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記述

最近の子に限ったことでもないような気もしますが、
記述問題はとにかく苦手な子が多いですよね。

例えば、
「連続する3つの整数の和は・・・」みたいな説明しなさい系の問題。
見ただけで、手も出さない子は本当にたくさんいます。

でも、どこかの時点で書けるようにしておかないと、
一生、書けないままですよね。

なぜ書けないか…とよく観察をしてみると、
一番大きな問題点は、拒絶していること。ww

まず、考えようともしない。
問題が何を言っているのかすら、
目では見ていても、頭の中は通っていない。

たった一行の文章なのに。。。

しかし、授業中に見張られていると、
仕方なく、何かを書こうとはしてみます。

でも、頭は回転していない。

連続する3つの整数を、n、n+1、n+2っておいたにもかかわらず、
その前の但し書きには、「m、nを整数とすると」って書いてあるんです。

「m、どっかに登場しました?ww」
「それ、前の問題のを写しただけでしょ?」
「考えてる?」、というような状態。

おそらく、親子でやっていると、この辺で喧嘩勃発。
他人でも、ちょっと、声が大きくなりますから。。。ww

でも、この「ちょっと待ってよ~」「考えてみてよ~」の
気の長くなるようなやり取りを何問かやると、
それなりに書けるようになるものです。

で、そのまま放っておくと、すぐにできなくなります。
だから、これでもかというくらい類題演習です。

「鬼!」と言われそうですが、このくらいやれば、できるようになります。
というか、このくらいはやらないと、拒絶反応はなくなりません。

これ、基礎学350くらいのレベルで起きてる現象です。
頑張り続ければ、国立大学も見えてくるレベルです。
記述を捨ててるわけにはいかないんです。

このレベルの子が、放置されてて、伸びていかないのが、
大きな問題で、大きな損失だと思うんですよね。




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自覚

自分の力を正確に知ることは、
意外と難しいことかもしれません。

しかし、目標を達成するためには、
現状を正確に把握することは欠かせないことですから、
自分の実力を正確に知っておくことは、
一番大切なことでもあります。

徳島の子たちの多くは、
残念ながら、自分の力を正確に把握する機会を持っていません。
わかっていないな…と思うことも、しばしば。

トップ層の子たちは、
比較的正確に自分の力を把握している子が多いようです。
ここでいうトップ層とは、基礎学で450点前後の子たち。

ある程度、自分のできること、できないことがわかっていて、
それについて対策を取れているから、その成績であるともいえます。

ところが、そこから、下がってくればくるほど、
自分の力がどれほどのものであるのか、
わかっていない子の割合が増える気がします。

もちろん、きちんと把握できていて、
目標に向けて、正しい対処ができている子もいます。

しかし、うぬぼれも甚だしいなぁ・・・と思わされる子や、
勘違いさんだなぁ・・・と言わざるを得ないような子も
意外とたくさんいます。

たいていは、自分の力を過大評価しています。
井の中の蛙状態。。。
だから伸びない。
この層が一番もったいない。
きちんと自覚して頑張れば伸びる子がたくさん隠れています。

そして、もっと下がってくると、
そんなことには興味もないといった風。

自分のことなのに、
もうちょっと興味を持てないかなぁ?と思ってみたり。

自分自身について、もっと知ると、
将来についても、具体的に考えられそうに思いますね。



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自分で気づくこと

子供たちと一緒に勉強をしていて、
一番難しいなと思うことは、
自分で気づくことができるチャンスを作ってあげることです。

大人でも、
わかっているつもりだったけれど、
深めていくと、実は何にもわかってなかったな~と
振り返ることってあると思います。

子供たちは、経験が少ない分、
そんなことが山のようにあるわけです。

でも、経験が少ない分、
わかってるつもりにはなってるんです。

長い年月を経て、
ある時、ふと振り返って、
「あの頃は、わかってなかったよな」なんて思えたら、
それは成長できた証しかもしれません。

そう思えるような経験を積むこと、
これが成長の過程で一番大事なことであろうと思います。

なんて、言葉で書くと簡単ですが、
難しいですよね。

一生勉強ですね。



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良い学校

こんな仕事をしていると、
「どこの学校が良いの?」なんて時々聞かれますが、
そんなの、人によって違いますから、
答えられません。

出し惜しみでもなんでもなくて、
本当にどこがいいかなんてわからないですもの。

身近に、○○校に行って、よくないことが起きた人がいれば、
○○校はイマイチだと言い、
○○校に行って、よいことが起きた人がいれば、
○○校はすごくいいと言います。
噂なんて、その程度のものですよね。

