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幼少期

成績が良い子と悪い子と、それぞれを見ていると、
やはり、幼少期にやったことの違いが大きいと思います。

きちんと文字が書ける中学生は、
小学生のころに、きちんと書くことを覚えた子たち。

小学校のころは、汚くても特に指導されていないのに、
あるいは、指導されることはあっても、汚いままで通してこられたのに、
中学生になって、急に直せと言われても、
これはなかなか難しい。

毎日、きちんと勉強ができる子は、
やはり、小学校のころに、そういう習慣が身についている子たち。

小学校のころは、学校から帰ったら、遊んでばかりだったのに、
中学生になって、いきなり勉強しろと言われても、これもなかなか難しい。

中学でできている子は、結局のところ、
小学生のころに、そういう習慣を身につけてきた子たちだと思います。

「ちゃんとしなさい!」って言ってきたのに、聞かなかったんです。。。
という親御さんも、よくいますが、
言うだけじゃぁ駄目だと思うんです。

毎日、一緒に勉強してあげたでしょうか?
自分の時間を、たくさん割いて付き合ってあげたでしょうか?
綺麗に書けるように、横にずっとついて、
自分のことはせずに見てあげたでしょうか?

もちろん、そこまでしなくても、できるようになる子もいるでしょう。
でも、そこまでして、やっとできるようになる子だっています。

小学校のときに、きけなかった親の言うことを、
中学生の思春期になって、きけるとは思えません。

もちろん、個人差はあるので、一概には言えませんが、
幼稚園、小学校の頃の仕込みが、
中学、高校の支えになっていることは間違いないと思います。



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レベル設定

求めているレベルと、やっていることの差が
大きく開いていることはよくあります。
勉強をしていて、結果が伴わない場合の一番の理由だと思います

たいてい、一番初めの授業のときに、
将来の夢や志望校について尋ねます。
まず、そこでレベル設定をしなければいけないからです。

医者になりたい子もいれば、弁護士になりたい子もいるし、
教師になりたい子もいれば、看護師になりたい子もいます。
そんな夢がある子もいれば、無い子だっています。

勉強はキライだけど、とりあえず、普通科に行きたいかな~
なんて言う子もいたり、
勉強はキライだから、大学なんて御免だよ~
科技高に行って何か技能を身につけたいという子もいます。

基礎学で言えば、
とりあえず、250点目指しましょうかという子から、
450点は最低でもないとまずいよという子までいるのです。

だから、例えば、定期テストで、440点とってきたとして、
勉強が嫌いな科技高志望の子なら、
「お~、頑張ったね~!!」と褒めないといけませんが、

医学部志望の子なら、
「定期テストで9割ないって、どうなん?」と半ばお説教ですよね。
「原因は何?」「何ができてなかったん?」質問攻撃。ww

同じ結果でも、設定レベルによって、これくらいの差は普通に出ます。
もちろん、やっていることも違いますから。。。

求めていることが違うのですから、
同じことをしていてはダメですものね。

ところが、この設定があいまいな子は意外と多いんです。
「一生懸命やんりょるのに・・・」
「先生はいっちょも認めてくれん・・・」
のではなくて、設定が高いからそうなるのです。

求めていることと、やっていることは、バランスが取れていなければ、
できるようにはなりません。

勉強に限らず、何事においても同じだと思います。
しかし、イマイチ、そこがわかっていない子はたくさんいますね。

何かを手に入れようと思えば、
それ相応の努力をしないといけないわけです。
自分は、何を手に入れたいと思っているのか?
きちんと向き合いたいですね。



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口語文法

昨日の受験算数の話に続いて、国語でも感じることがあります。
それは、国語の文法の勉強をしているかどうか。

中学受験で、一応は文法の勉強もしますが、
読解問題などと違って、意外と温度差があるのが文法問題。

しっかりやってくれる塾もあれば、さらっと流してしまう塾もあり、
正直なところ、
文法なんかより、算数できるようにせな!って感じになると思うんです。

それで、私、上位層の子たちは、小6の終わり~中1のはじめにかけて、
中学内容も含めて、文法はきっちりさらい直してもらうことにしてるんです。

動詞の活用から始まって、助動詞・助詞まで。
最終的に、文章を品詞分解できて、活用形まで言えるようにします。
といっても、解説がたっぷりついているテキストを使って、ほぼ宿題で自習です。

念のため、丸付けは提出してもらってこちらでするので、
おそらく、皆、まずまずの理解はできているはず。

昔は、そこまでいらないかな~と思っていましたが、
ある時、これをやると、この後が楽なこと楽なこと。

まず感じるのは、英語の文法解説が楽。
この流れで行くと、目的語が補語がなんて話も、
するっと入ってくれます。

さらに、古典文法に入るときが楽。
これは、中学ではきちんとは習いませんが、
多少は、知っていると便利ですから、少しは勉強するんですね。
もちろん、上位層の子だけです。

その時も、何の違和感もなく理解していけますから、
難しいと感じないんです。

多分、高校になって、古典文法を習っても、
これは生きるはずです。

小6の終わりから中1のはじめと言えば、
受験も終わって、なんだか暇~な頃ですから、
意外と負担も少ないのに、後々のこの効果です。

是非、お勧めします!



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受験算数の威力

中学受験で使う受験算数を、勉強しているかしていないかは、
中学生の数学に大きく作用しています。

例えば、中1の方程式。
学校で習う程度の問題なら、
受験算数をした子は方程式を使わずに解けてしまいます。

どちらにせよ、方程式を使って解く勉強をするのだから、
別に使わずに解けなくてもいいじゃないかと思うかもしれませんが、
問題は、使わずに解けるかどうかではなくて、
その考え方を知っているかどうかなのです。

例えば、食塩水の問題なら、食塩水の濃度というのは、
その食塩水全体の何%が食塩であるかを示しているということや、
時計の針の問題なら、長針、短針がそれぞれ一分間に何度動くのか、
あるいは、追いかけ算の一種と考えることができることなどが
すでに知識としてあれば、方程式の単元でも、その理解が速く、そして深いのです。

割合の問題などでも、原価の3割増しで定価をつけて、
定価の1割引きで売ったとか、
さらに売れなかったので、その売値の5分引きにしたなんて言われても、
割合の扱いに慣れているわけです。

