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国語はセンスじゃない

国語なんて、やってもできないと思っている人、とても多いと思います。
「国語はセンスじゃない」と、度々言っていますが、
それでも、「センスだろ!」って思ってる人もたくさんいると思います。

そんな人たちに、今日は、それを実感してくれた先輩を紹介します。
中1の時、国語が思いっきり苦手だった子のお話です。w

確か中1の途中だったと思います。
合計点を底上げするには、国語に手を入れるしかない…
みたいな話になったんです。
今なら、間に合うかもよって。

たぶん、「国語なんて上がるん?」って半信半疑だったと思います。
でも、とりあえず、標準レベルの問題集を1冊仕上げることにしました。
標準レベルでも、けっこうピンがある。
その間違いを一つ一つ、毎回、裏付けしていく作業をしました。

論理的に読む方法を身につけるためです。
1冊仕上がったころに、「次は発展編にしようか」って、
半ば強引にレベルアップしました。

当然、ピンばかり。ww
おそらく、失望と屈辱に満ちた時間だったと思います。
卒業するときには、振り返るとぞっとするって言ってましたからw

たっぷり時間をかけて、毎回裏付け作業です。
その子の良かった点は、
とにかく腑に落ちるまで、問答を続けてくれるところ。

自分はこう思うと、考えたことをしっかりと話してくれるのです。
それを一つ一つ解決していくのです。

確かにそういう考え方もできなくもないけれど、
そう考えると、ここで矛盾が生じてるとか、
同じようなことを言っているけれど、
そっちは抽象でこっちは具体だから、こっちは取るべきではないとか、
こういう理由で、この文言を外すべきではないとか、
この選択肢のこの部分は言い過ぎだとか、
そんな話ばかりしていたように思います。

そんなやり取りを繰り返しているうちに、
解いた問題数も増えてきて、
「読み方がわかってきた気がする」ってなります。

そうしたら、ピンの数が減っていくんですよね~

「国語はセンスじゃない」って実感しましたと、
卒業していきました。

実は、私自身も中学の時に、
国語は演習したら上がるってことを実感してるんです。

だから常々言ってるんです。
国語を放っておいてはいけないって。
初見の文章の問題をどんどん解かなきゃいけないって。

小学生も中学生も、教科書の文章だけではだめです。
初見の文章で問題を解かなければ、
自分で論理的に読む力がつかない。
ただの読書とは違うんです。
その辺りが、なかなか伝わらないこと。

でも、時々、これがきちんと伝わって、
それを実感して卒業していってくれる子がいるのは、
私にとっても、すごく嬉しいことなのです。



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国語ができない

国語ができないという相談は、本当によく受けます。
「できない」と一言に言っても、それぞれで、
100点がとれない・・・という悩みから、
50点がとれない・・・という悩みまで、
色々なレベルで問題を抱えています。

一番多いのは、7割8割に届かないという相談。

そのレベルの子たちは、
基本的なところでかなり落としています。

まず、漢字がきちんと書けない。
言葉の意味がよくわかっていない。
これは、覚えれば解決できますよね。

次に、問題に対してきちんと答えを合わせられない。
「一文で」と言われているのに、文の途中から答える。
「書きぬきなさい」と言われているのに、勝手に変える。
「文中の言葉を使って」と言われているのに、書きぬいてる。
「~こと」「~とき」「~ため」など、文末の処理がきちんとできない。

気をつけるだけで直せることで、必ずピンをもらっています。

さらに、解答だけを読むと、何のことだかさっぱりわからない。
解答の文章に主語がないんです。
これもっけっこう多い間違いです。

問題を解いているときは、そのことを考えているので、
主語がなくても自分はわかっています。
でも、解答だけ読んだら、
主語がないと何のことだかわからないんですよね。
解答を作ったら、必ず、チェックしたいことの一つです。

選択問題に慣れていない子もいます。
4択の場合、たいてい2つまではあっさり消えます。
残る2つのどっちを取るか。。。

本文に忠実に、チェックしていきます。
外れる選択肢は、
本文にはそんなこと書いてないというようなことを言ってる場合や、
それに近いことは本文に書いてあるけれど、
そこまでは書いてない(つまり、言い過ぎている)場合が、
よくあります。
その辺を見極められるかどうか。

これは、演習をしていくことで慣れてきます。

国語なんて、勉強して上がるものなの?
と思っている子も多いですが、
今まで書いたことって、
勉強したらできるようになることばかりじゃないですか?

国語だって、勉強したら上がる教科なんです。
捨てずに、勉強しましょう!



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山あり谷あり

この季節に時々います。
宿題、一気にする気が失せる子。

一番多いのは、GW明け。
でも、今年は、臨時休校続きですから、少し様子が違いますね。
余計にやる気が失せてる子もいるかもしれません。

やらないと、ダメダメになってしまうことは重々承知している。
でも、やる気にならない。

ほのかに抱いていた夢やら目標やら・・・、
ある日、それはなんか違う気がし始める。

でもって、宿題も適当にやったり、やらなかったり。。。

勉強って、やるか、やらないかの二択ですよね。
やったら、どうなるのか、
やらなかったら、どうなるのか、
どっちも、皆、理解はしています。

それなのに、やっていない。。。

つらつらと言い訳を並べてくれるんです。
冷たいようですが、
やらなかったら、何が起きるかをわかっていて、
それを受け入れる覚悟でやらないなら、
それはそれで構わないと思うんです。

でも、それを受け入れる覚悟で腹をくくって、やらないのではなく、
二択のどっちも選択できなくて、やっていないのは、
最悪ですよね。

そうやって、自分の人生やのに、
何にも選ばずに、だら~っと、
下へ下へと流されていく人生を過ごすんよ。
腹くくってやらんのならともかく、
流されてるだけで堕落していくなんて、サイテーやな!

