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中受パターン(その1)

城ノ内の適性検査対策の場合、
5年生の終わりごろ、ちょうど受験の1年前ごろになって、
このままではまずい気がする!と連絡をくださることがあります。

A君は、まさにそのパターン。

既に近所の集合塾で適性対策もどきはしてもらっていたものの、
お母さんは、まずいと感じておられました。
しかし、当の本人は、自信満々、もう受かる気です。

早速過去問を解いてもらいました。
もちろん、自信満々で答案用紙を提出してきたのですが、
想像通り、結果は散々なもの。

つまり、自分の記述がよくないということにすら
気付いていない状態なのです。

こんな風に書くと、このA君は、
とんでもないヤツのように見えるかもしれませんが、
これ、よくあるパターンです、実は。

学校のテストは、ほとんど100点か90点以上で、
悪くても80点以上ですし、
クラスでも、賢い子で通っていますから、
当然なんですね。

しかし、実際のレベルとしては、
まぁ、合格は程遠い。。。

まずは、この現実を知ってもらうところからです。
小学生にとっては、なかなか厳しい現実ですよね。
でも、もうすぐ6年生。

まぁ、ぼちぼち。。。なんて言っている暇はありません。
彼のプライドをまずは砕かせていただかねばなりません。。。
ごめんよ~、でも、しゃぁないねん~という感じです。

みっちり、ノートの書き方から、文字の書き方、
計算式の書き方など、基本事項からたたき込みます。

もちろん、言ってすぐにできるものではありません。
週2で入って、宿題てんこ盛り。
お母さんにもたくさん協力していただきました。

こんな風に始めると、たいてい、途中で、
「もう嫌だー」という時期が来ます。

言ってることは守ってもらえなければ、受かるところまでは上げられない。
それはやりたくないけれど、受かりたいというのは無理な話。

そんな話をあの手この手を使ってしながら、
最終的には、自分で決めてもらいます。

A君の場合は、「もう辞めよか」とこちらも言いました。
教える立場としては、ダメダメかもしれませんが。。。

しかし、家族のサポートの力が大きかったですね。
最終的に、「やっぱり、僕、最後まで挑戦したいです!」と
自分で言ってきましたから。

この山を一つ乗り越えてくれた子は強いです。

A君の良かった点は、模試大好きっ子だったこともあります。
大手塾の模試を見つけては、総なめしたんじゃないかと思うくらい、
受けまくってました。
ゲームしてるみたいに、楽しそうに受けてました。

その結果は、おそらく励みになっていたと思います。

発表後は、点数開示してもらって、
けっこういい点で合格してたと、報告に来てくれました。

ドタバタの長~い1年でしたが、
やっつけで、もぎ取った合格ではなくて、
それなりに力はついたと思っています。

もちろん、それなりに基礎学力があったことが大前提ですが、
1年間みっちり頑張ったことで、
一回り大きくなったんじゃないかなと思います。




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学校以外の勉強

本当は、勉強は学校でマスターしてきて、
家では、もっと他のことに取り組めるのがベストな暮らしかもしれません。
しかし、なかなか現実はそうはいきません。

先日も、学校から
先取り学習はしないように言われたなんて話を聞きましたが、
では、受験をしたい子はどうすればいいの?ということになります。

6年生の2月までかけて小学校内容を学習するのに、
中学受験は12月~1月です。
先取り学習をしなければ、受験は不可能なのです。

これは、高校受験でも言えることで、
中3の2月までかかって、中学内容を教えているのに、
3月上旬の入試では、それが出題されます。

習って1週間や2週間で、発展レベルの問題を解けるようになるでしょうか?
もちろん、それができる子もいますが、
そんな子の方が少ないのです。

上位の子ほど、先取りをしなければやっていけないのが現実で、
それを何とかしてほしいと訴えてみたところで、
今のところ、不可能でしょうし。。。
ならば、学校外でやるしかない、となるのです。

学校のことだけで、手いっぱいの子もいます。
でも、もっとやれば、伸びるだけの能力を持った子もいます。

救うべきは救い、伸ばすべきは伸ばす方向で、
教育改革が進むことを願うばかりです。

が、現実問題として、
実際の子供たちがどんな風に勉強してきたのか、
少し具体例をお話してみようかなと思います。

もう、本当にそれぞれなので、
親御さんの目から見れば、
うちはこのパターンだ!って思うものがあるかもしれませんし、
こんなパターンもあるのかと思うものもあるかもしれません。

何かヒントが隠されていればいいなと思いながら、
良かった点も、悪かった点も含めて、振り返ってみようかと思います。




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記述問題

このところ、どの学校でも、
目に見えて記述問題が増えています。
特に、理科、社会。

そして、たいていの子が苦手で、
必ずと言っていいほど、どれかの問題で減点されています。
なかなか満点とはいかない。

どうやって勉強しているのか、
詳しく聞き出してみると、
やり方が、かなりまずい。。。

問題集でも、当然、記述問題は昔に比べると増えているのですが、
それがうまく活用できていない子がたくさんいます。

最悪のパターンは、
記述は無理なので書かない。
ついでに、直しもせずに空白のまま。

これではできるはずはなく、部分点すらもらえません。

さすがに、そこまでではない子は赤で答えを写します。
でも、写しただけでできるようになるはずもなく、
そのパターンの子もテストではほぼ空白。

もう一歩進んで自分で書いてみる子もいます。
この一歩は大きいですね~

しかし、答えを見て、これまた赤で写して終わる子も多い。
んー、残念。それでは、本番で点にはなりません。

あるいは、「だいたい合ってるっぽいな」って、丸しちゃう。
あー、これも、本番で満点にはなりません。

やるべきは、自分が書いた答えと解答を見比べて、
違いを細かくチェックすること。

解答には、たいてい、
一番簡潔に明確に伝わる言葉が使われています。
その言葉を自分のものにしてしまうのです。

始めは、解答のまねでも構いません。
そうやっているうちに、自分でも書けるようになってきますから。

手間はかかりますが、大事な作業です。
今後、ますます、記述力は問われるようになるでしょう。
身につけておきたいですね。




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目的

今、自分がやっていることの目的を考えずに、
勉強もどきをしている子によく遭遇します。

問題集を解くという作業ひとつとっても、
解きながら、覚えたり理解したりすることが目的なのか、
解いて、今できる問題とできない問題を仕分けすることが目的なのか、
その目的によって、やり方は違います。

