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頻度を上げる

単語や漢字を覚えるのに苦労している子もいますが、
楽に覚えられる方法はありません。ww

しかし、少しの工夫はできるでしょう。

例えば、500個の単語を覚えたいとき、
1日5個ずつ100日間覚えるのと、
1日10個ずつ50日を2周するのでは、
同じ100日を使っても、おそらく定着率は違います。

2周する方がよく覚えます。

さらに、1日目は10個、
2日目は新しいのを10個と前日の10個、という風に、
3~5日前の分まで、遡りながら進めていくと、
もっと覚えられるでしょう。

違いは、同じ単語に遭遇する回数です。
出会う頻度が多いほど覚えられるのは当たり前ですよね。
だから、そういう状況を作ってあげるのです。

できる子たちは、皆、それぞれ工夫しています。
そうやって工夫をしていくことも
勉強を通して身につけられることの一つですね。




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ローマ字読み

dictionary
[でぃくちおなりぃ]
なんて、ローマ字読みで単語を覚えている子も、たくさんいます。

まぁ、はじめのうちは仕方がないかもしれませんが、
ローマ字読み覚えは、できるだけ早く卒業しましょう。ww

普通、そのうちに卒業するものだと思っていたのですが、
実は、そうではない子がたくさんいるんです。

例えば、高校生になってもまだローマ字読み・・・とか。
それで、普通科に行けてしまうのもどうかと思いますが、
そうなると、それで大学に行こうとするわけです。

大量の単語を、シス単やら速単やらを使って、覚え始めて、
とりあえず、唱えながら覚えるでしょ?と思っていたら、
それができないんです。

なぜ???って思って、よくよく見てみると、
綴りと発音が繋がっていないんです。

中学3年間も英語をすれば、
フォニックスの知識はなくても、
大概は、発音から綴りが想像できたり、
綴りから発音が想像できたりするものです。

だから、特殊なものだけ
気をつけて覚えるようにすればいいだけになるのですが、
つながっていないと、そうはいかないんですよね。

そうすると、当然、リスニングも壊滅的。
読めないものは聞こえませんものね。。。

まだローマ字読みで単語を覚えている人は、
このことを頭の片隅にでも置いておくべきでしょう。




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高校入試と大学入試

新年度になると、
色々な受験にまつわる話が飛び交います。
もうすぐです。

トップ層はトップ層で、独特な話をしていますが、ww
市内普通科に滑り込んだ子たちのお母さんが、
「大学は国立に行ってもらわないと…」
と言っているのを毎年のように聞きます。

基礎学で、300~350ラインだった子によくある話ですが、
このラインで、高校に入って、上位2割に入れるか…
絶対無理とは言いませんが、
別人かと思うぐらい頑張ってもらわないと無理です。

これまで通り、普通にやっていても、
そんな奇跡は起きません。

そして、1年、2年と時が過ぎると、
先輩たちの進学状況がリアルに見えてきます。

自分と同じ成績ぐらいの先輩が、
どんな受験をして、どうなったか。。。

高3になるころ、ようやくその厳しさがわかるのです。
甘い考えだったことが、やっとわかるのです。

特に、徳島の子たちは
ゆる~い高校入試しか経験していないので、よくある話です。

高校入試に対しても、大学入試に対しても、
ものすごく甘い考え方で過ごしている家庭が多いんです。

もちろん、学校が全てではない。
でも、自分がやりたいこと、なりたいものがあるのに、
その甘い考えのせいで実現できないとなると話は別です。

現実を知っていれば、もっと頑張れる子がいるはず。
この時期、いつも、そんなことを考えます。




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テストをいかす

中2、中3生の新学期最初の課題テストを見れば、
2月の基礎学の結果が活かされていたかどうかがよくわかります。

それぞれ、中1、中2の2月に受けた基礎学力テスト、
素晴らしく良かったと思えた人は、あまりいないでしょう。

皆、レベル設定が違いますから、それぞれのレベルで、
弱点や改善点が浮き彫りになったことだと思います。

それをその後2か月で改善したかどうか。。。

おそらく、改善できていない子の方が多い。

「まぁ、基礎学は難しいしな」
「頑張らなあかんなぁ。。。」
「来年は頑張ろう!」
程度の感想を持っていた子は、
たいてい、春休み明けの課題テストの結果はイマイチになります。

行動に移せていないですからね。。。
課題テストごときに、実力テストみたいな点数を並べているようでは
お話になりません。

ところが、思ったほど、番数は悪くなかったという子も多いんです。
つまり、みんなも同じように、行動に移せておらず、
全体に下がっているので、番数は変わらない。。。

一方で、行動に移せた子もいます。
「あの単元がさっぱりできていないから、春休みにしよう。」
「春休み、社会はもう一度総なめしないとな。」
みたいな感想を持って行動に移したのです。

そういう子は、飛躍的に上がりますよね。

そして、特に春から中2になる子たち。
今年は勝負の年です。
みんなが中だるみをする年ですから。。。

中3で頑張るのと同じくらい中2で頑張れば、
1ランク、2ランク上がります。
ランクを上げておいてから、中3を迎えるのと、
今のままのランクで中3を迎えるのでは、全く違います。

テスト結果を具体的な行動に反映させて、
頑張りましょう!





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テスト結果の扱い方

テストが終わり、結果が戻ると、
「どうだった?」「どう思った?」なんて質問をするのですが、
その結果を活用できている子は、ほんの一握りです。

「難しかった」「できなかった」「悪かった」などと言った後、
出てくる言葉は、
「次は頑張る」「弱点を克服しなきゃ」という程度。。。
という場合が多いと思います。

しかし、これではテスト結果が何も活かされていません。

次は、何をどうやって頑張るの?
どんな弱点をどうやって克服するの?
具体性が全くないのです。
それでは、次の結果が良いはずもない。

ポイントは、具体的に考えることです。

理解不足で間違えた単元があったのなら、
その単元のやり直しが必要でしょう。

演習不足で定着していなくて間違いが多かったのなら、
もっと演習をしなくてはいけません。

どのテキストの何ページから何ページを、
いつからいつまでで、もう一回やってみる、というような
具体的な内容がないと、絶対に行動には移りませんから。。。

テスト、結果に一喜一憂するだけで終わっていませんか?
せっかく全力で解いたテストです。
最大限に活用しましょう!




