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ポジティブにとらえる

物事をポジティブにとらえるというのは、とても大事なことだと思います。

例えば、受験前に、ひどい結果の試験が返ってきたとします。
今頃、こんな点ではもうおしまいだーととらえるか、
これが、本番じゃなくてよかった~とか、
こういうのを一度経験しておけば、本番ではやらないでしょとか、
そういう風にとらえるかでは、その後の結果はぐんと変わります。

ところが、このポジティブシンキングには大きな落とし穴があって、
ひどい点に、ショックを受けているときにしか効果がありません。

大きなショックを受けた後に、
いやいや、こう考えよう。。。と、ポジティブに思考転換すると
素晴らしく生きてきますが、

たいしたショックも受けずに、ポジティブ風な考え方だけをしていると、
また同じことを繰り返します。

ショックを受けない子なんているのかと思うでしょうけれど、
これが、意外といるものです。
どこから湧いてくる自信なのかはわかりませんが、
大丈夫だと思っている風な子。

そう見えるだけなのか?と思ってみても、
全くこたえていない様子です。

そういうタイプの子は、共通して、
改善すべき点がスムーズに改善できません。
そして、周囲が言う前に、常にポジティブ風な思考です。

「やります。」「できます。」「頑張ります。」
こういう言葉を聞くと、大丈夫だろうと思ってしまうのですが、
実は違います。やりませんから。。。ww

百人いれば、百通りの子供がいると感じます。
当たり前ですが。。。

だから、万人に向く方法なんてあるはずがありません。
常にポジティブにとらえて、励ませばよいというわけでもないのです。

どんな方法がいいのか、どうすればよくなるのか、
日々、試行錯誤の繰り返しだと思います。

そして、それが続けられる家庭の子は、比較的うまくいっている気がします。
やはり、継続は力なりですね。



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部活と勉強

成績が優秀な子の中には、
部活と勉強を両立させている子もたくさんいます。

一方で、部活のせいで(?)、成績が悪い子もたくさんいます。

できれば、両立させたいと考えるところですが、
両立させている子の共通点は、
勉強と部活、どちらを取るかがはっきり決まっていることです。

例えば、プロ野球選手やJリーガーを、
真剣に目指すのなら、
部活やクラブチームでの活動を優先した方がよいでしょう。
少々、勉強には犠牲を払ったとしても。。。

しかし、そこまでの思い入れはないのなら、
単なる趣味ですよね?

ということは、単なる趣味では生きていけませんから、
勉強を優先しなければいけません。

放っておくと、そりゃぁ、勉強よりは部活が楽しいですし、
楽ですから、絶対に勉強の方を捨てます。
「部活が。。。」と言えば、
なんとなく体裁のいい言い訳になりますしね。

「じゃぁ、きみは、趣味のために学校へ行っていて、
 仕事はしていないということ?」

ここは、絶対に外してはいけないポイントだと思います。

趣味と仕事は両立してこそ、価値があります。
仕事はしないけど、趣味は楽しむ。。。なんて人を見たら、
「大丈夫か?」って思いますよね。

きっと、子供でも思います。

やるべき仕事もせずに、趣味に興じている大人を見て、
素晴らしい!と思うようでは、
これはもう勉強以前の問題です。ww

でも、「部活のせいで勉強ができない」なんて言っている自分は、
「趣味のせいで仕事ができない」と言っている大人と同じだと、
気付かせてあげるべきです。

どのレベルに設定するかは、
それぞれの家庭で決めればよいと思います。
「そのレベルを下回れば、部活はやめる」くらいの約束はしてから、
部活に入るべきです。
特に、練習がきつい系の部活。

続けたいのなら、
勉強もきちんと設定のレベルを超えられるように、こなすべきです。
それができないのなら、部活は辞める。

両立していることは、素晴らしいことです。
でも、部活のせいで勉強ができないのなら、本末転倒です。
キツイようですが、単なる怠け者です。

このあたりのコントロールは、家庭力にかかっていますね。




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読書

興味を持って、いろいろな本をたくさん読んでいる子もいます。
それでも、よくよく話を聞いてみると、
その内容は、イマイチわかっていない子もいます。

挿絵や写真を見て、いくつかの単語を見て、
あるいは、ある一部分を読んで、
それで、勝手に解釈して、読んだ気分。。。
こんなパターンもあるのです。

本当に、いろいろな子がいるな~と、
思ってしまうのですが、
大人だって、同じ記事を読んでも、
理解の仕方がまちまちなのですから、
それも、当然と言えば当然です。

しかし、できることなら、
正しく情報はキャッチしてもらいたいと思いますよね。

それはそのまま国語力につながっていきますし、
なにより、生きる力に直結する分野ですから。。。

「どんな話だった?」「何書いてあるん?」なんて質問をすると、
わかっていない子が言う常套句があります。

「いやぁ、わかっとるけど、説明はできん。」

説明できないということは、
実は、きちんとはわかっていないということを
自覚してもらう必要があります。

なんだか、鼻をへし折ってばかりで、
すごく意地悪をしているみたいな感じがしますが、
でも、おかしな方向に高~くなってしまった鼻は、
邪魔をするばかりなので。。。

もちろん、自信を持たせることは大事です。
でも、変な自信過剰は、マイナスにしかならないんですよね。
なかなか難しいところです。



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読書量

読書を多くしている子が国語ができるかと言えば、
必ずしもそうではありません。

読書を多くしている子の中にも、
いろいろなタイプの子がいるからです。

例えば、学校で読んだ本の冊数を競うようなことをしていると、
どの子も、結構な冊数の本を読んでいます。
ところが、読んだ本の中身はわかっていない子も、実はたくさんいるのです。

大人でも、興味を持って読み始めたものや、
ぐんぐん興味をひかれながら読んでいるものは、
内容をよく理解していますが、

特に興味もなく、ただ活字を追っただけのようなものは、
すぐに忘れてしまうか、
あるいは、始めっから、理解していないなんてこともありますよね。

子供なら、なおさらだと思うんです。
読んだことにするために活字を追っただけものや、
お父さん、お母さんに褒めてもらいたくて、
冊数稼ぎをしたようなものは、内容は理解していないものです。

いわゆる「いい子」によく見られる現象だと思っています。
「いい子」でいたいとか、「いい子」だと思ってほしいとか、
そういう気持ちが強く、それを目指してしまうと、
ついつい。。。