とか、厭味たっぷりに言ってみたり。。。
これ、モラハラかなぁ?!ww

しかし、意外と効き目はあったりします。
もちろん、その子の性格をみて言ってますけどね。

まぁ、そんなこんなを乗り越えて、皆、頑張ってるんですよね。
人生、山あり谷あり。
勉強も然りです。


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理由を追求する

昨日の続きみたいなお話ですが、
模試の直しなんかをするときにも、同じようなことが起こります。

例えば、ミカンと、リンゴと、ナシがあって、
ミカンよりリンゴが24個多く、リンゴよりナシが60個多いとします。
これを子供たちに配ると同じ数ずつ余るという問題。

子供は最大何人いるか?と聞かれると、
24と60の最大公約数を求めますよね。

これを間違えた子たちは、解説なんかを見て直しをするわけですが、
これを間違えた子なら、きっと、
「差に注目して最大公約数を求めます」程度の解説では、
ピンとこないはずです。

ところが、昨日の話みたいに、理由が気にならない子は、
「あぁ、最大公約数を求めたらいいんやな」と終わってしまいます。
「なぜ、最大公約数を求めるの?」というところに考えが及ばない。

理由が気になる子は、なぜ最大公約数を求めるかを聞いてきます。

同じ数ずつ余るので、余る分をのけてから配るとすると、
ぴったり配り切れます。

だから、その状態でミカンとリンゴを配ると、ミカンが配り終わった後、
リンゴが24個余るはずです。
そのリンゴが、ぴったり配り切れるはずなので、
子供の数は24の約数ということになります。

同じように、リンゴとナシを配ると、
リンゴを配り終えた後、ナシが60個残るはずで、
そのナシもぴったり配り切れるから
子供の数は60の約数となるわけです。

つまり、求める子供の数は、24と60の公約数で、
最大のものを求めればよいことになります。

でも、きっとこれを差の最大公約数を求めたらいいと
言われただけで理解できる子は、
テストのときに解けているはず。。。

同じ問題を同じように間違えても、
直しの仕方で、ずいぶん差が出てくるものです。

理由を追求すること、とても大事ですね。


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理由が気にならない

「かけて整数になる分数」の問題を解いていた時のことです。
55/12をかけても、35/18をかけても答えが整数になる分数を求める問題。

求める分数をB/Aとおいて、それぞれ掛け算の式を作ってみると、
Aは分母になるので、約分されて1にならないといけないことがわかります。
そこで、Aは55と35の公約数だということになります。
残りの分母、12と18も、約分されて1にならないといけないので、
Bは12と18の倍数ということになります。

初めて解く場合は、この理由から、
それぞれ公倍数と公約数を求めるということに気付くわけです。

さらに、このような分数の中で、一番小さいものを求めなさいと言われれば、
A(分母)は出来るだけ大きく、B(分子)は出来るだけ小さくしたい。
だから、それぞれ最大公約数と、最小公倍数を求めることになります。

ところが、初めて解いたとき、
いきなり、最小公倍数と最大公約数を求めて、正解する子がいます。
明らかにおかしい。

「なんで、最小公倍数と最大公約数を求めるん?」と質問してみます。
返事は「例題にそう書いてあったけん・・・」
上に載ってる例題をチラ見して、わけもわからず、求めてるんです。

それって、例題なかったら、解けないじゃん!
テストには例題ないよ~ww

勉強してるのに、点数に出てこない子って、
こういう勉強の仕方をしている子がけっこういます。

理由が気にならない子、原理がわからなくても平気な子、
実は、とても厄介なんです。

だって、もし、これ、宿題でやったとしたら、
わかってると思いますものね。
集合の塾だったら、普通に小テストぐらいなら、
これ、スルーしてしまいますもんね。

もちろん、本人もできたと思ってる。
気をつけないといけないことの一つです。


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ミスをなくす

小学生のころ、消しカスがいっぱいできると、
母に叱られていました。
「もー、こんなにいっぱい消しカス作って!あんたはアホで!」
みたいなww

母はいつも、「賢い子は、こんなに消しゴムは使わない」
と言っていました。
だから、机の上に消しカスの山を作ると、叱られてたんです。

母の性格からすると、たぶん、本心の半分は、
「もー、汚い!掃除したのに!それ、下に落とすんじゃないでしょうね?」
って感じだったと推察されますが、ww
賢い子は消しゴムをあまり使わないというのは、
最近、なんとなく納得することでもあります。

「ミスをなくしたい」と言ってきたある生徒に
全てボールペンで書くようにさせた
なんて話が、ある冊子に載っていました。

もちろん、これは人によります。
汚いノートが平気な子なら、ボールペンで書いて間違えても、
ぐちゃぐちゃってボールペンで消して、また書くでしょう。
そして、気にもならない。

でも、その生徒のミスは格段に減ったそうです。
つまり、ボールペンで書くということは、消せないということだから、
間違えないように意識する、このことをうまく利用したのですね。

生徒の特性をうまく利用した手で、素晴らしいと思いました。


それで、私は消しカスの話を思い出したというわけなんですが、
ボールペンで書けるくらいミスをなくすと、
当然消しカスはできませんものね。

やっぱり、賢い子は消しカスの山は作らないんです。ww



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学校がないということ

長い臨時休校が続いていますが、
少し気になることが起き始めています。
計算ミスが増えてきているのです、特に小学生。

うちに通ってくれている子たちは、
家庭学習もきちんとするおうちの子たちなのですが、
それでも、4月上旬ごろから、やたらと計算ミスが多い。

学校の授業がないせいだろうか…と思います。
中学生よりも、受動的に学校の授業を受けることが多い小学生の場合、
学校の授業がなければ、こういう弊害が出ても不思議ではないと思うのです。

とはいえ、夏休みだって、1か月以上お休みになるわけだから、
そればかりではないようにも思います。

身体的、精神的なストレスも、影響しているのかもしれません。

学校の時間割みたいに、
おうちの勉強ができれば理想ですが、
なかなかそうはいかないので、
漢字のおさらいや計算練習を、
しっかりとこの時期にしておくのもいいかもしれませんね。



