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伸びる子は恥ずかしがらない

これまでにも、みるみる伸びたり、
ある時、大化けしてみたり、という子は、
恥ずかしがらない子が多かった気がします。

一応弁明しておきますが、ww
恥じらいがないというわけではないです。

ただ、間違えたり、質問をしたりすることに対しては、
全く恥ずかしがらないのです。

そもそも、知らないことを学んでいるわけですし、
わからないことを教えてもらっているのですから、
何を恥ずかしがる必要があるでしょうか?

しかし、恥ずかしそうに質問したり、
わかっているのか、わかっていないのかさえ、
わからないような反応しか示さなかったり、
わからないと言えなかったり、
そういう子は、山のようにいます。

でも、伸びた子たちは、
わかることは、「わかる」と言うし、
わからないことは、「わからん」と言う。

私がどんなに一生懸命説明していても、
わからないものは「わからん」とはっきりしたものです。ww

でも、教える側としては、それが一番助かるのです。

本当はわかっていないのに、わかっているふりをしてみたり、
わからないのに、黙ったままでうなずき続けて、
長~い長~い解説の末に、首を傾げられると、
「いったい、どこからわかってなかったんだよー?」と、がっくりです。

はっきり「わからん」と言う子は、
自分が分かった!と思ったときに、
「こう?」と、すぐに口に出します。

そして、すぐに、「あっ、違うわ」なんて、自分で気付くようなことでも、
そうやって、考えてアイデアを出していくことには、
全く恥じらいがない。

恥ずかしいような間違いをしても、
「あっ、ちゃうな」テヘッ って感じで、気にもとめないんです。

だから、どんどん考えられるし、どんどん聞いてもらえるし、
何を考えているかが、こちらも手に取るように分かるので、
ますます教えやすくて好循環なのです。

大人だって、世の中知らないことだらけです。
わからないことだらけ。
「わからんなぁ。。。」「なんだろうなぁ。。。」って、
一生考えるものですよ、きっと。

そうでなければ、何も進歩しないですからね。

まして、子供ならなおさらでしょう?
知らなくて当然。
勉強中なんですから。
何にカッコつける必要があるでしょう?

開けっ広げな子は、伸びますよ。ww




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丸付け&直しはその日のうちに

これも基本的なことなのですが、
できていない子をよく見かけます。

問題を解いたら、その日のうちに丸付けです。
丸付けをしたら、その日のうちに直しです。

何日もたってからやったのでは、効率が悪いからです。
だって、どうやったか忘れているでしょう?

わざわざ遊ぶ時間を削ることはないでしょう?
その日のうちにやってしまえば、早く終わるのに。ww

1日は誰にも等しく24時間です。
24時間もあると思える使い方をするか、
24時間しかないと感じてしまう使い方をするか、
それは自分次第ですよね。

いろんなことをやっている子の方が、
忙しいとか言わないところを見ると、
そういう子の方が、案外、24時間もあると思っているのかもしれません。

そうそう、夏休みだって、
予定を聞いたときに、普通に忙しそうだなぁと思った子の方が、
カレンダーを見ながら、
「あ~、この辺、暇やなぁ」とか、言うんですよ。

で、そういう子って、ほんとに暇だと思っているから、
その暇な「この辺」に、ガッツリ勉強しちゃうんですよね。

ところが、まぁまぁ暇そうやな~と思った子の方が、
「宿題が…」とか、「あれもせなあかん」とか、「これもせなあかん」とか、
ただただ追い立てられている様子で、
たいして捗らないのです。

おもしろいものです。

「丸付けする暇がなかった」なんてことも聞きますが、
丸付け&直しまで、時間に入れて、計画的に勉強しましょうね。
基本です。




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ノートの作り方

家で使っている問題集を、ノートに解いていく場合、ありますよね?
どんなノートが出来上がっていますか?

日付、ページ、問題番号が書いてあることは基本ですが、
自分が解いた形跡が残っているでしょうか?

悩んだ末に解けた問題、
悩んだ道筋が見えるノートになっているでしょうか?

悩んだ道筋は、計算用紙に書いて捨ててしまっていませんか?

理想的なノートの例を一つ上げてみましょう。

1ページを、左3分の2、右3分の1に分けます。
左3分の2には、日付、ページ、問題番号を順に書いて、
解き始めます。

図や線分図、文章を整理して図式化したものなども、
そこへ書きながら、解き進めます。

スムーズにひらめいたなら、
その下、立てた式や途中計算を順に書いていきます。

答えが出たら、アンダーライン。

ある程度、ゆったりとスペースをとりながら、
次へ解き進めていきます。

なぜなら、つめつめに書いてしまうと、
間違えた時に直しをするスペースがありません。

赤で、丸付けをして、間違えていたら、
その近辺の空きスペースに、赤で解き直します。

解き直して、正解に至った場合は、
青丸をつけます。

さて、右3分の1には何をするでしょう?

途中で使った筆算を書きます。
さらに、スムーズにひらめかなかった場合、
そこへ図を書き直したり、表を書いてみたり、
あれこれ考えるわけですから、
その考える過程で書くことは、すべてそのスペースに書くのです。

こんなノートにしておくと、
質問をするときにも、自分が何をどう考えたかをスムーズに説明できます。

伸びる子は、
「最初こうやって、
 次にここが違うと思って、こうやったけど、答えが違う」
という風に、質問に説明をつけてきます。

伸びない子は、
「これ、わかりません」
と、真っ白な状態で出してきます。

伸びる子のノートには、やってみたことが順に記されています。

伸びない子は、やってみたことがあっても、計算用紙に書いてポイです。
何も残っていません。

今、同じくらいの成績なのに、
上がるな~と思う子と、下がるな~と思う子の差は
そんなところにも見え隠れしています。

きちんとノートが作れていますか?



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途中式

途中式を書かない子には色々悩まされますが、
これは、「書きなさい」と言って、直るものではありません。
式を書くことの意味と目的を理解してもらわないことには、直せないと言ってもいい。

例えば、必ず筆算だらけにする子が出てくる円柱の表面積の問題。
底面の半径が8㎝、高さが12センチの円柱の表面積を求めなさいと言われたとします。

8×8×3.14=200.96
200.96×2=401.92
8×2×3.14=50.24
50.24×12=602.88
401.92+602.88=1004.8

これ、最悪のパターンですが、かなりの数の子がこうやります。
これでは、途中、筆算がたくさんいりますし、
その結果、計算ミスをします。

3.14は、一回かけたら済むようにしない?

