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宿題の内容

さらに、続きです。
こなせる宿題の量と内容の差で、学習進度が変わるというお話。

今日は内容。

例えば、この春みたいに、学校が臨時休校になると、
「宿題を増やしてください」という話は、当然出てきます。
もちろん、うちでも宿題は、普段の倍くらいには増えた子がほとんど。

でも、そうすると、そのおかげで、授業がどんどん進めた子と、
そうではない子が出てくるのです。

そうではない子というのは、どういうことかというと、
宿題の完成度が低いのです。
解き方が雑、というか、ミスだらけ。

持ってきた宿題の丸付けをすると、とにかくピンの山です。
そのピンの山を片付けるだけで1コマ終わってしまう。
下手をしたら、直しを再び宿題としてお持ち帰りですw

もちろん、それが、わかっていなくて間違えているのならば、
私の授業に問題があります。

あれ?前回の授業、まずかったかなぁ?などと思いながら、
直しの様子を見てみると、
自分で直せるのに、間違えているケアレスミスがほとんどなのです。

当然ながら、そういう事態が発生すると、
授業は停滞します。

たくさんの宿題をしているにもかかわらず、授業は進みません。
全ては、その雑な宿題のせいです。

でも、これもやっていることを掘り下げて見てみなければ、
「塾、いっちょも進まん。。。宿題ちゃんとしよるのに。」ということになりかねません。
おまけに、テストの点数もよくならないでしょう。

このあたりの認識の差も、よく見かけます。
せっかく、塾にも行ってるし、宿題もしているのに、
なんと無駄なことか。。。

しかし、私は、そんなことはしてないけれど…という子もいます。
そう、そんな状態ではないのに、うまく塾が使いきれていないなと感じる子、
確かにいます。

明日はそのお話です。



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宿題の量

昨日の続きです。
こなせる宿題の量と内容の差で、学習進度が変わるというお話。

まずは量。
1週間に1度だけの授業だとすると、
かなりの量の家庭学習をこなさなければ、進んでいかないということになります。
逆に考えれば、6ページ分の宿題が出たとしても、
1日1ページ解けばいいだけなのですが、
実は、これができないと言っている子はたくさんいます。

もちろん、レベルによって、1ページ解くためにかかる時間も様々ですから、
まぁ、その辺は考慮して、宿題を出す必要がありますが、
おそらく、うちの生徒たちは、
毎日、塾の宿題を何かしらしなければ捌けない状況ではあります。

それくらいの家庭学習をしなければ、定着はしないということです。
個別指導のデメリットの一つはそこにあります。
拘束時間が少ない分、自分でできることは、自分でやってもらうしかないのです。
そうしなければ、時間が足りません。

集合授業なら、授業中に、べったりと先生が見ているわけにはいきませんから、
「さぁ、解いて!」という時間が必要ですが、
極端な話、個別の場合は、その時間すら必要がない。
ただし、それを家でやってくれるなら…、というわけです。

それをやらずに、成績が上がらないと言っても、
そんな、楽をして上がるなんて、おいしい話はありませんから。。。ww

それでは、とりあえず、宿題をいっぱいこなせばそれでいいのか…と言えば、
そうではありません。
そこにも大きな落とし穴があるのです。

明日はそのお話を。。。


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解説の量

マンツーマンや個別指導の塾の場合、
自分に合わせてくれるというのは、一番大きなメリットだと思います。
それは、指導者側も受講者側もおそらく、ほぼ同じ認識だと思います。

しかし、逆に考えるとそれは、自分に合わせるからこそ、進めない
というデメリットに直結しています。
友人・知人たちの話を聞いていると、
その辺りに認識のずれがあるように思います。

例えば、少し前に書いた途中式についての記事がありましたが、
途中式を書かない子に対しては、
「式を書こう」と説明をします。
式を書いた方が良いという理由と目的の説明です。

一度に2つのことをしようとすると間違えやすいから、
それを回避するために、一度に一つのことに集中できるように式を書くと。

例えば、方程式の計算なら、
式を10倍することと移項を同時に頭の中ですると失敗するから、
まずは10倍した式を書く。次に移項する。
そうすれば、ミスは格段に減るという説明が必要になります。
書くことにそれほど多くの時間は必要としないのだから、
ミスが減るなら書いた方がずっと良いと。。。

一方で、何の説明もしなくても、この式を書いて解き始める子もいます。
自分で、「書かないとミスるから…」と考える子は、
その目的の説明も不要ですし、
そのうちに、慣れてくると自然に省略できるようになるのです。

どちらの子も一生懸命やっています。
でも、説明が必要な量が違います。
単なる能力の差だけではなくて、これまでの経験の差の方が大きいと思います。
だから、こうやって経験を積んでいくことで、
説明を受けなくてもできることは増えていきますが、
今、現在の時点では、説明が必要だということです。

ところが、そこのところに認識のずれがあると、
「授業がなかなか進まん…」ということになります。
個別やのに。。。なんて文句も聞きますが、
個別だから進まないのです。

もっとひどい話になると、
「○○ちゃんはどんどん進んでるのに。。。」とか、
「先生のお気に入りなんちゃう?」とか、
ほとんど逆恨みじゃないですか?それww
でも、世間では、よく聞きますよね。

私のところでも、進度の差は、ほとんどの場合、
必要な説明量の違いです。
そして、それを素直に受け入れて頑張れるかどうか。

あともう一つは、こなせる宿題の量と内容。
この差がまた、ものすごく大きくて、
宿題に対する認識は、一番大きなずれを感じる部分でもあります。
明日は、そのお話を。。。



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マンツーマンのメリット

マンツーマンとか、個別指導とかいうと、
授業を自分に合わせてくれるとか、
質問がしやすいとか、
そういう話によくなりますが、
指導者側と受講者側のイメージが違っているのだろうなと
思うようなことは、よくあります。

私のところでも、お互いの意思疎通がはかれて、
お互いの授業のイメージがピタリと合っている場合、
あるいは、ある程度近い場合は、うまくいっていることが多いですが、
いつもいつもうまくいくわけでもありません。

これから、塾探しをする人も一段と増える季節です。
このへんにイメージの違いが生じる原因があるだろうと思うことや、
一見うまくいってそうに見えるのに成績が上がらない場合の落とし穴など、
またまた思いつくままにではありますが、
しばらく取り上げてみようと思います。