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意識の差

新年度は、成績結果表を新しくします。
表の下に志望校の欄を作ってあるんです。
志望校を書いてもらって、意識してもらうために。。。

高校受験がある子たちは、中1から、
中高一貫校の子たちは、中2から書いてもらうのですが、
そうすると、同じ中2なのに、ずいぶん意識が違うことを感じます。

例えば、トップ層の子たち。

高校受験を控えている子たちは、
市高理数科やら、城東やらと、お決まりの校名が出てきます。
漠然と、大学のことも考えてはいるようですが、
それでも、まずは、高校受験です。

一方、中高一貫校の場合、
京大やら、神戸大やら、大学名が並びます。
学部名までけっこう具体的に書く子が多いので、
もうそんな話が友達間で出ているようです。

一見、さすがは中高一貫校と思ってしまいそうですが、
そこは一長一短。

高校受験を控えている子たちは、
目先の具体的な点数が見えていますから、
各教科の目標設定も具体的で実感があります。
でも、その先のことは、まだまだ雲をつかむような話。

一方、一貫校の場合は、ある程度、進む道順は見えているけれど、
とはいっても、道のりが長すぎて、まだイマイチ実感が少ない。

まぁ、それぞれの足りないところを補いながら、
トップ層の子たちとは、高校やら大学やらの話をするわけです。

ところが、もうワンランク下がって、
市内普通科には、問題ないけれど…というレベルまで降りてくると、
高校のことすら危うい。

とりあえず、
城南やら、市高やら、城北やら、北高やらと
普通科の名前は上がりますが、
その先のことは全く未知の世界といった様子。

どんな大学があるのやら、どんなレベルなのやら、
全く知らない…というか、興味なしの子がほとんど。

さらに、その下、普通科は厳しいランクまで来ると、
高校のことすら、よく知らない子も多い。
すぐに入試が来るから、それくらいのことは調べようよ。。。
たぶん、キミたちが一番早く社会に出るんだよ。

やっぱり、意識の差が成績に現れるのです。

勉強が嫌いなら嫌いでいいし、
苦手なら敢えてそれを活用する方向へ向かう必要はないと思うんです。
でも、勉強を生かさない方向で人生の舵を切るのなら、
その方向へ向けて、きちんと考えないとね。

仕方なく選ぶ仕事より、興味を持って考えて選んだ仕事の方が、
きっと楽しくて、やりがいがありますよ。




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長文問題

英語の長文問題の演習をするとき、
気をつけてほしいことがあります。

辞書を引き過ぎないこと。

これは、高校生の英語の予習などでも同じですが、
特に長い英文を読むとき、知らない単語に遭遇すると思います。
そんなとき、いきなり、辞書に手を伸ばしていませんか?

それはあまりお勧めできません。

まず、最初にやってほしいことは、
意味を推測することです。

以前にも書いたことがあると思いますが、
わからない単語を見たらすぐに辞書を引いていると、
わからない単語が一つあるだけで、
英文が読めない子になります。

文法のルールだってある程度知っているわけですから、
まずは、文の組み立てを把握して、
前後の文の内容なども考慮して、
その単語の意味を推測して読み進めることです。

その単語には、下線を引いておいて、
最後まで英文を読み終えてから、辞書の出番です。

そうすることで、知らない単語が少々あっても、
なんとか読み進める習慣がつきます。

学年が上がるにつれて、
英文は長くなり、知らない単語が混じっていることは増えます。

知らない単語が一つでもあったら、
気持ち悪くて読み進めないようでは、
高校の問題は解けません。

中学生の間は、
知っている単語だけで上手に長文を作ってくれているので、
きちんと勉強していれば、
基礎学などでも、知らない単語はほとんどないと思いますが、
その先はそうはいきません。

もちろん、高校受験でも難関私立レベルの問題などでは、
難しい単語もたくさん出ていますので、
トップ層の子は、
そういうレベルの問題に手を出しておくことも必要でしょう。

辞書の引き過ぎは、
辞書を使い慣れていない中学生がよくやってしまうことなので、
気をつけたいですね。



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自分主体

概して、中学生でも上位の子は
ある程度自分主体で勉強しています。

下がっていくほど、言われたことしかしない。
もっと下がると、言われたこともしない。。。ww

上位層の子たちだけを見ても、実は、けっこう差があります。

自分で何とかしようとする子と、
何とかしてもらおうとする子がいます。

もちろん、教える側としても、何とかしようとするわけですが、
こと細かく、やることを指示してほしいタイプの子と、
そんなことはされたくないタイプの子がいるんです。

伸びるのは、されたくないタイプの子。

長く付き合っていると、
どういうタイプかは、わかってきますから、
されたくないタイプの子は、とりあえず、眺めてみます。

特に、やってることも言ってはこないので、
遠巻きに眺めている感じ。。。
勘違いして、ダメっぽいことをしてるなと思ったときには、
さりげなくアドバイスはしますが。。。

でも、そうやって、自分で試行錯誤することが大事だと思うんです。
何でもかんでも、どうやったらいいかを指示してもらうのではなくて。

指示してほしい子は、
「先生が言ったから、こうやった」とか、
「先生が言わなかったから、しなかった」とか、
多かれ少なかれ、どこかで人のせいにします。

それが伸びない秘訣。ww
自分で考えて行動していれば、
全て自分のせいにしかならないですからね。

自分の責任で行動してるんです。
だから、余計に真剣に考えてる。

先回りをして、失敗しないようにしてあげることは、
大人にとっては簡単かもしれないけれど、
それが本当にその子のためになるか…と考えれば、
敢えて、失敗してもらう方がいいことは山のようにあると思うんです。

自分主体で動ける子は、失敗も多いんです。
でも、そういう失敗は、必ず糧になっています。




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解き直し

この時期は特に、
勉強法について質問を受けることが増えます。

特別なことはないと思うんです。
ただ、当たり前のように思っていることが、
意外とできていないだけで。。。

一番大事なのは、
解き直しで完璧にできるようにすることです。

いつも書いているように、
問題を解く作業というのは、単なる作業です。

もちろん、解く作業を通して理解が深まる部分はありますが、
大方は、できる問題とできない問題の仕分け作業です。

単なる仕分け作業。
それなのに、その仕分けをしただけで、
終わっている子があまりに多い。

仕分けしたなら、次に、
できない問題をできるようにしないと意味がありません。
できるようになって、初めて、テストの点数に出るのですから。。。

「解き直しはしてます」という子も結構います。
まぁまぁできる子は、そのくらいはしています。

しかし、問題はその次。
しばらく日にちを置いてから、
何も見ずにもう一度その問題を解いているでしょうか?

