことがある人も多いと思います。

脳はいくつになっても鍛えられるなんて言いますが、
受験生たちはまさに成長期真っ只中。
それはもう、鍛えれば鍛えるほど、なんでもできるようになりそうですよね。

ところが、あるとき、この逆の現象を経験したことがあります。
これまで、ある程度勉強していた子が、急にパタリとしなくなったんです。

どうなったと思いますか?

もちろん、今までやっている分、しばらくは特に変化はありませんでした。
ところがです。
数ヶ月経つうちに、だんだん理解力が下がり、暗記速度も遅くなり、
頭、錆びついたん?と思うほどに、回転しなくなりました。
それまで、普通に出来ていたことが、出来なくなったのです。

当たり前と言えば当たり前ですが、
成長期でも、使わないと、本当に退化していってしまうのですね。
驚いてしまったことがあります。

いくつになっても、脳は鍛えておきたいですね。



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自立へ向けて

いつ頃から、自分一人で勉強ができるようになるものか・・・
というのはよく持ち上がるテーマです。

うちで一番多いパターンは、
小学校はまぁまぁべったりで、
中学は、ちょっと手を引いて、遠隔操作、
高校になるころには、自分で考えて行動ができるようになるという感じでしょうか。

あくまでも一番多いパターンです。

小学校から、放っておいてもやる子もいますし、
高校生になっても、お母さんにチェックテストしてもらわなければできない子もいます。

実は今年も、もう大丈夫だろうと思っていたら、
どんどん手抜きがエスカレートしていって、
私の宿題をしないどころか、学校のこともしていなかったらしく、
テスト勉強もまともにせずに実力テストを受けてた中1生がいました。

お母さんに、「先生にお任せしてるから、私は何もしてません」と言われたので、
ん?学校の宿題とか日常生活まで任されてたの?って感じでしたがww
要するに、そこまで手取り足取りしてあげなければ、できない子もいるのです。

結局、お母さんにべったり見てもらわなきゃ、
まだできないんじゃないの?って話におさまりましたが、
果たして、それが正解なのか?という思いは残りますね。
いつから自立するのだろう?

中学生にもなったら、ある程度は、
せめて学校のことぐらいは、誰にもチェックされなくてもできるようにしたいものです。

やはり、小学校の時点から、将来的には、自分でできるようにするための
伏線は敷いておかなければいけないだろうと、個人的には思っています。

それには、やはり、勉強を「やらされてる」のではだめだと思います。
中学生にもなれば、
自分がやらなきゃいけないと思うからとか、
やっておかなきゃと思うからとか、
なりたいものがあるから好きでやってるだけだとか、
自らが、自らの意思でやっているという感覚は必要です。

したくないなら、やらなくてもいいんじゃない?
お好きにどうぞ~
でも、学生が終わったら養ってはあげないから、自分でどうにかしてね、
みたいな雰囲気を醸し出してる家庭は、
比較的自立が早いようにも感じています。

なかなか難しいですね。





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塾を有効に使う(その11)

さて、今日は最終回。
中学生の塾を探すときのヒントになることを
お話しできればと思っています。

まず、チェックしてほしいことは、英語の授業についてです。
英語の授業で使うテキストは、
教科書準拠か、そうではない標準のテキストか。

これは、一つの大きな目安になります。

集合塾の場合、
教科書準拠のテキストで授業をしている多くの塾は、学校の予習型です。
教科書内容を、学校進度に合わせて先取りしていきます。
つまり、塾でやることは、教科書内容がメイン。

教科書準拠ではない標準テキストで授業をしている多くの塾も、予習型ですが、
こちらは、教科書とは関係なく、文法で整理していきます。
教科書では、飛び飛びに出てくる助動詞も、まとめて助動詞の単元で習います。
教科書では、前置詞なんかは、まとめては取り上げてくれませんが、
前置詞という単元で、整理して学習していきます。

どちらが良いかというと、これはレベルによります。
基礎学7割以上いける子は、標準テキストの塾が良いと思います。
学年で、上位3割くらいに入っている子です。

教科書準拠テキストは、もちろん自分でやっていかないといけませんが、
このレベルの子たちは、学校の授業にある程度ついていけていますから、
準拠内容は自学自習でやっていけます。

それより下になると、教科書準拠の塾ほうを選ぶべきです。
単語も教科書に出てくるもので対応してくれますし、
とにかく教科書が出来るようにすることが目的ですから、
そちらの方が、合っています。
まずは、教科書を出来るようにすることです。

個別の場合も、これはある程度参考になります。
塾で使うテキストが準拠か否か、
自分に合ったレベルの塾かどうかを測るポイントのひとつです。

そして、英語のテキストが教科書準拠のみの場合、
当然数学も教科書レベルです。

逆に、英語のテキストが標準テキストの場合は、
数学も少々発展内容を扱ってくれる場合が多いのです。

個別の場合は、それぞれによって、使うテキストのレベルを分けている塾も多くあります。
その辺り、詳しく聞いてみて、相談すると、きっといいアドバイスをしてくれると思います。

新年度、塾を探すヒントになればいいなと思っています。



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塾を有効に使う(その10)

さて、今日は、基礎学5割以下のレベル。
地元公立なら、真ん中以下のレベル。

なんとなく、学校で真ん中ぐらいにいたら、
旧総選校ぐらい行けそうな気がしている人は意外と多いのですが、
実は、そうではありません。

地元公立で真ん中では、旧総選校のボーダーに届いていないのです。
点数だけで見た場合、徳商、科技校あたりが候補になってきます。

基礎学で、だいたい半分正解している感じ。
5教科合計250点程度。。。
頑張って、科技校目指そう!というレベルでしょうか。
もちろん、このままじゃぁちょっと怖い。。。学科にもよると思いますが。
さらに下げて、城西。。。

しかし、このあたりは点数だけでは考えられない部分もあります。
例えば、勉強は苦手だけど、将来やりたい分野があって、
そういう技術を身につけたり、そういう方面の勉強をしたりということに
早くから取り組みたい場合は、実業高校を選ぶでしょう。

それは、本当にそれぞれの考え方と
適性と相談して。。。ということになりますよね。
そして、場合によっては、実業高校枠で大学進学する子もいます。

得意な分野や好きな分野を生かすという考え方は、
とてもよいと思っています。
みんなが行くから…、とりあえず…みたいに普通科に行くより、
ずっと良いのではないでしょうか。

しかし、どうしても普通科が良いなら、このレベルの子たちは学区外です。
小松島、名西、板野。。。たいていは自宅からの距離で考えますね。


おそらく、このレベルの子たちは、
小学校でもほとんど勉強はしていません。
それでも、学校のテストなんかにはそれほど驚いていなかったと思います。
小学校のテストは、その程度の目安にしかならないということです。

中学校になって、急にテストの点が下がって、
びっくりしたという親御さんも多いですが、
まさにそのような感じの子たちだと思います。

学校のテストは、目を疑うような悪さではなくても、
漢字テストをすると、おそらく小2レベルから書けない字がごろごろ出てきます。
計算も、ミスが多くて、小数の計算なんかは、やり方から怪しい子が多い。
学校の宿題くらいは、やると思いますが、それだけで、他は何もしない子たち。