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目標

昨日みたいな記事を書くと、
トップ層の子はそうでしょうね~と思うかもしれませんが、
何も、トップ層に限った話ではありません。

どのレベルであっても、自分が目指す目標があって、
頑張った子はたくさんいます。

例えば、看護師になりたくて、
目標が決まった途端に頑張った子もいますし、

学校の先生になりたい!と言って、頑張った子もいます。

英語が好きだから、英文科に行きたいと言って、
それを決めてから猛烈に頑張った子もいます。

どの程度強く、そうなりたいと思えるかだと思うんです。

ほとんどの人にとって勉強は、楽しくて楽しくて仕方がないものではありません。
もちろん、苦痛しかないようなものでもありませんが、
新しいことをできるようにしたり、知らなかった知識を入れたりすることには、
その楽しさや充実感の他に、苦痛も伴うものです。
だから、ついつい後回しにしてしまう。。。

でも、たとえ苦痛が伴っても、それを乗り越えられるくらい、
目標を達成したいと強く思っていれば、頑張れるものです。

皆、そうでした。

達成したいと強く思える目標ができた時、
その目標を達成するためには、これだけのことをする必要があると提示され、
今の力では、とても叶わないと実感したら、
それまでは、避けてきた勉強を頑張れるようになりました。
時には、家族も驚くぐらい。。。

目標を達成したい気持ちと、それに伴う苦痛とを天秤にかけて、
目標を達成したい気持ちの方が勝てば、
苦痛でも勉強できてしまうのです。

それで、そのうちに、
「案外、面白くなってきたかも?」なんてことになるわけです。

なかなか一筋縄ではいかない子も多いですが、
やっぱり、一番大きなのは
こういう、モチベーションに直結する部分だと思います。



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将来の夢

将来の夢がある子は、強い子が多い。
夢と言っても、ただ漠然としたものではなくて、
それが目標になっている子。

「医師になりたい」という子に多く出会いますが、
ただ単に、夢や憧れで言っている子もいれば、
明確に道筋が見えている子もいます。

同じ夢を持っていても、皆様々。

「国立しか、経済的に無理だからね」と、
親御さんから釘をさされている子も多いのですが、
同じように言われていても、
めっちゃ勉強せな無理じゃ~ん!って思って、
ホントに、必死で勉強している子もいれば、
それでも、適当にしかしていない子もいます。

何に差があるのか...と考えると、
それはやはり、今の自分の位置が見えているかどうかの違いだと思うんです。

今、この成績で、どのくらいやれば、どの程度の確率で、
その目標を達成できるのか。。。
それが明確に把握できている子は、現実味を持って勉強を積み重ねているものです。

これは、理系の子ばかりではありません。
トップ層にいながら、将来を決めかねている子も実はたくさんいます。
自分が、理系か文系かに悩む子も。。。

自分は、医学部ではないよなぁ・・・
じゃぁ、工学部か?いや待てよ、経済か.・・・、とか、
弁護士か? 検事の方がいい?じゃぁ、とりあえず法学部か?とか、
それぞれに考えている様子です。

そんな風に、将来の夢は定まっていないのに、
なぜトップ層にいるのか?
そういうタイプの子たちは、
「とりあえず、市高理数科レベルの設定は外せんな」と考える子が多い。
つまり、基礎学で最低でも9割が取れるレベル。

なぜなら、そのレベルでいれば、方向性が定まった時に、
既に手遅れであるということは避けられるからです。
そして、その目標設定を明確に持って、
勉強を積み重ねるのです。
そうしながら、自分の興味がある方向を探る。

それはそれでいいと思います。
明確な目標設定があって、そこへ向かって行動しているのですから。
間違いなく前進しています。

必要なのは、明確な目標なのです。
親に言われたから…ではなく、
自分自身で、こうしたい!と思える目標。

そういう目標を持ち、今の自分の位置を把握できていれば、
そこへ向かって頑張れるものです。

振り返って、「頑張ったな~」と思える生徒たちは、
皆、そういう子たちでしたから。。。



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勉強ばかり

勉強は大事だと言うと、
「勉強ばかりがすべてじゃない」と言う人が、必ずいます。

おそらく、
このブログにたどりついてくださっている教育熱心な保護者の方なら、
そいういうニュアンスの厭味を言われたこともあるんじゃないかと思います。ww

もちろん、勉強だけがすべてじゃありません。
でも、大事です。

「生きる力」みたいなのが注目されていますが、
健全な勉強をした子には、そんなものは自然と身に付いていると思います。

ポイントは、「健全な勉強」だと思うんです。
つまり、大学受験のための勉強ではなく、
学ぶことの喜びを知る勉強。

疑問に思ったことを知りたいという欲求を満たす。
新しいことを知る喜びを知る。
熱中することの素晴らしさを体感する。・・・

こういうのが本当の意味での勉強だと思います。
点をとるための勉強ではなくて。。。

知らなかったことを知ったり、できなかったことができるようになったり、
そういうことに喜びを感じない人間っていないんじゃないかと思うのです。
そして、それが勉強の原点ですよね。

学校の勉強を通して、そういう経験をするんだと思うんです。
もちろん、他のことで、そういう経験をできる子もいるでしょう。
結局、何かを究めるということは、そういう経験をすることだと思います。

だから、勉強にせよ、スポーツにせよ、芸術にせよ、
何かを究めている人は、「生きる力」を身につけていると思います。

「勉強ばかりがすべてじゃない」なら、
他に、何か究めようとしてますか?
何か究めようとしているならば、
それはそれで素晴らしいことだと思います。
私も同感します。
苦手な勉強はしなくても、少々できなくてもかまわないでしょう。

でも、ただ単に、勉強が嫌で、
あるいは、勉強ができないから言っているのなら、
それは逃げているだけだと思うんですよね。
もったいない。。。



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リバウンド

昨日の続きです。ww

ダイエットをしに、ライザップに行って、成功した後、
やめたら、リバウンドするんじゃない?って話。

勉強しに、塾に行って、合格した後、
やめたら、どうなるか?