本当に理解してできるようになっているか確認しているでしょうか?

その確認が、実はテスト本番になっている子は、かなりいます。
テスト本番前に、確認しておけば、
もう一手打てるというのに、いきなり本番です。
それ、ダメですから。。。。

ほんとにできるようになっているかどうかの解き直し、
これが、徹底的にできている子は、ほんの一握りです。

だから、ほんの一握りの子しか、トップ層になれないんです。

この解き直しって、
正解したら、すごく達成感があるんですが、
この感覚を楽しまないなんて、もったいないですよ~ww





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打たれ弱い

最近、打たれ弱い子が多いと、よく聞きます。
確かに、ほめて・・・というか、おだてて育てられた子が多いので、
それもやむないかと思う側面もあります。

我々、40代~50代の世代は、
しごきの時代でしたから、余計にそう感じるのかもしれません。

しかし、人間、生きていく上で、
必ず、何かの壁には当たりますし、
理不尽な目に合うこともあります。

そんなときに、自力で再生できなければ、
どうやって生きていくの?と思ってしまうのです。

この年になって、子供たちと関わる以上は、
やはり、テストの点だけが取れればよいとは思えなくて、
自立して、自分の考えを持って、
逞しく、しなやかに生きていける大人になって欲しいと、
おせっかいながら、ついつい考えてしまいます。

勉強の目的は、
目先の点数ではなく、いい大学に入ることでもなく、
お金持ちになることでもなく、
人から憧れられる職業に就くことでもなく、
自らの意志で、自分が幸せだと感じられる人生を
生きていけるようにすることだと思うんです。

そう考えると、何事にも一本筋を通してほしいし、
そうではないことをしているのを見てしまうと、
苦言の一つも言いたくなります。ww

やるべきことができていないと、
教育ママゴンみたいに、叱り倒してしまうこともあります。ww

それで、辞める子もいれば、
時間をかけて成長する子もいます。

でも、同業の友人たちと話をすると、
「厳しくしたら、辞められるんよな。」とか、
「今の子には、通用せんよ。」とかいう意見も出ます。
やはり。。。

私は、塾一本で生活しているわけではないので、こんな調子で
「辞めたかったら辞めてください。」で通るし、
「いい加減にやるのなら辞めます。」でも、やっていけるけれど
塾経営となると、その辺は難しいのだろうと推察する次第。

辞められないように、優しく接し、
辞められないように、おだてて、やり過ごす。。。

でも、社会に出てやっていける人になるには、
やっぱり、おだててもらわないと何もできないようではね。。。と思うし、
ちょっと叱られただけで、嫌になるようでは、
何も成し遂げられないと思うんです。

もちろん、私自身、今なお不十分で、
偉そうなことを言えるような人間ではないですが、
子供たちよりは、長く生きている分、少しは多く見えることがあるはず。

成長の過程で、認められなかったり、叱られたりする中で、
試行錯誤して、
認められたり、ほめられたりする経験も積んで、
色々な価値観も知って、
自分に自信が持てるようになってきた気がするんですよね。

自信が持てることが増えるにつれ、
打たれ強くなる気がするんですよね。

ただおだてられているだけでは、本当の自信は持てない気がします。
妙な自信と、ふてぶてしさのようなものだけが残るような。。。
価値観の違う人との対話さえ生まれないと思うんです。

困難に立ち向かう力の基に欲しいのは、
本当の意味で認めてくれている人がいることと、
積み重ねた本当の自信かもしれませんね。

ただ、点数を取るだけの勉強ではなくて、
勉強を通して、そういう経験も積んでほしいと願っています。



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責任の所在

先日、友人と話していた時のこと。
同業者でもなく、音楽つながりの友人なので、
何からそんな話に発展したんだっけ?という感じですが、

子供がどこで躓いてしまってるかは、親が見るもんだろう?
って言うんです。
そんなのは、学校や塾にしてもらうことではなくて、
親が自分の経験も踏まえて、見ていくものだろうと。

できる子の家庭にあるのはこれだと思いました。

教育は学校がするべきで、
余分なお金まで払って塾へやっているのだから、
塾がフォローをして当たり前。。。
こういう考え方の家も結構多いよと言うと、

そんな家では、できる子は育つはずがないと一蹴。
遺伝子も環境もいけてないってことね・・・ww

塾と学校と家庭、それぞれが、自分の責任だと思って、
きちんとやるべきことをすればいいだけなのですが、
悲しいかな、それがあまり機能していないんですよね。

躓くところは、みんな違うし、
同じものを見ても、考えることはまちまちだし、
それを十把ひとからげに扱ってうまくいくはずはないんです。

子供たちだって、塾と学校と家庭とそれぞれの顔を持っています。
それぞれが気づいてあげられることは違うはずなんです。

本来、それを情報共有しながら育てていくのが、
理想的な教育だと思うのですが、
皆が、責任逃れ的に動くことが多い気がします。

例えば、子供がどこかで躓いてると、
家庭は、学校がちゃんと教えないからだと言い、
学校は、親がちゃんと見ないからだと言い、
しまいに、ちゃんと勉強しない子供が悪いと言う。。。

友人の話のように、
躓いたところは親が見るのが親の責任だと思っていれば、
学校で取りこぼしてきたことは、家でフォローしようとするし、

学校だって、授業がスムーズにいくのは家庭のフォローのおかげがあると思えば、
それに胡坐をかくのではなくて、
できるだけのことはしようとしてくれるはず。

両者がそう動けば、子供だって、
それに知らん顔はしないはずですよね。

なかなかそういう良い関係が築けているところは少ない気がしますが、
それぞれのできていないところを自覚し、認め合って、
それをフォローしあえる関係を築くことができれば、
すくすく伸びていく子になるはずなのですが。。。

