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中学生の勉強の仕方(その2)

学校のワーク類以外の問題集のお話。
自分が家で勝手にやるテキストです。

まずは、定期テスト用に、
教科書準拠の国語と英語は必須です。

定期テストは、教科書が範囲なので、
教科書の本文と同じものが多く出題されます。
ですから、その内容についての問題集を使って
復習をしておく必要があります。

数学、理科、社会については、
教科書準拠のものが使いやすければ、それでも構いませんし、
特に準拠でなくても構いません。

うちはレベル別に分けています。
トップ層の子たちは、準拠ではないものを持っている子が多く、
それ以外の子たちは、準拠のものを持っています。

それから、英語に関しては、
準拠ではないものが1冊は必要でしょう。
文法事項について順に整理されているような問題集です。

国語の準拠ではない問題集も、できればやっておきたいものです。
教科書以外の初見の文章にあたっておくことは、実は大事なんですよね。

うちは、トップ層の子は全員持っています。
それ以外の子も全員持ってほしいけれど、
自分ではできそうにないし、一緒にする時間もない子は持っていません。
持っても真っ白で残すだけですから。。。
それでいいわけではないですけれど。

他にも、あれこれやっている子もいますが、
そういうイレギュラーな話は、最後までいってからということにして、
ひとまず、基本的な一例についてのお話を進めます。

次回は、この準備したものをどう活用するかのお話。


*****(その2)のまとめ*****
準拠 and 準拠でない問題集(各1冊ずつ)を買いたい教科
 国語・英語
準拠 or 準拠でない問題集(どちらか1冊)を買いたい教科
 数学・理科・社会
合計7冊の問題集と、それを解くためのノート7冊




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中学生の勉強の仕方(その1)

久しぶりに、中学生の勉強の仕方について、
まとめ直してみようと思います。

といっても、一般的な一例なので、
皆、それぞれにアレンジして勉強を進めていますが、
基本の参考にはなると思います。

自分に必要な部分を、上手にチョイスして、
自分に合った方法を編み出してください。


では、まずは、学校のワーク類から。

どの教科もそうですが、
学校のワーク類は、新年度に学校から配布されると、
全コピーします。

少々時間はかかりますが、
もらった最初に全部取っておくと、
後になって、うっかり書き込んでしまったなんてことは起きませんので。

なぜ、コピーするかというと、
テスト前に何度も繰り返し使うためです。

ワーク本体は、たいてい提出がありますから、
書き込む必要があります。
書き込んでしまうと、テスト前にもう一度やりたくてもできません。
ですから、基本、全てコピーを取ります。

コピーには、答えは書き込まないようにしておくと、
何度でもできますよね。
ということは、各教科、コピーを解くとき用のノートを準備する必要がありますね。

1回目は本体に書き込み。
2回目以降はコピーの方を使って、ノートに解くようにします。

そして、各教科、自分に合った問題集を必ず準備しましょう。
その話はまた明日。



*****(その1)のまとめ*****
学校のワークは、もらったら全コピーする。
ワーク1冊につきノート1冊を準備する。




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習ってない

「習ってないから、してません」というのもよくありますが、
これも遅くても小3までです。

習ってなかったら、調べたり考えたりして、
質問でしょう?

「習ってないから、わかりません」も駄目です。

「これを調べて、こうかな?と思ったけど、あってる?」とか、
「こう考えてみたけど、結局、答えは出なかった」とか、
それが、思考力・発想力・活用力につながるのです。

「こう解くんだよ~」「こう考えるんだよ~」と、
言われなければできないなんて、思考力ゼロじゃないですか?

合っていようが、間違っていようが、
その考える過程が重要なんです。

知らないことについて、解決策を探して、
調べたり考えたりすること。
それができなければ、
見たことがない問題は全く解けないことになります。

でも、見たことがない問題は解けなくて、
やったことがないことには、手も出さない子は、たくさんいます。

「ちょっとまてよ~」と、腰を据えて考えられる力の第一歩は、
見たことがないこと、やったことがないことに、
挑戦する気持ちだと思います。

できるようになる子は、
「一緒にやろうか?」と言っても
「いや、調べたらできる気がする。。。やってみる」と
必ず一度は持ち帰ります。
その差です。



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言い訳

「言われてないから、しなくていいと思った」

たまに、こんな幼稚なことを言う中学生がいます。
こんなことは、遅くても小3までにしてくださいと思っています。

中学生にもなって、
言われていないからしなくてもいいというような発想をする子は、
たいてい、言われたこともできません。

そうすると、次に出てくる言葉は、
「学校の宿題が多くて、時間がありませんでした」とか、
「体調が悪くて、…」とか、
「家の用事があって、…」とか、
何かのせいで、誰かのせいで、できなかっただけだという言葉です。

決して、自分のせいだとは言わない。
やろうと思ったけどできなかったみたい。ww

危機感が足りないのです。
やったことも、やらなかったことも、
全て自分に跳ね返ってくるということがわかっていないのです。

自分で考えて行動できなくて、
言われたこともできないのなら、
そして、それが全て人のせいなのだったら、
「じゃぁ、もう辞めれば?」と言います。

先生としてはダメかもしれません。

でも、それで変われる子もいます。
今まで、そんなことを言われたこともない子がたくさんいますから。

お母さんのために勉強してあげてて、
頑張ってあげてる子がたくさんいるのです。
先生のために宿題してるとかね。。。

見ていると、そういうタイプの子は、
お母さんも腹をくくれていないおうちが多い。

本気でやりたいことなら応援してあげるけれど、
そうでないことには、手助けはできない。。。
義務教育済んだら、さっさと働きなさい!くらいの
気概があるおうちの子は、そういう発想はしないことが多い気がします。

