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説明すること

うちはマンツーマンなので、しつこいぐらい質問します。
「何やった?」「どうして?」「なんで?」
しまいには、「これ、どうしてその答えになるか、説明してみて?」と。

実は、これ、年々ひどくなっている気がしてるんです。
なぜ、そんなに、質問攻めにしなければいけなくなったかと言うと、
わかってもいないのに、答えだけ合っていて、
わかった気分になっている子が、あまりに多いからなんです。

そして、わかっていないのに、わかった気分になってることが、
積み重なっていくと、最初のうちはなんとかなっていることが、
あるところで、限界点に達したように、パタリとできなくなります。

それを防ぐための策でもあるのですが、
これは、お互いに根気がいります。

生徒の方も、わかってるつもりなのに、根掘り葉掘り質問されて、
わかってるつもりなのに、それが説明できなくて、
成績の悪い子ほど、こういうのに弱くて、イライラし始めます。

イライラしてるのはわかるけれど、
でも、それをして、わかっていないことを自覚してもらわない限り、
できるようにはなりませんから。。。

伸びる子ほど、質問攻めにされると、
「バレたか」って感じで、自分のあやふやな点を
あっさり認めて、むしろ、追及してくるのですが、
伸び悩む子は、これができない子が多いんですよね。

この感覚、できれば小学校低学年のうちに、
身につけておいてほしいですね。

思春期に入ると、骨が折れるばかりで、
たいした成果が感じられない気がしています。



いつもご覧いただきありがとうございます。
明日から、このブログも、GWのお休みをいただきます。
5/6(金)から、再開しますので、またよろしくお願いいたします。
よいGWをお過ごしください。



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中3の夏休み

まだ安全圏にいない中3生にとって、
最初の差が付くポイントは夏休みです。

第1回基礎学力テストまでには、まだ少し時間がある気がするし、
部活が終わって、一気に気が抜けて、
結局、だらだらと過ごしてしまう子が多い夏休み。

来年、充実の2月になるか、悲壮感漂う2月になるかは、
夏休みにかかっていると言っても過言ではありません。

レベルによって、やるべきことは違っていますが、
基礎レベルから順に、できることを増やすのが原則です。

基礎ができる子は、その次、そして、またその次と、
それぞれのレベルに応じたできることを増やすこと。

問題集を、ただ解けばいいのではありません。
理解して解けるようにしなければ、
できることは増えていきません。

さらに、理解して解けるようになったと思われる問題は、
本当にできるようになっているかどうか、確認をしなければいけません。
なぜなら、実はできるようには、まだなっていない問題も
かなり紛れているからです。

だって、1回やっただけで、全部できるようになるなんてこと、
普通はないですものね。

中3の一年間で、一番ゆっくりと、じっくりと、
勉強ができるのは、夏休みです。

学校がないので、授業は進まないし、
時間は朝からたっぷりある。

これをきちんと活用できた子は、
徳島の場合、余裕のある受験ができます。

でも、これを活用できる子は、
ほんの一握りなんですよね。。。




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文字

文字についての注意をすることが時々あります。
男子に多いのは、「丁寧に書きなさい!」
女子に多いのは、「大きく書きなさい!」

昔ほど、厳密に、とめ、はね、はらいを注意されることは
減った気がしていますが、
それでも、読んでもらう気はあるの?と聞きたくなるような文字を
書いている子はたくさんいます。

テストなんて、紙切れ一枚の答案用紙のやり取りなのですから、
読んでもらって初めて関係が成立するのです。
読んでくれなければ、始まりもしない。

読んでください!
僕は、ここまで理解できてますよ!
私は、こんな風に考えているのです!
そういう主張がある答案用紙にしなくては、意味がないですよね。

絶対に読んでほしいと思う手紙に、
こんな読みづらい字を書きますかねぇ?

言い方は悪いかもしれませんが
紙切れ一枚で、自分の評価をされるのが試験でしょう?
だったら、その一枚の紙切れに、自分を正しく表現して、
正しく自分を理解してもらわなければ…と思いませんか?

もっと言ってしまえば、
自分を少々過大評価してくれるくらいの紙切れに
仕上げたいと思いませんか?

文字は大事ですよ。



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やる気

よく書いていますし、よく言っていますが、
「やる気なんて関係ない」と思っています。

成績が、ぱっとしない子と話をしていると、
「やる気にならんのよな…」なんて、よく言われます。

「だから何?」って感じなのですが、
さすがに、思春期の子にそんな受け答えをしようものなら、
シャットアウトされそうなので、ww
そんなストレートには言いませんが。。。

こういうタイプの子は、たいてい
「やる気が起きないからできない」とか、思ってるんです。
勝手に、どこかからやる気が湧いてきて、
そのやる気が湧いてこないと、勉強はできないって。

そもそも、やる気なんて関係ないと思うんです。

やる気があろうが無かろうが、
とりあえず、やらなければいけないことは、やらないとね。。。

できる子って、「あー、しんどいー」と思っても、
「しゃぁない、とりあえず、漢字がマシか…」とかなんとか、
何かに手を出します。

ここができるかどうかの境目だと思います。

仕方なく、何かに手を出すと、
意外とその気になってきたりするものです。
それも習慣の一つ。

大人だって、毎日、やる気満々で仕事に出かけるわけではないし、
やる気満々で、家事のすべてをするわけではありませんよね。

でも、やらなきゃって思って、手を付けるわけです。
勉強も同じ。
子供だから、やる気が出るまで待つ?
それはちょっと違うと思います。

やる気が起きていなくても、
やるべきことは、とりあえずこなせるような習慣を
身につけておくことは、
勉強に限らず、大人になっても役立つと思います。

やる気が起きるまで待っていては、
何もできるようにはならないと思いますよ。



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整理と対策

中3生が取り組み始める「整理と対策」とか「新研究」とかいう
中学のまとめ教材があります。

各教科1冊にまとまっているので、
5冊、購入して、
今ごろは、ほとんどの学校で宿題になっているのではないでしょうか。

公立の子はたいてい、この手の教材を学校で購入して、
1年かけて取り組むわけです。

これがきちんと全部できるようになれば、
基礎学で、どんなに悪くても350を下るようなことはないので、
これを塾へ持ち込む子もたくさんいると思います。
というか、これを持ってきなさいという塾もよく聞きます。

