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やりっぱなし

成績が、伸び悩んでいる子に一番多いのは、
やはり、やりっぱなしによる定着不足です。

ですが、やりっぱなしにも、いくつかのタイプがあります。

6割ラインに上がれない子の場合は、
問題を解いて、赤で直して、終わってる子が多いです。

解くのは一応自分で考えて解いていますから、
勉強はしているみたいに感じます。
ところが、丸付けをして、赤で直して、終わるのです。

つまり、できなかったことが、何もできるようになっていない。
見た目は、勉強してるみたいに見えます。
だから、ワークの提出をしても、先生も気付いてくれません。

でも、赤で書いてもできるようにはなりませんからね。
きちんと理解しないと。。。

そういう子の場合は、一緒に直しをしながら、
わからないところをあぶり出すことが必要です。
その作業をするだけでも、それなりの成果が上がります。

量をするには、ものすごい時間がかかりますけれどね。
でも、一つ一つ、理解していくことが大事ですから、仕方がありません。

このタイプの子は、「ちゃんと解き直さなあかんよ」とか言うだけでは、
できない子の方が多いですから、
べったり、丸付けに付き合うことが一番効果があると思います。

実は、その直し方にも問題があります。
明日はそのお話を。。。





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改善策も十人十色

子供たちを、よく観察して、対話して
必要なことを投入してあげる・・・というのは、
基本的なことですが、実はこれ、すごく難しいんですよね。

タイプ分けして考えてみようと思ってみたものの、
タイプ分けなんてできないわ~と思うくらいに、
本当に様々ですから。。。

それで、これまで出会った生徒たちの例をもとに、
こういうことが起きている場合は、
こういうことをして改善できたというようなことを、
しばらく書いてみようと思います。

もちろん、同じような状態でも
性格やら環境やら、他の要因も絡んでいますので、
全然違うことをして解決した子もいます。

もう、本当に様々で、
こういうことを書いてみることで、
役に立つのかどうかはわかりませんが、
参考にはなるかもしれないと思うので。。。

気付いていない何かが発見できるかもしれませんしね。
ご意見、ご感想等あれば、
メールやコメントで寄せていただければと思います。




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勉強と睡眠

受験前になってくると、ついつい、寝る間を惜しんで勉強しがちですが、
小・中学生がそこまでするのはどうかと思います。

例えば、平日、
朝食・身支度に1時間、
学校に10時間(昼食・往復も含む)、
夕食・入浴に1時間、
睡眠に7時間とったとして、19時間ですから、
残り時間は、5時間あります。

平日に5時間勉強できれば、
受験生でも、十分にさばけていきますよね。

休日も、
朝食・身支度に1時間、
昼食に1時間、夕食に1時間、入浴に1時間、
睡眠7時間とっても、13時間余ります。

ゆっくりお風呂に入って、家族とゆっくり食事をして、
7時間寝ても、13時間勉強できます。ww

このうえ、睡眠時間を減らす必要があるでしょうか?

勉強しかしていない気がするのに、
平日5時間、休日13時間、勉強をやっていない人は、
無駄な時間が散在しているということです。

睡眠時間を減らす前に、
無駄な時間をなくしていきましょう。

ここからは、体調管理も重要です。
睡眠時間を削ってはいけませんね。

そもそも、夜中1時2時まで勉強してるなんて言うトップ層の子は、うちにはいません。
逆に、「学校で友達が1時までやってるとか言うんですけど、やっぱりそれくらいしないとまずいんですか?」
なんて、聞いてくる子がいるくらい。
「そういう子って、成績ぱっとせんでしょう?」って言うと、
少し考えて、「まぁ、確かに。」と言ってますw
そんな無駄なことはする必要ないんです。

夜中1時2時まで勉強しなきゃいけない子は、
無駄なことが多いか、集中してないか、・・・。
勉強の仕方に問題がある子です。



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大人と話をすること

近頃、大人ときちんと話ができる子と、できない子の
差が激しい気がすることがよくあります。

思ったこと、考えたことをきちんと話せるかどうか。

もちろん、おしゃべりが得意な子もいれば、苦手な子もいます。

兄弟姉妹でもそれは、それぞれで、
「うちの妹、ホンマにしゃべれないんで、先生よろしくお願いします」
なんて、お姉ちゃんが、次に通い始める妹を心配しながら、
卒業していく子も、時々います。

でも、結論から言えば、
できる子は、必要なことはしゃべれます。

「今日、学校でな・・・」という話は、
おしゃべりが苦手な子にはできません。
実は、私もそういう子だったので、それはよくわかります。

でも、成績がいいのに、必要なことすらしゃべれない子には、出会ったことがない。
たとえば、「これ、どうやって解いた?」と聞かれて、
自分がやったことが説明できないのに、成績が良いという子はいない。
成績がいい子は、どんなにおとなしい子でも、必要なことは話せます。

逆に、成績は悪いけど、しゃべれるという子もいます。
そういう子は、勉強が苦手なだけで、社会に出れば何とかなるだろうな~と思います。

しかし、一番心配なのは、しゃべれない子。
質問に対して、返事ができないというのは致命的で、
大体にして、感じが悪いですよね。

塾なんかだと、それなりにしかしてくれなくても、
それなりに相手はしてくれるでしょう。
それが社会に出るとどうでしょう?
それなりにすら、相手にしてもらえないんじゃないか…と心配になります。

程度の差こそあれ、時々遭遇します。
せめて、感じ悪くない程度に受け答えはできるようにしてから、社会に出たほうがいい。
手を差し伸べてもらえなくなるから。。。



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小学校の総まとめ

そして、受験じゃない小6生たち。
今の温度差を感じておきましょう。
受験してる子たちと、今の自分の温度差です。

それを感じながら、きちんと小学校の総復習をしておきたい時期です。
受験組は、みんなもう総復習は完了してますからね。
それも、あの緊張感をもって。

この差を中学へ引きずらないためには、
しっかりと6年間の総まとめをしておくことです。

小学校の漢字、全部書けますか?
受験の子たちは、慣用句や文法も勉強してますよ。
しないまま、中学へ上がりますか?