校風や教育方針が、
合う人もいれば、合わない人もいますから、
合えば、楽しくて、ぐんぐん伸びますが、
合わなければ、つまらなくて、不登校になるかもしれない。

うまくいかないことが起きれば、
□□校へ行ってた方が良かったかも?と思うかもしれませんが、
□□校へ行ったら、うまくいっていたかどうかなんて誰にもわかりません。

だからこそ、自分の目で確かめてほしいなと思っています。
昔と違って、高校も、皆、オープンスクールがあります。

そこの空気を直に感じ取ってきてほしいと思います。

そして、中学生に最も必要なことは、
まずは、噂による先入観を持たずに、
自分の目と感覚を信じて、中立的に物事を見てみること。

親の意見、先生の意見、友達の意見、先輩の意見、
それぞれに、それぞれの立場から見た意見にしかすぎません。
参考にすることは大事ですが、鵜呑みにしてはいけません。

ひとまず、「本当にそうかな?」と疑ってみること。
自分の目で見ても、そうだと確信できるかどうか…
そういう物事に対する判断も大事だと思います。





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自立に向けて

ここ数日書いてきたようなことを
家庭学習でお母さんがすると言うと、
「ありえない!」と言うお母さんもいれば、
それに取り組むお母さんもいます。

普通に考えて、中学生にもなって、
こんな風に手取り足取り勉強するなんて、
おかしいと思います。

でも、小学校のうちにやっていなくて、
できるようになっていないのなら、やるしかないと思っています。

もちろん、中には、こんなことはしなくても、
勝手に自立したみたいに、勉強していく子もいます。
でも、そんな子は一握りです。

たいていは、小学校のときに、
お母さんが手取り足取りさせるところからスタートして、
自立学習に至っているはずです。

ただ、ここで、注意しておかなければいけない大事なことがあります。
最終目標は、自立学習ができるように仕上げること。

少しずつ、少しずつ、手を放していかなければいけません。
いつまでも、手取り足取りでは、いつがきても自分ではできないどころか、
やってもらうのが当たり前という感覚になっている子もいるのです。

特に、近頃は反抗期がない子も多いそうですから、
そんな感覚のまま大人になると、大変だと思います。

手を放してみたところで、大失敗をするかもしれません。
でも、それを良い経験として生かせるように
サポートすることも必要だと思います。

中学の間はまだ間に合うと思っています。
なぜなら、高校受験までは、
周囲の裁量で何とかなる部分が大きいですから。。。

大学受験は、それでは無理です。
だから、遅くても高校に入るまでには、
この段階を脱出して、
自立学習ができるようにしておくべきだと思います。

やってあげることが目的ではなくて、
自分でできるようになることが目的ですものね。




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家庭学習での直し

さらに続きです。
家庭学習で、間違えた問題の直しをさせるときのコツ。

ピンをつけて戻したノートに
赤で直しをさせて、正解したら青丸。

たいていは、こんなパターンですが、
これをノートのやり取りだけで行ってしまうと、
勘で解いているところがあぶり出せないのです。

例えば、○×問題。
〇と答えて、ピンされたら、×と書いて直しますよね。
でも、理由がわかって×としている子もいれば、
○がピンだから×としている子だっているのです。

それでは、何の意味もない。
ゲームして、遊んでる方が良いです。w

とにかく、質問です。
「どうして?」
「なんで?」
「どういう理由で?」
「その根拠は?」

理解して話しているなと思ったら、青丸をつけます。

すごく時間はかかりますよ。
でも、確実にできるようになります。

○×問題に限らず、
いちいちすべてに質問します。

さらっと10ページするなら、
手間暇かけて、じっくり3ページする方が良いと思っています。

この、理由を考えるという部分が、欠落しているから、
このレベルなんです、きっと。
だから、その部分をたたき込むのが、
実は、一番近道だと思います。

あいまいなものや、説明できないものは、
全て、次の授業に☆印をつけて持ち込んでもらいます。

時には、「こうなんじゃ!」と言い張られることもあるかもしれません。
「お母さん、知らんだけだろう」とか。

そんなときは、
「じゃぁ、その問題は、次回、先生に説明して聞いてもらって。」と、
付箋を貼ってくれているお母さんもいました。

「小学生が聞いてもわかるように、説明できたら合格よ」なんて、
話すことがあります。
「だから、お母さんを納得させられないようじゃぁ、ダメね」って。

とっても大変な作業です。
時間もかかるし、けっこうなパワーが必要です。

でも、毎日、毎日、これをやっていると、
確実に勉強の習慣はつきます。

こんな風に、①~④の部分が家庭学習でできれば、
⑤は学校の先生に質問することだってできますよね。

パパ塾・ママ塾でも使えると思います。




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家庭学習でのサポート

昨日の続きです。
基礎学350前後の子たちの家庭学習サポート例。

このレベルの子たちは、全く勉強しないわけではないんです。
でも、きちんと毎日、決まって勉強するような習慣がついている、
とは、言い切れない子が多いと思います。

家庭のサポートなしで、週1、2回の授業で、
じっくり教えようとすると、これがなかなか難しい。

例えば、今日習った単元の演習を宿題にしたとします。

①ノートに解く
②丸付け
③テキストの間違えた問題番号に赤丸をつける
④直し
⑤わからなかった問題の解決

ひとまず、こんな感じで、進みます。

トップ層の子たちは、①~④までを宿題にして、
次の授業は⑤からスタートします。

しかし、基礎学350前後の子たちは、
そうすると、ぐちゃぐちゃになります。
まず、わからなかった問題がありません。

いつも言っているように、
わかっていないことが、わかっていないですから、
わからない問題はなかったと言うのです。

それでは、できるようにはなりませんよね。
そこで、どうするか。。。

①だけやって提出してもらいます。
つまり、次の授業が②から始まるわけです。

ところが、②、③は、確認テストなんかをしている間に
私がするとして、④が大量にあるんです。

しかも、適当に解いている子も多いですから、
単なる計算ミスとか、
自分で直せるよねーと思うような間違いもかなりたくさん。

そうすると、④、⑤だけで、その授業が終わってしまうことも珍しくはない。
これが、マンツーマンや個別のデメリット。

できていないことが、しっかり見えるから、
きめ細やかに教えられるけれど、
そうすると、とにかく時間が足りないんです。

そこで、お母さんの出番です。
②、③、④を、家庭学習でやってもらうのです。

ちょっと大変ですが、
やってくださるお母さんも、実は結構いるんです。

できるようになってくれば、そのうちに、
自分でできることを一つずつ増やせばいいんです。

そうやって、だんだん手を放していくんです、中学校の間に。
そうすれば、高校生になるころには、
日々の勉強の習慣も身について、
自分できちんと勉強できるようになります。