それは理想論でしかないのかしら?
そうではないと思うんです。

そんなことを考えると、
今、私のところはとっても恵まれてるなぁなんて、
また、しみじみと思ったのでした。




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宝物

中学生になると、「そろそろ勉強にも力を入れないと…」と
言い出す親御さんもたくさんいます。

おそらく、今、トップ層にいる人から見れば、
「中学からって遅すぎでしょ」って思うでしょう。

それまで、ほったらかしておいて、
中学に入ってから手をかける程度で、
トップ層に入れるなんて思ってもらっては困ります。

そんな簡単なことではないのです。

私としては、どちらのタイプの家庭も見るので、
そんな簡単に考えるなんて、
低学年から、手間暇かけて仕込んできている人たちに
失礼だとさえ思います。

やはり、できるようになるには、
それなりの時間と労力を費やす必要があるのです。
努力の賜物なんですよ。

近頃は、小学校低学年を
いかにうまく使えるかが最初の関門のような気さえします。

こんなことを書くと、
幼児教室から通わせようとか、
家庭教師を依頼しようとか、
そんなことを考える人もいるかもしれませんが、

そうではないと思うんです。

日々、濃密に接する親御さんの力が一番なんです。
お金を払って、ことを済ませるのではなくて、
自ら、手間暇をかけてあげることだと思うんです。

実践するのは大変なことだと思います。
でも、それをやっている人がたくさんいるのも事実なんです。

試行錯誤を繰り返し、親子で一緒に歩む。。。
だからこそ、中学受験を乗り越えた後に、
合格した親子も、残念な結果だった親子も、
本当にいい経験だったと振り返ることが多いのだと思います。

親子の二人三脚、三人四脚でなければ味わえない気持ち。
宝物ですね。



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疑問に思う

「なぜ?」「どうして?」と、すぐに疑問に思えるタイプの子は、
ラッキーです。伸びる子が多い。

それが、先天的な性格などによるものなのか、
それとも、後天的な環境によるものなのかは、
私にはわかりませんが、
疑問に思う子と、思わない子ははっきりと分かれています。

これは、今の成績のレベルにかかわらず、あります。

例えば、
We go to there by a car.
中学生が、こんな文を作ってしまって、解答を見たとします。

thereは、副詞で、「そこへ」の「へ」の意味まで含んでいるので、
前置詞はいらない…とか、
交通手段を表すときは、by carとして、冠詞は付けない…とか、
中学生が押さえておくべき文法事項はこのあたりでしょう。

それが押さえられる子と、押さえられない子がいるのです。

一番まずいのは、
「あぁ、toとaはいらないのか」で終わる子。

その理由、気になりませんか?
理由がわかってなかったら、またやっちゃいませんか?

でも、このまずい方法で直しをしている子は山のようにいるはず。

次に多いのは、
「carは、いっぱいあるからaがいらないのかなぁ?多分そうだろう」
などと、意味不明な勝手な推測で理由をこじつけて、終わる子。

これは、意外と上位層の子にも多いパターン。
「多分そうだろう」と思ったなら、その裏付けが必要です。
参考書を調べるとか、先生に質問するとか。。。

でも、それをしない。
実際、疑問点はなかったという子に
「これ、どうしてaいらなかったの?」と質問すると、
頓珍漢な理由が出てくることはよくあるんです。

確実に伸びていく子は、
その自分の推測による理由に
明確な裏付けがないと気持ちが悪いものです。
必ず、「これって、こう考えたんですけど合ってます?」みたいな
確認のような質問をあげてきます。

ここで、差がついているんです。

やり方の差って、この部分の差です。




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根本的な問題

まだ続いています。ww
「当てにいく」勉強をしている子と、
明確な理由を持って解いていく子では、
同じ点数でも、学年が上がるごとに差がつくという話のつづきです。

問題なのは、「当てにいく」勉強をしている子たちが、
決して、やり方を間違っていると思っていないこと。
なぜなら、おそらく、それまでこの方法でテストを受けてきて結果を出しているから。

しかも、親御さんも、「今まではできていたのに…」という思いがありますから、
「さぼらずに、もっときちんとやりなさい」という方向で𠮟ることが多いんです。
あるいは、「もっと繰り返し復習しなさい」と。

しかし、そんな子たちが、成績が落ちてきて、
もっと勉強しなきゃと思って、その方法の上塗りをしたところで、
できるようになるはずがない。
所詮、明確な理由もなく、当てにいっているだけですから。

小学校低学年で、一番意識したいのはこの部分だと思います。
小学校低学年ほど、当てて点になります。
特に地元公立は。

どうせほめるなら、
正解の答えが出たことよりも、
理由がきちんとわかってることをほめてほしい。

「どうして?」「なぜ?」を、自ら発する子もいます。
でも、それは気にならない子もいるようです。
そんなときは、
「どうして?」「なぜ?」を教える側が繰り返すべきだと思います。



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当てにいく勉強

さらに続きです。
昨日は、英語の例を出しましたが、算数でも同じです。

例えば、割合の問題。
8000円の3割引きは?と聞かれて、
8000×0.3とする子が山ほどいる話は以前にも書きましたが、
これも同じ。

3割引きということは、7割で買うわけだから、
8000×0.7だと考える子は大丈夫。

しかし、8000×0.3で、ピンをされると、
次は、8000÷0.3をします。
「あれ?割り切れないや」→だから違う・・・と、やる子も少なからずいます。
そして、「ということは、0.7とかやってたほうか」と思い直し、
8000×0.7をするのです。

これ、学校のテスト程度なら、発覚していません。
つまり、算数のテストは悪くても80点以上だから
大丈夫、できてると思ってしまいます。

でも、できていないですよね。
こんな考え方で解いている子が、中学に上がって、
文字式を習うとどうなるでしょう?

「さっぱりわからん???」になるのは目に見えています。

実際、速さの問題なんかでもそうです。
意味も分からず、60掛けるとか割るとか、暗記するだけで、
小学校のテストはしのげるんです。

中学で、普通科は問題ない程度の点数をはじいている子でも、
時速の意味が分かっていないなんてことはよくあります。
「時速より、分速が速い」とか言うんです。
え?って顔をすると、「あぁ、逆。分速の方が遅い。」って。。。

あらら…、そこからかぁ。。。って思いますが、
ものすごくたくさんいるはずです。

小学校の算数のテストの点は同じだったはずなのに、
中学の数学の点数は違う理由が、透けて見えませんか?