仕事算でも然り。
仕事算って何?っていう子と、これ仕事算で解けるな!っていう子の差は
どうしてもでてきますよね。

図形問題でも同じで、
中1の空間図形や中2の平行線と角など、
受験算数よりも簡単だったりしますから、
そこで余る時間を、さらに発展問題に費やすことができます。

もちろん、受験算数をやっていない子は、
ここで頑張って追いつけばいいのですが、
小学校で費やした時間が少ない分、どうしても差が出て来るなぁという印象。

発展問題に触れることができる時間に差が出てしまいます。
すると、今度はこれが高校の数学につながります。

例えば、時間に余裕がある子は、
チェバの定理、メネラウスの定理、方べきの定理あたりはもちろん、
内接円の面積の公式や、内接球の体積の公式なんかも
さらっとやってしまえるのです。

小学校で頑張った分は大きいなぁ~なんて思うわけで、
やはり、上位層の子は、中学受験をするしないにかかわらず、
受験算数をやっておくと後々に役立つと思います。

もちろん、中・高6年間かけて、
徐々にその差は埋められますから、
「やってないからあかんー」なんて思う必要は全くないのですが、
その差があるということは頭に置いて頑張る必要があるでしょう。

これから、小学校高学年という人は、
やってみる価値はあると思いますね。

小学校で時間をかけるか、中・高で時間をかけるか、
最終的にどちらが自分に合っているか…という問題も絡んできますが、
数学になった時に、差が出るということは知っていて損はないでしょう。




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あたためること

難しい問題を、ず~っと引きずってあたためることも、
時には大事なことです。

例えば、方程式の文章題。
ハイレベルの複雑な問題になると、
色々な考え方ができて、色々な式が立てられて、
あるいは、そこにたどり着くまでが少々難解で…
なんて問題も中にはあります。

「もうちょっと粘ってみよか」なんて、しばらく放っておくと、
本当に解けなくて、いつがきても放置されていること、たまにあります。

でも、ある日、「今日こそ、これ、やっつけよか~」と、
腰を据えてかかる。。。
と言っても、私が丸付けしてる間に解いてもらうのですが。ww

頭の片隅に、時々あらわれていた問題で、
時々、ああでもないこうでもないと考えられていた問題なら、
「で、何したん?」なんて尋ねると、

図を書いて、
「ここの距離は、くれてる、ここの時間は出る、これは出して~
で、ここが分かったらなぁ。。。」
とかなんとか、もっとあれこれやったことを答えてくれます。

「そこからも、式、立ててみたけど、ちょっとめんどくさい式だったなぁ。。。
 それより、その時間と、ここの時間は一緒ってのが、
 なんか使える気がせん?」
とか言ってみると、

「あっ!こっちかー!」
と、ペンが走り始めます。

その間に、私は別プリントの丸付けです。
「くぁ~そのプリントヤバいし、ピンだらけー」とか言いながら、
丸付けされているプリントを横目に、ペンが進んでいます。

はたとペンが止まったので、
「ん?どこまできたん?」と言うと、
「ここは出て~、で、これと方程式にして・・・、あ!ここがちゃうわ」
と、自己解決~

「それいけ~」と見てるだけで進んでいきます。ww
たいてい、問題をあたためる時間を持てる子は、
解き始めたら、自分でほぼすべて解決します。
簡単に計算ミス探しなんかは依頼してきません。w

「これ、もっと簡単に解けん?この式…」と、顔を上げたりしますが、
「え?そんな変な式にならんかったよ~、けっこう綺麗な式だったけど?」
とか言っている間に、
「あーーー!ここぢゃーーー!」とまたまた自己解決。

「でーたーー!!やっとできたっ!」ルン♪って感じですねww

先生、何もしとらんでぇと思うかもしれませんが、
こうやって、自分で見つけて自分で解決するのが一番いい方法です。
しかも、ここまであたためてきた問題です。
次回は、必ず自力で解けます。

ここまで、細切れながら、かけた時間をトータルすると、
きっと膨大な時間です。
さらっと教えてもらったら、いったい何十問解けることか…

でも、あたためる時間、大事なんです。
さらっと教えてもらって解いた30問より、
悩みに悩んで解いた1問の価値は大きいと思います。

できるようになった問題は、たった1問かもしれませんが、
その考え悩んだ時間に頭を使ったこと、これが貴重なんです。
それを引き金に、いったいどれだけのことができるように繋がることか。

目に見えないから、その時間をもったいないと思うかもしれません。
でも、貴重な時間なんです。
大事にしていきたいですね。




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ら抜き、さ入れ

「見られる、出られる」などを、
「見れる、出れる」という「ら抜き言葉」や、
「やらせていただく」などを、
「やらさせていただく」という「さ入れ言葉」について、

ついに、ら抜き言葉を使う人が
多数派になったという記事が、新聞に出たのは、もう数年前の話。

仕事柄、特に中学受験の国語などでは、
「ら抜き」「さ入れ」ともに、ピンをつけているので、
自分が使うのは、なんとなく、違和感があるのですが、
SNSなどでは、どちらもよく見かけますよね。

言葉は時代とともに変わるものですので、
目くじら立てるようなことではないと思いますし、
使っているのを見ても、それほど嫌な印象は持たないのですが、
やはり、知っていることは必要かなと思います。

漢字のとめはね問題と同じで、
正しい日本語はこうだけど、こんな流れで、
今はこうなっていると、知った上で、
正式な場面では使わないようにするとか。。。

知っていて使い分けられることと、
知らずに使っているのでは大違いですものね。

日本語は、難しいですね。
でも、素敵な言語だと思います。



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あたり障りのない三者面談

小学校の個人懇談で、進路の話…なんてことはまずないでしょうけれど、
中学の三者面談でも、
意外とあいまいにスルーされてしまうのが進路の話だったりします。

「三者面談、いかがでした?」なんて親御さんに時々聞くのですが、
特に社会面でも問題がない子だとなおさら、
「いいお子さんです」とか、「こんな素晴らしいことをしてくれていますよ」とか、
ほめちぎられることも少なくないように感じています。

もちろん、いいところを見て、そこを大事にしてくれるのはありがたいのですが、
それと同じくらい、欠点を修正しても欲しいと思ってしまいます。
そうすれば、さらにいい子になるのにね。

特に、地元公立の場合、進路の話など全くと言っていいほど無い様子。

中1でも、志望校くらいは聞いて、
だいたい目安となる校内番数ぐらいは示してくれてもいいと思うのですが。

まぁ、無茶を言わなければ、
どこかの高校には入れるのが徳島県の高校入試ですし、
このご時世、どこかの大学にも入れてしまう全入時代ですが、
だからって、一応、子供たちにも希望はあるわけで・・・

「そこ志望なら、○番以内目指してね」とか、
「○番以内キープしなよ」とか、ちょっと具体的な数字を出してくれるだけで、
頑張れる子もたくさんいるのに…って思うんですよね。

一生懸命やってくれている先生もたくさんいると思うんですよ。
採点、大変なのに、長~い記述問題だらけのテストしてくれたり、
つくづく良い先生やなぁって思う学校の先生もいるんですよ。