逆に、ここまで勉強していない場合、
伸びたときは、驚くほど伸びます。
何せ、これまで何もやっていないわけですから、
伸びしろ無限大って感じですものね。

ただ、そう簡単にやる気にならないのが現実で、
やはり、やる気になっても、ある程度強制される環境に置かないと、
誘惑に負けてしまいます。

そうなると、時間が長い集合塾が良いですよね。
学校の延長のように、授業中に遊んでしまえないような集合塾。

あるいは、経済的に余裕があるなら、
取りこぼしていることをガッツリやり直してくれる個別塾もありでしょう。

いつまでにどのレベルまで仕上げるために、
これだけのことをするという計画を立てて、
それに向けて強引に進めてくれるような個別塾。
ただ単に、個別に入れてしまうと、ずるずると自分のペースで勉強して、
入試には絶対に間に合いませんから。。。


やはり、それぞれの性格や特性に合わせて、
目指すレベルの設定を明確にして、塾を利用するのが一番です。
そう言ってしまうと、当たり前のような話なのですが、
実は、これが一番難しかったりします。

こんな風に見てくると、塾探しって、本当に大変だなぁと思います。
明日は、このシリーズの最終回。
塾のテキストに、自分に合う塾を探すヒントが隠れているというお話です。


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塾を有効に使う(その9)

今日は基礎学6割レベル。
旧総選校、ヤバいゾーンです。
多くの地元公立では、ここで上位4割程度でしょうか。

普通科狙いなら、相当心して勉強してもらわないといけないレベルです。
学校の授業は、半分くらいしか理解できていません。

勉強はやっていないわけではありませんが、
問題を解いても、暗記をしても中途半端なのがこのレベルなのです。

解いたら解きっぱなし、暗記も常に7割がたでOKとしてしまいます。
しかし、当人は、ちゃんとやったと思っている。。。ww
だから出来ない。。。
というのがこのレベルです。

やったと思ってはいますが、
もっと上げたいのなら、当然、量は足りていません。

このレベルの子は、やったと思っている分、
なかなか本気になれない子が多い。
しかし、普通科を狙うのなら、早く本気になってもらわないと間に合わない。

このレベルで中3から一緒に勉強を始めると、
もう本当に時間との勝負になります。

中3になる春に、まずは親御さんがヤバいと思い始め、連絡をくれます。
塾に入っているんですが、カクカクシカジカで。。。

最初は、目新しいので、中3生も頑張ります。
ところがそこへ総体がやってきます。

「もう最後だし。。。部活が終わったら、夏休みは死ぬ気で頑張ります!」

ところが、夏休み、そう簡単には頑張れません。
これまで、そんなに勉強していないので、
継続的に量をこなすパワーが足りないのです。

そして、夏休みが終わると、第1回の基礎学です。
そろそろヤバいかも?!と思います。
間髪いれずに、2回目です。
さすがにヤバいです。

「夏休み、ちゃんとやっておけばよかった。。。」

もう遅いです。。。
そこから、ぎりぎりで突っ込んで滑り込む子もいますが。。。


どこで火がつくかなんです。
夏休み頑張れた子は、
比較的余裕を持って入試を迎えることが出来ます。
夏休み頑張れなかった子は、
そこから先が地獄です。。。自業自得ですが。

きちんとできそうにない子は、
夏は、集合塾の夏期講習にべったりと行くのがお勧めです。

もちろん、経済的に余裕がある場合は、
夏休み、ほぼ毎日家庭教師をつける家庭もあります。
しかし、都会の受験なら、
夏期講習に20万30万は当たり前みたいな世界もあるようですが、
田舎ではあり得ませんから。。。

そうすると、比較的リーズナブルで拘束時間が長い集合塾でしょう。
毎日、学校に行くみたいに塾に行くだけでも、
家で、だらだらと過ごすよりは効果があります。

ついでに、勉強に前向きな友達と一緒なら、
自習までして帰ってくるでしょう。

このあたりが難しい選択ですね。
気をつけたいのは、
「集合だったら、質問できないんじゃないか。。。」という考え。

これは本当によく言われます。
「個別でないと、質問が出来ない。。。」

質問がある子はそうかもしれません。
でも、このレベルの子は、残念ながら質問があるレベルまで、
まだ来ていません。

マンツーマンでやっていても、質問が出るのは上位の子なんですよ。
だから、質問が出来ないんじゃぁ。。。という心配は、
このレベルではまだ考えなくてよいと思います。
このレベルの子に必要なのは、まずは量だと思います。

「強制されて量をこなすこと」
まずはそれを目的に集合塾を利用したいですね。
ただし、やっている内容を本当にきちんとこなしているかというチェックは必要です。




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塾を有効に使う(その8)

では今日は、基礎学7割レベル。
学区内なら、旧総選校は特に問題なく受けることが出来るレベルです。

しかし、英数クラスとなると、これはちょっと難しいという感じでしょうか。
ということは、このままのレベルでいくと、国公立大学は難しい。
狙っていきたいのなら、もっとレベルを上げていかなくてはいけません。

適当な私立か専門学校で。。。と考えているならば、
現状維持でOKだと思います。

が、もっとレベルを上げていく場合、どうするか。。。
まずは、現状把握から。

7割しか取れないということは、
基本は出来ていますが、応用問題はあまり出来ません。

おそらく、理科社会なんかも、
記述問題の多くをスルーしているのではないでしょうか。
言わなければいけないことは、なんとなくわかるけれど、
きちんとした文章に出来ない。
つまり、作文も苦手な子が多い。。。

小学校で、8割がた出来た感じだった子たちです。
小学校では特に成績のことには触れられずにきた子たち。
テストは悪くはなかったけれど、100点は時々しかなかったはず。。。


今、中1なら、中2内容を進めていく段階で、
必ず中1内容の復習をみっちりやることです。

今、中2なら、徹底的に復習をかけていきながら、
中3内容を取りこぼさず、発展まで手を出していけば、
もうワンランク上げることは可能でしょう。

問題は、それだけの演習量をこなす根性があるかどうかです。
昨日の8割レベルの子の話でも書きましたが、
この7割レベルの子たちも、当然、危機感はありません。

高校入試に問題はないので、
学校でも特に勉強のことは言われませんからね。
そして、これまでも基本だけは勉強して、
なんとなくやり過ごして来ていますから、
量をこなすパワーがない子が多いのです。

そこの部分を強制で補えるのは、集合塾かもしれませんね。
ただし、ついていくのが少し大変に思えるようなレベルのクラス。
そこで頑張れたら、うまく上がっていけると思います。




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塾を有効に使う(その7)

続いて今日は、基礎学8割レベル。
理数科には届かないけれど、英数クラス狙いのレベルです。

学区外の場合、市内の旧総選校を狙って頑張ってみましょうか?と、
考えてみるレベルですね。

実は、小学校の基礎学力が、きちんと付いている子なら、
それほどガッツリ勉強をしていなくても、取れてしまうのがこのレベルです。
基礎学力と表現しましたが、基本が出来るという意味ではなくて、
土台となる小学校の学力が盤石であるという意味です。

つまり、普通に中学受験に挑戦できたレベルですね。
中学受験は考えずにスルーしてきた子も、地元公立には残っているわけです。
もちろん、中学受験を失敗した子もいますしね。

だから、このレベルの子たちは、地元公立なら、かなり賢い部類に入っていて、
先生たちからも、勉強に関しては特に何も言われないのです。
もちろん、塾でも。。。
そのまま、放っておいても高校受験は何も問題ありませんからね。

しかし、問題は、そこにあります。
高校受験には問題がなくても、大学受験には問題がありませんか?

