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進路に思う

もう既に、少子化の影響で、定員割れしている大学はたくさんあります。
つまり、少々言い方は悪いですが、お金さえ払えば入れてくれる大学が、
けっこうあるわけです。

本来の大学レベルでの授業をすると、
学生たちがついてこられず、
大学で高校レベルの授業をせざるを得ないというような、
そんな話も聞きますから、深刻な問題ですよね。

大学に送り込む側から見ていて思うことは、
そんな大学に行かせて、本当に価値があるのかどうか。。。

例えば、中・高と散々バカをやって、
ある時、目覚めた子にとっては、ありがたい大学です。
大学で、高校レベルからやり直せるわけですから。

あるいは、とりあえず、大卒の肩書が欲しい子にとっても、
ありがたい大学です。
昔なら入れなかったような大学の肩書が手に入るわけですから。

しかし、そんな子は一握りなわけで、
とりあえず、流れで入れる大学に行って、
結局、卒業後、仕事がない…という子も多い。

そんな子に限って、望みは高いですから、
分不相応な就職を目指して、失敗する。。。

実業高校に行って、何か資格でも取って、何か技術を身につけて、
19か20から仕事する方が、早く一人前の大人になれる気がします。

走るのが速い子と遅い子がいるように、
勉強だって、得意な子と苦手な子がいます。
苦手な子が、敢えて勉強を武器にする必要があるのだろうか。。。と、
時々思います。

スポーツが苦手な子なら、さっさとスポーツは避けて通るのに、
勉強が苦手な子の場合は、
さっさと避けて通ることは許されないことが多い。
見ていると、多くは家族からの外圧で。

もちろん、日本で暮らす以上、
必要最低限の勉強は必要ですが、
それは義務教育で賄われているはず。

そこから先は、個人の選択のはずなのに。。。と思うんです。

勉強が得意な子は、それを生かして、進めばいいし、
勉強が苦手な子には、他に得意なことがあるはずで、
それを生かして進むのが本来の姿なのではないでしょうか。。。

それを無理して、苦手な勉強をやらされるから、
嘘をつかなきゃいけなかったり、
ストレスを何かにぶつけなきゃいけなかったりするんじゃないの?と、
思ってしまうことがあります。

難しい問題ですね。。。


さて、明日から、このブログも、GWのお休みをいただきます。
コロナが心配なこの時期、自由に動くこともできませんが、
気持ちだけでもリフレッシュしたいものですね。
せっかくのお休みなので、是非、家族の時間を過ごしてください。
大人にとっても、子どもにとっても、大切な時間だと思います。
では、次回は、5/6(木)に!



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誰もが通る道

先日、小6生を泣かせてしまいました。
泣かせるつもりはなかった…、いや、泣くだろうなとは思ってましたけれどw
でも、言わなきゃいけないことは、たとえ嫌われても言ってあげなきゃいけないだろうし、
親御さんも、そうしてほしいと考えているご家庭の子なので。

受験に対する心構えだとか、勉強に向き合う姿勢だとか。。。
やっぱり、受験する本人が、きちんと向き合えていなければ始まらないわけです。
優しく声をかけるばかりでは伝わらないことだってあるんです。
もちろん、厳しくばかりしてもダメですが・・・。

こらえながら、涙を流して帰っていきました。
乗り越えてくれよ~と祈るような気持ちで、送り出したわけです。
お迎えのお父さんにも授業でのことをお話して。

まぁ、毎年のように起きることです。
が、なんとなく、気持ちが重たかったのですが、
その日の夜、卒業生からラインが来ました。

ここ一週間5時半起きして、学校に行って自習してると。
中学の間中、
夜中、なかなか寝ないとか、
朝、なかなか起きないとか、
生活態度が・・・って、お母さんが必ず言っていた子が、
自ら、5時半起きですって?
しかも、そのために早めに寝てるだと?ww

自分で気づいて、その気になればでき始めるものです。
その子も、やっぱり、中1のころには、先の小6生と同じような道を通った子です。
男子なので、涙こそ見せませんが、
「もうやめたい」とお母さんに帰り道に言ったこともあるはず。

卒業するときに、成長したな~って思って別れましたが、
卒業後も、時々くれる報告に成長を感じて、
やっぱり、嬉しくなります。

今年の子も、乗り越えてほしいな~
誰もが通る道なのだよ。


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見通しを立てる

今、自分がやっていることは、次にどうするためのものなのか、
というような見通しを立てて、行動を起こすことはとても大事だと思います。

大人にとっても、もちろんですが、
勉強だって、それがとても大事で、
ある意味、勉強を通して、
見通しを立てる練習をしていると言ってもいいくらいです。

なぜ、今、自分は、これをやっているのか。。。
それを考えずに、ただ、先生に言われたから、
親に言われたから、やっているという子をよく見かけます。

間違えた問題番号に赤丸をつけなさいと、
指導していますが、チェックしないと、それをしていない子もいます。

ある時、突然、チェックすると、真っ白なんですよね。
テスト前日なのに、
「あ~、それ、まだチェックしてません」と、
見つかったことに焦っています。ww

言われたからやっているだけ、だからこうなるのです。

間違えた問題番号に赤丸をつけるのは、
次に解くときのためです。
もう一度、間違えた問題だけ解いて、
徹底しようと考えていれば、自然とやるはずですよね。

学校のノートなんかも同じです。
先生が板書しなさいと言うから、
あるいは、ノートを書かないと怒られるから、
ノートをとっているという子もたくさんいます。

本来は、そうではないはず。
授業中にやったことの記憶を呼び覚ますツールとして、
ノートがあるんですよね?

だから、当然、自分に必要な情報が書き込まれていないといけない。

例えば、できる子のノートは、板書は適当で、
自分が思いついたことや疑問に思ったことがメモ書きされていたりします。

家に帰ってから、「そうそう、これ、どうなんだろう?」って、
授業中に思いついたことを調べられるように。

同じ授業を受け、同じ宿題をこなしても、
出来上がりが違ってくるのは、このせいでしょう。

やれといわれるから、わけもなくやっていること、ないですか?
もしかしたら、それ、やらなくてもいいことかもしれませんよ。ww
見通しを立てて、行動を起こしましょう!




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ケアレスミス

ネットで面白いものを読みました。
ケアレスミスが直らないのは脳の問題だというのです。

人間、だれでもケアレスミスはしますが、
それが異様に多い子っていますよね。
例えば、1教科のテストの中に、ケアレスミスが5個以上あるとか。。。

その記事には、脳の活動をチェックした実験が載っていました。
ケアレスミスが減っていく人は、ミスを指摘されているとき、
脳が活発に活動するというのです。

逆に、ケアレスミスがいつまでも減らない人は、
ミスを指摘されているときも、脳の活動は変わらない。

その差が、ミスを減らせるかどうかの違いだと書いてありました。

本当でしょうか?
そうだとすると、ケアレスミスが直せないのは、脳のせい?