学校でも塾でも、これを宿題にしてやってくれるのは
ありがたいのですが、基礎学300前後の子になると、
きちんとできている子は、まず、いない印象です。

実は、今まで、このレベルできちんとできている子には
出会ったことがない。。。
私が出会う子たちが特殊なわけではないと思うんですよね。
きちんとできていないからこのレベルなんだと思います。

このレベルの子がやるやり方。
①各単元の解説のページを見ながら、専用ノートの穴埋めをする。
②同じく、解説ページを見ながら、問題ページを解いていく。
③解答を見ながら、丸付けをする。
④間違えた問題は、丸付けしながら赤ペンで答えを写す
⑤青ペンで、赤ペンで直したところに丸を付ける
終わり。

できる子の使い方。
何も見ずに、専用ノートの穴埋めをする。
何も見ずに、問題ページを解いていく。
③解説ページを見て、わからなかったところを埋めて、
 調べた問題は、テキストの問題番号に赤丸をつける
④解答を見ながら丸付けをして、
 間違えた問題は、テキストの問題番号に赤丸をつける
間違いを解き直し、理解できたら赤で直して青丸を付ける
1回目終わり。

出来上がった単元のノートを見ると、どちらも同じ状態です。
鉛筆で解いた跡があり、赤丸がついており、
赤で直してあって、直した問題には青丸が付いてる。

でも、やっていることは全く違います。
できる子の方は、テキスト本体の問題番号に印がついていて、
もうしなくてもできるであろう問題と、
もう一度やらなければ、今はできなかった問題とに仕分けできています。

ところが、先の子の方はできていない。

さらに、専用ノートの方が仕上がると、
テキスト本体の書き込みに入ると思いますが、
先の子は、ノートをやったときと同じことを繰り返すだけで、
きっと、同じところを間違えて、同じところを赤で書いて終わる。

できる子は、書き込みの前に、別のノートに、
印がついている問題だけ解きます。
もちろん、何も調べずに。

そうすることで、
今できない問題は減っていくわけです。
できた問題は、赤丸を消して、
さらに、できなかった問題は、赤丸を塗りつぶす。
新たに仕分けができるわけです。

これを繰り返して、全部、赤丸が消えたところで、
いよいよ書き込みです。
もう一度全問解いて確認。

そうすれば、ほぼ全て完璧にできるようになっていますから、
公立の入試問題程度なら、7割は軽い。
まぁ、9割超えようと思えば、これだけでは足りませんが…。

せっかくの良い教材、きちんと使えていますか?
塾でもやってるから大丈夫と思ったら大間違いなこともあります。
塾でやりながら、ダメなやり方を通してきていた子に
これまで、何人も出会っていますから。。。



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めんどくさいこと

子供たちの話を聞いていると、
学校の先生に求めていることは、それぞれです。

特に、地元公立の場合、レベルの幅が広いですから、
それぞれに求めることは違っていて当然と言えば当然です。

そんな子供たちや保護者の方々の対応を
きちんとやっている先生たちを見ると、
大変だろうな~とか、すごいな~とか思うわけですが、
一方で、もうちょっとちゃんとやってよーと思うこともあります。

もちろん、学校の先生とひとくくりにするのはどうかと思います。
ものすごく、手間をかけてやってくれる先生もいますし、
そんなざっとしてるの?と思う先生もいますから。。。

上位層の子たちは、家庭環境もしっかりとしている子が多いですし、
子供自身も、それなりにきちんとした考えを持って
行動している子が多いですから、
たとえ、学校では言われなくても、
やるべきことはやるという行動がとれる子がたくさんいます。

しかし、中位以下になってくると、そうはいかない。
そういう子たちを救えるのは
やっぱり学校なんじゃないかと思うんです。

一応、少しは教育に携わっていますから、
そんなの、ものすごく大変だということはわかりますが、
でも、一番強制力があるのは、やっぱり学校だと思うんですよね。

やりたくないことを、仕方ないか。。。と思ってやってしまえる強制力です。
そんなことを考えていたら、先生たちは病んでしまうのかなぁ?
でも、教育って、そういう仕事だよね?とも思うし。。。

めんどくさいな~とか、やりたくないな~とか、
そんな風に思うことでも、やることを繰り返しているうちに、
そこまで嫌だとは思わずにできるようになるものです。
そういう習慣を、学校でこそ、つけてほしいですよね。

なんと言っても、学校は毎日あるのですから。

勉強に限らず、何かを成し遂げようと思えば、
めんどくさいことや、やりたくないことを、やらなければ、
できるようにはならないものだと思います。

楽しいことや、簡単なことだけやって、
何かを達成するなんてことは、まずないでしょう。

学生のうちに、
勉強を通して身につけることの一つだと思います。




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文字からではなくて…

文章題は、図や表に整理してから解きますが、
図形問題でも同じです。

できる子は、必ず文章の中に書いてあることが
全て図に書き込んであります。
きちんとわかるように書き込みできているのです。

角の二等分と言われれば、同じ大きさの角である印が書いてありますし、
平行な線と言われれば、平行のマークがついています。

苦手な子ほど、図が綺麗なままです。
何も書かずにわかるって、逆にすごいんですが・・・って思います。
そんなスゴ技を目指してるの?ww

一番、きちんと書き込めていないのは、比だと思います。
辺の比が3:5という条件が付いてるとき。
長さが3センチという条件が付いてるときと同じ書き込みをしていませんか?
どっちも、「3」って。