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取り組み方の違い

昨日の続きです。
勉強の取り組み方の違いについてのお話。

例えば、中1の英語。
一番初めに習うbe動詞。
まずは現在形のareとam。

I am ~.の文と、You are ~.の文しか習っていないときは、
主語だけを見て、amとareを区別すればよいので、
誰でもできます。2択です。

ところが、isが入ってきて、さらに複数形を習うと、
主語が誰であるか、複数か単数かなど、選択肢が少し増えます。

さらに、一般動詞を習います。
be動詞の文と一般動詞の文を区別して、
それぞれの文の仕組みを理解することが、
中1最初のハードルですが、
もう既に、ここで考え方の違いがあらわになります。

He play soccer.
He is play soccer.
He plays a soccer.
こんな文が出始めるのです。

もちろん、まだ慣れていませんから、ケアレスミスはあります。
問題は、そのケアレスミスを直すときに、本当に考えられているかどうか。

主語が三人称単数だから…とか、
一般動詞の文だから…とか、
サッカーは数えられる名詞じゃないから…とか、
明確な理由がわかって直している子と、

sがいるんだっけ?とか、
isいらないんだっけ?とか、
aがいらなかったような?とか、
成り行きと雰囲気で、当てにいく子。

この差がとても大きいのです。
しかし、まだこれくらいのことを習っているときは、
その程度の選択肢しかありませんから、
成り行きと雰囲気で、当てにいっても、
意外とテストの点数は出ます。

そして、それが曲者。
「英語はできてる」と思ってしまうんです。

明確な理由をきちんと押さえていく子は、
それを積み重ねていくので、
どんどんいろいろなことを習って選択肢が増えても、対応できます。

ところが、ここへ、疑問詞を習い、現在進行形を習い、
助動詞も習い、過去も習うと、雰囲気で当てにいっている子は、
もう太刀打ちできない。。。
段々テストの点も下がって、わけがわからなくなり、
「英語きらい~」「英語わからん!」となるのです。

中1の前半は同じ点数でも、中2になれば雲泥の差。
決して中1をさぼったからではなく、
「当てにいく」勉強をしてたからなんです。

同じ点数の時点で、既に差があるのです。




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点数と実力

テストの点数は同じくらいなのに、
この先、伸びるだろうなと期待してしまう子もいれば、
この先、やばいなぁ…と思ってしまう子もいます。

例えば、中1。
秋ごろまでは、数学も英語も内容が簡単なだけに、
多くの子たちが、400点を超える点数をはじき出してきます。

ところが、中1も終わりのころが来ると、
篩にかけられたように、そのポジションから脱落していく子が出ます。

残る子と、落ちる子。
残った子は、中1の勉強を頑張った子で、
落ちた子は、中1の勉強をさぼった子・・・と考えがちですが、
実際はそうではないと思っています。

そもそも、同じ点数でも、持っている力が違うのです。

勉強の内容が複雑になってきた時点で、
力のない子が落ちて行っただけのこと。

わかりづらいかもしれませんが、
同じ点数でも、点の取り方が違うのです。

勉強に対する取り組み方の違いとでも言いましょうか。
考え方の違いが大きいと思っています。

本当の意味での勉強のやり方って、
この部分だと思うんです。

しばらく、少し掘り下げてみようと思います。




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一発逆転

奇跡の一発逆転~!みたいなのに、
憧れている子は多いと思います。
カッコイイですからね。

でも、それは、ある日突然、誰にでも降ってくるものではない。

そういうのが降ってくる人は、必ず努力の人ですよね。
でも、そこは見ていない子が多い。

日々の努力があるからこそ、
起こるべくして起きていて、
だからこそ、
そういうヒーローの言葉はなおさらカッコイイ。

まず、始めることは、
日々の努力を積み重ねること。
継続すること。

それが奇跡への第一歩かもしれませんね。




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すぐに調べられるという落とし穴

昨日の記事で、「すぐにインターネットで調べ物ができる」と書きましたが、
「すぐに調べられる」というのには、大きな落とし穴があります。

「すぐに調べられる」=「いつでもできる」ということで、
つまり、「今、しなくてもいい」という感覚を生んでしまいがちです。

部活が終わった中3生の夏休みみたい。ww

もう部活がないから、いつでも勉強できる。
だから、今、しなくてもいいと思って、だらだら。。。というのは、
本当によくある話です。

部活が終わって、成績が一気に上がる子は、
部活してる時に、部活を言い訳にしてこなかった子たちです。
「部活はあるけど、勉強はせなあかん」と思っていた子たち。

「部活があるけん、勉強ができん」と言ってきた子たちは、
部活が終わっても勉強はできないものです。

調べ物も同じで、
すぐに調べられようが、られまいが、調べてきた子たちは、
インターネットを上手に使って調べます。

でも、そうでない子たちは、
「いつでもできるじゃ~ん」となる分、
むしろ余計に調べない。。。

ICT活用とか、タブレット学習とか、
今後ますます盛んになるでしょうけれど、
便利になるからできるようになる、というのは大間違いだと思います。

それを活用するためのモチベーションアップが、
不可欠ですね。




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便利すぎ?

このところ、
「言われたことしかしない」
「自分で考えて行動しない」
というようなことをよく聞きます。

どの世代にも、そういう人は多かれ少なかれいるとは思います。
しかし、そういう人の比率が高くなっているのかもしれません。

先日も、ある友人がこんなことを言っていました。
「これができたら、次、こっちをやってみときよ」みたいな指示をしたのに、
数日後、やっている気配がないので、
「あれはやった?」と尋ねると、
「あぁ、それ、やってみたけど、わかりませんでした」と、
調べるでもなく、聞くでもなく、平然と当たり前のように言うと。。。

でも、これ、今の学生たちを見ていると、
普通に想像がつきます。

勉強をしていても、わからなかったら、
そのまま放置している子は、たくさんいますから。。。
調べるでもなく、聞くでもなく。。。

そうやって育つと、やっぱり、
仕事も同じノリでやっちゃうのねーなんて、思った次第。

原因は何って、やはり、モチベーションの低さですよね。
絶対にできるようになりたい!とか、
絶対、やってやる!とか、
そういう強い気持ちを持った子が少ない。

わからんなぁ。。。
まぁ、いいかっ。。。

ってなるのは、どうしてでしょうね?