実は、きちんと読めていないことも、
実は、わかっていないことも、
隠さないといけないと思い込んでいるのです。
「いい子」を目指していますから。。。

もしかすると、それが日常になってしまって、
そのこと自体に、自分自身も気付いていないかもしれません。
なんだか、かわいそうになるときがあります。

だから、読書量=国語力ではないのです。

読書の前提として、
好奇心だとか、興味だとかが、必要だと思うんです。

そもそも
国語力をつけるために読書をするのではないですから。。。

何かを知りたいという欲求や、
面白そうだという好奇心を満たすのが、読書ですものね。

国語の問題を解いていて、
「この話、面白いな~」なんて、言う子もよくいます。
小説、論説、いろいろなジャンルで、それぞれに感じるようです。

出典が、必ず書かれていますから、
「これ、メモっといて、探してみたら?」と勧めます。
図書館で借りるもよし、本屋さんで買うもよし。

街の本屋さんは減ってしまいましたが、
作者とタイトルがわかっているのだから、
ネットで買う方が簡単かもしれませんね。

本と上手に付き合いたいですね。


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国語力

ここ数年、国語が気になるというのがきっかけで、
問い合わせをくださる方が多く、
以前にも増して、国語と深くかかわっているのですが、

やはり、どのレベルであっても、
最後は国語力がものをいうな、、、と思うことがよくあります。

例えば、私立大学をざっくりレベル分けして使われる言い方を使えば、
関東のGMARCH(学習院・明治・青学・立教・中央・法政)が、
関西の関関同立(関学・関大・同志社・立命)。

その下が、
関東の日東駒専(日大・東洋・駒澤・専修)、
関西の産近甲龍(京産・近大・甲南・龍谷)ですよね。

で、まぁ、学部にもよるでしょうけれど、
このくらいまでは古典も必要な大学。
あくまでも、ざっくりな話ですよ。

そこより下がってくると、現代文しかいりません。
しかいりません。。。と言いますか、
現代文は、いるんです。

つまり、そのレベルでも、国語ができることは武器になります。

もちろん、レベルが上がってくればくるほど、
国語で足を引っ張るわけにはいきませんよね。

そして、国語が苦手ということは、どういうことかというと、
日本語を正しく読み取って、正しく伝えられないということですから、
これは、当然、英語にも響きます。

例えば、「日本語に直しなさい。」という問題。
英文は理解できているのに、うまく日本語になっていないのです。

レベルが上がってくればくるほど、
当然、英文も複雑です。
そうすると、それをうまく日本語で誤解のないように伝えられなくて、
減点されるわけです。

それぞれのレベルで、国語は大事だな~と思うことしきり。
国語、大事にしたいですね。


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ちょっとしたこと

ちょっとしたことが、できないということはよくあります。

例えば、ちょっと文字が汚い。
ちょっと助詞の使い方がおかしい。。。

ついつい、ちょっとだから、まぁいいかぁと思いがちですが、
結局、最後に、このちょっとできないことがすべてに響くものです。

これはもう本当に、経験上ひしひしと感じます。
特に学齢が低いと、
まぁ、そのうちに直るか。。。とか思ってしまいますが、
勝手に直るものではありません。

小学校の先生が、ものすごく細かなことをチェックして、
そこまでしなくても…なんて話、よく聞きますよね。

でも、実は、それは、ものすごく大事だったりするのです。

ちょっとしたことが、直らないなぁ。。。と思っている子は、
じきに成績が下がってきます。
これは、恐ろしいくらい確率が高いんですよね。

何度言っても、漢字がきちんと書けないとか、
何度注意しても、文末の処理ができないとか、
ホントに、ちょっとしたことです。

別に、理由を聞かれているからって、
「~から。」って文末をしめなくても、通じはしますし、
末と未を厳密に区別していなくても、通じはします。
だから、いいじゃんではないのです。

つまり、問題は、通じるか通じないかではなくて、
そういうちょっとしたことに気配りができるかどうかなんです。
注意を向けることができるかどうかなんです。

そういうちょっとしたことに注意を払えないということは、
他のこともできないということにつながっていくのです。

そこをはき違えていると、怖いですね。




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時間を読む

昨日、授業の細切れ展開の話を取り上げましたが、
それを最も効率よくするためのコツは、
やらなければいけないことがきちんとリストアップできていることです。

そして、それぞれにかかるであろう時間が、大体把握できていること。

そうすると、勉強を進めながら、
やることリストの中から、
お互いにいい時間で終わりそうなものを組み合わせて、
チョイスできますよね。

そうすると、スムーズに事が運びます。

これは、日常生活や、普段の勉強でも同じです。
今日やらなければいけないこと、あるいは、
1週間のうちにやらなければいけないことのリストが
メモか頭の中にあると、スムーズにさばけていきます。

私自身も、ものすごく忙しい時には、
to doリストを、紙切れにメモします。
特に、陶芸の仕事と、家庭教師の仕事と、家のことが
一気に立て込んでいるときなんかは、
処理能力の低い私の頭では処理しきれない。ww

でも、メモがあると、安心です。
大雑把に、今日の午前にこれ、午後にこれ、夜中にこれ、
明日の午前にこれ、午後にこれ、・・・
みたいに必須事項の予定を立てて、
その隙間に、メモを見ながら時間と相談して、
片付きそうなことをその都度その都度やっていけばよいのです。