でも、どうでもいいって思っとるだろう?って突っ込みたくなる先生も、
けっこういますよね。
まぁ、どの業界も同じでしょうけれど。。。

だからって、子供たちの大事な問題ですから。
そこら辺のことは、家庭でのフォローが必須ですね。




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根拠ってこれです

昨日の話をもう少し具体的に見てみましょう。

例えば、中3で習う現在分詞の基本問題。
Look at that boy swimming in the river.
Look at that swimming boy.

boyを修飾する現在分詞。
「川で泳いでいる」場合と、「泳いでいる」場合の違い。

「川で泳いでいる」と説明したい場合は、
2語以上になるので、後ろからで、
「泳いでいる」と説明したい場合は、
1語なので、前からですよね。

例えば、swimmingを、文中のどこにいれますか?という問題だったとします。
上の文なら、boyの後ろ、下の文なら、boyの前。

これ、間違える子の多くは、boyの前か後ろやなってことはわかるんです。
だから、1語か2語以上かがその選択の根拠になるということが
分かっていなくても、確率2分の1で当たります。
さらに、間違えても、一度ピンされれば、次は直ります。
前でないなら後ろですから。

しかし、前でなかったから後ろやなって直したところで、
次の問題ではまた間違えますよね。

1語か2語以上かで見分けるのかーって、わかって直さないといけないんです。
でも、これが面倒くさい子が多いんですよね。

しかも、よくあるのが、
「これ、なんでboyの後ろに入れるん?」って質問すると、
「swimmingのときは後ろですよね」な~んて答えが返ってくること。ww

んなわけないだろ!って言いたいところですが、
いや、これ、ほんとに多いんですよ。
勝手にルールを作るパターン。

一度テキストに戻れば済むことなのに、
それをせずに、勝手にルールを作り上げてしまうのです。
これじゃぁ、永遠にできるようにならないですよね。




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根拠を探ること

伸びるなと思う子と、伸び悩むなと思う子の違いは、
いろいろありますが、
一番大きな違いを感じるのは、間違い直しをしているときです。

たとえ今の成績はぱっとしなくても、
この子、絶対伸びるわ~と感じさせる子は、
根拠のないことには納得しないんです。

必ず、「なんで?」「どうして?」「これはあかんの?」
みたいな発想をしてるんですよね。

一番感じるのは、記号選択問題。
ア、イ、ウ、エの4択で、
例えば、アでピンがついて、ウに直して正解したとします。

ウと直す直し方には、いろんなパターンがあって、
①アでないなら、ウにしてみよか
②アとウで迷ったから、ウやな
③そうか、アは○○やけん、違うよなー だったらウやな

①~③のうち、次回、正解にすぐにたどり着けるのは
③のパターンだけです。

もうおわかりですよね?
①は当然、クイズみたいに解いてますから、
確率4分の1で当たらない限り、当たりません。
論外のパターン。

たいてい4択問題は、2個は明らかに違っていて、
最後の2択で迷うものです。

だから、②が、実は一番多いパターンですが、
アは間違いである根拠が明確になっていないので、
次回も選択する可能性が大です。

必ずやってほしいことは、
間違いの根拠と正解の根拠を明確にすることなんです。
伸びる子はこれができる子。

そして、アがピンならウだと分かっているけれど、
アがピンであることの根拠がはっきりしない場合、
必ず、質問にあげてきます。

「なんで、アはあかんの?」「アは、○○だからピンってこと?」
これが大事なんです。

ほとんどの子が、
たぶん、こうだろう。。。で、済ませてしまうんです。

「これ、なんで、これではあかんの?」なんて、
突然質問してみると、
とんでもない理由が飛び出すこともよくあります。

それじゃぁ、ダメなんよ!なんて言ってみても、
これがなかなか直せないものなんです。

おそらく、小さいころからの習慣。
まぁ、性格もあるかもしれませんが、
習慣が大きいと思いますね。

意識して、直してみる価値はあることだと思いますよ。
時間はかかりますけれど。



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外へ目を向けること

この仕事をしているとよく感じるのですが、
徳島の子たちって、本当に閉鎖的な環境で勉強してるなと思います。

田舎なので、人口も少ない分、当然、上位層の人数も少ないし、
中学受験も、まだまだマイナーで、
そうなると、模試を受けるなんて感覚はほとんどない。
しかも、学校のテストは、うそみたいに簡単。

そうすると、人数の少ない小学校で、
まぁまぁできてると、すごい賢いみたいに周囲からも褒められて
なんとなく、そんな気分になってしまう。。。

意外と、中学受験組の最上位層の子たちは、
全国規模の模試を受けたりしているので、
よその県には、賢い子がいっぱいおるー!と実感できているのですが、

中学受験組でも、視野が県内だけの子とか、
地元公立で、まぁまぁ上位の子とかには、
言い方は悪いかもしれませんが、けっこう天狗の子がいるんです。

そして、その変なプライドが、勉強の邪魔をするんですよね。
忠告を受け入れられない。

外へ目を向けること、
視野を広く持つこと、
これからの時代、ますます大事になってくるでしょう。

自分に自信を持つことはとても大事です。
でも、外を見ること、上を見ることを忘れてはいけませんよね。



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仕事できなさそう~ww

大人になったら、仕事できない人になるだろうな~と思う子に、
時々、出会います。

勉強ができる=仕事ができる
というわけではないことは、重々承知していますが。。。

例えば、
「これ、家用にコピー取っといてなー」なんて言うと、
順番ぐちゃぐちゃで、おまけに欠落したページがあるんです。
これ、だれがどうやって使うの?です。

使うことが全くイメージされずに作業しているからこうなるんです。
順番ぐちゃぐちゃにコピーする方が難しい気がしますが。ww


あまりに知らないことが多すぎるので、
「とりあえず、最初は調べずに鉛筆で解いて、
 次に、怪しいところは調べて、青ペンで書いてみといて。」
なんて言っても、次回、青色の文字がない。。。
「こうだったかな?って、全部埋めれたので、調べてません。」
って、それじゃぁ、できてないから、調べてとけって言ったんだよー、です。

できるようになるために、何をしているのかという意識が全くない。
うるさいぐらい、毎回説明してるのだけど、聞いてないのねー
というか、全く響いてないのか。。。とがっくり。