理解することが目的なら、調べながら、覚えながら解いていくべきです。
しかし、仕分けすることが目的なら、調べたら意味がなくなります。
テストは調べながら解けませんからね。

でも、これ、いくら言っても通じない子もいます。
何度も何度も、実践しているのに、
そろそろできるだろうと、手を放すと、たちまち。。。

しかし、目的を考えて行動するというのは、
何も勉強に限ったことではないですよね。
大人になって、仕事をしていく上でも、大事なことです。

学生時代の勉強には、そういう側面もあると思うんです。
直接的に、勉強で覚えたことが役立つのではなくて、
それをすることで、身につけたことが役立つということ。

知識だけが目的なら、毎回、指示してやってもらえばいいですが、
むしろ、間接的に身につくことの方が大事だと思うんですよね。

指示がないとできない子を育てたいのではなくて、
自分で考えてできる子を育てたいのは、皆、同じだと思います。

でも、指示してやらせる方が、楽だし簡単だから、
ついついそうやってしまっている人も多い。

特に、小学生のパパ塾・ママ塾で気をつけたいことです。
時間はかかっても、失敗をすることはあっても、手間がかかっても、
最終的には、自分でできるように仕向けていく方向で、
手を差し伸べること、難しいけれど大事です。




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一夜漬け

少しづつの積み重ねの力は、本当に大きいものです。

普段、上位層の子ほど、
「理科やってる?」「社会やってる?」と、声をかけます。

範囲が狭い定期テストなら、
テスト前に一気に暗記するだけで、
満点かそれに近い点が取れてしまいますから。

でも、それって、すぐに忘れるんですよね。
一夜漬けで覚えたようなものって、すぐに忘れるんです。

だから、定期テストの点数は変わらないのに、
範囲が広い実力テストや基礎学になると、
点の差が出ることがあります。

範囲が広くても取れる子は、
一夜漬け的に暗記していない子たちです。

日々、コツコツ覚えているから、
もうしっかり長期記憶の領域に知識が入っているのだと思います。

同じ点数でも、ちょっとしたこういう差が、
後々、大きな差となって表れ始めます。

後々にならないと出てこない差だから余計に怖いんです。
気付いたときには、既に手遅れってこともあるはず。

そうならないように、
これだけは、自分で気付くのを待っているわけにはいかないので、
しつこく声がけしているわけです。

わかってくれているかどうかは、不明だけど。ww




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正しい努力、正しい手間

パパ塾・ママ塾で頑張っておられるお父さん、お母さんもたくさんいます。
しかし、せっかく手間をかけているのに、
その手間のかけ方が違っていることも、実はよくあります。

例えば、ママ塾で、ずっと頑張ってきた中学生。
一緒に勉強をし始めると、毎回、
「特に質問はない」と言います。
「わからないところもない」と。

それなら、もっと成績いいはずじゃないですか?って思うのです。
それで、やっていることをよくよく調べてみると、

宿題をして、間違えると、よく似た問題を探して、
それの真似をして解くんです。
それで、わからないところはないと。。。

もちろん、それでも、やり方を理解して解いているのならいいんです。
しかし、そうではないんです。

こういう場合は、こうしてみるのか?
ぐらいな感じで、やってみて、当たったら、
「わからないところはない」と言うのです。

小学校の間ずっと、こんな風にして勉強をしてきたらしい。
ママ塾で、そう指導されて。。。

そうすると、理解していることと、していないことが、
自分の中では区別できていない状態になります。

いちいち、「これはなぜこうするの?」と質問します。
そうすると、「前に、似た問題で、そうしたから」なんて返事が返ってきます。
んー、意味は分からず解いています。

こうやって全てに聞き取りをしていかなければ、
理解できていないポイントが発見できないんです。

ずっとお母さんが勉強を見てきて、手間をかけています。
子供は子供で、それに従って努力もしてきました。

でも、正しい手間、正しい努力ではないんですよね。
わかっている人から見れば、なんで?って思うようなことですが、
実はよく遭遇します。




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繰り返し、繰り返し

繰り返し、繰り返し、何度も、何度も、
いい加減、もう嫌だと思われるんじゃない?と思うくらい、ww
同じことを言い続けるのも、
私の役割なんだと思うことにしています。

なぜなら、1度や2度、いや、3度や4度、言ったぐらいでは、
実は、全く伝わっていなかったなんてことは、
よくあるからです。

私の伝え方が下手なのか?と思ったりもしますが、
教育に携わる素晴らしい先生でも、
10のうち1伝わればいいと思っていなければいけない、
などと言っているので、私が、特別に下手なのではないと思うのです。ww

もちろん、生徒によっては、1度言うと、ほとんどの部分を理解して、
次にもそれを生かしていける子もいますが、
そんな子の方が少ないと思うんです。

例えば、
1度目のテストで、こと細かに取り組み方を指導したにもかかわらず、
次のテスト前、当然、できていると思って確認すると、
全く手つかずで置いてあったなんてこともあります。

前回やったのと同じようにするでしょう?普通。。。
なんて思っていては、身が持ちません。
ガックリきますからね。
こういう精神的なのは、こたえますから。

前回やったけど、きっとできないだろうと思っていると、
もし、できていたなら、「賢いじゃ~ん!」って思えます。
極力、そう考えようとは思っていますが、これは、けっこう難しいんです。
ついつい、できると期待してしまいますから。

