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パターン

算数や数学の問題は、
パターンに当てはめて解こうとしている子がたくさんいます。

解けなかったときに、
「あ~、このパターンは知らんかった。。。」とか思いませんか?

それ、違います!

例えば、速さの問題。
本来、知識として知っていなければいけないことは、
速さの単位やその意味です。

で、その知識をいかに使って、問題を解明していくかを
考えていくのが問題を解くことなのですが、
多くの子たちが、
問題をパターン化しようとするんです。

うちで使ってる問題集も、
「旅人算パターン1」みたいなくくりで解説がついているので、
パターン化してしまう気持ちもわからなくはないですが、

あくまでも、考え方の例として学んでいるわけで、
「このパターンの時は、足す!」みたいに覚えるために
学んでいるのではないのです。

でも、そうやってパターンで、分類して覚えようとする子がいるんです。
そうすると、覚えたてのころは出来るんですが、
すぐに忘れるんです。

理論の裏付けがないですからね。。。
普通、覚えていられないでしょう。

知識×考え方で、様々な問題が解けるようになるのですから、
一つの問題のパターンだけ覚えても、意味がない。

気をつけないといけないのは、
一見、できてる風に見えてしまうことです。

パターンで覚えていても、塾の小テストは出来ます。
前の時間にやったことぐらいは覚えていられますもの。。。ww

こんな考え方をして、こんなところにこの知識を使うのか!
っていうことを、発見していってほしいのです。

結局、それが本当の学びにつながるんですよね。
そして、単なる勉強の世界にとどまらない。。。
「生きる力」へと結びつくわけです。

人生、すべてパターン通りにはいきませんからね。



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段取り

段取りって大事ですよね。
仕事でも遊びでも、段取りのいい人がいると、
ことがスムーズに運びます。

勉強も同じで、自分できちんと段取りができる子は、
勉強がはかどっています。
特に、夏休みみたいな、フリータイムが多いときは、
段取りがいい子は、けっこう遊んでるのに勉強もしています。

見ていると、すきま時間の使い方がうまいんです。
段取りがいい子は、たいてい、頭の中にto doリストがあります。
だから、その中でも短時間でできてしまうようなことを、
ちょっとしたすきま時間にやってしまうんですね。

例えば、今日やることが、頭の中にあるから、
朝ご飯までに10分あったら、その10分に、
今日やる予定の漢字のチェックテストをしてしまうんです。

そうすると、あとは覚えるだけになりますからね。
うまくすると、覚えてしまえるかもしれませんしね。
そうしたら、10分うきますよね。

普通、ボーっと過ごしてしまう10分を使ったことで、
他の10分が浮きます。
それを重ねて、1時間くらいの時間はすぐに捻出してしまいます。
つまり、1時間遊べる。ww

そういう子は、だいたい勉強も効率がいいです。
漢字なんかは、ちゃっちゃとチェックテストをして
短時間で覚えます。
間違い直しも、きちんとするので一発で終わります。

だらだらと段取り悪くやっている子は、
漢字を一行書いて覚えるのが平気です。
しかも、途中から違う漢字を書いています。
覚える気、ナシです。。。

直しも適当にやるので、また間違えます。
で、何度も何度もやらされても平気です。

平気だからいいじゃん!ではないですよね。
なんか、時間が、もったいないです。

さっさと効率よく終わらせることは、
大人になっても大事だと思います。

仕事ができる人って、効率いいですものね。
結局、大人になっても、段取りよくやって、適当に遊んでますよね。
あれは、子供のころからの積み重ねね~なんて思うのです。
生まれつきなんでしょうかね~?

わかんないですが、見ていて気持ちがいいのは、
段取りよくできる子ですね。



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マンツーマンのメリット

ここ20年で、個別指導塾はウソみたいに流行ってきました。
個別指導のメリットを聞くと、
「質問をしやすい」とか、「わかるまで教えてくれる」とかいう答えが
返ってくることが多いですが、
それが本当にメリットでしょうか?

すぐに質問できて、詳しく教えてくれると、
一見、とても成績が伸びそうな錯覚を起こしますが、
それって、デメリットじゃないの?と思うこともあります。

なぜなら、すぐに質問できるということは、
自力で何とかしてみようという努力はしないということだし、
詳しく教えてくれるということは、
自分で考えることの妨げとなりかねません。

では、個別指導のメリットって何だろう?と考えてみると、
どこで失敗してるかを分析してくれることだと思うんです。

例えば、集合授業なら、一筋の正しいルートを、黒板で説明してくれます。
それが正しいルートであることは理解できても、
自分の答えはなぜそのルートを辿っていないのかは、解明してくれません。

考えている途中で、間違えた脇道にそれたから、
正しい答えに辿り着いていないわけですから、
なぜ、その脇道のほうが正しいと思ったのかを明確にしないと、
一人で解いた場合、またその間違ったわき道にそれる確率は大です。

その分岐点となったところがどこなのかを探して、
それを明確にすることが重要なのです。
算数でも数学でも国語でも、同じことが言えます。

一人ひとり、間違えるポイントは違っているわけですから、
それを集合授業でするわけにはいきません。
しかし、マンツーマンなら、それができる。
それこそが個別のメリットです。

しかし、実際のところ、そんな風に個別指導を使えている子は一握り。
だから、こんなに個別指導塾が流行っているのに、
全体の学力は下がっているんですよね。。。ww





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国語の文章題

国語の文章題を解いている子、実はものすごく少ないんです。

教科書以外の初見の文章で解く問題集って、
公立の小学校では、まず与えられていません。
まだ小学生なら、おそらく国語・算数でセットになっている塾が多いので、
塾で、そういうテキストが与えられている場合も多いのですが、

中学生になると、これが、数学・英語セットになります。
そうすると、国語の文章題って、普段は教科書の文章にしか触れず、
基礎学や実力テストぐらいで、たま~に初見の文章に触れてる感じではないでしょうか。

それで本当にいいの?と思うことはよくあります。

うちの生徒たちは、ほとんどの場合、
国語の初見の文章で解く問題集を持っていますが、
きっと、それをうちでしなければ、ほとんどの子が、教科書のみの世界で終わる。

これは、読解力を養うという視点から見てもまずいと思うのですが、
実は、国語の文章題には、もっと大事な役割があると思っています。

ちょっと気の利いたテキストなら、
国語の文章題で取り上げられている文章って、
ティーンズに読んでほしい内容の文章であることも多いのです。

常識的知識として、持っておくべきことの場合もあれば、
なるほどな~と唸らせられるような内容であることもあるし、
少し変わった視点からの考え方である場合もあります。