やっぱり、続けて勉強できる子は少ないのが現実だと思います。
見ていて、そう思う。。。www

だから、塾なしで、上位にいる子が強いんです。
誰かに強制されなくても、自分で誘惑に勝つことができて、
しかも、ある程度やり方がわかっている、というか、身に付いている。

そういう子は、結局、自力で、できるようになっているわけですから、
何か問題が起きても、解決する方法を模索出来たりするんですよね。

だからこそ、教育に携わる者の立場からみると、
できることなら、継続のためのサポート的役割を果たしながら、
自学自習できる子に育てたい。。。と思いますね。



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継続のサポート

塾や家庭教師の大きな役割の一つに、
継続のためのサポートがあると思います。

自分ひとりでやっていると、ついつい怠けてしまうことでも、
誰かに強制されるとできることってありますよね。

例えば、ライザップとかスポーツジムとかも、それだと思うんです。
一人で運動したり、食事制限したりって、
意志が固い人ならできるかもしれないけれど、
多くの人にとっては、なかなか難しい。

だから、強制的にやらざるを得ない環境にしてしまうんです。
高い費用を払って、必ず通って。。。
当然、自分一人で勝手にするより、成功率は高いですよね。

塾だって同じ部分があると思うんです。
一人で家で勉強してたら、色々な誘惑に負けてしまうけれど、
塾に行って、みんなと一緒にやると、やらざるを得ない状況になる。
だから、できるようになる確率が上がるんです。

つまり、継続するためのサポート的な役割。

って、ここまで書いて、ふと思いました。
ライザップって、やめたらリバウンドしませんか?
いや、やったことないから知りませんけれど、
ダイエットって、そういうもんですよね。。。
ず~っと続けないとダメですよね。

じゃぁ、勉強は?
明日は、そのお話。ww




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受験学年以外がすること

受験学年ではないからこそ、できることがあります。
それは基礎固めです。

受験学年ではないからこそ、じっくりと取り組める教科があります。
国語と英語です。

中1、中2こそ国語です。
国語を適当にやっていた子は、中3になって必ず言います。
「理科の問題が長すぎて、わからん」
実験の説明をしている文章が、読みとれないんです。

英語の長文は、絶対に読めません。
母国語の日本語が読めないのに、
英語がうまく読めるはずがないんです、普通は。

時々、中3で駆け込んでくる子がいますが、
昨日の記事みたいに、やむを得ず、
点数が出る教科で受験を乗り切ります。

そうすると、高1で中学校のことをやり直しです。
本当にやる気になって、大学に行きたいと思っても、
即席受験では、国語と英語が使い物にならないんです。
だから、中学校からやり直し。

下手すると、小学校からやり直す子もいます。
基礎がない上に、積み重ねても、崩れていくばかりですから、
基礎からやり直す方が、逆に早いんですよね。

それは、もちろん、大変な作業になります。

だからこそ、中1、中2は、大事にしてほしいんです。
もっと言うなら、小学校の基礎を大事にしてほしいんです。
受験学年ではない学年にしかできないこと、たくさんあるんです。



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受験学年がすること

中3になって、いよいよ受験学年だから、さぁ、勉強しよう!
という子もたくさんいることでしょう。

基礎がきちんとでき上がっている子は、
受験学年に、実戦力をつけていく勉強をしっかりとします。

今の時期なら、できるだけ早く中3内容を終わらせて、
昨年の全国の公立高校の過去問に手を出します。
北海道から沖縄まで、やり遂げれば、
自信も力もつきます。

問題は、基礎ができ上がっていない子です。
基礎ができ上がっていないから、
まずは、基礎固めをしないといけないのに、
受験学年になってからでは、もう時間がありません。

今の時期なら、とりあえず、数学、理科、社会。
そのレベルの子が国語に手を出すには、もう遅い時期です。
英語もギリギリ。。。ってところです。

受験までに、とりあえず結果を出さないといけないわけですから、
短期間で点数に結びつく教科を、
点数になりやすいところからやるわけです。

当然、直前になればなるほど、
手を出せる教科は減ってきます。

基礎はないのに、点をとる方法を身につけるわけです。
そうやって、インスタント学習で受験を乗り切ります。
本当の力はついてはいません。

受験を乗り切るための手段を身につけるだけです。
しかも、インスタントだから、その場しのぎです。

こんなことをしている子は、山のようにいますが、
それって、苦労してる割には手に入るものが少ないと思いませんか?
実りがないっていうか。。。

だからこそ、受験学年になる前が勝負なのです。
明日はそのお話を。。。



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漢字と単語

小学校で漢字が覚えられない子の多くは、
中学に上がると英単語も覚えられません。

暗記するということがよくわかっていないのです。

「覚えるだけでしょ!」と、叱っているのもよく見かけますが、
その覚え方がわからない子は、けっこうたくさんいるのです。

何度やっても漢字テストが満点にならない子。
実は、一緒に覚える練習をします。

例えば、今日10個の漢字を覚えるとします。
まず10個の漢字のチェックテストをします。
3個書けたとすると、残り7個をノートに書いて覚えてもらいます。

こういうタイプの子は、何個書いたら覚えられるかが、
自分でもわかっていないので、
とりあえず、一行ずつ。。。

一行ずつ書くのって、私、すごく嫌いなのですが、
こういう場合はやむをえません。
「覚えるだけ書きなさい」が通用するのは、
自分が覚えたという状態がわかる子だけですから、
まずは、どうなったら、覚えてるのかを知ってもらうしかありません。

一行ずつ書いて覚えたら、
再び、10個チェックテストをします。
前に書けた3個も書けなかったりしますから。。。

そうすると、5個書けるかもしれません。
そしたら、今度は残りの5個を一行ずつ書いて覚えてもらいます。

書けたら、もう一度チェックテストです。もちろん、10個。
こうやって、10個全部書けるようになるまで続けます。

昔は、「こんなこと、自分でしてよー」って思っていましたが、
これができないために、漢字も単語も覚えることができない子が、
本当にたくさんいるのです。

覚えるというのがどういう感覚かを経験しないと先へ進めないのです。

できている子からみれば、
こんなことを先生と一緒にするなんて!ということです。
でも、これが必要な子もたくさんいるのです。

しかし、できれば、これくらいのことは、
低学年のうちに家庭で済ませておきたいことです。

昔は、学校である程度やってくれていたと思います。
でも、今はそうではないところもよくあります。
だったら、家庭で。。。

覚えるという感覚は、とても大事です。
低学年のうちに、身につけておきたいことですが、
まだ身についていない人は、
今すぐ、はじめましょう!