なんだか、身も蓋もない結論ですよね。
しかし、そうかもしれないと思わせるほど、
簡単なことが直せない子って、意外とたくさんいますね。



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レベル設定

勉強をするときのレベル設定は、それぞれみんな違います。

例えば、医学部を目指す子と、専門学校を目指す子とでは、
やらなければいけないことが全然違ってきます。

小学校高学年にもなると、将来、どうしたいかということや、
今後、どれくらいの成績を維持したいかということを考慮して、
レベル設定をしなければいけません。

本当は、それよりももっと小さいうちに
布石を打っておく必要がありますが。。。
その話はまた今度にするとして、
今日は受験勉強を進める上でのレベル設定のお話。

このレベル設定が、うまくいかないと、
スムーズに勉強が進みません。
勉強に限らず、何事でも同じだと思います。

ピアノ教室をしていたころにも、たまに起きることでした。
「音大に行きたい」と言うので、
そのような設定でレッスンを始めます。

しかし、趣味で楽しむ程度のレッスンしかしてこない。
音大を目指すならば、それでは無理です。
どこでもいいならば、話は別ですが。。。

そこで、もう少し頑張るように言わざるを得ない。
そうすると、「先生が求めるような練習は、うちの子にはできない」と
会ったこともないお父さんが電話をくれます。
そして、辞めていきます。

私としては、「だって、音大行きたいって言うから…」、って感じです。
趣味ならそこまで求めないのに。。。ww

同じようなことが、たま~に、塾でも起きます。

中学受験をしたいと聞くと、
それ相応のレベル設定をします。
おまけに、医者になりたいといわれると、
ただ、どこかの中学に受かればいいというレベルではまずい。

そんな設定で勉強を始めても、ついてこられない子もいます。

文字を丁寧に書く、
書き抜き問題はきちんと書き抜く、
問題をきちんと読む、・・・
そういう基本的なことは、一度言われたら直しましょうと言います。

中学受験をして、医学部を目指すという設定をすると、
そんな基本的なことを何度も注意している暇はありませんから。

ところが、先生は厳しいとなる。ww
うちの子は一生懸命しているのに。。。

しかし、そのレベル設定で行くなら、それはできて当然のこと。
「一生懸命やっています」というだけで、
医学部に入れるわけではありませんから。
「これ以上はできない」というならば、レベル設定を変えるしかない。

求めていることと、やっていることの間にギャップがありすぎるのです。
しかし、求めるレベルは下げたくない。。。
そうなると、もう私には何もできることがないのです。

それでも、できるように仕向けるのが、
先生の仕事だという考えもあるかもしれません。
しかし、残念ながら、私にはそんな技量はない。

求めていることに対して、
これだけのことが必要であると見せてあげることはできます。
そして、それをこなすサポートをしてあげることはできますが、
サポートをすることしかできません。

マラソンでいうならば、並走をしてあげることはできるけれど、
代わりに走ってあげることはできないのです。

おそらく、多くの教育に携わる人が感じていることだと思います。

今の自分のレベル設定、間違っていませんか?
きちんと自分で走ることができていますか?





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勉強法の実際

ステップ1
問題をノートに解きます。
丸付けをします。

ここまでは、たいていの子がしますよね。
ところが、ここで、既に差が出ます。

できる子は、丸付けをしながら、間違えた問題の問題番号に赤丸をつけます。
ノートではなく、問題集本体の方です。
できない子の問題集は、この時点でまだ真っ白です。



ステップ2
間違えた問題の直しをします。

これも、多くの子がやりますが、
ここでは、かなり差が出ます。

できない子は、答えを赤で写して終わりです。
まぁまぁできる子は、解説を見て理解できるかどうか考えます。
できる子は、自分の解答のどこがいけないのかも分析します。



ステップ3
数日後、問題番号に赤丸がついている問題をノートに解きます。
そして、丸付けをして、できた問題の赤丸を消します。
さらに、直しです。



ステップ4
赤丸が全部消えるまで、ステップ3を何度か繰り返します。


基本的な流れは、これです。
何も特別なことはありません。普通のやり方です。
でも、これがきちんとステップ4までできる子は、ほんの一握りしかいません。

多くは、ステップ1か2で止まります。
テスト前日にステップ2までしかいっていない子は、
上位は望めません。
仮に、今上位にいたとしても、やがて落ちていく子です。

やっている子にとっては、当たり前のやり方です。
でも、これをいくら説明しても、できない子はできません。
いや、やらないのかもしれません。

当たり前のことを当たり前にできる子が、
できるようになる子なのです。




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勉強法の基本

勉強のやり方についての質問はよく受けます。
しかし、楽してできるようになる魔法はなく、
コツコツと、できないことを一つずつできるようにするしかありません。

できないことをできるようにするために、
まず、しなければいけないことは、
「できること」と「できないこと」を仕分けすることです。

これが、問題集の問題を解くことですよね。
とりあえず、問題集を解くと、「できること」と「できないこと」の仕分けができます。

ここで、「できること」に分類されたもの、
つまり、正解だったものは、ひとまず放っておいてもいい問題です。

次に、「できないこと」に分類されたもの、
つまり、不正解だった問題は、
できるようにしなければいけない問題ということになります。

それをできるようにするために、まず、間違えた原因を探ります。
ケアレスミスか、暗記不足か、そもそも理解ができていないのか、
原因は、いろいろあります。
その原因を究明して、「わかった」状態にしてしまうのが直しの作業です。

そして、数日後、「できないこと」に分類されていた問題を、
もう一度解いてみます。
「できること」になっているかどうかの確認です。

この作業で、「できないこと」が減り、「できること」が増えます。
もちろん、一気にすべてが「できること」にはならないでしょう。
だから、それを何度か繰り返すのです。

これが、ごくごく当たり前の勉強の仕方です。

「丸付けだけで終わるな」とか、「解き直しをしなさい」とか、
「間違えた問題を大事にしろ!」とか、
塾や学校でも言われるでしょう?