「このページ、全問わからないんです」って、出してきた学校の問題集。
「全問って、解答は?」
「家に置いてきました」
って、全問解いてから教えろと?です。

授業の時間を、そんなことに使ってもよいのなら、
全問じっくり解いてから、ゆっくり教えますけど。
時間を効率的に使うことなど眼中にないのでしょうね。


「ゆとり」以降特に増えたのは、
「えー!これもやるんですか?」
こっちやったら、これも一緒でしょうよーと思うのですが、
「言われてなかったから…」

「これは、教えてもらってないからできません」
そんなこと言ってたら、
応用問題は全部できないじゃないかーと思いますが、
「初めて見る問題やし…」


こんなことが日常茶飯事なわけで・・・
だから、アクティブラーニングに舵を切ってるんだろうなーなんて思うわけで・・・

決して、全員がそうではないんです。
でも、こういう子の割合が増えてる気がする。。。

仕事ができない大人は、
こうやって出来上がるのねーと思わせられる日常の出来事。

ただ、傍観してるのではなくて、
一つ一つ修正していってあげるのも、私の役割か…と考えてみたり。
嫌われ役だけど。ww

日本の未来は、今の子供たちにかかってるんですものね。
私がおばあちゃんになった時、
日本が沈没してしまったら困りますから。。。
って、結局は自分のためかい?!ww




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理科・社会は入試レベルへ!

以前から時々書いていますが、
理科・社会は、中1でも、習った単元から、
入試レベルまで引き上げておくべきです。

これが、数学や英語とは大きく違うところ。

例えば、中1の理科。
一番最初に植物の単元を習った学校が多いと思いますが、
もう習い終わったのですから、
高校入試問題の植物の単元はできなければいけません。

だって、これから先、中学の間は、もう二度と習いませんから。

でも、地元公立の場合、
定期テストも、確認テストも、
入試レベルの問題までは出題してくれないことが多い。

そして、中3になったある日、突然、
入試レベルの問題の出題が始まるのです。

えー!!この間までは、簡単だったのにーって感じです。
実は、中3になって、これに驚く子は本当に多いんです。

中1・中2のテストが簡単すぎるので、
入試レベルが把握できていないというのが地元公立の多くの子たち。

探究の理科やテストブックさえ、やっておけば、
そこそこの点数をはじき出せるテストしかやっていないのに、
突然、入試レベルの問題になってできるわけがないのです。
おまけに忘れていますしね。。。

でも、普段のテストがとれてしまっている分、
「このワークぐらいはできてないとやばいよー」なんて言っても、
「いやいや、そんな難しいの出んしぃ」としか思えない。

お兄さん、お姉さんがいて、中3でびっくりした経験があるお母さんなら、
この話を、実感してくださって、
「下の子は、今から、やらせます!」みたいになるのですが、
親子そろって初めての場合は、なかなかこれも難しい。

しかし、絶対にやっておくべきです。

基礎学は簡単~と認識している附属の子が多いのはなぜかと言うと
普段のテストで、そのレベルの問題がすでに出題されているからなんです。
昔のどこかの県の入試問題が普通に出題されます。
中3ではなく中1の話です。

同じ高校入試を受けるのです。
その差は、自分で埋めておかなくてはね。




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学校の悪口

マンツーマンなので、授業中に
学校の悪口というか愚痴をこぼす子も結構います。

先日も、数学の授業があまりにひどいというような話を聞いたのですが、
話を聞くと確かにひどいww

そんな時、どうしていますか?

私、一緒に悪口を言いますww
だって、先生のくせに、ひどい授業ですからw

でも、それで終わるわけにはいきません。
数学の担当を変える力は、私たちにはないのだから、
せめて被害を被らないようにするにはどうしたらいいかを相談しました。

ティーンズに必要なのはそこだと思うんです。
放っておくと、あっさり被害を被ってしまうんです。

そんなひどい先生の被害を被って、自分が損するのは嫌じゃない?って
誰かが言ってくれると、
私の実感としては、「確かにそうだ」とは思える子のほうが多い。
しかし、自分からは、その考えに至らない子のほうが多いんですよね。

学校で、いい先生に当たれば、放っておいてもできるようになります。
問題は、全教科、そうはいかないということ。

そういう、解決策を見出すことだって、
将来、絶対に役に立ちます。

みんな、頑張ってほしいなぁ。。。w


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精神的サポート

近年、私のところでは、
附属中学を受験したいという地元公立小学校の生徒が増えてきました。
といっても、そもそも十人も同時期には見られないので、
たかがしれてはいますがww

タイミング的に、中学に入ってから来てくれる子も、実は多い。
つまり、すでに、ある程度のレベルまでは完成している子たちです。
だから、うまくいくんでしょ?と思われるかもしれませんが、
中1の初めの段階では、多くは、40~80番ぐらいです。

それが、最終的にはだいたい1桁まで到達します。
普通科英数クラスの標準レベルの子が最終的に
基礎学で460点を下らないところまで行ってしまうのです。

「なにしてるの?」と聞かれることもあるのですが、
私の感覚としては、勝手に上がっていってくれてるんですw

だって、そのレベルの中学生なら、
中学内容ぐらいは、すぐに飲み込みます。
手取り足取り教えることは、ほとんどないのです。

やっていることはと言えば、色々な話をすること。

学校の話を聞いたり、勉強のやり方を聞いたり、
どうしたいかを聞いたり、どうなりたいかを聞いたり・・・。
それについて、色々と話し込みをします。

意識していることは、その子の能力を最大限に引き延ばす手助けをすること。
たいてい、そのレベルの子は、
自分の力を過小評価している子のほうが多いので、
それを適正な評価に変えてあげて自信をつけること。

生徒の意思確認もしっかりとしますが、
逆に、私の考えも正確に伝わるように努力しているつもり。

あなたの力なら、そろそろ1桁入りしなきゃいけない時期よとか、
ぼちぼち1番狙っとかんと、二度と取れんかもよとかww
まぁ、そんな話もしたり、色々と話しているうちに、
「そんなん無理ー」とか言っていた子の意識が変わってくるのがわかります。

実は、この間も、
「この塾、ちょっとハイレベルすぎるんですけど…」なんて、言っていた子が、
ついに、20番入りしてきました。
「1桁いかんかったけど、頑張ったよ」なんていうラインが来ました。

ほらもう、1桁いかなあかん気になってるでしょ?ww
その気持ちの変化が大事なんです。

だからといって、いつもいつも上向きとは限りません。
当然、スランプはどの子にも訪れますし、苦しい時期もあります。

でも、自分でやることを選んで、自分で決めて、勉強できるようになってくると、
それをどうやって乗り越えようかと考えられるようになります。
その力こそが必要なんですよね。