そういう文章に触れることで、
思考の範囲が広がったり、知識が増えたり、
とにかく、ティーンズたちの糧になるような文章が多く取り上げられているわけです。

本を何十冊も読むとなれば大変だけど、
見開き2ページ足らずの文章なら、さして苦労はありません。
そのうえ、自分でなら、絶対に手を出さないような本が
題材に取り上げられていることも少なくはない。

ただ単に、国語力を求めるためだけではないんですよね。
ここのところの大事さにも気付いてほしいものです。



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ひたすら繰り返す

昨日の続きです。
学校でも、勉強の仕方はちゃんと教えてくれているはずです。
間違えた問題をきちんとできるように復習していきましょう。。。みたいなwww

できないことをできるようにしてしまえば、
勝手に成績は上がるので、勉強方法なんて、それがすべてだと思います。

近道してできるようになる魔法の方法を求めている子は、
たくさんいますが、残念ながら、そんな方法はないんですよね。

学校で配布される問題集。
完璧にできるようにしておけば、普通には困ることはありません。

もちろん、東大レベルを目指すと言われれば、
それだけでは、ちょっと。。。
ハイレベルなこと、いっときましょうか。。。ですがwww


学校のワーク類をチェックしてみてください。
その仕上がり具合と成績はピタリと一致しているはずです。

やっているのに成績が上がらないと思っている人は、
パッと見た感じでは、丸付けもしてあって、赤で直しもしてあって、
ちゃんとやっているみたいに見えますが、
その間違えた問題が、今、できるかチェックされると、
できない問題のほうが多いはずです。

間違えた問題は、きちんとできるようにするところまで、
やっていないんです。
そう、やっていないんですよ。だから、上がらない。
やっているのに、上がらないのではないのです。

成績がいい子たちは、間違えた問題を大事にします。
必ず、一人で解けるようになるところまで、徹底的にやります。
だから、成績がいいんです。

間違えた問題は、また間違える確率が高い問題ですから、
何度も何度も繰り返してチェックします。
定期テストの前、実力テストの前、課題テストの前。
そうすることで、記憶にしみついていきます。
だからできるようになります。

でも、間違えた問題を放っておくと、
そもそもあやふやな問題ですから、すぐに忘れます。
1回ぐらい、見直したところで、
多くの問題は、できるようにはなっていません。
だから、できないんです。

「やりました」とか、「いけます」とか、
安易にそういう言葉が出てくる子は怪しい。。。

キミ、その成績だし、いけてるはずないんだけどな。。。
と思うことはよくあります。

そもそも「いけてる」の基準が違っていることもよくあります。
できる子は、ほぼ100%大丈夫なときに、「いける」と言いますが、
そうでもない子は、8割がた、いや7割程度で、「いける」と言ってます。

徹底的にやる、その徹底度合いの差が、成績の差ですね。



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やればできるというけれど・・・

「やってるけど、成績が上がりません・・・」
「きっと、やり方がわかってないんです・・・」
「やれば、できる子だと思うんです・・・」

よくある相談ですが、
実際のところは、
「やっていない」ことが原因だったというのがほとんどです。

やってるけど成績が上がらないと思っている子は、
やってるつもりなだけなんです。

やり方がわかってないからだと思っている子は、
やろうとしてないだけなんです。

やればできる子だと思っているのはよくわかりますが、
やらないと始まりません。。。
やれるかどうかが問題なんです。

こんなことを書くと、冷たい人だと思われるかも。。。

でも、結局、できている子たちを見ると、
言われたことをきちんとやっているんです。

勉強の仕方なんて、魔法の方法があるわけじゃなし、
言われたことをきちんとこなせるかどうかが多くの部分を占めているんです。



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コロナ後

コロナが落ち着くと、家族旅行に行くお家も増えるでしょう。
語り合ってください、旅行をネタに。

旅行する地方のこと、
土地のこと、特産物のこと、歴史、方言、
そこ出身の著名人のこと、。。。
発展して、いっぱい話ができそうです。

一緒に調べるのもいいでしょう。
身近な大人が楽しそうに調べる姿は、何よりもいいお手本です。
大人だって、知らないことはたくさんあります。
一緒に調べて、一緒に感心して、一緒に驚いて。。。
貴重な経験になります。




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時間があるうちに

時間がたっぷりある時こそ、読書をしてほしいと思っています。

いろんな本を読んで、
その話をお父さんやお母さんにしてみるのです。

大人は、
じっくりストーリーや感想を聞き出してあげてください。

分厚い本なら、「今日はどこまで読んだん?」
「で、どうなったん?」と、毎日、聞けますね。
連載小説を読むみたいに、ストーリーを聞き出すのもいいでしょう。

家族で読書の時間を作っているお家もありましたよ。
毎日、夜に15~30分、みんなでそれぞれ違う本を読むんです。
読み終わったら、お互いにそのストーリーを語るんです。

そうすると、どんな風にストーリーを語ると、
伝わりやすいのかもわかってきますよね。
あらすじが言える子になります。
ついでに感想も出てきます。

すぐにはなりませんが、そのうちに、
読書感想文は、放っておいても書ける子になります。ww

言語能力が高い子なら、放っておいても、本を勝手に読んで、
それなりに読んでいるうちに、読解力や表現力が身についていきます。
だから、国語力がないと言うと、すぐに、本をたくさん読みましょうという人は多いんです。
でも、私はそうではないと思っています。

もともと言語能力が低めの子は、
いくら本を読んだって、ちゃんと読んでいないわけですから、
残念ながら、たいしてできることは増えません。
実は、そういう子にたくさん出会ってきました。

だからこそ、家族でストーリーを語り合ってほしい。。。
そのひと手間が大事だと思います。



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夏休み

最近の夏は尋常ではない暑さだし、今年はコロナの影響で夏休みも短いので、
なかなか難しいですが、外遊び、是非とも大事にしてほしいと思っています。

机に向かう勉強では得られないことがたくさんあります。

例えば、理科が得意な子は、
そういう経験が豊富な子が多い気がします。

机に向かって勉強したわけではなく、
自然に身についているんですね。

実体験で感じていることがベースにある上に、
理科で習うことの裏付けが加わると、
ものすごくスムーズに理解できて頭に入っていくものです。

花を摘んで遊んでいた子、虫捕りをして駆け回っていた子、
実際に触っている子とそうでない子の差は、とても大きいです。

家庭菜園の手伝いもいいでしょう。
家族で川遊びもいいでしょう。
夜空の星を眺めて語り合うのもいいでしょう。

大人も一緒に楽しんでほしい。。。
身近な大人が楽しそうにやっていることに、子供は感化されるものです。

ゲームは封印して、自然に触れてほしいですね。



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自己管理

ある時、テスト期間中に風邪をひいた子がいました。

テスト前は特に、ストレスもたまるし、勉強で睡眠時間も減っているし、
周りに風邪をひいている子がいると、
普段はうつったりしないのに、こんなときに限ってもらってしまう。。。
よくある話です。