(8×8×3.14×2)+(8×2×3.14×12)
=(8×8×2+8×2×12)×3.14
=(128+192)×3.14
=320×3.14
=1004.8

こうすれば、筆算は一つ書けばいいだけになりますよね。

計算を楽にして、計算ミスの可能性を低くし、
なおかつ時間短縮するのが目的です。

それで、こういう計算式が書けるように誘導するのですが、
そこで、途中式を書かない子は、またまたやらかしてくれるのです。

一行目の式を書かないw
ついでに、三行目の式も書かないww

頭の中で、正確にできるならいいんです。
でも、決してそうではない子がするんです。

普通の子が、真っ先に省略できるとすれば、
二行目の式だと思うんですよね。

なぜなら、一行目の式は、
底面積と、側面積と…って考えながら書いている式だと思うんです。

それが完成したところで、
3.14でまとめようかって考えると、
そこから三行目に飛ぶのはアリです。
もっともミスが少ないですからね。
時間短縮したければ、そこですよね。

でも、それをしない。
式を書いている意味と目的がわかっていないからだと思うんです。

「まとめようって言われたから、まとめたのに…」とすら思っているかもしれないw
でも、そうじゃないんだよなぁ。。。

こういうことも、いちいち言わなければできない子もいれば、
そんなこと一度も言ったことがない子もいます。

もう、そのあたりは、能力の差なのでしょうかね。。。

せめて、言われたら、とりあえず、受け入れて試してみる
という素直さがあれば…と思いますね。



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真似る

何かを習得するとき、
真似をするという行為は、実はとても大事なことだと思います。

勉強も同じで、先生が黒板に書いている解き方を真似してみるとか、
自分よりも少し成績が上の子の真似をしてみるとか、
そういうのが上手な子は、伸びる要素があるんです。

先生が板書することは、たいてい、最も効率よく最もわかりやすく解く方法です。
初めて習うことなのだから、とりあえず、それを真似てみるのです。

しっかり真似てみて、なじんできてから、自己流を少し入れるのは良いでしょう。
でも、はじめから自己流では、できるようになりません。
わざわざ遠回りをしているのと同じなのです。

黒板に必ず、途中式をきちんと書くでしょう?
式は=でつないでいくでしょう?
ちょこちょこっと隅っこで計算して、答えだけ書いたりしないでしょう?

初めから、自己流を入れるから、そんなノートになるのです。
そして、ミスをする、
そして、できなくなる。
わざわざ、できないようにしているようなものですね。


自分よりも少し成績が良い子がやっていることを真似るのは、
その子の成績に近づく近道かもしれませんよ。

真似上手は学び上手です。



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おしゃべりができる子

伸びる子の特徴を一つだけ挙げろと言われると、
真っ先に挙げたいのは、
「おしゃべりができる」ということです。

何も多弁である必要はありません。
必要なことがきちんと話せるという意味です。

授業中、質問なしに進むことは不可能です。
「どう考えた?」
「どうやったの?」
「どこまでわかってる?」
「何したい?」
「どうしたい?」
とにかく、質問が必要です。

なぜなら、どこでどう困っているのかを探るには、
本人がやったことを話すのが一番早いですから。

これを話してくれなければ、とにかく時間がかかります。
話してくれれば、ほんの3分で終わることに10分以上かかるわけです。

しかも、最終的には、こちらが推測するしかなくなるので、
ピントがずれていることだって大いにあります。
それでは、効果が低くなりますよね。

伸びたな~と思う子は、とにかく、これが共通点です。
自分のことが話せる。
そして、どうしたいかも話せる。

「こうなりたいんだけど、どうしたらいいかがわからない」
ということが言えるのです。

「どうやって解いた?」って聞かれたら、
「こうやって、こうだからこうやって、それでこうやって、
 あっ!ここで間違えてるー
 から、こうなって、こうなって、こう?」
と、自分で理解しながら直せるんです。

そして、そうやって、直していってくれると、
こちらもそれを追いながら、その子の頭の中が見えているわけで、
もしも、誤解してるのに解けちゃっていたら、修正してあげられるのです。

だからこそ、一番大事な力は、
おしゃべりができる力なのです。

そして、それができる子は、
自分で人生を切り開いていくことができる子です。



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文の構造

昨日の話の続きみたいになりますが、
文の構造を押さえていない子は、実はたくさんいます。

中2の途中から、英語がだめになったという話、よく聞きませんか?
中1はできてたんだけどなぁ…とかなんとか。

それは、まさに、文の構造を把握していないタイプ。

中2の真ん中ぐらいで、不定詞が登場して、
そこまでは、いわゆる単文だったのが、そうではなくなるのです。
つまり、一つの文章の中に、メインの主語とサブの主語が出てきたり、
動詞も二つ出てきたり、そんなことが起き始めるのです。

そうなったときに、
それまでは、ざっくり、単語の意味だけで訳せていたものが、訳せなくなるのです。

ついでに言えば、
小学校の国語の時点でも、それが起きます。
日本語で起きてしまうのです。

そして、日本語での複文・重文の構造をつかめていない子が、
英語になってつかめるはずがない…というか、そういう意識がないのです。

なんとなく、要領がよくて、卒なくこなしてしまえる子こそ、
要注意なんですよね。。。




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文法は大事

A man she didn't know spoke to her.
中3の関係代名詞の単元でよく出てくるタイプの文章です。

先行詞がA man、目的格の関係代名詞が省略されているとわかれば、
「知らない男性が彼女に話しかけました。」という訳が出てきますよね。

ところが、このくらいの文章になると、
意味がぐちゃぐちゃになる子がいるんです。
文法など全く無視する子たち。ww

どうやっているかというと、
とりあえず、単語の意味を調べて、
「男性、彼女、知らない、話す 彼女」と並べるんです。

そして、この5つの単語を使って、文章を作る!