必要なことを必要なタイミングで入れてあげて、
「自分で」できるようになっていってもらうこと。

これに尽きる気がします。



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私にできること

こういう仕事をしていると、
他人である私にできることって何だろう?と、時々考えます。
もちろん、それは、その子その子一人一人によって違うのですが・・・。

長年、子どもたちにかかわっていて思うことは、
結局、子どもたちの思考の部分に、
何か、他所の風を吹き込んであげることだろうということです。

ただただ、学校で学習することの上乗せやフォローをするのが、
こういう立場の人間の役割ではないのではないかと思うのです。

学校のテストが、次々とやってくるので、
もちろん、目先の結果も気になります。
高いお月謝をいただいている以上、
やはり、結果をすぐに点数に表したい…という気持ちもよぎります。

でも、です。
目先のテスト対策だけを必死にやらせたところで、
番数は上がるかもしれませんが、
本当にそれだけでいいの?という気持ちは残るはずです。

だって、それでは、いつまでたっても、
誰かがサポートしなければできない状態のままですから。

本来の目的は、自分で考えて、自分で判断して、
自分で行動することだと思うんですよね。

そうなれるためのサポートを勉強を通してしていると
とらえるべきではないかと思うんです。

それは、
マンツーマンだからこそできる濃密なサポートでもあります。

うまくいくときもあれば、いかないときもあります。
それでも、目先の結果を出すだけではなく、
そういう部分こそ大事にしていかなければいけないのではないかと考えます。

幸い、このブログを読んで、来てくれる生徒ばかりなので、
そのあたりの感覚は、おそらく、親御さんたちとも共有できているようで、
うまくいくことが増えてきています。
ありがたいことです。


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国語のススメ

時々、とんでもなく勉強が嫌いな子に出会います。
当然、勉強は苦手です。

とりあえず、英語とか数学とか、希望の科目の勉強をするのですが、
いつも思うのは、国語した方がいいんじゃない?ということ。

そういう子は、たいてい字も汚くて、きちんと書けません。
文字をきちんと書けるようにすることとか、
書いてあることをきちんと読み取れるようにすることとか、
知ってる漢字を増やすこととかの方が、
社会に出た時に役立つと思うのです。

学歴をどの程度必要とするのか、
色々な兼ね合いもあるとは思うのですが、
長~いスパンで、事態を把握することは大事だと思います。

頑張れば、できそうなこと、
頑張っても、できそうにないことにわけて、
どのくらい頑張ろうと思えるのか、どのくらいなら頑張れるのか、
どんな将来像をイメージしているのか、
色々なことを総合的に考えて、目先のことではなく、
本当に必要なことを選んでいけるといいなと思いますね。

着地点が見えづらい難しいパターンですが、
ある程度、着地点を決めないと、進めないですものね。



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塾のいらない学校

理想は、塾のいらない学校だよな~と思うことがあります。

結局、塾で予習をすると、
塾と学校で二重学習しているわけですから、
どうにも無駄がある。。。

だからと言って、予習しないと、とんでもないことになって帰ってくる子も多い。
そうすると、塾に頼らざるを得ない。。。

時々聞くのが、塾の分もフォローしてくれる都会の私立。
理解度の悪い子は抽出して、徹底的に補講してくれるとか、
夏休みをなくして、授業するとか、
基本的に、塾に行かなくてもいいような方向に
学校が動いてくれているように見受けます。

少々授業料が高くても、これなら価値あるな~と思えたり。。。ww
塾代かからなかったら、逆に安いですよね。
まぁ、実際に通っている人の話を聞いたわけではないので、
それはそれで別の問題が生じるのかもしれませんが。。。

成績上げなきゃ→塾行こう!っていうパターンをよく見かけますが、
塾は闇雲に行くものではありません。

自分に必要なサポートを求めて、必要な分だけ使うものです。
そういう意識で使わないと、ただ単に依存するだけで、
自分ではできるようにならないんじゃないかと思います。

自分が塾をほとんど使わずに育ったからかもしれませんが、
なんで、そんなことで塾行くの?と思う子をときどき見かけます。

みんなが行ってるから行く、というようなものではないと思いますよ。



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やっていること

昨日の続き。

例えば、中学生。
まぁ、受験学年は、少し違うパターンにしてますが、
受験学年以外なら…という例を挙げてみます。

まず、学校のワーク類は、各自自分でこなします。
その上で、家庭学習用のメインテキストですが、
だいたい4種類のレベルに分けています。

①教科書準拠のテキスト(簡単版)
②教科書準拠のテキスト(標準版)
③教科書準拠ではないテキスト(標準版)
④教科書準拠ではないテキスト(発展版)

市内普通科を目指すレベルなら、
目安としては、地元公立で上位4割程度まで。
数学①か②、英語①か②と③を、1単元は先取りで進めます。

学校の教材以外に、これくらいは必須だと思いますよ。
学校教材だけでは、どうしても演習量が足りませんから。
でも、学校では、それをやれとは言われませんよ。

もう少し上、市内普通科英数クラスを目指すレベルなら、
高校にもよりますが、目安としては、地元公立で上位1割まで。
国公立大学を狙えるレベルですね。
数学②か③、英語②と③を、できれば2単元以上先取り。

中3で、実戦演習の時間を捻出するためには、
少し多めの先取りが必須となるレベルです。

さらに、難関大学を目指すレベルなら、
地元公立なら、1番常連さんか、悪くても、上位1~2%まで。
数学④、英語②と④を使って、かなり先取りします、というか、できてしまいます。
英語の②は、ただの定期テスト対策用で、勝手にやってる感じですね。

小6から、一緒に勉強している子で、医学部志望の子なら、
中1の今ごろは、英語は遅い子で中1終了、早い子は中3内容に入ります。
他に、演習確認用にテキストを2~3冊併用します。

数学なら、「新Aclass」のようなテキストに手を出しておきたいのが
このレベルを目指す子たち。
できることなら、指導要領外のことも含めて、地固めするべきレベルです。


自分が目指しているレベルのことが、
きちんとできているでしょうか?

例えば、学校のことしかしていないのに、
学年で4割に入れていないのに、国立大学に行きたいと言っても、
いくらまだ遠い先のことでも、無理があります。

もちろん、中には、高校で猛烈に頑張って、可能にしてしまう子もいますが、
そんなのは、ほんの一握りの子たちで、
大多数の子は、そんな踏ん張りは効かないものです。

小学校のコツコツが、中学で生きているように、
中学のコツコツは、高校に大きく作用します。

自分がやらなければ、何もできるようにはなりません。
塾へ行っても、行かなくても、どっちでもいいんです。
やるのは自分ですから。

サポートが必要であれば、塾へ行くのも一つの手です。
でも、やるのは自分でしかありません。

自分でやるしかない。
でも、自分がやりさえすればできるのです。

目指していること、やっていること、
きちんと一致していますか?