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親が勉強をみること

私は、基本的には、小学生の間、特に低学年は、
しっかりと親が勉強をみるべきだと思っています。

私が関わる多くの生徒は、
小学生のうちから、マンツーマンの指導を求めるお家なわけですから、
世間一般からみると、教育熱心な家庭です。
当然、パパ塾ママ塾でしっかり勉強をみているお家も多いわけです。

ところが、高学年になると、微妙な違いが出てきます。

次第にパパ塾ママ塾を卒業できる子もいれば、
ベッタリみてもらわないとできないままの子もいる。

授業中に習ったことや、解決できた疑問点を
自発的にきちんとノートにメモできる子もいれば、
放っておけば、ノートは真っ白で終わる子もいる。

この差はどこから生まれるのか。。。

おそらく、勉強の内容にどこまで親が関わっているかだと思います。
塾や家庭教師の授業でわからなくても、家でまたお父さんが教えてくれる、
授業でやったことを忘れてしまっても、家でお母さんが教えてくれる、
そんな感じのパパ塾ママ塾がある子は、
能動的な勉強ができづらくなっていきます。

一方、勉強をどんな風にやっているかのチェックは、
お父さんやお母さんがするけれど、
内容に関しては、「塾で習ったことなんだから、塾で解決してきなさい」と
言われているような子は、自分からメモを取るし、質問します。
能動的な勉強ができるようになってくるのです。

勉強は、能動的にしなければ、できるようにはなりません。
受動的に、言われたことだけやっているようでは、
ある程度まではできるかもしれませんが、そこから先はないでしょう。

低学年のうちから、
将来、能動的な勉強に切り替えていけるための仕込みは必要かもしれませんね。



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解くスピード

入試を意識し始めると、
問題を解くスピードが必要になってきますよね。

ところが、スピードがない子は、けっこう多い。
普段の勉強でも、プリントを1枚解くのに、もうとにかく時間がかかるかかる。。。
そういう子は、集中力をうまくコントロールできていません。

色々なタイプの子がいて、
一筋縄にはいかないとは思いますが、
とりあえずは、時間を計ることです。

ストップウォッチを使って勉強している子はたくさんいます。
10分で1枚解くとか、15分で1ページするとか、
とにかく時間を決めて、時間を計ります。

時間内にしようと、本人が思わない限り、効果はありませんが、
やらなきゃと思っている子なら、それなりに効果はあります。
一応、時間を意識しますから。。。

気をつけないといけないのは、
直しをするときは、しっかりと時間をかけるということ。
わからないところは、きちんとわかるまで、
じっくり取り組む必要があります。

基本は、「速く解いて、じっくり直す」です。



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睡眠時間(続き)

昨日、睡眠時間の話を書きましたが、
あれはあくまでも一般論。
実は、うちの生徒たちだけを見ても、まちまちなんです。

晩ごはんを食べたらさっさと寝て、朝早く起きて勉強する子もいれば
学校から帰ったら一眠りしておいて、夜中まで勉強する子もいました。
どっちも基礎学460~485レベル。
昨日の例が全く当てはまりませんw

まぁでも、最終的には、やっぱり入試が朝から始まるので、
朝型にシフトするのですが、
うちの生徒に限れば、トップ層の子たちは、とにかくよく寝てました。
それだけは共通ww
夜中、1時2時まで勉強しているような子は皆無。

結論としては、自分の体のリズムに合ってる時間帯にしっかりと寝ることですね。


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睡眠時間

小学生も中学生も、睡眠時間の話題はよく出ます。
いったいどれくらい寝るのが良いのか?
何時に寝るのが良いのか?

睡眠の調査なんかを見ると、
睡眠時間が少ない子ほど、テストの正答率が低いようですが、
逆に10時間以上寝ているような子も、正答率は低くなっているようです。

睡眠時間が少な過ぎると、
成長期の子たちなので、特に体に支障をきたすでしょう。
起きている間の集中力も落ちるでしょうし、
いい作用がないことは目に見えています。

ゲームをし過ぎて寝ていないのは論外ですが、
仮に勉強に時間を費やして寝ていなかったとしても、
これでは何の役にも立っていないどころか、害を及ぼしていますよね。

また、10時間以上寝ているような子は、
まず間違いなく勉強していませんから、
正答率が低くて当然です。。。

7時間前後の睡眠時間の子が一番正答率が高いそうです。

では、何時に寝るのが良いのか?

これも同じような結果が出ていて、
早い時間に寝ている子と、遅い時間に寝ている子は、
どちらも正答率が低いようです。

これは、睡眠の質の問題ばかりとは言えないと思います。
早くに寝る子は、勉強しない子が多いですから、
それも原因だと思います。

遅くまで起きている子は、
おそらく睡眠時間自体も少ないでしょうから、
先の睡眠時間の結果と同じようなことが言えると思います。

結論として、11時に寝て、6時に起きるくらいの子が、
一番正答率が高いといったところでしょうか。

そういう生活リズムができていると、
夕食後に勉強する時間も確保できているでしょうし、
朝ご飯をしっかり食べて、学校に通っているはずです。
授業が始まるころには、しっかりと脳も起きているわけですよね。

生活リズムは、すぐに変えられるものではありません。
リズムがうまく作れていない人は、
徐々に、少しずつ慣らして変えていきましょう。



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番数をあげる

この時期、
高校入試までに、なんとかもう少し番数を上げないと。。。と
思っている子も多いと思います。

塾へ行ってみたり、家庭教師をつけてみたり、
あの手この手を使ってみても、結局、うまくいっている子は一握り。

ほとんどの子が、
塾行き始めたし、頑張ってるのに、なんで上がらないの?なんて
思っていると思います。

なんで、上がらないのでしょう?