男性は、彼女を知らないと彼女に話した。
彼女は、その男性を知らないと彼女に話した。
彼女は、彼女を知らないと男性に話した。
知らない男性と話す彼女を、彼女は。。。www

うそでしょ?www
と思うかもしれませんが、実は、けっこういるんです。

主語が変わり、目的語も変わり、登場人物の人数も変わる。。。ww
こんな風にして、英語の長文ならストーリーが変わってしまいます。

例えば、中1で、I my me mineと唱えて覚えた代名詞も、
主格、所有格、目的格、所有代名詞と認識している子は少ないのです。
なぜなら、教科書には出てこないから。
「~は、~の、~に、~のもの」みたいに出ているんです。

当然、「目的語になる」なんて言っても、
「目的語って何?」という状態。
中以下になってくると、主語、動詞すら危ういのです。

ネイティブではない私たちにとって、
文法なしでは、英語は理解できないと思います。
文を作るルールも知らずに、並べられるはずがない。

スピーキングももちろん大事ですが、
それだけでは、ライティングはできないですよね。
当然、リーディングも!

バランスを大事にしながら、
文法の学習、もっと大事にしてくれてもいいのになぁと思ってみたり。。。

受験英語って、文法ばかり勉強しても…みたいに言われて、
文法なんていらない!みたいな勢いで、
スピーキングに力を入れようとしているのを、たまに見かけますが、
文法が多いのではなくて、スピーキングが足りないだけなのです、きっと。

中学生には、教科書準拠テキストのほかに、
必ず、文法のテキストを持ってもらっていますが、
文法、絶対に大事だと思いますよ。




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復習

ある日、突然、予定外のチェックテストをされたとします。
思ったほどはできなかった場合、どう感じますか?

A:復習をしてなかったから、できなかった。
B:ダメだー!!


Aの子は要注意です。

知識が定着していかないタイプの子は、
「なんで、こんなに悪かった?」という質問に、
たいてい、「復習してなかったから」と答えます。

一方、できるタイプの子は、
「あかんな。。。」という子が多い。
そして、なんとかしようと行動に移すのです。

「○○問題集、もう一回やるわ」とか、
「△△問題集、丸消しできてないのがあかんな」とか、
具体的なことを挙げてくるのができる子の特徴のようです。

実は、「復習する」という言葉は、曲者です。
できる子は、意外と使わないんです、この言葉。
そして、できない子はよく使う。

そもそも、復習って、何するの?
やること、見えているでしょうか?

「復習って、何するの?」って質問すると、
教科書読むとか、ノート見て…とか、言うんです。
そんなんで、できるようにはなりませんから!

教科書読んで、ノート見て、覚えられる?
そのくらい記憶力が良ければ、チェックテストでこんな点とりません。

仕組みをきちんと理解して、
問題集を徹底的に解き込めていないから、できないのです。

知識は、使うことで定着します。
教科書を読んだり、ノートを見たりするのは、
知識を入れている段階の話で、
定着させる段階にすることではないのです。

でも、それをやって、できるようになったと思い込んでいるのです。
本当にできるようになったかどうかのチェックもせずに。。。

こんな、勉強、していませんか?
今すぐ改めたほうがいいですよ。ww



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全力でやってない

大人になって、学生時代の自分を振り返ると、
当時は一生懸命だったけれど、あれは全力じゃないなと思うようなことって、
意外とあるものです。

でも、その時に、「全力でやってない」と言われても、よくわからない。
でも、そこで指摘されて、限界に限界を重ねるからこそ、
できるようになったことというのもあって、
あとから振り返ると、そのことがよくわかるんですよね。

だから、小学生や中学生に、
「ちゃんとやれー!」って言っても、意味わかんないと思っていると思うんです。
私、ちゃんとやってるのにーって。

でも、それは、限界まではやっていないんですよね。
今は意味が分かんなくても、きっとそのうちに実感する日が来ます。
頑張っている子にだけ、わかることです。

会う度、あれこれケチつけられたり、
文句言われたり、怒られたり、
無理難題な宿題を押し付けられたり。。。

そんなことに首をかしげながらも、
あれこれ必死でやっているうちに
きっと一歩進んでいます。




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字が汚い

成績が悪い子の中には、字が汚い子もたくさんいます。
上位の子は、男女問わず、ある程度、丁寧に書けます。

達筆である必要はありませんが、
試験の答案用紙に書く文字は
誰でもが読める字である必要はあります。
当たり前です。

ところが、書いた本人ですら読めない文字を書く子もいます。
これが、意外とたくさんいるのです。

こんなの、小学校で直せるだろうと思うのですが、
直っていない子がたくさんいます。

書いた字が読めなくて、ピンをされる、とか、
自分で書いた数字を自分で読み間違えて、計算ミス、とか、
「アホちゃうん?」と思うようなことを繰り返しているのです。

でも、直さない。。。

しかし、周囲の対応で直せる子も、中にはいます。
その特徴としては、
自分は変わらなければいけないと思う気持ちが、どこかにある子。

そういう子なら、周囲の指摘で直せる場合があります。

読めないような文字は絶対に許さない環境を作ってあげるのです。
要は、甘えでできていないわけですから、
その甘えを許さない環境を作ってあげるのです。

お母さんでは難しいかもしれません。
今まで、その甘えを許す環境を与えてきたわけですから、
突然変えるのは難しいでしょう。

塾や家庭教師を利用して、厳しい環境を作る。
すると、「もう嫌だ!」と逃げ出す子もいるでしょう。
甘えん坊から抜け出せない子です。

ところが、「変わらなければいけない」という思いがある子は、
意外と逃げ出さないものです。
もちろん、様子をじっくり観察しながら、
厳しい環境を整えていってあげることは大事ですが、
うまくいけば、甘えん坊脱出です。

受験学年になると、
「今更、文字よりも、内容でしょう?」という親御さんもいますが、
文字すら、きちんと書けない子に内容はありません。

だからこそ、受験学年になる前に、
手を入れなければいけないポイントなのです。

どんなに難しい問題が解けても、
その答えが読めなければ、点にはなりません。

「字が汚いんですー」=「甘やかして育てています」
だと言っても過言ではないと思います。

ついつい、「厳しいのはかわいそう・・・」とか
思ってしまうのかもしれませんが、
そうやって、甘やかすことの方が、
長い目で見ると、ずっとかわいそうなことになってしまうのにな・・・と
思うことはよくあります。