それに気付いている人は、中学から手を打っています。
理数科狙いの子たちが出入りする塾に通わせて、
学校にはない世界を経験させたり、
全国区の模試を受けて、自分の全国での位置を把握してみたり。。。

そうすることで、ある種の危機感が生まれて、
早くから、真剣に勉強に取り組むことが出来ます。

ところが、大学のことは、高校に入ってから考えるとして。。。
みたいに呑気に構えていると、
結局、高校に入った途端、その差がわっと出て、
こんなはずじゃなかったのに。。。ということに。。。

だから、このレベルの子たちこそ、鍛えてほしいと思います。
地元公立でいけてるだけでは、
別に何もいけてないということを実感しておいてほしい。
そのための模試であり、塾であってほしいものです。

持っていき方一つで、ずいぶんと変わってくるのがこのレベルの子たちです。

英語は特に、このレベルの子たちが、
教科書準拠内容だけで終わるのは、もったいないですよ。
教科書準拠のテキストだけでなく、
標準の文法のテキストを使って授業をしてくれる塾を利用しましょう。

それだけでも、高校に入ってからの英語がずいぶんと違います。



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塾を有効に使う(その6)

今日は、基礎学9割越えレベルを見てみたいと思います。
市高理数科狙いが可能なレベルです。

附属中なら、何十人かいますが、
地元公立中なら、学年に一人いるかいないかというレベルですね。

このレベルの子は、塾が必要です。
学校の指導だけでは足りません。
そして、適切な指導があれば、必ず飛躍できますから。。。

発展内容に踏み込んで、どんどんと挑戦していくべきです。
中学の時点で高校内容に少しは触れておきたいですね。
中3の数学は少し発展させれば、高1の数学に繋がりますから、
そういう内容にまで、手を出させてくれるような塾がお勧めだと思います。

演習量もこなせる子たちなので、
適切に導いてくれれば、無理なく伸びていきます。

もちろん、英語も、中学英語は簡単すぎて、
高校英語は膨大な量になっていますから、
出来るだけ先取りしておくにこしたことはありません。

将来のことを考えると、
余力を英会話なんかに回しておくのもよいでしょう。

このレベルの子は、学校のことだけでは、力が余ってしまいます。
とはいえ、当事者は力が余ってるとは感じないものですが、
客観的にみると、その気になれば余る力が残っているものです。

その辺りを十分に見極めて、伸ばしておきたいですね。




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塾を有効に使う(その5)

今日から、中学生の話に入っていこうと思います。
中学生は、レベル別に見てみようと思いますが、
まずは、中高一貫校とそれ以外に分けないといけません。

城ノ内中と文理中は、高校受験がありませんから、
中学で塾を使う場合は、
城ノ内クラスとか、文理クラスがある塾を、特にお勧めします。

高校受験がない分、授業の進め方が違いますし、
何よりも、学校で使う教科書が違うので、進度が全く異なります。

文理中の場合は、英語も数学も、検定外教科書を使います。
昔ほどハイレベルなテキストは使っていませんが、
それでもやはり、その進度とレベルに合った塾でのフォローが必要です。
もちろん、学校で与えられることを、しっかりとこなしていければ、
塾なしでも大丈夫に思えます。

しかし、上へ上へと目指していく子も多いですから、
そうなると、学校以外でのサポートとして、塾はあったほうがいいでしょう。
鍛え上げていくためのトレーニングを強制してくれる場として、
情報を提供してくれる場として、
時には、親身に相談にのってもらえる心の支えとして、
塾を活用していくのがベストでしょうね。

城ノ内の場合も、検定外教科書を使いますので、
単元の進め方が違います。

習う順序が違うだけですが、
やはり、学校と同じ順序で塾でもやってくれる方が、効率的に学習できます。
ですから、やはり、城ノ内クラスが作られているような塾がお勧めです。

進度もそれほど速くなく、レベルもそれほど高くなく、
高校受験もないという環境なので、
中学受験をしたにもかかわらず、
一番気が緩んでしまうのが公立中高一貫校。

中高一貫と言っても、私立と公立では全く違うのです。

この違いを、最大のメリットとして生かすか、デメリットにしてしまうかは本人次第。。。
いや、家庭次第?

そんなことを頭の片隅において、塾を利用していくとよいと思います。



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塾を有効に使う(その4)

さて、今日は小学生の最終回。
地元公立小から地元公立中の場合です。

これは、中学でどのくらいのレベルを目指すかによって、
全く違ってきます。

つまり、昨日まで見てきた中学受験組の場合なら、
少なくとも、高校、大学と進学する子たちのルートですが、
地元公立中になると、進学しない子たちもいます。

まぁ、このご時世、中卒というわけにはいかないでしょうから、
高校に進学はするとしても、
その先、大学に行かない子が約半数はいるわけですから、
目指す進路によって、
やっておきたいことは変わってくるというわけです。

とは言っても、このブログにたどりついている人たちは、
たいていが大学進学を目指している人でしょうから、
その辺りに絞ってみてみたいと思います。


大学進学を視野に入れた場合、
やはり、小学校高学年はとても重要な時期です。
遅くても、小5からは勉強の習慣をきちんとつけておきたいものです。

中学受験はしません。。。という子の場合でも、
教科書準拠のテキストと、準拠ではない標準のテキストを
並行して、家庭学習としてやっておきたいですね。

特に、小学校高学年の漢字は、高校入試でも重要ですから、
低学年の漢字も含めて、
小学校の漢字の総復習は欠かさずやっておきましょう。

計算力も大事です。
中学受験組が、けっこう鍛えていることを考えると、
たとえ中学受験はしなくても、それなりに鍛えておきたいものです。

そして、出来れば、受験算数の分野もかじっておきたい。。。
そのくらいまで足を踏み込んでやっておけば、
地元公立中からでも、
十分に市高理数科レベルを狙える力をつけることは可能でしょう。

問題は、このレベルにピッタリの塾が少ないことです。

ハイレベルなことをやってくれる塾は、
たいてい中学受験コースになってしまいますし、
中学受験コースでないところは、
教科書準拠レベルのことしかしてくれないことが多いと思います。