問題は、そのあとの行動。
我慢して、気合で何とかなるものではありません。
さっさと病院へ行きましょう。

行きつけの小児科か耳鼻科か内科。。。
風邪なんかは、耳鼻科に行くのが一番即効性がある気がしますね。
鼻やら喉やらが痛いなら特に、
ちょちょっと薬塗ってもらって、吸入なんかすると、思ったより早く治るものです。

結局、その子は、行けと言われた病院にも行かず、
しんどくてテスト勉強もろくにできず、
挙句の果てには、テストの日に熱を出して欠席です。

その次の日に会うと、
へらへらと、「テスト受けれんかった~」なんて言うものだから、
まだ風邪でしんどそうでしたが、
大目玉を落としました。

これが入試本番だったらどうするん?
常に、そういう場合に備えて準備ができてないとダメなんじょー!!
ちゃんと自己管理ができてない自分をもっと責めるべきでしょーが!
へらへらしやがってー!!。。。とまで言ってませんが、たぶん字幕が出てましたww

こういう子はだいたい親の言うことは聞かずに反抗するので、
ここは、他人の私が一発。ww

まだ風邪も治っていなかったし、
ちょっとかわいそうかな~とも思いましたが、
いやいや、こういうときこそ肝心です。

誰しも、風邪を引きたくて引くわけではないし、
手洗いうがいなんかを、きちんとしていても、
引くときは引きます。
私だって、風邪くらいは引きますから、それはよくわかる。

でも、そんな体調でもテストに、できるだけベストな状態で臨めるように、
コントロールすることは必要です。

大事な大事なテストだったら、それこそ、人生がかかっていますからね。

普段から、もしものときは、どういう風に自分の体をコントロールすればよいのか、
できるだけ、ベストな状態に近づけるためには何をすればよいのか、
そいうことは考えておかなければいけません。

全員が、ベストな状態で受験に臨めるとは限りませんから。
でも、だからと言って、そんなことを加味してくれるほど、人生は甘くありませんものね。
自己管理も実力のうちです。



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途中式を書かない

「ちゃんと途中式を書きなさい」と言うと、
色々な反応が返ってきます。

「書かんでも計算できるよ」と言う子もいます。
書かなくても、速くできてミスしないなら、書きなさいとは言いません。
ミスせずに速くできるようになるまでは書くべきです。
残念ながら、まだ省略できる領域に達していないのです。ww

一応、書こうとしている風には見えるけれど、
必要なことが書けていない子もいます。

例えば、四則が混じった計算やカッコつきの計算の場合、
式の後ろに=を書いて、先に計算する部分だけを書いてしまう子。

これ、式として成立していませんから。。。

まずは、「こういう風に書くんだよ~」と、書いて見せます。
それだけで、わかって書き始める子も、中にはいます。
しかしごく少数です。ほとんどの子は、それでは無理。

そうしたら次は、一緒に書きます。
「=って書いて」
「で、次、どんな式になる?」
「そしたら、それ、全部書いて」
「次は、この=の下に=揃えて、次の式書いて」
「で、次もこの=の下に=揃えて」。。。みたいに。www

こうやって何回かやっていると、そのうちに一人で書けるようになります。

別に、そんなにきちんと途中式書かなくても、
計算が合ってたらいいじゃない?と思うかもしれません。

そうです。全問、合っているなら構いません。
そういう子には、そんなことは求めませんが、
全部合わない子には、途中式は必須です。

まず、基本となるこの部分が出来て、
次が省略です。
基本がないのに、いきなり書かないのは、省略でも何でもありません。

省略してるということは、それを頭の中できちんとやっているということです。
でも、省略ではなく、いきなり書かない子は、
頭の中でもきちんとできていません。だから、間違いがとても多いのです。

遠回りのように見えて、実はこれが一番近道です。
精度の高い近道。

きちんとできるようにするには、やっぱり、手間がかかるのです。



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学校のことをきちんと

昨日の話をもう少し掘り下げてみたいと思います。
学校のワーク類を、まずはきちんとする話。

テスト前に「学校のワーク出来てる?」と聞くと、
多くの子が、「いけます」と軽く答えます。
そういう子は、成績がはかばかしくない子が多いです。
「だいたい」とか言う子も、言っている割にはイマイチな成績。

けっこういけてる子は、
「テストブックが、あと3回ぐらいで消えるかな~」とか、
「数演は、2問、怪しい」とか、
こういう返事をする子が多い。
ついでに、気になるところは質問に出してきます。

この差なんです。

成績がイイ子は、学校のワークも完璧に仕上げようとします。
全部、丸がついて、直しがしてあるのが完璧なのではありません。
全問、どれを出されても、ちゃんと答えられるようになっているのが完璧です。

ところが、成績がぱっとしない子は、その完璧ができない。
一通り解いて、丸つけて赤で直したら、「できた」と思っているんです。

「解き直しとるよ」と言う子も、
解説を見て解き直して、わかった気分になって終わってるんです。
だから、テスト本番ではできないんですよね。
だって、テスト本番には解説付いていませんから。。。

要するに、仕上げの精度にこれだけの差があるから、
その差が成績の差となって表れるんです。

学校のワークさえきちんと仕上げていないのに、
他のテキストに手を出しても、
結局それも同じ程度にしか仕上げることができません。

できる子は、学校のワークを完璧に仕上げるように、
他のテキストも完璧に仕上げようとします。
ついでに、ちょっぴりハイレベルなことにも手を出します。

それを積み重ねているので、中3の基礎学になっても、
特に困ることは何もないのです。

あれもこれもと手を出しても無駄なんです。
テキストは1冊に絞って、仕上げるほうが良いなんて話、
色々なところで聞いたことがあるでしょう?

まずは、学校のワークだけでもいいんです。
完璧に仕上げることに意味があるんです。
それだけのワークを学校は提供してくれていますから。

旧総選校、ヤバいんよな~という成績の人は、
まず、そこからです。




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まずは学校のこと

学校がもっとちゃんとやってくれたら・・・という不平不満は
いつの時代もあるようですが、
そんなことを言っていても何も解決しないわけで、
学校にも良いところや、ありがたいなと思うところはたくさんあるので、
それをもっと活用すべきだと思います。

例えば、中学生が与えられている学校のワーク類。
あれが、完璧に仕上げられていれば、
旧総選校に行けないなんて事態にはなりません。

でも、それをきちんと仕上げられない子があまりに多い。
だから、旧総選校に行けないレベルの子があまりに多いわけです。
軽く半分以上の子は仕上げられていませんからね。

それは学校がきちんと教えてくれないからだ!ではないと思うんです。
きちんと習おうとしていますか?