マンツーマンで、関係も深くなると、
ついつい良いほうに期待するものです。

だから、お父さんや、お母さんが、
「なんで、こんなことができていないのよー」と、
ガックリする気持ちもよくわかります。

でも、そうそう簡単には伝わらないもののようですよ。
そう思いながら、ガックリしながら進んでいくもののようです。

とはいえ、時々は、喜ばせてほしいですよね。
親も先生も人間ですから。。。
頑張ってる脳に、たまには報酬を与えないと、疲弊しますものね。

ガックリの連続の中に、
たま~に、喜ばせてくれることがあります。
それを楽しみに、みんな頑張っているんですよね。




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感覚の差

同じことをして、同じことを言っても、
結果は全く違うことってよくありますよね。

例えば、何か問題を解いていて、漢字が違っていたとします。
「その漢字、違うでしょ。」と指摘して、
直しはまとめて宿題になったとします。

次の回、きちんと調べて直している子もいれば、
思いついた別の漢字を書いて出してくる子もいます。

「なんで、調べて直さないの?」と聞くと、
「こっちかな?と思って」と答えます。

普通、間違ってると言われたら、調べて確認しないかい?
と思います。

計算をして答えを出すだけの宿題。
あり得ない数が出たら、どこかで計算ミスをしてると思って、
もう一度解き直して、正解を出してくる子もいます。

しかし、あり得ない数が出たら、そのまま空白で出してくる子もいます。
しかも、式は残っていない。

「計算するだけなのに、なんで空白なん?」と聞くと、
「変な数になったから。」と答えます。

普通、変な数になったら、もう一回解いてみないかい?
自分の書いた式、残しておかないかい?
と思います。

この差は、成績に直結しています。

そして、大人になった時、仕事に直結していると思いませんか?
職場を見渡したら、「おるおる、そういう人」なんてこと、ないでしょうか?

学校の勉強を通して、身につけることは、
単なる知識だけではないと思うのです。



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面倒くさいこと(続き)

同じように、勉強も、面倒くさいことをしないと、
本当の力はつきません。

楽して、手間のかからないところだけをやってみたところで、
本当の力はついていないのです。

簡単そうな問題ばかり解いてみたところで、
たいしてできるようにはなりません。
ちょっと難しい問題に手を出さなければ。。。

適当に直しもどきをしてみたところで、
たいしてできるようにはなりません。
きちんと考え抜いて直しをしなければ。。。

雰囲気だけのことをしていたのでは、
何もできるようにはならないのです。

教える側だって同じです。

丸付けだけしていても、できる子は育ちません。
どうやって考えてるのか、何をやったのかを解明しなければ。。。

面倒くさくても、いちいち質問してるのです。
面倒くさくても、いちいち答えてください。ww

一緒に面倒くさいことやってくださいよ~

できるようになりたいと思うなら、
面倒くさいことだけをするつもりで取り組まなければ駄目です。
それが、極めるということだと思います。




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面倒くさいこと

面倒くさいことを一つ増やせば、
一つステップアップすると思っています。

これは、どんな分野においても言えることです。

例えば大根。
いきなり炊くよりも、
米のとぎ汁で、下ゆでをした方が断然おいしいですよね。
さらに、隠し包丁を入れたり、面取りをしたりすると、
より一層美味しいし、美しくなる。

一つ手間をかけると、一つ美味しくなるわけです。

例えば、ピアノを弾くとしましょう。
楽譜通りに音が鳴っていれば、それなりに、曲には聞こえます。
しかし、それではちっとも美しくない。

譜面に込められた作者の思いや意図を読み取って、
音に再現してこそ、その美しさは本物になるわけです。

しかし、それは、けっこう手間がかかるもので、
周囲が思っているほど、陶酔して演奏しているわけでもない。

「『優雅にピアノ弾いてる場合じゃないですよー』なんて、
声をかけられたけど、優雅なんてもんじゃないよね~、ピアノを弾くのは。」
とは、友人の談。(ピアノあるあるですww)

手間をかければかけるほど、
演奏中の頭の中は高速回転なのです。

極めるというのは、いかに正しい手間をかけるかだと思うのです。

それぞれの得意なことや、身近なことで、
思い当たること、ありませんか?あるでしょう?




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国語について(おまけ編)

しばらく、思いつくままに書いてきましたが、
結局は、国語は結果を出すまでにものすごく時間がかかります。
しかも、国語が苦手な子が、一人で国語の勉強をするのは、
難しすぎるし、効果をあまり期待できません。

パパ塾・ママ塾か、誰かの手が必要であることも、
国語をあきらめてしまうことにつながっている気がします。

でも、最終的に、国語力の無さは、
必ず他教科に響いてきます。

できるだけ、早いうちに、手を付けておきたい教科です。
受験が迫ってくれば、一番、手を付けられなくなる教科ですしね。
受験が遠い人ほど、すぐにやるべきだと思います。

思いつくままに書いたので、
振り返ると、うまくまとまっていませんが、
何か役に立つことが紛れていればいいなと思います。



ところで、
常々、記述問題について、一緒に検証することを重ねていると、
時々、テストで減点された部分点を、取り返してくる生徒がいます。

答案が返却された後、何が減点の原因かを追究しに行くらしい。。。
おそらく、検証しないと気が済まない状態になるのでしょう。
それに、1点でも多く、点は欲しいですしねーww

想像するに、いつもの調子で、
自分がこの答案を作った経緯を述べてみたりしているに違いありません。

あるいは、「ここの表現で減点した」などと言われると、
その表現の、どこが、どうよくないかを質問しているのでしょう。
あの手この手を使って、辞書まで持ち出してみたりして、
その表現はおかしくないと主張しているのかもしれません。