隙間時間に出来る、ちょっとしたことって、たくさんありますものね。
私、できたことを線で消していくの、大好きですしね。w

特に、学生って隙間時間が多いですし、
結構、片付いていくと思うんです。

汽車やバスに乗ってる時間、待ち時間、
晩ご飯までのちょっとした時間、
塾までのちょっと余った時間。。。

やることが分かっていれば、片付けられます。

やることが分かっていることと、
それにかかる時間を把握できていることが大事です。

できる子は、この時間の把握ができる子が多いのですが、
逆に、できない子は、時間が把握できない子が多いのです。

これに何分かかるかが読めない。。。
そういう子は、まず、時間が読めるようになるところまで、
勉強をすることです。

足りていないから、読めないだけですから。。。
きちんとやっていれば、時間が読めるようになりますよ。




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時間配分

学校や塾の授業、1コマ50分程度を
5分~15分単位で、さらに細切れにして、
授業展開しているというような話を、
最近、よく聞きます。

偶然、重なっているだけかもしれませんが、
その効果が注目され始めたのかもしれません。

これは家庭学習でも使えるので、
パパ塾・ママ塾で頑張っておられる方には
是非、お勧めしたい方法です。

もう既に、無意識のうちに、
やっておられる方も多いかもしれませんが。。。

私も、家庭教師をするようになってからは、
無意識のうちにやっていました。

例えば、ある日の小学生の授業。

生徒:漢字テスト
私:宿題の丸付け(算数)
  ↓
生徒:宿題の直し(算数)
私:漢字テストの丸付け
  ↓
生徒:漢字テストの直し&単語テスト
私:宿題の丸付け(国語)
 ↓
一緒:宿題の直し(算数)
 ↓
生徒:宿題の直し(国語)
私:単語テスト&宿題の丸付け(英語)
 ↓
生徒:単語テスト&宿題の直し(英語)
私:宿題の再直しチェック(国語)
 ↓
一緒:宿題の直し(国語)
 ↓
一緒:宿題の直し(英語)

こんな感じで前回の確認が終了します。
90分~120分授業なので、まだまだ続きます。

そもそも、生徒が何かをやっている間、
あるいは、私が丸付けをしている間、
お互いの時間がもったいないな~と思って始まったのがこの方法。

丸付けしている間に、これやって~
それ解いてる間に、丸付けするわ~、という感じです。

新しいことを学習するときも、
例題&解説をしたら、類題演習で、
本当に理解できているかどうかの確認が必要です。

もちろん、まとまった量の演習は、宿題でやってもらいますが、
わかっているかどうかの確認をせずに宿題にするわけにはいきませんから、
どうしても、生徒が自分で解く時間が発生します。

その時間に、私は違うことをする。
そして、私が丸付けをしている間には、生徒は違うことをする。

もちろん、教科はランダムにごちゃまぜです。
むしろ、わざと教科を変えるほうがいい。

これには二つ、メリットがあって、
一つは、もちろん、時間の無駄を省くことですが、
もう一つは、取り組むことが細切れに変わることで、
集中力が保たれて、効率が上がることです。

私にやることがなくなって、暇そうにしていると、
「ごめん、先生、暇そうやなぁ。すぐ解くけん待ってよ!」
なんて、言ってくる生徒もいるくらいで、
お互い、忙しくしていないといけない時間になっているようです。

もともとは、私が子供のころ、
母がこんな感じで私の勉強を見てくれていたので、
それを自然に真似ていただけのことなのですが。。。

だから、家庭学習でも十分に使えると思うのです。
特に小学生にはお勧めです。
まだの方は、試してみてください。



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先取りの罠

小学校低学年は、内容も簡単ですし、
気軽に子供の勉強を見ている親御さんもたくさんいます。

子供も、なんとなく楽しくパパやママが教えてくれると、
簡単だし、できたら褒めてくれるし、
パパやママも嬉しそうだし、
どんどん進めたりするものです。

ところが、これには大きな落とし穴があると思います。

なぜなら、どんどん進めて先取り学習をしてしまうと、
学校の授業は、もう知っていることばかりで面白くありません。
ついつい聞かなくなります。

授業を聞いていなくても、家で先取りしているし、
内容も簡単だし、テストはほとんど100点。
授業を聞いていないことには、だれも気付きません。

仮に気づいていても、100点とれているし、まぁいいかと思いがち。
当人も、「私、頭いいかも?」なんて思ってしまいます。
ただ単に、先にやっているからできているだけなのに。。。

その状態で5年生を迎えるとどうなるでしょう?
割合なんかが出始めるころには、
なんとなくややこしくなってきて、家でもあまり教えてくれなくなります。
もちろん、子供にとっても難しいので、
勉強はしたくないものになってしまいます。

そして、そこまで授業を聞く習慣がないので、
授業は聞かないまま。。。

なんだか、想像しただけで恐ろしいですね。

100点だったテストが、90点になり、
80点になり、70点になり、60点になる。。。

中学生になるころには、
何が何だか、さっぱり。。。です。

ときどき見かけます。こういうタイプの子。
先取りもいいけれど、気を付けてやっていかないといけませんね。



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謙虚さ

時々このブログでも書いていますが、
できる人って、謙虚ですよね。

ノーベル賞をとるような偉~い先生とか、
すご~いアスリートとか、
そういう人のインタビュー見ていてもいつも思うんですが、
本当に謙虚です。

建前で、謙遜してるのではなく、
心底、そう思ってるのが伝わってきますよね。

次元は違うかもしれませんが、
子供たちを見ていても思うんです。
本当にできるようになっていく子って、とっても謙虚なんです。

だから、間違いをさらりと受け止めることができるんです。

例えば、質問をしたとき、
「う~ん、わからないな~」とか、「こういうこと?」とか、
合っているかどうかは別として、自分が考えたことを発してくる子と、
黙りこくって、考えたことがあっても言わない子がいます。

黙りこくって、言えない子というのは、
結局のところ、間違えているとカッコ悪いとか、
そんなこともわからないと思われるのが恥ずかしいとか、
どこかそういう部分が見え隠れしていることが多いのです。

一方、考えたことをストレートに発言する子は、
「あー、違うわ!」とか、「あれ?なんか、アホなこと言ったよね?」とか、
自分の考えたことについても、冷静に分析し始めます。
間違えることは、恥ずかしくないし、
できないことは、できないと、さらっと認めてます。

だって、できないんだもん、今は。
見てて、そのうちできるようになるから!ってな具合です。

だから、できるようになるんです。

一見、謙虚さとは関係ないみたいに見えるかもしれませんが、
課題作文を書くと、それがあらわれます。

黙りこくるタイプの子は、
「私は、こんなことをしてる。みんなもしないとダメだ!」
みたいな視点での文章をよく書きます。

一方、できるようになるタイプの子は、
「私は、こんなことができない。次はこうしたい。」とか、
「その子は、あんなことができてすごい。私も見習いたい。」
とかいうような視点で文章をよく書きます。