やる気にさせてくれないからできないんだ!でもないと思うんです。
やるべきことはやるように躾けるのは家庭の役目だと思います。

何もかも、学校にしてもらおうというのは、少々虫がよすぎる話で、
学校に何もかも求めるのでは、あまりに受動的すぎます。

学習というのは、本来、もっと能動的にやるものだと思うんです。
やらされてやるのでも、できるようにしてもらうのでもなくて、
自分の方から働きかけるべきですよね。

まずは、自ら学校のことを、きちんとやるところから、
始めるべきだと思います。
そうすると勝手に結果はついてきます。



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厳しい

普段、軽いお付き合いしかない人には、
私は怒ったりしない人だと思われているようで、
「優しい先生なんでしょうね。」とよく言われます。

な~んてことを読んだら、
教え子たちは、お茶を吹いてると思いますが、ww
卒業していった子たちにも、「先生は厳しかった」とよく言われます。

もちろん、自覚して、厳しくしてますから。。。ww

自分の経験から、
友達みたいに優しく教えてくれる先生から習った時より、
「こんなこと質問したら、怒られるかも」って思うくらいに
怖い先生から教わった時の方が、
手に入れたものは大きかったので、敢えて厳しく。。。

きっと、同じことを教えてもらっても、
友達みたいに優しくしてくれる先生といるときよりも、
怖い先生と一緒にいるときのほうが、
気持ちが引き締まっているというか、
集中力が高まっているので、たくさん吸収してたんだと思います。

何度でも優しく同じことを言ってくれる先生なら、
少々聞き逃しても、また教えてくれるから、楽に聞いていられるけれど、
「さっき言ったよね!」と、ちょっと怖い声で言われる先生なら、
できるだけ、聞き逃さないようにしますものね。

こういう緊張感は、ある程度必要だと思っています。
近頃は、褒めておだててやさし~く教えるのが流行ってますから、
物事を「習う」姿勢がイマイチ引き締まっていない気がするのは、
私だけではないはず。。。ww



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手間

最近、手間をかける話が多い気がしますが、
やはり、できるように仕向けようと思うと、
それだけの手間がかかります。

塾や家庭教師の仕事は、
いかに正しく手間をかけてあげるかだとさえ思います。

例えば、わからない問題のヒントを出しながら、
一緒に解くということはよくありますが、
途中で、「あ~っ!わかったー」と、なったとします。

それまでの道筋もノートにメモをして、
自分で解き上げる子もいれば、
そこから先だけ、走り書きのように解いてしまう子もいます。

授業中には、どちらの子も理解できたはずです。
ところが、
家に帰って、もう一度解いてみたとき、
あれ?となってしまったとします。

ノートにきちんとメモをしている子は、
それをもとに自力で解くことができます。
ところが、走り書きで解いた子は、
結局わからないまま終わってしまいます。

「解き方、メモしなさい!」なんて、一応は言いますが、
それで、きちんとメモができる子は少ないんですよね。
できるくらいなら、もともとやっていますものね。

でも、それって、そのまま放っておいても、できるようにはならないです。
だから、そのうちに方法変更です。
私がメモを書く。。。

はっきり言って、過保護かもしれません。
でも、過保護からスタートしても、できるようになる方がいいですからね。
他にもっと手間をかけたいところはいっぱいあるのですが、
そこまでいかないと話になりませんしね。。。

解くための道筋を、私がノートに書いて、
それを見て、まずは解けるかどうかを試すんです。
それで、解ければ、家に帰って、もう一度解いた時、
それを見れば記憶がよみがえりますから。

マンツーマンでなければできないことですが、
マンツーマンだからできますからね。。。

そして、そんなことを繰り返しているうちに、
メモの仕方がわかってくるんです。

こんな風に書いておけば、復習の時に使えるんだ。。。と、
まずは知ることからです。
それでできるようになってくる子もいますから、
やってみる価値はあります。

ぐちゃぐちゃに書いてあるノートも、
一つ一つ、チェックするんです。
「読めません」「ちゃんと消しましょう」「???」。。。

さすがに、毎回やられると、普通の子は直ってきます。
ものすごく几帳面に書かれても、
それをぐちゃぐちゃで返せる子は、望み薄ですが、
普通は、ちゃんと書いて返さなきゃと思います。

もうほとんど根競べですね。
でも、正しく手間をかけたら、かけた分、効果はあります。

家庭学習でも、そうだと思います。
パパ塾・ママ塾のお父さん・お母さんは
本当に大変だと思います。
きっと、親子の場合、他人より、腹が立つはずですからね。。。

そうそう、昔、塾で教えていたころ、同僚が言っていました。
「私、よその子には、こんなに優しく教えられるのに、
 なんで、わが子には、怒ってしまうのかしら。。。」
結局、塾に入会させてましたけど。ww

もちろん、過保護ばかりではできるようにはなりません。
調子に乗ってきますからね。
「いいかげんにしいよー!」って、怒ってみたり。。。
まぁ、それも手間の一つです。




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字が汚い

字が汚いという相談もよく受けます。
私も、字が汚い生徒にはよく出会います。

達筆かどうかという問題ではなくて、
きちんと書けているかどうかというレベルの問題。

これは、小学生に限ったことではなく、
高校生でも書けない子は書けません。

そして、綺麗に書くように言うと、
ぼくの友達の、めっちゃ頭のいい子は、字が汚い。。。なんて
屁理屈のような返事が返ってくることもよくあります。

確かに、頭の回転が速い子は、
そのスピードに書くスピードがついていけなくて、総じて字が汚いです。
でも、ここで勘違いしてはいけないことは、
普通に字が汚い子と、頭の回転が速いせいで字が汚い子とは、
実は汚さが違うんです。

長年、こういう仕事をしていると、
どっちの字の汚さなのかは、だいたい見ればわかりますが、
特に、普通に字が汚い子は、徹底的に直さないといけません。ww

初めは、できるだけ読んであげて、
「ちゃんと書かなピンするよ」程度で様子を見ます。
これで、直せる子も、中にはいます。

でも、8割がたは無理です。
そうすると、今度は、ことごとくピンをします。
その時のポイントは、いちいち指摘することです。

ピンをつけたら、必ず、どこがいけないかを書いて、返却します。
「これが一番長い」、「はねる」、「つきださない」、「はらう」、
「ここ、汚い」、「読めません」、「向きが違う」。。。などなど、
矢印をして、×をつけて、全部書きます。

そうすると、さすがに直り始める子が増えてきます。
漢字に限らず、やります。
算数でも、数学でも、英語でも、理科でも、社会でも、
とにかく、読めない字を書いていたら、全部ピン。