みんなもやってるからですよ。ww

自分と同じぐらいの番数の子は、
きっと、みんな同じように考えています。
だから、同じくらい勉強してるんです。

自分より少し上の番数の子は、
元々自分よりたくさん勉強しています。

元々少ない勉強量だった子が、少々増やしたって、
元々やってる子と大差ないはずです。
しかも、初めの差がある。
そう簡単に、差が埋まるはずはありません。

つまり、自分が思っているレベルで、少々頑張ったって、
そんなくらいでは番数は上がらないということです。

本気で番数を上げようと思うなら、
テレビを見る時間も、スマホをいじる時間も、
ゲームをする時間も、とれるはずがないんです。

たまにいます、そういう子。
絶対に上げる!と決めたら、
ご飯食べて、お風呂入って、寝る以外の時間を勉強に費やせる子。
それなら、上がり始めます。

差を埋めるには、これくらいの覚悟が必要だということです。

ところが、番数を下げるのは簡単です。
あっという間に下げられます。
ちょっとサボればよいのです。

しかし、それを戻すのは大変です。
番数を上げることの大変さをわかっていない子が多いんです。




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元を辿ると…

成績が良い子と悪い子、どのあたりから差が出るのか・・・?
なんて、考えてみるのですが、
小学校高学年では、既に結構な差が出ていますよね。

間違えた問題をきちんと自分で処理できる子もいれば、
ただ写すだけのことができない子もいる。

ということは、その差は、もっと幼少のときについているはずで、
幼稚園や低学年のときに、
「まだ小さいから出来ない」で済ませるか、
「もうできるようにしていこう」と考えるかの差かもしれない・・・と思ってみたり。

大手進学塾なんかでは、中学受験に向けた低学年の授業もありますが、
小1や小2の子でも、きちんとノートに解いて、
間違いをチェックして、またやり直してというやり方を教えると、
できるんですよね。

個別でもそうです。
もちろん、一つ一つ手とり足とりですが、
ノートに丁寧に書いて、丸をつけてもらったら、
逆に小さい子のほうが、自分でテキストにチェックをつけたがるくらい。

そういう仕込みがある子と、
その時期、野放しだった子の差はけっこうあるんです。

でも、ちょっとしたきっかけで、
大きくなってからでも、出来るようになる子はいるし。。。
とはいえ、やっぱり、出来るようになる子の多くは、
低学年のうちから、
パパ塾ママ塾がしっかりと整っている印象はあります。

学校から帰ったら、宿題をする、おさらいをする。
文字を丁寧に書く。。。などなど、
勉強のやり方と生活リズムを整えているお家は強いです。

これが、自然に仕込めるのって、やっぱり低学年のうちですね。



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チラシでお勉強?!

いつだったか、新聞の折り込みチラシを使って、
幼児教育をする。。。とかなんとか、テレビでやっていました。

一枚のスーパーのチラシをもとに、
○○県産と表示してあるのを見つけて、
○○県の場所を地図で確かめるとか、
チラシに載ってる食べ物の旬はいつかを考えるとか、
ノートなんかも使ってやっていました。

あんな風に特別に勉強みたいにやらなくても、
家庭内で自然な会話の中で、やり取りすればいいのに。。。と
ぼんやり思った記憶があります。

中高一貫校の適性検査対策なんかをしていると、
そういうのの重要性をとても感じます。

適性検査対策なんて仰々しく勉強しなくても、
普段の家庭内の何げない会話で、
出来るようになってしまうことがたくさんあると思います。

もちろん、対策しないといけないこともあるのですが。。。ww

例えば、チラシでも、お母さんが、
「今日は土曜やけん、スーパーのチラシはないなぁ。。。」
お父さんが、
「週末は、電気屋とか車屋とか、そんなんばっかりだろう?」なんて、
会話をすれば、

子供は、「なんで?」って思いますよね。
「だって、週末は、家族で買いに来てくれるようなものを売りださなあかんやん。」
なんて話になれば、
ライフスタイルに合わせて、チラシは織り込まれるんだと気付きますし、
そこから話も広がります。

夕食のときに、お父さんが、
「このカボチャ、美味しいな~」
お母さんが、
「ニュージーランドのは、はずれが無いわ」なんて、言ったとしたら、

子供は、
「カボチャって、ニュージーランドから来てるの?」と思うかもしれませんし、
「ニュージーランドってどこ?」って話になるかもしれませんし、
そこから、カボチャの旬の話になるかもしれません。
あるいは、
お父さんとお母さんが新婚旅行でニュージーランドに行ったなんて話に
発展するかもしれませんね。

これって、勉強って感じじゃないですよね。
単なる日常会話。ww

でも、こういう日常会話が多いお家の子は、
意外と、「勉強きら~い」って言わない気がします。

さぁ、お勉強!みたいに、チラシを使ってると、
チラシ、嫌いになるかも~www


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疑問を抱くこと

先日、想像力がある子は強いって話を書きましたが、
「なんで?」って、よく質問をする子も、同じだと思います。

何も勉強に限ったことではなくて、
日常のちょっとしたことでも。。。

例えば、これからの季節、冷奴や素麺の薬味に、
ちょっと細ネギがあると便利ですよね。
そこで、お母さんがスーパーで買ってきた細ネギの根っこを、
ベランダのプランターに植えたりしませんか?

「えー、この根っこからまた細ネギが出てくるん?」とか、
子供にとっては、これだけでもけっこうおもしろいことかもしれません。
普段ゴミ箱に捨てられてるものから、
また食べられるものが出てくるんですものね。

ある日、お父さんが、
「プランターに土作ってあるけど、一週間ぐらいしてから植えてよ」
と言ったとします。

「なんで?」

「石灰混ぜたから。」

「???」

そこから、話は広がります。
弱酸性ぐらいの土が野菜作りにはよいこと、
使い続けていると、土の酸性が強くなること、
石灰を混ぜて土を中和させること。。。

なんで、酸性が強くなるの?
酸性が強過ぎるとどうなるの?
石灰って何?
なんで、中和されるの?