個別塾で、きっちりとこんなことがしたいという要望を伝えて、
それをわかってくれる担当の人がいれば、
可能だと思いますが、これはなかなか難しいんですね。。。

では、このレベルの子たちは、どうやっているのか。。。
おそらく、多くは、通信講座なんかを利用して、
パパ塾・ママ塾でカバーしているようです。

なかなか難しい現実です。。。

明日から、中学生の話に入って行こうと思いますが、
中学生をレベル別に見ていく中で、
「小学校のこれが出来ていない」という話題は頻発すると思います。
つまり、小学校でこれを取りこぼすと、
このくらいのレベルになる子が多いという話が飛び出します。

是非、小学生のお父さんお母さんにも参考にしていただきたいと思います。



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塾を有効に使う(その3)

地元公立から城ノ内を狙う場合。。。

6年生から対策を始める子も多いですが、
正直なところ、これはまぁまぁしんどい。
学校では、けっこう賢い感じ?に思える子でも、
6年生からの9カ月で仕上げるのは、なかなか難しいものです。

理科社会含めて、よほど基礎学力がしっかりと付いているか、
のみ込みがよいかでない限り、
9か月では、合格安全圏まではいけないものです。
あくまでも、私の経験上での話ですが。。。

まずまず頑張れる子なら、合格可能圏まではいきますが、
安全圏まではなかなか。。。

まして、これが集合の授業のみでとなると、
かなり厳しいのではないかと思えます。

適性検査対策の場合、文章の書き方や表現の仕方など、
それぞれの癖を生かしたり修正したりしながら、
仕上げていくのですが、集合ではそこまで見えるはずがない。

実際、短期講習なんかに行ってもらうと、
うちの生徒は必ず、「先生、宿題見てくれんよ。。。」とか、
「自分で直して終わりなんやけど、これいけとる?」とか、
塾のことを持ち込んできます。

塾を悪く言うつもりはさらさらありませんよ。
集合で、そんなことまで見られないのが普通ですから。
でも、だから、基礎学力がしっかりと付いている子か、
のみ込みがいい子しか受からないのです。

そこのところをわかって、塾に通わせないと、
がっかりすることになります。

とりあえず、適性対策やってる塾に入れとこか~では、
合格安全圏に入るのは難しいと思います。
まぐれでもいいから、とりあえず受かっちゃえばいいわ~くらいなノリなら、
まぁ、それもいいかもしれませんが、

入ってから、それなりの成績を出していこうと思えば、
やはり、受験は、「自信を持って受けておいで!受かるから」と
言えるところまで力をつけて挑みたいですよね。

そのくらいの力をつけてから入って、
それなりに勉強をしていけば、
悪くても、高校になって、応用クラスには残ります。


城ノ内受験の特徴は、
そういうことを踏まえた上で、対策を小4から立てている家庭もあれば、
小6になって、「城ノ内、いっとく?」みたいなノリで、
塾に行く子もいるということです。

これは、文理・附属受験ではあまりない現象ですね。ww

だからこその倍率なので、実際のところ、きちんと対策をしていれば、
倍率がどれだけ高くても、何も怖くはないのです。

では、きちんと対策を立てて受験をしている子たちは、どんなことをしているのか?
気になってきますね。

国語や算数のテキストと並行して、
適性対策のテキストを使っている塾が多いと思います。

読解力、表現力は欠かせませんので、
国語の少しハイレベルなテキストを使います。
文理・附属を受験する子たちと同じくらいのものが使えればベストです。

算数も、近年は、受験算数の範囲の考え方を使う問題がよく出題されているので、
文理・附属まではいりませんが、
受験算数の基礎ぐらいはかじっておいた方がいいでしょう。

適性対策のテキストって、いったいどんなことをするのかというと、
文を書けばよいとかいう次元ではなくて、
持っている知識を使って、自分の考えを表現できなくてはいけません。

例えば、与えられたグラフを読み取って、
その読み取ったことと自分の持っている知識を合わせて、
考えたことや意見を文章にします。

貿易や援助に絡めた国際問題や、漁業や農業に絡めた環境問題、
クラスの仲間たちとの関係を円滑にするための社会性を見る問題もありますし、
キャンプに行くという設定の問題なら、速さや時刻の算数の問題、
夕食のメニューに絡めて家庭科の問題、
さらには、理科の問題へと発展することもよくあります。

そのような、あらゆる角度から、問題が出題されるので、
適性対策用のテキストなどを使って、そういう対策をしていくのです。

資料を見て漠然と思いつくことはあっても、
それを正しい日本語で、文章にして表現するとなると、
これは、小学生にとっては難しいものです。

ぼんやり思いつくことと、それに関連する知識や体験を明確につなげて、
文章で表現する練習をするのです。

これも、もしかしたら、パパ塾・ママ塾でやってしまうご家庭もあるかもしれません。
過去問を見て、なるほど、こういうことか。。。とわかる親御さんなら、
大丈夫でしょう。
でも、多くのご家庭では、なかなか難しいものです。

そういう場合は、塾を上手に使うべきですね。
ただし、集合に入れておけばOK!ではないことは、
十分に認識しておかないと、がっかりな結果になってしまいます。

一緒に頑張る友達が出来るという面など、
集合塾のメリットはたくさんあります。
集合のいいところと個別のいいところを、うまく使い分ける必要がありますね。



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塾を有効に使う(その2)

今日は、地元公立小から、文理中or附属中を受験する場合を見てみましょう。

私の実感としては、
この場合は、家庭環境は整っている場合がほとんどです。
パパ塾・ママ塾で、基本はきっちりと出来るようになっている子が多い。

ところが、やはり、受験となると、なかなか難しいのが現状です。
実際、お家で親御さんが勉強を見ていても、
受験算数って、逆に難しいですよね。。。とか、
国語って、正解はわかるけれど、
どうやって修正してやればよいのかわからない。。。とか、
そういう話はよく伺います。

親御さんも中学受験経験がある場合も多いので、
受験に関しては、それなりに知識を持っている場合も多く、
声をかけていただくことがよくあります。

しかし、
「うちの子は、塾ではついていけないと思うんです。。。
 だから、とりあえずはマンツーマンかなと?」
というような場合が多いのも事実。

そうやって、とりあえず、一緒に勉強を始めると、
地元公立の子は、途中から、
「家庭教師を1日減らして、集合塾行きましょう!」ということもよくあります。

なにせ、求められているレベルが全く分かっていないのです。
学校では、けっこう優秀で通っていて、
テストだって、ほとんど満点なのに、
受験算数はちっとも出来ないし、
「そんな難しいこといるん?」と思っても当然です。

まだ習ってもないことをガンガンさせられるし、
字が汚いから書き直せとか言われるし、
式を書けとか言われるし。。。
って、どれも当たり前に、中学受験をする子はやっていることだけど、
そんな子、周りを見渡しても、地元公立にはほとんどいないわけですから、
そりゃ~、文句の一つや二つ、言いたくなるでしょう。ww

だから、あーだ、こーだと説明するより、
集合塾に入れてしまいます。
大手のどんどん先取りして5年生で一通り終わってしまうような
文理・附属の子がクラスにもいるような、そういう塾です。

通い始めると、まず間違いなく態度が一変します。
勉強に向き合い始めます。
これが集合の力なんです。
個別ではどうしようもない。

これをうまく使って、個別のフォローを入れながら仕上げていくのです。

もちろん、集合だけで、全てマスターしていければ、
費用も安くて済みますし、これにこしたことはないですが、
集合だけでマスターしていくのは、けっこう大変な子が多いのです。

そういう時に利用したいのが、個別ですね。
ただ、気をつけないといけないのは、
個別指導の多くは、大学生の先生が教えているということ。

地元出身で、中学受験の経験がある大学生ならともかく、
中学受験の経験がない大学生も多いですから、
そうなると、個別でのフォローアップは難しく、
費用対効果はあまり期待できないかも?!