長さは「3」ですが、比は「③」です。
そして、さらに、種類が違う比の場合は、
□とか、△とか、数字を囲むマークを変えるんです。
そうすれば、比がゴチャ混ぜになることはない。

中受をきちんとした子なら、当たり前にやってることですが、
これができていない子はたくさんいます。

全部「3」て書いてると、そのうち、長さなのか、比なのか、
わからなくなって、間違えます。
違う比なのに、全部「③」なんてやってると、
同じ比のように使って解いて間違えます。

ちょっとしたことですが、とても大事なことなんです。
でも、そういうの、学校の授業の板書から、学べますよ。
それくらい、学校の授業は活用してほしいんです。

塾で、全部やるのなら、学校の授業が要らないですよね。
学校の授業、大事にしてほしいと思います。
毎日、受けてるんだから。。。




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図や表にまとめること

昨日の記事で、
ノートに図や表があると書きましたが、
文章題を解くうえで、まずやってほしいことはこれです。

文字とにらめっこしていても、見えるものも見えてきません。

文章を読みながら、書いてあることは全て、
図や表にまとめるのです。

例えば、速さの問題。
必ず、線分で整理します。

ここの距離、そこの時間、全体の距離、などなど、
くれている情報はたくさんあります。
そして、それはたいてい全て使います。

図に書くことで、例えば、
全体12㎞のうち、歩いた距離をa㎞とおいたなら、
残りの走った距離は、ぱっと見ただけで、12-aっておけますよね?

空白になっているところが、一目でわかるので、
そこを埋めていきやすくなります。

文字から入ってくる情報と、
図から入ってくる情報は、こうも違うのかと思うくらい
見えるものは違っていると思いますよ。

複雑な問題になればなるほど、
図や表に整理することは大事になります。

問題は、すべて、図や表に入れ込む。
つまり、図や表を書いてしまえば、問題文はもういらない。
あとは、それを見ながら、考えることに集中すればよいのです。
文字を読むことではなくて。。。

実は、解けない子ほど、図を書きません。
いきなり、式を作ろうとします。
そんなの、無理ですよ、普通の人には!

そう言うと、「でも、その図や表が書けんもん」と言う子もいます。
そりゃぁ、いきなり、完璧には書けませんよ。
真似から始めて、だんだん書けるようになるんです。

学校の授業中に、先生が黒板に書くでしょう?
あれを、ただ写すだけじゃなくて、
あれを見て、こうやって書くのかと、そこを学ぶのですよ。

問題を解くための式を勉強するよりも、
そっちの方が大事かもしれませんね。

まずは、真似をして書いてみること。
それを繰り返しているうちに、自分で書けるようになります。
何もせずには、書けるようにはなりませんから。。。
できることから始めるのです。

でも、だからと言って、いつまでも真似だけではできるようにはなりません。
自分でできるようにしようとする努力が必要です。
自分で書けるようにしようとしている真似と、
ただ単に何も考えずにしている真似は、全然違うんですよ。




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文章題

この時期の中学数学は、どの学年も計算系ですが、
それが進んでいくと、
夏休み前後には方程式関連の文章題を扱うことが増えます。

みんなの大っ嫌いな文章題です。ww

「わかりませんー」
「これ、いっちょもわからんかったー」
「さっぱりできませんー」
なんて子も、たくさんいますよね。

うちでもよくありますが、
こういいながら、白紙のノートを出されて、
「はい、そうですか」と言うわけはないですね。

でも、初めての子は必ずあります。
白紙のノート。

年数を経た子は、やったことの説明を始めます。

この違いは、とっても大事なことなんです。
どちらも、わからないという事実は同じですが、
できるようになる確率は全然違います、きっと。

まず、ノートに、図なり表なりがある。
それで、何をしたら、どうなったか、
あるいは、何がわかればできそうだと思うか、など、
自分がやってみたことや、やろうとしたことの説明をしてくれると、
その子が正しいルートへ乗っかれなかった地点が判明するのです。

そうすれば、次回、どうやればその正しいルートへ乗っかることができるかを
説明することができます。

実は、これが本当に大事なことで、
白紙の状態から、正しいルートの説明をしても、
そのルートが正しいことはわかりますが、
そのルートにどうやって乗っかればいいかは、わからないままなんですよね。

伸びる子は、どうやれば、正しいルートに乗っかることができるのか、
そこに興味を持っています。
だから、伸びるんです。

そして、そういうやり方を知った子は、たいていの子がそうし始めますから、
おそらく、そうすればできるようになるという実感があるのだと思います。

学校や塾の先生に質問をするとき、
ただ、正しいルートを説明してもらうだけでは損ですよ。

自分は、こうやってみたけれど、できなかったという説明が大事です。
そうすれば、きっと、次につながることを説明してくれるはずです。




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赤で直すこと

塾の新年度も無事に始まり、それぞれに何回か授業が終わりましたが、
この時期、毎年思うことがあります。

公立小学校に通っている子と、
文理、附属に通っている子の違いはいくつかあるのですが、
中でも、明らかに違うのは直しの仕方なんです。

文理、附属の子は、今のところ、うちでは100%の子が、
直しは消さずに赤でします。
何も言わなくても、初回から自然にそうします。
おそらく、学校で、そう指導されていると思うんです。

公立の子は、ほとんどの子が、消して鉛筆で直し始めます。
「直しは消さずに赤ね。」と指導しますが、
定着していないので、一度ではできるようにはなりません。

やっぱり、学校の指導って大きいなぁ…と思います。

でも、公立から附属中学へ入った子は、
特に指導しなくても、それができているんですよね。
どこで指導されているのか…
塾か、家庭か、・・・?

