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小学生の英語

小学生の英語の扱い方については、
まだまだどうしたものか。。。と思う部分はたくさんあると思います。

例えば、英会話スクールなんかに小さいころから通っていたりすると
それなりに、英語が話せる風だったりして、
英語はOK!とか思ってしまいがちです。

ところが、日常会話が出来ることと、
きちんと文法から理解できていることは別ですよね。

日本語だって、話し言葉と書き言葉の違いは大きいですよね。
日本語で会話できる外国人を思い浮かべてみてください。
そういう人はみんな、きちんとした日本語を書けるでしょうか?
書けるか?と言われると、それはまた別でしょう?と思いますよね。

英語だって同じです。
いわゆる学校英語は、いわば書き言葉です。
でも、英会話スクールで、
ネイティブの先生と小さいころからやってきたのは話し言葉ですよね?

実は、この差は大きいのですが、
それよりも大きいのは、
小さいころから英会話スクールなどで英語をやっている子は、
「私は、英語はいける」と思っていること。

それをわかっている子たちは、実は、
小学校高学年から、文法の勉強を始めたりします。

三単現のS、複数形のS、
Sがつくことは、たいてい知っています。
しかし、どんなルールでどうなるのか、明確に説明できなくても、
英会話は出来ますが、
それが明確にわかっていないと学校英語は出来ません。

言語は、もちろん、しゃべれることも大事ですが、
特に世界共通語でもある英語は、
書けることも重要ですよね。

最近の傾向では、
どうも、しゃべることに重点を置いて考え過ぎている風に思えます。
しゃべる機会が極端に少ないことに関しては、
確かに、使える英語が身につきにくいと感じてはいますが、
だからと言って、書き言葉をおろそかにするのはいかがなものかとも思います。

学校英語を否定する声をよく聞きますが、
学校英語にも、いいところはすごくあると思っています。

ネイティブでないのだから、文法をおろそかにしては、
正しい言葉は使えないと思うのです。



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教えすぎ

大手塾などは、お家では教えないでくださいとよく言います。
わからないところは、塾で質問してくださいと。。。

そうやって、塾にしょっちゅう来てる子にしようとしてるんでしょう?とか、
個別授業も取らせて儲けようとしてるんでしょう?とか、
そんな風に意地悪な解釈もできてしまいますが、
実は、そればかりではありません。

お家で教える場合、ややもすると、教え過ぎてしまうのです。

教える立場からしてみれば、
解き方を朗々と解説して、それを聞いた子供が、
「わかった!」と目を輝かせ、
スラリと解いて見せたりすると、
とても気持ちが良いものです。

しかし、それでは、
次回、一人で解ける確率はとても低いのです。

それを避けるために、
塾で質問してくださいと言っている側面もあります。

では、どうやって教えれば、次回、一人で解けるのか。。。

まずは、解説するのではなく、一緒に解きます。
例えば、速さの問題。
「問題を整理してみて~」
「問題からわかることは?」
「求めることは?」
「問題に書いてあることをもとに、導き出せることある?」
「何がわかったら解けそう?」
「どれ、使うと思う?」
などなど、とにかく質問をしながら、進めます。

「速さの比、使いそうよね?」
「ってことは、時間の比も出るよなぁ。。。」とか、
一緒に考えながら解いてる風に。。。
たまには、使わないことも混ぜたりして。。。

そして、必ず、解く道順がわかって、
「あぁ!」と言わせるポイントを作るのです。
何か所か。

ヒントを出すのも加減しながら、
「えっ!そこ、考え込むとこちゃうでしょう~」とか、
「あれ?ここ、『あぁ!』って言うところなんだけど?」とか言いながら、
自分で考えるように仕向けます。

そして、答えまでたどり着けたら、
その時に書いた紙は、封印して、
一人でノートに初めから解いてもらうのです。

そうすると、うまくいくこともありますし、
途中で、しくじることもあります。
「あれ、あれ?」と悩み始めたら、少しずつ助け船を出しながら、
自力で解いてもらうのです。

時間はかかりますが、
やはり、これが一番効率が良いように思います。

次の日、もう一回一人で解いてもらっても
解ける確率が高いですから。。。

教えてしまうのは簡単です。
でも、考えてもらうのはなかなか骨が折れます。
しかし、それが大事なのです。



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頑固

私、「わからないーーー!!」と思い込んでしまうと、
頑固な子だったと思います。

中学生の頃、テスト前の週末なんかに、
兄を捕まえて教えてもらっていたのですが、
ある時、「わからない!!」と、煮詰まってしまったことがあります。

すると、兄が、
おまえは鍵をかけてしまってると言うんです。
せっかく、僕が、ドアをノックしてるのに、
鍵をかけて窓をあけようともしないと。。。

鍵を開けてもいい気持ちになったら、言って来いと。

うまいこと言うな~と思いました。ww
煮詰まってる精神状態でも、納得したくらいですから。w

時々、そんな生徒にも出会います。
その時は、私も、兄を真似て、この手を使います。
意外と効きます。ww

「私が、せっかく○○ちゃ~んって、ノックしてるのに、
 鍵かけてカーテン閉めちゃったでしょ。」

そうすると、意外と受け入れてくれます。
「窓開けたけん、もう一回やって」とか、
「小人一人くらいなら入れるようにした」とか、
色々言ってくれますが、

小人一人入れる隙間があれば十分です。
縦に並べて、10人ぐらい放りこみますから!www

かたくなになってしまった時には、
意外と使える手です。
ママ塾、パパ塾の皆さん、お試しを~!




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勝負の世界

徒競争で順位をつけなくなったり、
学校でテストの番数を貼り出さなくなったり、
私たちが子供のころとは、ずいぶん様変わりしてしまいました。

しかし、どうやって隠しても、
能力の差はあるし、才能の差もあるし、
環境の差だってあるし、
人生は全く公平ではないと、大きくなると気付きますよね。

問題は、その不公平さを、どうやって受け入れて、
どうやって乗り越えていくかだと思うのです。

きっちり順位がつくことで、
その受け入れ方や乗り越え方を身につけていたような気もしますが、
今は、そう簡単にはいかないのでしょうか?