算数、完璧にできていますか。
速さ、割合、きちんと分かっていますか?
おかしな形の面積、体積、求められますか?

しっかりと総まとめをして、中学へ上がりましょう。
入学すると、すぐに新入生テストです。
番数がついて戻ってきますよ。
いよいよ中学生ですからね。

受験じゃない子たちも、そろそろ引き締めていきましょう!




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ラストスパート

文理中学の入試まで、2か月です。
本命の人も、練習の人もいると思いますが、
それぞれ、悔いのないように頑張ってほしいと思います。

ラスト2か月。
とっても大事です。

やり残した感が残ると、それはダイレクトに不安へとつながります。
その不安が閃きの邪魔をします。

特に、苦手だな~と思っている単元を中心に、
もう大丈夫さと思えるところまで、解き込みましょう。

自信が閃きを呼び寄せますよ。

受験は、クイズ番組じゃありませんが、
気力、体力、時の運です。
絶対に、運があります。

でも、その運は、頑張った子には舞い降りています。
これは妙に実感があるんですよね。

ラスト2か月。
とにかく、全力を出し尽くしましょう。

これで、ダメなら、縁がないんだと納得できるところまで。
そうしないと、悔いだけが残って、先へ進めない失敗になります。
納得できるところまで、やり尽くせていれば、
先へ繋がるいい経験として残ります。

って、落ちた時の話ですかっ!

って感じですが、頑張った子には、
必ず、運も味方をしますから、大丈夫です。

全力を出し尽くしましょう!

そして、くれぐれも体調管理を万全に!


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自然に身につくこと

日常生活の中で、自然に身についていることって、たくさんあるな~と思います。
逆に、そういうことを、勉強として身につけるのは、さぞかし大変だろうとも思います。

というのも、ある時、中学生と古典を読んでいた時のこと。
たいして難しいストーリーでもないのに、
思いのほか、読み取れていなかったので、
じっくり文を追ってみると、

「鐘楼」と出てきても、ピンとこない。
「源氏物語」はフィクションかノンフィクションかが分からない。

そりゃぁ、掴みかねるわなぁ。。。と思ったわけですが、
さすがに、「鐘楼」とか「源氏物語」とかに、注釈はつかないですものね。
一般常識というやつです。

んー。。。
こういうの、年齢とともに、勝手に身についていくものだと思うのだけど、
どうやら、そうではない子がたくさんいる。

小学生の短文作成なんかもそうです。
「次の言葉を使って短文を作りなさい」みたいなやつですね。

高学年にもなると、なんとなく雰囲気で作れてしまうものですが、
とんでもない使い方で文を作る子も少なからずいるんです。

本を読んだり、日常会話の中で使ったりしながら、
自然と身についているものだと思うのですが、
実は、そううまくは、いっていない子がたくさんいるんです。

とりあえず、覚えていくしかないですが、
これ、全部、机に向かって覚えようと思うと、なかなか大変。。。というか、
難しくないですかね?

日常生活、大事ですね。




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実際にやってみること

特に小学生の勉強では、
実際にやってみるというのはとても大事なことです。

実際にやってみた経験の多い子は、
規則性の問題も、本当にわからないときは数え上げる根性があります。

もちろん、規則を見つけ出して、計算で解ければ早いですが、
計算が思いつかなければ、手を出さない子もたくさんいます。

一方で、思いつかなければ、ぜ~んぶ、書いてしまえる子もいるのです。
そして、うまくいけば、書きあげている途中で、規則に気付いて
計算で求められたりする。。。

「わからないから、しない」ではなくて、
「わからないから、とりあえず書いてみる」という、この姿勢が、
実は、他のことにも大事なんですよね。


半円が直線上を転がる問題。
わからなければ、実際に半円を切り取って、転がしてみます。

立体図形なんかは特に、
実際に、立方体やら三角柱やら、作ってみます。
平面で、ああだこうだ考えるより、ずっと早いし、わかりやすい。

そういう経験をたくさん積んでいると、
そのうち、平面でも考えられるようになるし、
実際に動かしてみなくても、イメージできるようになるものです。

いろいろな手段を経験していて、いろいろな手段を知っていると、
イメージの幅が広がります。

算数に限らず、他の教科にも
日常生活にもつながりますよね。

「とりあえず、なんかやってみる」という発想を育てたいですね。



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調べること

気になったことをすぐに調べられることは、とても大事だと思います。
もちろん、想像してみることも大事ですが、
それと同じくらい調べてみることも大事です。

最近は、そういう点では、昔に比べるととても便利になりました。
以前、勤めていた個別塾では、授業に携帯を持ち込むことは禁止でしたが、
今、私の授業ではスマホが活躍します。

授業中に、電卓使うわ、スマホ使うわ、って、ダメか?とも思うのですが、
でも、効率よく授業を進めるための必須アイテムです。

特に、適性検査対策や国語や社会の勉強をしていると、
あれ?っと思うことが時々出てきます。

生徒と一緒に首をかしげて、
「どれどれ、お友達に聞いてみるかー」とスマホで検索です。
スマホも、電卓も、電子辞書も、「お友達」です。ww

数ある情報の中から、一緒に調べ上げることも、
それはそれで勉強になると思います。

幸い、「せんせー、そんなんも知らんのん?せんせーのくせにぃ!」
なんて言うような生徒は一人もいないので、助かります。ww
そう言うと、「賢い生徒は、ちゃんと忖度できるんよw」なんて、笑われますが、
いやいや、いい子たちなんです、うちの生徒は!