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環境

人間って、置かれる環境によって、大きく変化すると思うんです。
だからこそ、学習環境を整えたいと考える保護者も多いわけで。。。

これは本当に難しい選択だと思います。
考えれば考えるほど。。。

学習環境を整えようとすると、
必然的に受験をして、同じような考え、
同じような家庭環境の子たちが集まる学校へ通うことになります。
そうすると、様々なタイプの子に出会う機会は失われます。

しかし、地元公立のように、様々なタイプの子に出会う学校へ通うと、
当然、学習環境はよくない。

以前、中学の県外受験を考えている親御さんが、
都会の競争を勝ち抜いてきた子たちが集まる学校へ入れてやれば、
その先へ進めるのが簡単になるというようなことをおっしゃっていました。

この田舎から、東大へ行こうと思うと、
県でトップの数人にならなければいけないけれど、
例えば、灘や開成みたいなところへ入れてやれば、
皆が東大へ行く環境なのだから、
同じことをやっても苦労と感じる度合いが違う、と。。。

小学校でする苦労のほうが、
大きくなってからする苦労より楽だというのです。

おまけに、社会に出たときに、リーダー的存在になる確率が高いから、
そういう仲間が中学からの友達ということになる、と。。。

私は、その考えには賛同しかねましたが、
そういう風に、環境をとらえて、
環境を整えようとする人もいるのだな。。。と思ったことを覚えています。

まぁ、これは少々極端な話であるとしても、
小学校6年間を、地元にするか、文理、附属にするか、生光にするか、
考えると難しい選択ですよね。




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求めていることをはっきりと!

今回のコロナ騒動で、塾に行き始めた子も多いとか聞きますが、
塾選びのポイントを一つ。

塾に提供してほしいことを、明確にしておくことです。

塾を上手に使って、成績が伸びていく子は、
向かっている方向が同じなんです。

つまり、お互いが目指すべき地点がわかっていて、
それに向かって、やるべきことも共有出来ていて、
共に歩んでいる感じなんです。

個々、それぞれに、レベルも目指す地点も通る道も違うわけですから、
当然、今するべきことも違ってきます。
だからこそ、共通の認識が必要です。

塾側も、何を求めて塾に来ているのか、
どうしたいのかが明確にわかっているほど、
アドヴァイスがしやすいというもの。

だから、自分の考えていることを、明確に伝えることはとても大事です。
そうすることで、客観的に問題点を指摘してくれることもあるでしょうし、
良いアイデアを提供してくれるかもしれません。
その辺りはプロですからね。
多くの経験を持っている塾の話を聞いてみることも大事だと思います。

それぞれの家庭が、どのような方針で、
どのような教育を望んでいて、今、何をしたいのか。。。
良い塾なら、それを知りたいと思っているはずです。
だって、それを知っている方が、指導もしやすいですから。

「塾に任せる」のではなく、塾とともに歩むべきだと思いますよ。





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他人任せ

誰しも、「できるようになりたい」と思っていると思います。
少なくとも、私の出会う子たちは、
「できるようになりたい」と思っています。

でも、なかなかできるようにならない子もいます。
そういう子の共通点は何か?と、よく観察してみると、
「自分からはしない」「自分ではしない」ことです。

できるようになりたいけれど、できるようにならない子は、
人にやってもらいたい子ばかり。
誰かに、成績を上げてもらいたい子なんです。

これは、勉強に限ったことではないはず。

「できたらいいな~」とは思うけれど、
そうなるために、必要なことはしない。

そうそう、先日の、私の電卓の話。
「電卓並みに速く正確に計算出来たらカッコいいな~」とは、思っていますが、
だからといって、そうなるための努力はしていません。

なぜなら、そこまでのトレーニングをしてまで、
できるようになりたいとは思っていないから。

そこまでのトレーニングをしても、できるようになりたいと思っていることなら、
トレーニングをしますが、そこまでは思っていないんです。
だから、とりあえず、電卓のままでよい。。。www
納得してるんです、それで。

でも、みんなの勉強も、その程度の「できるようになりたい」なのかどうか。
これが問題。

できるようになったらいいな~とは、思うけれど、
まぁ、できなくてもいいか、という程度なら、
別に勉強もしなくてもいいと思うんですよね。

でも、ほんとにできるようになりたい!と思っているのなら、
自分が動かないとどうにもなりません。

勉強ができるようになりたいから、成績を上げたいから、
「勉強の仕方を教えてください」
「わからないところを教えてください」とは言ってきますが、
それを実践はしません。

「どうやったら、やる気になりますか?」って、
やる気になってからしようなんて、図々しいんと違います?
やる気なんかなくたって、やるべきことはやるんです!ww

自分は、楽して、誰かに、成績を上げてほしいったって、
それは無理!
魔法使いじゃありませんから。。。

他人は、成績を上げるお手伝いは出来ても、
それは、自分が動いて初めて役に立つというもの。

塾に行ってる、家庭教師つけてる、親も協力的、
でも、自分がやらなければ結果は出ない。

当たり前の話ですが、
これが認識できていない子は、たくさんいると思います。

あなたは、どれくらい、
勉強ができるようになりたいと思っていますか?

努力が必要ですが、苦痛も伴いますが、
それでも、できるようになりたいですか?



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マンツーマンをうまく使う

昨日の記事を読むと、
ある程度成績のいい子しか、そんなこと、できないじゃんと、
思われたかもしれません。

しかし、そうではありません。

ある年、行ける高校がない。。。と掛け込んできた中3生がいました。
確かに、ひどい成績でした。
今からって、無理でしょう。。。と思えるような成績。

ところが、その子、本気になったんですよね。
今まで、全くやっていなかったからできなかっただけで、
まさに、やればできるを絵にかいたような子でした。

自分が、わかってるかわかっていないかを、
きちんと見分けられる子だったので、
とにかく、家で問題集を解きまくってもらいました。
そして、授業では、それのわからないところを片っ端からやるのです。

もちろん、時間もなかったので、
とりあえず点数の出る教科に絞って、学習計画を立て、
家でも学校でも、とにかくやりまくらなければ
さばききれないだけの量を宿題にしました。

一人でできることは、すべて自分でやって、
一緒にやらなければできないことだけを授業でやりました。
それでも、時間がなかったので、
週に3、4回は授業を入れましたけれど。。。

でも、そうやってやってくれると、
ウソみたいに点数は出始めます。

それぞれのレベルで、
それぞれにコスパの良い使い方は出来るのです。

ポイントは、一人でできることを一緒にしてもらわないこと。
一人でできることを増やすことです。

勉強は、能動的に!