誰でもが読める文字、書けていますか?
たかが文字と思うかもしれませんが、
すごく大事なのです。



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途中式

算数や数学の途中式を書かない子は、
本当にたくさんいます。

これもよくよく見ていくと、いろんなタイプがあるわけですが、
書かなくても問題がない子は、ほんの一握り。

そもそも書かなくても問題がない子は、
計算が異様に速い上に
計算ミスによる失点がありませんから、すぐにわかります。

ほとんどの子は、書かなくてはできないくせに書いていない子なのです。

例えば、中1の文字式の計算。
地元公立なら、夏休み前に終わるあたりの単元ですが、
カッコを開いたり、カッコの前にマイナスがあったり、
まだまだ十分には慣れていないのに、途中式を書かない。
そして間違える。

宿題プリントを、あまりに間違えるので、ある日、
「この単元がこれだけ間違えてると、次の方程式に入ってもできないんだよね。
 もう一回、本当にわかってるかどうか確認したいから、
 このプリント、途中式もきちんと書いて、解いてみてくれる?
 それができてたら、方程式に入れるけど、 そうでないと戻らないとダメだわ」

とかなんとか言って、プリントを渡すと、
ウソみたいに途中式も書いて正解します。

これ、きちんとやってるつもりで、適当にやっている子の典型です。
おそらく、宿題は適当にやっつけてしまう癖がついているんです。
宿題をきちんとやるという感覚が分かっていないのかもしれません。

これをこのまま放っておくと、徐々に成績は下降します。
家庭学習なしで、成績を上げるなんて不可能ですから。
量が少なくて、内容が簡単なうちは、なんとかなっていきますが、
だんだん、そうはいかなくなるのです。

早いうちに、手を打っておきたいですね。





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やったつもり

時々、書いていると思いますが、
「やったつもり」で終わってしまっている子はたくさんいます。

やったんだけどな。。。
いけると思ったんだけどな。。。

成績を問わず、よくあることです。

ところが、成績が良い子は、これを失敗として生かしていきます。
やったと思ったけど、きちんとできていなかったと気づいて、
次は、きちんとやります。

成績が悪い子は、これを生かせないのです。
いつまでたってもきちんとできていなかったことに気づきません。
仮に気づいても、次に生かさない。
つまり、「つもり」のままなんです。

例えば、単語テストをしたとします。
毎週20個覚えてくる宿題。

初めてのテストで5つ間違えても、
それを、次には0にできる子と、できない子がいるのです。

毎週する単語テストが、
毎回きちんと全部覚えられるようになる子と、
毎回5個間違いでOKだととらえている子。

どっちの子も、単語暗記の宿題はやったと思っています。
でも、この差は大きいですよね。

「やった」と言うからには、
全問正解が当たり前です。
5個間違いでは、やったとは言えない。

「だって、一生懸命、覚えたもん!」

一生懸命やったかどうかなんて関係ないです。
全部覚えられているかどうかが問題です。

一生懸命やっていなくても、
全部覚えられていれば、問題ないのです。

そもそも、一生懸命の基準って何?
単なる個人の感覚でしょう?ww
そんなものは全くあてになりません。

「やったつもり」で終わっていること、ありませんか?




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自分でやりたい子

時々、ものすご~く、自分でやりたい子に出会います。
ワクワクする瞬間。ww

例えば、方程式なんかの計算を習う時、
まずは例題を解説しながら、私が手元の紙に書いていくわけですが、
どんどん自分が計算して、ぶつぶつと式を言い始める子がいるんです。

もちろん、こちらは、そのテンポに合わせて書いていきますが、
最後まで解けると、「じゃぁ、演習はやっといてー」で、終わります。
こちらも、自分で解けることを確認できていますし、
生徒も、自分で例題は解いたようなものですから、
できる確信がありますよね。

と、これだけ書くと、
「これが普通ちゃうん?」と思うかもしれませんが、違います。

例題を解説しながら、
「そしたら、ここ、いくらになる?」
「これはどうなる?」と質問すれば、答えます。
これが普通です。

質問されるから、その部分について考えているのです。

でも、先のパターンの場合は、違うんです。
質問もしていないのに、ぶつぶつと答えてるんです。ww
頭の中では、ずーっと自分で解いてるんですよね。

解きながら、解説についてきている…というよりは、
自分が解いているところに、解説が乗っかってきてる感じだと思います。

文章題になると、ますますこれが生きてきます。
問題文を読んでいるうちに、どんどん勝手に式を作っています。

「あー、そうそう」「あっ、ちゃうちゃう」とか言いながら。ww
解説も、あっという間に終われます。
だから、演習の宿題も増えます。だって、どんどん進めてしまうので。w

「先生、僕を殺す気?」とか言いながらも、
やってくるんですよね、これが。

こういうタイプの子は、めったに出会いませんが、
スピードがあります。
その分、小さいうちはミスが多い気がします。

だから、点数だけ見ると、ぱっとしないように見えますが、
でも、どこかで飛躍するんです。

男女問わず、時々出会います。
大事に育てたい能力です。




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スマホ活用

スマホが出てきてから、授業がやりやすくなりました。
というのも、手軽にネット検索できるからです。

例えば、理科の勉強をしていて、
ゾウリムシやら、ケイソウやら、アオミドロやら、
ぐちゃぐちゃになっている子がいたら、スマホの出番です。

すぐに画像が出てきますから。。。
こういうのは写真を見るのが一番早いですからね。

ちょっと、あれ?って思うようなことも、
すぐに確かめることができますから、とっても便利です。

例えば、生徒と意見が分かれたときや、
学校の先生が、こう言っていたけれど…と、意見が違った時でも、
どれどれ?と、ネット検索です。

第三者の風を投入~ww

そんな場合は、
「これで、検索してみよか?」
「こっちがいいか?」なんて、一緒に検索することもあります。

そこでネットに出ていることも、一緒に検証します。
お互いに意見を出し合って、結論を出します。

マンツーマンでは、なかなか難しかったことが、
ネットの力を借りてできるというわけです。

まぁ、そうそうしょっちゅうこんなことはありませんが、
たまには、そんなこともするわけです。

スマホも使い方次第というわけですよね。
スマホはゲームやSNSのためにあるのではないのです。ww




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自分の答案に愛を!ww

自分が考えて導き出した答案を大事にしていますか?