すぐにネット検索、すぐに辞書を引く、・・・ 
考えもせずに、すぐにっていうのはどうかと思いますが、
上手に使っていきたいですね。



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睡魔

小学校高学年くらいから中学生は、
一番眠いお年頃だと思います。

夜、勉強部屋を覗きに来たお母さんに、
「居眠りするんだったら、さっさと寝なさい!」なんて、
叱られた記憶があるお父さんお母さんも多いのではないでしょうか。
もちろん、私もそういう思い出はあります。

思春期の勉強は、睡魔との戦いという側面もありますよね。

とはいえ、これはやはり、気持ちの問題が大きくかかわっています。
だって、勉強をしてたら居眠りをするけれど、
ゲームをしてたら居眠りなんてしませんよね?

もっと言えば、ものすごく切羽詰まって勉強をしてたら、
眠くなんかなりませんよね?

そもそも徹夜をしているわけではないのですから、
もう体の限界だーなんて思うほどのことは起きないはず。

普通に7~8時間の睡眠をとっているのに、
居眠りをするというのは、やはり気持ちの問題だと思うんです。
病的なものでないならば。。。

メンタルを鍛えることも大事だなと思います。





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あてずっぽう

昨日のパターンをやってしまう子がよくやることがあります。
それは、あてずっぽうで解くこと。

まぁ、テストなら、それも必要です。
どうしてもわからなければ、イチかバチか、あてずっぽうにかけてみる。

しかし、それを普段の勉強にするのはまずい。
当たって正解したところで、次のテストで当たる保証はありませんからね。
でも、それをやる子はものすごくたくさんいます。

例えば、角度を求める問題。
なんとなく、書かれている角度を合わせて推測したそれっぽい大きさの角度を書く。
それでも当たることはあります。
でも、それ、気持ち悪くないんですか?

たぶん、普通は気持ち悪いです。
でも、それは、あてずっぽうをする子からしたら、それが普通なんです。
その感覚に大きな問題があります。

それが普通だから、直しようがないんですよね。
「それ、気持ち悪くない?」なんて言われても、「何が?」って感じでしょうし、
「それをやってると、できるようにはならんよ」なんて言われても、
「どれがアカンの?」って感じなんです、きっと。
だから、自分で、分類できない。

性格なのか、それとも、経験の蓄積なのか、
どうしてそんな風になってしまうのか、わからないのですが、
これもかなりの数います。

逆に、「これ、当たったんですけど、なんでですか?」なんて聞いてくる子もいます。
「こう考えたんですけど、この根拠、合ってます?」とか。
こういう子は、、やればやっただけ伸びる子です。



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理解

わからないことが、わかるようになること、
その感覚がいまいちない子は、思いのほかたくさんいます。

これは、私もこの仕事を始めてから、驚いたことの一つ。

例えば、方程式の文章題。
普通なら、文章を読んで、式を立てて、
それを解いて、答えを出します。

この手の問題で、わからない時というのは、
たいてい、式が立てられない時ですよね。
文章から、どうやって式を立てればいいのかがわからないわけです。

普通なら、考えあぐねた結果、思いつかなければ、
解説を見るでしょう。

そして、そこに載っている式を見て、
何と何をイコールとしているのかをチェックして、
あぁ!なるほど!と思う。

さらに、どうやって、この文章から、
これとこれのイコール関係にたどり着けばいいのかと考える。

その過程で、浮かぶ疑問といえば、
どうして、イコールになるものをこういう式に表すことができるのか…とか、
どうやったら、このイコール関係にたどり着けるのか…とか、
そういうことだと思うんです。

たいてい、質問としてあがってくるのはその部分ですし、
自分自身もそうやってきたので、それが普通だと思っていました。

ところがです。

思いつかなくて、解説を見たら、いきなり、その式を解き始める子がいます。
その式に至るまでの過程はさておき、
解説に載っている式をノートに写して解く。

方程式の計算さえできれば、それは解けるわけですから、
まぁ、普通は文章題まで学習が進んでいれば解けますよね。
そして、「できた!」となるのです。

えっ!!!
それ、できたんですか???

って思うのですが、当の本人は、それが普通のやり方だと思っているし、
それでできたといいます。
わからないところはないと。

じゃぁ、どうしてこの式になるの?
どうやって、この式に自力でたどり着くの?

そんな質問を投げかけると、たちまち答えに窮します。
それ、わかってないっていう状態なんですよぉ!
次、一人で解けんでしょう?

しかし、こういう子は、ウソみたいにたくさんいます。
さっとノートを見たくらいじゃぁ、発覚しません。
だって、ノートには、きちんと赤で式が書かれていて、
それを解いた形跡もあって、できた丸が入っていますから。

ノートを見た大人たちは、勉強してるな~と思います。
ノートを書いた子は、勉強したと思っています。
わからない問題もできたと。

こういう子、本当に多いんです。
そして、それをいちいち全部掘り起こすのは、ものすごく時間がかかります。
中学生後半にもなると、学習量が増えてくるので、時間的に不可能になってきます。
そうなると、周りの誰かが何かをできる範囲を超えてしまいます。
本人がそのことに気づいて、修正できれば間に合います。
でも、多くの場合は、気づくことが難しい。

勉強してる風なのにできない子は、
ほとんどの場合これなんじゃないかと思います。



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丸付けはだれがする?