すべてはここに通じています。
明日はもう少し具体的に見てみることにしましょう。




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必要なことをつかむ

色々な教材を使っていますが、
その中に、「論理エンジン」を使っている子もいます。

本屋さんでも、市販用のテキストがあるので、
使ってみたことがある人も多いのではないでしょうか。

せっかくなので、市販用ではない分を使って、
それぞれ必要なところをやっているのですが、
国語がとても苦手な子には、基礎力養成に、
得意な子には、解答に迷った時の一つの手段として、
論理エンジンで説いてあることは、なかなか役に立つことがたくさんあります。

って、別に、「論理エンジン」の宣伝をしようと思ったわけではなく、ww
そのテキストの中に、
「これだよな~」と思うことが発覚する問題があって、
今日は、そのお話を。。。

要点をつかむ練習をする単元だったと思うのですが、
確認テストに、こんな問題がありました。

修学旅行の集合時間が、7時から6時半に変更になったと、
先生が話をしている会話文が載っています。
早い時間に変更になったので、くれぐれも遅れないように…みたいなことを、
先生が言っている場面。

日常にもよく出くわすようなシチュエーションですよね。

それで、先生の話の要点は、いろいろにまとめられるけれど、
少なくとも、「〇〇〇」ということが理解できていれば、
先生の話は分かったことになる。。。というような穴埋め問題。

問題そのままではありませんが、まぁそんな感じの問題です。

そうすると、当然、そのカギカッコの中には、
「6時半に集合する」みたいなことが入れられるといいのですが、
「おくれないようにする」と、入れてしまう子がいるのです。

「おくれないようにする」ということが分かっているだけでは、
何時に行けばいいかわからないじゃん!

これですよ、これ!

普段、学校の授業や、ホームルームで、
そんな風に話をつかんでいるのです。
だから、取りこぼしがたくさん出るのです。

こういうのを直していくのは、なかなか至難の業ですね。
根気と時間が必要です。。。



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勉強とダイエット

ある時、こんな話をしました。
ちっとも勉強しない子にとっての勉強は、
私にとってのダイエットと同じだよね~って。www

ダイエットしよう!
ダイエットせななぁ~
ダイエットするわ~
と、言いながら、実際はちっとも実行しない私。

勉強しよう!
勉強せななぁ~
勉強します!
と、言いながら、ちっとも勉強しない中学生。

ほんま、一緒ですねーwww

で、そのおしゃべりの結論は、
どこまで差し迫っているかってことだよね。。。ってなりました。

つまり、もうちょっとスリムになりたいとは思っているけれど、
血液検査も正常だし、まぁ、いいか~とか、
ご飯も、おやつも、お酒も美味しいし、
この楽しみを捨ててまで、スリムになってもね~とか、
思ってるんです。

何をさておいても、絶対にスリムになりたい!!とまでは
思っていないってことです。

たぶん、勉強しない中学生も、
何をさておいても、絶対に勉強できるようになりたい!!とまでは
思っていないってことです。

思うのは、中学生は、現実が見えていて
そう思っていないのなら、それでよいのだけど…ということです。

やっぱり、ダイエットとはちょっと違うかな?
んっ?私も現実が見えてないとか?ww




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ミスが多い子、少ない子

人間ですから、ケアレスミスは、誰にでもありますが、
それが多い子と、少ない子がいますよね。

多い子と、少ない子をよく見ていると、
ミスした時の反応が違います。

例えば、
「これは、ケアレスミスで。。。」と、
答案を見せながら説明してくれるとき。。。

Aさん:「次は、気をつけます。」
Bさん:「やってしまった。。。」

どちらが、ミスが少ない子でしょう?

答えは、Bさん。

一見、「次は、気をつけます。」と言う子の方が、
反省していて、次のことも考えられていて、
いいように思えますが、実は、そうではないことが多いのです。
毎回言ってますから。。。ww

すぐに、「次は、気をつけます。」とか、
「直します。」とか、口にする子は、
実際は、直らない子の方が多いというのが実感。

おそらく、そう言わなければいけないとか思って言っているだけで、
「あ~ぁ、やってしまったー」とは、さほど思っていない感じ。

一方、Bさんは、心底、「やってしまったー」と後悔してますから、
自然とミスは減る傾向にあります。

ケアレスミスに、きちんと向き合えていますか?




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育てるということ

今は、ピアノ教室はしていませんが、
若いころ、ピアノ教室の方をメインでやっていた時期があります。

その頃、母によく言われていました。
「なんか、精神的に大変な仕事やなぁ。。。」って。

音符も知らない小さな子供たちが来て、
手取り足取り、指番号を表す数字から教えて、
数年後、ようやく、自分で楽譜を読んで、
簡単なものが弾けるようになったころ、あっさり辞めていく子がいます。

「テニスしたいけん、やめる。」
「部活、忙しいけん、やめる。」って。

例えば、ブルグ程度でやめた子なら、
あっという間に元に戻って、
大人になるころには、音符すら危うい状態になるでしょう。
ん~、もったいない。。。

母にしてみれば、
自分も私のレッスンに小さいころから付き合ってきて、
音大を受けさせようとまで考えていたわけですから、
その大変さは知っているわけで、

やっと、これから、音楽の世界が見えるところまできたというのに、
そこで辞めてしまうの?という感じでしょう。
私より、がっかりしていましたから。。。ww

まぁ、しかし、そういう私も、
音大受験のつもりで、小さいころから仕込んでくれていた先生に、
高1の終わりが来て、
「やっぱり、普通の大学に行きたい!」と言いましたから、
その衝撃の方が大きかったに違いありません。

その先生には、未だにその話をされます。
「あの時の、ショックと言ったらもう本当に!」って。

で、結局、大学出てから、ヤマハを受けて、ピアノ教室したりして、
「やっぱり、ピアノに戻ってきたのね~」と言う先生に、
「ヤマハにどっぷり漬かる気はありません。」とか言ってましたし。。。

「もう、あなたには、振り回されっぱなしよー」と言われ続けています。
ひどい生徒です。ww

でも、育てる仕事って、そういうものだと思うんです。
誠心誠意、できるだけのことを伝えて、
教えられるだけのことは教えるけれど、
それを土台にして、飛んで行ってちょうだい!!と思っていないと、
うまくいかないと思うんです。

教わったことの中から、何を選ぶかは、皆、それぞれ違うわけですし、
選択肢を増やしてあげることが、育てる仕事の大事な役割ですものね。

実は、同業の友人たちの多くは、副業を持っています。
私もですが。。。ww
「教育って、お金儲けで割り切れん部分があるからな。。。」
というのが共通の見解です。

一人の人間を育てるという部分に
多少なりとも関るわけですから、当たり前ですが。。。

それが、育てる仕事の大変さでもあり、面白さでもあるのだと思います。




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すき間時間をうまく使うには・・・

すきま時間をうまく使うために必要なことは、
今日、しなければいけないことがリストアップされていることだと思います。

メモに書いてもいいですし、頭の中にあるだけでもかまいませんが、
とりあえず、今日中に片づけること、
少し猶予があるけれど早めに取り掛からなければいけないことなど、
やることが優先順位別に整理されていることが大事です。