長い目で見ると、すごく大事な時間だと思います。

ところで、④のやり方に少しコツがあります。
明日はそのお話を。




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サポート

自分できちんと勉強できるように仕向けて行くような
サポートができれば・・・
時々、こんなことを伺うことがあります。

お母さんは、そういう方向に子供を仕向けて行ってやりたいと思っている。
だけど、その方法が、イマイチよくわからない。。。
日々の勉強も、必要ならサポートしてやりたい。
でも、いったいどうやるのがよいのかが、よくわからない。。。
というわけです。

マンツーマン授業をしていると、
実は、こういう申し出は本当にありがたいんです。

なぜなら、
マンツーマンの弱点は、時間が足りないことですから。

基礎学で450点前後の子たちは、
中学に上がった時点で、既に、
ある程度自学自習できるようになっていますから、
丸付けも、直しも、丸消しも、やり方を教えれば、自分でやります。

家庭学習の習慣も身についていますから、
ある程度は自分で段取りをして、
私が出す大量の宿題もきちんとこなしてくれます。

だから、中学に上がるころには、
家庭学習のサポートをお願いしなくても、
遠目に見守っていてさえくれれば、自分でできるんです。

しかし、基礎学350点前後の子になると、
そうはいかない場合が多いんです。
普通科には問題なく入れるけれど、
国立大学は、このままじゃぁ無理よ…という子たちです。

このレベルの子たちが、
どんなことができて、どんなことができていないのか、
そして、それをどうすればいいのか。。。
明日は、少し具体的に見てみようと思います。

全員が当てはまるわけではないですが、
「どうすれば?」と思っているお母さんには、
少しは参考になるかもしれません。




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感覚の違い

子供が減ってきているので、
自分が学生だった頃と、受験もずいぶん違っているな~と
感じているお父さん、お母さんも多いと思います。

今、中学生くらいの子たちの親御さんは、
私よりは若い世代の方が多いと思いますが、
まだ総選だった時代を経験しているのではないでしょうか。

私が、共通一次試験ラストの年、
普通科は12クラスあった時代です。

その頃から考えると、普通科は1校増えた上に
子供の数が減っていますから、
1校あたり、3分の2~2分の1程度の生徒数ですよね。

しかし、英数クラスの数は変わらない。
おまけに、昔は、総選校で普通科以外の進学科は
市高の理数科しかなかったけれど、
今や、城南の数理、北高の国際、
それに、城北にまで理数科学科ができています。

単純計算しても、普通科以外が3クラス分、
北高の英数クラスが2クラス分(当時北高はありませんでしたから)、
合計5クラス分、上位進学クラスが増えたことになります。

私たちの時代なら、普通科で英数クラスは全員、
国公立射程圏内でした。
普通クラスでも、上位の子は普通に鳴教や徳大くらいなら受かってたんです。

だから、ついつい、英数クラスに入っていれば、
なんとか国立に引っかかる…という感覚を
もっている親御さんもいると思うんです。

でも、全体の人数が減っているうえに、
5クラス分該当クラスが増えて、分散しているんです。

そりゃぁ、英数クラスでも国立に引っかからない子が出ても当然ですね。
ざっくりですが、この感覚、
意識しておかないといけないと思います。




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プラス思考で対策を!

新年度が始まると、
新しい教科担当の先生の授業の品定めが始まります。
「はずれたー!」とか、「当たりっ!」とか、
まぁ、それぞれに評価してくるわけです、子供たちもw

思春期の中学生たちは特に、
なかなかシビアに先生を分析していて、時々、ドキッとします。
まぁ、いつの時代も同じです。

ここで一つ確認。
「はずれた!」と思ったら、どうしていますか?

もう、その教科は諦めて捨てる?
そういうわけにはいきませんよね。
しっかり対策を立ててくださいね。

どうやって、そのはずれた先生に打ち勝つかww

塾や家庭教師の先生なら、
先生を変えてもらったり、塾を変わったりすることもできますが、
学校だけは、そうはいきませんから。。。

自分の力ではどうしようもないのなら、
それに打ち勝つ対策を立てなければいけません。

生徒になめられて、授業が成立しない先生もいます。
言ってることがさっぱりわからないような先生もいるかもしれない。
ただ単に、どうにも相性が合わない先生だっているでしょう。

一番、馬鹿らしいのは、
その先生に反抗して、勉強しないこと。
そんなことして、何になるの?と思いますが、
意外と思春期の子には多い行動パターン。

ここは、もっと大人にならなければいけません。

その先生に反抗したいのなら、
その先生が文句のつけようもないくらいの成績を修めましょう。

できる子は、この発想のパターンが多いようですよ。
「何か、文句あります?」って、涼しい顔をして言えるような成績でいれば、
自分も被害を受けずに済みます。

少々、ひねくれた発想かもしれませんが、
反抗して、成績が下がるよりは、ずっといいですね。

どうやって、嫌いな先生の教科をできるようにするか…。
文句を言っていても仕方がないので、
勉強の対策を立てましょう。

文句を言うのは簡単です。
でも、そこからは何も生まれません。



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わからないこと

わかっていないということが、わかっているとか、
本当に理解できているかどうかが、わかっているとか、
この間から、そういうテーマがよく出ていますが、
成績のいい子が、それをわかっていて、
悪い子はわかっていないとは一概には言えません。

実は、自分自身の疑問点は、きっちりあぶり出せるのに、
成績が悪い子というのもいるんです。

そして、それが、突然、どんでん返しを起こす子です。
つまり、やればできるようになるはずなのに、やっていない子。

本当にひどい成績だったのに、劇的にできるようになる子って、
たまにいますよね?
そういう子はたいていこのタイプです。

もちろん、成績は悪いので、一緒に勉強すると、
わからないことだらけなんです。
でも、問題集を解いて、丸付けをして、直しをする段階で、
「これは、わかってる」「これは、わからん」と自分で分けられるんです。