それも、口先だけでなく、
子供が「本当に高校に行かせてもらえんかもしれん…」って思うくらいの
迫力がある家庭。。。

勉強させてもらってると、心のどこかで思ってますから。
そうは思っていても、ついついさぼってしまうことはありますが、
それでも、そういう感覚を持っているかどうかは、
精神的に大きな違いがあります。

厳しく育てているようでも、
そのあたりは甘いお家が、とても多い気がします。



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何を重視するか

昨日のような記事を書くと、
「うちの子か?」とか、「わたしのこと?」とか、
思う人、けっこういると思います。ww

でも、そう感じてほしい人ほど、そうは感じず、
そんなに感じてもらわなくてもいい人ほど、
そう感じているということがよくあります。

例えば、テストなどでも、
できる子ほど、間違えた話ばかりしてきます。
できない子ほど、正解した話ばかり。

正解した話ばかりしてる子の方が点数は悪い。
そうしたもんです。

あれも間違えた、これも間違えた、
あれもできてない、これもできていない、と考えるか、
これも正解した、あれも正解した、
これはできる、あれもできる、と考えるか。

伸びる子ほど、できていないことに注意が向いています。
伸びない子ほど、できることに注意が向いているのです。



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怠けること

ある程度、自分主導で勉強できているな~と思える子でも、
たまに、手抜きをしてみたり、
ちょっとズルしてみたりします。ww

まぁ人間ですし、まだ中学生ですしね。

そんな手抜きやズルを、、きっちり暴いて
潰していくのも私の仕事の一つです。

長年の勘とでも言いますか、わかっちゃいますから。

いつもと同じような調子で、
「いけます~」とか、「できました~」とか言っていても、
なんか怪しいって、感じるんですよね。

私、学校の先生みたいに、簡単には騙せませんから。ww
1対1ですからね。

「丸付けしてる間に、これ解いてみて~」なんて、
さりげなくプリントを渡してみたり。。。
「しまった。。。」って思ってもらう瞬間を作り出します。
絶対に、そのままスルーはしていないつもりです。

生徒にしてみれば、クリアできたと思ったのに、
しばらくしてから、暴かれるので、余計に面倒くさいはず。
参ったか~、アハハハハ~って感じですが、
まぁ、どの子も、そんな経験も積み重ねながら大きくなっていくのです。

説教するときもあるし、しないときもあります。
説教されない方が、余計に気持ち悪かったりしてね。
お母さんにすぐにチクるときもあれば、
様子を見てから事後報告のときもあります。
その時、必要な方をチョイスしているつもり。

問題が全くない子なんていませんから。
大きくなったように思っても、まだ中学生ですから。。。



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学歴

学歴についての雑談をしていたときのこと、
ある高校生が、
「学歴が関係ないのは、一流企業だけだって池上彰が言ってた」
なんて言ってました。ww

しかし、実際のところ、例えば出身大学を伏せて
新卒の採用試験をしても、
一定以上のレベルの子しか残らないものだと思います。

例えば、いわゆる一流企業で、新卒メンバーの学歴を見ると、
悪くても、Gmarch、関関同立以上でしょう。

一流企業で使える人材に、卒業の時点でなっている子なら、
そのくらいの学歴は持ち合わせているということです。
そんなの、出身校を伏せて面接してもわかるものです。
相手はプロですから。

「関係ない」というのは、それ以上のレベルの中での話。
東大でも、関大でも、優秀な人材は
分け隔てなく採用していますということであって、
誰でもいいわけでは決してない。

「関係ない」=「誰でもよい」ではなくて、
「関係ない」=「できる人が欲しい」ということで、
頭に置いておかないといけないのは、
今のご時世、できる人が、高校卒業時点で、
いわゆるFランクの大学に行く可能性があるか?ということです。

学歴を求めて勉強してきたような子ではなくて、
探究心や向上心から続けてきたことがあって、
学歴はそのおまけというか。。。
そんな子が、できる人になる可能性が高いと思います。

もちろん、人生は長いですから、
そこから先で、どんなことが起きるかはわかりませんが、
とりあえず、高校生がイメージするには、
大学卒業して社会に一歩を踏み出す時のことです。

小・中と、遊んで適当に過ごすと、出遅れた感があるのは事実です。
高校からじゃぁ、到底そのレベルにはたどり着けませんから。
そんなことも、せめて中学生のうちに知っていればな…と思うのです。
そういう世界を目指すのならばの話ですが、
知っていさえすれば、もっと頑張れた子がいると思うんです。

何も考えないまま、ただ漠然と過ごして、
人生の選択肢が減ってしまうのって、
なんだか残念な気分になりますものね。

中学生にもなれば、もうしっかりと自分の人生について、
考える時間を持つべきだと思うんです。
夢物語ではなく、具体的に。

その上で、色々なことを選択していかなければ、
どんどん知らないうちに選択肢が減っています。




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跡を残さない子

勉強が、イマイチ捗らない子は、
プリントやノートに、解いた跡を残さない子が多い。

例えば、質問をして誰かに教えてもらったとき、
説明を聞いてわかったら、そのまま答えを書いて終わり。

おそらく、7割、いや、8割以上かもしれない子たちが
こんなやり方をしていると思います。

一方で、説明を聞いてわかったら、
その経過をもう一度自分のノートに書きながら、
自分で解いていく子がいます。

この差の大きさ、わかるでしょうか?