ちょっとしたことなんです。
でも、そういうことって大きく他へ響いているんですよね。



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塾の宿題

私の塾は、たぶん、宿題が多いほうだと思います。
個別指導なので、ほとんどの子が週1回か2回の授業ですから、
家庭学習で、どんどん演習してもらわないことには定着しませんから。

学校や集合塾と違って、一緒にいる時間がすごく短い分、
濃密な時間にしているので、
次、会うまでに、やっておいてほしいことがたくさん出てきます。

中学生なら、プリント7枚とかいうのは普通で、
それにプラス、テキストの演習数ページとか、暗記ものとかが入ってきます。

最初は、驚く生徒も多いですが、
1日1枚よな?とか、1日2ページよな?とか、
具体的に考えれば、「そうか、できるなぁ。」と言いますし、
実際にやってみたら、そんなに大変でもなくできるので、
すぐに当たり前になります。

この間も、プリント6枚の宿題を出したら、
「数学、これだけですか?」と確認されてしまいましたw

量がこなせるようになることは、もちろん大事ですし、
なにより、毎日、勉強をするということが大事なのです。
3日に1回では忘れてしまうことでも、毎日触っていると忘れませんよね?
それの繰り返しです。
それをすることで、長期記憶に入って定着してくれるのです。

同じ宿題を出しても、まとめて前の日にやってる子と、
毎日、少しずつやっている子では、伸びが違います。
そのあたりのコントロールも大事ですね。

無駄なことはしたくないのは、皆、同じだし、
効率よくできるようになりたいと思っているのも、皆、同じだと思うんです。

どういう理由があって、今、何の目的で、これをやっているのか、
それをきちんと理解させることも大事だと思います。

パパ塾・ママ塾でも、ただ「やりなさい」ではなくて、
こうやったら、こうなって、こういう風にできるようになる、
だから、これをこんな風にやったほうがいいと思うよという説明をしてあげることも、
時には必要だと思います。




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日常がすべて

この仕事をしていると、子供たちの日常生活の大切さを
ひしひしと感じることはよくあります。

伸びた子と伸びなかった子の共通点というのは、
やはり、あります。

例えば、伸びた子は、
授業中に居眠りなんかしませんし、
明るくて素直な子が多い。

きちんと話ができて、自分の意見を言えて、
人の意見も、ひとまず受け止めることができて、
納得できると継続する力を持っています。

おかしな格好をつけることもなく、
わからないことは、わからないとはっきりと言えます。

そして、時間の管理や身の回りの整理ができています。
一見、ぐちゃぐちゃに見えても、どこに何があるかは把握できています。

その逆が、伸びなかった子。
一番に思い浮かぶのは、授業中に居眠りをすること。

素直に人の話を聞けない子も多い。
自分の意見がなく、あっても、うまく伝えられない。

わからないことも、わからないとはっきり言えず、
もじもじ。。。

わかっているふりをしてみたり、
わかっているつもりだったり、
妙に格好をつけてみたりします。

時間にルーズで、何事も継続することができない。
何より、プリント整理ができない。
テスト前に、必要なプリントがないタイプ。

こうやって考えてみると、
これって、勉強のやり方がどうのという前の、
日常生活の問題です。

日常生活がきちんとしている子は、
結局、勉強もその気になればできるようになるわけです。

まずチェックすべきポイントは、
勉強のやり方ではなく、日常生活の方かもしれませんね。




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変な塾w

私は、至極当たり前だと思ってやっていたのですが、
数年前に、どうやら、うちの塾はおかしいようだ…と気づきましたw

「授業中、演習の時間とかあんまりないしなぁ。」とか言うと、
「塾やのに演習せんのん?」って驚かれたんです。

だって、やり方がちゃんとわかっているかどうか確認さえできれば、
演習は、家で自分でやればいいじゃん!って思ってたんですよね。
というか、今もそう思ってます。

家で演習やって、わからなかったところをあぶり出してきてくれれば、
次の時間にそこだけできますよね?
そうしないと、個別なので、時間が足りません。

「できるようにして来ること!っていう宿題出したけど、ちゃんとしてくるかなぁ?」と言えば、
「いや、できんけん、塾に行くんちゃうのん!」と突っ込まれますww

もちろん、いきなり知らないことをできるようにして来いとは言いませんが、
習ったことをできるようにするための演習や暗記は、自分でできるでしょ~?
というか、そういう、一人でできることは、自分でしてもらわないと、時間が足りません。

基本的に、一人ではできないこと、私がついてなきゃできないことをするために、
塾の授業があると思うんです。
だから、できるだけ、生徒たちにもそういう使い方をしてもらっています。
そうしないと、高い月謝の意味がないww

だから、長く通塾している子は、段々と自分で段取りし始めます。
「先生、あと10分しかないけど、今日のノルマの解説できる?」
なんて心配してくれるんですww
そして、一緒に集中マックスでぶっ飛ばしてくれますw

そういうのができるようになってくる子は、
伸びていきます。たいてい安心して送り出せる子に育ってくれます。

もちろん、全員が全員、そうはなれません。
それぞれの子の能力とモチベーションの問題もありますから。

でも、自分でできることは自分でして、
できないことだけ、サポートしてもらうという感覚で、
通塾してほしいと思っています。

そうすれば、高校生になるころには、
学校の授業をそういう風に使えるようになりますから。
それが、もっと先へとつながっていると思います。



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授業のノート

美容室で、何の話からそんな話題になったのか・・・、
学校のノートの取り方の話になりました。
完全予約のプライベートサロンなので、他にお客さんもいないし、
私が塾をしてることも知っているので、時々、そんな話にもなります。

「学校の授業のノートってきれいだった人ですか?」なんて聞かれたんです。

私:まぁ、きれいだったころもあるけど、
   ちゃんと勉強しだしてからは、たいしてきれいではなかったと思うよ。

美容師:勉強できる人って、ノート汚いんですよねぇ。

私:っていうか、ノートってきれいである必要ないよねぇ?
  生徒にもよく言うのよ。
  ノートは、その時の記憶を呼び覚ますために取ってるわけだから、
  自分がわかればいいって。人がわかる必要はないでしょ?って。
  授業中に大事なのは、ノートをきれいに書くことではなくて、
  理解して覚えることだよって。