自分の弱点は弱点として認め、
どうやってそれを克服して、自分の強みを生かしていくかを
しっかりと考えられる子もいます。

一方で、弱点を認められず、
弱点を指摘されようものなら、逆ギレする子もいます。

でも、社会に出ると、弱点を指摘されることのほうが多い。
しかし、弱点は弱点として認めていると、
それを指摘されたからと言って、さして腹も立たないものです。

勝ち負けをつけることを、やたらと嫌う風潮がありますが、
学生の間に、そういう免疫、つけておいてあげた方がいい気がします。

そういう意味でも、倍率1に近づけようとする今の徳島の高校入試制度って、
よくないんじゃないかな。。。なんて思うわけです。



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日常会話

国語力と日常会話は、密接な関係があります。
まぁ、そんなこと当然の話ではあるのですが、
案外、意識されていないなぁと思うことがよくあります。

一番多いのは、子供との話が、省略で終わっているパターン。
普段一緒にいれば、最後まできちんと話さなくても、
たいがいのことは通じるかもしれません。

でも、あまりにもそれが普通になりすぎて、
最後まで話せない子がとても多い。

空気を読むというか、雰囲気を感じるというか、
そういうのは日本語の特徴でもありますし、
子供のころから、そういう環境で過ごしているのですから、
言わなくても通じると思っていることはたくさんあると思います。

例えば、
「これ」って何かを渡すだけでできてしまうことが山のようにある。
「これ」
・・・「あ、洗っとくん?」
・・・「欲しいん?」
・・・「くれるん?」
・・・「明日要るやつな。」

「これ」って、言ったその次の言葉は、相手が言ってくれる。
そして、そのあとは頷けば事足りる。
こういうこと、よくありませんか?

でも、国語の問題ではそうはいきません。

例えば、ある男の子が、校区外の山へ冒険に行くことを決めて、
友達をこっそり誘う場面。
「声をひそめました」という表現の文章があります。
なぜ、そうしたのですか、という問題。

声をひそめた理由は、大きく2つで、
校区外に行く冒険であることと、
その友達だけをこっそり誘いたかったということ。
この2つを、解答に盛り込む必要があります。
そして、文末は「から。」でしめる。

「ほかの人に聞かれたくなかった」 (それはどうして?)
「○○君だけを誘いたかった」 (校区外ってのは関係ない?)
「冒険に誘うから」 (どうして、冒険だったら声をひそめるの?)
「校区外に行くから」 (ぼく行くんよ~って言いたいだけなの?)

ってな具合に、微妙にピンボケな解答が多いんです。
おそらく、ストーリーが読めていないわけではない。
でも、どうしてそうしたかという質問に対して、
ドストライクな解答へ繋がる言葉を選び取れない。

こっそり誘ってるんだから、声をひそめるなんて当たり前じゃん~
って思っていても、それを言葉で説明できない。
たぶん、そんな感じだと思うんですよね。
え~、そんなん当たり前すぎて、説明できん~とか
思っているのかもしれません。

きっと、普段、雰囲気だけでスルー出来ることが
あまりに多いからじゃないかと思うんです。

そして、持ち合わせている語彙も少ない。
たいていのことが、「すごい」で片付いてますからね。
言葉がなければ、ますます説明なんてできません。

字数制限をかけられたときに、
置きかえる類義語が頭の中に存在しないんです。
だから、「書きぬきなさい」はできても、
「書きなさい」になると途端にできない。

日常会話の中でも、いろんな言葉を使って、
せめて、きちんと最後まで話したいですね。



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観察力と好奇心

観察力と好奇心って、すごく大事なことだと思います。
それが、先天的なものなのか、後天的なものなのか。。。
なんて話になりまして、
結局、結論は出たような、出なかったような...で終わったのですが、
ある程度は、環境などで後天的につく部分もあるのではないかと
個人的には考えています。

もちろん、先天的に持っている部分は大きいとは思います。
例えば、幼児が同じ道を散歩していても、
興味を示すことって、それぞれ違うと思うんです。
その段階で、何にどんな風に興味を示すかは、
先天的に持っているもののように思います。

しかし、ものすごく好奇心旺盛な子の集まりの中に、
身を置いていると、なんとなくつられて…というような感じで、
自分も気付き始めるのではないか…と思うのです。
確証はありません。
ただ、個人的な意見として、そんな感じはしています。

友達から受ける影響って、子供のころは特に大きいですよね。
例えば、好奇心旺盛な子たちと一緒に
学校の帰り道、歩いていると、きっと自分では気づかないことに、
いっぱい反応を示してくれる。

自分では気づかないことを、バンバン投入されていくと、
そのうち、自分も気づき始めるようなことって
あるんじゃないかなと思うわけです。

勉強のモチベーションの一つとして、
やっぱり大事なのは好奇心だと思うんです。

好奇心を持って物事を見られること。
そして、十分に観察する力をつけること。
あとは、それを、分析したり、考察したり…
そういうことは、勉強に限らず、
人間にとってものすごく重要な部分だと思います。

勉強って、単独に存在するものではなくて、
そういう一連の重要なものの中に存在するものだと思うんです。

勉強をすることで、そういう力を養う助けにもなるし、
逆に、勉強で得た知識や技能がそこに生かされる。

そういう視点から、勉強を捉えられればな…とか思うわけです。


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勉強の有用性(つづき)

昨日の続きです。
勉強は、日常生活でも、ものすごく役に立っているというお話。

友人のお花屋さんが、よく嘆いているんです。
光合成って、ちゃんと義務教育で習っているのに、
多くの人が認識してないって。。。

理科の時間に習う、光合成。
植物は、光と水と二酸化炭素で、自ら栄養分を作り出すことができるっていう。。。
知ってますよね?