やっている人にはわかります。
やっていない人は、それに気づいてもいないからやっていないのです。

まず、自分でもう一度解くという行為で、
本当に理解できているかどうかがチェックできます。
この時点で、「あれ?」となることもありますからね。

そこで、一つ差がついています。

そして、しばらくしてから、
前にわからなかった問題ができるようになっているかどうか、
もう一度解きますよね?

もう一度解いて、できれば問題ないですが、
やっぱりできないことも大いにあり得ます。

その時、跡を残している子は、そこへ戻ります。
前に教えてもらったときの記憶を、
自分の残した跡から呼び覚まします。

そうするとかなりの確率で解けます。

ところが、跡が残っていない子は、
また誰かに聞きます。
そして、それを繰り返すのです。

時間も労力も無駄です。

もっと言えば、跡を残さない子は、
もう一度解き直しをすることさえしない子も多い。

もう一度解き直しをするなんてことは、想像すらしていないから、
それが解けない場合に備えて、
解いた跡を残しておくことも必要がないというわけです。

そりゃぁ、できるようになりませんよね。
でも、ほとんどの子がこんな勉強をしています。

何のために解いているのか、
何のために直しているのか、
次の工程では何をするのか、
そして、何が必要となるのか、

そんなことをきちんと考えながら行動ができると、
自分で勉強ができるようになってきます。

多分、社会に出ても活躍できる子になります。




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不満はパワーのもと

いろんな生徒に話しています。
「自分の今の成績、それほど悪いとは思ってないでしょう?」って。

たいていの生徒は、もうちょっと成績を上げたいと、
口先では言います。

口先だなんて言うと、そんなことない!って言う子が多いですが、
行動を見ていると、やっぱり、口先です。ww

例えば、1桁に入りたいとは言うけれど、
20番も、まぁ、悪くはないと思っている。

この、まぁ、悪くはないという気持ちが曲者で、
頑張れないもとです。

まぁ、確かに、学校でも成績が悪いとは言われないし、
友達同士で話しても、それほど悪いほうではない。
まだまだ自分より悪い子は山のようにいます。
だから、心底不満には思っていないんですよね。

でも、1桁常連さんが、もし20番を取ったら、
かなり落ち込みますよ。
それくらいの番数です。

あーもう、次は何が何でも頑張らなきゃって
奮い立つような番数です。

この気持ちの差なんですよね。

本気で上げたいと思うなら、
本気にならないとダメだってことです。
当たり前の話。



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中学と高校

以前にも書いたことがある気がしますが、
ざっくり計算すると、
地元公立では、上位3~4割程度が、
市内普通科に心配なく出願できるレベルだと思います。

もちろん、学校や学年によりばらつきはあるでしょうけれど。

だから、中学では、その3~4割に入っている子は、
概ね高校受験に関しては問題がない子です。
三者面談でも、「この調子で頑張りましょう」なんて言われると思います。

でも、高校に入ったら、今度は、その3~4割の子だけの世界になります。

例えば、100人の学年なら、25番の子は、
中学では、優秀な子扱いです。

ところが、高校に入ると、
後ろから数えた方が早いということになります。
40人だけで勝負すると考えてみてください。
前から25番は後ろから16番ですよ。

そして、市内普通科の高校で、
学年の真ん中ぐらいだと、
国公立はかなり厳しい…というか
真ん中より少々上ぐらいでは、ほとんど無理なはずです。

つまり、単純計算すると、
中学で学年100人中20番でも、国公立なんて無理なランクになります。
10番台後半でも厳しい。。。

実際には、高校でどれだけ頑張るかも大きく作用してきますが、
今の状況をそのまま続けるとすれば、
高校では厳しい状況になることぐらいは知っておくべきだと思います。

ここのところがわかっていない子は、実にたくさんいます。

学校でダメ出しなんかされたことがない子たちに、
ダメ出しをするので、厳しいと思われていますが、
それは、基準が違うだけで、
自分が求めていることに、学校の基準が合っていないから、
ダメ出しされないだけなんですよね。

このレベルの子たちが伸び悩んでしまうことが、
もったいないと思うんです。

おそらく、状況をきちんと把握できていれば、
もっと頑張れる子がたくさんいるはず。

それぞれのレベルに合った話を、
もっとしてやってほしいなぁと思うのです。




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知らない中学生たち

徳島の中学生を見ていて、思うことは、
自分の成績がどの程度のものなのかを
全く把握できていない子が、あまりにも多いということです。

特に、地元公立では、
市内普通科の高校に問題なく入れる程度の成績なら、
優秀だと褒められることも少なくありません。

でも、そのくらいの成績の子が、
そのくらいの頑張りで、難関大学は無理だとしても、
国公立ぐらいには入れるだろうと思っていることに、
驚かされます。

県下一斉テストの結果で、県内番数が出るわけでもなく、
ただ、学校の番数だけを見ているわけですから、無理もないのです。
でも、知らないことほど怖いことはないのです。

この基準の違いはどうやったら伝えられるだろうと、
あの手この手を使って、説明するのが、
私の大事な仕事の一つだと思っています。

だって、知っていて、適当に頑張ることを選ぶのは勝手ですが、
知らなくて、頑張れなかったとしたら悲劇ですから。

明日は、少し具体的な話を書いてみようと思います。




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集中力の持続

集中力が続かない。。。なんて話をよく聞きますが、
自分主体で勉強ができている子は、
実は、こういう悩みはあまりありません。

集中力が続かないという子の多くは、
自分主体で勉強ができていない子だと思います。

基本的に、私自身は、
勉強は、やりたい子だけがすればよいと思っています。
この間、生徒にこんなことを言うと、ビックリしてポカンとしていましたが。。。

もちろん、日本で生きていく上で、
必要であろうと思われる義務教育程度は、全員きちんとするべきですが、
それ以上の高等教育は、やりたい子だけがすればよいと思うんです。