テストであれ、演習であれ、問題を解いたときに
自分が出した答えって、いとおしくないですか?

特に、考え抜いて出した答案であれば、あるほど、
ケチをつけられると、「なんで?」と思って、当然だと思うんです。

なぜ、間違いなのか?
どこが違うのか?
どうして、これではだめなのか?

それを検証することで、
できることが増えてくるものですが、
それには興味がない子が増えてきた気がします。

自分が作った答案に、ピンをされると、
あっさり、違う答えを書いてみるんです。

何がいけないのか検証もせずに、
まるで、アがだめなら、イとでもいう風に、
当たればいいといった感じなんです。

世代の特徴でしょうか?
以前より多い気がしてなりません。

しかし、これではできるようにはならない。

もっと自分の答案を愛してくださーい!ww



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できる子はできる

昨日は、悲観的な意見を書きましたが、
でも、いつの時代もできる子はできるんです。

ゆとりの時代の子だって、できる子はできますもの。
私たち、詰め込み世代だって、同じです。

いつの時代も、全員にとって、素晴らしい指導要領ではなかったはずで、
そんな中で、それをうまく利用したり、時には逆手に取ったりしながら、
皆、できることを増やしてきたと思うんです。

「つめこみ」から、「ゆとり」へ、
そして今度は、「アクティブラーニング」へと移り変わろうとしていますが、
結局のところ、個人がやらなければいけないことは、
そう大きく変わるわけではないんですよね。

時代を読みながら、必要なことは利用し、
足りないことは各自補いながら、
最善を目指していくしかなく。。。

それを受け止めて、必要なことを必要なように
投入していってあげることが、私の仕事かな?と思っています。

アクティブラーニングだって、
既に、やってる子はやってますからね。ww

適度に時代に目を向けながら、
過剰に反応することなく、
やるべきことを粛々とやっていきたいですね。




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2016年の記事

これ、2016年に書いてた記事です。

***************** ここから *******************
2020年と言えば、東京オリンピックですが、
教育業界にとっては、新学習指導要領がスタートする年です。

先日、まとめ案が発表されたので、
テレビでやたらとアクティブラーニングという言葉が躍っていましたよね。

尾木ママが
「子供にとっては虐待です」みたいなことを言っていたのが、
印象に残りましたが、いかがでしたか?

私は、まぁ、そこまで過激には思っていませんが、
やはり難しいな…という印象は持っています。

半分は机上の空論というか、
現実には実現不可能だろうと思われることが、
かなり盛り込まれている気がしました。

「自分で問題点を発見し、自分で考えて、解決方法を見出す」とか、
「先生が教えるのではなく、生徒が自ら学ぶ」とか、
そりゃぁ、理想的な姿ですけれど、
それを実際にできるか…と言われれば、別問題だと思うんです。

上位層の子はできます。
そう仕向けることさえすれば、きっと、自分主体で動き始めるでしょう。

中学の英語の授業をすべて英語でやっても、間違いなくついていけます。
おそらく、今以上に力を発揮できるとさえ思えます。
ただ、日本語での文法知識解説は必要だと思いますが。。。

しかし、問題は、大多数の中位層以下の子たち。

現実を見ると、不可能としか思えない。
幼少のころから、そんな風に育っていない子に、
いきなり、それはないだろう。。。と思うんです。

日本語で話しかけてくれても、学校の授業中に寝る子たちが、
英語で話しかけられて、起きていられるはずもない。

日本語で言っても理解できないことを、
英語で話されて理解できるはずもないし、
きっと理解しようという気さえ起こらない。
どっち道、理解できないから、どうでもいいってことか?
それはないでしょう。。。って感じです。

アクティブラーニングって言われても、
うちはできますよ、マンツーマンだから。
ネットもあるし。。。ww
でも、学校は集合ですからね。。。

ある程度、レベル分けした授業をしなければ無理だと思うんです。
各教科、それぞれにレベル分け編成のクラスで、
先生たちが、ものすごく頑張ってくれればできると思います。

でも、ものすごく頑張ってくれないと難しいですよね。
もし私が集合授業でするなら…と想像したら、
ものすごい準備が必要だと思いますもの。
公立の先生たち、そこまで頑張ってくれるでしょうか?

適当なところで手を打った、
画一的な授業に落ち着きはしませんかねー
できない子が、今以上に増えませんかね?

4年後、どうなるでしょうね。
ちょっと心配です。

10年後には、「ゆとり」のときみたいに、
やっぱり失敗でしたーって、終わりはしませんかね。。。
被害を受けるのは、
日本の未来を背負う子供たちなんですよね。
***************** ここまで *******************

去年は、コロナで大騒ぎでしたが、実は、そういう年だったんです。
去年は小学校、そして、今年は中学校が教科書改訂です。

コロナ騒ぎの陰に隠れてしまっていますよね。
授業時間が足りない分をどうやって補うか…みたいな話ばかりで、
改訂のことに触れる話題はいつもより少ない印象です。
ますます心配ですね。。。



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チャンスとひらめき

前にも書いたと思いますが、
チャンスって、たまたま運が良くて掴めるわけじゃないと思っています。

どの人にも、チャンスは降ってきているけれど、
準備ができていないと、それに気づくことができないと思うんです。

だから、成功をおさめている人が、
「運が良かったんです」、「チャンスに恵まれて」なんて、
言っているのをよく聞きますが、
それは、そのチャンスをつかむ準備ができていたのだと思います。

数学のひらめきも同じだな~と思います。
解き方がひらめかない。。。と悩んでいる子も多いと思いますが、
それは、頭が悪くてひらめかないのではなくて、
解き込みが足りていないんです。
つまり、ひらめくための準備が整っていない。