美容師:それそれ!それですよー!
     僕、学生の時にそれ教えてくれる人が欲しかった。
     僕のノート、めっちゃきれいだったんですよww
     だって、きれいに書きなさいって先生が言うじゃないですかぁw
     宇治原が出てるテレビで、前にそれやってて、これよ!って思ったんですよー

ブログにも、何度か書いたことがあると思います、こういう話。
「知らんかった~」って言う大人があまりに多いですからw
ここにもいましたw

極端な話、学校の板書なんて、スマホでカシャッてやっとけばいいとさえ思います。
タブレット持たせるなら、そういう使い方をさせればいいのに。。。

頭を使わずに、黒板を写すだけより、
頭を使って、実際に解いてみることのほうがよほど大事なんです。

黒板をきれいに写しなさいと言って書かせることのほうが、
実際に頭を使って解かせることより、数倍簡単なんですよね。
先生も生徒も。
だから、みんなが楽な方へ楽な方へと流れる。
だから、できるようにはならないんです。
学校で、膨大な時間を費やしているのにね。。。

時々、それを楽な方へ流さない先生がいて、
それについて行く生徒たちがクラスに集まっていることがある。
そうするとなんだかスペシャルなクラスになるんです。
本が書けるようなww

学校の授業、有効に使えていますか?



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人を動かす力

2年前の夏、某芸大生が訪ねてきたという話をブログにも書いたように思います。
私がやっている結晶釉という釉薬のことを知りたくて、訪ねて来てくれたのです。

この結晶釉というのは、とても厄介な釉薬で、
日本でも、これをメインでやっている陶芸家は、数名しかいません。
それで、検索に私が引っ掛かったのだと思うのですが、
とにかく、その時の印象があまりに良かったので、
つい、極秘レシピを教えてしまったのです。

後にも先にも、そんなことを教えたのは、その子一人です。

この春、その芸大生が卒展の案内を送ってくれました。
もちろん、作品は結晶釉を使ったもの。

賞も受賞していたし、是非とも展示を見に行きたかったのですが、
まん防発令中で、県外に行ったりすると、両親の病院の付き添いに入れてもらえなくなるので、
泣く泣く、諦めました。
それで、ようやく、まん防も終わったし、先日、会いに行ってきました。

色々な作品を見せてもらいながら、ひとしきり楽しく話をして、帰ってきました。
まだまだ試行錯誤中なのは見て取れますが、、
確実に、私の結晶釉が進化し始めているのを感じました。

おそらく、同じように結晶釉に魅かれてとりつかれているということは、
好みも似ているのでしょう。
やっていることも、よく似ています。

「もう、この窯がだめだったら、結晶釉はやめようと決めて、
窯を開けると、いいのが出てるんですよ~
ほんと、飴と鞭の世界をこの結晶釉にやられてますw」
なんて、昔の私みたいなことを言っていますww

実は、せっかく作り出した私のレシピを、どうにかいい形で公開できないか…と、
去年あたりから、考えていました。
というのも、結晶釉の作家同士って、横のつながりもほとんどなく、
皆が、一から自分のレシピを編み出しては、終わってる感じなんです。
それでは、いつまでたっても、よほどの天才でも現れない限り、
皆が、同じところぐらいまでで終わっちゃうんじゃないかと思ったんです。
これを繰り返したところで、何も進化しないじゃないか。。。

そう思ったときに、公開することを考えたのですが、
趣味のお遊びでしている人にレシピを教えるのは、さすがに嫌だし、
それをしてしまうと、今、結晶釉を使っている作家さんの迷惑にもなります。
いったいどうしたものか…と思いあぐねていたのですが、
先日、彼に再会して、作品を見て、その気持ちは一気になくなりました。
もう、しっかり、受け継いでくれてる子がいると実感できたのです。

その話をすると、
「ということは、僕がここから進化させて、
 また、誰かに伝えれば、さらに進化を続けますよね。」と言います。
さすが、すべてを理解しているではないか。

なんだか、安心して帰ってきました。
このあと、大学院に残って、あと2年研究を続けて、
卒業後も、陶芸で生きていく覚悟はできているようでした。

初対面で、レシピを教えるまでに至ったのはなぜか。。。と考えると、
やはり、その人間性だと思います。

大学に入ってもなお、ふらふらしてた子が、陶芸に出会って、
専攻を変更して、まるで人が変わったように取り組み始め、
ひたむきに向き合っている姿にも好印象を持ちましたし、

「学費は高校まで」と言い放って、自由にさせてしまう親御さんも大したものだと思います。
入学金と前期の授業料ぐらいは、頭を下げて払ってもらったようですが、
そこからは、高い芸大の学費を自分で稼いで、奨学金ももらって、学んでいるのです。
今どき、そんな親子、そうはいませんよね。

おそらく、そこまでの躾は、ものすごくきちんとされている子だと思います。
とにかく、失礼は一切ないし、きちんと話もできるし、
自然な振る舞いで礼儀正しく、誠実で、一生懸命なのです。

リタイヤして趣味で陶芸を始めて、
あわよくば結晶釉のレシピを盗んでやろうと訪ねてくるような人たちとは大違いです。

人を動かす力って、それだろうな~って思うんです。
きちんとしていることって、簡単なようでものすごく難しいですよね。
しかし、人生において、一番大事なのは、そういう力だと思います。



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将来のこと(その2)

昨日の記事みたいなことを言うと、
「僕には、なりたいものはある」と言う子もいます。

例えば・・・、

中学3年生。
成績は、地元公立で真ん中よりちょっと上くらい。
パイロットになりたい。。。

中学1年生。
成績は、地元公立で真ん中ぐらい。
医者になりたい。。。

夢に向かって、今、必死に勉強している…のなら、
これまでの遅れを取り戻せるように、サポートしてみようと思えます。

でも、宿題すら満足にしない子に、
こういう夢を語られても、
「残念ながら、手遅れです」と思ってしまいます。

ひどい!と思うかもしれませんが、
これが現実です。
そんなに甘くは、ありませんから。。。

なりたいものがあるなら、まず知らなければいけないのは、
それになるためには、
今、どれくらいの努力が必要なのかということです。

そして、その努力をしてでも、それになりたいと
心の底から思えるかどうかを、
自分に問うてみなければいけませんよね。

努力もせずに、夢を語ったところで、
それは、ただの夢で終わりますから。

努力もせずに、将来のことを考えもせずに、
のほほんと過ごしている間に、
どんどん、できることは減ってしまっているわけです。

あなたは大丈夫?