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電卓使いますが、何か?ww

実は、私、授業中、電卓を使ってしまいます。
もちろん、生徒には使わせませんが、私は使います。
計算、遅いんですよね~、私。。。

常々、「バリバリに、そろばん、やらせといたらよかった。。。」と、
バリバリにそろばんができる母に、言われていますが、
とりあえず、できないので、電卓です。

3ケタ×3ケタとか、
電卓並みに速く正確に計算できるとカッコいいな~
とは思うのですが、いやはや。。。

で、どんな授業で、電卓が必要になるかというと、
質問大会になる授業です。ww

つまり、学校や塾や家で解いた問題の中から、
わからなかった問題だけをピックアップして、
とにかく授業で質問しまくってくれる子の授業の時。

とりあえず、質問がある問題を、授業初めにドン!と出してもらって、
まず1問目。
ある程度、ヒントを出しながら、問題の筋道が見えたら、
生徒が、「あ~、解ける!」となるので、
そこから、生徒は自分で解きます。

そうなると、私はその間に、ドン!と出された問題を次々と解かねばなりません。
生徒が解けたら、次の問題を途中まで、一緒に解いて、
筋道が見えたところで、お互い自分の作業に戻ります。

お互い、大忙しです。
だから、その時差を少しでも多く作りだすために、
私は電卓なんですが。。。www

しかし、このパターンの授業に持ち込める子は、
ホントに、ほんの一握りなんです。

でも、このパターンで進められる子は、絶対に伸びます。
自分で、自分のわからないところがわかっていて、
それを授業で片っ端から解決するのですから、
伸びて当然ですよね。

マンツーマンの授業って、こういう使い方をしてこそ、価値があると思うんです。
集合塾みたいに、出来る問題も一緒に解いてたんじゃぁ、高すぎでしょう?

でも、「宿題、できてません~」って言われると、
「じゃぁ、解いて」って言うしかないんですよね。
次へ進めませんから。。。
コスパ悪過ぎというか、もったいないですよね。

そして、きっと、私みたいなタイプの先生は、
質問大会みたいな授業のほうに、燃えちゃうんですよ。ww

マンツーマン授業、上手に使いたいですね!



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漢字

国語が苦手という子が増えるに伴って、
漢字が書けない子も増えているように感じます。

そういう私も、パソコンを使うようになって、
めっきり漢字に弱くなってしまいましたが、
今の子たち、そんな次元ではないんです。

知ってる漢字でも、平気で平仮名で書きますし、
それをよくないことだとも思っていない子がたくさんいます。
そもそも、小学校の漢字がきちんと書けない子が多い。

個人的には、これは、絶対に学校に問題があると思っています。
学校で、ピンをつけまくられると、
さすがに直すようになるんです、子供って。

でも、学校の採点がやたらと甘い。
だから、学校ではいけるし、別にいいんじゃないの~?と、
なってしまうんです。

もちろん、みんながみんなではありません。
家庭で、きちんと直させているお家もあります。

でも、学校でやってくれるのが、一番効果が高いんですよね。
全員にハイレベルなことをやらせてほしいなんてことは言いませんが、
漢字って、基本中の基本ですよね。
受験どうこう以前の問題というか。。。

小学校で、せめて計算と漢字ぐらいは
バリバリに仕込んでほしいと思いませんか?ww



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わかってないことが、わからない

昨日の続きです。
「わかってないことが、わからない」というのは、
いったいどういう状態なのか。。。

例えば、数学の問題。
AからBへ行く道が4本、BからCへ行く道が5本あって、
AからBを通って、Cへ行く方法は何通りあるかといわれると、
4×5で20通りと出てきます。

ところが、これの前に和の法則を習っていたりすると、
4+5で、9通りなんて、平気でやってしまう子がいます。

一人で解いていると、
9通りと書いてあるノートに、ピンをつけて、
20通りと赤で書くでしょう。

解説には、4×5という式が書いてあるはずです。

問題はここからです。
できるようになっていく子は、
「ん?なんで掛け算なの?」と考えます。

そして、わからなければ、
それが質問として、次の時間に出てきます。

ところが、できるようになっていかない子は、
「あ~、かけるのか!」で、終わります。

次の時間に、
「わからないところない?」と聞くと、
「解説見たらわかりました」と言います。

そう言われると、普通はそのままスルーします。
だから、できるようにはなりません。

「これ、なんで、たしたん?なんで、かけなあかんのん?」
と、聞いてあげると、初めて、「わかりません」と言うのです。

つまり、一つ一つ、こうやって質問をしてくれないと、
自分では、わかっていないことに気付けないのです。

こういう子、本当に多いんです。

小学生でも、よくあります。
イマイチ、成績が上がらないな。。。と感じていらっしゃるお母さん、
是非、聞いてあげてください。

テキストの間違えている問題を、
パラパラっと見て、「これ、何が違うかったん?」って。

「ミスったんよ」と言うのは怪しいです。
「かけなあかんのに、たしたんよ」でもダメです。
続きが必要ですよね。
「なんで、掛けなあかんの?なんで、足したらあかんの?」
それに、答えられるようになっていれば、きちんと勉強できています。

でも、「掛けなあかんもんは、掛けなあかんのんじゃ」みたいな
説明をする子は、あやしい。。。わかってません。

これでは、勉強をしてるのに、してないのと同じ状態です。
改善してあげないと、いけません。

これを直すのは、本当に大変なんです。
なにせ、自覚がないですから。。。

受験前に、ちょこちょこっと直せるようなものではありません。
結局、受験前には、少しでも早く点数になるようなことを
しなければいけませんから、そんなところまでは、手が回りません。

だから、中学校になって、あるいは、高校になって、
新しい学校で、またこれを繰り返します。
そして、結局、できるようにはなっていかないんです。

少しでも早く気付いて、直したいですね。



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成績が上がらない!