やっぱり、見ていると、できる子の方が謙虚で、
できない子の方がどこか偉そうなんですよね。

そうすると、目上の人も、謙虚な子の方を引き立てるのが普通ですから、
恵まれた環境が降ってくるというわけです。
運も引き寄せてる感じがしますね。



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質問のあと

わからない問題が出てきたとき、
一緒に問題を解いていきますよね。

どこが分かっていないのかを探りながら、
一緒に解いていくのですが、
そのときの反応は、2タイプあります。

「あ~、わかった~」と、そのまま終わる子と、
そのあと、必ず自分でノートにまとめながらもう一回解く子がいます。

もちろん、2回目にその問題を解いたときに、
正答率が高いのは、後者です。

後者のタイプの方が少ないのですが、
できるようになるのは後者のタイプ。

今、ここで、わかってしまおうと思っているから、
もう一度自分で解いてみるわけです。
集中力が違います。

途中で、ん?と思ったら、止まって質問してきます。
完全に納得しないと気が済まないんですね。

さらに、そういう子は、
あとで振り返った時に、自分で見てわかるノートを残すんです。
だから、同じ問題を2回質問してくることが少ない。
自分のノートを見て、ほとんど解決できてしまうんですね。

できるようになる秘訣の一つです。



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一緒に頑張ってくれる人

いろいろな子に出会い、いろいろな家庭を見てきましたが、
どのレベルにせよ、頑張れる子の多くは、
一緒に頑張ってくれる人がいるものです。

「やりなさい~!」とか、「自分のためだろ?」とか、
偉そうに怒るばかりではだめです。

もちろん、勉強をするのは自分のためだし、
やるべきことは、やらなければいけないのですが、
そんなことは小学生でもわかっています。

自分のためなんだから、あんたは勉強しなさい、
でも、私はテレビ見ます。。。
では、さすがに、無理です。

ぼくなんか、どうでもいいもん!
となってしまうのがオチです。

「本気で頑張るなら、協力するわ。」と、
いろいろと一緒に頑張ってくれる人がいると、
そのうちに、一生懸命になってきます。

本気で心配してくれているとか、
一緒に我慢してくれてるとか、
自分のために頑張ってくれてるとか、
そういうのって、目には見えませんが、
ものすごい力なんですよね。

そして、お父さん、お母さん自身も、
何かに一生懸命だとさらに効果的です。

子供が一生懸命な姿を見て、親が感動するように、
子供だって、親が一生懸命な姿を見ると、
感じるものがありますものね。




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生活リズム

熱が入ってくると、
ついつい生活リズムを崩してしまう子がいますが、
私は、これには賛成できません。

三度の食事は、できる限り規則正しくとる。
きちんと夜は寝る。

健康を維持するためにも、
健全な思考を維持するためにも、大事なことだと思います。

一日のうちのどの時間帯が一番脳が働くか。。。
みたいな話を聞いたこともありますが、
それはともかく、
大事な試験は、たいてい午前中から始まりますよね。

それなら、できるだけ、8時、9時ごろには、思考が活発になるように、
普段からリズムを整えておくのが得策でしょう。

夜中遅くまで起きて、朝遅くまで寝るより、
できることなら、
適当な時間に寝て、朝はきちんと起きるほうが良いと思います。

こういうのって、おそらく習慣の問題ですから、
それが当たり前のペースになれば、
当たり前になってくるものだと思うんです。

例えば、入試が近づけば、
入試の時間帯には、勉強をしているのがいい気がしますよね。
常にそういうパターンになっていれば、
入試の日だって、同じパターンで動くだけですから。

まぁ、きちんと学校に行っていれば、
入試がある時間帯は、勉強をしているはずですが。。。
夜中に勉強して、学校で寝てるとか、本末転倒ですから!

そしてなにより、成長期の大事な時期ですから、
食事、睡眠は、生活の基本として、正したいですね。



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目先の目標を持つ

中2生もそろそろ、
なんとなく高校入試が意識の中に入ってきている頃でしょうか。

目標も、昨日の話じゃないですが、
計画と同じで、立てるコツがあります。

あまりに遠い目標だけを立てないことです。
つまり、目先の目標まで掘り下げてくること。

高い志望校を決めたとして、
それだけ決めても何にもなりません。

その志望校へ合格するためには、
基礎学で何点取らないといけないのか。

それをとるためには、
中3の10月の第1回基礎学までに、何を仕上げないといけないのか。

それを仕上げるためには、
夏休みにどれくらいのことをするのか。

そこからたどってくると、
今年度中には、何を仕上げなければいけないのか。

では、とりあえず、今年の基礎学で、何点を目指すのか。

そのためには、今月は何をしなければいけないのか。

そうやって、一番近い目標と、
それを達成するためにやるべきことへ絞り込みます。

そうしなければ、ただ志望校を決めるだけでは、
目標ではなく、単なる夢で終わってしまいますよね。

一番近い目標、見えてますか?



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無謀な計画

計画を立てて、いつも計画倒れになってしまう子の多くは、
たいてい無謀な計画を立てます。
そもそも、実行できそうにない計画を立てるんですよね。

計画を立てるときには、
結構やる気になってますから、大丈夫な気がするんです。
しかし、そこが大きな落とし穴。
そんなにやる気満々の状態が長続きするはずはありません。ww

人間、そういうもんです。
常に、やる気満々だなんて、修造さんぐらいでしょ~?ww

やる気満々で立てた無謀な計画は、
すぐに破たんします。

少々やる気が減ってきても
実行できる程度の計画にしましょう。
その方が、ずっと効果的です。

前にも書きましたが、
空白の日を作っておきましょう。
5日に1回か1週間に1回ぐらいは必要ですね。

そうすれば、その空白の1日につじつまを合わせることができます。
計画通り実行できれば、
空白の1日は、ご褒美の遊ぶ日にすればよいのです。
そのくらいのゆとりを持った計画がいいと思いますよ。

一気にたくさんやって、すぐにやめるより、
少しずつなが~く続ける方が、結局はたくさんできますから。

計画を立てるときに、頭の片隅に置いておいてくださいね。
空白の一日を作ること。
無謀な計画を立てないこと。
これが実行の秘訣です。




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番数と少子化

中学生になると、テストの番数がつき始めますが、
番数を見ていて、
少子化の罠にはまってる親御さん、多いだろうな~と思うんです。

私自身、地元出身ですから、
番数って、ついつい、自分が学生だった頃の基準で見てしまうことがあるのですが、
今は、子供の人数が少ないから、気を付けないといけません。

例えば、私の中学は8クラス320人程度でしたから、
120番くらいが、総選校のボーダーラインでした。
でも、今や150人程度しかいないわけですから、
100番だったら、大変です。