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やるべきこと

やるべきことが、わかっていなくて、
せっかく能力はあるのに、それが生かせていない子、
徳島の場合は、けっこう多い気がします。

中学受験もあまり盛んではないし、
教育に関する情報も少なく、
全国的に見ると、決してレベルの高い県ではないですから。

しかし、そんな環境でも、
都会のバリバリ受験をこなしてきたハイレベルな子と
互角にやりあえる子だっています。

やるべきことをこなしてきた子たちですよね。

なにも、ハイレベルに限ったことではありません。

やるべきことが、わかっていなかったために、
結局、行きたい高校へ行けなかったという子もいます。
もっと早くから、きちんとわかっていれば、
頑張れたんじゃないか…と思える子たちです。

自分の将来を考えたときに、
今、やっておかなければならないことが、
本当に見えているかどうか。。。

当然ですが、それぞれのレベルや目標に応じて、
やるべきことは違います。
明日は、少し具体例を挙げてみようと思います。



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積み重ね

何事も積み重ねの力は大きいものです。
勉強も、思ったように結果が出ない時期に、
どれだけのことを積み重ねられるかが、実を結ぶかどうかの勝負です。

いくらやっても駄目だ~と思ってあきらめてしまうか、
次こそは!と思って粘れるか、
その差が全てだと思います。

逆に、思ったより調子がいい時期に、
どれだけのことを積み重ねてしまうかも、とても大きいのです。

調子がいいと、ついつい大丈夫だろうと思ってしまうのが人間です。
ちょっとぐらい…大丈夫だろうとか、
こんなもんでいいだろうとか、
そうやって、手を抜いたことが積み重なっていくのです。

そして、気付いた時には、大変な事態になる。。。

実は、こっちの方が怖い。
手抜きの積み重ね…

どこから修正すればいいの?というような事態になる前に、
手を打ちたいものです。

しかし、調子のいいときは、あまり人の意見は聞けないものです。
「そんなこと言ったって、いけてるし…」と思うものです。

もう本当に、毎回毎回、調子のいい子に、
「それじゃぁ、あかん」とか、「そんなんじゃぁ、いつか落ちる」とか、
しまいには、ただの意地悪みたいに思えてきますが、
だからと言って、放っておくと、本当に落ちてしまいますから、
そういうわけにはいきません。

調子のいい時こそ、見つめ直してみましょう。
本当に、確実に、一つ一つものにしていっていますか?
詰めが甘くはないですか?




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過去問のあと

中3上位層の子たちは、夏休みに過去問を解いてみる子も多いでしょう。

過去問を解いて、
丸付けして一喜一憂。。。だけではダメです。

必ず、うまくいかなかった問題から、
自分の弱点をあぶり出しましょう。

例えば、
天体のところでいつも落としてるとか、
少し突っ込んだ記述が書けないとか、
電流のところができていないとか。。。

できていないところ、自分に足りないことを
しっかり見極めて、そこを補強していくための過去問でもあります。

見つかった弱点を強化していくことが一番大事なのです。

今までにやった問題集の詰めが甘いところへ戻るのもいいでしょう。
単元別のような問題集に当たってみるのもいいでしょう。

普段のテストでもそうですが、
テストは結果を見て、喜ぶだけのものではありません。
そこで見つかった弱点を強化してこそ、
テストの価値があるというもの。

テストは上手に活用したいですね。



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どんな子も予習?

昨日、予習をお勧めするという記事を書きましたが、
中には、復習すらままならない子もいます。
そんな子も予習ですか?優秀な子の話でしょ?と
思われるかもしれません。

私も、以前は、優秀な子たちは予習できても、
真ん中以下になると、それは無理だろうと思っていました。

ところが、そういう子ほどマンツーマンの丁寧な予習は大事なんです。
なぜなら、そのレベルになってくると、
学校の集合授業で、先生が説明してくれたことを、
きちんと理解できていないからです。

マンツーマンでも、一つ一つ確認をとりながら進めていかないと、
適当に理解してしまったり、きちんと聞いていなかったりするのが、
そのレベルの子の特徴でもあります。

そうすると、初めて習うことを学校の集合授業に任せると、
自分で適当に解釈して、適当に解く方法を身につけてしまいます。

家に帰って、復習でそれを修正するのは、実はとても難しいのです。

それならば、マンツーマンで、一つ一つ丁寧に新しいことを入れておいて、
学校の授業を復習に使うほうが、お互いに楽なんじゃない?と思うようになりました。

その頃から、とにかく予習を勧めているわけです。

もちろん、そのレベルの子に、
応用問題まで予習させるのは時間的に無理でしょう。
でも、基本は、予習をすることで確実にものになっていきます。
復習だけだと、基本すら落としていきますから。。。

しかも、一度入ってしまった間違いを修正することは
想像以上に手間がかかるのです。
お互いに苦痛になります。

やはり、予習をするべきだというのが、
今のところ、私が辿り着いている結論です。

もちろん、時代の流れとともに、変わっていくかもしれませんが、
現状では、予習必須だと思いますよ。



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予習のメリット

昔は、小・中学生に関しては、完全復習派だった私ですが、
「ゆとり」以降は、中学生は特に予習が必要だと実感しています。

というのも、予習をしておかなければ、
ある日突然、一気に学校の授業が進んで、
復習が追い付かなくなることがよくあったからです。

例えば、1学期はすごく丁寧に授業をしてくれているんです。
ところが、2学期に入ると、文化祭に始まり、学校行事が盛りだくさんで、
授業が短縮になったり、つぶれたり。。。
そうすると、一気に進めてしまう先生がいるんです。

しかも、2学期って、大事な単元が多いんですよね。
中1も中2も、数学は方程式や連立方程式の文章題のところで、
一気に進むんです。

割合の問題なんか、小学校の割合からやり直してほしいような子が
半数以上いるはずの公立で、1問解いて終わりとか…
できるようになるはずがない。。。

その次の関数だって、グラフを書く辺りまでは、
まずまず丁寧にしてくれていても、
関数の利用の単元になると、これまたさらりと終わってしまう。

特に力を入れてほしい単元ほど、さらりと終わるんです。

英語だってそうです。
2学期、中1は三単現のs、中2は不定詞。
これ、絶対にさらりと終わってほしくない単元なんです。

でも、時間がないから終わっちゃう。。。

レベルが揃っていない十把一絡げ的なクラスで、
きめ細かな授業をするのは、本当に大変だと思います。
先生の立場を考えれば。

しかし、生徒の立場、保護者の立場で考えれば、
それに巻き込まれたくない。。。というのが正直なところです。

となると、予習をして、その大事な単元にじっくり取り組む時間を確保したい。
だから、予習をお勧めします。




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ノートの書き方

ノートがきちんと書けない子って、本当に多いんです。
「三日後の自分のために、ノートを作って」なんて、
時々言っていますが、こんなことを言ったところで、そもそも響かないww

そこで、あの手この手を使うわけですが、
新しい例題を解いたとき、
小学生は特に、線分図とかを書きながら、説明しますよね。

だいたい理解できたかな~と思うところで、
「じゃぁ、自分で解いてみて」なんて言うと、
ひどい場合は、最後の式だけ、
そうではない場合でも、式の羅列になっているんです。

そのノートを見て、三日後のあなたは解けるんですかねぇ?