で、本当にわかってるのかどうか、質問をしてみると、
「わかってる」と言った問題に関しては、きちんと理由が説明できます。

今まで、なんで、勉強しなかったの~?もったいない!という感じです。

そういう子が、何かの拍子に勉強し始めると、
みるみるできるようになります。

しかし、悲しいかな、こういうタイプの子の多くは、
持久力がない。。。

小さいころに、やり込んでいない分、根が詰まないというか、
何か、近い目標に対しては、猛ダッシュできるのだけど、
その次の目標まではもたない子が多いんですよね。

なかなか難しいものですね。



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ノートでわかる・・・

ノートを見れば、成績がわかる・・・なんて言いますが、
確かに、そういう側面もあります。

例えば、数学の問題集を解いているノート。
できる子のノートは、一見汚くても、よくわかるんです。

まず、問題を鉛筆で解くところから、
できる子は、適当なスペースを取って書いてあります。
だから、直しをしても、ぐちゃぐちゃにならないんです。

そして、その直しは、もとの式のどこが間違えていたのかが見えたり、
何をどう考えて直したのかが見えたり、
とにかく、やったことが見てわかるノートなんです。

ところが、成績が下がってくると、
何をどう直したのやら、さっぱりわからないぐちゃぐちゃ加減です。

「これ、後で見て、わかる?」なんて、時々聞きますが、
とにかく、直しに直しを重ねると、
もう、いったい、何をどうやったのやら。。。そんな感じのノートになります。

この差は何?と考えるのですが、
やはり、次にそのページを使うと思っているかいないかの差だと思うんです。

間違えた問題は、もう一度解きますが、
その時に、もしわからなくても、このページに戻れば、記憶がよみがえる。
そんなノートに仕上げるのが、できる子。

別に達筆じゃなくていいんです。
見てわかることが大事なんです。

できない子は、そのページに戻る気がない。
もしかして、もう一度解く気もないのかも!

だから、ぐちゃぐちゃになる。

半分は、習慣だと思います。
気付いた人は、直していきましょうね。




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やった気分

勉強は、やった気分になるだけではできるようにはなりません。
当たり前ですが。。。

でも、そういう勉強をしている子は、とてもたくさんいると思います。

例えば、
丸付けして、赤で答えを写して終わり。
説明はできないけど、解説見たからわかってる気分。
漢字や単語をつらつらと書くだけで、覚えたつもり。
まとめノートを綺麗に作って、覚えた気分。

こんな勉強をしている子は、本当にたくさんいるはず。

もう少し、面倒くさいことをしなければ、
勉強はできるようにはならないと思います。

もう少し手間をかけなければ、理解できないと思います。
そういうもんです。

そんな作業みたいなことをしただけでは、
きっと、本来使われなければいけないのとは違う
脳の部分が使われてるだけじゃないですかね?

勉強は、作業じゃないですから。。。

確かに、作業をするだけでも、やったような気分には、なれるんです。
でも、それは気分になっただけで、
できるようにはなっていないんですよね。

あなたの勉強法、大丈夫ですか?

丸付けをしたら、
必ず直しをきちんとしていますか?

間違えた問題は、
誰かに解説できるレベルで理解していますか?

漢字や単語を覚えたら、
チェックテストをして、覚えたことを確かめていますか?

まとめノートを作るなとは言いませんが、
問題を解いて使えるようにしていますか?




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直し

直しの話の続きです。

例えば、
He looks like happy.
こんな文章を書いてしまったとしましょう。

丸付けをすると、解答には、
He looks happy.
と書いてあります。

「あ~、likeいらないんだ~」

自分の答えのlikeを、ピピッと赤ペンで消して終わる子、
とてもたくさんいると思います。

でもそれ、わかってないです。

「わかってます。likeいらないんでしょ?」
「じゃぁ、どうして、likeいらないの?」

答えられれば大丈夫です。
「いらんもんは、いらんのじゃ!」ではだめです。ww

それでは、次は2分の1の確率で、はずれますから。

「happyは形容詞だから」
という程度の説明ができれば、ひとまずOKでしょう。

これがわかっていれば、次は必ず正解しますから。

ところが、これはわかっていないけれど、
「わかった」という子はたくさんいます。

わかっていないことが、わかっていない子です。
そんなことないでしょう?と思われるかもしれませんが、
実は、これは本当に多いんです。

その証拠に、定期テスト前に、
「学校のワークとかでも、わからないところない?」なんて言っても
解いて、直しもしているのに、わからないところがない子が多いんです。
それなら、満点かと思いきや、決してそんなことはない。

つまり、わかっていないまま、わかったことになってるんです。

勉強は、直しでも差がついています。
そして、この差は大きいのです。





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丸付け&直し

丸付けして、直しをしている子は、まぁまぁたくさんいると思います。
しかし、それが本当にきちんとできている子は、
ほんの一握りだと思います。

今日は、基本に立ち返って、w
丸付けと直しの仕方を見てみようと思います。

丸付けは、赤ペンでしますよね?
正解していれば、丸を付けて、
間違えていれば、バツをつける。

バツをつけて、ついでに答えも書く?書かない?