それで、時々、それが通って、減点取り消しになってくるんです。
まぁ、それが100%良いとは言えないかもしれませんが、
国語の先生を論破できるだけでもたいしたものだと思って、
「でかした!」と思ってます。ww

読解力以外の力も身についているような。。。ww
実は、何人かいるんです。





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国語について(その7)

問題を解く以外にできることは、要約の練習と作文です。

初めから、要約ができるわけではないでしょう。
最初は、各段落の一番大事な文章に線を引くことから始めてみましょう。
そして、それをうまくつなげて、おかしくない日本語に仕上げます。

そんな練習をしているうちに、読み取る力はついてきます。

作文も大事です。
入試には、必ず課題作文がありますから。
250字程度で、テーマに沿った作文を書くこともいい練習になります。

作文を書いてみると、
常識的な知識が、あまりにも足りていないことが発覚したり、
表現する語彙量が、あまりに少ないことに驚愕したり、
けっこう色々なことがあります。

そういうのも、読解力へ繋がっていますよね。


そうそう、国語の文章問題に取り上げられる文章は、
子供たちが、知っておくべきことがテーマだったり、
子供たちに、是非とも考えてほしいことが題材だったり、
ということも少なからずあります。

小説や文学作品なら、
子供たちに読んでほしいと思うような作品もたくさんあります。

ただ単に、読解力を見るための問題ではなく、
幅広い知識や思考につながる文章でもあるのです。

その点からも、教科書以外の文章問題には
多く触れてほしいと思っています。
先々、とても役に立つと思いますよ。




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国語について(その6)

今日は、直しをするときに、気をつけていることを、
少し取り上げてみようと思います。

選択問題なら、まず最初に
「初めに消えた選択肢はどれ?」と質問します。

さっぱり理解できていない場合は、
この時点で、正解が消されていたりします。

ある程度読めていれば、
最後に、自分が選んでしまった答えと正解の二択になっています。

このあたりで、理解度が測れますね。

そして、それぞれ、その選択肢を消去した理由を聞きながら、
各選択肢のどの部分が不適合かをチェックしていくのです。

反対のことを書いてある、
そんなことは、そもそも文章中にない、
この二つが一番簡単な消去理由です。

少し難しくなってくると、
前半に書いてあることは適合するけれど
後半に書いてあることが、そこまでは文中に書いていないということが起きます。

その、後半に書いてあることが、
自分の意見と一致していたら選ぶ子は多いんです。
自分の意見と同じでも、文中に書かれていないことは×です。
意地悪な問題ですね。

毎回、こんな風にそれぞれの選択肢を検証していると、
そのうちに文章の読み方が変わってきます。

「これ、書いてないよな」とか、
「これ、言いすぎでしょ」とか、
選択肢に入っていそうなところ、大事な言葉などに
印をつけながら読めるようになってきます。

そうなり始めると、国語の点数が少しずつ安定してくるころです。

記述問題でも、同じように、
自分の答案と正答を必ず比べて検証する必要があります。

その作業をすることで、読むときに、
必要なキーワードは何かを意識するようになったり、
省くべき言葉が見えるようになったり、
あるいは、字数制限があっても、
うまく言葉を使えるようになったりし始めます。

手間も時間もかかる作業ですが、
長い目で見れば、とても大事な時間だと思います。




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国語について(その5)

国語が苦手な子に一番多いのは、
自分の考えを交えて、適当に解釈してしまうことだと思います。

国語の問題は、あくまでも文章を読んで答えるわけで、
この文章には、なんて書いてありますか?と問われているだけです。
こう書いてありますよと答えればよいだけです。

ところが、国語の点が悪い子によくあるのは、
例えば、自分の考えとは全く違うことが書いてある文章だったら、
「おかしんちゃう?」「ありえんし」「意味不明」・・・、
って感じた時点で、シャットアウトです。
ほとんど読んでません。読もうともしてません。

いやいや、
この「おかしい」人がどう書いてありますか?って聞かれてるわけよ。
読まなきゃ始まらないよね?ってところからです。

そして、頑張って読んだとします。
そうしたら、次に目に付くのは、とにかく解き方が雑なんです。

文の構成をつかんだように、次は、
段落の中の文が、それぞれどんな働きをしているのかを、
接続詞などを頼りにつかみましょう。
そうしたら、その段落の中で、一番大事な文章が見えるはずです。

ところが、そんな作業はせずに、
「この段落に答えありそう」と思ったら、
その文章に続きがあろうが無かろうが、書いてしまいます。
ついでに、自分の考えがブレンドされたりもします。

続いていれば、必要なのは最後の文じゃないの?ww
そして、あなたの意見は聞いてませんから。。。

さらに、わざわざ適当に言葉を変えてみたり。。。
これは、実は英語の長文問題でもよくあります。
英語も、長文問題なんかは国語と同じですから。

指示語の指す内容を問われる問題。
thatの指す内容を表している文章は見つけられているのに、
それをきちんと全部訳出していない。
適当に省いてみたり、言葉を変えてみたり。。。
それでは、「理解できてますよ~」っていうメッセージが
採点者に伝えられないじゃないですか。

パパ塾・ママ塾でやる場合、
特に細かくチェックしてあげてほしいのです。

例えば字数制限があるなら、どの言葉を省くべきなのか。
あるいは、逆に、省いてはいけない言葉はどれなのか。
また、それはなぜなのか。

それぞれの問題で、その裏付けをとっていくことで、
少しずつですが、力はついていきます。

けっこう大変な作業です。
しかし、それなのに、結果はなかなか出ません。
だから、嫌になって辞めてしまいます。
そうならなかった子だけが、克服できるわけです。



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国語について(その4)