あるいは、パパ塾・ママ塾も可能ならばそれも手です。
集合に通っていれば、それなりに情報も入ってきますし、
カリキュラムやテキストはしっかりとしていますから、
それをうまく使って・・・、というのもアリだと思いますよ。


では、城ノ内を狙う場合は、どうでしょう?
また少し、やっておくことが違ってきます。
明日は、そのお話です。



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塾を有効に使う(その1)

まずは小学生からみていきます。
小学生を大きくパターン分けすると、こんな感じでしょうか。

文理小or附属小→文理中or附属中
地元公立小→文理中or附属中
地元公立小→公立中高一貫
地元公立小→地元公立中

それぞれに、小学生でやっておくべきことが違います。
今日は、文理・附属から文理・附属というパターンを見てみしょう。

文理・附属小の場合、既に勉強に関しては恵まれた環境にいます。
そして、多くの場合は、そのまま中学受験をして、
内部枠がある分、外部受験よりは多少緩やかに、中学へ上がります。
県外へ飛び出す子や、他を受験し直す子もいますが。。。

とりあえず、そのまま上がればいいか。。。ぐらいなら、
特に塾を利用しなくても、
学校から与えられることをこなしていくだけで、何とかなっていきますが、
悪くても、外部受験並みでは合格したいと考えますよね。

あるいは、もっと上を目指している人も多いでしょう。

そうなると、やはり塾を利用するようになります。

1年生から、月例テストや実力テストもありますし、
点数が悪いと再試もあるわけですから、
皆、それなりのレベルで学年を重ねていきます。

もちろん、採点も厳しいので、地元公立の子たちと比べると、
はるかに字も丁寧ですし、作図なんかも几帳面にやります。
それでも、多くのお母さんは、
「うちの子、雑だわ」と思っていらっしゃいますが。。。ww

小学校受験をしたわけですから、
教育に関しても熱心な家庭が多く、
いわゆるパパ塾、ママ塾状態で、勉強をするのが当たり前の環境が、
家庭でも整っていることが多い。
そして、早い子は小1から塾を使っています。

しかし、低学年は、塾を使うよりも、パパ塾・ママ塾のほうがいいと思います。
あくまでも、個人的な意見ですが。

そして、いよいよ受験に向けて本格化し始める小4から、
塾を利用するのがよいでしょう。

例えば、スポーツが得意な子が、
学校の授業や部活だけではレベルが足りなくて、
クラブチームに入ったり、個人的にレッスンを受けたりして、
鍛えていきますよね。

それと同じだと思うんです。
学校のことプラス、そのワンランク上のことを、
塾を利用して、鍛えていく。。。
そんな風にとらえるのが一番よいのではないかと思います。

中学受験を考えると、小4から先取り学習を始めて、
小5の1月か年度末までに、小学校の内容を、ざっと終わらせるのが理想的です。
もちろん、受験算数まで含めてです。

そして、小6は、復習しながら、実戦演習に時間を割いていきます。
そのようなカリキュラムで進めると、
まずまず良いレベルで受験準備が整うはずです。

このカリキュラムで進めてくれるのは、やはり大手の中学受験コースになります。
あるいは、個人でも、本格的に中学受験を扱ってくれている塾なら可能でしょう。

時間に融通がきくので、家庭教師という手もありますが、
中学受験を手掛けている先生を探してください。
そうしないと、なかなか難しいものです。

学校の環境が整っている分、
自分に求められているレベルが実感できているので、
個別や家庭教師のみでも乗り切れるのが、文理・附属の特徴でもあります。

地元公立からでは、これがなかなか難しいのです。
明日は、その辺りのお話を。。。



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塾は必要か。。。

そもそも、塾って必要なんですか?という素朴な疑問、
抱いたことはないですか?

結論からいえば、必要な子もいれば、必要がない子もいます。
当たり前の話ですが。。。ww

もちろん、私自身は、教育ママゴンによる家庭でのサポートがあったので、
塾には通ったことがありませんでしたから、
塾を使わないとダメとは思っていません。

しかし、独学よりは、ある程度経験を積んだ指導者がいるほうが、
効率よく勉強が出来るというのは、事実です。
とはいえ、とりあえず、塾に入ろうというのでは、
あまりにもったいないですね。

学齢によって、成績の具合によって、
また、目指すレベルによって、
それぞれに、有効な塾の使い方が違います。

あくまでも、私見ですが、
いくつかのパターンに分けて、明日から順に見てみようと思います。



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言葉を植える

適性検査対策をしていると、
とにかく書けない子が多いことに驚きます。

何を書けばいいのかがわからないという子がたくさんいるのです。
自分の考えがない、意見がない。。。

これは、小学生に限ったことではなく、
中学生でも、よく見かけます。
国語の課題作文を書いてもらうと、
「何、書いたらいいん?」と聞いてくるのです。

原因の一つは、あまりに知らないことが多すぎるということ。
自分がよく知らないことって、意見を求められても、
ん~、わからないなぁ。。。って思いますよね。
作文を書くときに、そういうことが起きているのです。

では、知らないから、書けないだけなのかと思いきや、
そればかりでもないのです。
例えば、「読書について、あなたの考えを書きなさい」というような指定でも、
何を書けばいいのかわからないと言い出す子もいます。

そして、思いつくことと言ったら、
「読書は、した方がいいと思います。」www

なぜ?と聞かれても、
それには答えられないのです。

原因は、日常で、何も考えていないこと。

確かに、小さいうちには、
つべこべ理屈をこねるのではなく、
「あかんもんは、あかん!」みたいな、
ある種、理不尽に思えるかもしれない叱り方や教え方が
必要なことがよくあると思います。

しかし、ある程度の年齢になれば、
そういう基本的な部分ではなくて、
その上に積み重ねる部分というか、
頭で理解して、納得してやっていく部分が増えてくると思います。

そこで、色々なことを考える習慣をつけていくことは、
自分の意見をもつ上でも、とても大事なことだと思います。

感じたことを言葉で表現していくことも重要です。
表現する言葉を知らない子も、とても多いのです。

実のある会話がなされていないのかもしれません。
読み物を読むことや、大人との会話の中で、
表現するために使える色々な言葉を覚えていくと思うのですが、
どうやら、それがない様子。

何も、難しい言葉を使えと言っているのではありません。
普段、使っているような言葉を使って、
自分の感じたことを表現することは、
生きていく上でも、大事でとても役に立つことですよね。

そういう言葉を、植えたり引き出したりしていくのは、
大人の役目だと思います。
子供たちとも、少し深い会話をしたいものですね。



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受験算数と数学

受験算数が及ぼす中学数学への影響は、
実は、とても大きいと思っています。
数学に限らず、色々なことに及んでいるとさえ感じています。

例えば、この問題、何年生の問題だと思いますか?