私は、書かない派です。

バツだけつけておいて、
最後まで丸付けしたら、バツの問題に戻ります。
ここから直し。

自分が書いている答えの、何が違うかを検証するのです。
何が、どう違っているのか。
なぜ、この答えではいけないのか。

例えば、単なる計算ミスかもしれません。
単なる勘違いだったかもしれません。
それなら、すぐに正解が出るので一応OKです。

でも、一見、計算ミスに見えても、
実は、やり方を迷いながらやったかもしれません。
計算のルールがきちんと把握できていなくて、
迷いながら、勘で解いたかもしれません。
それなら、そのルールの確認からです。

あるいは、さっぱりわからなくて、空白だったかもしれません。
それなら、解説の登場です。
解説を読んでみて、理解できたなら、解説を閉じて解いてみます。
それで解ければ、ひとまずOKでしょう。

でも、そうでないなら、解決しなければいけません。
もっと何か違うもので調べるとか、誰かに聞くとか、
とにかく、理解できるまで追求です。

これが直しです。
納得できているかどうか、
次、どこかで出題されてもできると確信できるところまで理解したか、
誰かに、これを解説できるレベルで理解しているか、
この辺が、「わかる」と「わからない」の境目でしょう。

わかった問題は、きちんと赤で直して、青丸をつけます。

そして、この「わからない」を完全になくすこと
つまり、すべての間違えた問題に青丸が付くことで、直し完了です。
そういう直しができている子は、実はとても少ないと思います。

明日は、もう少し具体的に見てみます。



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自分の位置

地元公立にいると、自分の位置づけがわかっていない子がたくさんいます。
というか、ほとんどの子は、そんなことは考えたこともない。

例えば、地元公立で、成績順に並べたとき、
上位3割ぐらいに位置していたとします。
学校では、賢い子扱いですし、自分もそう思っているものです、普通。

でも、考えてみてください。
普通科には、地元公立からは上位4割まで入れるかどうか…です。
そうすると、そのまま普通科に行けば、後ろから数えたほうが早いことになります。
それでは、国立大学は難しいのです。

それをわかっているのならいいですが、
それを知らないがために、のんきに遊んでいるとしたら、それはかわいそうです。
知っていたら、何か手を打てますから。

逆に、附属中学に行っていたって、勉強があまり得意ではない子たちもいます。
あまり得意ではないと言ったって、
地元公立に行けば、上位4割には入っているにもかかわらず、
附属にいるがために、ビリに近い番数がついてくる。

そうすると、精神的にはものすごくきついはずです。
だから、そういう子は、
社会に出たら、真ん中より上にいるんだから、
自信を持って行きなさいと背中を押します。
私は、できない…と下を向く必要は全くない。

それに、勉強がすべてではない。
そのコミュニケーション能力のほうが社会に出れば役に立つよと話します。
ニッコリ笑顔で、きちんと受け答えができて、しかも成績は中の上です。
卑下する必要はどこにもないのです。

地元公立の子も、附属の子も、それぞれいろいろなレベルの子に出会うだけに、
いつも考えさせられることです。



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塾講師

教室を実家の間借りから、ほぼ隣のマンションに移したと言うと
「うちの京大生、夏期講習のバイトにどう?」なんて、
早速、親バカの兄が息子を売り込んできますが、
いくら京大生だからと言って、簡単に雇うわけにはいきませんww

確かに、わからないところを教えるだけなら、甥っ子でもできますが、
うちの塾はそういう塾ではないですから。。。

それに、そういう現役生の話が必要な子は、直接、個別にラインで繋いでるので、
彼の仕事はボランティアだけで十分ですww

じゃぁ、新しく入ってもらう講師の先生って、いったいどんな人なのか。。。?
気になる方もいるかと思いますので、少しご紹介しておきます。
ただのバイトではありませんから、ご安心くださいw

私の考えとしては、ここまで、築き上げてきた私のやり方を
ほぼ完ぺきに理解してくれる人にしか、講師なんて頼めないと思っています。
それには、ある程度の年齢も経験も必要ですし、
その人の経歴だって大事です。
だから、これまで一人でやってきたわけですしね。

私が、講師をお願いすることにした理由は、いくつかあるのですが、
なにより、自身が地元育ちで附属出身であること、
塾通いせずに勉強した人であること、
さらに、自分の息子も塾通いさせずに、
自らが教えて適性検査の受検をパスさせていること。

それから、教える仕事はもちろんですが、異業種の経験があること、
年齢はほぼ同世代ですが、性別も性格も違うタイプであることも重要ポイントです。
生徒によっては、女の私が、キーキー怒るより、
男の先生が、じっくりと話してくれる方がいい子もいます。
もちろん、男の先生は嫌!っていう子もいますが、
どちらのタイプにも対応できるようになることは、塾としては大きなメリットです。

何年もかけて、
私の塾のやり方をじっくりと理解してもらっていることも大きいと思っています。
うちの、少々風変わりな方針はなかなか理解してもらえませんからね。
儲け度外視な部分も大きいので、そういうところも理解してもらえないとダメですしw

本当はもう少し先でお願いしようと思っていたのですが、
どうせやるなら、塾を移転するタイミングでのほうがいいのではないかという話になり、
急遽、お願いすることになったのです。
さすがに、この春から…は、急すぎて難しいので、今年は時間の合うコマだけですが。

そんなわけで、できれば、夏休みには、オプション講座など開講できればと思っています。
まだ、漠然とですが。
2人体制になると、できることの幅はぐんと広がりますから。
生徒たちにも頑張ってもらわなきゃいけませんが、
教える側も、頑張らなきゃです。



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計画づくり

継続生の新年度の計画づくりが、ほぼ終了しました。
学年末テストが終わると、ほとんどの子は、
ほぼ1コマ使って、計画づくりをします。

昔は、私が作っていたのですが、実は、それでは効果が薄い。
今年は、何をどうしたい?っていう話から始まって、
じゃぁ、どれをいつまでにする?
2周目はどうする?なんて風に相談をしながら、
だいたい秋ぐらいまでの計画を立ててしまいます。

もちろん、計画通りにすべてが進むわけではありませんが、
計画を立てることで、段取りを意識し始めるきっかけを作れることと、
計画の立て方がわかることが大きなメリットです。
卒業するころには、自分できちんと作れるようになる子が増えます。