成績が悪い子にもいろいろと種類があります。

一番わかりやすいのは、
勉強のために時間を費やしていない子。
そりゃぁ、勉強していないんですから、できるはずがありません。
当たり前です。www

ところが、勉強に時間は費やしているのに、
成績が上がらない子、意外とたくさんいます。

勉強に時間を費やしていると一言に言っても、
それもそれぞれで、
毎日1時間も勉強してるのに。。。とか言う子もいますが、
それは少な過ぎます。

普通に足りてませんから。。。
それは勉強してると言える次元ではありません。

例えば、中学生で、平日1日2時間くらいは
コンスタントに勉強時間を使っている。
それなのに、市内の普通科に行けるレベルにならない。。。
つまり、基礎学力テストで6割とれない。

6割って、小学校の勉強がきちんとできていて、
中学校の授業をきちんと聞いていれば、
とれて普通の点数なんです。

でも、それがとれないとなると、これはやり方に問題があります。
何が問題か?
一番多いのは、わかっていないことがわかっていない子。

1日2時間、ぼ~っとしながらではなく、
ホントに勉強しているなら、
学校のワーク類なんかは、きちんと仕上がっているはずです。
ところが、一見、仕上がっていますが、できるようにはなっていないんです。

こういう子の特徴は、
その仕上がっているワーク、わからないところはない?と聞くと、
「ありません」と言います。

解答見たらわかりましたとか、
解説読んだらわかりましたとか、
いかにもわかったみたいに聞こえますが、
騙されてはいけません。

6割とれないんですよ。
解説読んで、全部わかるはずがないではありませんか!
普通、解説に書いてあることがわからないはずです。

解説を読んで、全部わかるくらいなら、
基礎学では悪くても8割以上はとれるはずです。

「わかってないことが、わからない」というのは、
一体どういう状態なのか。。。
明日は、その辺のお話をしてみようと思います。



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高校選び

中・高一貫校以外の子たちは、
どこの高校へ行くのが良いか、あれこれと考えていると思います。

親御さんが徳島出身でも、自分たちの世代のころとは、
高校入試も様変わりしてしまっていますし、
高校のレベル自体も、変わってきていますから。。。

総合的に見て、結局は校風で選べばよいと思います。
なぜなら、どこの高校でも、上位の子は頑張れますから。

目指す大学があって、勉強を頑張らないといけないのなら、
とにかくできる問題を増やすことが大事なのであって、
入る高校は普通科であれば、さして変わりないということです。

こんな仕事をしていると、
根も葉もない噂から、信憑性のある噂まで、
色々なことが聞こえてきますが、
進路状況なんかを見ていると、
結局、上位の子たちは、勉強、頑張れていますから。。。

だから、あとは校風でしょう?
例えば、医学部を目指す子が多いところが良いと思うなら、
必然的に、市高の理数科か城東の数理になるでしょうし、
そういう子が多いところは嫌というなら、他のところになるでしょう。

家から近いとか、友達がたくさん行くとか、
やりたい部活が強いとか、
結局は、そういう要素も勉強に影響を及ぼすわけですから、
校風で選ぶべきだと思います。

流されやすい性格だとか、
ちょっとかまってくれた方が頑張れるとか、
ライバルが多いほうが燃えるとか、
それぞれに、特徴がありますよね。

だから、それに合わせて、選ぶといいと思います。

どの高校に行ったら、○○大学確約!なんてことはないのですから、ww
頑張った子には、頑張っただけの結果がついてきていますよね。

どの高校からでも、一応はどの大学でも目指せるだけのものは、
得られると思います。
もちろん、塾なんかのサポートも必要だと思いますが。。。
それは、どこへ行っても同じですよね。

だから、この高校でなら、頑張れそうだと思う高校を選びましょう。
そのためにも、夏休みのオープンスクールには、
必ず参加しましょう。

実際に、高校の空気を感じることは、
大事だと思いますよ。
入ってから、こんなはずじゃぁ。。。ってならないためにも。

そして、あくまでもチェックの基準は、
自分が頑張れそうな環境であるかどうか。

高校が何をやってくれるかではないですよね。
何かをやるのは自分であるという認識を!



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ブログのこと

このブログを始めて、やがて7年です。
何気なく始めたブログですが、
予想以上にたくさんの方にアクセスしていただいて、
ドキドキしながら、続けています。ww

最近は、少しずつ新しい記事も書きつつ、
古い記事を整理して再投稿しているものも多くありますが、
読まれる方はぐるぐる変わっていっているはずだし、
まぁ、それもありかなと思っています。

今では、このブログから、問い合わせをいただいて、
一緒に勉強してる子がほとんどになってしまったので、
私が日々、こ~んなことを考えながら授業してるっていうのはバレバレです。

あれこれ、好き勝手に書いてるので、
何だか、ちょっと恥ずかしい気もしていますが、
実はメリットもたくさんあります。

親御さんに伝えたいこととか、知っておいてほしいことって、
細かく言っていくとホントにたくさんあるのですが、
皆さん、ブログを読んでくださっているので、
面談の時に、いちいち言わなくても、もう既に共通認識になってるんですね。

だから、話が早い!
もちろん、それぞれに目指しているところも違うし、
家庭ごとの方針もあるので、
全て一致する必要は全くありません。

というか、一致したら逆に気持ち悪いですよね。

ですが、私がだいたいこう思ってるってわかってくださっているから、
話がそこからスタートします。

うちはこういう方針だけど、それはどう思うか?とか、
ブログに書いてるようにやったら、こんな感じになったけれど、
それはよいのか?どうするべきか?とか。。。

そうすることで、年に数回やってる面談の話が
ものすごく濃密になった気がしています。
やっぱり、コミュニケーション、大事だな~と。

誰かの役に立つかも?と軽い気持ちで始めたブログだけど、
結局、自分の役に立ってしまってるという。。。www



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当たり前の基準(つづき)

昨日の続きです。当たり前の基準の話。
時々、確認テストをすることがあります。
「覚えときよ~」で放っておくと、ついつい甘えが出て覚えない子がいるのです。
チェックされんし、まあいいか…って。

だから、時々、ランダムにします。
いつチェックされるかわからないから、
毎回やらざるを得ないという状況を作り出しますww
ちょっと意地悪ですが、毎回すると時間がかかりすぎますから。

それで、小テストをすると、いろいろと基準が違う反応が返ってきます。
完璧には覚えられていなくて、私がちょっとヒントを出すことがありますが、
それで思い出して満点になったとします。
そうすると、ばっちり、完璧~って感じの子もいます。
でも、「あ~、もっとちゃんと覚えとかなあかんなぁ」と、ボソッとつぶやいている子もいます。

ここで、「ちゃんと覚えとかなあかんなぁ」と思えるのは、すごく大事なことです。
つまり、その子の中では、
ヒントをもらわなきゃできないなんて、ダメだという基準が成立しています。
だから、一人で勉強するときにも、そういう基準で勉強ができているはずです。