準備が整っていないから、
問題の中に散りばめられているひらめきのもとに
気づくことができないのです。

準備ができている子は、そのひらめきのもとに気づくんです。
だから、ひらめいて解けてしまう。
「ひらめいちゃったんだよねー」、「数学の神様が下りてきたわー」、
なんて言ってますが、準備が整っているからなんです。

私も、中学生のころは、
「どうして、こんなにひらめかないんだー」って
思った口ですから、わかるんです。

準備が整うと、ウソみたいに
ひらめきのもとに気づき始めるんです。

ウソだと思う人は、だまされたと思って、準備を整えてみましょう。
だまされませんから。ww




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都会と田舎

受験に関しては、環境の差はやはり大きいなと思うことはよくあります。

例えば、甥っ子の話なんかを聞いていると、彼の学年は、
東大を受験する子が50名を超えていて、20名ほどの合格者が出ています。
合格率、低そうに見えますが、
早慶は、それぞれ100名程度の合格者が出ているので、
落ちたら早慶で!って感じで受験するんでしょうね。

まぁまぁ都会の私立高校ですが、
スーパーエリート校ではないですww

それでも、徳島では想像できない世界です。
でも、そういう環境で勉強をしてきた子たちと、
大学受験では勝負しなければいけません。

そこへ意識を向けられるかどうかだと思うんですよね。
田舎でのんびり暮らしていると、
ついつい、イケてる気分になってしまうんです。

分母が小さいので、数字的にはいい番数が出ますし、
ライバルも少ない。
周囲からも、すごい子扱いされたりすると、どうしてもね。。。

同じ成績でも、都会の学校だったら、普通の子扱い・・・というか、
もっと頑張れよとか言われたりするかもしれない。

「早稲田だって~すごいなぁ!」って、この辺なら言ってますが、
学年に100人いたら、どうでしょうか?

この差ですよ、意識しておいてほしいのは。
どちらを自分の中のスタンダードとして行動するかです。



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理想と現実

卒業まで、一緒に頑張り通せる子もいれば、
途中で、辞めてしまう子もいます。

どんな子たちが途中でやめてしまったのか・・・と考えてみると
共通しているのは、
理想と現実がかけ離れていて、努力できない子です。

医者になりたい、看護師になりたい、教師になりたい、・・・
それぞれに夢があるのは素晴らしいことだと思います。

でも、その夢を実現させるためには、
これだけのことをできるようにする必要があると、
現実を見せると、
最終的には、そんなにできないと言うのです。

ならば、その夢は諦めるしかない。
でも、それは嫌だと言うのです。

いったいどうしろと?
私、魔法使いじゃないんで。。。ww

その時点で、無理です。
「今の状態で、私がしてあげられることは、もう、ないようです」と、
そう言うと、親御さんが断ってくる場合が多いでしょうか。
こちらから辞めさせてもらう場合もあります。

これ以上してあげられることがないのに、
授業をして、安くもないお月謝をいただくわけにはいきませんから。。。
それに、そんな仕事はしたくない。ww

そこをうまく仕向けて行くのが、本当にいい先生なのかもしれませんが。。。

実現不可能な夢でも、
応援してあげるのが大人の役目だという考えもあるでしょう。

でも、それは、不可能を可能にしようと努力している子たちにこそ、
必要なことであって、
努力はせずに、夢だけ語る子の応援をしてあげるほど
寛大ではないんです、私。ww

皆、理想はそれぞれにあるでしょう。
でも、現実を冷静に見なければいけません。

そして、現実を、いかにして、その憧れの理想に近づけるか、
そのための努力をしているのです。
そのお手伝いをする仕事だと思っています。

努力もせずに、理想を語るだけの子の
手助けをするつもりはありませんし、
そんな神業みたいなことはできません。

でも、それを求めて、塾を探している人も、
実際のところは多いですよね。
成功しているのは見たことがありませんけれど。ww

スポーツもしたい、ピアノもしたい、部活もしたい、・・・
うちの生徒は、ほとんどの子が両立で勉強も頑張っています。
そんな子は応援せずにはいられませんね。

頑張っている子のところにだけ、理想は近づいてくるのです。
そして、頑張っている子だけが、
前ぶれなく降ってきたチャンスに気づくことができるのです。
頑張りましょうね!



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不公平は当たり前

昨日みたいな記事を書くと、
「私は、お母さんに恵まれなかったから、できなくてもしょうがない」
なんて発想をする子がいるかもしれません。

でも、それは大きな間違い。
本当にできるようになりたいのなら、自分で何とかしなくてはいけません。

あの子のお母さんが、私のお母さんだったら・・・なんて
思うのは、「隣の芝は青い」ってやつです。

誰だって、自分のお母さんの嫌なところはあるでしょう。
でも、自分のお母さんだからこそ、よかったことが必ずあります。

自分にとって、いいところばかりの親なんていませんし、
み~んな違いますからね。。。

もちろん、「あ~ぁ、こうだったらな~」とか、
「○○ちゃんとこは、いいよな~」とか、
思うことは、誰しもあるでしょう。
私だってありました。

でも、それを受け入れて、好転させられるかどうかは
自分次第ですよね。
逆に、「うちの子でよかった」って思うことだってあるでしょう?

全員が同じ環境で、同じ境遇なんてことはありえないのですから、
ある一点だけを見ると、不公平であることの方が当たり前です。

でも、できない子の多くは、自分に不利だと思える一部分だけを見て、
不平不満を言うのです。
違う一部分を見ると、自分はとっても有利だったりするのに。

不平不満ばかりを口にしている間は、ダメだよなーって思うんです。
冷静に、周りを見渡すと、そうだと思いませんか?