ところが、鉢植えを、
屋内の、明らかに光が足りないところで育てようとする人が
結構いらっしゃるらしい。。。
肥料ではなくて、光が必要だということ、
光がなければ、水だけでは生きていけないということ、
ちゃんと理科で習っているはずなのに。。。

日常生活でやっていることと、
学校でやっている勉強とが、結び付いていないんですよね。

ちゃんと勉強していれば、ちょっと考えればわかることです。
日常生活の中には、そういうことってものすごくたくさんある気がします。

だから、まずは、きちんと勉強するべきなんです。
そして、それをきちんと自分の生活とつなげること。

自分の生活ときちんとつなげれば、
嫌いな子が多い割合や速さの問題だって、
実は、ものすごく役に立っているんですけどね。

そういう意識を持ってほしいですね。
そして、大人はできるだけ、そういう意識が持てるように、
ちょっとした日常のことに、学校で習っていることをつなげてあげてほしい。
机の上のつまらない勉強だけで終わらないように。。。


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勉強の有用性

学校で習っていることって、ものすごく大事な・・・というか、
思いがけないところで、あるいは、日常生活で、
ものすごく役に立っているのですが、
その点を認識している子はすごく少ないのではないかと感じています。

子供だけではなく、それを強く認識して、
子供たちにきちんと伝えてくれている大人も少ないように思います。

時々このブログでも、私が陶芸をやっているという話は書いていますが、
かれこれ15年ぐらい前から、
結晶釉というちょっと変わった釉薬の作品を作っています。

2月末ごろから、NHKの朝ドラに、亜鉛結晶釉が登場したので、
にわかに、HPへのアクセスが増えて、驚いているのですが、
その亜鉛結晶釉を作るときに、痛感したのが、
ちゃんと勉強しておいてよかった~っていうことでした。

釉薬の調合を実験するときに、原料のモル比を使うんです。
モルなんて、高校化学以来でしたが、
高校で化学をやっていたから、ものすごくハードルは低く
取り掛かることができたんですよね。

詳しいお話に興味がある方は、
焼き物のほうのHP↓見ていただければと思いますが、
https://ceramica-shigemi.com/posts/post_archive.html
まぁ、役に立つことなどないだろうと思っていたことが、
こんなに役に立っているわけですから、
私としては、
「学校で習ってることは、どこで役に立つかわからんから、 ちゃんとやっときよ~」って
ついつい強調してしまうわけです。

そうそう、この間も、そういう話になりました。
もっと身近なお話。。。それはまた明日。



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身のまわり

例えば、リビングに地図やガイドブックがあるといいなんて話、
聞いたことありませんか?

家族と話をしていて、あるいは、テレビを見ていて、
知らない国の話になったとき、
「その国ってどこにあるんだろう?」と、
すぐに地図やガイドブックを手に取る。

そうすると、お勉強という感じではなく、
自然に色々な知識が入っていきますよね。

わざわざ部屋まで地図を取りに行って。。。となると、
面倒ですから、そうはいきません。

それと同じで、勉強をしている時、
手が届くところに、辞書があるのはとても大事なことです。

ある程度以上の成績を維持できている子は、
たいてい、手が届くところに辞書があります。
そして、それは、けっこう使い込んでる風な辞書です。

逆に、成績があまりよろしくない子たちは、
手が届くところに辞書がない。。。
当然、辞書をどこかから調達してくると、ほとんどまっさら。
辞書がない子も、中にはいます。

それでは、意欲がわかなくても当然。。。というか、
成績、悪くて当たり前なんですよね。

小学生のうちから、きちんと辞書を使って勉強していれば、
わからないことに出会ったときに、
何を使ったら、調べられるかが、パッとわかりますし、
あの手この手で調べることが出来ますが、

そういうことをやっていない子は、
高校生になっても、
何をどうやって調べたらよいのかがわからないのです。

調べようと思っても、何を使えばよいのかがわからず、
時間がかかって、ついにはやる気が無くなる。。。

日常の生活環境を整えることも、
成績には大きく作用していると思います。
勉強が出来る子のお家は、
こういう仕込みも、かなりの確率でやっています。

意識してやっているお家も、
無意識のうちにそうなってるお家もありますが、
実は、とても大事なことだと思いませんか?



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夢がある子は、やっぱり、強いと思います。
将来の夢、というか、夢=目標ですね。

例えば、「医者になりたい」という目標がある子なら、
医学部に行かなくちゃという具体的な目標があります。
そして、そのためには、高校の目標が具体的にあります。
例えば、市高の理数科に行きたいとか。。。
そうすると、当然、中学でどのレベルにいなければいけないかが
自然と見えてきます。

例えば、「歯医者になりたい」という目標がある子も、
歯学部に行かなくちゃという具体的な目標があって、
例えば、城東の数理に行きたいなんて思うはずです。

例えば、遺跡に興味があって、
「学芸員になりたい」という目標がある子なら、
考古学なんかを勉強出来る大学に行かなくちゃと思うでしょう。
どの大学でどんな勉強が出来るかなんて、
今や、インターネットで調べ放題ですよね。
そうすると、自分の行きたい大学がみつかって、
そのためにしなければいけない勉強が見えてくるはずです。

例えば、目覚めるのが遅くて、高校入試では失敗をしたとしても、
「看護師になりたい」なんて夢が見つかったとすると、
自分が通う高校からは、先輩たちは
どのようなルートで看護師になっているかを調べることが出来ます。
そうすると、当然、必要とされる成績が見えてくるわけです。

つまり、夢をみつけられた子は、
今、やるべきことがすごく具体的に見えてきます。

ところが、夢がない、目標がない子はどうでしょう。
とりあえず、勉強しとけば何とかなるでしょう?みたいなノリで、
ものすごく頑張れる子はあまりいません。

やはり、具体的な目標がある子にはかなわないことの方が多い。
夢の力は、ほんとに大きいと思います。



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知識の活用

生きる力とか、問題解決能力とか、
勉強とは切り離して話題になることもよくありますが、
これは密接につながっていると思います。

「勉強だけできても…」なんて言われ方をすることもよくありますが、
結局、本当の意味で、勉強が出来る子は、
問題解決能力もきちんと身についているものです。

“本当の意味で”というのは、
つまり、答えややり方を覚えるような勉強ではなくて、
自分で考えて、自分の持っている知識を総動員して、
問題を解いていくのが、本当の勉強だということです。

受験を乗り切るためには、
それなりのテクニックを身につけることも、もちろん必要です。
しかし、何よりも大事なのは、
自分の持っている知識を総動員出来ることです。

見たこともないような問題に出会っても、
「これは、解いたことないけん、できん!」ではなくて、
知っていることのすべてを使って、
あらゆる方向から考えてみることができる子は、強いですよね。

本当の意味での勉強は、そこだと思うんです。
知識として、覚えていることは、
それをするための手段の一つを投入しているだけで、
その知識をいかに使いこなすか、ですよね。

受験、受験と、時間に追われて勉強をしている子もたくさんいますが、
結局、こういうパターンの時は、この解き方!みたいに覚えても、
そのパターンの問題しか解けません。

原理を理解して、問題を解けるようになっていると、
少々、違うパターンになろうと、
全くみたこともないような問題に遭遇しようと、
逆にワクワクするはず。

算数や数学の面白さは、そういうところにあると思います。

パターンを覚えてしまえば、速く簡単にできてしまいますが、
何だか、それではもったいないな。。。と思うわけです。

そして、そういう力が、勉強から離れても、
問題解決能力として、生かされてくるのだと思うのです。

そういう意味で、余裕のある勉強の仕方、
していきたいですね!