それが把握できていれば、
そのすきま時間にできそうなことが自然と見えます。

そうすれば、すぐに取り掛かれますからね。
そうでなければ、何しようかな~?なんて考えている間に
時間が過ぎてしまいます。

特にテスト前など、やることがてんこ盛りの時は、
優先順位をきちんとつけて、
やることを整理しておきましょう。

時間を上手に使うコツですね。




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すきま時間の使い方

すきま時間の使い方も、いろいろとあると思います。
自分に合った使い方を見つけられると一番良いですが、
ひとまず、例を挙げてみましょう。

実は、私もすきま時間が結構あります。
例えば、授業のための準備は、たいてい早めにしますが、
生徒が来るまでの10分程度、すきま時間ができます。

午前中に予定していた仕事が、片付いたのに、
まだ昼食の準備をするには早かったりすると、
15分や20分のすきま時間ができます。

決められた時間で動いていると、
普通は、それより少し早めに準備をするので、
すきま時間が生まれるはずです。

だから、時間で動いている学生にも、
すきま時間が多いというわけですよね。

で、その時間に、何をしているか。。。ですが、
スマホいじって終わり!では、あまりにもったいない。

実際に、私の場合は、
その時間を使って、問題を解くことが多いわけです。
例えば、生徒が受験する学校の過去問。

まとめてやろうと思えば、1時間2時間と
まとまった時間を作らなければいけません。
でも、それをすきま時間でやってしまうのです。

15分程度あれば、長文に手を出します。
10分しかなければ、文法問題程度とか。。。
解いちゃえるな、と思うことを、
とりあえず、1個でもやってしまうことがよくあります。

数学も、簡単な問題は、短い時間があるときに、
込み入った問題は、15分程度あるときに。。。

そうすると、すきま時間だけで片付くときもありますし、
片付かなくても、夜、授業後に30分程度時間をとれば
なんとかなるものです。
夜中に2時間、時間を作るのと比べれば、ずっといいですよね。

これ、学生たちもできますよね。
例えば、今夜しなければいけない問題集。
すきま時間でリレー方式にやっていくと、
たぶん、仕上がってしまいますよ。

すきま時間を侮ってはいけません。
うまく使えば、思ったより、たくさんのことができるのです。

10分と、時間を切ってやるわけですから、
意外と集中力も上がっています。
思ったより効率よく解けたりするものです。
やっている私が言うのだから間違いないです。

あとは、単語暗記なんかにも使えると思います。
今夜覚える漢字をやってしまうのもよいでしょう。
歴史の年表なんて、すきま時間だけで十分かもしれませんよ。

すきま時間を上手に使えるようにしておくと、
大人になっても、たくさん遊べます。ww
心がけてみてはいかがですか?




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すきま時間

けっこう遊んでいる風なのに、
成績が良い子は、必ずしも頭が良い子ではなくて、
すきま時間をうまく使える子であることがよくあります。

中学生は、意外とすきま時間がたくさんあります。

例えば、塾へ行く準備ができたけど、
出かけるには、まだちょっと早いとか、

お風呂に入ろうと思ったけど、
誰かが先に入ってるとか、

いつものご飯の時間になったけど、
まだちょっとご飯ができ上がってないとか、

学校へ行く準備ができたけど、
一緒に行ってる友達がまだ来ないとか、
ちょっと待つ時間って、たくさんあると思うんです。

その時間、ぼけ~っと待っていたらもったいないですね。

すぐに始められて、すぐに辞められることを、
そういう時間にやってしまうのです。

うまく使えていますか?すきま時間。

明日は、具体的に、すきま時間の使い方を見てみましょう。



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最上位へ上る子、上位層でとどまる子

今日は少しハイレベルのお話。
公立で言えば、市高理数科レベルに上がれる子と、
普通科英数クラスレベル止まりの子の違いは何か。。。

もちろん、理数科なのに普通科英数レベルの子もいますし、
普通科英数クラスなのに、理数科レベルの子もいますから、
高校に入ってからの勉強も作用してきますが、
ひとまず、中学生の時点で、何が違っているかを
見てみたいと思います。。。ざっくりww

中学生になって、一緒に勉強をしていると、
同じくらいのレベルの子でも、
ここから上がるなぁと思う子と、ここ止まりだなぁと思う子がいます。

その違いは何だろう?と考えてみると、
自分で行動しているかどうかだと思うんです。

例えば、もうそのレベルの子なら、
勉強のやり方は理解しているはずです。

特に授業で使っているテキストなどは、
1回目は、もうできる問題と、
もう一回確認が必要な問題に分けて、印をつけます。

続いて、数日~数週間後には、
その印の問題をもう一度解いてみて、
できた問題は印を消していきます。

適当に日にちをあけて、それを2回3回と繰り返して、
最終的には、全部できるようにするのです。
どこからつつかれても全部解けるように。。。

それは、どの子にも勧めている方法で、
理解して実践しているはずなのですが。。。

それを、やれと言われるからやっている子と、
できるようにするための手段としてやっている子の差は大きいのです。

具体的に見れば、
例えば、作図のページなど、テキストを少々拡大コピーして、
授業中はそれに作図したとします。

書き方をあれこれ勉強して、
「残り、仕上げといて~」と別れると、
次に会った時には、問題をきちんと仕分けして、
自分のテキストに、要再確認の印がつけてあります。
特に何も言っていないのに。。。

英語なども、どんどん進みますが、
適当に自分で時間を見つけて、2回目3回目をやってきます。
「前のん、どうなってる?」なんて聞くと、
「もう全部できる」とか、「あと3つ残っとる」とか、
そんな返事が返ってきます。

これ、伸びていくタイプです。

一方、ここで止まるな~と思うタイプは、
「前のん、どうなってる?」とテスト前に聞いても、
「2回目やりました」なんですよね。

2回目で、全部消えるはずないじゃないですか。
そこで、残ってる問題は、テストに出たら捨てるの?
ということなんです。

いちいち言ってあげれば済むことです。
「2回目やりよ」「3回目やった?」「全部消えた?」って。

でも、問題はそこではなくて、
自分で動けているかどうかなんです。

つまり、自分で考えて動けていなくても、
それをいちいち言ってくれる先生やお母さんがいたから、
保つことができてる成績だということです。
だから、それ以上は伸びない。

おそらく、こういうタイプの子に言ってあげるべきは、
「やった?」「やりなよ」ではなくて、
発想の根本のところですね。




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想像力と行動力

なにかにつけ、
想像力と行動力が大事だと思います。
子供だって同じです。

例えば、自分の未来像を想像する力が無かったら、
今、起こすべき行動が何であるかがわかりません。

しかし、多くの子が、自分の未来を想像できずにいるのが現実。
そして、勉強もせず、かといって、何か他のものに熱を入れるでもなく、
ただ目先の少し楽しいものを適当にやるのです。

つまり、勉強よりは楽しくて、親からもごちゃごちゃ言われない・・・
なんとなく大義名分が通っている風な部活を、適当にやる。
もちろん、適当にやっているつもりはないと思います。