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継続と手間

できる子は、継続ができると昨日書きましたが、
実は、できる子のお母さんも継続ができます。

こんなことを書くと敵が増えるかもしれませんがww

例えば、単語がうまく覚えられない子のサポートで、
毎日、チェックテストしてあげてくださいとお願いしたとします。

最初はやってくださるのですが、多くは、続きません。
「言っても、やらないんですよぉ」と、子供のせいにすることも。。。

「忙しくって」というのもよく聞きますが、
だから、子供もそう言うんですよね。。ww

全員がそうとは言いませんが、
できる子のお母さんは、それだけ、手間をかけてきているんです。
中学生になって、勝手に勉強しているみたいに見えても、
それまでにどれだけ手間をかけてきたことか。

自分に責任を持たせるように仕向けても来ているはず。

だから、自立学習ができるようになっているんです。
もちろん、子供もそれに応えて頑張ってきたはず。
だからこその結果なんです。

親子の二人三脚、三人四脚の賜物なんです。
親子で継続してきたことの成果だと思います。





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継続

継続することは、本当に難しいことだと思います。
しかし、継続せずに成し遂げられることというのはないでしょう。

だから、何もかもは無理でも、
本当に成し遂げたいと思うことだけは、
継続しなければいけないと思うのです。

勉強もその一つで、
本当にできるようになりたいと思うならば、継続することが必要です。

成績が良い子は、継続ができている子なんですよね。

例えば、夏休みに、このテキストを仕上げると決めたとします。
はじめは張り切っているので、
1日に3ページずつやったら、3回通りできるな、なんて計画します。

ところが、友達に誘われて遊んだ日があったり、
体調を崩して、勉強しなかった日があったり、
そんなことが重なると、そこで終わってしまいます。

それではできるようにはなりません。
でも、できない子のほとんどは、こうなんです。

できる子は、そこでどうするかというと
できなかった日の分を、どこかで埋め合わせていきます。

できない子は、
「友達に誘われたけん、できんかった」と言いますが、
できる子は、
「この日、遊んだけん、今日、倍した」と言って、さばいてきます。

できない子は、
「熱が出てできんかった」と言いますが、
できる子は、
「熱が出た日の分、ここでやるけん」と既に計画変更して組み込んできます。

そうすることで、できる子は、1日3ページを継続してしまうのです。

実は、これは家庭にも問題がある場合が多く、
継続できる子のお母さんは、
「この日の分、いつする?」とかなんとか、
するのが当たり前というスタンスで誘導してくれます。

継続できない子のお母さんは、
「仕方がないな、寝込んだけん」と、言ってしまうのです。

そして、こんなことを書くと、
できない子は、今度はお母さんのせいにするんです。
でも、お母さんのせいにして、
ず~っとできない子のままでいきますか?

それでいいなら、それも選択肢の一つです。
でも、できるようになりたいと思っているのなら、
自分で何とかしなくてはね。

全ては自分自身が、やるかどうかです。


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完成度の差

定着のための演習を宿題にしたとします。
その完成度にも差があります。

パターン①
解いて、自分で丸付けをして、
間違いは自分で解き直して、
わからない問題だけをあぶり出してくる子。

パターン②
解いて、自分で丸付けをして、
答えを赤で書いてくる子。

パターン③
解いて、お母さんに丸付けをしてもらって、
直しが半分ぐらいできている子。

パターン④
とりあえず、解きっぱなしの子。

パターン⑤
解かない子。ww


パターン⑤は論外として、
パターン④の場合は、たいてい丸付けが自分ではうまくできないので、
「解くだけ解いてきて」という宿題を出す場合が多いと思います。

授業で会った時に、私が丸付けをします。
時間はかかりますが、丁寧に一つずつしていかないと、
できることは増えていかないのです。

パターン③の場合は、丸付けをしてくれるので、
直しを授業で一緒にしていきます。

しかし、これにも2パターンあって、
1回目に解いたときに、きちんと解ける子と、
1回目がものすごく適当にしか解けない子がいます。
当然、1回目にきちんと解いている子は、
直しも少ないので、時間は短くて済みます。

宿題として、一人で演習問題を解くときに、
間違えないように丁寧に解けるかどうかは、
個別の場合は特に、授業進度に大きくかかわってきます。

パターン②の子は、自分で丸付けがほぼできる子。
丸付けは、実は難しくて、
中学生で、きちんとできる子は、多くはありません。

しかし、自分でできるようにしなければ、
いつまでたっても自分で勉強できないわけですから、
そろそろ大丈夫かな?という子は、練習していくべきでしょう。

中には、自分で丸付けをした後、
お母さんに確認チェックをしてもらう子もいます。
それで、大丈夫なことが続いていれば、ひとりだちですね。

パターン①ができる子は、トップ層の子たち。

パターン①の子が
授業で必要な時間が一番短いですよね。
つまり、トップ層の子たちは、同じ時間で、発展演習までできるわけです。

しかし、これも昨日の話と同じで、
今はまだ、パターン③なのに、
パターン①をしようとしても無理なんです。
順を追って、やっていかなければ。。。

既にパターン①でできている子たちは、
それまで、積み重ねてきた結果、そうなっているわけです。

積み重ねてこなかった子が、それを羨ましがっても無駄です。
そうなりたいと思うなら、一刻も早く積み重ねていくことです。
自分でできることを、増やしていくことです。

いつでもスタートは切れます。
要は、自分がやるかどうかです。




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理解度の差

新しいことを習うときのことだけを考えても、
理解度の差というのは明確にあります。

例えば、数学。
例題の解説をざっくりするだけで、
演習問題はほとんど正解する子もいます。
パターン①。

例題の解説を、こと細かくしても、
類題演習で、間違いを繰り返し、
その修正を繰り返すことで、ようやく定着する子もいます。
パターン②。

あるいは、間違いの修正を繰り返しても、繰り返しても
なかなか定着していかない子もいます。
パターン③。

①の子なら、例題の解説をだらだらと聞くことは、時間の無駄です。
個別授業で、それをことごとく排除した授業を受けるか、
同じレベルの子が揃っている集合塾で、
そもそもそんな時間をとらない設定の授業を受けるのが良いでしょう。
その分、発展演習に時間を使えます。

②の子なら、例題の解説もしっかりしてくれる授業を受けるべきです。
例題解説をじっくりしてくれて、類題演習の時間も授業で作ってくれて、
なおかつ、その解説もしてくれる授業が良いでしょう。

③の子なら、細かく細かく繰り返して説明してくれるような授業でなければ、
うまくいかないでしょう。
さらには、基本レベルの問題のみに絞って、
徹底的に基礎をやるような授業がよいでしょう。