計画があると、今、しなければいけないことが目に見えています。
そして、それを今こなせば、いつまでに何が完了できるかも見えています。
逆に、今、しなければ、どうなってしまうかも見えています。
とにかく、見えていることが大事なのです。

いつ終わるかも、いつできるようになるかもわからないまま、
入試という期限があることの準備をするのは不可能です。
その意識が欲しいんですよね。

「塾で今日何したん?」
「計画表作った」
「はぁ???(そんなことに月謝払ったのかよぉ)」
なんて感覚の親御さんも世の中にはたくさんいると思います。

でも、幸い、うちはそれがない。
その重要性を理解してくださっている。
ありがたいことです。



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教える立場から

塾講師や家庭教師という立場から、
サポートできることは?と考えると、色々あるのですが、
大きく2パターンに分けられます。

一つは、やるべきことを指示しながらサポートするパターン。
もう一つは、わかっていないことをあぶり出すパターン。

前者のパターンが必要な子は、
自分で、わかることと、わからないことが、区別できる子。

つまり、疑問点は自分であぶり出せて、
質問としてあげられる子。

そういう子は、
どのレベルの問題を、どのタイミングで、どのくらい解けばいいかを
経験をもとに指示していけば、
だんだん要領がわかってきて自分でできるようになります。

厄介なのは、後者のパターン。
しかし、こっちの方が多いんですよね。。。

自分で、わからないところがあぶり出せない子たち。
解答見て、解説見て、直しをしたら、質問が全然ない子たち。
全部、わかった気分になるんですよね、解説を見たら。。。

質問攻撃をしないと、わかっていないことが出てこない。
すごい時間がかかります。
でも、こういう子、たくさんいます。

自分に必要なのは、どっちか。。。
きちんと見極めてから、塾探しをしたいですね。

見極め方がわからない?
それは簡単です。

テスト前に、ワーク類を解きますよね。
自分で丸付けをして、直しをした後、
誰かに質問したいことが全く出てこないなら、
かなりの確率で後者です、おそらく。。。




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全てをクリアーに

昨日の続きのような話ですが、
できる子ほど、あっさり「わからん」と言います。
私の印象ですが。。。

不確かなことには、「なんで?」「どうして?」を連発するし、
わからないことには、「わからん」「できん」とあっさり。。。
そして、「ん?こう?」「え?どうやるん?」と追及します。

ところが、「わからん」「できん」は恥ずかしいと思う子もいます。
中学生だって、まだ、十年そこそこしか生きてないのだから、
わからないことの方が多くて当たり前でしょ?

大人だって、わからないことや、
できないことが山ほどあるのだから。。。

でも、わかってるふりをしたり、できるふりをしたり。。。
できるようになる子は、それがあまりない。

等身大の自分を認めているというか、
探究心の方が上回っているというか。。。

不確かなことや、わからないことは、
明確にしておかないと気が済まないのでしょう。

しかし、それこそが、できるようになる秘訣です。
あいまいなことをすべてクリアーにしていくと、
理解は自ずと深まります。

そして、自信が持てるようになるのでしょう。
だから、あっさり「え?わからん」と言えるのだとも思います。

伸びるために必要な要素だと思います。



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不確かの積み重ね

やってるのに、できるようにならないという子に、
時々出会います。

時々出会うということは、
きっと、けっこうな数の子がいると思います。

一番大きな、できない原因は、
不確かなことをそのままにしてしまうことです。

例えば、指数の計算。
マイナスが、カッコの中にある場合と、外にある場合。
その意味が変わってきますよね。

マイナスごと何度も掛けるのか、
それとも、数字だけ掛け合わせていくのか。

これ、あいまいな子はとてもたくさんいると思うんです。

それをどう処理するか。。。

できるようになる子は、
「これって、マイナスごとだっけ?」と思ったら、
確認して確信を持ってから計算します。

ところが、できるようにならない子は、
「どうだっけ?」と思っても、そのまま思いついた方で解いてしまうんです。

そうすると、運がよければマルで、運が悪ければバツです。
バツが付いたら、「じゃぁ、こっちかな?」と、
またまた確信もないのに、違うことをしてみる。

こんなことをいくら繰り返しても、
できるようにはなりません。

意味を確実におさえていなければ、
いつまで繰り返しても、できるようにはなりません。

きちんと確認をして、覚えていけばいいことを、
そうはしないんです。
だから、やってるのにできるようにならない。

早くそれに気づいて、改善できればよいのですが、
これがなかなか難しいんですよね。

特に、学年が上がってくればくるほど、
習慣化されてるんです。

わからないことは、恥ずかしいことじゃないんです。
わからないことを、そのまま放っておくことが恥ずかしいんです。
だって、いつまでたっても、わからないままなんですから。。。





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自分次第

学校の授業がイマイチだという前提みたいなことばかり書いていると、
誤解を受けそうですが、
イマイチな授業が多いという話をよく聞かされるので、
ついつい。。。

しかし、イマイチかどうかは、授業を受ける側の責任もあります。
同じ授業を受けても、活用できる子と、そうでない子がいますから。

先生だって人間ですから、
万人に良いと思われる授業なんて、そうそうできないわけです。

でも、良いところを上手に使うかどうかは、
受け手の出方次第です。

例えば、少し予習をしておけば、
活用できる授業になることもあります。

あるいは、バカ丁寧に解説をしてくれるなら、
予習の時間を割く必要はないかもしれない。

2年生、3年生になると、これまでの経験から、
去年の先生が良かったとか、ついつい比較して、
酷評しがちですが、
授業を生かすも殺すも自分次第と思ってみてください。

どう使いこなすか。。。

そんな視点から、授業準備をしてみるのも
逆に面白いかもしれませんよ。

「しなやかに逞しく」頑張りましょう!