「池の周りを、太郎くんは分速100メートル、
 花子さんは分速80メートルの速さで歩きます。
 二人が出発地点を同時に出発して反対の方向に歩いたところ、
 3分後に初めて出会いました。
 池の周りの長さは何メートルですか。
 二人が出発地点を同時に出発して、同じ方向に歩くと、
 太郎くんが花子さんを初めて追い越すのは
 出発してから何分後ですか。」

受験算数未経験者だと、この手の問題に初めて出会うのは、
おそらく中1の方程式の文章題の単元か、
あるいは中2の連立方程式の文章題の単元です。

ところが、受験算数をしている子は、
5年生で出会う問題。
もちろん、方程式なんか使わずに解いていきます。

「底面の半径が3センチの円錐を倒して、
 滑らないように平面上を転がしたところ、
 円を描いて5回転してもとの位置に戻りました。
 この円錐の母線の長さと表面積を求めなさい。」

これも同じく、
中1の空間図形を習う時に初めて見る問題ですが、
受験算数では、小5で解きます。
もちろん、πではなくて、3.14で計算します。

円錐台の体積に至っては、
中3生たちが、相似を習って、初めて解いていますが、
これも受験算数では小5です。
もちろん、円周率は3.14。


このように、受験算数の問題と中学数学の問題は、
同じ問題もよくあります。
受験算数の授業の後に、中学数学の授業をすると、
「こんなん、小学生でも解くわよ」と、
思わず言ってしまいそうになることもしばしば。

しかも、小学生のほうが、円周率で計算するので計算は複雑。
そうやって、小学校の高学年3年間で鍛えることで、
明らかに思考の幅が広がります。

もちろん、それはそれで、皆、苦労しながら、
頑張っています。
そこで既に、やる気になれなくても、とりあえずやってみるということは学習します。
そして、とりあえず、やってみることで、いいことを発見すると、
柔軟性が生まれます。

徳島の子たちは、小学校高学年は、
のんびり遊んで過ごしている子が多いですが、
この仕事をしていると、
この時期の教育はとっても大事だと痛感することがよくあります。

もちろん、全員に必要な教育だとは思っていませんが、
その分野に可能性がある子には、
是非とも触っておいてほしいことだと思います。




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変わりゆく入試に思う

徳島のような田舎では、のんびりしたものなので、
未だに、昔ながらの基礎学やら高校入試やらをしてますが、
大学入試に合わせるように、高校入試も様変わりし始めている県も少なくはありません。

しかし、それとは逆行するように、
子供たちの総合力は低下していると感じています。

考える力とか、コミュニケーション能力とか、
問題を見出す力やそれを解決する力、
そういう力に注目が集まりつつある中で、
今の子供たちのそういう能力は、決して高くなってはいないと思うのです。

入試を変えるよりも、小学校教育を変えないと。。。と思います。
力を入れるべきは英語よりも日本語でしょう?とも思います。

まずは、自分の意見を持てること、
そして、それを日本語できちんと伝えられること。
それが出来なくて、なぜ英語でコミュニケーションが図れるのでしょう。

小学校で、一番力を入れるべきはそこじゃないかなと思います。

結局、学校がそういう状況でも、
きちんとそういう能力を身につけて育っている子もいるわけですが、
そういうのを見ていると、家庭の担う部分が大きいのですよね。

今の学校教育に文句を言ってみたところで、
すぐに何かが変わるわけではない。。。
ならば、今、小学生である子たちを育てるためには
家庭で、なんとかするしかない。。。

もし、私に子供がいたら、そう考えるだろうとも思います。

しかし、昔だって、学校教育が万全だったわけではありません。
結局、育てるのは家庭でしたよね。
親が、信念を持って、家庭の力で子供を導いていくという点は、
いつの時代も同じですね。

入試がどう変わっていこうと、
流されずに、人として生きていくために必要なことを身につけていけば、
問題はないはずです。

ベースとなる部分が、きちんとできていれば、
どうにでも対応できるということです。
小手先で何とかしようとするから、
仕様が変わると対応できなくなるのです。

実際、基礎学力がきちんと身に付いている子は、
適性検査対策なんて、どれ程もやらなくても通過できてしまいます。
必死で、対策をしなければいけないということは、
つまりは、基礎学力が足りていないということなのです。

小学校は、いわば基礎固めの時期。
小学校から大事にしたいですね。



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さぼり癖から脱却する?!

昨日の続き。。。
さぼり癖を直せる子は何が違うのか。。。というお話です。

勉強もしないだらけた生活をしている子が、
ある日、勉強を始められるようになるために必要なもの。。。

私は、家庭環境が大きいと思っています。
さぼり癖から抜け出せる子は、
たいてい、何か、目標が定まれば、一気に抜け出します。

親もビックリ! という感じに、勉強を始める子も、時にはいます。
そういうタイプの子は、物事を真剣に考える力は持っています。
だから、将来のことを真剣に考えることが出来ます。

ある日、将来のことを真剣に考えて、
何かが見つかれば、もうそこからは心配はいりません。
少々厳しい課題を出しても、必死に食らいついてくることが出来ます。

抜け出せない子の多くは、物事を真剣に考えられない。。。
自分の将来のことも、受験のことも、ちっとも、真剣ではない。
自分のことなのに。。。

真剣に考えるということが出来ないのです。
だから、先生と話をしたときは、「やらなきゃ~」と思うものの、
一人になると、まっ、いいか!となってしまう。。。

「最近、真剣に考えられない子、多いですよね~」
残念ながら、同業の人と会うと、時々こんな話題が出ます。
どうやら、そういう子が増えてきているみたいです。

私が見てきた中では、
家庭環境の違いが大きいと思います。
教育熱心かどうか。。。ではなくて、
親の考え方に筋が通っているかどうか。。。

物事に真剣に向き合える子の家庭は、
そういう面では、とても厳しい家庭が多いように思います。

人として、やらなければならないことは、やらなければ許されない。。。
変なところで甘くない家庭。

基本的なことですが、
きちんと挨拶が出来て、
人として、常識的におかしくない行動がとれる。
そういう点では、子供だから。。。なんて、甘えは許されない家庭。

そういう家庭で育っている子は、
きちんと意志が育っていて、自分の将来に向き合えれば、
自分で舵取りが出来る子が多い気がします。

あくまでも私見ですが、
物事に真剣に向き合えるように育てるのは、
家庭の力だと思います。



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さぼり癖

さぼり癖がついてしまっている子って、時々いますよね。
どうにもこうにも意志が弱い子。

そういうタイプの子は、一度さぼり始めると、なかなか戻れません。
きちんとやっていたのに、何かをきっかけに、
さぼり癖がつくと、元に戻すのは並大抵ではないのです。

さぼっている期間が長ければ長いほど、難しくなります。
「やらなければ。。。」と思っても、
身体がいうことをきかないのです。

勉強しなきゃ。。。と、思うには思うのでしょうけど、
テレビ見る。。。寝る。。。ぼ~っとする。。。だら~っとする。。。
結局、勉強もしてないし、遊んだ実感もない。
ものすごく損な生活ですよね。