これが、詰めの甘さの違いになります。
そして、その違いが点数の差になります



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当たり前の基準

基準としている地点が、みんなそれぞれに違うという話は、
このブログでもよく書いていることですが、
生徒にも、よく話します。

例えば、AさんもBさんも、同じ範囲の同じテスト勉強をしています。

Aさんは、1回目を解いて、直しをして、
数日後、1回目に間違えた問題を解いて、
さらに数日後、2回目に間違えた問題を解いて、
さらに数日後、間違えた問題は、全部解けるようになったことを確認しました。

テスト範囲が発表になったので、範囲の中で、前に間違えたことがある問題を、
もう一度何回かかけて解き直して、全部できることは確認しましたが、
テスト直前の週末、やっぱり気になるので、初めにできていた問題も、
もう一度全問解くことにしました。

そこまでやって、「ちゃんとやったけん、たぶんいける」と言います。

Bさんは、とりあえず一通り解いて、直しをした時点で、
「できた!」と言います。

「テスト範囲、いける?」という質問に、
Aさんも、Bさんも、「いける」と答えるのですが、
結果は明らかです。Aさんのほうがいい。

「いける」と言っている基準が全く違うので、それは当然の話です。
(あっ、県外の方、スミマセン。
徳島の子は、「大丈夫」のことを「いける」と言います)ww

問題は、自分がどの基準でやるかですよね。

例えば、医学部に行きたいと思っている中学生が、
Bさんみたいな基準でやっていると、これは無理です。

でも、とりあえず、どっか高校に行ければ。。。と思っている子なら、
Bさんみたいな基準でもOKです。

自分が求めているレベルの基準をきちんと採用すること、
これが大事ですね。

頭がいいから勉強ができているのではありません。
やっていることにこれだけの差があるから、
Aさんは、Bさんより成績がいいということを知っておきましょう。




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親次第?!

学生時代、声楽の先生に
「ピアノが弾ける子は、親に感謝せなあかん!」と
言われたことがあります。

少なくとも大学で専門に勉強するくらいにピアノが弾けるということは、
物心つく前に、親がピアノを習わせてくれて、
多かれ少なかれ、そのレッスンに付き合ってくれたはず。

他の楽器なら、中学生とかになって、
自分がやりたいと思ってから始めても、
それなりにものになることはよくあります。

しかし、弦楽器と鍵盤楽器は、物心つく前から始めないと、
たいていものにはなりません。
自分でやりたいと思って始めたのでは、手遅れのことが多い。

だから、それができるということは、
「親に感謝せなあかん」とおっしゃるのです。
確かに。。。

「やりたいことをしなさい」とか、「自由にしなさい」とか、
「自分で選びなさい」とか、・・・
言っている親御さんをよく見かけますが、
そう言うなら、
選択肢を作っておいてあげることが大事なんじゃないかと思うんです。

自分で考えて決められるようになるころまでに、
親が決めてやっておいてあげないと、選択肢に入れられないことって、
意外とたくさんあると思います。

ある意味、勉強だってそうですよね。
小1から、やる気満々で、勉強し始める子なんて、
そうそういませんし、
どうやったらいいのかさえ、わからないはずです。

サポートして、ある程度できるようにしておいてあげて、
自分で考えられる年になったときに、
それを生かすか、違う道を選ぶかは、
「好きにするといいよ」って言うのが、
ほんとの意味での親心かも?!とか思いますね。

なにを選択肢として入れておいてあげるか。。。
難しい選択ですけれど。



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勉強は小4から?

「やっぱり、勉強って小4ぐらいからしないといけないですか?」と
時々、質問されます。

それは受験対策のこと?
受験対策なら、小4スタートは望ましいパターン。

しかし、普通の勉強のことなら、
小4からって、遅すぎです。

小4がきて、いきなり、「勉強しなさい」って言われても、
無理ですね。。。
今までしてないのに。。。苦痛が伴います。

遅くても、小学校に上がったら、
勉強の習慣はつけないと。。。と思っています。

小学校受験していない子なら、
小1に上がったときって、勉強は全くの新しい世界で、
それはけっこう興味がある世界のはずです。

そこで、一気に、学校から帰ったら、
宿題をして、復習をして、お家のお勉強をして。。。
ということを習慣化してしまうのです。

そうすると、小4になったころには、
日々の勉強の習慣は出来あがっていますから、
それを受験勉強に切り替えていくことも簡単です。

少なくとも、小4になって、いきなり、
「勉強しなさい」と言われるよりは、子供自身も楽なはず。

勉強は小1からです。ww



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目的意識

昨日の記事のような事例は、よくあるのですが、
結局は、書くことの目的が理解できていないことに原因のひとつはあると思います。

昨日のこの問題。
0.7x+4=1.6-0.5x
7x+40=16-5x
7x+5x=16-40
12x=-24
x=-2

どうして、最初はこう書くかというと、やる作業を一つに絞るためです。
そうすることでミスをしないようにする意味があります。

1行目は、10倍のみ
2行目は、移項のみ
3行目は、加減のみ
4行目は、乗除のみ
という風に、一つのことに集中して取り組むためです。

ところが、一気に一行飛ばすと、
10倍と移項を同時にしなければならなくなる。
あるいは、加減と乗除を一気にやることになる。
一気にできる子はやってもいいんです。
でも、間違えるのに、どうしてそんなことをするの?ということなんです。

しかも書いた方が速いのに、どうして書かない?
もたもたと考えている間に、一行書けるし、ミスしないし、
何か不都合がある? いいことばかりじゃない?