でも、その部活、将来に生かせるでしょうか?
部活を否定しようというのではありません。

それができれば、生活が苦しくても耐えられるほど好きですか?
それのためなら、人生かけられるほど大事ですか?
もしそうなら、適当には、やっていないはず。
でも、そうでないなら、それはただの趣味です。

つまり、本業である勉強をせずに、趣味に興じていることになります。

例えば、将来、自分がやりたいことのために、
今すべきことは勉強であると分かっている子は、
趣味と本業のバランスをうまくとっています。

少なくとも、
勉強が、常に部活の犠牲になっているという状況は作りません。

真剣に自分の未来像を想像すれば、
「なんとかなるわ~」なんて、気軽には思えないはずなんです。
「やりたいこと、わからんしー」なんて、言っていられないはずなんです。

でも、勉強をしない子の多くは、
将来のことはわからないし、適当になんとかなると思っています。

そして、親は、ただただ
「ちゃんとやれ」だの、「勉強しろ」だのと怒るのです。

勉強は、やれと言われるからやるものである限り、
できるようにはなりません。

周囲にできることは、「やれ」と怒ることではなくて、
未来像を想像できるようにしてあげることだと思うのです。

と、言うのは簡単ですが、
そこまでそんな風に育ってきた子にとっては、
とても難しいことです。

しかし、人間は本来、知りたいという欲求を持っているはず。
学ぶことが嫌いなはずはないのです。

勉強しない中学生と、そのお母さんを見て、
そんなことを思ったのでした。



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作文

昨日、一昨日は条件作文のお話を書きましたが、
苦手な子は特に、
そんなの、書けるようになんかならないと思うかもしれません。
でも、一つずつ意識して変えていくと、書けるようになります。

もうずいぶん前に一緒に勉強した子ですが、
こんなことがありました。

集合塾で、「こんな作文書いとるやつがおるー」と曝されて、
ある日、泣きながら怒ってたんです。
さすがに、これはやりすぎですね。。。ひどい話です。

しかし、数年後には、「賞もらいましたー」って、
うれしそうに賞状と賞品を見せてくれたんです。
作文も読ませてもらいましたが、
同じ子が書いたとは思えないような立派な文章でした。

「いつの間に、こんなん書けるようになったんでしょうねー」って、
お母さんとお話したのですが、
文に対して、日本語に対して、少し注意を払い始めるだけで、
ずいぶんかわるものです。

学校の国語の先生にも恵まれていたようですが、
塾での経験で、一念発起できたのかもしれません。
なにより、本人の意識が変わったことが大きいでしょう。

今は、作文なんて書けんーと思っているかもしれませんが、
少し意識を変えることで、書けるようになると思います。
きっと自分の意識次第です。




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条件作文(その2)

昨日の続きです。
条件作文のお話。
言いたいことを絞りましょう。

あれこれ書かない。
言いたいことは一つにする。多くても二つまで。
間違っても、逆のことは書かない。

例えば、
「早く大人になりたい」というなら、それで通すのです。
「でも、子供のままがいいと思うこともある」とは、絶対に書かない。
なぜなら、分量が少ないから。

少ない分量の文章で、両方を入れてつじつまを合わせるのは、
作文が苦手な子には至難の業です。
無理して、そんなことはしなくてよいです。

そんなところで頑張っても、追加点なんて出ませんから。
失敗して減点されるのがオチです。ww

次に、
城ノ内の適性なら、13~15行、
高校入試なら、10~13行ですから、
普段から二段落構成にする練習をします。

前段:体験、後段:意見・感想。
前段:資料から読み取ったこと、後段:意見・感想。

この構成で、必ず書くと決めてしまうのです。
段落の指定がある場合は、たいていこの指定ですし、
指定がない場合でも、この構成で書くとまとめやすいのです。

よくやってしまうのが、まず最初に、
「僕は、~~~と思う。」と意見を述べてしまうこと。

体験を書く段落には、体験だけを書きましょう。
意見や感想を混ぜないこと。
それだけで、文章がすっきりしてきます。

そうすると、
「ぼくは、昔、~~~ことがありました。」って書くんです。

「ぼくは」とか、「わたしは」とかで、作文を書き始めるの、
まだ卒業してないんですかー?
幼稚な文に見えるから、やめましょう。ww

しかし、これ、なかなか直りません。
何回言っても、書くんです。
ひどいときは、段落の頭は全て「ぼくは」、「わたしは」です。
小学校低学年の刷り込みでしょうかね。。。

「むかし」って言うのもよく書いてますね。
最近の流行りですか?ww
どうしたものか。。。

それから、基本的に敬体ではなく常体で書くことをお勧めします。
分量が少ないので、字数が少ない常体の方がいいでしょうし、
なにより、説得力がある文章に見えるのは常体ですね。

後段の締めも気になるところ。
特に減点はされないでしょうけれど、
「これからは、~~~したいと思う。」と締める子が多いんです。

もちろん、それ自体は何ら悪くはないのですが、
「~~~」の部分が、ものすごく抽象的なことだったり、
そんなん無理でしょう?というようなことだったりするのです。
そうすると、すごく薄っぺらな作文に仕上がってしまいます。


あとは、
普段の生活の中で、いろいろな引き出しを作っておくことが大事です。

突然指定されるテーマに対して、引き出しがあるように。。。
ちょっとしたエピソードが思いつくように。。。
それがあれば、すぐに作文の構成が考えられます。

文章の引き出しもほしいですね。
文末が全部「思った。」というのもね。。。よくないです。

問題を見てから、10分で書けるように練習しましょう。




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条件作文(その1)

国語の条件作文に困っている子は、たくさんいます。
中学受験の適性検査や高校受験の国語に、
必ずある作文ですが、
配点が大きいので、できることなら満点をもらいたいところです。

まずは、
原稿用紙の使い方を守ること、誤字脱字に気を付けること、
習った字は漢字を使うことなど、基本的なことを徹底します。
なぜなら、これは誰が採点しても、明確に減点できますから。。。

たかがマイナス1点ですが、
溜まっていくと、どんどん点が減ってしまいますものね。

そのほかで、減点されていることが多いのは、
読点が適当に打てていなかったり、接続詞がおかしかったり、
文がねじれていたり。。。

一番多いのは、文のねじれかもしれませんね。
主語と述語がかみ合っていないのです。

どうしてねじれてしまっているのか。。。とみてみると、
とにかく、一文が長いのです。

文章を書くのが苦手だと言いながら、長い文章を書くんです。
無理ですから。。。
短くしてください。二文に分けてください。
それだけでも、かなり防ぐことができます。

内容で減点されているのもよく見かけます。
内容は仕方がない。。。と思うかもしれませんが、
そうではありません。

たいていは、多くのことを詰め込みすぎて
文章に一貫性がなくなっています。
明日は、そのあたりのお話を。。。



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授業中最優先すべきこと

学校の授業中、最優先すべきことは、
先生の話を理解することです。
きちんと最優先できているでしょうか?