まずは、基本的なこと。
・特に指定がない限り、縦書きは漢数字を使う。
・文末を正しく処理する。(「~こと。」「~ため。」「~から。」など)
・答えだけ読んでも意味が通じる文を書く。

このあたりは、学校でも指導してくれているはずなので、
基本事項として確認ですが、
実は、この基本事項で落としてくる子も多いんです。

パパ塾・ママ塾でやる場合は、
必ずチェックしてあげてください。

そして、問題は丸付けです。
これがうまくいかないから、自分ではできないんですよね、
国語の勉強って。

なにせ、書いた本人は、正しいと思って書いているわけですし、
そもそも国語が苦手な子なら、
自分の答えと解答が少々違っていても、
「同じことやな」って、丸にしてしまうんです。

採点ポイントがわかっていないですから。

だから、本気で国語を上げにかかるならば、
パパ塾・ママ塾で、丸付けをしなければ難しいと思います。

うちでも、数学や英語は自分で丸付けしてる子たちでも、
国語だけは、私が丸付けしてます。

そして、その間違いの原因について、
納得いくまで、直しです。

そうすると、苦手な子なら、
おそらく、解く時間の倍は直しにかかります。

そして、その直しも、常に
裏付けがある論理的なものでなければ、いけないわけで。。。
そのガイド役をしてくれるのが、解説なのです。
だから、テキストを選ぶときに、解説の詳しさに重きを置いてください。

明日は、よくある間違いの例をいくつか見てみたいと思います。




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国語について(その3)

漢字や文法など、ベースになる部分を身につけながら、
並行して、文章問題を解いていくことは重要です。

公立の子たちは、驚くことに、
教科書以外の文章の問題に触れる機会が極端に少ないのです。

教科書準拠のワーク以外に、何か問題集が必要です。

自分で勉強するときは、必ず、解説が詳しく載っているものを買いましょう。
そうしなければ、答え合わせすら満足にできませんからね。

私のところでも、準拠以外の国語のテキストを持っている子は、
ごく限られた子たちだけです。
本当は、全員にやってほしいのですが、とてもとても時間がない。

自分で解いて添削という形をとっても、
これはよほどの意志がある子以外は、続かないものです。

ですから、問題集を与えて、「やりなさいよ」程度では、
出来なくて当たり前と思った方がいい。
国語というのは、特に、苦手な子にとってはそういうもののようです。

ですが、だからと言って放っておく子ばかりではないので、
決心して、文章問題を解いていこうと奮い立ったとして、話を進めます。

ペースは、できれば一日一題。
難しければ、二日で一題。
このくらいは必要だと思います。

私は、塾用教材を使っていますが、
市販のものでも、教科書準拠ではないもので、
解説が、見易いものなら大丈夫だと思います。

では、明日は、いよいよ、解く時のことを具体的に。




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国語について(その2)

まず、読解力のベースに必要なのは、
漢字や言葉の意味、文法の知識です。

例えば、定期テストの漢字はきちんと満点がとれる子でも、
小学校から、これまでに学習した漢字全てに、範囲を広げられるとどうでしょう?
音読み、訓読み、熟語、全て押さえられているでしょうか?

ことわざや四字熟語、慣用句のようなものは、
きちんと知っているでしょうか?

中学受験の受験勉強をやり込んできた子なら、
こういうのはかなり扱ってきたはずですが、
小学校では、ほとんど扱われてきていないので、
徳島の子たちを見ていると、取りこぼしている子の方が多いものです。

満点は取れないなぁ…という場合は、
日々のルーティンに、こういうのを組み込むといいと思います。

さらに、文法。
これは、もっと怪しいジャンルです。

主語、述語は、きちんと押さえられますか?
どの文節がどの文節にかかっていくか、文の構成を把握できていますか?

2行程度の文ならできても、4行5行の文章になると、
できない子はたくさんいます。

そうすると、どんどん文が自分の中で、ねじれていって、
とんでもない解釈になります。

文法は、思っているより重要です。
特に、国語が苦手な子にとっては。

逆に、国語が得意な子は、無意識のうちに文法に沿って読んでいるものです。
だから、「文法の勉強なんている?」と言うのは、
たいてい、国語が得意な子や、国語が得意だったお父さん、お母さん。

実は、私の兄も、国語が得意だった人なので、
「なんで、国語が悪いのかがわからないよ~」なんて言う口です。

「数学は閃きで、国語は感覚で解いていた人には、わからないわよ~」
なんて言うと、「感覚じゃなくて、何で解くの?」です。
「感覚で読めない人は、論理的に解くのよ」なんて言うと、
ますます、訳が分からないといった様子でしたが。ww

感覚で読める人が、無意識のうちにやっていることを、
感覚で読めない人は、意識してやればいいのです。

その第一歩が文法なのです。
文章がどんなに長くても、主語・述語を押さえて、
文の構成をつかむことができるようにすることからです。

ちなみに、私は、出口汪の「論理エンジン」をよく使ってます。



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国語について(その1)

国語に悩んでおられる親子は結構たくさんいます。
「国語ができなくて…」「国語をなんとかしたい」という声は、
本当によく聞きます。

それなのに、小学校は国語・算数だった塾も、
中学に上がれば、英語・数学に変わり、国語はどこへやら。。。
ますます危機感を覚えていらっしゃる方も多いと思います。

国語と言えば、「本を読みなさい」なんてよく言われますが、
私の個人的な意見としては、
国語力のない子が、本をいっぱい読んだところで、さほど効果はない気がします。
まぁ、読まないよりはましですが。。。