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コツコツ

「継続は力なり」
私の好きな言葉の一つですが、
続けられるということは、大きな力だと感じることはよくあります。

頭の回転が速くて、パッと閃くけれど、
継続が苦手なAくんと、
何事も飲み込むのに時間がかかって、なかなか閃かないけれど、
コツコツ継続できるBくん。

どちらが強いかというと、Bくんなんです。

Aくんが、よほどの天才的な閃きの持ち主でもない限り、
Bくんの方が、必ず成績はよくなります。

毎日1ページ、毎週1単元、などと決めると、
必ずやり続けられる子というのは、
ものすごく強いんです。

初めは、飲み込みも速くて、パッと出来てしまうAくんの方が
優秀に見えるかもしれません。
でも、必ず逆転します。

そして、そのどちらも持ち合わせている子が、
天才的な何かをやってのける子なのだと思います。



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基礎をしっかりと

大手塾は既に2月から新年度ですから、中学受験の勉強を始めた方も多いと思います。
その矢先にこのコロナ騒動ですから、出鼻をくじかれた感は否めませんね。。。
でも、できることから一つひとつこなしていきましょう。

受験算数をやっていて思うことは、
とにかく、まずは基礎が大事だということ。

そんなの当たり前の話ですが、
実は、それが出来ていないことに気付いていない子は多いのです。

学校のことはそつなくこなせる、
だから、すぐに受験算数にかかれる、
と思っている地元公立の子はたくさんいます。

しかし、実際はそうではないのです。
例えば、掛け算。
学校のプリントなら全問正解できるかもしれません。
でも、3ケタ×3ケタ。20問、一問もミスらずに15分で解けますか?

少なくとも、受験算数に取り掛かるには、
このくらいの計算力は必須です。
実は、この程度の計算力すらなくても、
地元公立なら学校では上位で過ごせるのです。

しかし、受験算数に本気で取り組むなら、
少なくともこのくらいの計算力はなければ、
解き方が理解できても、
計算ミスして、点にはなりません。

割合の問題。
学校のテストは、
なんとなく割ったり掛けたりすると解けてしまいますが、
きちんと、意味を理解できていますか?

それが出来ていないと、
損益算や相当算、仕事算や濃度の問題、歯が立ちません。

どれも、特に受験だからとやることではありませんが、
日々の積み重ねが必要なことです。

毎日、計算練習、漢字暗記を、きちんとやっていれば、
なんとなくわかってるのまま放置しないように、きちんとやっていれば、
自然とできるようになることですが、
それがきちんとできていないのに、受験算数に取り掛かっても、
半分以上は、理解できたつもりで終わってしまうのです。

これから受験勉強を始めようとしている4年生、5年生、
ゆくゆく中学受験しようと思っている2年生、3年生、
中学受験はしなくても、
中学でしっかりとした勉強をしたいと思っている皆さん、
やっぱり、まずは、漢字と計算です。
そして、仕組みをきちんと理解すること。

意識を持っていくのはその点であって、
決して学校のテストの点ではありません。

毎日の積み重ねですよ~!



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自立のタイミング

個人差はありますが、一般的には、
自学自習できる子に育てるためには、
小学校低学年は特に、ベッタリと親御さんの管理が必要だと思います。
まさに手とり足とりです。

高学年が来ると、徐々に自分でやりたくなってきますから、
自分でできることは自分でやって、
一人でやらせると、怪しいな~と思うところは、
がっちり管理というのが理想でしょう。

もちろん、一人でやっているところも、
チェックしておくことは必要です。
小学生の間は、高学年になったとはいえ、
ちょっと魔が刺すと、答えを写してみたりしたくなるものです。
そういうところは、親御さんが、がっちり管理するべきです。

そして、中学生になると、
出来るだけ自分でやる方向へ向けていきましょう。
さすがに、ここまで来くると、
答えを写すような子には育っていないはずですから、
自分のための勉強が出来るはずです。

とはいっても、一気に手を放してはいけません。
手綱は握っておかないと、まだまだ子供ですから。。。

このくらいが理想的だと思いますが、
実は、この低学年のベッタリができていないお家が多い。
勉強のやり方や、出来るようになることの喜びを
しっかりと入れておいてほしいこの時期に、
手放しのお家が意外と多いのです。

学校のテストも簡単ですから、
特に問題もなく進んでしまいますしね。。。

そうすると、高学年になって、
なんとなくわかりづらい単元が出てきます。

ところが、学校のテストは何となくクリアできてしまうので、
そこでもまだ気付かない。

いよいよ中学になって、番数がついてみると、
驚くような番数だったり。。。
あるいは、どんどん、どんどん、下がるばかりで、
どこの高校に行けるのでしょうか?というようなことに。。。

小学校をしっかりと仕込んであるお家は、
中学になると、自学自習に近い状態へ持ち込めますが、
小学校を仕込んでないお家は無理です。

中学生なのに、親がべったりとついて勉強することになります。
そして、多くの場合、それでも難しい。。。


中学ぐらいで、ある程度自学自習できるようになれば、
高校では、自分で将来のことをしっかりと見据えながら、
やるべきことをやっていける子になります。

小学校低学年の仕込みが、ここまで作用します。
小さいころこそ、大事なんですね。。。



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説明できない

作文が苦手な子は、とてもたくさんいます。
苦手と一言に言っても、色々なタイプがありますが、
説明することが苦手で、うまく伝えられないタイプの子は、
算数をやっていても、説明ができません。

「この問題、どうやって解いた?」なんて聞くと、
つらつらと式を言い始めるような子。
そういうタイプの子は、説明するのが本当に下手なんです。

そして、そういうタイプの子は、筋道を立てて考えるのも少々苦手。
どういう経緯でそうなってしまっているのかは、わかりませんが、
比較的たくさんいる気がします。

200字程度の課題作文を書いても、
結局、何が言いたいのかが伝わりません。
思いついたことを片っ端から、書き連ねてあって、
言いたいことを一つに絞れない場合が多いのです。