「このままじゃ、ダメだ。。。」とか、「ちゃんとします。」とか、
口では言います。でも、実行できません。
そういうものです。意志が弱い。。。

そのまま、落ちていく子もいれば、
どこかで、立ち直れる子もいます。
その差はなんだろう?なんて、考えたことがあります。

確固たる結論が出たわけではありませんが、
明日はそのお話を少し。。。




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達成感を見出すところ

昨日の続き。。。
新しい問題集を解くことに、達成感を持っても仕方がないのです。

出来ない問題が減っていくことに、達成感を見出さなければ意味がない!
仕分け作業が終わったあとこそ、大事です。

出来なかった問題には、必ず印をつけて、
しばらくしてから、それが自力で解けるようになったことを確認して、
その印を消せることに、達成感を感じなければダメです。

成績が上位の子ほど、このことをわかっています。
そして、上位の子ほど、これを徹底的にやっています。
だから上位なんです。

逆に、それを徹底的にやらないから、上がらないんです。
やり方が間違ってる。

勉強のやり方を教えてほしい。。。なんてよく言われますが、
これこそがやり方です。
魔法のやり方ではありません。
地道にやるやり方です。
でも、これをやれば、確実に上がっていきます。

やり方を教えてほしい。。。という子の多くは、
魔法のやり方を求めています。
簡単にす~っと上がる方法なんてないんです。
でも、僕はその方法を知らないから出来ないんだとか思ってる。

違います!
地道にやらないから出来ないだけです。

100番の子より、50番の子のほうが、地道にやっています。
でも、50番の子より、20番の子は、もっと地道にやっています。
そして、20番の子より、10番の子のほうが徹底的にやっています。
1番をとれる子は、もっともっと徹底的に完璧を目指しています。

ただただ、その違いです。
頭が良いとか悪いとかではありません。
その地道な作業を、やる気があろうがなかろうが、こなせるかどうか。。。
その差なんです。

やる気が起きん。。。なんていうのは、決まって、成績がぱっとしない子です。
きちんとやっている子は、やる気なんて関係ないことを知っています。
1番をとれる子は、やる気が起きない日でも勉強するすべを、すでに身につけています。
全てが積み重ねですね。

何か、思い当たることがあった人、
今すぐ始めましょう!
始めた日から、人生が変わり始めるはずですよ。




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新しい問題集

成績が上がる子と、上がらない子の差は何か。。。
もちろん、色々な違いがあって、成績の差が出ているのですが、
今日は、その中の一つをお話ししてみます。

人は誰しも、新しい問題集を解く方が楽しいものです。
やりかけの問題集よりも、新品の問題集のほうが、
気分も新たに取り組めるものです。

しかし、落とし穴は、そこにあります。

成績が上がらない子は、新しい問題集は解きますが、
解いた問題のフォローをしないんです。

「いえいえ、僕は、ちゃんと解いたら、直しもしてます!」
と言うかもしれませんが、
では、問題集、何冊、完璧に仕上げましたか?
どこから聞かれても、全部答えられる問題集、何冊ありますか?

きっと、1冊もありません。
だから、成績が上がらないのです。

基礎学6割前後で、うろうろしてるくらいの子に多い現象です。
直しまではします。
でも、もう一回は解きません。
だから、テストに同じ問題が出ても点がとれません。

前から何度も書いていますが、
新しい問題を解くという作業は、
出来るものと出来ないものを仕分けしているだけです。
単なる仕分け作業。

勉強は、その仕分けの後。
出来ないものを出来るようにしていくことが勉強なのですが、
成績が伸びない子は、仕分けだけで終わります。

新しい問題集をどんどん買って、
仕分けばかりして、それで終わり。
成績が上がるはずがないですよね。

出来る問題は、何回解いても出来るわけですから、
何回、仕分けをしても、何も出来るようにはなっていかないのです。
やるだけ時間の無駄。。。ww

でも、出来ない問題を出来るようにしていく作業より、
仕分け作業のほうが楽しいのでしょう。
そればっかりやっている子が、よくいます。

それでは、いくらやっても出来るようにはなりません。
どうすればいいかは、もうおわかりですよね?
念のため、明日もう一度。。。



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本来の勉強

今年も中3生が何名かいるのですが、
今年は、いつになく、しっかりした子が揃っています。

本当に、こんな年はめったにないのですが、
基礎学も、悪くても450を下回るようなことはなく、
480以上をたたき出したりしてくれていると、
第一志望の県内高校は、完全に安全圏だと言えます。

そうなると、受験テクニックをたたき込んだり、
出ることだけを丸暗記させたりするような、
受験のためのおかしな勉強をしなくてもいい。

本来の勉強にも、きちんと力を注げるのです。

中学までの内容で、気になっているジャンルに絞って、総復習をしてみたり、
高校内容で気になるジャンルは、少し先取りをしてみたり、
これからの勉強に向けての下準備をきちんとしておけるのです。

それぞれにやっていることは、
本人が心配だと感じていることもあれば、
私が見ていて、ちょっと気になるな~?と思うこともあります。

そういうことを一つずつ潰していきながら、
受験に対しての自信を付けつつ
高校への準備をしていく。。。

この時期になっても、そういう勉強ができるのは、
これまでに頑張ってきた成果でもあります。

本来の姿はこうだろうな~などと思います。
なかなか難しいことですが、
こういう風に毎年準備ができていくといいなと思いつつ。。。



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三者面談

中学生は、この時期、三者面談をしてくれるところが多いと思います。
中3の子は特に、次は2月の調印でしょうから、
進路に問題がある人は、特に、しっかりと相談しないといけません。

この期に及んでも、
「もう一回基礎学があるから、頑張って!」
みたいなニュアンスでしか話をしてくれない先生もいるかもしれませんが、
希望の高校のボーダーに届いていないようなら、
その後の相談もしっかりとしておくことは大切だと思います。

年明け、3回目の基礎学で、何点とれれば、出願可能か。。。とか、
それが、もし、はかばかしくなかった場合は、どのような選択肢があるかとか、
やはり、具体的な策を考えて、手を打っておくことは必要でしょう。
併願の私立のことも含めて、しっかりと策を立てておきましょう。

具体的なことを考えておくことで、
実際に、行くことになるかもしれない高校が見えるわけですから、
冬休みの過ごし方も変わってくるかもしれません。

大事な三者面談ですが、先生によって、温度差があるのも事実。
こちらからは何も言わずとも、「次、何点とれなかったら、出願出来ないよ!」
みたいなことを言ってくれる先生もいれば、
「3回目、頑張れ!」みたいなことしか言ってくれない先生もいます。