実際、「本を読むのは大好き!」とか言う子が、
国語の読解問題でひどい点数を連発してくることや、
ひどい作文を提出してくることは、珍しくありませんからね。

それよりも、問題を解くことの方が、よほど効果的だと思っています。
ただ、問題を解くと言っても、そのやり方も重要なわけで。。。

そこで、しばらく、国語の勉強について、
具体的に見ていってみようと思います。

例によって、私がよくやっている一例を
思いつくままに書き連ねるので、
使えそうなところだけ、上手に使っていただければと思います。ww



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やるからできる

できる子は、頭が良いと思われていることがよくありますが、
そうではなくて、やってるんです。

例えば、中2の連立方程式の文章題。
できるようになる子は、何かしら、手を出します。

そう言われても、さっぱりわからないからできないんだよ、
と思うかもしれませんが、
実際には、そうではないことの方が多い。

一緒に式を立てるところまで解いて、
計算するところからを宿題にしたとします。

もちろん、計算の方法はマスターしている子です。
宿題を見ると、6問中正解は1問です。

ん?
式は立てて、式が合ってることは確認してから別れたよなあ。。。
と思いながら、よく見てみると、

100分のなんてのが付いてる式は、手つかずで放置です。

途中で、計算ミスして、おかしな分数の答えが出そうになったら、
そこから放置です。

せっかく、xとyの値が出ているのに、解答は作っていなかったり、
解答を作ってあるのに、単位は違っていたり…。

分母を払う方法も知ってるよね?
変な答えが出たってことは、計算ミスをどこかでしてると思わない?
そのくらいのことは、自分でやってみようと思わないかい?
という感じです。

悲しいかな、基礎学350程度の子でも、よくある話です。

まだ、自力でできることはあるのに、
「わかりません」と出してきます。

「わからない」=「めんどくさい」
「できない」=「したくない」
ということは、よくあるものです。

上位にくるほど、これが少ない。

頭が良いのではなくて、
手間をかけることができるんです。

それだけの手間をかけてるから、
できるようになっているだけなんです。

どんなに頭が良くたって、
手間をかけずに、できるようにはなりませんから。。。

手間をかけられるようになれば、
成績は勝手に上がります。
そういうもんです。。。

やるかどうかの違いです。




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理解と要領

昨日の続きです。
本当に理解してとれている成績かどうかという話。

本当に理解して解いているかどうか…、なんて言うと、
理解していないと解けないでしょう?と思うかもしれませんが、
そうではない子も実はたくさんいます。

例えば、食塩水の問題。
100分の%に、食塩水の重さを掛けて食塩の重さを表し、
それをもとに式を立てることが基本ですが、

これ、問題を解くのに必要な数字以外のものを問題文中に入れられると
途端に解けない子もいるわけです。

つまり、問題文中の数字を雰囲気で組み合わせて解いているだけ。
濃度と食塩水の重さでは、たいてい桁が違いますから、
雰囲気でも解けてしまいますよね。

でも、食塩水の問題は、触れない学校もある中で、
これが解けていれば、
なんだか、すごくよくわかっている子みたいに見えてしまうわけです。

意味が分かって解いている子とでは、雲泥の差がありますよね。
その差が、次の段階で、上がるか下がるかの差です。

こんなことは本当によくあります。
特に、要領のいい子にはよくある話。

見分け方は、問題文中に不要な数字を紛れ込ませてみること。
つまり、雰囲気だけでは解けない問題を解いてみることです。

そうすれば、
本当に理解できて解いているかどうかがわかると思いますよ。






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分かれ道

中学生になって、成績がランク付けされると、
もう、この差は埋められないんじゃないかと思うこともあると思います。

確かに、これまで通り、自分の中の普通を繰り返していたのでは、
開いた差は埋められるはずがありません。

でも、それをどんでん返しする子は、必ずいますよね。

1段階アップシリーズで、レベル別にグループ分けしましたが、
「イ」を維持し続けられる子もいれば、
「ロ」に下がっていく子もいますし、
逆に、「ロ」から「イ」に上がってくる子もいます。
さらに、「ロ」から「ハ」に下がる子もいますよね。

それぞれのグループで、年月とともに
下がる子も上がる子もいるわけです。

原因は、少しずつの積み重ねが一番大きいと思います。
少しずつ、手を抜いていると、それが積もり積もって、
そのうちに、ドカンときます。

逆に、少しずつ、手間をかけていると、
それが積もり積もって、そのうちに、浮上するわけです。

一番怖いのは、
手を抜いているという自覚がないこと。

自覚がないと、
突然の急降下に何が起きたのかがわからないでしょう。
自分では、きちんとやっているつもりですから。

これが、少し前に書いた、
高校で国公立射程圏内に残れるか否かの境目。

なぜ、自覚がないかというと、
それは、おそらく、テストに反映されないからだと思います。

地元公立で、学校のテストしか経験がない場合、
自分の本当の力がわかっていないということはよくあります。

特に、定期テストは、範囲も狭いし簡単なので、
要領よく勉強すれば、そこそこ良い成績がとれます。
問題は、それが本当に理解してとれている成績かどうかです。

明日は、少し具体的に見てみようと思います。




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「やれる」という才能

多くの子は、「やればできる子」だと思います。
でも、それは、「やれば」できるということです。
つまり、やらなければできないということです。

「やれば」という仮定は簡単ですが、
「やる」のは実は、とても難しいようです。

先日、「やれる」かどうかは、才能だよね~なんて話を
友人がしていました。
確かに、そう感じざるを得ない出来事は、よくあります。

「やれる」という遺伝子があるなんて話も聞きますが、
何かで才能を発揮している子たちは、
もちろん、その分野の才能は持っていると思いますが、
必ず、「やれる」という才能を併せ持っていると思います。

「やればできる子なんです」と言うお母さんはよくいますが、
「やれる子」は、そう多くはありません。

やればできるかどうかが問題なのではなくて、
やるかどうかが問題だと思います。

そういう遺伝子があるかどうかだと言われてしまえば、
どうしようもないですが。。。
ある程度は後天的なものであってほしいと、願うしかないですね。ww




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一段階アップを目指す(最後に)

しばらく、レベル別、項目別に、
共通点を見てきましたが、いかがでしたか?