話しているうちに、
次の「なんで?」もたくさん生まれるかもしれません。

一つの「なんで?」から、話は無限に広がりそうです。
子供の「なんで?」に答えるのはなかなか骨が折れます。
一緒にインターネットで調べるのもいいでしょう。
一緒に調べれば、検索の仕方、キーワードの使い方など、
自然と身についていきます。

時間にも心にも余裕がないと出来ないかもしれません。
でも、きっと、これが「ゆとり教育」が目指してたものなんじゃないかと思うんです。
よく言われる「生きる力」ってやつを身につけるための
「ゆとり」の時間だったと思うのだけど。。。

「ゆとり」の時代が終わったってことは、
なかなか一筋縄ではいかなかったってことでしょうけれど、
でも、この疑問を抱くということは、全ての原点だと思います。
大事にしてあげたいですよね。



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ノートに解く

現在の成績にかかわらず、
伸びていく子は、テキストを渡すと、たいていノートに解きます。
(まぁ、状況によっては、テキストに書き込んでもらうこともあるのですが・・・)

書き込みをしないのは、勉強の基本です。
ノートに解いて、問題集にはチェックのみつける。
そして、チェックがついている問題を、出来るようになるまで、繰り返す。

これがわかっている子は、今は、成績が悪くても、
だんだんと伸びていきます。
その気になったときから勝負が始まります。

ところが、その気になってる風なことを言っていても、
これが全くできない子も、けっこういるんです。

ノートに解けと言われるので、とりあえずノートに解きますが、
問題集に全くチェックをつけない。
もう一回やるつもりはないってことですよね。

そういう子は、質問をしても、
「あ~、わかった~」で終わり。
もう一回自分で解いてみるつもりはありません。。。

これでは、いつまでたってもできるようにはなりませんよね。
勉強のやり方を教えてとか言う子に限って、そんな感じなんです、実は。

これ、小学校低学年でも、やってる子はやっています。
ところが、高校生でも、出来ない子は出来ません。
いくらやり方を教えても、
やろうとしてくれない限りは出来るようにはなりませんから。。。

やり方を教えてもらっただけで、満足しててもできるようにはならないよ~
先生は、魔法使いじゃないんだよ~ww



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模試を受けたら

模試を受けた後、どうしていますか?
まずは、帰って自己採点。
続いて、間違えた問題の解き直し。

そのくらいまでは、模試を受けるくらいの子ならやっていると思うのですが、
そのあとは、どうしていますか?

それで終わり。。。ではもったいないです。

間違えた問題を切り貼りしたノートを作りましょう。
特に算数。
テストそのものをチョキチョキ切ってもいいですし、
両面の場合が多いでしょうから、
片面はコピーをして、切り貼りしましょうか。

自分が間違えた問題ばかりがのっているノート。
これは、受験直前にも大活躍します。
直前にもなれば、けっこう溜まってくるでしょうから、
これを徹底的に解けばいいのです。

模試に出る問題は、当然、大事な問題であることが多いですよね。
しかも、一度は間違えた問題。
つまり、また間違える確率が高い問題です。
自分専用のピンポイント大事な問題集というところでしょうか。

溜まってしまってからでは、けっこう時間がかかる作業ですが、
模試が終わる度に、やっていけば、それほどでもない作業ですね。
是非、今から始めましょう~


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想像力

想像力のある子って、強いと思うんです。

例えば、「これ、解いといて~」と、言ったとします。
「はい」で終わる子もいれば、
「ノートに?書き込み?」とか、やり方を具体的に聞いてくる子もいます。

やり方を具体的に聞いてくる子は、
家で自分が解いてるところをイメージできてるんだと思うんです。
だから、質問が出るんですよね。

どんな風にやるのが一番いいかとか聞いてくるのは、
やっぱり、想像力がある子だと思うんです。

そんなこと考えもしない子は、
少なくても1回は時間をロスします。
だから、できるだけ細かく指示は出すようにしてるのですが、
実は、そういうタイプの子には、それが伝わらないことがよくあります。

同じように細かく指示をしても
想像力がある子は、実際にやっているところをイメージして、
その内容を聞いているんだと思います。
ところが、そうでない子は、ただ聞いているだけで、
いざ、やるときになって、あれ?なんだっけ?となるわけです。
だから、結局1回はロスをします。

これ、積み重なると大きいですよね。。。


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パターンではなくて・・・

受験算数で、食塩水の問題に取り組むとき、
割合の問題の流れから、入るようにしています。
食塩水の重さが「もとにする量」で、
濃度というのは、
食塩水の中の何%が食塩なのかを表しているというお話から。。。

割合の問題と同じ感覚で、まずは掴んでもらいたいのです。
もちろん、問題が発展レベルへと進んでいくと、
面積図なんかを使ったほうが解きやすい問題も出てきますから、
そうすると、面積図の使い方も教えますが、
原点は、割合ですよね。

ところが、集合塾などで、既習の子たちは、
たいてい食塩水の公式や面積図をいきなり使って解きます。
もちろん、塾でも、割合のお話はしてくれていると思うのですが、
おそらく、中以下の子たちにはそれは伝わっていない。。。

だから、
「225グラムの水に何グラムの食塩をとかすと25%の食塩水になりますか」
と言われると、この時点で困ってしまうんです。
基本的な問題なのに。

225グラムの水が75%にあたるということに、目がいかない。

もちろん、合格ラインの子たちは、
こんなのスラスラと解いてくれますが、
悪戦苦闘する子は、割合の原点がわかっていないんですよね。
パターンで解いてしまおうとする癖がある。。。