時間がかかって、直しも大変ですが、
その時間を省くわけにはいきません。
そうしないと直さないのですから。。。

こうやって、徹底的に、全部直していきます。
学齢が上がっていればいるほど、習慣化しているので、
直すのは大変です。

「ちゃんと書きなさい!」では、まず直りません。
それで直るくらいなら、もともと綺麗に書いてますから。。。ww

気になるお母さん、おうちでやってみてください。
チェックするのも、直しをさせるのも、手間がかかりますが、
それだけの効果はあると思いますよ。



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楽譜と文章

昨日の続きですが、
速く読み取るための練習の話。

実はこれも、ある種の訓練だと思います。

またまたピアノの話ですが、
例えば、同じ曲をさらってくるのが課題だったとします。
「曲をさらう」というのは、
楽譜を読んで、曲として弾けるようにすることです。

まずは、楽譜を読みながら音を出してみますよね。
実は、その段階で、既に差があります。

たくさん練習を重ねてきている子は、
同じように初めて楽譜を見て弾き始めたときに、
フレーズとハーモニーと、
ちょっとしたアーティキュレーションくらいはつけてきます。
それぞれの音の役割を、ざっくり掴んで音にするんですね。

ところが、まだ練習を重ねていない子は、音を読むのに必死です。
強弱記号なんて見えていません。
スラーやスタッカートなんてまるで無視。
いいえ、無視しているわけではないのですが、視界に入っていないんですね。

同じ楽譜を見て、同じように弾くだけなのに、
これだけの情報処理能力の差が出ます。
でも、天才はいざ知らず、普通の子なら、
これは訓練で身につけていくものなんです。

常に意識をして、曲にするために必要な情報を
いかに速く多くキャッチして、音に出すか。。。
そういう訓練をしていくんです。

もちろん、そのためには、色々なハーモニーやフレーズ、
曲の形態に触れている必要がありますし、
知識も経験も大事になってきます。

だから、おそらく、文章を読むのも同じように、
訓練することが必要だと思うんです。

いかに速く多くの文章を理解するか。。。
ボーっと、ただ字面を追うだけでは、何も生まれないと思うんです。
意識して、読みとる練習をしなければ。。。

もちろん、そのためには、
多くの言葉や慣用句などを知っていることも大事ですし、
多方面にわたる知識が多いほど、
情報処理能力は速くなるはずです。

読むのが遅いから、本をたくさん読んでみよう!
というのでは、あまり効果がない気がします。

大人だって、ボーっと、ただ字面を追ってしまったときって、
もう一度読み返しませんか?
一応、そのページは、スルーしたけれど、
何を書いてあったかわからないですよね。

おそらく、「国語の文章題、意味わからんし。。。」っていうような子は、
こういう読み方をしてると思います。
「どんな話だった?」って聞くと、決まってこんな風に答えます。
「犬の話」とか「熊の話」とか「水の話」。。。名詞だけ。ww

「何が出てきた?」って聞いたんちゃうし。。。と思いますが、
それくらいにしか読みとれていないわけなんです。

こうなってしまったら、読み取るための練習は、
たぶん、一人では無理ですね。
簡単な短い文から、一緒に付き合ってあげてください。

やっぱり、何事もできるようにするためには、
手間と時間がかかるんです。

できるようになってる子たちを見ると、
そういう手間と時間を、かけられて育っている子が多いです。
頑張ってみる価値はあると思いますよ。



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読むスピード

私は、読むスピードは遅い方だという話を書いたことがありますが、
東大レベルになると、一分に軽く2000字は読むそうです。
考えられません~

まぁ、そこまで速くなくても、
鍛えれば、ある程度は速くなるかもしれない。。。と思います。

というのも、私は、昔ピアノ教室をしていたことがあるので、
楽譜は読めるほうだと思うんです。

学生の時、ピアノが弾けない子にピアノ伴奏を頼まれたことがあって、
簡単なものだったので、初見で合わせをしたら、
そこから読譜の話になったことがあります。

なぜ、楽譜を見ただけで、和音を押してるのか?とか、
ピアノを弾く人からしたら、え???っていうような質問をするんです。

で、よく考えてみると、
いちいちドレミなんて読まないんですよね。
一つずつ読んでいたんじゃぁ、到底初見では弾けません。

楽譜を見たら、和音はその上下のタマの幅で反射的に掴んでいるし、
メロディーの上がり下がりや、音符の長さも、
楽譜の形で掴んでいるんです。

ピアノを習い始めたころは、ひとつひとつ音を読んでいた記憶がありますが、
いつのころからか、幅や形で感覚的にすぐに音が掴めるようになってくるんですね。

これって、本を読む時も同じなんじゃないかと思うんです。

音読をしても、ものすごく遅い子って、変なところで区切ってみたり、
おかしな間があったりするんですよね。

言葉を言葉として掴めてない。
だから、遅いんだと思うんです。

ピアノの場合、はやくどんな曲かを知りたくて、
スピードが上がった気がしますが、
読書の場合も、はやくどんな話かを知りたくて、
スピードが上がったりしますよね、きっと。

あとは、やっぱり、初見の練習をするみたいに、
意識を向けてあげることも大事かな?と思います。

読むスピードは、速い方が断然有利です。
低学年のうちから、ある程度鍛えておきたいですね。




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貧乏ゆすり

ところ構わず、貧乏ゆすりをしている子、時々いますよね。

テストのときは、絶対にいい迷惑です。
隣の席の子はたまったもんじゃない。

本人は、気付いていないのかもしれませんが、
見かけたら、絶対に注意してしまいます。

だって、その子のせいで、うちの生徒が集中出来なかったら、
かわいそうでしょう?
って、その子もうちの生徒ですが。。。ww

そういうこと、いちいち指摘してると、
細かいことに、うるさいとか思われるのかもしれませんが、
そういうの、きちんと気配りができる子になってほしいですからね。

勉強以前の問題として、
周囲に気配りができることって、大事ですよね。



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できるようになる子とならない子

「わかった」という感覚は、目に見えないので、
これがとても厄介なのです。

長年、こういう仕事をしてきて思うのですが、
「わかった」と同じ反応をしても、
本当に理解している子と、わかったつもりでいる子がいます。

そして、それは成績にはあまり関係がなく、
上位の子が皆、本当に理解している子で、
下位の子が皆、わかったつもりでいる子ではないのです。

例えば、
時速60kmを分速に直す問題。

1時間に60km、つまり60分で60km走るのだから、
1分には1km走るわけで、分速1kmということを理解して、
「わかった」と言う子と、

「60で割るんやな」、「わかった」と言う子がいるんです。

このくらいのことなら、
学校でも塾でも同じ説明をされると思いますが、
同じ説明を聞いて、原理を理解して「わかる」子と、
ただやり方だけ覚えて「わかる」子がいます。

当然、60で割ると覚えた子は、そのうちに、
割るんだっけ?掛けるんだっけ?となります。

うそでしょう?と思われるかもしれませんが、
実は、こういうタイプの子、ものすごくたくさんいます。

しかし、学校でテストをしても、塾で問題集を解いても、
習いたてのころは、割ることを覚えているので、できてしまいます。
もちろん、時間がたつと、割ることは忘れてしまうので、
学年末テストではできないかもしれません。
でも、たまたま割ったら、当たります。

問題なのは、割るということをわかったと思っている子は、
自分は「わかった」と思っていることなんです。
だから、わからないことはないし、当然質問はないんですね。

でも、これ、本当はわかってないですよね?