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将来のこと(その1)

大人になったら、何をしたいか…
具体的に考えていない子があまりに多い気がします。
うんと小さいうちは、皆、色々夢を語っていたはずなのに。。。

中学生は、もう、ある程度、具体的な未来像が必要な年だと思います。
中3の時点で、将来の選択をしなければいけないのですから。
でも、その感覚がいまいち足りていないと思うんです。

一番よく遭遇するのは、
特になりたいものはない、特にやりたいこともない、
とりあえず、普通科に行きたい、なぜなら、みんなも行くから、
勉強は嫌いだけど、大学はとりあえず行くのかな?
たぶん、親もそう思ってるから・・・
こんな感じの子たち。

そして、こういうタイプの子は、
とりあえず、定員割れしてるような大学にしか
入れてもらえなさそうなレベルの子が多い。。。

まぁ、そのおかげで、多すぎる私立大学が
潰れずに済んでるのかもしれないけれど。。。

やりたいことがないのに、勉強が嫌いなのに、
なんで大学に行くの?というのが、正直な本音。

人それぞれ、考え方も違うので、
他人の私がとやかく言う筋合いではないと思ってますが。。。

でも、とりあえず、普通科に行きたいと言って、
家庭教師をつけたり、塾に行ったりしているにもかかわらず、
宿題はしたくないというのは、いかがなものかと思うんです。

やるべきことはしたくないけれど、成績は上げたいって、
あまりに虫のいい話です。感覚が、幼な過ぎ。。。

確かな未来像を持って、
頑張ってる子だって、たくさんいるのにね。




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点の差は手間の差(その8)

「学校のワーク、できてる?」なんて聞くと、
「できてます」と言う子は結構たくさんいます。

でも、
「あともう一回やったら完璧のはず」とか、
「あと5問」とか、
その手の返事が返ってくる子の方が、成績はいいものです。

自分自身の経験からしても、
定期テスト前に、全部「できてます」という状態にするのは、
なかなか大変だと思うんです。

社会のテストブックも、探究の理科も、数学演習も
私が中学生の頃もありましたが、
赤→青→緑の印がつくくらいは、やっていた記憶があります。

苦手なところは、さらに黒に行って、しまいに紫とか。。。ww
「どんだけ、できんのん?」と言いたくなりますねー
でも、そのくらいしつこくやっていました。

当時は、今みたいに家で簡単にコピーなんかできませんでしたから、
できるだけ、紙で隠せるようなところに答えを書き込むとか、
探究の理科なんかは、かっこが色んな所にあるので、
透けて写らない厚手の紙を貼るとか、
あの手この手を使っていました。

まぁ、その厚手の紙を貼るのは、
教育ママゴンが手伝ってくれてましたけれど。。。ww
今はコピーが簡単にできるから楽勝ですよね~

当時、「なんで1番が取れるん?」なんて友達に言われたので、
「だって、一生懸命やんりょるもん」と言うと、
「私やって、一生懸命やんりょるー」と言われたことがありました。

でも、きっとその子は紫までは、やってなかったと思うんですよねーww

みんな、一生懸命は、やってるんです。
でも、かけてる手間と時間が違うんです。




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点の差は手間の差(その7)

昨日のように時間の話をすると、
「私だって、10時間ぐらいはやってる!」という子もいます。

でもね、内容がね…と言いたくなる子がいるのも事実。

例えば、30分やったら、ごそごそ、
また30分やったら、ジュースなんてこと、してませんか?

テストって、45分か50分はありますよね。
せめて、そのくらいは、集中をもたせなくてどうしますか。

10時間ずっと集中しろ、なんて無茶は言いませんが、
30分ではだめです。
中学生でも、最低単位は60分です。
高校生なら、90分はもたないと、大学入試が受けられませんよね。

60分、集中してやって、少し休憩、とか、
キリの良いところまで、一気に集中して、とか、
成績のいい子は、そういうことができるんですよね。

だから、濃密な時間と手間をかけてるんです。





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点の差は手間の差(その6)

テスト前の週末、あるいは、テスト中の週末、
何時間ぐらい勉強するでしょうか?

さすがに、そういう週末は、皆、けっこうやったと言います。
しかし、「けっこう」って何時間?って話です。

「まぁまぁやった・・・、8時間くらい」とか、
「10時間ぐらいはやったけど、時間足りんー」とか、
この感覚ができる子です。

「めっちゃやったよー、5時間ぐらい!」ではダメですね。
たいした成績はあげられません。

1日は24時間もあるのですから、
7時間寝て、食事とお風呂の時間に3時間とっても、
14時間ありますからね。
つまり、14時間勉強しても、きちんと睡眠時間を取って、
きちんと食事もできるわけです。

10時間やっても、4時間余ってる計算になります。
普段、あまり勉強をしていない子なら、
10時間!!って驚くかもしれませんが、
できる子たちは、普通にやっていると思いますよ。

10時間やっていても、「時間足りんかった。。。」って思ってますから、
「んー、勉強できてない」って感覚になります。

「テスト勉強できてない、やばいー」って言うのは、
隠しているわけでもなんでもなく
そういう感覚なんです。

こんなところにも、差がありますね。



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点の差は手間の差(その5)