ざっくりと感覚的なもので括ったので、
腑に落ちるところも、落ちないところもあったと思いますが、
全ての項目において、同じグループというわけではなかったと思うんです。

「ハ」のグループに近い項目もあれば、
「ロ」のグループに近い項目もあったり、
というのが、普通だと思います。

今の自分に、足りていないことが見えれば、
それは大きな収穫です。
その項目について、一段階上を目指してみると良いと思います。

一気に二段階アップは難しいです。
どのグループに近いとしても、
まずは、その一つ上を目指しましょう。

それを繰り返していくうちに、
自分の目指すところへたどり着くと思います。
あとは、それを継続できるかどうかですね。

実は継続が一番難しかったりしますが。ww
頑張りましょう!



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一段階アップを目指す(その10)

一段階アップを目指すシリーズ!?
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便宜上、レベルをグループ分けしています。
グループ「イ」:基礎学450点前後、市高理数科レベル
グループ「ロ」:基礎学400点前後、市内普通科英数クラスレベル
グループ「ハ」:基礎学350点前後、市内普通科普通クラスレベル
グループ「二」:基礎学300点前後、市内普通科ギリギリレベル
**********************************************************


今日は、精神面についてみてみようと思います。

グループ「イ」
成熟した考え方ができる子が多いグループです。
物事の因果関係がある程度理解できているので、
やらなければできないのは当たり前と受け止めています。

苦痛を伴うことでも、やらなければと思うことは、
我慢してやることができます。

グループ「ロ」
「イ」の子たちよりは、少々幼い。
やらなければできないことは頭では理解しているものの、
そこへ気持ちがついていかないことも時々あります。

グループ「ハ」
さらに、もっと幼い。
「やらなきゃ」とは言うものの、できない。

グループ「二」
言うまでもなく、さらに幼い。
誘惑にすぐに負けてしまいます。
他人にも、不機嫌をまき散らしたり、反抗してみたりできます。


もちろん、これも全員が全員そうだとは言えませんが、
苦手な教科の勉強だと、不機嫌そうに当たってみたりするのは、
たいてい「二」の子たちです。
まだ感情をうまくコントロールできないんですね。
将来のことについても、「わからん」という子が多い気がします。

将来のことをきちんと考えられなかったり、
現実を見つめられなかったり、
精神面の幼さも成績に大きくかかわっていると思います。



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一段階アップを目指す(その9)

一段階アップを目指すシリーズ!?
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便宜上、レベルをグループ分けしています。
グループ「イ」:基礎学450点前後、市高理数科レベル
グループ「ロ」:基礎学400点前後、市内普通科英数クラスレベル
グループ「ハ」:基礎学350点前後、市内普通科普通クラスレベル
グループ「二」:基礎学300点前後、市内普通科ギリギリレベル
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今日は、暗記についてみてみようと思います。

グループ「イ」
とりあえず、その場で全部覚えてしまおうとします。

グループ「ロ」
その場では覚えなくても、テストまでには、覚えようとします。

グループ「ハ」
テストまでに、覚えられるといいな~と思っています。

グループ「二」
こんなん、覚えれんよな~と思ってます。


これも、全員がそうとは言いませんが、
だいたいはこんな感じが漂っています。

「イ」や「ロ」の子は、繰り返して覚えるという作業をします。
「ハ」や「二」の子は、1回やったら、
「やったけど覚えれんかった」と言います。

いやいや、1回で覚えられたら、誰も苦労しませんから…
そもそも「イ」の子たちだって、1回で全部は覚えられません。
いくら、これまでにトレーニングしていてもです。

それなのに、トレーニングせずにきた子たちが、
1回で覚えられる方が奇跡ですよね。

そのあたりの感覚に気付けた子から、
順に一段階上がっていきます。

目標と現実の基準の差を埋めることが一番大事ですね。




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一段階アップを目指す(その8)

一段階アップを目指すシリーズ!?
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便宜上、レベルをグループ分けしています。
グループ「イ」:基礎学450点前後、市高理数科レベル
グループ「ロ」:基礎学400点前後、市内普通科英数クラスレベル
グループ「ハ」:基礎学350点前後、市内普通科普通クラスレベル
グループ「二」:基礎学300点前後、市内普通科ギリギリレベル
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今日は、家庭学習についてみてみようと思います。

グループ「イ」
学校や塾の宿題とは別に、「家の勉強」というジャンルがあります。
できるようにしていくために、自分で取り組んでいるものがある子たちです。

グループ「ロ」
一応、「家の勉強」はあります。
ただ、それを完璧にはこなせていない子たちです。

グループ「ハ」
「家の勉強」というジャンルがそもそもありません。
やるのは、学校や塾の宿題のみ。

グループ「二」
「家の勉強」はありません。
学校や塾の宿題も怪しいタイプ。


勉強量の差は、そのまま成績の差になります。
頭の良さの差ではないんです。

学校の宿題だけで、それなりの成績がとれるはずはないし、
塾の宿題だけしても、9教科全部塾に通っていますか?
5教科全部塾通いということも普通はないでしょう。
そうすると、学校の復習をするための、
家の勉強というのがあってしかるべきですよね。

しかし、これが無い子は、本当にたくさんいるんです。
やっぱり、やらないとできるようにはなりませんからね、何事も。




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一段階アップを目指す(その7)

一段階アップを目指すシリーズ!?
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便宜上、レベルをグループ分けしています。
グループ「イ」:基礎学450点前後、市高理数科レベル
グループ「ロ」:基礎学400点前後、市内普通科英数クラスレベル
グループ「ハ」:基礎学350点前後、市内普通科普通クラスレベル
グループ「二」:基礎学300点前後、市内普通科ギリギリレベル
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今日は、途中式についてみてみようと思います。