わからんなぁ。。。
とりあえず、これ、調べてみるかっ。。。ってならないかなぁ。ww

30年前には、取り寄せるだけで数週間もかかっていたような洋書が、
今や、ネットですぐに買えるというのに。

とりあえず、これ、やってみるか。。。から、
次の手が思いつくものなんですけどね。

すぐにインターネットで調べ物ができる分、
便利すぎて、人間、ダメになってるのかしらん。。。とか
思ってしまいます。




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次にするときのこと

すごくできる子と、まぁまぁできる子の勉強の仕方で
決定的に違うところは、何だと思いますか?

わからない問題を、一緒に解いたとき、
その問題の答えとともに残った形跡が全く違います。

すごくできる子は、後から見ても、
何をどうやったかがわかる形跡が残っています。
例えば公式、例えば解いた順序。

ところが、まぁまぁできる子は、
答えしか残っていない。
後で見たら、きっと、どうやって解いたか、またわからないんです。

特に指示をしなくても、この差は必ず現れます。

まぁまぁできる子には、
「それ、後から見て、何やったかわかる?」なんて言います。
言われたときには、たいていの子が、何かしら書きます。
でも、言われないとしない。

まだ、次のことを考えて勉強ができていない証拠です。

これが、言われなくてもできるようになると、
成績がついてきます。
不思議なくらい、いつもそうです。

意識の差が、行動に現れるのです。
そして、それが、結果につながっています。



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目指すところとやるべきこと(おまけ)

基礎学450点前後の話はざっくり済ませたのですが、
リクエストいただいてしまったのでw、
少し書いてみようと思います。

450点前後は取れるけれど、470を超えられないというレベルにいる子たちは、
少し前なら、学区外に住んでいたら理数科か城東かで
大いに悩まなければいけないラインですよね。

そういうラインの子たちと、
480点を超えることができる子たちとの違いは何かというと。。。

まぁ、一概には言えませんが、ミスが少ないこと。

そんなこと?って思うかもしれませんが、
480点超えてくると、基礎学で2枚は100点があります。
そして、足を引っ張る教科がないので、
残り3枚で失点20点以内におさめれば480は越えますよね。

実は、その100点がなかなか取れないものなんです。
最後の詰めの問題かもしれません。
焦らないメンタルの問題かもしれません。

ミスなく、バシッと100点が数枚取れること。
これはものすごく大事なんです、そのレベルになると。

そういう子たちを見ていると、
やっぱり、普段から、細かなことに意識が届いています。

例えば、テスト後の検証では、
あのできなかった問題は、
教科書の隅っこの小さい字で書いてあるところだったとか、
先生が授業中にさらっとしゃべったことだったとか、
きっちりと突き止めてきますし、

普段の演習問題でも、
「この問題が、もしこうだったら、こう考えたらいいんですよね?」とか、
「この答えって、この表現では危険ですか?(減点される可能性があるか?という意味です)」とか、
そういう細かなことにも気が回っています。

そういう、重箱の隅をつつくような出題や採点にも
太刀打ちしてやると思っているところがあるものです。

そういう意識が持てていると、
450点からのプラス30点が見えてくるはずです。

全員がそうかどうかはわかりませんが、
少なくとも、うちの生徒はそういうタイプの子が480点を超えてきています。

なかなか難しいことですから、誰にでもはできませんし、
それをやってのける子は、すごいなぁ…と感心してしまいますが、
そういう子たちから、卒業後に、
京大に出願しましたとか、東大受けますとかいう連絡が入ると、
田舎からでも頑張れるんだよーと勇気をもらっています。

もちろん、勉強がすべてだとは全く思ってはいませんが、
勉強が得意な子は、それを大いに生かすべきだとは強く思っているので、
今年も、心の底から応援しています。



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目指すところとやるべきこと(その6)

基礎学の点数を基準に、大まかな取り組み方を見てきましたが、
いかがだったでしょうか?

これも、単なる一例ですので、
そんなことしなくたって、できてるという子もいれば、
もっとやってるけれど、そうはいっていないという子もいるかもしれません。

性格も能力も、十人十色ですから、
誰かにうまくいった方法が、全員にうまくいくというようなものではありません。

だから、よくある成功事例本の通りにやってみたところで、
自分に合っていなければ、さしたる効果はないものです。

結局のところ、
こういう事例を参考にしながらも、
自分に一番合っている方法を模索しながら、
皆、進んでいるわけです。

その一つの参考になれば幸いです。

最後に、「基礎学450点前後の話は?」と思った人も多いと思いますが、
そのレベルの子たちは、先取もしていますし、ハイレベルもしていますし、
おそらく、自己分析できるはずです。

テスト後も、たいていは、勝手に検証してくれます。
こちらが少し補足する程度なので、
やるべきこと、やらなければいけないこと、自分が、今、できていないことはわかっているはずです。

問題があるならば、それは、
わかっているけど、できていないことがあるということ。
もはやメンタルの問題ですw

あ...、こうやってとどめを刺すから、
先生は怖いって言われるってことはよくわかってますよww
がんばって!


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目指すところとやるべきこと(その5)

最後は、基礎学400点前後の層。

この層は、小学校で、パパ塾・ママ塾がしっかりと作用していた層で、
中学に入ってから、パパ塾・ママ塾を卒業しつつある子たちでしょう。

自分で、やらなければいけないことが、ある程度わかっていて、
自分の意志で、勉強に取り組める子たちです。

もちろん、目標は9割越えです。
そうすると、難関国公立が視野に入ってきます。

徳島の高校受験は、公立一本ですから、
問題のレベルは高くはないんです。
英語にしても、数学にしても、頭を抱えるような問題はない。

しかし、だからと言って、ハイレベルな問題に触らなくてもよいか…と言うと、
私はそうではないと思っています。

難関私立で出題されるような、
かなりひねりを効かされた問題に触れておくことで、
思考力が付き、閃きが降りてきます。
もちろん、基本は盤石にした上での話ですが。

逆に言えば、ハイレベルな問題に触れてほしいのは、
この層の子たちだけ。
他の子たちは、基礎が十分ではありませんから、
ハイレベルな問題を解いてみたところで、たいして効果はないと思います。