とにかくやり方を覚えてしまいたいタイプの子が、
伸び悩む原因の一つだと思います。

やっぱり、基本的なこと、大事なんですよ。
原理をきちんと理解したうえで、
それを使いこなして解ける子になってほしいですね。



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貴重な経験に

学校が始まったのも束の間、再び長い臨時休校に入ってしまいました。

近ごろ気になること。
とにかく、文句がたくさん聞こえてくること。
SNSやテレビは、誰かの批判や非難で溢れかえっています。

政治に対しての文句、
社会に対しての文句、
個人に対しての文句。。。
そういうのを、子供たちはいったいどう受け止めているのだろう?と気になります。

誰もが初めての経験で、不安や心配もありますし、
普段の生活と違う分、ストレスもたまるでしょう。
でも、文句を言ったところで何も解決しない。

もちろん、意見を言うことは大事だけれども、
ただストレスに任せて文句を言っている風なのが多い気がしてなりません。

こういう滅多に起きない事態に、どう対処していくべきなのか、
子供たちにとっても、いい経験にしてあげたいと思いませんか。

例えば、自分でよく考えて行動するいい機会になるかもしれない。
誰かの立場に立って物事を考えるいい機会になるかもしれない。
溢れる情報の中から、正しい必要な情報を選び出す経験ができるかもしれない。

少し視点を変えるだけで、普通では経験できない貴重な期間にできるかもしれません。

先の臨時休校を経験しただけでも、子供たちの考え方に少し変化が起きています。
はじめは、休校を喜んでいた子供たちも、「学校って大事やな~」などと言い始めました。
「休みやけんできるよ」と、自己申告の宿題の量も、それぞれが増やし始めています。
学校や勉強に対する考え方が、少し変化してきているのです。

普段とは違う生活を、ただぼ~っと過ごすのではなく、
いろいろなことを考えるいい機会に出来ればいいなと思っています。

限られた厳しい環境の中でも、
冷静な思考を保って、少しでも楽しく、
文化的で心豊かな暮らしを心掛けたいですね。

少しの工夫でできること、たくさんあると思います。



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どこでもいいよ

自分の行きたい高校へ行きなさい。
どこでもいいよ~

一見、とても理解があるみたいですが、
シチュエーションによっては、
親からのこの言葉は子供をとても傷つけていると思います。

親の立場からすれば、
プレッシャーを与えないように。。。とか、
自由にしてほしい。。。とか
そういう思いから発せられる言葉なのでしょうけれど、

その言葉を受け取る側にしてみれば、
そうか、ぼくは期待されてないのか。。。とか、
別にどうでもいいんだな。。。とか、
感じることもままあるはず。

なにせ、相手は思春期の多感な少年少女ですから。。。

将来のこと、まだまだ一人で勝手に決められる年齢ではありません。
身体は大きくても、中身はまだ子供ですから。。。
特に、現代っ子は、その傾向が強い気がします。

自分のこととして、親身に話し合ってあげてほしいところです。
とってつけたようにではなく、日常生活の中で、普段から。。。




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誰のため?誰のせい?

「勉強しなさい、自分のためでしょ!」と、
怒るお母さんを時々見かけます。

前にも書いた気がしますが、
これは特に思春期の子には禁句です。

自分のためだってことくらいは、みんな知っていますから、
それをいちいち口に出されると腹が立つものです。

ついでに、
ぼくのためと言いながら、ぼくの勉強ができんかったら、
お母さんがカッコ悪いとか思っとるんだろ?
とか、発展していって、悪循環。。。

では、こんなこと言わなくてもきちんと勉強してる子のお家と、
どこが違うのか。。。と観察してみると、
勉強をする習慣を植え付ける時期の違いが大きい気がします。

自分から、勉強するようになる子は、
たいてい小学校に上がるころには、
きちんと勉強の時間があって、
するのが当たり前だと思うようになっています。

ところが、中学生が来ても勉強しようとしない子は、
そういう習慣がない。
これまでは、勉強なんかしてなくても、何も言われなかったのに、
ある日、突然、勉強しろと言われても、
これはなかなか難しいですよね。

でも、勉強している高校生を見ると、
全員が全員、小さいうちから環境を整えられていたわけではありません。
では、小さいうちの仕込みをしていない子たちが、
勉強するようになるパターンは?と、これも観察してみると、
将来のことを考えられる子たちです。

こういう途中から組の動機は面白いですよ。
「このままいったら、オレ、ニートになってしまう、ヤバい!」とか、
「このまま大人になったら、私、好きな服買うお金も稼げんよな!」とか、
・・・。www

動機はそれでいいんです。
それをきっかけに勉強し始めるんですから。

それを考えられる子は、望みがあります。
高校で激変する子はこのパターン。

こうやって、激変して勉強できる子の家庭は、
子供を自立させる空気があります。

小さいころから環境を整えるでもなく、
自立させる空気もなく、・・・で、きてしまうと、
残念ながら、とりあえず、どこかの私立大学に行って、
結局、卒業しても就職できなくて、
不景気だからと、世の中のせいにして。。。