丸付けを自分でできる子と、できない子がいます。
適当でよければ、だれでもできますが、
きちんと意味のある丸付けをしようと思えば、
できる子と、できない子がいます。

では、どんな子ができて、どんな子はできないのか。。。
自分が、理解できていることと理解できていないことに、
きちんと仕分けができる子は、自分で丸付けができます。

そういう子は、解説を見て、理解できているかどうかの判断がつくので、
自分で丸付けをして、わからない問題だけ洗い出して、
質問に出してきます。

一番効率よく授業を進められるパターンです。

ところが、これをさせると、
わからないところがないという子が出てきます。
そういう子は、丸付けは自分でしても意味がありません。

解答に「イ」と書いてあるからイなんだと、考えるタイプです。
なぜ、イなのかは考えない。
だから、わからないことは何も見つかりません。
解答を見たらわかりましたとなります。

そんな子いるの?と思われるかもしれませんが、
実にたくさんいます。

勉強してるのに、塾に行ってるのに、できるようにならないタイプの典型です。

さらに、丸付けそのものができない子もいます。
つまり、間違えていても、丸にしてしまう子。
これも実は結構います。

こんな風に、丸付けを自分でできない子たちが、塾へ行っても、
イマイチ成績が上がらない子たちです。

塾の多くは、集合でも個別でも自分で丸付けをすることが原則みたいです。
そうすると、自分で丸付けをしても意味がない子たちにとっては、
塾へ行って、勉強してる風に見えても、
実際は、何もできるようにはなっていないですよね。
大きな落とし穴です。




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計画

とにかく、私は計画表がないと落ち着かないタイプなんです。
自分自身のことも、たいがいそうなのですが、
もちろん、生徒たちの計画表もかなり綿密に立てるタイプ。
おそらく、神経質すぎるぐらい。ww

私みたいに、いちいち書かなくても、
頭の中に、計画表があるような人もいるのでしょうけれど、
おそらく、多くの人は、期限を切って、大体でも計画を立てたほうが、
ことはうまく運ぶんじゃないかな~と思うわけです。

ところが、成績がイマイチパッとしない子は、計画を立てないんですよね。
あるとき、受験生に最後の追い上げの復習をどんなペースで進めているのかと
聞いてみたところ、驚きの返事が返ってきました。

計画は立てていないというのです。

毎日どれくらいやってるん?・・・んー、余った時間で。
どんな順番でするん?・・・苦手そうなところから。
いつ終わる予定?・・・それはわからん。

おーーーい!!

ですよね。
入試までに仕上がるかどうかもわからんで、気持ち悪うないん?
と、思わず言ってしまいましたが、
どうやら、そんなことは感じていない様子。

やっぱり、できてる子は、ある程度は計画的にやっている気がしますよ~




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大人と話すこと

最近の子たちを見ていて、
大人と話をする機会が極端に少ない子供が増えてきていると感じます。

一つの原因として、携帯電話の普及があげられます。
キッズ携帯を持っている小学生もたくさんいますが、
中学生にもなると、スマホ所有率はものすごく高くなっているようです。
そうすると、友達同士で連絡を取るときも、スマホを使う子が多いんですよね。
当たり前の現象です。

昔なら、電話のかけ方をお母さんに教えてもらって、
お友達のお母さんと、きちんと電話で話をして、
お友達に取り次いでもらっていました。

今は、そんな必要はない。
つまり、大人と話さなくてもよくなっているのです。

大人と話す機会が少ない子は、
きちんとした言葉での会話が苦手です。

尊敬語や謙譲語は、まだ難しい子でも、
丁寧語くらいなら使えそうなものです。
ところが、それが使えない。
使い慣れていないから、どうにもこうにもぎこちない。

でも、きちんと使いこなせている子もいるんですよ。
やっぱり、経験だと思うんですよね。
そういう機会を持てるかどうか。。。

核家族化で、おじいちゃん、おばあちゃんほど
世代が離れた人との会話も減っていますよね。

例えば、おじいちゃん、おばあちゃんと同居なら、
そういう世代の他人とも話をすることが少なからずありましたよね。
でも、今は本当に少ない。

そんな環境で育った子が、
例えば、介護施設でお年寄りの世話をするような仕事に就くと、
戸惑うことがたくさんあるような気がします。

いろいろな世代の人と触れ合う機会を、大事にしたいなと思うのでした。



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国語の演習

昨日の続きです。
では、国語の演習は、自分でどうやったらいいのでしょう?