高校も、12クラス500人くらいでしたから、
100番くらいでも、国公立に引っかかる子がいましたが、
今、100番だったら、大変ですよね。

単純に、自分たちが学生だった頃の
倍の番数だと考えないといけないということです。

公立なら2番を取ってきても、4番。
2番だったら、「あー、惜しい」と言うところですが、
4番だったら、「んー、だめだ~」となりますよね。

もっと言えば、
70番だったら140番。
昔の70番なら、総選校には入れそうですが、
140番では、志望校変更です。

さらに、高校でも、100番なら200番。
昔の100番なら、もうちょっと頑張って、国公立狙おう!となりますが、
200番では、国公立は遥か彼方。。。

番数を見るときは、必ず、全体の人数が減っていることを
頭の中に置いておかないといけませんね。



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やる、やらされる

一緒に勉強をしている子を見ていると、
「やっている」子と、「やらされている」子がいます。
「やってあげている」子もいるかもしれません。ww

やっぱり、一番伸びるのは、「やっている」子ですよね。
自分自身が、習得しようとしている子。

「やらされている」子は、習得しようという気はないですから、
結局は、上っ面だけの勉強で、
やっているみたいには見えるけれど、身にはつかないですね。

では、どうやったら、「習得しよう!」という気持ちになるのか。。。
残念ながら、よくわかりません。

「習得しよう」という気持ちがないのに、
ただ、やらされるからやるなんて、そんなこと、考えられないですもの。
特に習得しようという気がないものは、やらないですから、私。。。ww

こればっかりは、私には理解不能なので、太刀打ちできません。

習得するための手立ては、いろいろと思いつきますが、
習得しようという気持ちにするための手立ては、思いつかないんです。

もちろん、人生には、やりたくないことを、やらなければいけないこともありますが、
どうせやらなければいけないのなら、さっさと習得してしまおうと思いますものね。

習得しようと思わない子に、習得しようと思わせるなんて、
なかなかの至難の業だと思います。

でも、塾に、それを求めている親御さんもたくさんいそうです。
大変そうです。。。



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スピード

スピードの話は、このブログでもよく書いています。
スピードがないと、伸びませんから、
どうしても気になるテーマですものね。

スーパーのレジなんかでも、
「あ~、このレジ、遅いレジだった~ シマッター」なんてこと、ないですか?
行列が、どんどんさばけていっているレジと、そうでないレジ。

よく見ていると、
商品を手にとって、ピッてやって、隣のかごに入れるという
3つの動作のつなぎが長い。
これだけの作業でも、こんなに違うのか~なんて、
感心している場合ではありませんが、

勉強でも同じですね。
スピードがない子をよく見ていると、
問題を読んで、考える動作に入るまでの時間、
ペンをとって、書くまでの時間、
そういうつなぎの時間がやたらと長い。
見ていたら、眠くなるくらいに。ww

例えば、問題文を読んで、今、その問題について考えているはずの子に、
「今、何してる?」と聞くと、「考えてます」と答えます。
「その問題って、この文章を読んで考えると思うのだけど、
 なんで、その文章の上に右手がのってるの? 読める?」と言われると、
初めて、右手をのけます。

つまり、それまでは、考えてなかったってことですよね。
実は、これものすごくよくあります、スピードがない子には。

するのが遅い子、よく観察してみてください。
止まっていたり、視点が定まっていなかったりすることが、
よくあるはずです。
そして、それに本人は気付いていません。

気付くと、少しは直せるかもしれませんよ。





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塾をきちんと使う

私の生徒にも、塾を併用している子はいるのですが、
よくよく話を聞いてみると、
結局、塾に利用されてる子が、時々います。

例えば、個別指導の塾で英語を見てもらっていたAさん。
学年の最初には別の塾に行っていたのですが、
途中から、近所の個別塾に変わったのです。

つまり、学年の最初の方で習ったことは、
前の塾でやっています。しかも結構みっちり。

ところが、新しい塾では、また最初からやっているというではありませんか。
「なんで、ここからやってって言わないの?」と聞くと、
「えっ!そんなこと言ってもいいんですか?」とか言ってます。

個別なんだから、いいに決まってるじゃないですか。
自分がやってほしいところは、続きでしょう?
テスト範囲も、そこからなんだし。。。

そういうことを、きちんとチェックして、確認してくれる先生も
たくさんいると思います。
でも、確認してくれなくて、自分のペースで進めてしまう先生もいます。

そこは、生徒側がきちんと申告するべきです。
聞かれようと聞かれまいと。
そういう主導権は、持つべきですよね。

もし、もっとさかのぼらなければいけない状態なら、
そういう話をしてくれるでしょう。
それは、お互いが相談すればよいのです。

先生はこう思う。生徒はこう思う。お母さんはこう思う。
みんなの意見を出し合って、相談して進めていくのが筋です。

これを嫌がる塾は、良い塾とは言えませんよね。

塾にしてほしいこと。自分で頑張れること。
親が協力できること。
それぞれをきちんと整理して考えて、
必要な部分のサポートをしてもらわないと、
お月謝、もったいないですね。




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田舎と都会

昨日の話の続きになりますが、
地元公立に通っていても、高校受験で、
一応、レベル別に振り分けられます。

そうすると、ある程度レベルがそろうみたいに見えますが
ここで田舎のデメリット。

人口が少ないので、一つの学校にいろいろなレベルの子が集まります。
しかも、徳島の場合は、学区制があって、総選校の名残があります。
そうすると、旧総選校でも、トップとビリの差は相当なもの。

これが、都会になると、人口が多い分、事情が違います。
例えば、旧総選校の英数クラスレベル以上の子が集まる学校が成立するのです。
これは実はとても大きいことだと思います。

英数クラスの底の方を漂っている子を例にとってみます。
徳島なら、クラスでは、下の方かもしれませんが、学年でいえば、上位です。
ところが、英数クラスレベル以上の子が集まる高校だったとしたらどうでしょう。
学年でも下の方です。