そう、誰かのせいにして、
不平不満だけは一人前に言えるんです。
共通しているのは、
きっと、お母さんも、そうやってるんですよね。

勉強できないのは、学校のせい、塾のせい、
勉強しない子供のせい。

こんな子になってしまったのは、
環境のせい、社会のせい。

悲しくなりますね。


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いいところ探し

近年の傾向として、ほめて育てられている子は多いと思います。
私なんかは、しごきの時代でしたから、
ほめられることの5倍くらいは叱られていた気がします。

だから、逆に、大したことでもないのに、ほめられたりすると
馬鹿にしとるん?とか思ってしまうくらいで。。。www

でも、今の子たちは違います。
叱って育てたと言っているお家の子たちを見ても、
私たちの世代とは、その度合いが違う気がします。

なぜ、こんな話を始めたかというと・・・、

十年前くらいまでは、「プリントを10分で解いて」と渡して、
30分かかって、やっと解けたとします。

仮に、それが全問正解だったとしても、
「あー!全然アカンなぁ、間に合わん。。。」
という反応をする子が多かったんですね。

「でも、全問正解してるから、
 とにかくスピードを上げられるようにしよう!」
なんて、こちらが慰めていたものです。

ところが、今の子は違います。
「全然、間に合わんじゃん!」と私が言っても、
「でも、全問正解じょ!」とケロリとしているのです。

自分で、自分のいいところ探しをしちゃうんですよね。
きっと、そうやって、褒められて育ってるんです。
学校なんかは、特にそうだと思います。

いいところを探すのはいいことだけど、
自分の悪いところには蓋をして、いいところばかり探していては、
いつまでたっても、進歩しないですよね。。。

競争心というか、闘争心というか、
もうちょっと欲しいんだけど。。。と思うことが増えています。




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真剣に叱る

地元公立では、学級崩壊なんて話もよく聞きます。
真剣に叱ってもらえなかった子が、多いんだろうなと思います。

例えば、何か悪いことをしても、
「も~、○○ちゃん!悪くて困っちゃうわ~」なんて、
笑いながら言っているお母さんやおばあちゃん、よく見かけますよね。

これでは、その悪いことをした子は、
叱られてるとは思いません。逆に、喜ばれてると思ってます、きっと。

だから、大きくなっても、暴言を吐いてみたりするのです。
喜んでくれると思ってるから。

はじまりは、家庭からなんだと思います。
学校の先生だけが悪くて、学級が崩壊しているのではないはず。

でも、学校の先生だって、
もっとクラス管理をする力を身につけなければダメですよね。

私も塾講師時代には、集合授業も結構やったので、
色々な技を身につけさせてもらいました。
目力や沈黙は、威圧感のある空気を作り出す武器だと思います。

そういうのって、先輩や上司から、
教えられたり、アドヴァイスしてもらったりしながら、
研修や見学を通して、授業での実戦も通して、身についていったと思うんです。

今の怒り方では、目が怒ってないとか、
口調は優しくても、目が怒ってると効き目があるとか、
その空気感では、教室管理は出来ないとか、
もっと沈黙をうまく使えとか・・・。

学校の先生は忙し過ぎて、そういう暇はないのでしょうかね?
確かに、色々な仕事があって、忙しいとは思うけれど、
要領が悪いんじゃない?なんて思う節もあったりして。。。

問題山積なんでしょうけれど、
学級崩壊してるから、
地元公立から中学受験をしたいと考える小学生が出てくるわけで、
そういう子が増えてくると、
地元公立中は、ますますレベルが下がっていくわけで。。。

公立~、もっと頑張ってくれよ~とか思ってしまいます。



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家事を手伝う

昨日の話の補足ですが、
小さいころから、家事を手伝うことは、色々なメリットがあります。

例えば、料理をすると、いくつもの作業を同時進行でするわけですから、
段取りよく作業をするためには、どうしたらいいかと自然に考えますし、
掃除をすると、どこから掃除をしたら、綺麗になるかを考えたり、
最終的にどういう仕上がりにすると綺麗に見えるかを考えたりもするでしょう。

ゴミ出しを手伝うだけでも、
今日は、何ゴミの日? 
資源ごみは、この後どうやってリサイクルするの?
このゴミって、どこに集められてるんだろう?
どう分類したらいいのかなぁ?
そこから、考えることはたくさんありますよね。

そして、当然、お母さんやお父さんと話をしながら、
お手伝いをするわけですから、
それも大事な時間になります。

振り返ってみると、
成績が良い子って、家のお手伝いをよくする子が多かったように思います。

そして、間違いなくおしゃべりです。
外では、あまりしゃべらない子でも、
お父さん、お母さんとはとてもよく話をします。

勉強ができる子にしようと思うと、
ついつい、勉強のやり方ばかり考えてしまいますが、
一番大事なのは、
家庭環境、家族との関わり方なのかもしれませんね。



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自立

最終的に、子供は自立しなければいけません。
きちんと自立できる子って、小さいうちから
けっこうお家のこと手伝ってる子が多いように思います。

例えば、ゴミ出しを手伝ったり、
掃除や洗濯を手伝ったり、
男の子でも、意外とお料理が好きな子はたくさんいます。

中には、「ぼくは、大学生になったら、一人暮らしをするから。。。」と
その時に備えて、掃除、洗濯、料理など、
自分の身の回りのことを、
少しずつお母さんに教えてもらっている子もいます。

しかし、よく考えてみると、
そういうところから、感謝の気持ちが生まれたり、
自分で自分のことを全てすることの大変さを知ったりするのだと思います。

当たり前のように、全部お母さんにやってもらっていたのでは、
一人暮らししたら途端に困ってしまいますものね。

大学受験のときにも、こういう自主性は、とても感じます。
自分で、受ける大学のスケジュール管理をし、
自分できちんとチケットを取り、ホテルを取り、
ホテルが用意してくれる試験当日のランチボックスも頼んで、
準備を整えて、一人で受験に行く子もいれば、
お母さんがついて行って、あれこれお世話をしてくれる子もいます。
近ごろでは、高校からも保護者同伴を推奨されるなんて話を聞きます。

子供の大学受験に、べったりついていくお母さんは、こう言います。
「何か、困ったことが起きたら困るし、
 朝、起きられるかどうかも心配だし。。。」

一方、自分で、段取りして受けに行ける子のお母さんはこう言います。
「起きられないくらいなら、受ける価値なし!
 トラブルが起きて、自分で対処できないようなら、
 そこで、一人暮らしなんてできないでしょう?
 受かったら、4年間、そこで一人で暮らすんだから。。。」

この感覚は、とても大事だと感じることがよくあります。
自分のことは自分でなんとかする。。。とても大事なことです。
もちろん、子供の手に負えないような時は、きちんとフォローしてくれますが、
そういう育て方の方針のお家の子は、逞しく育っています。

もちろん、うまくいくときも、うまくいかないときも、あるはずです。
でも、ベースにあるこの考え方は大事ですよね。



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大事にしたい発想

小学生と英語の勉強をしていた時のことです。
命令文の単元をやっていて、
pleaseは、文頭においてもいいし、
文末においてもいいなんて話をしてたんですね。

そうしたら、こう言うんです。
「でも、例えば3問、pleaseを使う問題が並んでいて、
 1問目は文頭、2問目は文末、3問目は文頭とかに置いたらあかんのだろう?」

いったい何を根拠にこんなことを言っているのだろうと思いながら、
文末に置く場合に、きちんとコンマをつけてあれば、
別に問題はないと話したんですね。

そうしたら、
「やったー!」って喜ぶんです。

「どっちでもいいんやけん、普通、いいでしょ?」と言うと、
学校では、算数とかで、どっちでもいいって言われても、
回答欄は統一しておかないと怒られるって言うんです。

なるほど、それでか。。。

納得しましたが、いやいや、それっておかしいでしょう?
どっちでもいいんだったら、どっちで書いてあっても、
きちんとチェックして丸してあげないと!