多くの場合、そういうタイプの子と話すと、
話がスムーズに運びません。
「だれが?」、「なにが?」、「なんで?」、「なんの話?」、
質問を挟まなければ、通じないのです。

これって、おそらく、小さいころから仕込みを入れられると思います。
学校から帰って、お母さんに学校の話をしますよね?
そんなときに、どんな風に話したら言いたいことが伝わるかを、
実感できるように、受け答えしてあげるとよいと思います。

ちょっと面倒かもしれませんけれど、
そういうおしゃべりを、小さいころから家でやっている子って、
筋道立てて話すのが、上手な子が多いですね。

そして、そういう子はちょっとコツを覚えれば、
すぐに作文は書けるようになります。
算数をやっていても、筋道を上手に説明してくれます。
だから、理解が深まりやすいのです。

小さいころのちょっとしたことですが、
すごく大事だな~と思うことがよくあります。



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満点か8割か

漢字や英単語の小テストを、
授業の始まりに、ウオーミングアップを兼ねてやることがあります。
この小テスト一つでも、
伸びていく子か、そうでないかはわかったりするものです。

たいていの場合、「次回ここのテストするから、覚えといて~」と、
予告してからの小テストです。

20問中1問間違えると、しまった~という顔をして悔しがる子もいれば、
20問中3問間違えているのに、「OK~」って顔してる子もいます。

つまり、目指しているところが違うのです。
満点を目指している子と、8割で満足する子。
日々の小テストでもこうですから、
積りに積もったら、どんなに大変な差がつくことか、
想像に難くないですよね。

問題集を解いても、この差は出ます。
満点を目指す子は、
一問残らず出来るようになるまでチェックを繰り返します。
8割で満足する子は、
半分くらいできるようになったら、そのあとはほったらかしです。

当然、テストの点では大きな差が出ます。
満点を目指す勉強をしても、
テストで必ず満点が取れるわけではないですから、
元々8割しか目指していない子が、
6割程度しか取れなくても何の不思議もありません。

前々から、基準の話をよくしていますが、
自分の中の基準をどこに合わせなければいけないか。。。
よ~く考えて、取り組みたいですね。




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受験への仕込み

中学受験も高校受験も、
それぞれに受験勉強の仕方はあるわけですが、
スムーズに成功するためには、
受験学年になる前の仕込みが、とても大事です。

例えば、高校受験。
スムーズにやり過ごしたいなら、
遅くても小6からは仕込んでおきたい。

それまで、ほとんど家庭学習をしていないような子なら、
まずは、勉強する習慣を確実に付ける。
小学校の漢字をきちんと全部書けるようにする。
小学校の計算を、速く正確にできるように鍛える。

この3つは、最低でも必要です。
最低でもこの3つは身につけてから、中学に上がるようにする。
そして、中1の初めから出遅れないこと。
これがスムーズにいくためにはとても重要。

多くの人が、ダメになってから、塾や家庭教師を考えますが、
ダメになってからでは、教える方も、勉強する方も、
それはそれは大変なのです。

遅れた分を取り戻すために、
多くの時間とお金を費やすことになるでしょう。

出遅れる前に、きちんと仕込んでおくこと。
そうすることで、結局、時間もお金も最小限に抑えられるし、
なによりも、勉強をしている子供たちの苦痛が少ないですよね。

仕込みからやっている子の方が、生き生きと勉強できていますから。
何事も仕込みは大事なのです。ww



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漢字テスト

公立小学校の漢字テストの採点の甘さが気になります。
少々長さが違っていようが、
とめ、はね、はらいがどうであろうが、
だいたい形があっていれば、丸になっている答案をよく見かけます。

だから、きちんと字が書けないんだよ~と思ってしまいます。

そんな中でも、きちんとした字を書く子もいます。
実は、これはあまり成績とは相関関係がないように思います。

国語のテストは、すごく悪いのに、
「漢字ぐらい、きちんと書きよ~」なんて言うと、
きちんと、とめ、はね、はらいに注意した字が書ける子もいるんです。

そういう子に共通していることは、
小学校のときに、
漢字を厳しくチェックしてくれる担任の先生に一度は当たっていること。

やっぱり、学校の力は大きいんです。
そういう先生に、一年、うけもってもらうだけで、
漢字がきちんと書ける子になるのですから。。。

逆に、そういう先生に一度も当たらなかった子は、
本当に汚い。ww
中には、一度も当たっていなくても、
家庭学習で、厳しく親御さんにチェックされて、直している子もいますが、
そういう子は、少ないですね。。。

英語教育もいいですが、そんなことより、
せめて、漢字、書ける子にしてほしいなぁ。。。小学校で。





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面白いと思うまで

このところ、古い昔の記事を整理しながら、
再アップしたり、新しいのを混ぜたりしています。
お気づきの方もいると思いますが。。。

それで、今日のは、5年前の記事。

*******ここから*******

趣味でも何でもそうだと思うのですが、
本当に面白いと思うまでには、時間がかかると思います。

例えば、何か新しいことを始めると、
初めは、その目新しさが面白くて、熱心に取り組みます。

ところが、しばらくすると、多かれ少なかれ必ず壁にぶつかります。
そして、それを乗り越えると、
これまでとは違った面白さが見えてくるものです。

勉強も同じです。
初めて字を覚えたとき、初めて数字を知ったとき、
記憶にはないかもしれませんが、
楽しくて楽しくて、書いたり数えたりしていたはずです。

小さい子供を見ると、自分もそうであっただろうと
簡単に想像できますよね。

ところが、そこから一歩進んで、
漢字を覚えたり、計算をしたり、
図形を書いたり、計測したり、
学校が始まって、壁にぶつかります。

勉強、きら~い!の始まりです。

でも、一つ乗り越え、もう一つクリアし、
と、繰り返しているうちに、
本当の面白さに出会えます。

それに気付いた人が、
いわゆる成績の良い子たちになるわけです。

それに気付くためには、
壁を乗り越える必要があります。
壁を乗り越えるためには、
つまらなく思えても、
ある程度の時間を費やす必要があります。

そういうものです。


先月、下の甥っ子が珍しく自分で電話をかけてきました。
「小学校卒業したから、報告しなくちゃと思って。。。」
そういう性格、上の子にはないかわいらしいところです。

でも、話をしていると、
中学になると、番数とかついていやだな~と、
相変わらずののび太くん状態です。
(中学受験もしていませんしね。。。のんびりしたものです。)