小学校ぐらいなら、こういうタイプの子でも、
かなり成績がいいことがよくあります。

成績のいい子でも、全員が
理論できちんと理解できているわけではないのです。
だから、入れ替わりが起きるんです。

勉強をしていないことが原因で、成績が悪い子がいますが、
そういう子の中には、理論で理解できる子がいます。
そして、そういう子は、その気になりさえすれば、
ウソみたいに伸びていくんです。

こういうタイプの子が、
「ビリギャル」や「ドラゴン桜」のモデルになるような子ですね。

この「わかった」の差は、いったい何が原因で、
何歳ぐらいからそうなっているのか。。。
その辺りのことはよくわからないのですが、
これを直すことは、ものすごく大変だということだけはわかります。

できるだけ早く、気付いてあげたいですね。




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両立

部活と勉強、あるいは、習い事と勉強を
どうやって両立させたらいいか?
なんて質問をいただくことがあります。

一言に両立と言っても、
どのレベルで両立させたいのかによって、
やっていくことは違うと思います。

例えば、
野球や、サッカー、テニスなど、
プロを目指すようなレベルまでやりたいのか。
推薦入試などの武器になる程度までやりたいのか。
それとも、ただ楽しみのために趣味のようにやりたいだけなのか。

それによって、費やす時間は大幅に違ってくるはずです。
それと両立させたい勉強も、
東大を射程圏内に入れるレベルにしたいのか、
阪大、神戸大レベルにしたいのか、
まぁ、そこらへんの国立レベルでいいのか、
それとも、適当な私大でいいのか。。。

これも、また求めるレベルによって、
費やす労力は大きく違ってきます。

まず決めるべきは、
求めるレベルを明確にしておくことだと思います。

将来、どちらを武器として生きていくのか。。。
勉強を武器にしようとするなら、勉強に重きを置かないといけません。
スポーツを武器にするなら、勉強よりも、そちらを重視するべきでしょう。

「部活があるから、勉強ができません」
でも、「いい成績は、とりたいんです」
では、図々しいですよね。

うまく両立させている子を見て思うことは、
どちらに重きを置くかがはっきりしている子が多いということです。

勉強を優先するなら、
勉強ができてこその部活というスタンスをとることです。

そうすることで、短時間で、できるだけ要領よく勉強をして、
部活の時間を捻出しようとしますし、
部活で体を使ったからと言って、
夜、勉強しながら居眠りなどせず、
自分で、その眠気をなんとかするすべを探そうとします。

誤解を恐れずに言うなら、
そこのところのけじめに、親が厳しい。
そういう家庭環境が整っています。

多くの親御さんは、「うちは厳しくしている」と言いますが、
厳しいところが、皆それぞれで、
そこは、そんなに厳しくする必要はないんじゃないかな?とか、
そこ、そんなに甘いから、うまくいかないんだよ~とか、
思うことは、実は、よくあります。

なかなか難しいですね。。。



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テストが悪かったら…

テストの結果が、思ったより悪かったこと、
誰にでも経験はあると思います。

「テストどうだった?」と聞くと、
「悪かった。。。」

「で、どう思ったん?」
「次は頑張る。。。」

「どうやって?」
「。。。」

よくある会話なんです。

昨日の話の続きのようになりますが、
「がんばる」というだけでは、全く具体性がありません。

頑張ったつもりになっても、点数は増えませんからね。。。

テストが悪かった場合、まずしなければいけないことは、
敗因を探ることです。

なぜ、こんなに悪かったのか。。。

範囲の問題集のやり方が完璧ではなかった。
ミスがあまりにも多すぎた。
覚えたつもりだったことが、覚えられていなかった。
全く歯が立たない問題があった。

それぞれに敗因は違うはずなんです。
だったら、次にしなければいけないことも違うはずですよね。
それを具体的に明確にすることが、一番大事なことです。



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ケアレスミス

学校のテストや塾の模試が返却されてくると、
「どうだった?」から始まって、
色々と答案を見ながら話をします。

小学生の場合は、特に、
既に親御さんと反省会(?)をしている子が多いので、
子供たちにとっては、それの再現のようなことになるのかもしれませんが、
そこで、気付くことがあります。

例えば、ケアレスミスが多かった場合。
「これ、なんで間違えとったん?」と聞くと、
「これ、ミスったんよ。」と返事が帰ってきます。

「何を、どうミスったん?」
「ここで、小数点をひと桁打ち間違えた」
「なるほど。で?」
「次は、ミスらんようにするわ。」

まぁ、こんなやり取りがなされることは想定できます。
問題はその次。

「そうやな、気ぃつけなよ。」では、またミスります。

次に絶対にやってほしいことは、
「どうやって?」です。
何をどうやることで、次はミスらないようにするのか。。。
それを考えないと解決にはなりません。

そもそも、テストだったわけですから、それなりに気をつけて解いたはずです。
それなのに、ミスをしたのはなぜか?
そこが重要なんですよね。

その問題を解いていたときに、時計を見て焦ったのかもしれません。
文字が汚くて、自分で読み間違えたのかもしれません。
普段から、問題集を解くときにも、ケアレスミスが多いのかもしれません。
いつもは一行ずつ振り返って、確認しているミス防止のためのひと手間を
省いたのかもしれません。
もしかすると、普段から、そのひと手間はかけていないのかもしれません。

原因は、それぞれ違うはずなんです。
ということは、改善策もそれぞれ違うはずなんです。

「ミスらんように、気をつける」というだけでは、
まず間違いなく、次もやります。
ずっとやり続けて、良くはなっていかない。。。

でも、具体的に、やることを決めることで、
少しずつ減っていくはずなんです。

「気をつける」だけではなくて、
一行解いたら、一行戻ってチェックするとか、
普段から、その作業を必ずするようにするとか、
文字を読み間違えないように書くとか、
焦らなくて済む時間を確保できるように、普段から速く解く練習をするとか、
具体的なことがそれぞれに必要だと思います。

人間ですから、常にミスがゼロなんてことはありませんが、
ゼロに近づけていくことはできますよね。



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読書

実は、私はあまり読書は好きではありません。
全く読まないわけではありませんが、
読もう!と思って、積み上げてるタイプ。。。ww

だから、子供のころも大量に読んだわけではないと思うんです。
とは言っても、母が友人たちと近所の公民館を使って、
ボランティアの図書貸し出しをしていたので、
毎週土曜日に、一応、何冊か借りていた記憶はあります。