テスト前には、必ず成績表に目標点を書いてもらいます。
「予想点じゃなくて、目標点!」と言って、書いてもらいますが、
ここにも、意識の差は出てきます。

例えば、今、300点ぐらいしか取れていないけれど、
普通科へ行きたいと希望しているとします。
それなら、当然、書くべき点は、350点以上ですよね。

例えば、今、420点ぐらいしか取れていないけれど、
市高の理数科へ行きたいと希望しているとします。
それなら、書くべき点は、悪くても470点以上です。

今、自分が希望している学校へ行くためには、
何点必要なのかを具体的に考えて、
その点数が目標点になっていなければ、
希望が叶うはずはありません。

現実を見なければ、理想ばかり追っていても駄目です。
目標点がはじき出せたら、
その点数を取るに見合うだけの手間と時間をかけているか?と
自分に問わなければいけません。

それができているのができる子。
できない子は、夢を追うばかりです。

この差が一番大きいかもしれませんね。




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点の差は手間の差(その4)

定期テストのテスト範囲には、
授業中に配られたプリント類もよく入ります。

こういうのを、抜かりなくやっているかどうかも、
けっこうな差になります。

プリントがない!なんて言うのは論外ですよね。
でも、プリントをもう一度きちんとやったかと言われれば、
たぶん、やっていない子の方が多いでしょう。

ざっと見て終わり…なんて子が多いんじゃないですか?
でも、それでは完璧にはなりません。

できる子は、一通り、もう一度解きます。
確認に確認を重ねなければ、完璧にはなりませんからね。

そのあたりの意識の差は大きいですよ。




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点の差は手間の差(その3)

英語の教科書の暗写は、定期テストには特に欠かせません。
学校でやってくれる先生もいれば、やらない先生もいます。
私は、これはお勧めします。

これも、やっぱり、やり方に差があります。

ダメなパターン。
とりあえず、教科書を開けて、読んで覚える。
教科書を閉じて、書いてみる。
教科書を見て、赤で直して終わり。

良いパターン。
教科書は開けずに、書いてみる。
教科書を見て、赤で直し。
覚えて、書いてみる。
そして、次の日もう一度。

違い、分かりますよね?

まず、覚えてから、すぐに書いてみたところで、
そりゃぁ、ほとんど書けるでしょ?ってことです。

そして、さらに、
赤で直しただけで覚えますか?ってことです。

ダメなパターンで繰り返していると、
テスト前に、「テスト範囲の教科書書いて~」なんて言われても、
ほとんど書けません。

良いパターンで繰り返していると、これがほとんど書けるものです。

さらに、できる子は、暗写しながらも、
重要連語やフレーズ、文法事項なんかを考えて書いています。

ただ書いているだけの子は、
動詞があろうが、無かろうが、お構いなし、
見ただけで、明らかにおかしな文章が並んでしまいます。

「暗写、してます!」と言っても、
これだけの差があるんです。




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点の差は手間の差(その2)

定期テストで、まず気になるのは、学校のワーク類ですよね。
このブログでもよく書いているように、
年度初めに必ず全コピーします。
コピーはテスト対策の復習用です。

ワークは授業で使う先生もいれば、使わない先生もいます。
たいていは、一部は使っても、全問授業で使うことはないので、
宿題か、ほったらかしか、テスト明けに提出かってところですね。

テスト範囲なのに、テストまでに仕上がっていないなんていうのは論外ですが、
勉強しようと思っている子なら、一応、テストまでには仕上げますよね。

テスト明けに、ワークを見ると、同じような状態になっているものですが、
身についている内容は雲泥の差ってことはよくあります。
つまり、やり方が違うんですよね。

できる子はどうやるか。。。
とりあえず、1回目はワークに書き込みで解いていきます。
予習に使う子もいますが、多くは学校で習ってから解いてますね。

そして、遅くてもテスト2週間前までには、仕上がっています。
もちろん、丸付け&直しもして、疑問点は一通り解決済み。

ここで既に差があります。
できない子は、この時点で、ほとんど真っ白とか、
解いた跡はところどころあるけれど、丸付けはしていないとか、
直しは完了していないとか・・・。

この状態では、2週間ではできるようにはなりません、普通は。

できる子は、テスト2週間前までに一通り仕上がっていますから、
そこからは、コピーの方を使って、ノートにもう一度全部解きます。

そうすることで、
習いたてだったから解けていたけれど、今は忘れてしまったものや、
逆に、前は解けなかったけれど解けるようになっているものが
浮かび上がります。

つまり、その時点で、できるものとできないものに仕分けができるわけです。
そして、そこからがテスト勉強。

テスト範囲が発表になって、テストまで1週間ありますから、
その1週間で、すべてできるように仕上げます。

ただ単に、直すだけではだめですよ。
数日あけてから、間違えた問題をもう一度解いてみて、
本当にできるようになっていればOKです。
できなければ、まだ駄目だということ。

まだ駄目な問題が、1問も残らないように、
テストまでに仕上げます。

完璧を目指す子は、仕上がったのちに、
もう一回全問解いてます。
こういう子は、たまにしかいませんが。。。
たまに、いるんです。そして、1番を取ってくる。ww

一通り、とりあえず埋めて仕上げた子と、
差があって当然ですよね。




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点の差は手間の差(その1)

新年度なので、、点の差と手間の差のお話をしてみようと思います。

例えば、テスト前。
皆、それぞれに一生懸命やっているのはわからないでもありませんが、
目標に見合った努力かと言われれば、首をかしげることもあります。

そこで、きっちり点数をはじき出す子と、
やったつもりなのに点数が伸びない子の差を具体的に見てみようと思います。
例によって、思いつくままに書くので、
これが全てではありませんが、けっこう「あるある」だと思います。ww

テストの点数の差は、かけた手間の差だと思うんです。
見ていると、やっぱり、点が良い子は、
それだけの手間と時間をかけて、頭を使い、労力を払ってます。

しかし、そんな話を学校でするわけもなく。。。
なので、しばらくちょっとのぞき見ってところでしょうか。
自分自身の勉強と比べてみると、よくわかると思いますよ。

自分と違うことは、良くも悪くもいっぱいあると思います。
それぞれの立場で、比べてみてください。
そして、必要なところは真似をしてみるといいですね。
嘘や誇張は書きませんので。ww