少々、極論かもしれませんが。

だから、勉強ができる子が素晴らしくて、
できない子は残念な子だなんて感覚は全く理解できない。
何事にも一生懸命になれない子は残念だなぁとは思いますが。

勉強ができる子は、たまたま勉強が得意なだけで、
そして、それ相応の努力ができるだけで、
生きていく上での武器の一つとして、勉強をチョイスしただけだと思います。

武器というとちょっと過激かもしれませんが、
自分にとっての強みというか、
手持ちの手段の一つというか、
そういうものとして勉強をチョイスしたというわけです。

勉強が苦手な子が、無理をして、
勉強をチョイスする必要はどこにもなく、
むしろ、もっと得意なことが他にあるはずで、
それを生かすべきだと思うのです。

そして、勉強がたまたま得意な子が、勉強することをチョイスしたのなら、
その勉強は、自分が好き好んで勝手にしているわけですから、
集中力が持たない方がおかしい。。。

自分自身が、「やりたい」とか「やろう」とか決めて選んだことをするとき、
集中力がすぐに切れたりするでしょうか?

やりたくもないことを、やらされているから、
嫌々だらだらやったり、
集中が持たなかったりするのではないかと思うんです。

目的が見つかって、本気になれた子は、
だらだらしてた子でも、一気にやり始めますから、
そういうのを見ても、
自分で決めたことに集中力が持続しないとは思えない。

皆、多かれ少なかれ、目標らしきものは持っていますが、
それ、自分で決めた目標ですか?
心の底から、それを達成したいと思っていますか?

「もっと集中しなさい」と叱るのではなくて、
見直すべきは、目標が
本当に自分がやりたいと思っていることかどうかだと思います。



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本気

本気度が足りない子はたくさんいます。

昨日の記事の、丸消しをしないというのも、その一つですが、
他にも本気度が足りない子の行動例は山のようにあります。

例えば、
「知らない単語があったら、単語帳作って覚えていきよ」
なんて言っても
単語帳作らない…とか、単語帳は作っても書いて終わり・・・とか、
よくありますね。

「その日のうちに、丸付け直しまでやりなさいよ」
なんて言っても
解きっぱなしで放ってあるページがあります。
特に、たまにしかチェックされない理科・社会。

「計画表作って、やっていきなさいよ」
なんて言っても
今週することの計画しかない子。
いつまでにこのテキストは仕上がるの?
入試は無視して無期限で仕上げればよいの?

「途中計算を書きなさいよ」
なんて言っても
イコールでつないだ式を書いていかない子も多い。
だからミスするんだってば。。。

詰まるところ、
やり方がわからないから、成績が上がらないのではない子が
ほとんどだということです。
本気になっていないから、言われても、しない。
だから成績が上がらないだけです。

成績が伸びた子やその親御さんからは、
「先生のおかげです」なんて言ってもらえますが、
それは、私の力ではないと思うんです。

本気になったその子の力です。
その子を本気にさせた家庭の力なんです。



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なぜ丸消しをしないのか

一度間違えた問題を、しばらくたった後に、
本当にできるようになっているかどうか解いてみる確認作業を
「丸消し」と呼んでいると、昨日書きましたが、

その丸消しをしない子は、なぜしないのか・・・と
考えてみると、
最終的には、真剣さが足りないというところにたどり着きます。

やり方は、手取り足取り教えていますから、
やり方がわからないのではない。
でも、しない。。

丸消しをしない理由を聞くと、
・忘れていた
・めんどくさかった
・時間がなかった
・やったと思っていた
まぁ、たいていは、こんなところです。

例えば、自分が、どうしてもやりたいと思っていることなら、
こういう理由って出てきませんよね。

でも、丸消しの時は普通に出てきます。
つまり、そこまで真剣に成績を上げたいとか、
できるようになりたいとかは思っていないということです。

だから、当然、できるようにはなりません。
要するに詰めが甘いのです。

自分は面倒なことはせずに、
誰かに成績を上げてほしい。

心のどこかで、そう思っていることが
行動に現れている気がします。

本気になった子は、全員出来ますから。
丸消しをしないことは
本気度が足りない証拠なんです。




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一冊を完璧に

3冊のテキストを適当にするなら、
1冊のテキストを完璧に仕上げたほうがいいということは、
色々なところで聞いたことがあると思います。

これは勉強のやり方のベースになる部分だと思います。
ところが、これができる子は、本当に少ない。

ある程度やる気があって、
きちんと勉強をする子なら、
問題を解いて、丸付けをして、直しをするくらいのことは、
きちんとやっています。

しかし、その間違えた問題を
本当に納得して理解できるまで直しをして、
再びどこかで出会っても完全に解ける状態に仕上げられている子は、
あまりいません。

うちでは、間違えた問題番号に赤丸をつけているので、
2回目、3回目と、解けるようになったかを確認する作業を
「丸消し」と呼んでいますが、

「丸消し、済んだ?」なんて聞くと、
完全にできている子はほんの一握りです。

丸消しに手を出していない子もいれば、
答えを丸暗記するような直しの仕方をして、
覚えているうちに丸消しをしてしまうような子もいます。
何の意味もない。。。

勉強のベースとなる部分ですから、
懇々と、やり方の説明もするし、
言っただけではできない子は、一緒にやりながら教えるのですが、
一人でやると、これができない。。。
こんな子は、実はたくさんいるのです。