まず、本屋さんへ行きます。
解答に解説がたくさんついている問題集を選びます。
これなら、やる気が起きるというレベルのもので構いません。

そして、それを買って、解きます。
解いたら、当然、丸付けですが、その時に、必ず解説を使います。
間違えた理由を突き止めるのです。

選択問題なら、なぜ、自分が選んだ選択肢はダメなのか。

例えば、本文の内容と合うものを選びなさいという問題なら、
本文に書いてないことを書いてある選択肢もあります。
本文内容から、つい推測してしまうようなことを、
選択肢に紛れ込ませていることもあります。

書き足りない、書き過ぎてる、どちらも選択から外さなければいけません。
選択肢のどの部分と、本文のどの部分がリンクしているのかを、
きちんと一つ一つ押さえていくのです。

少々面倒ですが、とても大事な作業です。

記述問題なら、必要なキーワードが含まれているか。
問いに対する答えになるように、きちんとアレンジできているか。

本文のどの部分を使うのか。
どうアレンジするのか。

そのあたりを詳しく解説してある問題集もたくさんあります。
解説を十分に活用するのです。

そうしながら、自分の答案のどこがいけないのか、
模範解答のどこが必要なのか、
それを自分なりに見極めていくことで、国語の点数は上がってきます。

まずは、きちんとした演習量をこなすことです。
週に、最低でも1、2題は解いていますか?

しつこいようですが、国語はセンスではありませんww



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国語の問題

国語が苦手な子はたくさんいます。
そして、その多くの子は、国語はセンスだと思っています。

確かに、感動するような文章を書くには、センスも必要でしょう。
でも、国語のテストって、そんなことを求めてるでしょうか?

国語のテストで求められていることは、
正しく読み取ることと、正しく説明することですよね。
それには、センスなんて必要ないですね。

だから、正しい演習をきちんとすれば、だれでもできるようになるはずです。
だって、日本語を使わずに過ごす日なんてないでしょう?
他のどの教科よりも、一番使っている日本語じゃないですか。
できないはずがないと思いませんか?

国語が好きという子は、問題を解くことをあまり嫌がりません。
読んだり書いたりすることが苦痛ではありませんから。

一方、国語が嫌いという子は、見事に問題を解きません。
おそらく、家庭学習用の国語の問題集なんて持っていないんじゃないですか?
それでは、できるはずもありません。
それは、センスがないからできないのではなくて、
やっていないからできないだけなのです。

実際、国語が苦手だーと言う子と、国語の勉強を始めると、
そのうちに、
「最近、読むのが前みたいに嫌じゃないんだよねー」
みたいなことを言い始めます。

そうすると、点数が上がってきます。
当たり前です。

前から言ってますが、
国語はセンスじゃないですよ~



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最終学歴

高校受験の時に、よく話します。
最終学歴のこと。

例えば、大学に進学したいと思っている子は、
たいてい普通科を目指します。
ところが、今の自分の成績はぎりぎり滑り込めるかどうかというライン。
そんなとき、どうしますか?

これまで、ほとんど例外なく、普通科に滑り込みました。
私は反対しましたが。。。

結局、滑り込んでも、上位になんか上がれません。
普通科スレスレの子が、国公立を受けられるレベルまでいくなんて、
実際のところ、少々努力したって無理です。
血の滲むような努力をするなら別ですが。。。
何せ、今までやってきていない結果がそれなわけですからね。

ところが、科技高に下げて、国公立に入ってしまう子もいます。
まぁ、一握りですけれど。

履歴書で、チェックされるのは、結局は最終学歴です。
どんな中学校だったかとか、どんな高校だったかとか、
ほとんど関係ありませんよね。

逆に、高校がイマイチだったのに、最終学歴が良かったなら、
この子、頑張れるんだなぁという評価にさえなるかもしれません。

もちろん、高校で頑張る必要はありますが、
普通科のビリから上がるより、実業校のトップにい続けるほうが、
可能性があると思うのです。


そんな話を、中3で低迷してる子にはするのですが、
目の前の高校のことしか見えないんですよね。
長い目で見て努力するなんてことには考えも及ばない。。。

私なら、不本意な高校でも、それはそれで、その時点までの反省をしっかりとして、
次のリベンジにかけるけどな。。。
最終学歴がいいほうがいいと思いませんか?

もちろん、いざ仕事を始めると、仕事ができなければお話になりませんが、
まずは、就職するための最終学歴はある程度は必要です。

それがすべてだとは全く思いませんし、
学歴なんかなくても、別に構わないと思いますが、
でも、手に入るなら、持ってて損はしませんからね。。。

「荷物にならないでしょう?」
昔、誰か先生に言われた気がします。




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日常会話

語彙量が少ないな~と思う子によく出会います。
自分の経験したことをうまく話せないのです。
話せないのですから、もちろん、書けません。

原因は何だろう?と考えるのですが、
やはり、日常生活にその多くがあると思います。

読書の量、会話の量、会話の質。。。
すぐに思いつくのは、そんなことでしょうか。

小さい子供がお母さんと会話しているのを聞くと、
なんとなくわかる気がします。

小さい子は、助詞がうまく使えませんよね。
仕事から帰ってきたパパに、小さな妹が話しています。
「ぱぱ~、せんせー、きとる。にーたん、べんきょ、しよるぅ。」
まぁ、こんな感じですよね。

「先生が、来てくれとるんな~、兄ちゃんは、勉強をしよるよね」
ママが、すかさず修正をかけます。
さすがです。ちゃんと助詞が入ってます。

きちんと助詞を使って、話しかけてくれると、
自然に助詞を使えるようになります。
ほかの言葉も同じで、何かおかしな言い方をしたときに、
すかさず、修正をかけてあげることは、とても大事だと思います。

日常のちょっとしたことです。
でも、そういう質の高い会話を多くしていると、
だんだん難しい言葉もつかえるようになって、
自分の体験したことをうまく話せる子になります。

当然、作文も問題なく書けます。
読書をしながらも、どんどん言葉を吸収するでしょう。
知らない言葉があれば、気になるに違いありません。
大人に聞いたり、自分で調べたりせずにはいられない子になります。