グループ「イ」
必要なところのみ、うまく書けます。
演習を重ねた経験から、省略できるところを省略しています。

グループ「ロ」
省略したがります。
が、演習を重ねていないので、
省略していいところと、したらまずいところが、把握できていないのです。
だから、やたらと計算ミスをします。
書けば、ミス減るのにね。。。

グループ「ハ」
書こうとしません。
訓練もしていないのに、いきなり頭の中だけでは無理ですから。。。
省略してる子は、頭が良くて省略してるのではなくて、
訓練した結果、省略できるようになっているということをお忘れなく。

グループ「二」
書きたがらない上に、せっかく書いたのを消してみたりします。
おいておけば、すぐに間違いに気付けるのに…。
わざわざ消します。
時間と、消しゴムの無駄です。



途中式を書くのは、かっこ悪いと思ってるの?と言いたくなるほど、
書かない子はたくさんいます。
書かずに、ミスで失点する方が、かっこ悪いと思うけどね。

書かないのにミスしない子は、それ相応の訓練をしてるのです。
それをせずに、真似しても、それは無理ですから。。。




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一段階アップを目指す(その6)

一段階アップを目指すシリーズ!?
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便宜上、レベルをグループ分けしています。
グループ「イ」:基礎学450点前後、市高理数科レベル
グループ「ロ」:基礎学400点前後、市内普通科英数クラスレベル
グループ「ハ」:基礎学350点前後、市内普通科普通クラスレベル
グループ「二」:基礎学300点前後、市内普通科ギリギリレベル
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今日は、ノートについてみてみようと思います。

グループ「イ」
板書しながら、自分に必要なことのメモ書きができます。
授業中に、先生がぽろっと言ったこと、自分がふと疑問に思ったことなどの
メモ書きがノートにあります。

当然、覚えながら、ノートを書いているタイプ。
授業内で新しく知ったことは、授業内で覚えてしまいます。
残業は、家に、持ち帰りません。ww

グループ「ロ」
ノートは板書のみの子がほとんど。
一応、覚えながら板書している風ですが、
完全に覚えてしまうところまではいかない。

グループ「ハ」
意外とノートは綺麗に書いています。
が、綺麗に書いただけで、何も覚えてはいません。
目的が、綺麗なノートを作ることになってしまっている子が多いです。

グループ「二」
板書そのものが怪しい。。。
全部書かないわけではないけれど、きちんと書いていないところがあります。
当然、授業も、きちんと聞いてはいないんです。


ノートだけ並べると、
一番綺麗なノートは、「ハ」の子たちだったりします。
なにせ、綺麗なノートを作りにかかっていますから。。。
でも、目的はそこではないですよね!



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一段階アップを目指す(その5)

一段階アップを目指すシリーズ!?
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便宜上、レベルをグループ分けしています。
グループ「イ」:基礎学450点前後、市高理数科レベル
グループ「ロ」:基礎学400点前後、市内普通科英数クラスレベル
グループ「ハ」:基礎学350点前後、市内普通科普通クラスレベル
グループ「二」:基礎学300点前後、市内普通科ギリギリレベル
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今日は、高校入試を意識する時期についてみてみようと思います。

グループ「イ」
中1から既に。

グループ「ロ」
中2後半。

グループ「ハ」
中3夏。

グループ「二」
中3秋。


大げさではなく、本当にこれくらいの差はあります。

「ロ」の子たちは、中2の基礎学に向けて、これまでの復習がかけられます。

「ハ」の子たちは、中3の夏休みを活用できます。

「二」の子たちは、活用できる長期休暇がないんです。
部活も終わって、夏休みに頑張るとか言いながら、
結局、夏は活用できない子がほとんど。
中3の第1回基礎学力テストに、
結果が出なくて焦ってからようやく…という感じです。

勉強にかける時間の差が、成績の差になるのです。
もちろん、手間の差もありますが。。。



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一段階アップを目指す(その4)

一段階アップを目指すシリーズ!?
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便宜上、レベルをグループ分けしています。
グループ「イ」:基礎学450点前後、市高理数科レベル
グループ「ロ」:基礎学400点前後、市内普通科英数クラスレベル
グループ「ハ」:基礎学350点前後、市内普通科普通クラスレベル
グループ「二」:基礎学300点前後、市内普通科ギリギリレベル
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今日は、成績に対する意識についてみてみようと思います。

グループ「イ」
「自分で上げてやる」と思っています。

グループ「ロ」
「上げなきゃな」とは思っています。

グループ「ハ」
「上がるといいな」と思っています。

グループ「二」
「誰か上げてくれないかな」と思っています。


全員がこうだとは言いませんが、
話をしていると、大概、こんな感じです

この意識の差は、とても大きいのです。
この意識のもとに行動するのですから、
勉強の取り組み方に差が出て当然です。
そしてその差が、そのまま成績の差になるわけです。



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プロフィール

Author:自律学習ゼミ
徳島県で、家庭教師や塾講師をして、20年が過ぎました。そこで、この経験を生かして、小・中学生の君たちや、お父さん、お母さんに、何か少しでも役立つようなお話ができる気がして、このブログを始めることにしました。中学受験のこと、高校受験のこと、学校のこと、塾や家庭教師のこと、家庭学習や勉強の方法など、色々なことをお話ししたいと思っています。
2013.7.19.
・・・・・・
それから早10年が過ぎようとしています。ブログは、情報も古くなっていくので、5年分ぐらいが残るように、日々、刷新しています。2022年度より、自律学習ゼミとして、教室も移転し運営しております。「いったいどんな塾なの?」と興味を持たれた方は、下記のリンクからご覧ください。
2023.5.17.


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