しばらく、本気でやってみると、
けっこうおもしろくなるものなんだけどね。
まだ、知らないのか~ もったいないな~
とかなんとか、さりげなく。。。

早く気付いてくれるといいのですが。。。

*******ここまで*******

あれから5年。この下の甥っ子は今、高2です。
春からいよいよ高3、受験生です。

のび太くん状態だった彼も、ようやく中3で目覚めたようで、
真面目に高校受験をして、高校でいい友達に恵まれたおかげで、
少々楽しそうに勉強をするようになりましたww

この間の電話では、
第一志望は京大のまま変わってないとかほざいていましたが、
たぶんまだまだ届いてませんww

まぁでも、そういう気持ちになれただけでも、
嫌だな~と言わずに頑張れるようになっただけでも、
成長したのかなと、この記事を振り返って思いました。

長~い目で見てやらなければ…ですねw


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セカンド・オピニオン

新年度が近づき、毎日のように、
塾の生徒募集チラシが入っていますね。

例えば、病気になったとき、
一人の医師の意見だけではなく、
複数の医師の意見を聞きたいものです。

セカンド・オピニオンという言葉も
当たり前のように聞かれるようになりました。

勉強も同じだと思うんです。
一人の先生の意見だけではなく、
複数の意見を参考にした方がよいに決まっています。

もちろん、最終決断をするのは当事者ですが、
参考にする考え方は多いほうがいいですよね。

私の生徒たちも、
私はマンツーマンの講師としてかかわっていますが、
塾を併用する子もたくさんいます。

そうすると、塾の先生も同じことを言う場合もあれば、
全く違う意見が飛び出す場合もあります。

マンツーマンの時と、集合授業の時とでは、
生徒の様子も違ってきますし、
先生もそれぞれに、経験が違っていますから、
違っていて当然なのです。

それぞれのよいところを、ピックアップして
取り込んでいけばよいわけです。

それぞれの先生と信頼関係を築いて、
皆で最善の方向へ導いていくような、
そんな使い方が出来ると良いですよね。




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スマホ

子供にスマホを持たせるか。。。
持たせた場合、どう管理するか。。。
頭を悩ませている親御さんも多いことと思います。

今や中学生でも、けっこうな割合で持っているようで、
部活の連絡は、ラインでやっているなんてことも
ちょくちょく聞きます。

受験シーズンも、今や、すっかり様変わりです。

ラインやらツイッターやら、チェックしながら、
「○○高校で調印したってー!」とか、
「○○高校、まだストップ掛けられてるー!」とか、
やり合っている子も少なからず。。。。

もちろん、合格発表もです。
郵便が届いた子から順に、
「受かった!」「合格通知、来た!」と、
ラインがにぎわうそうです。

そんなスマホを眺めながら、
中学の担任から不合格を知らせる電話がかかる子も
あるいは、不合格通知の郵便を受け取る子もいるでしょうから、
私たちの時代よりもダイレクトで、かわいそうな気がします。

この春改定された中学生の教材では、
COCOARとかいうアプリを使ってページを読み取り、
理科の実験動画が見られたりするようになりましたし、
既に前回の改定では、QRコードでリスニングができるようになっています。

こういうのを見ていると、
スマホを持っていることが前提なのかなぁ?などと思います。

しかし、大人でもSNSに振り回されてる人もいますから、
ティーンエイジャーが、
自力でうまくコントロールできるとは思えませんよね。

時間制限をかけるとか、必ずルールを作ってあげないと、
勉強どころではなくなることは容易に想像できます。

携帯電話は、初めは、安全面から、
親子の連絡用ツールとして持たせることが多いと思います。

成長とともに、それが友人間のコミュニケーションツールとなるわけで、
そこへ移行するときに、的確なルールが必要ですね。
現代ならではの問題ですが、
きっちり、家族で決めておいた方がいいな。。。と思います。



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自分でできること、自分でやろうとすること

基本的には、自分一人でできることは
私の授業中には持ち込まないようにさせています。

なぜなら、一人ででもできることは、
自分で家ですればいいですからね。

そういう点においては、ネット環境の充実は、
ものすごくメリットがあります。

たとえば、英語のリスニング。
一昔前なら、授業中にCDをかけて、
それを聞かせて、問題を解かせるしかなかった。

ところが、数年前からは、QRコードがつくようになり、
各自、それを読み取れば、自宅ででも出来るようになりました。
しかも、何回でも、止めながら自分のペースで聴くことができる。

そうすると、授業中にするしかなかったリスニングを解くという作業が、
家でできることになります。

1回目は、テストみたいに流して鉛筆で答えを書いて、
それで、うまく聞き取れなかったと思うところがあれば、
何度か繰り返してその部分を確認して、青で書いてきてね。
なんて、指示が出せるわけです。

そうすると、授業では、丸付けをして、
質疑応答だけで済む。

ところがです。
これがきちんとできる子と、できない子がいます。

全て、一人でできる作業のはずなのですが、
これをきっちりとしてくる子は上位層の子だけ。

後半の何度か聴いて青で・・・というのができない。

これは、結局のところ、気持ちの問題でしかない。

どうせ聞いてもわからんし。。。とか、
めんどくさいから。。。とか、思っていますが、
英語なんかは、とにかく注意して聞くことに大きな意味がありますし、
めんどくさがっていては、何もできるようにはなりません。

トップ層の子なんかは、リスニング問題のネタがきれると、
何かできることはないか?と言ってくるので、
書き取りを勧めます。

とりあえず、聞き取ったことをそのまま聞いた通りに英文で書きおこすのです。
放送原稿がありますから、それを見ながら、照らし合わせると、
自分が聞き取りづらい部分が一目瞭然ですし、
書きおこそうとすると、かなり注意して聴きますから、力が付きます。