でも、本の虫みたいに読んではいません。
読むの、遅い方ですしね。。。

それでも、テストで読むのが遅くて困ったというような経験はないんです。
気付けば、ざっと意味をとりながら読むことは出来るようになっていた気がします。

なんでかな?と考えてみたのですが、
本の内容を、けっこう話していた記憶があります。
小さいころから、本を読んだら、あらすじを母に解説してたんです。

聞かれて言っていたのか、嬉しげに解説してたのかは、
記憶にないのですが、しょっちゅうあらすじを話してた記憶はあるんです。

それかな?と思います。
読解力の源。。。たぶん。

子供が本を読んだら、あらすじ、聞いてあげてください。
○○って子がな~、□□してな、
そしたら、△△っていう○○の弟が××するんよ~
ほしたらな~、
うまく言えなかったら、誘導してあげてください。

それで、どうなったん?
なんで、そうなったん?
その子、どんな子なん?
へ~、それで、それで?

お母さんが読んでいる必要はありません。
読んでいない方が、むしろ、質問に真実味があるでしょう。
興味を持って聞けますよね。

小学校だったら、まだ間に合うでしょうか。
できれば、低学年のうちが勝負な気がします。

そして、必ず、聞いてあげてください。
で、どう思ったん?
ぼくだったら、どうする?

おまけに、
お母さんだったら、こうしちゃうわ~
それ、あかんよな~、こうのほうがいいことない?
とか、子供が思いついていないようなことを差し込めれば最高ですね。

ここから発展させると、読書感想文なんかすぐ書けそうですね。
それぞれのレベルに応じて、発展のさせ方はいろいろ考えられます。
やっぱり、読書は大事です。www



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漢字・計算

中学受験に向けて、何から準備をすればいいのか?
よく受ける質問です。

もちろん、個人差はありますが、一般的な話をすると、
小4までは、計算・漢字を盤石にすることが一番大事だと思います。
そんな簡単なことじゃなくて、
もっとハイレベルなことをさせないといけないんじゃぁ。。。と
思われるかもしれませんが、まずは、計算・漢字です。

今までに習った漢字、全部、完璧に書けますか?
とめ、はね、はらい、長さ、守れていますか?
誰が見ても、そう見えますか?
それができるならば、小学校で習う漢字を全部覚えてしまいましょう。

計算、2ケタ、3ケタで割る割り算、
3ケタ×3ケタのかけ算、
速く正確に解けますか?
全問正解しますか?

まずは、それができることがベースになります。

次に読解です。
文章、速く正確に読めますか?
読みながら、意味を把握できていますか?

普段学校で音読しているスピードの2倍で黙読できていますか?
そのスピードで、大意を掴めていますか?

小4までは、まず、そこが大事です。
小5になれば、いよいよ受験算数に手を出します。
地元公立の小学校では習わない算数です。

損益算、和差算、鶴亀算、旅人算、など、
中学生なら方程式を立てて解くような問題を、
算数で解いていきます。

倍数や約数の単元では、
高1で習う約数の個数なんかも、
公式からではなく、算数から紐解きます。

図形の単元では、中3で習う相似な立体図形なんかも、
算数の知識を駆使して解いていきます。

円周率はもちろん3.14。
図形はほとんど計算との勝負です。

これが受験算数です。
ですから、基礎となる計算がきちんとできていないと、
太刀打ちできないわけです。

国語の読解問題も、受験となると、長さが長くなります。
もちろん、知らない言葉や知らない漢字も混ざっています。
知らないことが少ないほど読みやすいのは当然です。
だから、漢字や言葉の知識が大事になってくるのです。

小6から受験準備をして、間に合う子もいます。
でもそれは、基礎が盤石になっている子です。
基礎ができていないのに、小6からなんてとんでもありません。
小5からでも厳しい。。。

とりあえず、小4から駅前の塾に行かせてみる?
基礎が盤石になっているならば、それは正しい選択のひとつです。
でも、基礎ができていないなら、基礎を家でたたき込む方が先です。
基礎がない上に積み重ねても、崩れ落ちるばかりですから。。。

うちの生徒たちにも勧めていますが、
ちびむすドリル、基礎の総チェックにはかなりいいと思います。
無料ですし、答えも使いやすい。

特に関係はありませんが、たまたまネットで見つけてから、
勝手に勧めています。ww

あのプリントが、全問正解できると、
まずまず基礎はいけてると思いますよ。

受験しない子でも、是非、やってみてほしいと思います。



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スピードとケアレスミス

昨日の記事のような、スピードがない子の多くは、
ケアレスミスが結構多発します。

ケアレスミスが多いのに、
スピードを上げたら、もっとミスるんじゃないかと思いますが、
それは相関関係がないように見えます。

というか、むしろ、スピードを出した方が集中しているので
ミスが減ることが多いように感じています。

ケアレスミスを直すことのほうが、スピードを上げることより簡単な気もします。
つまり、スピードを上げてからケアレスミスを減らすことを考えればよいと、
個人的には考えています。

それくらい、スピードは大事なんです。


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止まってる時間

昨日の記事のようなことを書くと、
そんなこと言ったって、早くなんてできない!と言う子もいます。
しかも、けっこうたくさんいます。

そういう子をよくよく観察してみると、
解くスピードそのものはたいして遅くなかったりします。
しかし、止まってる時間が長いんです。

今から、このページの問題を解こう!と考えたとします。
スピードがある子は、すぐにペンを持って、問題を読み始めます。
スピードがない子は、ペンを持つまでに時間がかかる。
読み始めるまでにも時間がかかるんです。

「そんなこと言われたって、無理」と思うならば、
成績を上げるなんて無謀なことは諦めた方がいい。
だって、スピードがないと、こなせる量に限界がありますから。。。
スピードがある子と同じだけの成績を求めるのは無理です。

成績を上げるのを諦めるか、
スピードを上げる努力をするかしか選択肢はありません。
こんなことを言うと、ひどいと思われるかもしれませんが、
それが現実なんです。。。
おそらくは適性の問題だと思うんです。
そして、自分自身が、どれくらい頑張ってみる気になれるかどうか。

さらに、すぐに解くルートが見つからない問題に遭遇した時にも大きな違いがあります。
スピードがある子は、あれこれ考えながら、止まっています。
つまり、見た目は止まっているけれど、頭の中は高速回転しています。
スピードがない子は、見た目も頭の中も止まってます。
このあたりは、訓練でどのくらい変われるのか、私自身もわからない部分が多くあります。