この危機感の違い、分かりますよね?
やっぱり、「やばい、やばい」って感じないと、
どこかで甘えが出るものです。十代の子たちですしね。。。

そんな環境の中で、しっかりと学んで、巣立っていく子たちは、
本当に大したものだと思います。

一方で、もうちょっと環境が整っていれば、
もう少しいい感じになったかも?!と思う子たちもいます。

デメリットをうまくいかせればよいのですが。。。



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レベルが揃うということ

自分と同じレベルの子たちと、
自分よりの少し上のレベルの子たちが集まるところで学ぶと、
勉強しやすいことは間違いありません。

中学受験をする子たちの親御さんが、
「環境を整えてやりたい」という言葉の中には、
こういう意味も多く含まれていると思います。

もちろん、社会性という目で見れば、
いろいろなタイプの子たちの中で、もまれることも大事です。
しかし、勉強という面で見ると、
いろいろなタイプの子が混ざっている中では、
なかなか難しい側面があるのも事実です。

地元公立は、まさにその例で、
同じ中学2年生でも、正負の数の計算が満足にできない子もいれば、
二次方程式でも解くんじゃないかと思う子もいます。

そんな子たちを前に、授業をするのです。
学校の先生がいかに大変か、想像に難くありません。

当然の結果として、
正負の数の計算ができない子は、置き去りにされ、
二次方程式でも解けそうな子は、退屈でつまらない授業になります。

これだけの差があれば、
どのタイプの子も一緒に引っ張っていける授業を展開できる先生なんて、
まず、いないでしょう。

ところが、中学受験をクリアした子たちが集まる学校では、
少なくても、正負の数の計算ができないような子は混ざっていないはず。

そこはそこで、またレベルの差がありますが、
地元公立ほどのかけ離れた差ではありません。
当然、その分、授業もスムーズに進みます。

レベルがそろっていると、教えやすいし、学びやすい。
そして、適度な競争が生まれ、いい環境になるのもわかりますね。


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塾と学校進度

中学入試が終わると、新しい塾を探そうと考えている方も多いと思います。
では、その場合、何を優先するか。。。と考えますよね。

学校進度と塾について、少し触れてみたいと思います。

まず、学校進度のスピードが速いのは、ご存知の通り文理中学です。
中3からは高校内容に入りますから、
ここは完全に文理専門クラスがある塾でないと問題が生じます。

城ノ内も、ついに高校からの受け入れがなくなりましたから、
ここからは進度が速くなりつつあります。
やはり、城ノ内専門クラスがあるほうがいいかもしれません。

一つ、気を付けないといけないのが、
数学1科目で授業が進むのか、
代数と幾何に分けて2科目として進むのかということです。

文理と城ノ内は、代数と幾何に分けて扱われます。
附属と地元公立は、数学単教科で進みます。

単教科で扱う場合、
各学年とも、代数が学年前半、幾何が学年後半になります。

ところが、代数と幾何に分けると、
中1と中2の同じジャンルの単元は、まとめてやってしまいますし、
それと並行して、学年の最初から幾何の単元も扱います。

例えば、中1・中2を見てみると、
附属や地元公立は、中1で、
前半代数、①正負の数、文字式、②方程式、③比例・反比例
後半幾何、④平面図形、⑤空間図形、~

中2で、
前半代数、⑥式の計算、⑦連立方程式、⑧一次関数
後半幾何、⑨図形と合同、~
みたいな順で進んでいきます。

それが、城ノ内や文理なら、
代数では、①⑥、②⑦、③⑧
幾何では、④⑤⑨
というように、並行して進んでいきます。

つまり、地元公立が①②をやっている間に、
城ノ内は、代数の①&⑥、幾何の④を並行して進める感じです。

ということは、
城ノ内は習ってるけれど、地元公立は習っていないとか、
地元公立は習っているけれど、城ノ内は習っていないとか、
そういうことが結構頻繁に起こります。
順番が違うのです。

テキストも、中1、中2、中3と別れているようなものを使うと、
附属や地元公立はそのまま順に進めればよいのですが、
城ノ内生には、中1と中2を両方持たせて、とびとびにやっていくようになります。

城ノ内生には、
代数と幾何に分冊されているテキストを使う方がやりやすいでしょう。

ですから、集合授業の塾で、これを混ぜてやろうとすれば、
結構大変な気がします。

まぁ、塾の体制にもよるかもしれませんが、
例えば、一斉授業で、予習をやっていくようなタイプの場合は、
なかなか厳しいと思います。

復習タイプで、各自演習をして、質問をしていくような授業なら、
成立するかもしれません。

どっちのタイプが自分に合っているかで、
塾の選び方も変わってくると思いますが、
できれば、城ノ内クラスがある塾のほうが、楽かもしれません。

確かに、城ノ内中学は、高校受験がない分、
相当に引き締めていかないと、たるみ切ってしまいますが、
上位の子が、そこまでたるむかというと、どうでしょうか。。。

なんとも言えないところですが、
目指すべきところを明確に持っていれば、
それはそれで大丈夫な気もしますが。。。
そこは、個人差が大きいところですね。

塾を選ぶ際に、アドヴァイスできることがあるとすれば、
習う順番の違いに、どういう風に対応してくれるのかを、
塾にあらかじめ確認しておくことでしょう。

特に、城ノ内生専用のクラスではない場合、
どのような授業展開をしてくれるのか。。。

その対応の仕方が、自分に合っていそうかどうか、
そのあたりを検討してみるとよいかもしれません。




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親が勉強を見る

勉強ができる子の多くは、
小さいころの家庭教育がしっかりとしている子だと思います。

見ていて、理想的だなと思うのは、

幼少期~中学年にかけて、
しっかりと家庭学習のフォローを親御さんがしていて、

高学年ごろから、
少しずつ、自立し始めて、自分でできることが増え、

中学生になるころには、
親御さんが手綱は握っているものの、
自分で考えて行動できるようになっているというパターン。

ポイントは、幼少期~中学年の時期に、
どれだけのことを仕込んだかだと思います。

ここが、きっちりとできていれば、高学年になって、
受験勉強が本格化するころには、
自ら能動的に勉強ができるようになります。

逆に、ここが甘いと、いつまでも親の手が必要になることが多い。

今では、高校の進路説明会で、
「子供と関わることができるのもあと数年ですから、
自分でやれではなくて、関ってあげてください」みたいなことを言う
進学校もあるようで、

そういうのを聞くと、
低学年のうちの仕込みがうまくいっていない子が多いのかな?と
思ったりもします。

うちの生徒たちも、
上手に自立していっている子もいれば、
「中学にあがったからって、手を放さないでください」と
言わなければいけない子もいたり、
高校生なのに、「単語覚えるの手伝ってあげてください」と
お母さんにお願いする子もいたりします。