そこは、やはり、こちらの出方もあるでしょうから、
具体的なことを言ってくれないようなら、こちらから聞くべきでしょう。
問題がある成績の人は、比較的、冷静な状態で話し合えるのは、
今回が最後かもしれませんよ。
この機会を、大事にすることをお勧めします。


そして、進路に特に問題がない人は、
「このまま頑張ってください」で終わると思いますが、
やはり、入学後のことを見据えて、しっかり勉強していきましょう。

高校に入って、思ったほどの成績がとれない子は、
けっこうたくさんいるものです。
中学のように、のんびり構えていると、
ずるずると落ちていきますから。。。

例えば、少なくとも国立大学を目指すレベルにいたいなら、
まずは英数クラスに入らないとダメです。
はやり、同じ方向を向いて、勉強する子たちと
切磋琢磨するような高校生活を送らないと、
大学受験は、なかなか難しい。。。

徳島の子たちは、ゆるゆると中学まで過ごしている子が多い上に、
高校受験が、特殊なので、受験らしい受験を経験しないまま、
大学受験を迎えることになります。

そうなると、いきなり土俵は全国です。
それを頭において、準備にかからないといけませんね。


中3生は、このような状況になります。
中2の人は、1年後、
中1の人は、2年後、
自分も、同じ状況になります。

よ~く見ておきましょう、先輩たちの姿を。。。




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つぶしが効くということ

勉強は、ものすごく苦手ではないのなら、
やっておいた方が得だと思います。

例えば、スポーツ推薦なんかを使って、
県外の高校へ行く子、時々いますが、
いちばんの心配の種は、怪我でしょう。

高校で煌びやかな成績を残せられれば、
その先へもつながっていくでしょうけれど、
もし高校で故障してしまった場合。。。誰もが考える心配事です。

でも、だからって、そうなったらどうしよう。。。なんて考えるのは無駄だと
実は先日も話したばかり。
そうなったらどうしようと考える暇があるなら、勉強をしておけばいい。

なぜなら、勉強ほど、つぶしが効くジャンルはないのですから。

考えてもみてください。
スポーツが県下で5番だからって入れる高校と、
勉強が県下で5番だからって入れる高校とを比べれば、一目瞭然です。

スポーツなら、「5番じゃなぁ」って言われるはずです。
でも、勉強ならそうはならない。
とりあえず、東大が射程圏内に入ってくるレベルです。

勉強がどうしても苦手なら、仕方がないですよ。
でも、それほど苦手ではないのなら、
それも一つの武器として忍ばせておけるように準備するべきです。

5番まで究められなくても、
両立でできる程度でも、ちゃんとやっておけば、
そこそこいい武器になると思いますよ。
できることは、多いに越したことないのですから。


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行きたい高校がない

「志望校がなかなか定まらない」という子に、時々出会います。
中2の今の時点で、まだ行きたい高校がない子は、
意外といるかもしれません。

家族に勧められる学校と、自分が思い描く高校生活とが違っていて、
友達と話をしても、いまいちピンと来なくて。。。

そういう子は、なかなか勉強に向かわない子が多いのですが、
そういう子こそ、しっかりと勉強をしてほしいと思います。

ずいぶん前の話ですが、そういう子がいました。
どうも県内には、自分のイメージする高校がない。。。
3年の夏を過ぎても、そんなことを言っていた記憶があります。

しかし、その子のすごいところは、
だからって、勉強の手を抜くわけではなかったのです。

ある日、「行きたい高校が見つかった!」と、
目を輝かせて話してくれました。
結局、家族とも相談して、県外受験にしたのです。

えー!時間がないじゃん!!と、思ったけれど、
さすがの追い込みでした。

でも、その追い込みを可能にしたのは、
はやり、それまでに築き上げていた勉強なんですね。

しっかりと手を抜かずに、積み上げてあったので、
その上に積み上げる部分を少し方向転換するだけで、
間に合わせることが出来たのです。

もし、「行きたいところがないし~」なんて、
勉強も適当にしていたら、とても無理だったでしょう。

だからこそ、進路が決まらない人ほど、
しっかり勉強をしてほしいと思います。

行きたい高校が見つかったときに、諦めなくて済むように。。。




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イメージできない

10個中1個、伝わればいいとは言っても、
この時期に、まだ本腰が入らない中3生には、
そんな悠長なことは言っていられません。。。www

いまだ、本腰が入らないという場合の多くは、
やはり、イメージが出来ていない場合が多い。

自分が、高校生になったときのイメージ。

もう既に、必死になれているレベルの人たちには、
何を今頃言っているんだという話かもしれませんが、
必死になれない子の場合は、本当に深刻なんです、この時期。。。

例えば、「滑り止めに私立を併願しておいてね」と
言われるような地点にいる場合。。。

滑り止めがいるということは、失敗する可能性があるということ。
失敗する可能性があるということは、
もし失敗した場合、その滑り止めの私立に行く覚悟が本当にあるかどうか。

その辺りが、全くイメージできていない子は少なからずいます。

イメージしてみることは、本当に大事です。
仮に志望校のレベルを下げるとして、
その高校へ行って、何をするか、
その高校へ行くということはどういうことか。。。

例えば、通学はどうやって? どのくらいかかる?
そんな簡単なことからでもよいのです。
わかりづらければ、実際に自転車で走ってみるのもいいでしょう。
バスで行ってみるのもいいでしょう。
JRを使う人もいるかもしれません。
毎日、こうやって通学できるかどうか。。。

「遠いのよ!」と言われても、
そういう子は、全くピンとこないのです。

親側の注意点は、とにかく冷静に話すこと。
真剣に、あなたの考えが聞きたいというまなざしで、
返事をゆっくり待ってあげる。

自分の考えを押し付けない。
自分の意見は、あくまでも自分の意見として伝える。
「お母さんは、こう思ってるんだけど、あなたの本当のところを聞かせてほしい。」
あくまでも、こういうスタンスで、冷静に。。。です。

気持ちが切り替われば、まだ間に合う子たちはいますよ。



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プロフィール

Author:自律学習ゼミ
徳島県で、家庭教師や塾講師をして、20年が過ぎました。そこで、この経験を生かして、小・中学生の君たちや、お父さん、お母さんに、何か少しでも役立つようなお話ができる気がして、このブログを始めることにしました。中学受験のこと、高校受験のこと、学校のこと、塾や家庭教師のこと、家庭学習や勉強の方法など、色々なことをお話ししたいと思っています。
2013.7.19.
・・・・・・
それから早10年が過ぎようとしています。ブログは、情報も古くなっていくので、5年分ぐらいが残るように、日々、刷新しています。2022年度より、自律学習ゼミとして、教室も移転し運営しております。「いったいどんな塾なの?」と興味を持たれた方は、下記のリンクからご覧ください。
2023.5.17.


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お問い合わせ nagao@ceramica-shigemi.jp

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