意外とできていない子が多いので、
今日はそのお話をしてみようと思います。

まず一番多いのは、
ノートを書くことが最優先になっている子。

ノートを見せてもらうと、とてもきれいに板書できています。
しかし、習ったことは、あまり理解できていません。

先生の話を理解することよりも、
ノートを書くことのほうに必死になっているのです。

ノートを書いただけでできるようになるのなら、それでもいいのですが、
書いただけで、理解していなければ何もできませんから。。。

優先すべきは、理解することです。
その理解したことの補助として、ノートをとればよいのです。
家に帰って、復習するときの足がかりです。

忘れてしまった時に、思い出すためのきっかけ作り。
それが板書ですよね。
必死にノートだけを綺麗に書いてみたところで、
できるようになることは、さほどありません。


次に、まずまずいい成績なのに、
学年が上がるごとに下がっていってしまう子に多いのは、
途中で何かわからないことがあった時に、
それを考え込んでしまうこと。

例えば、数学の問題解説をしてくれているときに、
「あれ?どうしてこうなるんだろう?」と止まってしまったとします。
自分は止まってしまっても、先生は先へ進んでしまいますよね。

そこで、自分だけ止まってしまうと、
そこから先のことは、すべて家に帰って自分でしなければいけなくなります。
時間の無駄ですね。

できる子は、どうやっているのか。。。
止まってしまった場合、印をつけておいて、
とりあえず、先生の話を聞きます。

わからないところは解決してはいないけれど、
ひとまず置いておいて、次を理解することに神経を注ぐのです。

止まってしまったところが、次に関連していれば、
次を聞いているうちに、理解が進むかもしれませんし、
関連していなければ、ひとまず、その授業中は、
おいておいても問題はありませんよね。

授業が終わってから、友達をつかまえて、聞けばよいのです。
「さっきのこれって、なんでこうなったん?」って。
質問しやすい先生なら、先生に直接質問してもよいでしょう。

そうすれば、学校ですべて解決して帰れます。

ところが、自分だけ止まってしまって、
そのあとの解説を聞かなければ、
そこから先は雪だるま式にわからなくなります。

それをすべて家に持ち帰って解決しようとすると、
余計な時間がかかってしまいますよね。
学校で解決して帰る子と比べれば、ずいぶん差が出ます。

自分でじっくり考えることは、どこででもできます。
でも、先生の解説は、授業中しか聞けない。
当然、授業中に優先すべきは、聞く方ですよね。

授業中に最優先すべきこと、
考えながら行動できていますか?


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人生いろいろ

将来のことについては、
親子で意見が分かれる場面に遭遇することもよくあります。

例えば、
子供は、服飾系で、ウエディングに関係した仕事がしたいと言い、
親は、何か資格を身につけなさいと言う。例えば看護師。

子供側は、雲をつかむような、
ただ憧れだけの将来を語っていて、
お母さん側は、看護師なら、どこへ行ってもできるし、
仮に子育てで一度辞めても復職しやすいし、
色々な形態で仕事ができるからよいと勧めます。

やりたいことに挑戦することは大事だけど、
ただの夢物語では、挑戦は失敗に終わる確率が高い。

「とりあえず、実現させるための道順を煮詰めないとね。。。」
なんて、子供側を援護してみたけれど、
つまるところ、何も考えていない状態で、漠然としすぎていて、
子供側に勝ち目ナシです。

そうすると、お母さん曰く
「先生だって、こうやって生活の基盤があるから、
 陶芸とか、やりたいことに挑戦できてるでしょう?
 まずは、看護師の資格を取って、
 それでも、まだその服飾のことがしたかったらすればいいのよ。」

ドキッww

まぁ、確かに、家庭教師の仕事があるから、
リスクなく、陶芸はチャレンジができてます。
陶芸一本の人なら、やらないようなリスキーなことだって
やってしまえることを、武器にしている一面もあるし。。。

人生いろいろなんですよ。ww

私は兄と二人兄妹ですが、時々、お互いに、
「ここまで違う道に進むとは思わんかったよな~」と話します。
兄は企業人ですから。。。

そして、お互いに、時々うらやましいけど、
その道では自分は生きていけないとも。。。

でも、それでお互いに幸せだからよいのです。
それぞれ、自分に合った生き方なのでしょう。

今の時代、本当にいろいろなライフスタイルがあります。
昔よりも、将来の夢を具体的に描くのは難しいかもしれません。

しかし、そう考えると、
自分で考えて、行動を起こすことが、ますます重要に思えます。

何をするにしても、
やっぱり、鍛えておくべきは、そこですね。。。




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悩める小学生

地元公立の子たちの中学受験は、
多くの場合、お父さんやお母さんの勧めで勉強を始めます。
小4ぐらいで、本格的な受験勉強を勧められて、
なんとな~く、ようわからんけどw、言われるままに始めてしまった子もたくさんいます。

そんな子たちは、5年生か、6年生か、どこかの時点で、
勉強が難しくなって、ふと、悩み始めます。

みんなは、楽しそうに遊んでいるのに、どうしてこんなに勉強してるの?
そもそも、なんで受験することになったんだろう?
ってな具合です。

私も、少なからず、そういう場面に遭遇します。
その時点で、私の立場から言えば、
受験したほうがいいな~と思う子と、地元がいいんじゃないかな~と思う子がいます。

まぁ、理由はそれぞれにあって、皆、違うのですが、
受験したほうがいいんじゃないかなぁ?と思っている子が、
悩み始めると、どうやって説得しようかと考えます。

悩み始めるとすぐにわかります。
勉強の精度が一気に下がりますから。。。

しばらく、続いたりすると、そろそろ思春期突入だろうし、
家庭でも色々話しているだろうけれど、
ここは話し込みがいりそうだな。。。と思って、
あの手この手の話をします。

少々進度が遅れても仕方がありません。
というか、気持ちが切り替われば、そんなのはすぐに取り返せますから。

本人の気持ちや思いをじっくり聞き出して、
私が感じていること、思っていること、
先輩たちはどうだったかということを話します。
何かが、この子に響けば決心できるはず。。。