どっちでもいいんだったら、どっちかだけ覚えよう!という発想の子もいる中で、
(それでも、もちろん、両方覚えてもらいますが、)
どっちでもいいんだったら、両方混ぜて書いてやろうというその発想、
けっこう気に入りませんか?

丸つけの手間よりも、その発想を大事にしたいですね。



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予習授業

私は、以前は完全復習派でした。

新しく習うことは、とにかく学校で吸収してくるのが大原則。
知らないことを習うから、学校の授業が面白いし、
集中もできる。。。

自分自身も、中学まではほとんどこの方式でやってきていたので、
これを推奨していました。

だって、学校で教えてくれることを、わざわざ家で先にやるなんて、
二度手間だし、だいたい、学校の授業がつまらなくなるでしょう?
高校生なら、そういうわけにはいきませんが、
中学レベルなら、これで十分じゃない?と思っていたのです。

ところが。。。

ここ数年は、学校の予習をすることが増えてきました。
というのも、学校できちんと理解して帰ってこない子の割合が
ぐんと増えてきたと感じたからです。

学校の授業で、中途半端に理解して帰ってくると、
それを修正するのにまた時間がかかる。
それなら、いっそのこと、先に家できちんと入れてしまえば、
修正するよりは簡単だし、
生徒も学校の授業が理解しやすいだろうというわけです。

子供が変わったのか、学校が変わったのか、
その辺りはわかりませんが、
完全復習方式では、支障が生じ始めたので、
今では予習型がメインになってしまいました。

何が原因なのかが気になるところです。。。



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わかったつもり

わかったふりをして、進めてしまう子、けっこういます。
もちろん、悪気があって、わかったふりをしているわけではないのですが、
原理はわかっていないけれど、公式に入れたら解けるから、
これを覚えたらいいんでしょ?みたいなノリですね。

だから、原理のところを説明していても、
たいして聞いていなくて、公式だけ覚えちゃうんです。
そうすると、類題は解けてしまうので、出来るようになったと錯覚します。
そして、少しひねりをかけた問題に遭遇すると、
たちまち手が出なくなるというわけです。

これまで、やり方を覚えて…という感じで勉強してきた子に多いタイプですね。
塾で、時間に追われて、とりあえず、テストがとれるように。。。
という勉強をしてきた子に多いようです。
理屈はわかっていなくても、やり方がわかって解ければいいと思ってるんです。

ところが、そうではないタイプの子もいます。
とにかく、理屈がわからないと気持ちが悪いというタイプ。
こういうタイプは、一つのことを飲み込むのに結構時間がかかります。

しかし、いったん、飲み込んでしまったら、
完璧ですから、どうひねられようと、解けてしまうという強みがあります。
考える手段をたくさん持っている子ですね。

もちろん、ささっと理解して、理屈の部分までわかっている子が、
一番効率的に力がついていきますが、
そんないい頭を持ち合わせている子は一握りなわけです。

それじゃぁ、普通の頭を持っているならどちらがよいか。。。と考えると、
やっぱり、公式だけ知ってるのではなくて、
理屈が理解できている方がいいと思いませんか?
始めの時間はかかっても、
結局、最後に結果を出せるのはこっちのタイプですよね。

性格もあるのかもしれませんが、
出来ることなら、こっちのタイプを目指したいですね。



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放っておくと怖い国語

国語が苦手な中学生は、とても多いと感じています。
しかし、塾で習っている教科は、たいてい英語か数学。
国語は、もう無理~なんて言って、
ほったらかしの子が多いのが現実です。

とりあえず、高校入試は5教科だからなんとかなるかもしれません。
他の得意教科で国語の分を救ってあげれば。。。

ところが、大学入試はそうはいきませんね。

上位の大学っを狙っていく場合は、たいてい一次で5教科いりますし、
まぁ、その辺りのレベルの子は、
国語を放っておくようなことはしていないからよいのですが、
問題は、もっと下のレベルの子たち。

国語を放っておいて、
とりあえず、なんとか普通科に入ったレベルの子たち。

大学もレベルが下がってくると、当然、入試科目が減ってきます。
だったら、僕、国語がないところ受けるけん、いけるもん!と
思っているかもしれませんが、
たいてい、最後の最後に残るのは現代文です。

それがなければ、小論文。
もっとできませんね。ww

国語を侮ることなかれ~ですよ。



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プロフィール

Author:自律学習ゼミ
徳島県で、家庭教師や塾講師をして、20年が過ぎました。そこで、この経験を生かして、小・中学生の君たちや、お父さん、お母さんに、何か少しでも役立つようなお話ができる気がして、このブログを始めることにしました。中学受験のこと、高校受験のこと、学校のこと、塾や家庭教師のこと、家庭学習や勉強の方法など、色々なことをお話ししたいと思っています。
2013.7.19.
・・・・・・
それから早10年が過ぎようとしています。ブログは、情報も古くなっていくので、5年分ぐらいが残るように、日々、刷新しています。2022年度より、自律学習ゼミとして、教室も移転し運営しております。「いったいどんな塾なの?」と興味を持たれた方は、下記のリンクからご覧ください。
2023.5.17.


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