基本とハイレベルの二本立てで、
しっかりと鍛え上げていくことが、
この層の子たちにとっては大事だと思っています。

あとは、できれば、しっかりと先取りをしていくことです。
英語などは、中学内容は簡単なので、
早めに終わらせて、高校内容に触れておくのもよいでしょう。

数学も、ハイレベルなテキストを使うと、
所々で、高校内容に触れるようなことが出てきます。

公立高校へ行く場合、
文理などと違って、高1から、ようやく高校内容です。
そうすると、大学受験の準備期間は、極めて短い。

それを補うためにも、
余力のあるこの層の子たちには、先取りをお勧めしたいと思います。

学校のことだけで、いっぱいいっぱいになることはないはずです。
先を見据えた行動をしたいですね。

大学なんてまだまだ先のことと思っているかもしれませんが、
中高一貫だったらと考えてみてください。
中学に入った時点から、次の入試は大学受験ですからね。

「とりあえず、高校受験」という意識はないんです。
トップ層の子たちにとって、その違いは意外と大きいものです。

大学を見据えて動きたいですね。



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目指すところとやるべきこと(その4)

今日は、基礎学350点前後を見てみましょう。

市内普通科(城東以外)は問題なく出願できるけれど、
できることなら、英数クラスに入って、
国公立大学を目指したいと考えている子が
もっといてもいいのに、意外といない層です。ww

目標は400点を超えることにしてほしいですが、
この辺りからは、ちょっとやそっとでは上がりません。
なぜなら、みんなけっこう勉強してるレベルですから。。。

学校のことは、あらかたできている子が多いですが、
完璧かと言われると、決してそうではない子たちだと思います。

学校の授業には、先の子らに比べると、難なくついていっています。
一応、やるべきことは、それなりにこなせていて、
ある程度の理解力も備わっています。

では、何が足りないか。。。
この層の特徴は、詰めが甘いんです。

解き直しや、覚え直しもそれなりには、やっているけれど、
決して完璧ではないはずです。

学校のワーク類も、家のテキスト類も、
一応やってはいるけれど、そこそこにしかできていない。

この層の子たちを見ていて、一番感じるのは、
ここで満足している子が多いこと。

「もっと成績上げたい」なんて、口では言っていますが、
まぁ、普通科に問題なく入れるレベルなので、
学校でも、特に、何も言われないんです。

問題は、今の成績で国公立大学に普通に受かると思っている親御さんも多いこと。
このレベルで、国公立はなかなか厳しいのが現実です。
でも、意外とこの現実には気づいていないことが多いんです。

高校のことすら、あまり話さないような中学校の面談で、
大学の話なんて出るはずもなく、
仕方がないのかもしれませんが。。。

このレベルの子たちは、
おそらく、勉強のやり方そのものは身についているはずなんです。
あとは、それをもっと完璧にすること。

覚え直しをしたら、それを完璧にする。
どこからつつかれても正答にたどり着けるように。
もちろん、応用問題やB問題でもです。

その詰めの甘さをフォローするために、
パパ塾・ママ塾の協力を仰ぎたい層です。

そうすると、8割程度はいきます。
そうしたら、国公立も見えてくるでしょう。
そうなると、もうパパ塾・ママ塾は卒業です。

この層の子たちが、もっと現実を知ることができれば、
徳島の教育レベルは、もっと上がると思います。

現実を知らずに、国公立を逃してしまっている子が、
どれだけいることか。。。と思っています。




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目指すところとやるべきこと(その3)

今日は、基礎学300点前後。
このレベルは、基本的なことは、まずまずできています。
しかし、学校のことが十分にはできていないレベルです。

やはり、目指すべきは、ひとまず350点。
市内普通科を受けられるようにしたいと考えている子が多い層です。

国語は、やはり、漢字が十分ではないレベルです。
読解もかなり怪しいレベルですが、
中3になると、そこには手を出せなくなるのが現実。

もし、まだ、中1、中2なら、
読解問題を週に1題だけでも解いていきたいものです。

なぜなら、このレベルの子たちが、普通科に行って、
大学受験を考えたとき、
最後の最後まで必要なのが現代国語なんです。

中学の国語を適当にやり過ごして、
高校受験はなんとかなっても、大学受験の必須教科になります。
だからこそ、救っておきたい。。。

毎週末に1題だけ解くだけでも、全くしないのとはずいぶん違います。
年間、50題ぐらいは解けますからね。

理科・社会も、基本用語は知っているけれど、
きちんと理解できていないことが多いレベル。

まずは、学校のことを完璧にしたいものです。
学校のワークが完璧にできること。

とりあえず、提出用に
「解いて、丸して、赤で書いた」ようなやり方ではなく、
どこからつつかれても、正答が出せる状態にすることです。
かなり繰り返さないと、普通はできませんよ。

もちろん、記述問題も捨てておいてはいけないレベルです。
記述問題も含めて、学校のワークを完璧にすること。

そうすれば、ちょっと忘れたのがあっても、
7割はいきます。

英語の教科書暗写は必須ですが、
それだけでは入試問題で7割は難しい。。。
長文問題が多いですから、
少しは、長文に慣れることも必要です。

文法事項も、雰囲気で解くのではなくて、
文法のルールをきちんと整理して理解しておかなくてはダメです。
文法で整理されているような問題集を解きましょう。

もちろん、単語や連語も、かなり忘れている子が多いレベルです。
常に、日々、暗記です。

満点を取る必要はないけれど、
7割を取りに行く感覚では7割は取れないものです。

8割取りに行って、7割ってところでしょう。
たいていそういうものです。

小テストだって、満点目指しても、ミスするでしょう?
120%の準備をして、100%の力が出るものだと思います。
だから、そういう意識で取り組むことです。

数学も、基本だけではちょっと心もとない。
大問の最後の問題は解けなくてもいいけれど、
それ以外は解けるようにしたいレベルですよね。

数学演習を完璧にできるようにすれば、
そのくらいにはなりますよ。

数学演習は、みんなやっているけれど、
完璧にできるようにしている子はいませんからね。。。

このレベルの子たちも、できれば、日々の勉強には
パパ塾・ママ塾が欲しいところ。

普通科目指して、二人三脚で頑張ってくれるお家は結構あります。
漢字や単語を、毎日チェックテストしてくれたり、
社会や理科を一緒に覚えてくれたり。。。

最近多いな~と思うのは、
「私も一緒に頑張りたいんです」と言うお母さんの声。
昔に比べると、ずいぶん増えてきた気がしています。

そして、一緒に頑張ってくれたお母さんがこういうんです。
「やっぱり、小学校で、もっとちゃんとやっておけばよかった。」って。
「低学年から、きっちりやってないとダメですね。」って。