強い気持ちで頑張らないことには、
外部からの附中受験は乗り切れませんから。。。

そのうちに、何かが響くと、表情が変わってきます。
そうなると、しめたものです。
勉強の精度も一気に上がってきます。
宿題も、自ら多めに持って帰ります。

だからって、これがずっと続くわけでもないのですが、
まぁ、どの子も、山あり谷ありで、進んでいくわけです。
小学生は、小学生なりに、色々悩んでいます。

お話がきちんとできる子なら、こうやって乗り越えていくことができます。
だから、大事なんです、コミュニケーション能力。




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正確な自己分析

本当の意味でできるようになっていく子は、
正確な自己分析ができている子が多い。
自分の性格や特性を把握できているのです。

その結果、色々なテキストや勉強法が散乱している中から、
自分に最適であろうやり方を選び取ることができるのです。

成績がいい子が言ってるから、自分もやったらできる…とは直結しない。
つまり、その子には合っているかもしれないけれど、はたして自分にはどうだろうか?
と、一歩立ち止まって考えることができるのです。

自分で深く考えてみることもあるでしょうし、
自分のことをよくわかってくれている先生や先輩に
アドヴァイスを求めることもあるでしょう。

そうやって、常に最善のものを選び取ろうとしているのです。
それができるということも、一つの特性ではありますが、
今は、ネット上にもたくさんの情報が転がっていて、すぐに手に入る時代です。
それが、自分に合っているのかどうかを、吟味するには、
自分のことをきちんと分かっていないといけません。
とても大切なことですね。


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「せいで」と「おかげで」

あるとき、古い友人に会ったら、
妙に晴れやかな顔をしていました。
何かから解き放たれたような、すっきりした雰囲気です。

ここ十年ぐらい、こんないい顔してたことないんじゃないかな?と
思いながら、いろいろと話をしました。

どうやら、何か考え方が変わった様子。
きっかけはいろいろあったようですが、

「○○(昔あった出来事)のせいで、
こんなこと(今起きてる自分にとって良くないこと)になってしまった。」

というような、考え方から脱却できたというのです。
なるほど、確かにそういう考え方は良くないと思う。。。

私はかなりプラス思考な方なので、

「○○(昔あった出来事)のおかげで、
こんなこと(今起きてる自分にとっていいこと)が起きてる~」

と、だいたい、そんな風に考えるタイプ。
おそらく家族全員がそうなので、
「あの時、病気してよかったよなぁ」なんてことも。。。

どんなにマイナスに思えることでも、
プラスの部分は必ずあるものです。

例えば、とんでもない英語の先生に当たってしまったとき、

「こんな先生にあたってしまったから、
 僕の英語はダメになってしまった」と考えるか、

「こんな先生にあたってしまったから、
 授業が成立しなくて、おかげで数学の宿題が片付けられるわ」とか、
「こんな先生にあたってしまったから、
 おかげで自力で英語の勉強ができるようになったわ」とか、
そんな風に考えるか。。。

結果として起きることは、がらりと変わるはず。

成績不振の子の多くは、
苦手教科の担当の先生の文句を言います。

「あの先生、いっちょもわからん。
 そのせいで、僕はこの教科ができんようになった。」

確かに、担当の先生によって、当たりはずれはあります。
でも、はずれたからって、文句を言って、
自分が被害を被るのは損ですよね。

解決策を見出して、プラスに利用しましょうよ。
人生、何事も考え方ひとつで激変しますよね。
友人の顔を見て、つくづく思ったのでした。




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予習のススメ

以前は、完全復習派だった私ですが、
今は、ほぼ完全予習派です。

「ゆとり」のころから、学校の復習をしていたのでは、
受験に間に合わないと、しみじみ感じるようになったからです。

中には、中学の途中から一緒に勉強を始めて、
予習なんて、とても手が回らないという状態の子もいるので、
その場合は、やむなく復習ですが。。。

では、どのくらいのペースで予習をするのか?
と、聞かれることがあるのですが、
実は、これも十人十色なんです。

例えば、中一の数学は、
①正の数・負の数、②文字の式、③方程式、④比例・反比例、
⑤平面図形、⑥空間図形、⑦データの活用、
と進んでいきますが、

学校は、①の真っただ中のころ、
家庭学習はというと、
②に入ったばかりの、ちょっと先取りくん、
②の仕上げをしている、まぁまぁ先取りくん、
⑤に入ってしまった、かなり先取りくん、
と、これくらいの差があります。

ちょっと先取りくんは、市内普通科を目指すレベル。
みっちり基礎固めタイプです。
②の先取りをしながら、①を宿題で再度演習中。

まぁまぁ先取りくんは、英数クラス狙いレベル。
応用問題も解けるようにしたい感じです。
早く③に入ろうよと、せかしているところ。

かなり先取りくんは、理数科狙いレベル。
このまま一気に進んで、
中3をガッツリ発展演習&実戦に使ってしまいたい。
適当な解説で、ガンガンやってくれる感じ。ww

どれが良いとか悪いとか、いうわけではなく、
それぞれに目指しているレベルや持ち合わせている力の都合で、
自然にそうなっているというのが実際のところです。

いずれにせよ、市内普通科以上を目指す場合は、
予習をある程度した方が良いと思います。

生徒たちを見ていても、
その方がスムーズに、学校の授業も受けられている様子。

新年度です。
家庭学習で、予習をしっかりと進めてみてはいかがですか?




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受験算数に思う

中学受験をする際に勉強する受験算数は、
地元公立では、ほとんど扱われない算数です。

鶴亀算とか、旅人算とか言えば、
「あ~、ああいうやつね」と思う方も多いかもしれません。

「あんなの、方程式で解いてしまえば、あっという間なんだから、
必要ないわよね~」
なんて人も多いかもしれませんが、
あれは、何も、解き方をマスターするためだけにやっているのではありません。

鶴亀算にせよ、旅人算にせよ、
きちんとその原理を理解して、それを利用して解いているわけですから、
その考え方を知ることに大きな意味があると思います。

もちろん、「これとこれを足して割る」みたいに、
意味不明な暗記に走る子には、全く意味がありません。

でも、その仕組みを理解して解いている子は、
その思考が、次の数学へ生きてくるのです。

その理解度の差が、
中学数学の進度の差にもろに現れてきます。

受験算数をきちんとやった子なら、
中1の方程式の文章題ぐらいなら、
軽く方程式を使わずに解いてしまえますが、
方程式を使う場合は、こんな風に解くと、まず教えます。

「お~、これは簡単!」とは、たぶん、あまり思っていない。ww
「使わんでも解けるけどな」と、おそらく思ってます。

でも、そのうちに、少々複雑な問題にあたり始めると、
「これは方程式の方が便利だ」と思い始めて、
そのうちに、受験算数でどうやっていたのかを忘れてしまいますが、
基本の部分は、もう思考に組み込まれているので、
随所に無意識のうちに使われていくことになります。

これこそ、受験算数の意義のように思います。

そして、もう一つ、一番大事なことは、
受験算数で、悩み考え抜くことを知っているので、
自分で試行錯誤する楽しみを覚えていることです。

ちょっとしたコツが必要な問題などは、
もちろん一緒に解いていきますが、
自分で考える時間が多くあったほうがいいような問題は、
どっさりまとめて、「やっといて~」と宿題にしてしまいます。

そうすると、「ぎゃ~」と言いながらも、
解いてきてくれます。
というか、むしろ、一人でやりたい様子の子が多い。

こういうタイプの子は、「一緒にする?」と聞いても、
「やっとくぅ」と言って、自分で一通り処理してくれる子が多いんです。

もちろん、一通り気が済むまでやったら、
わからない問題をピックアップしてきてくれます。
当然、「なにした?」と聞くまでもなく、
やったことを、順序立てて説明してくれます。

こういう子を見ると、受験算数って大事よな~って
つくづく思ってしまうわけです。




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中3です。何をすれば?