たったこれだけのことなのに、これができない子は結構います。

ひとまず、言われた通りに受け止めてほしいのだけど…と思うんです。
とりあえず、王道でやってみて、あとは好きにすればいい。
ひとまずやってみないことには、その目的だって理解できないのかもしれません。

あまりにも通じないと、思考回路がそもそも違うのか?などと
思ってみたりすることもあります。

方程式の計算ひとつとっても、これだけの違いがあります。
そもそも、そこに能力の違いがあるのか?
いやいや、そんなことはないだろう。。。という具合に思いを巡らせます。

ただ、一つ言えることは、
言われた通りに、いったん王道でやってみるということができる子は、
伸びていきます、確実に。




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受け止めること

受け入れるのではなくて、とりあえず受け止められるかどうかというお話。
昨日の続きです。

様々な部分にこの差は出てくるのですが、
ごくシンプルなところにも出てきます。

例えば、中1で習う方程式。
0.7x+4=1.6-0.5x

基本的な手順としては、
両辺10倍して、7x+40=16-5x
次に移項して、7x+5x=16-40
それぞれ計算して、12x=-24
解は、x=-2

と、習うはずです。私もそう教えます。
そして、類題で、一緒にこの手順で解きます。

うちの場合は、マンツーマンなので、
「どうなる?」「次は?」って聞きながら、生徒が言ったことを私が書くスタイル。
当然、生徒は考えることに集中できるので、理解はできています。

そこまでくると、類題演習で、自分一人でできるかの確認です。
ここで差が出ます。

初めて習ったことですから、
当然、この手順で解くだろうと思いきや、
いきなり、移項した式を書こうとする子がいます。
なにやら、頭の中で考えているのか、すごく時間もかかる。

本当の意味で成績が良くなる子は、
一旦、習った通りに書こうとします。
それで、数問やっているうちに、
省略してもいけそうだなと感じたら、省き始めます。
そうなると、私も省略したことに対して、文句を言う理由もない。

ところが、先のようなとき方をいきなり始められると、
たいていはミスだらけだし、時間は倍ぐらいかかるので、
省略することについて、とやかく言わなければならない。

いちいち文句言われると思うかもしれないけれど、
時間がかかって間違えてるんだから、言わざるを得ない。
しかも、習得するまでに、さらに時間がかかることになるのです。

たかが方程式の計算でもこの状況は発生しています。
「書こうよ」ってばかり言わなきゃいけない子、毎年います。

そして、そういう子は、「書こうよ」って言われると、
×10を付けた式を書いてみたりする。
0.7x×10+4×10=1.6×10-0.5x×10

いやいや、そこは解説した時も書かなかったよね。
っていうか、それ、書かなくてもミスらないでしょ。

10倍と移項という2個のことを一度にやるんじゃなくて、
まだ慣れてないんだから、一つずつに絞ろうって話をしてるんだよ。
なかなかそれが伝わらないものです。

一旦、習った通りにやってみる、ということができない。

もちろん、そんなことすっ飛ばしても、さらっとできてしまう子も、
稀にいます。でも、本当に稀です。
普通よりだいぶ頭の回転が速い子はできます。
普通の子にはできません。
ほとんどの子たちは、そんな子の真似をしてもできるはずがないのです。

でも、できないのにやっちゃう子と、ひとまず普通に解いてみる子が出てきます。
性格の差、能力の差?
なんだかわからないけれど、
この差は大きな差につながっている気がします。



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差の源

長年、色々な生徒たちと勉強をしていると、
いろいろな共通点が見えてきます。

とはいっても、それほど膨大な数の生徒と接しているわけではないのですが、
それでも、マンツーマンだけに、濃密に関わっていることは確かです。

同じような成績でも、皆、性格はそれぞれですし、
能力の差も、もちろんあります。

それでも、一番共通しているなと思うことは、
確実にできるようになる子は、
とりあえず、言われた通りにやってみることができるということです。

言われるからするのではなくて、
いったん、受け止めてみることができるということです。

まだ、受け入れてはいない。
けれど、ひとまず、言われたようにやってみる。
その上で、それをどう処理するかは、自分に選択権がある。
そういう向き合い方をします。

実は、この差はとっても大きな差になります。
明日は、この具体例を。



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柔軟性

昨日の柔軟性の話の続きです。
今回のコロナ騒動で、私自身の休日の過ごし方が変わったことと言えば、
ライブやコンサートに行けなくなったことがあります。

最初は、受験明けの3月中旬にチケットを取っていた東京でのコンサート。
当然、延期になってしまいました。
GWによく行く大阪のライブや東京のコンサートも、もちろん中止。

ところが、がっかりしたのも束の間で、
ミュージシャンたちが、すぐに無料ライブ配信を始めました。

楽しんでいる方もおられるかもしれませんが、
ジャズピアニストの小曽根真さんなどは、
毎晩、自宅から生ライブを配信してくれています。

夜の授業が終わったら、すぐにライブ中の小曽根さんちにアクセスですww
見始めると、先にライブを見ている友人から、
「いらっしゃい~」とメッセージが飛んできたりします。
なんだかすごい時代になったなぁ~と思います。

4/30のインターナショナル・ジャズ・デイには、
もう見るのが忙しいくらい世界各地からライブ配信がありました。

大物ミュージシャンばかりでなく、
普段ライブハウスのライブで生計を立てているミュージシャンたちも、
あの手この手で、できることをしてくれていて、
ファンたちも、グッズを買ったりCDを買ったりして、応援しています。

同じように、
飲食業界などもいろいろな取り組みがされていますよね。

皆が、自分にできることを考えて、
それぞれの行動を起こして、
楽しむことは楽しんで、
辛抱できることは辛抱して、
協力できることは協力して、
心にゆとりをもって過ごせるように、考えを巡らせています。

人間、捨てたもんじゃないなぁと思います。

テレビでは、自分勝手な行動をしたり、
差別をしたり、嫌な話題が飛び交っていますが、
それとは全く逆の世界です。

柔軟な考えを持てること、
自分にできることをしっかりと考えること、
そして、自分の考えを持つこと。
教育の究極の目的はそこだと思うんです。

そのために必要な知識を持ったり、
考え方を学んだりするのが、勉強の本来の姿だと思います。

そして、そういうことを身につけている大人たちと、
そうではない大人たちの行動が、
浮き彫りになって見えてきているように思えます。

今回の非常事態は
子供たちはもちろん、大人にとっても初めての経験ですが、
本当に貴重な経験だと思います。




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プロフィール

Author:自律学習ゼミ
徳島県で、家庭教師や塾講師をして、20年が過ぎました。そこで、この経験を生かして、小・中学生の君たちや、お父さん、お母さんに、何か少しでも役立つようなお話ができる気がして、このブログを始めることにしました。中学受験のこと、高校受験のこと、学校のこと、塾や家庭教師のこと、家庭学習や勉強の方法など、色々なことをお話ししたいと思っています。
2013.7.19.
・・・・・・
それから早10年が過ぎようとしています。ブログは、情報も古くなっていくので、5年分ぐらいが残るように、日々、刷新しています。2022年度より、自律学習ゼミとして、教室も移転し運営しております。「いったいどんな塾なの?」と興味を持たれた方は、下記のリンクからご覧ください。
2023.5.17.


・自律学習ゼミについて
・塾概要
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