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将来について話すこと

成績が良い子は、将来の話が具体的であることが多いように思います。
おそらく、家庭内でも、そういう話題がよく出るのでしょう。

一方、成績が良くない子は、将来のことについて、
「わからん」とよく言います。

中学生は、将来のことについて
「わからん」と言ってもいい年齢ではないと、私は思っています。

決定はしていなくても、漠然とでも、
どんな方面に進みたいとか、
こんなことがしてみたいとか、
考えていかなければいけない年齢だと思うのです。

もちろん、まだまだ流動的ですが、
それはそれで構わないのです。

家庭内で、将来のことがよく話題に出ると、
だんだん、具体的なイメージができて、
勉強しなきゃと思えて、
成績が良くなるというサイクルが出来上がっているのだと思います。

逆に、将来のことを話さないと、
イメージもわかず、
勉強しなきゃとは思えず、
成績もパッとしないというサイクルが完成しているのだと思います。

勉強しなきゃな~と、感じることができれば、
やると思うんですよね。
「勉強しなさい!」って、見張っていなくても。。。

将来の話、どんどんしてほしいです。

ただ、その時に気になるのは、親の希望を押し付けていないか…ということです。
例えば、自分は別に医者になりたいとも思っていないのに、
親から、医者になれという圧をかけられる…、よくある話です。
それでは、せっかくの将来の話が逆効果です。

是非とも、お父さんお母さんも自分が子供だった頃の気持ちを
思い出してみてください。
そして、子供と将来の話、あるいは、大人の仕事の話を
ジャンル問わず色々としてみてほしいと思います。

さて、明日から、ゴールデンウィークです。
ブログも例年通り、しばしお休みをいただきます。
塾は5/6(土)から通常なので、ブログも合わせて再開します。

楽しいゴールデンウィークをお過ごしください。


( N )


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一般常識

いろんなことに興味関心が高くて、頭がくるくる回っている子もいます。
3月末、新高1生が卒業していきましたが、
その時に面白いことがありました。

卒業までの1年間は、
ある新高1女子が16:50~の授業で、
次の18:40~のコマが新小6男子の授業だったのですが、
中3生には自習室を開放していたので、
彼女は授業後によく自習をしていたんです。

そうすると、その男の子が授業中に私とおしゃべりをしているのが
自習室に漏れ聞こえます。
あるときから、「少年、かわいい」とか、「頭くるくる回ってるなぁ」とか、
なんだか親しみを持って見ていたんですね。
特に、2人が話をするわけでもないのですが。

そんな風に1年過ごして、卒業の日、
彼女は教室のホワイトボードに少年にメッセージを残しました。

「少年」よ、大志を抱け💖 by16:50~

次の時間にやってきた少年は、ちょっとはずかしげに、
クラーク博士より、と書き足します。

返信、送ったげよか?と言うと、横にメッセージを書いたんです。

Stay hungry, Stay foolish.

送っといてよ!と念押しして帰ったので、
早速、卒業生に写真をラインで送ると、

まさかのジョブズで返されたwww
と返信。

なんだか、ニマニマしながら、やり取りのお手伝いをしてしまいましたが、
まぁ、そんな生徒たちもいるわけです。

2人とも、別に机に向かって、そういうことを覚えたわけではない。
そういうことなんですよね。

( N )


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体験すること

時代の変化にコロナも影響して、
日常生活での様々な体験が足りていないなぁ…と思うことが一段と増えています。

もちろん、スポンジのように、何でも吸収している子もいるのですが、
え?そんなこと、知らない?と思うような出来事もしばしば起きるのです。

例えば、食塩水の問題。
算数でよくあるやつですが、食塩水の水を蒸発させると、濃度がどうなったか。。。
などと問われることはよくあります。

割合の問題なのですが、ここで、驚愕の事実が発覚します。
「食塩水って、水を蒸発させたら、どうなる?」
なんて質問してみると、
「消えてなくなる」と言うのです。

「ん?食塩はどこいくん?」と確認すると、
「水と一緒に蒸発する」
んー。。。

おうちで、食塩水をお鍋に入れて、蒸発させてみて。
途中で、量が減ってきたら、なめてみて、辛さを確かめてみて。
水がなくなったら、何も残らないのか、
それとも、何かが残るのか見てきて。
なんていう宿題を出してしまいます。