ホントに様々。
難しいものだな~と思います。



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好循環

いろいろな子を見ていて思うことは、
伸び悩んでいる子は、悪循環にはまっていて、
伸びていっている子は、好循環をとらえているということです。

例えば、同じテキストをやっていても、
自学自習できる子に10ページの宿題を出したとして、
授業でするのは、わからない問題の解決だけだから、
一緒に解く問題は数問。

ところが、自学自習できない子なら、
わからない問題をあぶり出す作業を一緒にやらないとできないわけだから、
10ページもの宿題を出すことすらできない。

それだけ、自学自習ができる子にはゆとりの時間があるのです。
つまり、特定の問題に深く取り組むことができる。

時には、
「解答には、こういう解き方が載っていたけれど、
こうやって解く方法もありますよね?」みたいな質問が出て、
その解き方について検証してみる。

検証するにあたっては、
必ず、その考え方をきちんと証明できるかどうか、
説明してくれるので、問題点を投げかけながら、
ああだ、こうだと話し合う。

それでも解けるとなると、
どっちで解いた方がいいか?なんて話になる。
アクティブラーニングですよね~ww

好循環をとらえている子には、こんなゆとりの時間が持てるのです。
悪循環にはまっている子には、絶対にとれない時間。
ますます差は広がるばかり。。。

悪循環から抜け出すには、
どこかで、この循環を断ち切るしかないですよね。
何か一つ、きっかけがあれば、変われるかもしれない。。。

悪循環にはまってしまっている。。。と思う人は、
どこか、断ち切れそうなところを探してみるべきでしょうね。

少し違う角度からアプローチしてみるとか、
何か、違う生活リズムを取り入れてみるとか、
何がぴったりとはまるかは、わからないけれど、
何もせずに、そのままの状態では、おそらく負のスパイラルに巻き込まれっぱなし。

新年、新年度、と、1月~4月にかけては、
そういうタイミングをつかみやすい時期でもあります。
抜け出したいですね。






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集中力

中には、決定的に集中力が足りていない子もいました。
とにかく、もたないんです。

宿題も、一応はやっているのですが、
3ページあったら、最後の1ページは、ほとんど白紙だったり、
国語の文章題なら、記述問題はことごとく白紙だったり。。。
めんどくさそうな問題は飛ばしてあります。

漢字も、「覚えておいて」なんて言っても、絶対にやらないので、
私が大嫌いな一行ずつ書いて覚えるというバカみたいな宿題を出すと、
途中から、違う字を書いてあったり、
最後の方はぐちゃぐちゃだったり。。。

こういうの、「嫌だったら、やめればいいじゃん!」と、すぐに思ってしまうのですが、
どうやら、授業は、そこまで嫌ではない様子で、
正直、理解不能だったのですが、
要するに、集中力がもたないタイプなんだと思うんです。

間違えた問題の2回目チェックをしていても、
きちんと解けばできるし、できれば、二度と解かなくていいのに、
適当に解いて間違えるんです。
そうしたら、もう一度解かないといけなくなるというのに。。。

深く考えるとか、集中して取り組むとか、
そういうことがとにかく苦手なタイプ。

でも、これでは、高校受験どころではありませんよね。
とりあえず、家庭学習で、お母さんにべったり勉強を見てもらうことにしました。
誰かが見張っていると少しはましなので。。。

そんなことをするのが、どのくらい効果的なのか、
はたして、そんなことをするのがいいのかは、わからなかったのですが、
とりあえず、目の前の問題を解決するには、
集中力を養ってもらうしかなかったですから。。。

それまで、一切勉強は見ていなかったというお母さん。
何が原因なのかは、わからないのですが、
改善するのに、ものすごく労力がかかりました。

本当に、いろいろなタイプの子がいるのです。



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小6から受験?

中学受験と言えば、小4から受験準備をするのが、今の主流です。
ところが、中には、小6から始めて受かってしまう子もいます。
一方で、小4からやっても、うまくいかない子もいます。

何が違うのか。。。

決定的に違うのは、考え方です。

小6からやっても受かってしまうタイプの子は、
前にも話しましたが、わからないところを自分であぶり出せるタイプの子。
そういうタイプの子が、それまできちんと積み上げてきた基礎の上に、
一気に受験算数の知識を投入し始めると、
ウソみたいに伸びます。

ところが、わからないところをあぶり出せない子は、
小4からやっていても、結局は、何も定着せず、うまくいかない。
勉強時間だけは、無駄に費やしているのに、
何も身にはついていかないのです。

だって、どういう仕組みを使って解いているのか、
なぜ、これはこうなっているのか、
何も考えずに解いていますから。。。

何度繰り返して解いても、結果は同じ。
結局、できるようになっていかないのです。

例えば、内進生の場合、
学校のテストで、受験算数を投入され始めると、
一気に点数が落ちて、驚く子がいます。

塾などで、受験算数の問題にしっかりと触れていない子の場合、
何も驚くことではなく、当たり前なのです。

驚いて、受験算数をしっかりと取り組み始めれば、
すぐに、成果を出し始めるのです。
基礎がしっかり積み上げられていれば、そういうもの。

これは、外進生でも同じ。
たとえ、公立に通っていても、基礎を盤石にできていれば、
受験算数はすぐに積み上げられます。

つまり、ポイントは2つ。
基礎がきちんとできているかどうかと、
きちんと考えられるかどうか。

低学年のうちに大事にしたいのは、ここですね。




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中3から落ちる子

中1、中2は、なんとなくそれなりの成績をとれていたのに、
中3になって、一気に下がっていく子がいます。

雰囲気だけで乗り切ってきた子です。
つまり、けっこう要領がよくて、
テスト前に、パパッとやっただけで、
それなりの点数にしてしまえる子。

公立の場合は、中3になってようやく、
実力テストもそれなりのレベルになってきます。
入試を意識したレベルの問題になるのが、中3なのです。

つまり、それまでのテストは、あまりに簡単すぎるのです。
だから、できていると勘違いしてしまうんですね。
もちろん、親も子も。

中1、中2の範囲があるようなテストなら、
実のところ、よくはわかっていなくても、
その単元に出てくる言葉を覚えられていれば、
正解したりします。

ところが、入試レベルになると、そうはいかない。
だから、成績が急降下し始めます。

逆に、原理原則をきちんと理解できていて、
基礎が盤石になっている子は、
中3になって、周りが落ちていく分、上がります。

これが公立の怖いところ。
中3になるまで気づかない。

10月の基礎学で、初めて気づいたところで、
もう、どうにも、こうにも、時間がない!となってしまうのです。

そして、仕方がないから、国語捨てよか、英語捨てよか…となって、
理科と社会でつじつまを合わせて、点数をたたき出してみたものの、
いざ、高校に入ると、行ける大学がない!
国語、やり直さないと…!とまぁ、よくあるパターンです。