助詞が入っていなくても、意味は通じます。
少々おかしな言葉を使われても、家庭内ならなおさら、通じてしまうでしょう。
でもそれが大きな落とし穴だと思います。

外では通じません。
使い物になりません。

今、どんどん記述式の解答を求める試験へと、
変わっていこうとしています。
そんな中で、自分の考えをうまく説明できないことは致命的です。

まもなく本格的にそういう試験に変わりそうです。
日常会話のちょっとしたことですが、意識するといいと思います。




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学齢とともに

学齢が上がってくると、それまでは気にならなかったことなのに、
気になり始めることがあります。

例えば、文字の書き方。
小学校低学年なら、まだまだ骨格も十分に整っていなくて、
鉛筆も自由に使いこなせない子もたくさんいます。

中には、大人顔負けの文字を書く子もいますが、
普通は、皆、どっこいそっこいな感じですよね。

ところが、これが高学年になると、気になり始めます。
皆が、足並みそろえて上手になってきている中で、
足並みがそろっていない子が出てくるのです。

これと同じように、勉強でも、差が出始めます。

小学校低学年のうちは、たいして複雑なことも習わないし、
特にスピードが遅くても、皆も遅いから気にならない。

ところが、高学年になるにつれて、
皆にスピードがついてくると、遅いことが気になるし、
これまでは、なんとなく雰囲気でしのげていたことが、
そうはいかなくなります。

受験は無理だろう。。。となることもあります。

それでも雰囲気でしのげてしまう子もまだいます。
しのげてしまうと、中学受験して受かってしまったりするのですが、
雰囲気でやってきてた子も、ついに、
中学内容は雰囲気ではやり切れなくなります。

残念ながら、だんだん、成績が下降していきます。

小学校高学年の段階で、
なんとなく兆しはわかってしまいます。

わかったからって、なかなかその根本的な部分を改善するのは難しいですし、
ここで、根本的なことの改善に、打って出る家庭は、ほとんど見かけません。
とりあえず、目先のことが気になりますものね。

それに、このままじゃぁ、絶対にダメになるなんて、
私自身も確信が持てませんから、主張しませんし。。。
ダメな気がするんだけどな~という程度なんですよね。

ダメな気はするけれど、
じゃぁ、その根本的なことをどうやったら直せるかは
正直、わからないですもの。

いくつか、手を打ってみる方法は思いついても、
果たして、それで本当に効果があるかどうか。。。
またまた難しい問題。。。



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学校の勉強

先の見通しを立てて優先順位をつけるということは、とても大事なことです。
大人になるまでに、そういうことがきちんとできるようになるために、
いい練習になるのが勉強です。
そういう意味でも学校の勉強には価値があると思っています。

例えば、期末テストまでに
できるようにしなければいけないことは、たくさんあるでしょう。

それぞれ、費やさなければいけない時間は違うはず。
そうすると、時間が多くかかりそうなものほど、
早く準備にかからなければいけないはずですよね。

あるいは、トータルの時間はそれほどかからないけれど、
毎日少しずつやらないと習得できないものもあります。
漢字や単語の暗記などはその代表みたいなものですね。

一方で、家庭科や保健体育の暗記ならどうでしょう?
こんなことを言っては何ですが、
とりあえず、短期記憶に入れてしまえばいい感じになりますよね。

少なくとも、漢字や英単語ほど、長く覚えておく必要はない気がします。
それならば、毎日少しずつじっくり覚えなくても、
一夜漬け風に、押し込んでしまうこともありでしょう。

そういうのをきちんと考えて、段取りをする。
これは、そのまま大人になっても仕事に通ずるところがありますよね。

もちろん、学校で学んだ知識そのものが、
大人になって役に立つことはたくさんありますが、
こういう面でも、学校の勉強はとても役に立つと思います。




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素直さと柔軟さ

できる子の共通点は、素直で柔軟であることだと思います。
ということは、
小学校低学年までに、しっかりと身につけさせてあげたいことは、
先取り学習ではなく、素直で柔軟な心だろうと思います。

勉強に限らず、仕事に限らず、人生において、
「こうやったほうがいいと思うよ」というアドヴァイスをもらうことは
よくあると思います。

それがすべて、自分にとって本当にいいことかどうかはわからないけれど、
まずは、その言葉を受け取ることが大事だと思います。

そして、吟味してみること。
吟味して、なるほどと思えば、受け入れればいいし、
よくなければ、受け入れなければいい。

しかし、まずは受け取らなければ何も始まらないと思うんですよね。
とりあえず、やってみるという姿勢は、もちろん、勉強にも大きく作用します。

「こうやったら?」と言われて、とりあえず、真似してみる子は、
伸びる子です。

とりあえず、言われたようにやってみて、
自分に合わなければ、変えればいいだけの話。
そういう寛容さがある子は、伸びていきます。

伸びない子は、
「こうやったら?」と言われても自己流を貫きます。

それでも構わないなら、一向に構わないのですが、
そんな子に限って、勉強のやり方を教えてほしいとか言うものです。
楽してできるようになる魔法なんてないんですけれどね。。。