何度も何度も繰り返して、実践交えた練習をしたのに、
もう自分でできるだろうと思って、手を放すと、
「えーーー!!!!!」っていう事態になっていることもあります。

こういう子は、
学校で、集合で説明してくれたって、できるはずないですね。

特に、小学校のうちに、パパ塾ママ塾で頑張ってほしいところ。
このベースの部分ができていれば、
中学に上がったところで、少しずつ手を離せるようになります。




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勉強やってない

成績のいい子は、
勉強していることを隠すと思っている子はたくさんいます。

テスト前に
「勉強できてない~」なんて、言いますからね。

「そんなこと言いながら、成績いいじゃない…
 やってること、隠してたんだわ。」って思うかもしれませんが、
そうではありません。

本当にやってないと思ってるんです。
「勉強した!」って思える基準が違うだけです。

例えば、定期テスト直前の日曜日、
何時間ぐらい勉強しますか?

8時間程度は軽くやる子なら、6時間しかしていなければ、
「勉強してない…」って思います。
でも、3時間しかしない子なら、5時間すれば、
「めっちゃ、勉強したー!」って思います。

「勉強してない…」子が6時間で、
「めっちゃ、勉強した」子が5時間なんです。

こういうのが常に積み重なっています。
だから、めっちゃ勉強したのに、成績悪い…ってなるんです。
勉強してないとか言って、成績良いしぃ…って言われますが、
でも、決して隠しているわけでもないし、
嘘をついているわけでもないですよね。

今も昔も、よくある話です。




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勉強量と成績

色々な生徒を見ていて思うことは、
勉強量に成績は比例するということです。

当たり前の話ですが、
ここのところがよくわかっていない子はたくさんいます。

頭が良いから成績が良いのではなくて、
量をこなしているから成績が良いのです。

でも、多くの子が、
「あの子は頭が良いから勉強ができる」と思っています。

そうすると、
「そんなこと言ったって、
 私だって一生懸命勉強しているもん」
と思うかもしれませんが、

一生懸命かどうかなんて関係ないんです。
だって、みんな自分は一生懸命していると思っているんですから。

あなたよりも成績のいい子は、
少なくとも、あなたよりは、たくさんの勉強をこなしています。
知らないだけです。

時間ではありません。
量です。

自分よりも成績の悪い子を見ると、
「あれじゃぁ、この成績をとるのは無理だわ」と思うでしょう?
あなたよりも、勉強していなさそうに見えますものね。

でも、その子だって、一生懸命やっているつもりです。
あなたが一生懸命やっていると思っているのと同じように。

あなたの姿は、あなたよりも成績の良い子には、
そんな風に見えているのです。

やり方どうこう以前の問題として、
まずは、量をきちんとこなすことです。




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国語力

小学校で、しっかりと国語力を養っておくことが大事だなぁと
思うことが、近頃一段と増えています。

結局、日本語を早く正確に理解できないこと、
考えたことを正しく表現できないことが
他の教科にも響くのです。

それなのに、小さいころから英語をさせようとする風潮は
強くなるばかり。
日本語が先でしょう?と思うのですが、
世の中は、そうは動いていかないようです。

それならば、家庭で補っていくしかない。
文を正しく読み取ること、正しく書くこと、
正確に聞き取って、表現すること。

英語の4技能の前に、
日本語の4技能を備えたいものです。
母国語ですから。



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計画的に

「勉強は、計画的にしましょう」
学校でもよく言われる言葉だと思います。

ところが、特に地元公立校では、
「授業も、計画的にしてください」と
言いたくなるような事態がよく起きます。

重要単元なのに、一気に倍速で進み始めるのです。
なぜなら、基礎学の範囲に間に合わないから。
2学期末から、ぶっ飛ばしている学校、
今年もあるだろうな~と思います。

きちんとカリキュラムが組まれているような塾では
ありえないことなのですが、
それが起きるのが学校。。。

と、まぁ、学校の文句を言っても始まらないので、
それを見越して、
年間カリキュラムをあらかじめ組んで、授業を進めているわけですが、
学校進度が遅いと、どうしても引っ張られてしまうのが
個別のデメリットでもあります。

しかし、生徒も、中1で一度経験すると、
嫌な顔をせずに、むしろ進んで、こちらのカリキュラムについてきますが、
全教科のカリキュラムを立ててみてあげているわけではないので、
理科や社会で、これをやられると、身も蓋もありません。