中1から、もっとレベルの高いテストを投入してもらいたいものです。
そうすれば、気づいて頑張れる子もいるはずなのに。。。

中1、中2のころから、きちんと基礎を大事にした勉強をしたいですね。



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徹底的にやる

間違えた問題を、とにかく徹底的にする子にも
結構出会っていますが、
そういうタイプの子は、コツコツ型の子です。

こう言っては何ですが、
特別に頭の回転が速いわけでもなく、
天性の閃きみたいなものを持っているわけでもないのに、
1番を取ってくる子。

もちろん、スピードはあって、要領よく勉強をこなしますが、
とにかく、徹底的にやるんです。

定期テストみたいに範囲があるテストなら、なおさら。
1回目、普通に解いて丸付け&直し。
2回目、間違えた問題だけ解き直し。
3回目、さらに間違えた問題を解き直し。
大体消えたところで、
4回目、もう一回全部解き直す。。。

これくらいのことは、軽くやってのけるんですね~

「4回目は全部もう一回するわ、
 前回、1回目に出来とった問題で間違えたしな。」という感じです。

ここまでやると、定期テストで落とす点は、本番のミスくらい。
そして、それを悔しがってるんです。
だから、伸びるんですよね。

このタイプは、閃きで解いているわけではないので、
安定してます。
まさに、努力の人。

できる子の中には、結構、こういうタイプ子もいます。
天才的な地頭はなくても、
努力できるという才能を持った子ですね。



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直しの後

では、直しをして、そのあと、どうしてるでしょうか?
これも、いくつかのパターンがあって、

間違えた問題を、完全にできるようになっているか確かめるために、
何度も解いてみてチェックする子もいれば、そのままほったらかしの子もいます。

意外と上位で伸び悩んでる子の中には、
このチェックが適当な子が多いものです。

直しをして、理解するところまでは、完璧にやってるけれど、
1週間後、もう一回解いて、本当にわかってるかどうかの確認ができていない。

丸付け&直しをした時点で、
きちんと理解できてから終わってる問題でも、
1週間したら、「あれ?」となることは結構あります。

現に、間違えた問題を解き直して、
全問正解することはまずないですから。。。

また同じ間違いをしてみたり、
どういう手順で解いていたかがあやふやだったり、
それをもう一度さらい直すことで、
とりこぼしている問題が救われていきます。

つまり、確実に点になります。
せっかく解いた問題、
最後まで完璧にやって、確実に点にしたいですね!





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直しの仕方

問題を解いて、解答を見ながら丸付けをします。
間違えた問題の扱い方ですよね、ポイントは。

自分が解いたことを振り返ってみると、計算間違いをしていた、
そして、それに気づいて、解き直すと、正解した。
そんな場合は、何も問題はないのですが、

解き方そのものが分からなかった場合、
解説を見て、どう対処するかが、2つに分かれます。

一つは、「あ~、これ、掛けるんかぁ」みたいな解釈をする子。
たとえば、自分は割り算をしていて、解説には掛け算の式が載っていると、
「掛けるんだったんやな、わかった」って言う子がいるんです。

これはなかなか面倒です。
なぜ、掛けるかには興味がないんですから。。。

「なぜ掛けるん?」
「なんで割ったらあかんのん?」

という質問を挟んであげないと、理解が進みません。
質問を挟んでも、
「掛けるもんは掛けるんじゃ!」みたいな返事しかできない子もいます。
そういう子は、一人で勉強していると、
「この問題は、掛ける!」って暗記しようとしています。

このタイプは、もう本当に膨大な時間が必要です。
間違えた問題、一つ一つに、こうやって質問を挟みながら
解き直しをしていかないと、理解した状態にはならないですから。

お互いに、根気のいる作業です。
こんな作業をしても、焼け石に水かもしれません。
でも、これをやらなければ、何も始まりはしないのです。

もう一つのタイプは、
自分で、なぜ掛けるか、なぜ割らないかを考えるタイプです。

このタイプの子は、自分で丸付け&直しをしたら、
質問をあぶり出せます。

「解説、なに言よるかわからんー」とか、
「せんせー、解説の解説がいるわ~」とか言ってくるタイプ。

「わからん」とは言ってくるものの、
まるで手付かずではなくて、
解説のここまでは理解できたけれど、ここからが意味わからん。。。
みたいな質問を投げかけてくる子たち。

このタイプの子は、効率よく勉強が進みます。
理解できないところを自分であぶり出せるので、
理解できていないところだけ、授業で解決していけばよいのですから。

思い立ったら、劇的に伸びたというのは、
こういうタイプの子です。

このタイプは、上位層に限ったことではなく、
下位層にも結構います。

そういう子は、今まで勉強をやってないからできていないだけで、
その気になれば、できるようになります。

子供さんの様子を注意深く観察してみてください。
どちらのタイプか、見極めて、対応をしてあげる必要がありますね。





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プロフィール

Author:自律学習ゼミ
徳島県で、家庭教師や塾講師をして、20年が過ぎました。そこで、この経験を生かして、小・中学生の君たちや、お父さん、お母さんに、何か少しでも役立つようなお話ができる気がして、このブログを始めることにしました。中学受験のこと、高校受験のこと、学校のこと、塾や家庭教師のこと、家庭学習や勉強の方法など、色々なことをお話ししたいと思っています。
2013.7.19.
・・・・・・
それから早10年が過ぎようとしています。ブログは、情報も古くなっていくので、5年分ぐらいが残るように、日々、刷新しています。2022年度より、自律学習ゼミとして、教室も移転し運営しております。「いったいどんな塾なの?」と興味を持たれた方は、下記のリンクからご覧ください。
2023.5.17.


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お問い合わせ nagao@ceramica-shigemi.jp

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