そんなことまでやっている子たちと、
聞き取れなかったところを聞き直すことすらしない子たちが、
同じ出来具合になるはずがありません。

でも、どちらも、自分で家庭学習でできることなのです。
ただ、それをやるか、やらないかだけの違い。

トップ層になればなるほど、
自分でできることはたくさんあります。
でもそれは、自分でやろうとしていることが多いからだ
ということを忘れてはいけないと思います。



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考える

わからない問題を考えることはとても大事なことです。
多くの人がそれはわかっていますが、
では、いったい、どうやったら考えられるのか?
それがわかっていない人もたくさんいます。

例えば、お家の人が丸付けをして、
「間違えた問題、もっとよく考えてごらん!」と、
ノートとにらめっこ。。。

その時、どうしているでしょうか?
教え過ぎることもよくありませんが、放置するのもよくありません。

つまり、「ここがこうだから、こうなるでしょ?」と、
正しい筋道だけを教えると、
比較的早い時間で、「わかった!」となって、進んでいきます。
でも、こればかりを繰り返すと、
自分で考えられなくなってしまいます。

大手塾なんかで、「お家の人は教えないでください」というのは
そこだと思います。

わからない→聞く→やり方覚える

これで、一見出来るようになったように見えますが、
実は、知らない問題を自力で何とかする力は、養えないのです。

では、「自分でもっと考えなさい!」と、放置すればよいのか?
それで大丈夫な子と、そうでない子がいます。

大丈夫な子は、もう既に考える力が身についている子。
自分なりに、ああでもないこうでもないと考えることが出来るので、
放っておくと、いろんなことを考えて報告してくれます。

ところが、まだ考える力が十分に付いていない子は、どうかというと、
ただ、黙って、問題とにらめっこ。。。
あるいは、何か違うことを考えている。。。
はたまた、どこかよそ見をしている。。。
まぁ、このような感じになるのがオチです。

では、どうすればよいでしょう?
考えるためのきっかけが必要です。

例えば算数なら、
「わからんもん。。。」と半ば拗ねたように、
止まっていると思いますから、質問攻めにします。

図は書いたの?
問題でくれてる数字、全部書き込んだ?
じゃぁ、それからわかることは何?
他にわかることはない?
問題は何をするって言ってるの?
それをしたら、何がどう変わるの?
それは具体的な数字で出せるの?
それを使ったら、今度は何がわかる?
ところで、何を求めるんだったっけ?
何がわかったら、それが求められそう?
それは、どこかから出てこない?

正しい道へ行くためのこと以外のことが浮かび上がっても構わないのです。
考えるためのヒントを出し続けるのです。
答えにたどりつくためのヒントではありません。
あくまでも、どんなことに思いをめぐらせればよいか。。。というヒントです。

繰り返しているうちに、何を聞かれるかがわかってきます。
そうなると、質問はいりません。
自分で考えられますから。。。

ただ、「考えなさい!」と、放置するのでもなく、
答えへの道筋を教えるのでもなく、
まどろっこしい気がするかもしれませんが、
長い目で見ると、近道だと思います。



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計画表

私は、計画表をすぐに作りたがるタイプです。
生徒の勉強の進行状況も、
だいたいの目安として計画していないと落ち着きません。

生徒にも同じものを持たせて共有する場合もあるし、
生徒自身に、作るように促すこともあります。
それは、それぞれの性格や能力、特性に合わせて変えていますが、
ときには、計画表が要らないタイプの子に出会います。
ごく、まれですが。。。

計画表は一切作らず、ただ黙々とこなしていくタイプの子。
なんとなく心配ではありますが、
それで、結果が伴っている場合は、こちらからは特に作るようには促していません。
だって、そのやり方で結果が出せているということは、
問題なく進められているわけですから。。。

もしかすると、もっと量が増えてきたときには、
ある程度、計画表が必要になるのかもしれません。
でも、それはその時に自分で気付いてやるはずですから。

でも、だからと言って、結果が伴っていない子には、
「せめて計画表を作ろうよ」という話になります。

やっぱり、ざっくりと、今日やることが見えている方が、
効率がいいのが普通ですから。

いろいろなタイプの子がいます。
それぞれのタイプに合わせるのが一番ですが、
楽なことを選択するのではなくて、
できるようになることを選択するということだけは外せませんね。
そこのところだけは、はき違えないように、人の成功話は聞きましょうww



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兄弟でも

兄弟でも全然違うんです。。。ということはよくあります。
同じ男の子同士なのに、性格は全く違って、
一人は丁寧なのに、もう一人は雑だったり、
一人は社交的なのに、もう一人は内向的だったり。。。

もちろん、女の子同士でもそうです。
逆に、兄弟で同じという方が少ないのではないかと思います。
環境はよく似ているはずですから、やはり、遺伝子の都合でしょうか?

兄弟姉妹のどちらも一緒に勉強したということは、
よくあるわけですが、
やっぱり、どちらも同じように接したのでは、うまくいかないものです。

だから、時々、
「同じようにしてやったのに、どうして下の子はダメなんだろう?」
とか言っているお母さんを見かけますが、
それは、同じようにしたからダメだったんじゃないかしら?と思うくらいです。

性格も長所も短所もそれぞれ違うのだから、
違うように仕向けていかないといけないと思うんですよね。
とても難しいと思いますが。。。

兄弟平等になるように、環境を整えたという話を聞いたりもしますが、
それはむしろ不平等で、
それぞれに合った環境にしないといけないのだと思います。



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アウトプット

アウトプットの大切さを耳にすることが、
増えてきた気がします。

勉強でも、意外と見落とされがちなのがアウトプットの重要性。
とにかく、覚えることに終始していると、
意外と効率が悪かったりするのですね。

もちろん、一番最初は知識などを入れてやることが大事ですが、
ある程度入ってきたら、そこからはアウトプットの割合を少し多くしていくと、
意外と効果があります。

例えば社会。
ひたすら覚えようと教科書を読むような作業がインプットならば、
その知識を使って、問題を解くのはアウトプットの作業です。

暗記教科はもちろん、算数・数学なんかでも、
わかっているつもりなのに、
いざ説明しようと思うと説明できないなんてことはよくあるものです。

少し意識してみると良いと思いますよ。



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学校の授業

学校の先生って、本当に大変だと思います。
レベルも考え方も全く違う子たちを、
ひとまとめにして同じ教室に詰め込むのですから。。。

塾なら、能力別にクラスを分けますよね。
しかし、学校は違います。

ものすごく理解力が高い子と、低い子を
同じ教室で同じ先生が一緒に教えるなんて、
この上ない不平等だと思います。

結局、中くらいの子に焦点を合わせざるを得ない状況で、
理解力が高い子は、つまらない授業を受けなくてはいけなくなって、
理解力が低い子は、さっぱりわからない授業を受けることになるのですから。

むしろ、それぞれのレベルで、最善の教育をうけることこそ、
平等だと思うのですが。。。
そういう方向には、向かって行きそうにはないですね。

上位の子たちを、さらに上へ引きのばす方法と、
下位の子たちを、上へ救い出す方法は全く違うはず。

それぞれに合った教育を受けるチャンスがあれば、
みんなもっと楽しく勉強が出来て、もっと幸せになれると思うのですが。。。
それはそれで、弊害が出るのでしょうかね?