でも、解くスピードはそれほど遅くないのに、
捌ける問題の量が少ないという子は、こういう傾向があります。

スピードを上げさせるには、
まずは、どいういう状況で止まってしまっているのかをよく観察すること。
そして、その原因は何なのかを探ることです。



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勉強のスピード

勉強の量を時間で測ることが多いと思いますが、
実は、それはあまりよくありません。

例えば、大人でも、同じ仕事をするのに、
8時間で終わる人と10時間かかる人がいますよね。
8時間で終われる人は、定時に帰って2時間遊ぶ余裕があるわけですが、
10時間かかる人は、2時間残業になるわけです。

昔、個別指導の塾に行っていたころにも感じたことがあります。
同じ講師をしていても、授業が終わると10分で片づけて帰る先生と、
1時間近く残って報告書なんかを書いている先生がいました。
どちらが良い授業をするかって?
多くの場合、10分で帰ってる先生なんですよね。。。

子供の勉強も同じなんです。
同じプリントをさせても、15分で仕上げる子もいれば、
1時間かかる子もいる。
15分で仕上げる子は、1時間あれば4枚解くわけです。

時間は同じ1時間。
でも、やっている内容は4倍ですよね。

睡眠時間まで削って勉強してる。。。なんていう子の多くは、
スピードがない子なんです。

スピードがある子は、しっかり寝ているのに、
量はたくさんやっているんです。

だから、勉強は時間じゃないんです。
内容なんです。





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部屋の中と頭の中

以前にも、こんな感じの記事は書いた気がしますが、
部屋の汚さと、頭の中身の整理具合は、相関関係があると思います。

それは、人が見て綺麗か汚いかではなくて、
何がどこにあるか、部屋の主が把握できているかいないか。

家庭教師をしていたころ、日々、子供たちの部屋に出入りすると、
綺麗すぎるくらい綺麗な部屋の子もいれば、
足の踏み場もないような部屋の子もいます。

「去年の○○のテスト見せて」と言うと、
すぐに出してくるのは、綺麗な部屋の子かと思いきや、
そうではありません。

部屋はとっても綺麗なのに、
どこにそのテストがあるのかわからない子もよくいます。

プリントやテストのファイルはあるものの、
どこに入っているのかがわからなかったりするのです。
綺麗だけど、整理は出来ていないんです。

そして、もっと驚くのは、足の踏み場もないような部屋の子が、
迷いもせずにさっと出してくることがあることです。

実は、そういう子は、意外と成績が良かったりします。
人が見ると、あり得ない汚い部屋かもしれませんが、
当人は、それで整理できているんですね。
どこに何があるか、きちんと把握しています。

つまり、自分の部屋の中の、どこに何があるかを
きちんと把握できている子は、
おそらく、頭の中も整理できています。


これは、またまた私の感覚的な話で、
データをとっているわけではありませんので、あしからず。。。ww



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宿題の内容の差

宿題を雑にしているわけでもないのに、
成績が上がらない理由の一つは、宿題のやり方がまずいことです。

けっこう大量の宿題も、きちんと解いてきます。
ケアレスミスをたくさんするわけでもないし、
きちんと丸付けも直しも自分でして、次の授業に来ます。

一見、何の問題もない。
でも、大きな問題が潜んでいることがあります。

質問がない。。。

全部分かったなら、それでいいじゃない?と思うかもしれませんが、
普通、全部わかったりしませんから。。。
というか、それなら、もっといい成績のはずです。

トップ層の子のほうが、質問が多いっておかしいでしょ?
って思いませんか?

丸付け&直しの仕方に問題があるのです。

きちんと真面目に解きました。
丸付けしました。
間違えたところを赤で書きました。
おしまい。。。

こういうやり方の子が多いことは、ずっとこのブログにも書いていますが、
そこまでひどくはなくても、
やり方がよくないのよ~っていう話をしなければいけないことはよくあります。

なぜ自分の答えが違うのかの検証ができていないのです。

成績が良い子の質問は、
「この答えは、どこがダメなんですか?」
「ここまではわかるんですが…」
「この解き方に至るには、どこをチェックすればいいのですか?」
「自分の解き方では正解は出ませんか?それはなぜですか?」
「こういう場合は、こう考えたらいいのですか?」・・・などなど。

一方、成績が悪い子ほど、質問がない。
そして、質問はと言えば、
「これ、わかりません!」

質問の仕方が違うのです。
なぜそんなことが起きるのか。
目的が違うから。

成績が良い子ほど、
どうしておけば、次回、一人で解けるかを考えています。
どこをおさえておけば、次回、テストに出た時に得点できるか、
自分の考え方の間違いはどこか、
そういう視点から、丸付け&直しをしているのです。

だから、そういう質問が生まれてくる。
そして、勝手に成績が上がるww

逆に言えば、、そういう考え方で、宿題に取り組めば、
成績は上がるはずです。

でも、その視点がずれているんです。
そして、一生懸命真面目にしてるのに、成績が上がらないと思っているんです。

そういう、ちょっと込み入った質問がしやすいのはマンツーマンなんです。
でも、ついでにそこのところもはき違えていることはよくあります。

個別は質問がしやすいから…という声は、本当によく聞きますが、
それは、そういう質問をしてこそ価値があるというもの。
でも、そもそも、質問そのものがない子の方が多いのが現実…。

一歩、踏み込んでみてみると、
成績が上がらない理由が、たくさん転がっていますね。

塾に行ってるのに、イマイチ効果がない。。。と感じたら、
一歩踏み込んだ検証が必要かもしれません。
一見、ちゃんと勉強している風でも、問題があるものです。

塾を最大限に利用する方法は、
自分が能動的に勉強を進めることと、
何をやってほしいのかを具体的に明確にして伝えることです。

振り返って、いい結果が残せたなと思う子は、
そういう塾の使い方をしている子ばかりです。
やってほしいこと、やってあげられること、
できないこと、してあげられないこと、
お互いに話し合いながら、進めていけるとベストですね。



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プロフィール

自律学習ゼミ

Author:自律学習ゼミ
徳島県で、家庭教師や塾講師をして、20年が過ぎました。そこで、この経験を生かして、小・中学生の君たちや、お父さん、お母さんに、何か少しでも役立つようなお話ができる気がして、このブログを始めることにしました。中学受験のこと、高校受験のこと、学校のこと、塾や家庭教師のこと、家庭学習や勉強の方法など、色々なことをお話ししたいと思っています。
2013.7.19.
・・・・・・
それから早10年が過ぎようとしています。ブログは、情報も古くなっていくので、5年分ぐらいが残るように、日々、刷新しています。2022年度より、自律学習ゼミとして、教室も移転し運営しております。「いったいどんな塾なの?」と興味を持たれた方は、ホームページをご覧ください。
2023.5.17.

自律学習ゼミHP
https://jiritsu-gakusyu.jimdosite.com/


お問い合わせ nagao@ceramica-shigemi.jp

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