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違う空気

この時期、都会の受験ブログなんかを見ていると、
明らかに徳島とは違う空気が漂っています。

中学受験でも、高校受験でも、
上位層の空気が違うんです。

なぜだろう?。。。って思いましたが、
それは、徳島では選択肢があまりに少ないからに違いありません。

例えば、中学入試。
県外受験の人はともかく、県内受験となると、
選択肢は、文理か附属か公立中高一貫か。。。
しかも、レベルはどれもそう大差ない。

安全圏に入ってしまえば、
なんとなく安心して勉強を粛々と進めればいい感じになりますものね。

ところが、もっと上の選択肢があれば、そうはいかない。
安全圏に入ってる学校は、おそらく滑り止めになって、
本命はさらに上ということになるのでしょう。

つまり、徳島の子は、都会の子が滑り止めを受けに行く感覚で
本命を受けられるわけです。
まぁ、一発勝負の怖さはありますが。。。
ちょっと違う意味での緊張感ですね。

都会の子たちは、この時期、まだ勝負をかけにいっているというのに、
私は、受かったあとの中学の準備にかかってる。。。

高校だって、似たような状況ですよね。

そう考えると、
徳島の子の本当の受験初体験は大学受験かもしれない。。。

とかなんとか、ふと思って、よくよく考えると、
私自身は、大学受験も、行きたい大学が安全圏だったので、
そういう受験の厳しさは味わったことがなかったのでした。

もちろん、もっともっとレベルの高い大学はいくらでもあったのですが、
たまたま行きたいと思った大学が安全圏に入ってしまうレベルだったので。。。

なんだか、偉そうなことを言えない気分・・・www




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楽しそうな子

勉強が好きで好きでたまらない!なんて子は、
まぁ、そうそういるものではありませんが、
伸びる子は、けっこう楽しそうにやっているものです。

受験前のこのシーズンは、特にそれを感じるのですが、
「あー、また模試だー!」なんて言いながらも、
結果を見るのは、まるでゲーム感覚。

正答率が低い問題が解けていたら、一人ほくそ笑んでみたり、
逆にできてなかったら、「くそー、やられたー」なんて、言ってみたり。。。

そりゃぁ、次の模試を受けたくなるわな~と、
はたで見ていても、そう思います。

結果が返ってくるたびに、
次までに、ここを強化しようだの、
次は、この戦略で!だの、
なんとなく楽しそうです。

これが、普段の勉強につながるわけです。
当然、結果もついてきますよね。

どうせやらなきゃいけないものなら、
楽しくやってしまえるこの感覚、とっても大事だと思います。




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途中式

途中式の話は、このブログでもよく書きますし、
いろいろなところで、途中式は書くようにと言われると思います。

算数や数学を解いている様子を見ていると、
できる子は、たいてい途中式を書きます。
できない子は、途中式を必ず書きません。

途中式は、書けと言われるから書くものではなくて、
考えを進める途中で、必然的に書くものなんです。

特に、受験算数のような、少し複雑な問題になってくると、
順番にいろいろなものを計算して、答えにたどり着きます。

順番に出しているうちに、
「あれ、これなんだっけ?」ということはよく起こります。
特に、小学生は、解いてる途中でもすぐに忘れますから、
そんなときのサポート役を務めてくれるのが途中式です。

途中式を見たら、
「あぁ!そうだった!」と思い出します。
できる子はそうやって解いているのです。

「そんなん、忘れんしぃ~」という感じの頭のいい子は、
書かなくても大丈夫です。
書かなくても正解しているので、別に書かなくても構いません。
私も、求めません。(そんな子、めったにいませんけれどww)

そういう理由でも、途中式は大事なんです。
でも、書かない子に「途中式書きよ~」なんて言うと、
答えが出てから、もぞもぞと式を書いていたりします。

んー、そうじゃないんだけどな。。。www




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回数じゃないんです

いつだったか、ある生徒が
「せんせ~、今日、びっくりした~」って言うんです。

何を言い出すのかと思えば、定期テストが返却されたときの話です。
後ろの席の、自分よりずっと真面目な子のほうが点数がはるかに悪かったというのです。

指定テキストを1回解きかねて試験を受けたうちの生徒。
それに引き換え、後ろの席の子は5回は解いていたはずなのに・・・
「なんで、私のほうが点がいいん?おかしい!」と。

「だから、回数じゃないと、いつも言ってるじゃーん!
だからって、1回しか解いてないあなたはどうかと思うけどー」

「いや~、1回しか解かんかったけん、 ここ、覚えてなかったんよな~」

。。。"(-""-)"コラー!!

みたいな会話を交わしたのですが、よくある話です。

この子は、「わかった」と言ったら、必ず、それなりに理解はできていて、
類題は自力で解ける子です。

おそらく、後ろの席の子は、
例題の数字をそのまま置き換えて解くタイプの子でしょう。
理解して解いているわけではない。。。
そうすると、仮に5回やっていても、テストでできなくて当然です。


「やった」と言っても、その内容はさまざまです。

間違えた問題を解説して一緒に直して、
次回もう一回解いてみたら、ほとんど解ける子と、ほとんど解けない子がいます。
もっと言えば、次回ぐらいなら解けるけれど、
1か月後となると、何もやっていないときの状態に戻っている子がいる。
中には、やった記憶すら怪しい子も。。。

やった授業の内容はほぼ同じなのに、この差です。
これは、本人の気持ちやら取り組み方やら、能力の差というしかない。
こんな風に言うと、「ひどい」と思われるかもしれないけれど、
この部分ばかりは、改善するのは本当に大変なんです。
完璧に改善できるか?と言われれば、できるとは言い難い。

ずっと引きずっている、難しい問題の一つ。。。



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時間があれば…

「時間があれば、やってみて~」とか、
「余力があれば、やってみといて~」とか、
時々、生徒に言いますが、

考えてみれば、そういう言葉を発するときは、
「まぁ、できなくても大丈夫かな?」と、どこかで思っているものの時が、
ほとんどだと思います。

絶対にやってほしいものの時は、
そういう言葉は出てこない。。。

なぜなら、「時間があれば」とか、「余力があれば」とか、
そんな感覚では、まぁ、たいていはできないですから。

中には、私が、「時間があれば」というと、
必ず、時間を作り出す子もいます。

「時間があったから、やってみました」みたいな顔して出してきますが、
絶対に、時間を作ってやってるんですよね。
かしこいな~ww

でも、時間って、そういうものですよね。
「時間があれば、やろうかな」って思ってるものって、できないと思いませんか?