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できるようになりたい気持ち

問題集を解いたら、必ず、丸付けをして、
出来る問題と、出来ない問題に分けて
問題番号に印をつけます。

私の場合は、もう一度やる問題番号には丸をつけて、
もうやらなくてよい問題番号は斜線で消します。
1回目は赤色です。

この方法は、自分が子供のころから貫いていて、
もちろん、生徒にも、この方法は伝授しますが、
そのやり方一つを見ても、
考え方とかやる気とかの差が現れてきます。

新しい単元だったら、
解説をして、類題を解いて、と進んでいきます。
そうすると、その類題を解いた後に、
印をつけるわけですが、
すら~っと解けた問題は、明らかに斜線でOK!

問題は、ちょっと止まってしまったけど、
なんとか解けた問題。

次、一人で解けるかどうかを基準に、印をつけていこうとする子は、
「○しといて」と言います。
今は、解説聞きたてだったから、なんとか解けた気がする。。。
もう一回やっとくわ。。。という感じです。

ところが、次のことは考えていない子は、
逆に、「解けたのに、なんで○つけるん?」となります。

一緒に勉強しているときは、私がチェックしますが、
一人でするときはどうでしょう?

大きな差が出てきますよね。

わからなかった問題の解説をしているときもそうです。
ただ、説明を聞いて、自分のノートには何も書かずに、
「わかった」と終わる子もいます。

一方、私が解説に使った紙を、
「これ、ちょーだい」と言って、
次、解くときの記憶をたどる材料にしようとする子もいれば、
自分のノートに、同じように図を書いて、
頭を整理していく子もいます。

どちらのグループが出来るようになるかは、一目瞭然ですよね。

これは、やらされて、強制されて、することではなく、
自発的にやることです。
そうでなければ、意味がない。。。というか、身につかないですね。

ただ、言われたことをするだけの子と、
先のことを考えて、自ら行動する子。

勉強に限らず、色々なことに差がついていきますよね。
キミはどっち?



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一万時間の法則

「一万時間、何かに打ち込む」と聞くと、
気が遠くなるようなイメージですが、
計算してみると、実はそうでもないのです。

例えば、10年間で何かを極めてやろうと考えたとします。
10000時間÷10年=1000時間/年
1000時間÷365日=約2.74時間/日

つまり、1日3時間程度、打ち込むと、
10年でけっこうなレベルまで極められる計算になります。

1日3時間、家庭学習に打ち込んでいる子、
かなりの数でいると思います。
高校生なら、
え?3時間じゃぁ足りんでしょ。
やることが余ってしゃーないんちゃう?と思いますよね。

そう考えると、一万時間って、
勉強だと、普通にやってしまっている子がけっこういることになります。


では、逆に、1日3時間というところから辿ってみたいと思います。
3時間×30日=90時間/月
90時間÷5教科=18時間

1カ月に1教科18時間しか勉強できません。
月18時間の勉強で、果たして大学入試に太刀打ちが出来るか。。。
出来ない気しかしませんよね。

時間を大切に。。。



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臨時休校に思う

突然の長期臨時休校に、どこもバタバタしていますね。
学校の先生も、あまりに突然のことで、
しかも、このタイミングなので、大慌てでしょう。

金曜、土曜に、授業があった生徒たちの反応を見ると、
やはり、子供は子供で不安を抱えている様子がうかがえます。
夏休みのように、手放しで、「わ~い!」って喜んでいるようではありません。

年度末だけに、心の準備もできないまま、お友達とお別れになった子も多いですし、
教科書の残りの単元はどうなるのだろう?とさすがに思うでしょう。
中3生などは、入試の前日指導も2/28に済ませて、
次、会うのは本番当日、会場で、と言われても、不安だと思います。

なにせ、どの学年の子も、いきなり放り出された格好になっていますから、
そういうメンタル面のケアも、気にかけておかなければいけないなと思います。

学校からも、休みの間にやるべきことを、特別に配布されているようでもない。
まぁ、そんな準備をする時間さえなかっただろうと思いますが。。。

そうなると、塾業界もいろいろと動き始めているようで、
教材屋さんからは、無料のWeb会議システムを利用した会議や授業の提案や、
映像教材を期間限定で無償提供してくれるメーカーの案内など、
連日、支援に関する臨時のメールが飛び込んできています。

まぁ、とにかく、皆が、バタバタしています。

しかし、
ここぞとばかりに、遅れを取り戻そうと意気込む子もいれば、
この際、思いっきり先取りしておいてやろうと考えている子もいます。
皆、なかなかたくましいww

ならば、私にできることは、そのサポートか。。。となるわけで、
家庭学習で一人でやることを、いつもより増やして、
少々イレギュラーな進度計画を立てることになります。

まぁ、それはそれで、生徒の成長につながるかもしれないとプラス思考で。

幸い、うちはマンツーマンなので、
感染に関しては、そこまで神経質にならなくても大丈夫そうですし、
しばらくは、ペースメーカーとしての役割が大きくなりそうです。

冷静に、自分にできることをこなしていきたいですね!



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プロフィール

Author:Shigemi
徳島県で、家庭教師や塾講師をして、20年が過ぎました。そこで、この経験を生かして、小・中学生の君たちや、お父さん、お母さんに、何か少しでも役立つようなお話ができる気がして、このブログを始めることにしました。中学受験のこと、高校受験のこと、学校のこと、塾や家庭教師のこと、家庭学習や勉強の方法など、色々なことをお話ししたいと思っています。2013.7.19.

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