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授業中で完結させる(続き)

授業中で完結させると言ったって、
そんなの覚えられない!というかもしれません。

でも、一度、試してみてください。
今日の社会の時間。
授業終了後に、今日の授業の内容の小テストをされて、
それが8割正解するまで帰らせてもらえない…と思って、
授業を受けてみましょう。

何を出題されるか、
何を覚えなきゃいけないか、
考えながら授業を受けると思うんです。

なんなら、普段は黒板を写すだけの子が、
メモを取ることまでするかもしれないw

それが、授業中で完結させるための授業の受け方なんです。



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授業中で完結させる

できる子は、よくこう言います。
「授業聞いていれば、できるでしょ?」

同じ授業を聞いてるのに、
30点しか取れない子もいるというのに。。。ww

「授業聞いていれば」
こう言っても、
できる子は、ただ聞いているわけではない。
授業を聞いて、そのまま覚えてしまうんです。

授業を聞いて、「ふ~ん」と本当に聞くだけで終わる子と、
そのまま覚えてしまおうとする子。
この差なんですよね。

できる子は、授業中に、覚えて、完結させようとするんです。
そのつもりで、授業を聞いてるんです。
だから、授業を聞いていれば、7割はできるのです。

あとは、ワーク類を解いて・・・
授業で覚えてしまっているから、
ワークを解く時点で、7割はできるわけです。

聞き流していた子が、7割間違えるのとは大違いです。
そこから覚える量の違い。。。
わかりますよね?


とにかく、学校の授業中というのは、
勉強以外のことをしていれば、怒られるし、
まぁ、先生にも失礼ですよね。

それなら、それを最大限に活用して、
できるようしてしまう方が、ずっといいですよね。

学校の授業、うまく活用したいですね。



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授業中に寝ること

授業中に寝ている子、けっこうたくさんいるようです。
私が一番もったいないなぁと思うのは、これなんです。

授業中って、どうせ座っていなくてはいけないし、
寝たところで、夜の睡眠のかわりにはならない。
そんな中途半端な眠りの時間を作ることに、
何の意味があるのでしょう?

夜、勉強していて、睡眠時間が取れない?
なら、夜に寝て、寝てる授業中にその勉強を回せばいい。

塾で先取りしてるから、授業を聞かなくてもいい?
だったら、どうせ聞かなくてはいけない授業を聞いて
塾をやめればいい。

なぜ、学校の授業をもっと活用しないのでしょう。

学校の授業はわかりにくい?
どうしても、わかりづらい授業しかないのなら、
他で教えてもらうのも手でしょう。
でも、そのわかりづらい授業中は、勉強すればどうですか?

例えば、学校のワーク類。
その授業中に仕上げていけば、家の勉強時間が減らせます。
同じ教科のワークなら、やっていて怒る先生もいないと思いますよ。

それに、すべてが無駄な授業なんてないと思うんです。
時には、自分の知らないことを言っていると思うんですよね。
そういうのに、耳を傾けながら、ワークをすればいいじゃないですか。

勉強に追われている風でもないのに、できる子って、
こういうところ、臨機応変に上手に対応できてるんですよね。

できない子ほど、こういうところの要領が悪くて、
先生に目をつけられたりするんです。
悪循環。。。

そして、できる子は、もっともっと授業時間をうまく使うんです。
明日はそのお話。



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授業の活用がカギ

クラス全員が能動的に参加できるような授業を展開してくれる先生は、
そうそういるものではありません。
だって、それはとても難しいから。。。

特に、地元公立の場合、レベルの範囲もとても広い。
そんな子たちを全員満足させる授業を展開すると想像してみてください。
とても大変なことだと思いませんか?

もちろん、先生はそれが仕事なんだから…という考えもあるでしょう。
でも、先生全員がそれをできるわけではないと思うんです。

では、そんな授業を、どうやって活用するのか。。。
授業を受ける側にも工夫が必要だと思います。

様々なタイプの授業に、柔軟に対応して、
それぞれの授業時間を無駄に使わないこと。
これが一番大事なことだと思うんです。

少なくとも、一日に5~7時間を学校の授業に費やしているのです。
5教科に限っても、毎日、3~5時間はありますよね。
そんなに多くの時間を費やすことって、他にはないでしょう?
だったら、それを上手に活用しない手はない。

できる子は、学校の授業時間の使い方がうまい子が多いんです。
明日は、少し、例を挙げてみようと思います。




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効率

現代人は、時間に追われているので、
ついつい効率のいい方法を求めてしまいます。

いつだったか、寿司職人になるための短期養成講座みたいなのを
テレビで見たことがあります。

確か、数か月で寿司職人になれる、
みたいな触れ込みだったと思います

技は見て盗むとか、下積みを何年もかけてとか、
そういうのが当たり前だった職人の世界にも、
ついに、こんな切り口で殴り込みをかけるような業者が
出てるのかと思いました。