そこで、ノートに書くべきことを、私がすべて書いて、
それを板書するようにすれば、
それはそれは、美しいノートが仕上がりますw

でも、そんなことをしたところで、なんにもならない!
だから、絶対にしませんw

敢えて、「それで、家に帰って解くときにわかるの?」
なんて言いながら、そのシチュエーションを想像してもらって、
自分で分かるように記入してもらうことが大事です。

もちろん、最初からきちんとはできない子のほうが多い。
でも、きちんと想像しながら取り組めて、
なおかつ、家でもおさらいをしてくれているなら、
失敗を重ねながら、
使えるノートを作れるようになります。

同じことを習っても、使えるノートを書いて帰って、
類題演習をきちんとできるようにして来る子と、
使えないノートのまま帰って、
類題演習は、結局わからないまま来る子では、
みるみる差が開いていきますよね。

小学校のうちに、なんとかしてしまいたい部分ですね。




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採点ミス?

テストのあと、返却された答案を見直すと、
腑に落ちないピンがあったとします。
どうしますか?

明らかに、正解なのに、ピンがついていれば、
先生の丸付けミスですから、
「ここ、違ってます」と言いに行くでしょう。

問題は、記述問題なんかで、
これでもいいんじゃないの?というような場合。

①いいような気もするけれど、ピンされてるから、黙っておく。
②これでもいけるんじゃないですかーと抗議しに行く。
③自分の答案と模範解答の違いを聞きに行く。

③ですね、やってほしいことは。

①では、何がいけないのかがわからないままなので、
次へ繋がりません。

②では、イメージ、悪くなるだけです。ww
けど、意外とこれをやってしまう子が多い。

なぜ③がいいのか。。。
冷静に考えてほしいのです。
問題点は何か。。。

模範解答と比べて、
自分の答案のどこが良くないのかがわからないわけですから、
それを尋ねに行くのが先です。

おそらく、そういう微妙なピンの場合は、
何か理由があるんです。

例えば、中学生なんだから、
もう少し専門的な用語を使って書いてほしいとか、
必要なキーワードが入っていないとか、
何か理由があって、先生はピンにしたはずなんです。

それを尋ねに行くと、
きちんとした先生なら、その理由を説明してくれるでしょう。

しかし、②のようなことをしても、
先生だって人間ですから、
下手をすれば、「ピンじゃ!」で一蹴されるかも?!

中には、本当に親切な仏のような先生で、
抗議に来たような言い方をした生徒にも
きちんと理由を説明してくれる先生もいるかもしれませんが、
多分、そんなに多くはいないと思いますよ。w




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無理せんように無理してww

「無理せんように無理して!」と、
昔、受験生だった甥っ子によく言っていました。

どうせぇっちゅうねん!と思うような言葉ですが、
最終的には、この言葉に行きつきます。

特に持病があったりすると、体調管理は最重要課題です。
寝込んでしまうと、もともこもない。
かといって、そればかり考えていると、
受験に必要な力は身につかない。

目指す上位校があるなら、なおさら。。。
少々の無理はやむを得ない事態になります。

そんなとき、最善の道は、
無理はするけれど、倒れてしまうほどの無理はしないこと。

寝込んでしまう一歩手前までの無理で留める。

なかなか難しいことですが、
中学生でも、意識すれば、意外とできるものです。
自分の体のことは自分が一番よく知っています。

だから、ここは無理せずに寝るところだとか、
ここはちょっと無理してでもやるところだとか、
そういう判断を自分でしながら、勉強を進めるのです。

ギリギリのところで、おさめていく。。。

なかなか大変だと思います。
でも、先に生きていますね、確実に。

健康な子だってそうです。
無理をして、倒れることは、美談ではない。
倒れるほど頑張ったなんていうのは、意味がないと思うんです。

倒れる一歩手前で止められること、
大人になっても大事なことだと思います。

受験生は特に、体調管理も実力のうちです。



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計画通り進めるために

何事も、計画通りにいくと、何も問題はないのですが、
そうは言っても、計画通りにいくことの方が少ないものです。

だから、計画なんかいらないさ~というわけではないですよね。
計画通りにいかないからこそ、できるだけ予定通りにいかせるためにも
計画が必要だと思うんです。

例えば、中学受験クラスがあるような集合塾の場合、
必ず、年間カリキュラムがあって、それに沿って進んでいきますよね。
受験までにやるべきことをこなすには、
その予定通りに進めなければ合格しませんから。。。

特に中学受験なんかは、
学校とは全くと言っていいほど違うことを膨大にこなすわけですから、
その目安となるカリキュラムを組んで、ぐいぐい引っ張っていかなければ、
期限までに全然終わらない状態になるのが普通です。

ところが、個別指導の場合、ほとんどカリキュラムがない。
それぞれの生徒のペースに合わせて、
丁寧に取り組む。。。というと聞こえはいいですが、
それぞれの生徒のペースに引きずり込まれるから、
期限に間に合わないのです。

大手の個別塾で指導していたころに、
「どうして、そんなに進度を早くできるんですか?」と言われたことがあります。

違いは、個別カリキュラムを組んでいるかいないかだと思うんです。
当時から、個別でその子のわからないところを…なんて、ゆるゆるやっていたら、
絶対にダメだと思っていたので、
担当生徒の個別計画表は、一人ひとり作っていました。

少々面倒な作業ではありますが、
個別計画表を作っておけば、このペースで間に合うか合わないかなんてことは、
生徒も目で見てわかります。

間に合わないと実感できたら、やる気になっている子なら、
「もうちょっとやってくるけん、はよう進もう」とか言い出します。

これが必要だと思うんです。

もちろん、数か月~半年に一度程度、計画表は微調整します。
思ったより早く進める子は、もうワンランク上を目指して、
思ったより進度が遅い子は、期限と相談しながら、
最も効率がいい方法へ方向転換するのです。

計画はあくまでも計画ですから、計画通りにはいきません。
でも、この計画表があるから、この程度のずれで済むのです。

目安が目に見えているということは、
とても大事なことなんですよね。

だから、自分で勉強している子たちだって、
自分用のカリキュラムが必要なんです。

自分用カリキュラムがないと、ずるずると後へ遅れていくんです。
気付いた時には、手遅れ…なんてことにならないように、
きちんとカリキュラムを作ってみてはいかがですか?