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達成感

達成感を味わうことは、とても大事なことだと思います。
ただ、達成感とひと言に言っても、様々です。

例えば、1時間ぐらい何かを頑張ることで、何かができたら、
それはそれで達成感を味わえます。

でも、1年かけてコツコツと積み上げて、
やっとの思いで何かができたら、
その達成感は、先のものとはまるでスケールが違うでしょう。

大きな達成感を味わうためには、
それ相応の苦労や苦痛を伴う努力も必要だと思います。
しかし、その達成感を味わうと、それは必ず次のステップの糧となるし、
きっと一回りも二回りも大きくなれているはずです。

そういう意味でも、学生たちにとって、受験は大事だと思います。
何年もかけて、目標に向かって、努力をするのです。
何かを我慢するような犠牲も払って、そこへ向かって突き進むのです。
それを達成した時の達成感は、最大級でしょう。

しかし、近年、そういう、ある意味、貪欲に
目標に向かって努力するという子は、減ってきているそうです。

今の力で行けるところに行けばよい・・・とか、
普通にやって受かるところで・・・とか、
しんどいことはせずに行けるところないかな・・・とか、
そういう子が増えてるんだそうです。

まぁ、特に大学なんかは、どこでもよければ
誰でも入れますからね。。。
こういうのもよくない原因の一つですね。

でも、それって、成長がないですよね、人間として。
興味を持つものがなく、向上心もないって、
大丈夫なん?と、思ってしまいますが。。。

せっかくの脱皮するチャンスなのに。。。

そういう意味では、中高一貫校は、一回損してます。
高校受験がないから。

実は、この差は、以前からひしひしと感じています。
どんな子でも、高校入試で、たいてい一回り成長しますからね。。。

こんなにゆる~い高校入試の徳島でも、
皆、それなりに成長します。

あの緊張感を持った勉強は、一貫校の中3生にはないですね。
まぁ、それをメリットとして生かせている子も中にはいるのですが、
意外に一握りだと思います。

結局、自分次第ってことでしょうか。



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こんな仕事をしていると、
学歴至上主義みたいに誤解されることはよくあります。
「大学だけじゃぁないと思うんだよね」とか言われたりするんです。

大学名じゃぁないんですよ。
でも、そのレベルの力はあるに越したことはないと思うんです。
力ですよ。

そう、力があれば、どこの大学へ行ったって、
それ相応のものを吸収できるんです。

仮に、目標としていた大学を失敗したとしても、
それ相応の力があって失敗した子は、
第2志望の学校でも、十分に切り開いていけるんです。

だから、学校名じゃないんです。
学歴が必要なのではなくて、力が必要なんです。

とりあえず、その基準として、
学生の間は、学力が重視されているだけです。

でも学力だけじゃぁない。
総合力ですよ。

そうすると、「勉強だけできてもねぇ」なんてことを言う人もいます。
もちろん、勉強だけできてもダメだと思います。
でも、勉強も、できたほうが幅は広がります。

だから、
「学校で習ったことなんて、役に立ってない」なんて、
大人には絶対に言ってほしくないですね。

学校で習ったことが、どれだけ人生に役立っていることか。
そういう話を、いっぱいしてくれる大人に出会ってほしいですね。




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進路

毎年ながら、受験は慣れることがないもので、
年末から年度末にかけては、ハラハラドキドキの連続です。

思い通りにいった子も、不本意な結果になった子も、
当然出てくるわけですが、
救いは、それぞれに、きちんと受け止めて、前に進んでくれていることです。

特に、大学受験は、人生に大きく作用するポイントの一つなので、
不本意な結果になってしまった場合、
涙なしには語れない。。。という状況になるものです。

「なんで、中3までしか見てないのに、大学受験の報告に来てくれるん?」
なんて、言われるのですが、うちの塾を卒業して3年も経つのに、
わざわざ連絡をくれる子がいるのは、本当に嬉しい限りです。

その久々の再会が、辛い状況であるということもあります。
特に、大学受験の場合は、高校受験のようにはいかないので。。。

今年も、それでも会いに来てくれた卒業生がいました。
失敗して不本意ながら進学を決めた私立だって、
普通なら、そこを第1志望にしても難しい子のほうが多いトップレベルの大学です。
とはいえ、もっと上を目指していたわけですから、
当人にすれば、涙なしには語れないことだと思います。

他にも、思い通りにいかずに、進路を決めかねている子もいました。
特に高3は、もう受験のことで頭がいっぱいになっている時期なので、
「この大学に入れなかったら、何もかもが終わった…」
みたいな気持ちになったりするものです。

しかし、少し距離をとって人生を眺めてみると、
もっともっと大変なことは起きるものですし、
大学がすべてじゃないしなぁ・・・みたいなことだって少なからずあります。
まぁ、あとで振り返ったらそう思えるということなのですが。。。
大いに悩んで、選んで進んでいってほしいと思っています。

今日から、いよいよ新年度です。
皆、前を向いて、次に向かっていってほしいと願っています。

そんなことを考えていると、
次の受験生から、駿台模試の自慢が来ましたw
あと数点で東大A判定までこぎつけています。
いや待てよ、この間の同日模試は悪かったじゃないかww

今年もまたハラハラがやってくるなぁ。。。と思いつつ。
走り切れ―!!って思ってます。



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プロフィール

Author:Shigemi
徳島県で、家庭教師や塾講師をして、20年が過ぎました。そこで、この経験を生かして、小・中学生の君たちや、お父さん、お母さんに、何か少しでも役立つようなお話ができる気がして、このブログを始めることにしました。中学受験のこと、高校受験のこと、学校のこと、塾や家庭教師のこと、家庭学習や勉強の方法など、色々なことをお話ししたいと思っています。2013.7.19.

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