進度が遅いな。。。と思ったら、
しっかり自分で予習していきましょう。

文句を言ったところで、自分の力では改善できないことは、
それに対応できるように、自分が準備をすることが大事です。
発想を転換していきましょうね。



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スピードと塾

一緒に勉強していると、成績の良し悪しにかかわらず、
スピードがある子と、ない子がいます。

例えば、宿題のノート1冊出すスピードも違うし、
「わかった!」と思った時に、ペンを動かすスピードも違います。

個別の場合、それぞれのスピードで進んでしまうので、
スピードがない子には、これがデメリットとなります。

集合なら、スピードがない子は、周囲にせかされる格好になって、
個別でやるよりも、量的にはたくさんのことができます。

逆に、スピードがある子は、集合だと皆を待つ格好になるので、
個別の方が、待たなくていい分、たくさんのことができます。

だから、本当にそれぞれなんです。
何が自分に一番合っているか…
今、自分に何が必要なのか…
その見極めが、肝ですね。



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直しもその日のうちに

問題を解いて、丸付けをして、そのまま終わる。
直しは、また今度。。。

そんな子も結構たくさんいますが、
それも時間の無駄です。

なぜなら、直しにかかる時間が違ってくるからです。

解いてすぐなら、どう考えて解いたかを覚えていますが、
時間が経てば経つほど、どう考えていたかを忘れてしまいます。

そうなると、直しをするときに、
自分の解き方の何が間違えていたのかを
検証するための時間が多くかかります。

もったいない。
その日のうちにすれば、すぐに終わることなのに。

問題を解くときは、丸付け&直しをする時間も考慮して、
時間配分をしましょう。

例えば、11時に寝ようと思っているのなら、
11時まで解くのではなくて、10時には解き終わるようにする。
その日のうちに、丸付けをして、直しをできる時間を
必ず入れておくのです。

やっている子から見れば、ごく当たり前のことですが、
意外とできていない子は多いのです。

だから、その差が成績の差なんですね。



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丸付けはその日のうちに

中1、中2も、そろそろ基礎学を視野に入れて復習を始めていますか?
もうとっくに計画を立てて、復習真っ只中になっていてほしいところですが、
「理科や社会のテキストはどうなってる?」なんて、
家で使ってるテキストを見ると、
解きっぱなしの問題が出てくることがよくあります。

ただ解いただけで、放置されている問題。
これがあるうちは、まだまだです。

解いたまま放っておくなんて、
こんなにもったいないことはないと思うんです。

考えてみてください。
問題を解いただけで、何かができるようになったでしょうか?

丸付けがされていないということは、
自分が、どの問題ができて、どの問題ができないかすら
判別できていない状態だということです。

つまり、そのテキストを解いても解かなくても、
テストの点数は変わらない。
だって、何もできることは増えていないのですから。

それなら、解かずに遊んでた方がよくないですか?
そういうことを考えられ始めると、
効率よく時間が使え始めます。



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考えることを楽しめること

勉強をしていると、考えることが嫌いな子と、
考えることが好きな子がいます。

想像通り、概して、成績が悪い子ほど考えることは嫌いです。

例えば、算数なら、すらすらとペンが走る、簡単な計算問題は
楽しそうに解きますが、
少し複雑な計算や、文章題になると、途端に嫌になる子、
たくさんいますよね。

文章を読んで、「ん?」と思ったら、
すぐに「わからん」と、ペンを投げ出す子と、
「どれどれ?」と、構え直して問題に挑む子がいます。

後者の子がなぜ、ペンを投げ出さないのか。。。
それは、きっと、解けたときの快感を知っているから。
そういう体験をいっぱいしているからだと思うんです。

そう、あの達成感は癖になりますからね。ww

でも、前者の子は、それが癖になるほどは体験していない。
そして、ますます差が開くというわけです。

できることなら、小さいうちに、こういう体験をいっぱいしておいてほしい。
そうすると、難問に挑もうとする子になるはず。
勉強に限らず、色々なジャンルで。



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他人と比べる

よその子と比べてはいけないと言われますが、
比べなければいけないことはよくあります。
比べることが問題なのではなくて、
比べ方が問題なのだと思うのです。

例えば、A君より成績が良いB君がいるとしましょう。
A君は、B君くらいの成績になりたいと思っているけれど、
ついついゲームをし過ぎたり、だらだらしたりして、
勉強がはかどりません。

そんな時、
「B君を見習いなさいよー」とか、
「B君に比べてキミは…」とかいう風に、
B君は良くて、それに比べてA君はイマイチだと言うのは
単なる大人のストレス発散だと思うんです。

「どうせ、僕はできないさ」と、負のスパイラルにはまりそうです。

しかし、A君が本気で、B君くらいの成績にしたいと思っているのなら、
B君の勉強量を具体的に見せて比べることは必要だと思うんです。

例えば、
今週、B君は、このプリントを20枚、このテキストを5ページ、
さらに、このテキストを7ページ解いて、完成させてきたけれど、
それと比べて、A君がやった量はどうか?

そう問われると、本気でできるようになりたいと思っている子なら、
その量の違いに愕然として、やばいと思うはずなんです。

B君くらいの成績になりたいけれど、
B君より少ししか勉強はしたくないというのでは、
不可能だということくらいは、小学生でもわかります。

そんなに勉強しなければいけないなら、
僕には無理だと諦めるか、
よし!同じくらいやってやろう!と思うか、
それは、その子の本気度次第。

自分が目標としているレベルの人が、
どんなことをしているのか、それを具体的に知って比べることは、
とっても大事なことだと思います。




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間違いの理由

「勉強しているのに、成績が上がらない」という話は、
本当によく聞きます。

多くの場合は、時間や量が足りていないのですが、
中には
本当に、たくさんの時間を割いて勉強をしている、
ただ時間を割いているだけではなく、それなりの量もこなしている、
きちんと丸付けや直しもしているし、間違えた問題の解き直しだってしている、
それなのに、できるようにならないという子がいます。

そんな場合、たいていは、間違えた問題の扱いが間違っています。

あるとき、「この問題が、わかりません」と出されたプリントを見ると、
まず鉛筆で、次に赤ペンで、さらに青ペンで、続いて緑ペンで、
次々と違う答えが書かれています。

どれも、数値が違います。
そして、どれも正解ではない。

そこで、鉛筆の答えから順に、
どう考えて、その答えが出て、
何が違うと思って、次の答えに変わって、
さらに、何が違うと考えて、新しい答えが出たのかを、
説明してみて、と言いました。