それでも、一緒に反抗期の子と頑張ってくれるなんて、
いい家庭だな~と思って見ています。



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目指すところとやるべきこと(その2)

手始めに、基礎学200点前後あたりから。。。
順に高得点な方へ上ってみようと思います。

基礎学で200点前後というのは、
まず、学校の授業にはついていけていない状態だと思います。
ついでに、家庭学習の習慣もない。

まず、目指すべきは、基礎学5割以上になること。
つまり、各教科50点を超えることです。

基礎だけとりあえず、押さえましょう。
欲張って、B問題や応用問題には手を出さない。

国語なら、まずは、日々、漢字を覚えること。
学校の漢字ノートみたいな教材で十分です。
おそらく小学校の漢字も書けないでしょうから、
小学校の漢字も合わせて覚えていきましょう。

英語は、とりあえず、教科書の暗写でしょう。
これも、「覚えなさいよ~」なんていうのでは無理です。
一緒に、一文交代で暗唱をしてみたり、
会話文なら、役を交代しながら、暗唱してみたり、
まずは、暗唱を繰り返して、覚えてから、暗写できるようにします。

「中学生なのに?」と思われるかもしれませんが、
中学生になって、親が手を放し始められるのは、
小学校で、手をかけてきた子だけです。

小学校で手をかけなかった分、
中学校でも手をかけないとできないのがこのレベルの子たち。

「勉強は、見てきたんですが…」と言う親御さんもいますが、
これも、どのくらいを「見る」と言うかという基準がないので、
子供が、「勉強した」と言う「した」の基準がないのと同じなんです。

見てきたけれど、できるようにならないというのは、
気が向いたときだけ見てきた場合が多いように思います。
もちろん、LDの可能性がある場合も稀にありますが。。。

できるようになっている子の多くは、
日々、計画的に細かなところまで見てきている親御さんが多いものです。

理科や社会も、一問一答式に質問しながら覚えることが有効です。
このレベルの子たちは、まず、言葉が入っていないですから、
知っている用語を増やしてあげるところからです。

知っている用語が増えるだけで、
勉強に対する意識はずいぶん変わるものです。
とりあえず、記述問題は後回しです。

数学は、まずは、間違いなく計算ができるようにすること。
あとは、それぞれの単元の基本だけを確実にしていくこと。

そうすれば、基礎学や入試問題の大問1と、
他の大問の中の小問1と2ぐらいは解けるようになります。
それだけあれば、50点は超えますから。。。

文字通り、べったり、つきっきりで見てあげることが必要なレベルなんです。
だからと言って、それをすべて塾に求めても無理。
パパ塾・ママ塾が必要です。

昔、切羽詰まって、家庭教師を依頼してきたお家もあります。
週4~5で、家庭教師。。。月10万を超えます。
徳島ではありえない金額ですよね。

もちろん、それくらいべったりやれば、点数は出ますよ。
でも、その前にやっぱり、パパ塾・ママ塾じゃないですか?

厳しいようですが、
思い付きだけで、気ままに勉強を見ても、
結果は出ないものなのです。

ただ、ここで難しいのは、思春期、反抗期に突入している子が多いということです。
パパ塾・ママ塾では、喧嘩になる子も少なくはありません。
なかなか難しい問題です。



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目指すところとやるべきこと(その1)

以前にも、基礎学の点数を基準にして、
やっておきたいことを数回に分けて書いたことがあると思いますが、
記事も増えてきて、ごちゃごちゃしているので、
改めて、まとめてみようと思います。

それぞれのレベルに応じて、
目指すレベルも違えば、
やっておきたいことも違って当然です。

しかし、意外とその部分がわからないという質問も多いのです。

今、何を、どうすることが必要なのか。。。
そこをきちんと押さえて、
最も効率よく、できるようになりたいですものね。

まぁ、効率ばかりを求めるのもどうかと思いますが、
ある程度はそれも必要なこと。
時間はあり余っているわけではありませんからね。

パパ塾・ママ塾でできていることも、さまざまなので、
明日から、数回、それも含めて、見てみようと思います。


その前に、基礎学について予備知識。
もう既にご存知の方も多いと思いますが、
高校受験をする徳島県の中学生が受ける一斉テストが基礎学力テストです。

中1、中2は、2月に1回あります。
中3は、秋から1月上旬にかけて3回あって、
その点数をもとに、出願校の相談をするテストです。

が、県内順位は教えてはくれません。
それぞれの点数は成績表に書かれますが、
校内番数を各教科普通に出してくれるところもあれば、
校内番数は出してくれない学校もあります。

というわけで、
自分の県下での位置は把握できませんが、
総合得点はわかりますので、
それをもとに、だいたいのレベルを把握しているというのが現状です。

そのようなあいまいな感じで、
自分のレベルをはかっている徳島の子たちは、
大概、いたってのん気に構えているのですが、
そこが大きな問題でもある気がするのです。

しかし、それは言っても始まらないので、
ひとまず置いておいて、
その点数をもとに、今、やるべきことを見ていきたいと思います。

ちなみに、基礎学の点数は、地元公立の場合、
普段の定期テストなんかよりは、かなり下がると思っていてください。

さらに、1年より2年、2年より3年と、点が減っていく子の方が多いと思います。
普通に考えて、範囲が倍に増えるわけですから、
普通にやっていたのでは、点が減る方が自然と言えば自然ですが。。。

自然に任せているわけにはいかないわけです。ww



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プロフィール

Author:自律学習ゼミ
徳島県で、家庭教師や塾講師をして、20年が過ぎました。そこで、この経験を生かして、小・中学生の君たちや、お父さん、お母さんに、何か少しでも役立つようなお話ができる気がして、このブログを始めることにしました。中学受験のこと、高校受験のこと、学校のこと、塾や家庭教師のこと、家庭学習や勉強の方法など、色々なことをお話ししたいと思っています。
2013.7.19.
・・・・・・
それから早10年が過ぎようとしています。ブログは、情報も古くなっていくので、5年分ぐらいが残るように、日々、刷新しています。2022年度より、自律学習ゼミとして、教室も移転し運営しております。「いったいどんな塾なの?」と興味を持たれた方は、下記のリンクからご覧ください。
2023.5.17.


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