それぞれに、今、必要なことは違うのです。
それを見極めて、必要なものを補っていかなければ、
できるようにはなりません。

②の子が、無理して、①の子が受ける授業を受けても、
できるようにはならないし、
①の子が、②の子が受ける授業を受けるのは、
時間とお金の無駄ですね。

①の子は、頭が良くっていいな~ではありません。
それまでの努力の賜物なのです。
積み重ねです。

今は、②の授業が必要でも、積み重ねることで、
①の授業で大丈夫なくらいの力をつける子はいます。
努力と継続ですね。

今、必要なものをよく考えて、
それ相応の時間をかけていくこと、
言うのは簡単ですが、なかなか難しいものです。



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質問から見えること

宿題などで、わからない問題に遭遇すると、
授業中に出してきてくれますが、
その質問の仕方や、取り組み方も、
できる子と、そうでない子には違いがあります。

まず、「これ、わからんかった」と問題を出してきますよね?
その次にどうしますか?
教えてくれるのを待ちますか?
できる子は違います。

自分がやってみたことを説明します。
「こう考えて、こうやってみた」とか、
「ここが違うことはわかったけど・・・」とか、
問題を解く上で、今、自分がどの地点にいるかを説明してくれるのです。

その説明を聞きながら、
どこで行き詰っているのか、あるいは、どこで違う道へ行ってしまったのかを
先生たちは探るわけです。

そうすると、
「ここって、おかしくない?」とか、
「これって、こういうことだよね?」とか、
ヒントになることを出してあげることができます。

そしたら、どうしますか?
そのまま先生が解いてくれるのを見ていますか?
できる子は違います。

そこから先は解かないで!!と言わんばかりに、
自分のペンを走らせます。
そして、「こう?」「こうやなぁ?」と、確認してきます。

そうやっておくと、次回、解ける確率は高いんです。
でも、これがどちらもできる子は、本当に少ない。

できていますか?




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長い目で見ると

勉強の取り組み方を見ていると、
今は同じくらいの成績でも、
長い目で見ると、一方は上昇、一方は下降するなーと
思うことが時々あります。

例えば、中1の今の時期というのは、
特に地元公立などでは、失礼ながら、思いの外、
良い番数をとってくる子がいます。

特に、小6の後半から、中1の先取りを始めたような子は、
貯金がまだ効いていますから、1学期はなんとかなるんです。

今の時期の数学は、まだ計算関連の単元ばかりですが、
計算式がきちんと書ける子と書けない子がいます。

きちんと書けない子は、危険です。
今、正解していればいいのではないのです。
書かなければ解けないような複雑な式になった時に、
必ず、落ちていきます。

もちろん、演習の成果で、
きちんと書けるけれど、書かなくても解けるところまで
達しているのなら良いですが、
ほとんどはそうではありません。

だから、下がっていきます。

そこで、下がる前に注意しますが、
受け入れられる子は、これまた一握り。

受け入れられない子は、予定通り下がります。ww
結果は、自分で受け止めてもらうしかないですが。

注意や忠告を受け入れられるかどうか、
これも、大人になっても大事なことですよね。
身につけたいですね。




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集中的にやるということ

友人がやっている書道教室に、気が向いたときに行って、
いわゆるアート書のようなものを、ゆる~く楽しんでいるのですが、
その教室の教室展が、先月開催される予定でした。

ちょうどコロナの感染がひどくなってきた時期だったので、
ひとまず中止になってしまったのですが、
年明けごろから、その展示会に向けて、皆、けっこう書き込んだんです。

そしたら、先月のお稽古の時、久しぶりに筆ペンを持って書いたのに、
妙に筆運びがスムーズなんですよね。
それで、「なんか、いい感じなんやけど?」って言うと、
「それよ、みんなそう言ってる!」ですって。

やはり、普段よりも集中して書き込んだ成果なのでしょう。

これは、ピアノ教室をしていた頃にも感じていたことで、
発表会やコンクールが終わると、
皆、一段階レベルアップしていました。

何かに、集中的に、じっくりと向き合って取り組むと、
一気にワンランクアップします。

これは、勉強も同じ。
中高一貫校の最大のデメリットは、1回受験がないことだと思うのです。
受験があると、皆、それぞれに必死になる時期というのがあるものです。
それが、とても大事。

そこで一回り成長するのです。

脳みそが熱持ってる!って思うぐらい、集中的に頭を使うこと、
時には必要だと思います。





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時間をかける

何事も、便利にさっさとできてしまう時代になって、
時間をかけてじっくり…などということが、
やりにくくなってきてしまっているのかなと感じることがあります。

勉強をするうえで、効率を求めることはもちろん大事なのですが、
効率ばかりを求めていると、ダメなこともあります。

例えば、記述問題。
すぐに解答を見てしまいたくなる子が多いですが、
それを繰り返していたのでは、いつまでたってもできるようにはなりません。

必ず、自分でじっくり時間をかけて答案を書いてみることが必要なのです。
そして、その自分が作った答えと模範解答を見比べてみる。

時間は2倍、3倍かかるかもしれませんが、
得られる効果はそれ以上のもののはずです。
結果として、むしろ、そのほうが効率がいいのです。

ただひたすらに量を求めなければいけないこともありますが、
量をすればいいというものではないこともあるのです。

上位層の子でも、意外と、これがわかっていない子はいます。
時間をかけるべきところにはかけていきましょう。




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プロフィール

Author:自律学習ゼミ
徳島県で、家庭教師や塾講師をして、20年が過ぎました。そこで、この経験を生かして、小・中学生の君たちや、お父さん、お母さんに、何か少しでも役立つようなお話ができる気がして、このブログを始めることにしました。中学受験のこと、高校受験のこと、学校のこと、塾や家庭教師のこと、家庭学習や勉強の方法など、色々なことをお話ししたいと思っています。
2013.7.19.
・・・・・・
それから早10年が過ぎようとしています。ブログは、情報も古くなっていくので、5年分ぐらいが残るように、日々、刷新しています。2022年度より、自律学習ゼミとして、教室も移転し運営しております。「いったいどんな塾なの?」と興味を持たれた方は、下記のリンクからご覧ください。
2023.5.17.


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