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計画倒れ

せっかく計画表を立てたのに、
計画通りにいかないという話をよく聞きます。

色々なパターンを聞きますが、
よくあるのは、1教科だけ突っ走るパターン。

例えば、今日の理科は、25ページまでの予定だとします。
しかし、30ページまでやってしまう。

進んでるんだから、いいじゃない?と思うかもしれませんが、
それが大きな落とし穴です。

他の教科は、どうなっていますか?
今日する分は全部仕上がっているでしょうか?

今日する分がまだ残っているのに、理科だけ進む。
なぜそうなるのか・・・、多くの場合、他の教科より、理科がマシだからなんです。
つまり、好きな教科だから進んでしまえる。

そうすると、次の日は、嫌いな教科がたまっています。
すると、当然、やる気がしない。
計画が滞る。。。こんな感じに計画倒れしていきます。

計画を立てるときにも一工夫できるといいですね。
例えば、部活で疲れている日は、できるだけ好きな教科を入れておくとか
余裕があって頑張れそうな日に、苦手教科を多めに入れておくとか。

これも一つの段取り力ですよ。
できるだけやりやすいように、計画的に仕込んでおくのです。
自分で、計画を立てて、自分で段取りして、勉強するようになると、
だんだんそれにも慣れてきます。
もちろん、失敗もしながらですが。

計画倒れも、一つの経験ですが、
失敗した~で終わらず、必ず原因を究明して、
次に生かすことです。

そうすれば、失敗にも価値がありますね。



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高学年から始まることではない

小学校高学年くらいから、勉強がわからなくなって…
というのは、よく聞く話です。

しかし、これは、高学年になる以前に問題がある場合が多いものです。

例えば、算数、割り算の問題。
低学年のうちは、
「8mのリボンを4人で分けると、一人何mですか?」みたいな問題です。

8÷4とだれもができます。
一見、全員が理解しているように見えますが、
違っているのです。

8mを4個に分けるから、8÷4と考えている子はよいのですが、
8と4だったら、8÷4でしょ?って考えている子もいるんです。

低学年は整数の世界で生きていますから、
4÷8はありえないわけで・・・、
だから、それでも十分に正解にたどり着けてしまうわけです。

ところが、学年が上がって、小数を習ったとします。
4mのリボンを8人で分ける問題に変わるわけです。

8と4だったら、8÷4と考えている子は、
間違いなくこの問題でも、8÷4をします。

そこで、「おいおい」と、気付いてもらえる子もいますが、
意外と要領が良い子もいます。

「こういう時は4÷8やな?小数習ってるから…」と変更できてしまう子もいるのです。
そういうタイプの子は、ここでも気づいてもらえません。
そつなくこなしていますからね。。。

ところが、今度は、四捨五入なんてのも習います。
3人で8mのリボンを分けると、一人分はおよそ何m?
とかいうような問題も、OKになるのです。

さぁ、どっちをどっちで割りますか?

この段になって、算数ができなくなったと気づき始めます。
でも、できていないのは、整数の世界のころからなんです。

パパ塾・ママ塾でも、
答えだけ見て丸付けをしていると気づいてもらえないのです。

そして、低学年の頃はできていたのに。。。と誤解されるのです。
実によくある話。

気をつけたいですね。



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顔色をうかがう

必要以上に、人の顔色をうかがって行動する子に、
時々出会います。

性格なのか、環境なのか。。。
これはものすごく損をします。

そういうタイプの子は、
勝手に誤解していることも多いのです。

例えば、英語の宿題に疑問点はなかったかを聞いたとき、
「この単語、どういう意味ですか?」なんて、
一つや二つならともかく、あれもこれもの単語の意味を聞かれると、
ちょっとは辞書ひけよーって思います。

だって、それは疑問点ではなくて、自分で解決できることですから。

そこで、そういうのは、疑問点ではない、とか、
そんなこと自分で調べて!、とか言うと、

質問したら、先生に怒られた。。。と誤解するんです。

ウソみたいな話ですが、
私も、実際に経験したことがあるので、
きっと、学校や塾でもよくある話だと思います。

そして、こんなこと聞いたら怒られるかなぁとかおどおどしてるんです。
で、肝心なことを質問できない。。。

そもそも、怒ってはないけれど、ww
なぜ、前回質問した時に「怒られた」のかがわかっていないのです。
それを説明しても、そのあたりがうまく入っていかない子も時々います。
シャットアウトしてしまうから、話が入らないのです。

人目をものすごく気にするタイプの子に多い気がしています。
勉強に限らず、いろんなところで損するなーと思います。

だいたい、世の中の人全員に好かれることなんて不可能なのですし、
人が思うことなんて、自分の力では変えられないじゃないですか。

「そんな風に思わんといてー」って言ったところで、
その人がそんな風に思ってしまうのは、仕方がないし、
そう簡単には変えられません。
感じ方の問題ですからね。

人に「どう思われるか」よりも、自分が「どうしたいか」だと思います。

中学生になると、
少しずつ今後の進め方なんかも相談しながらやっていくのですが、
「どうしたい?」とか、「どう思う?」とか、質問すると、

私が何と答えてほしいかを探る子と、
自分が思ったことをストレートにぶつけてくる子がいます。

後者は相談ができる子。
前者は相談以前の問題がある子。

こんな場面で、顔色をうかがっても仕方がない。
というか、顔色をうかがわれた方が、雲行きが怪しくなりますよね。ww

もっと自信をもって!って思います。
そういわれても、難しいのでしょうけれど。



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プロフィール

Author:自律学習ゼミ
徳島県で、家庭教師や塾講師をして、20年が過ぎました。そこで、この経験を生かして、小・中学生の君たちや、お父さん、お母さんに、何か少しでも役立つようなお話ができる気がして、このブログを始めることにしました。中学受験のこと、高校受験のこと、学校のこと、塾や家庭教師のこと、家庭学習や勉強の方法など、色々なことをお話ししたいと思っています。
2013.7.19.
・・・・・・
それから早10年が過ぎようとしています。ブログは、情報も古くなっていくので、5年分ぐらいが残るように、日々、刷新しています。2022年度より、自律学習ゼミとして、教室も移転し運営しております。「いったいどんな塾なの?」と興味を持たれた方は、下記のリンクからご覧ください。
2023.5.17.


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・塾概要
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お問い合わせ nagao@ceramica-shigemi.jp

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