中3生、今すべきは、
1・2年の総復習と3年の先取りです。

1・2年がさっぱりできていない人は、
まずは基本事項だけ復習していきましょう。

学校で購入した「整理と対策」、あるいは「新研究」。
まずは、基本のページだけでいいので、覚えてください。
夏休みまでに、できるだけ早く。

そのレベルの子は、まだまだ受験モードにはなりません。
今、始めれば、みんなより頭一つリードです。


いえいえ、私は、ハイレベルを目指してるんです。。。という子は、
まずは、3年内容をすべて終わらせましょうか。
先取りです。全教科。

3年内容が終われば、過去問に取り掛かれますからね。
徳島県の5年分はもちろんですが、
全国の公立の過去問を解いてみましょう。
6月中には、その年度の受験用が発売されるはずです。

並行して、1・2年の復習もやっぱり必要ですね。
完璧には覚えていないものです。

そして、余力がある人は、
夏休みを使って、私立難関レベルの数学と英語など。。。
徳島の入試では必要ありませんが、先に生きますよ、きっと。




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何からすれば…

「勉強、せなあかんことはわかっとるけど、
 何からしたらいいかわからん。。。」

意外と多くの子がこう言います。

とりあえず、暗記です。
漢字、単語、英語の教科書。
まずは、丸暗記を続けてみてください。

「勉強せなあかんことはわかっとるけど、
 やる気が起きん。。。」

勉強をしない子の常套句です。

やる気なんて関係ありません。
とりあえず、暗記せよ!

毎日、ご飯食べたり、お風呂に入ったりするのと同じように、
暗記を続けてみてください。

それができれば、
ぐんと成績を上げる可能性があるかもしれませんよ。

それはできんなぁ。。。と言う子は、
塾へ行っても、家庭教師をつけても、
まず、上がらないでしょう。。。ざんねん。。。ww




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どの塾がいい?

どの塾がいいですか?
どの塾へ行ったら受かりますか?

なんて、時々聞かれますが、
どこへ行っても、受かる人は受かるし、落ちる人は落ちます。

○○名、合格!!
みたいな、宣伝文句は、
ご存知の通り、あてになりませんし。。。

でも、目安としては意味があります。
例えば、その塾の模試を受けて、
合格実績数ぐらいまでの番数ならば、
いい線いっているってことはわかります。

でも、あくまでも、それだけのことであって、
その塾に行ったら受かるというわけではありません。
だって、落ちた子もいるでしょう?
自分がそっちに入らない保証はどこにもない。

一つ言えることがあるとすれば、
今、自分に必要なことを提供してくれる塾であるかどうか。
それがピタリと合っていれば、成績は上がるはず。

今、自分に必要なこと。。。
これは、本当に十人十色で、
暗記の手伝いをしてくれることである子もいれば、
勉強の計画を立ててくれることである子もいますし、
ハイレベルなことに挑戦することである子もいます。

だから、「成績、上げてください」とか、
「受からせてください」とか、そんな抽象的なことで、
塾を求めても無理だと思うんです。

まず必要なのは、
「今、これが必要だと思う」ということを
自分で分析してみることです。

そんなのわからない?
ならば相談してみればいいです。
学校の先生でも、塾の先生でも。。。

きっと、すぐに、これが足りてないと思う。。。
と返事してくれるはずです。

もしかしたら、もう既に
「これが足りないよ」と言われているかもしれない。

でもやっていないでしょう?

一番のキーとなっているのはそこです。
せっかくのアドバイスを実行するかどうか。

どの塾に行くかではなくて、
自分が実行するかどうかなんですよね、結局。

実行する子が結果を出します。
塾が結果を出すわけではないんです。




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結果か過程か

「結果がすべて」という考え方もありますが、
「過程が大事」ということもよく聞きます。

高度経済成長期からバブルにかけての時代は、
どちらかというと「結果がすべて」という考え方が強かった気がします。
ところが、近年は、その過程を大事にする風潮が強い。

これも、バランスの問題だと思うんです。
結果を出すために一生懸命に取り組んだ過程は、
決して無駄ではないし、貴重な時間、貴重な経験です。

でも、結果を出すために取り組んでいるからには、
結果が出せなかったということも、重要なポイントですよね。
ダメだったことを受け止めることが必要だと思うんです。

頑張ったんだから、いいや!ではなくて。

うまく言えませんが、
最近、過程ばかりを気にする子が増えている気がするのです。

例えば、単なる漢字暗記でも。。。
すごく小さな話ですが。ww

漢字テストで100点をとれることが
とりあえず、今求められている結果ですよね。
でも、一生懸命覚えたんだから、
100点ではなかったけれど、それでいいみたいな。。。

いつが来ても100点にならないから、
「覚え方がまずいんじゃない?」なんて話をするとします。
そうすると、次の時には、やり方を少々変えています。

でも、100点にはなっていません。

どうして、満点にならないんだろう?と、試行錯誤して、
やり方を変えていってしかるべきだと思うのですが、
やり方を変えたんだし、ちゃんとやったから、
それでも取れないのは、仕方がないとなるのです。

仕方がないことなので、反省するでもなく悪びれるでもない。

そういう風に取り組む子が増えてきている気がしてなりません。

やったけどできないから仕方がない、とか、
やったことが大事だと思う、とか、
こういうの、全く腑に落ちないのですが、
これは、私がバブル世代だから?

「一生懸命やった過程が大事なんだよ」とかなんとか言われて育って、
そのあたりを、すっかりはき違えているのでは?と思うのですが。。。

最近、よく腑に落ちないことの一つです。ww



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プロフィール

Author:Shigemi
徳島県で、家庭教師や塾講師をして、20年が過ぎました。そこで、この経験を生かして、小・中学生の君たちや、お父さん、お母さんに、何か少しでも役立つようなお話ができる気がして、このブログを始めることにしました。中学受験のこと、高校受験のこと、学校のこと、塾や家庭教師のこと、家庭学習や勉強の方法など、色々なことをお話ししたいと思っています。2013.7.19.

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