すると、さっぱりできません。

多くの子がやってしまうことですが、
ここに、成績が上がらない大きな原因が2つあります。

実は、成績が良い子は、これができます。
最初、こう考えてこの答えになったけど、
よく考えると、ここのところで矛盾が生じてるから、
そこを修正するとこの答えになったと、自分がやったことを解説できるのです。

そうすると、教える側も、
その考えの合っている部分と間違えている部分を解説してあげることができます。
「あ-そこか!」と、納得して理解できます。

ところが、自分の考えたことが説明できないと、
教える側は、正しいルートを解説するしかない。
正しいルートはこうだとわかっても、
自分はどこで違うルートへ行ってしまったのかが理解できていないままですから、
また同じ間違いを繰り返す確率はかなり高いですね。

さらに、もう一つの重大な原因は、
自分が出した答えのどこが違っているのかを検証しないこと。

これは、本当に多くの子がやってしまっていることです。
「なんで、この答えは違うの?」と考えないのです。

ところが、できる子は、必ず、それをしています。

「ぼくの答えのどこがダメだっていうんだよー!」と、
必ず検証しています。

そして、それがわからないという質問が上がってくるのです。
「こう考えたけど、どこが違うん?」という質問。

「どうが正しい?」ではなくて、「どこが違う?」と考えます。
この差は、とっても大きいのです。
こうやって、すべてをクリアーにしていくから、
できるようになるのです。

こっちが正しいことがわかっても、
そっちがなぜ違うのかがわかっていなければ、
またそっちへいってしまう確率は高いですよね。

ここが、できる子とできない子の違いです。



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質問

疑問点をきちんと質問できる子は、
おそらく、一般の大人たちが思っているほど多くはありません。

「わからないところを聞けばいいだけじゃん!」と言ってしまえば、
ただそれだけのことなのですが、
その、それだけのことができないのです。

なぜなら、多くの子供たちは、わからないところがないのです。
正確には、わからないところが、わからないのです。
だから、質問できない。

逆に、きちんと質問ができる子は、
けっこうできる子たちです。

実際、これまでの生徒たちを見ていても、
成績の悪い子ほど質問がありません。

「わからんとこなかった?」なんて聞いても、
「なかった」とか「いけます」とかいう返事。

「だったら、テストは100点でしょうよー」と言いたくなりますが、
わからないところがないならば。。。と、
あれこれと質問をすると、わからないところだらけなのです。

わからないところが、わかっていないだけです。

それなのに、質問がしやすい塾を探す人はたくさんいます。
個別の方が質問しやすいだろうとか、
同性の先生の方が質問しやすいだろうとか。。。

それは、質問ができる子の話であって、
大多数の子は、それ以前の問題なんですよね。

ある程度、できるようになって初めて、
色々な質問ができるようになるのです。

しかし、これは当たり前の現象かもしれません。
大人だって、例えば、全然知らないジャンルのことについて、
「質問はありませんか?」と問われても、
質問以前の問題だと思うでしょう?

そのジャンルについての知識が多少なりともあれば、
聞きたいこともあるでしょうが、
全く知らないことについて「質問は?」と問われても、
何を聞けばよいのかすらわからない。

そう考えると、「一次関数って何?」っていうような子が、
一次関数の問題を、見よう見まねで解いてみたとして、
解説を見たら、「これは、覚えなあかんことなんやな」って思うんです。
そうではないことでも。
だから、質問はない。

まず必要なのは、ある程度の知識を入れることです。



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少しずつの差

成績の違いは、本当に様々なことの少しずつの差です。

例えば、知らない単語に出会ったとき、
その場で覚えてしまおうとする子と、あとで覚えようとする子、

「これ、逆なんじゃない?」と指摘されたとき、
その場で、「どれ?」と直す子と、あとで直そうとする子、

同じ成績を維持するために必要な時間には
膨大な差が出てくるはずです。

毎日すると決めたことをやっているときに、
「出かけるよ」と言われたら、

出かけたからできなかったと言い訳にする子と、
帰ってからきっちりやってしまう子、

風邪を引いたからできなかったと言う子と、
治ってから倍やっといたと言う子。

その場、その時は、大した違いではないかもしれませんが、
これが日々、重なっていくのです。

そう考えると恐ろしくないですか?

日々の気持ちの持ち方、
日頃のちょっとしたことの捉え方、
ほんのわずかな違いが、結果として大差を生むのです。

しかも、こういうのは、いちいち指摘してあげることが難しい。
気付いたことは、口うるさいくらいに指摘しているつもりですが、
最終的には、自分で気づくしかない。

周囲ができることは、
ただひたすら、気付いたことを指摘し続けることだけなんです。

これもまた、忍耐のいること。
でも、これも継続は力なりです。
いつまでかかるかはわかりませんが、いつか気づくものです。

できれば、早く気づいてほしいな。。ww



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じわりじわりと

昨日、じわりじわりと結果が出始めるなんてことを書いて思ったのですが、
ダイエットと同じですね。ww

急に、過激な食事制限をしたり、無理な運動をしたりして痩せると、
すぐにリバウンドしますが、
すこ~しずつ痩せていくと、そのまま維持できる確率が上がりますよね。

勉強も、急に、徹夜して勉強したり、
出る問題を丸暗記したりして、取れた成績は、
一気にまたもとに戻ります。

すこ~しずつ、できることを増やしていって、
徐々に上がった成績は、そう簡単には落ちてはいきません。

気付けば、ワンランク上がってるみたいな伸び方が理想ですね。

ただ、それには、けっこう忍耐が必要です。
我慢して、続けること。。。これに尽きますね。

毎日毎日、少しずつ単語を覚えること、
毎日毎日、少しずつ勉強時間を増やすこと、
毎日毎日、少しの努力をすること、
何からでも、続けてみると、気付けば変わっていますよ。