確かに、格好だけなら、
必要なことをまとめて教えればできるかもしれません。

でも、これで一流の寿司職人になれるはずはないと思うんです。

やはり、何年も何年もかけて、
色々な経験を積んだからこそ見えるものというのがあると思うんです。

教えてもらうのではなくて、
自分で気づいたからこそ見えることってあるはずです。

一見、無駄に見えるようなことを、
繰り返し、積み重ねていって、初めて会得できるものって、
絶対にあると思うんですよね。

勉強でも同じだと思うんです。
即席にテクニックだけ教えて、できるようになっても、
それは本当の力ではないと思うんです。
きっと、どこかでぼろが出る。

時間に追われる時代だけれど、
本当に必要なことには、しっかりと時間をかけたいものです。




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向き合うこと

1週間のほぼ毎日に、塾が入っている子を時々見かけます。
下手をすると、1日に2か所入っている場合もある。。。

こう言っては何ですが、
意外と、そういう子の成績はぱっとしない。

原因は、勉強にきちんと向き合う時間がないから。

えっ?毎日、塾に行って、勉強に向き合ってるじゃない?と
思うかもしれませんが、それは少し違うと思うんです。

勉強に向き合う一番大事なポイントは、
誰かに教えてもらうことではなくて、
自分で考えること。

疑問に思ったこと、わからないと思うことに、
一見無駄に見えるたくさんの時間をかけて、
とことん向き合うこと。

毎日塾漬けでは、とことん向き合う時間など取る暇さえない。
それでは、力はつかないんですよね。

誰かに教えてもらって、誰かに言われたことをこなす。
こんな勉強方法では、自力では何もできなくなります。

だから、なんでも塾が流行る。
就職の塾なんて、その最たるものだと思います。

二十歳過ぎてるのに、
自己アピールの仕方さえ、教えてもらわないとわからない。
面接で、なんて言えばいいかも教えてもらわないとわからない。

なにをするにも、自力で何とかするのではなくて、
そのやり方を教えてもらわなくては、できない人がたくさん。。。

「そんなの、教えてもらってないから、できない」
と当たり前のように言うんですよね。
きちんと自分に向き合っていれば、
就職面接で言うべきことなど自然に見えるはずでは?

塾漬けの弊害と言っても過言ではないと思うんです。
勉強にきちんと向き合う時間を持てずに過ごして、
自力で物事ができないようになる。。。

できることなら、そういうことは避けたいですね。




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おしゃべりすること

以前から、よく書いていますが、
お休みの日は、家族と一緒の時間を大事にしてください。

普段は、それぞれ、学校や塾、仕事の都合で、
ゆっくり一緒に食事を楽しむことすら、ままならない家庭も
多いと思います。
学年が上がってくるとなおさら。。。

しかし、家族とのおしゃべりって、成長の過程で、
一番大事な要素の一つではないかと思うんです。

テレビを見ながら、別々の時間に食事して、
終わったら、それぞれゲームやスマホ・・・

そりゃぁ、話しできない子になるよな・・・って感じです。

前にも書きましたが、できる子って、おしゃべりな子が多いんですよ。
対外的には、おしゃべりではない子でも、
家庭内ではけっこうおしゃべりだったり。。。

遠方から、うちへ通ってくれている子が、毎年、何人かいますが、
どの子も往復の道中、合計1時間余り・・・、
たぶん、
お父さんやお母さんとおしゃべりしながら来てると思うんです。

送迎、通塾、大変では?と思うのですが、
これも良い時間として使えている子もいるなと思ってみたり。。。

こういうの、家庭力かな~と思います。




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途中式

中学生の数学、新学期は、
どの学年も計算関連の単元が並びます。
先取り学習で、今、まさに計算単元を勉強している子、いますよね?

数学の勉強をする上で、
計算は、速く、しかも、正確であることが必須ですが、
これを完璧にするのは、実はなかなか難しいですものです。

小学校の勉強できちんと鍛えていたかどうかが、
計算を解いているノートからわかってしまうことはよくあります。

小学校の算数で、きちんと正攻法を仕込まれたかどうか。。。

例えば、文理・附属小で、仕込まれて、それをマスターしている子や、
進学塾や、パパ塾・ママ塾で仕込まれている子、
あるいは、奇跡的に良い担任の先生に恵まれて、仕込んでもらえた子は、
途中式がきちんと書けます。

きちんと・・・とは、つまり、
イコールでつながった正しい式を順に書けること。

もちろん、中学生にもなると、式を省略できる子もいます。
問題は、きちんと書ける式を省略しているのか、
それとも、そもそも書けないのか。

私の実感としては、計算が遅くて間違いが多い子ほど、
途中式を書きません。
というより、書けない。。。

きちんと書けるけれど、省略している子は、
きちんと書く過程を通過してから、省略するところへ至っています。

つまり、小学校のどこかの時点で、
絶対に書きなさいと仕込まれて、
それを繰り返し練習したのちに、
書かなくてもできることは書かずに済ますことを覚えるのです。

ところが、書けない子は、
ちょこちょこっと、あちこちにメモ書きのように数字を書いては、
答えだけ出して、計算ミス。
あるいは、異様に時間がかかる。

順に、書いていけばすらすらとできるものでも、
それを頭の中でしようとして、失敗。

ぱっと見た感じでは、どちらも同じように見えますが、
よく見ると、やっていることは全然違うのです。

計算が十分にできない子は、
まずは、式をきちんと書くことです。
それを徹底的にしているうちに、間違えずに省略できるようになります。

きちんと書くことを飛ばして、省略形だけを繰り返すより、
ずっと早くマスターできますよ。




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プロフィール

Author:自律学習ゼミ
徳島県で、家庭教師や塾講師をして、20年が過ぎました。そこで、この経験を生かして、小・中学生の君たちや、お父さん、お母さんに、何か少しでも役立つようなお話ができる気がして、このブログを始めることにしました。中学受験のこと、高校受験のこと、学校のこと、塾や家庭教師のこと、家庭学習や勉強の方法など、色々なことをお話ししたいと思っています。
2013.7.19.
・・・・・・
それから早10年が過ぎようとしています。ブログは、情報も古くなっていくので、5年分ぐらいが残るように、日々、刷新しています。2022年度より、自律学習ゼミとして、教室も移転し運営しております。「いったいどんな塾なの?」と興味を持たれた方は、下記のリンクからご覧ください。
2023.5.17.


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