逆に、絶対にやりたいと思っていることなら、
無理してでも時間を作り出しますよね。

絶対にやらなくてはいけないことに対しては、
時間を作り出さなければいけないということです。

勉強は、時間があればするものではないですものね。
イマイチ、伸び悩む子は、この感覚が身についていない子が多いようです。




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継続できること

継続できることは、一つの才能だと思います。

だいたい、やる気になっているときは、
このテキストを1日2ページずつしようとか、
単語を1日5個ずつ覚えようとか、
皆、意気込んで計画します。

ところが、それを続けられる子は、そうそういないものです。
成績の悪い子から順に、ドロップアウトです。

そうなんです。
成績のいい子は続けられるんです。

成績の良し悪しは、その差と言っても過言ではないくらい。
結果が出るまで続けられる子が、伸びる子ですね!



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見る角度

同じものでも、見る角度によって、
まったく違うものに見えるということはよくあります。

例えば、難し~いテキストを解いてくるのが宿題で、
授業では、そのテキストの答え合わせをするだけだと聞くと、
「えー、そんなん無駄ちゃうん?」と思いますよね。

ところが、その答え合わせの方法が、問題です。
ただ、答えを言うだけではなくて、
大事な問題をピックアップして、生徒が解説をしているとしたらどうでしょう?

すごくいい授業だと思うんです。
自分が解いた問題を、板書して、みんなにわかるように解説する。

解くだけは解けても、解説をするのは難しいものです。
しかも、大勢の前で解説しようと思えば、
完全にわかっていないと無理です。
おまけに、時々、先生の突込みが入るとしたら。。。
なおさら、真剣ですよね。

聞いている生徒たちも、今度、自分が説明するときは、こうしようとか、
私なら、ここはこう説明するとか、
そんなことを考えながら、聞くでしょう。

理解が深まるだけでなく、プレゼン能力へつながっていきますよね。
まさに、今話題のアクティブラーニングへつながっていく授業だと思います。
そして、それにうまく参加できている生徒は、これが楽しいはず。

ところが、これにうまく参加できていない生徒になると、
答えは生徒が解説して、先生は楽してる。。。とか言うんです。
そして、ぼくは、この授業が全くわからなくて、苦痛だと。。。
どうせ、答え合わせするだけやし。。。となるのです。

同じ授業を受けているというのに、その受け止め方は全く逆なのです。
同じ授業でも、生かすも殺すも自分次第?ってことですね。




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家庭環境

昨日みたいな記事を書くと、
うまくいっていないところは家庭が悪いんだ、
みたいに誤解されるかもしれませんので、少し補足。

うまくいく、つまり、思ったように進めているところは、
もちろん、親御さんもいろいろと勉強して手を尽くされています。
でも、それにプラス、子供さんのタイプとそのやり方が
ぴたりと合ったという部分があります。

「それがピタリと合うように、子供を観察してるんです」
と言うこともできるかもしれませんが、
これはなかなか難しいことだと思います。

実際、兄弟で全く違うタイプだった場合、
一方はうまくいったものの…ということはよく見かけますよね。

同じ兄弟、同じ環境で育っていても、
持っているものは全然違います。
だから、同じように対応しても同じようには育たないはずです。

そこのところを、じっくりと考えているご家庭もあれば、
たまたま、一方の子には合ったということもあるのです。

だから、うまくいかないからと言って、
親御さんが、自分のせいだと思うのではなく、
一緒に試行錯誤していけばよいと思うのです。

長い目で見れば、人生ってホントに無駄なことはない気がします。
こんなこと。。。と思っていても、ずっと後になって、
思いがけずそれが役立つこともよくありますよね。

特に受験シーズンになると、
自責の念にかられる親御さんもおられます。
真っただ中にいるので、目の前のことがすべてに見えるかもしれません。
でも、一歩引いて、少し客観的に見てみることも必要かも。。。

子供たちは、それぞれ人生の分かれ道に立っていますが、
最終的に、自分にとっていいほうに転んでいる気がします。
それが、現時点では失敗に見えたとしても。

過ぎたことを考えるよりも、今、何ができるかですよね。




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プロフィール

Author:自律学習ゼミ
徳島県で、家庭教師や塾講師をして、20年が過ぎました。そこで、この経験を生かして、小・中学生の君たちや、お父さん、お母さんに、何か少しでも役立つようなお話ができる気がして、このブログを始めることにしました。中学受験のこと、高校受験のこと、学校のこと、塾や家庭教師のこと、家庭学習や勉強の方法など、色々なことをお話ししたいと思っています。
2013.7.19.
・・・・・・
それから早10年が過ぎようとしています。ブログは、情報も古くなっていくので、5年分ぐらいが残るように、日々、刷新しています。2022年度より、自律学習ゼミとして、教室も移転し運営しております。「いったいどんな塾なの?」と興味を持たれた方は、下記のリンクからご覧ください。
2023.5.17.


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お問い合わせ nagao@ceramica-shigemi.jp

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