ただ、最低でも3か月は続けないとね。

私も、毎回毎回、あの手この手を使って、
生徒たちに色んなことを伝えていますが、
半年ぐらいすると、少し手ごたえを感じる出来事が起こります。

そして、1年ぐらいすると、明らかに、様子が違ってきます。
そのくらいの長丁場です。
忍耐がないとできません。
結果を焦って求めてはいけません。

しかし、少しずつの力は大きいのです。



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自立すること

私のところは、
最終的に自立学習ができることを目的にした指導に重点を置いて
一緒に勉強している子が多いのですが、

近年、このブログを通して、
そういう考えをお持ちの親御さんも多いのだなぁと実感しています。

このブログを見て、連絡をくださる方の多くは、
この考えに共感してくださっている方が多いので、
目先の結果が仮に悪くても、こらえてくださる場合が増えてきました。

私としては、ありがたい限りです。

目先の結果を求めると、
どうしても、次のテストに出そうな問題をたくさんさせて、
丸暗記させて、という作業に尽きます。

しかし、これをやったところで、
自立学習にはつながりません。
与えられたことを丸暗記しただけですから。。。

自分で計画を立ててみたり、
やるべきことを考えてみたり、
失敗を繰り返し、修正を繰り返しながら、
最終的に、自分で段取りして勉強できるようにする。

こんなことをしていると、当然、目先のテストは悪いことが増えます。
でも、最終的には、先生は必要なくなります。

私の目標はそこだと思っています。
「私、もう、一人でできるわ~」と言って去って行ってくれること。

しかし、塾巡りをしているような親御さんを見ていると、
数か月で、成績が上がらなかったら、次へ、
そしてまた次へと渡り歩きますよね。

それでは悪循環だと思うんです。
どこかでメスを入れるなら、学齢は低いほうがいい。
しかし、その勇気が持てないのでしょうね。

どっちもやってみていい方を取るわけにはいきませんから。
安全そうな方を選びたくなるものです。
どちらも100%うまくいくわけではありませんしね。

何に重きを置くか、
どこで賭けに出てみるか、
そんなことを考えると、親御さんの判断は責任重大です。

そして、そう考えると、
賭けて、うちで辛抱してくださってる方には、
本当に頭が下がる思いです。
しかも、そういう家庭の子は、頑張る子が多いんです。

全員が同じ方向を向いていなければ、
うまく回りません。

しかし、全員が同じ方向を向いて走り始めると、
結果が出てくるものです。
じわり、じわりとですけれど。

このブログを綴ることが、
誰かの何かの役に立つかもしれないと思って始めたのですが、
結局、私自身の役にも立ってるんです。
ほんとにありがたいな~と、しみじみ思いました。



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文系と理系の境目

文系に進むか、理系に進むか、
成績上位の子ほど、早い段階から意識し始めます。

一番早い子たちは、得意分野からではなく、
将来、なりたいものから考える場合が多いでしょう。

例えば、医者になりたいから理系だとか、
弁護士になりたいから文系だとか。。。

一方で、国語が苦手だから理系にするとか、
数学が苦手だから文系にするとか、
そういう子もいます。

しかし、この現代社会で必要なのは、
どちらもできる人なんじゃないかと思うことはよくあります。

例えば、徳島の子供たちが、やたらと希望するお医者さんだって、
もちろん、進路は理系ですが、
患者さんとのコミュニケーションをうまくとることや、
状況を平易にわかりやすく噛み砕いて説明してあげることなど、
その他諸々、文系的な要素も優れている先生には安心感があります。

一昔前のお医者さんなら、あまり必要とはされなかったようなことが、
現代では強く求められていますよね。

大企業のエンジニアなども、結局のところ、
文系のことができるエンジニアは強いと聞きます。

文系学部の、経済学部や法学部だって、
このご時世、理系的要素抜きにしては、
将来、大きな仕事はできないでしょう。

得意教科で文系理系を選ぶのではなくて、
どんな仕事がしたいのかを基にして考えるべきだと思います。

そして、総合的にどれもできる状態にした中で、
特に必要な教科を強化するというのが、
理想的な勉強法だと思います。

「ぼくは、文系だから、数学はいらない…」なんてことを、
中学生が言うのは以ての外です。

いらない教科なんてないのですから。。。



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プロフィール

Author:自律学習ゼミ
徳島県で、家庭教師や塾講師をして、20年が過ぎました。そこで、この経験を生かして、小・中学生の君たちや、お父さん、お母さんに、何か少しでも役立つようなお話ができる気がして、このブログを始めることにしました。中学受験のこと、高校受験のこと、学校のこと、塾や家庭教師のこと、家庭学習や勉強の方法など、色々なことをお話ししたいと思っています。
2013.7.19.
・・・・・・
それから早10年が過ぎようとしています。ブログは、情報も古くなっていくので、5年分ぐらいが残るように、日々、刷新しています。2022年度より、自律学習ゼミとして、教室も移転し運営しております。「いったいどんな塾なの?」と興味を持たれた方は、下記のリンクからご覧ください。
2023.5.17.


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