実は、先日も、別の子ですが、
「日干しれんが、作ってみて!」なんて宿題を出してしまいました。
本式じゃなくてもいいから、
土に水を入れるとどうなるか、
それを天日干ししたらどうなるか、
さらに、それに水をかけたらどうなるか。。。体験してほしいのです。
なぜなら、泥遊びも、砂遊びもしたことがないと言うからです。

もちろん、私だって、大人になって、エジプトくんだりに旅行に行くまで、
本物の日干しれんがなんて見たことはなかったのですが、
それでも、日干しれんがのイメージは社会で習っただけで持っていましたし、
雨降ったらやばいんちゃうん?とか、
砂漠は降らんか…とか、色々イメージしてた記憶があります。

まぁ、私は陶芸家になってしまうくらいなので、
幼児のころに、泥遊びは当然してます、昔ですしね。
でも、そうすると、土やら砂やらに水を混ぜたらどうなるとか、
それが乾燥したらどうなるとか、そういう実体験があるわけです。

机に向かって覚えるばかりが勉強ではないのです。
というか、むしろ、それ以外のことのほうが重要なんですよね。

まもなく、ゴールデンウィークです。
是非とも、色々な体験をしてください!



( N )


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マスクとミス率

ようやくコロナ騒動も落ち着いてきました。当塾でもマスクの使用は、生徒さんの希望に合わせるようにしています。
落ち着いてきて今さらなのですが、興味深い資料を見つけましたので紹介します。

教室の学習環境と学習効果に関する研究 (第9報) CO2濃度変化及び温熱環境が作業性と生理心理量に及ぼす影響
https://t.co/IEp57KPH2S

というもので、学会で発表されたものの資料(論文)のようです。かなりしっかりとした実験が行われているようなのでソースに当たりたい方はリンク先をご覧ください。

その中で、室内の二酸化炭素濃度が高くなると作業(タイピング作業)の効率が落ちてくることがはっきりと示されています。しかし、それよりもさらに興味深いことは、マスクをして同じ実験をしてみると、二酸化炭素濃度が3500ppmという高い場合の時以上に効率性がさらに落ち、ミス率が上がるということなのです。
実験では二酸化炭素濃度600ppmの時の誤入力率が4.0%ですが、3500ppmで6.0%、マスクを使用した場合は7.3%まで上がってしまいます。

これは100点満点のテストで、計算ミス2つある人なら3つになりそうなレベルです。
たとえ同条件とはいえ、これで入学試験を受けるというのは、なんとも言えないものがあります。学校での学習効率にも影響があったのではと疑いたくもなりますね。

学校のマスクは、もう少し早くやめたほうが良かったのではないかなあ…などと思うのですが、とりあえずは、勉強のときには途中で換気をすることがとても大切だなと思います。当塾でも二酸化炭素濃度測定器を使用して、1000ppm以下になるように心がけています。二酸化炭素を減らして勉強しましょう(笑)。

  ( K )

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AIの時代に必要なこと

最近話題のchat−GPTですが、私も少しいじってみました。文章構成能力は目覚ましいものがありますが、難しい内容はまだまだで、端的に言えば「おそろしく知ったかぶりの上手な奴」といった印象ですが、今後急速に精度を上げる可能性大です。

AIの時代には、教師は職を無くすだろうという意見もたくさん見かけますが、AIでも置き換え可能なレベルにしか教えられない人が淘汰されるだけで、これは他の業種でも同じでしょう。

そんな時代に生き残るには何が必要でしょうか。それはやはり体験・経験だと思います。体験には心の動きが伴います。人間は感情の動物である以上、その感情の動きを経験し、それが他人でも起こることを理解した上で人に説明し理解してもらうという会話をしています。
ハウツーやチュートリアルやマニュアルなどが近年多いに幅を利かせましたが、だからといって運動能力や料理の上手さ・接客技術などが著しく向上した様子はありません。感情のないハウツーでは、なかなか向上しないと思います。
要するに見ただけ聞いただけでは何もできません。そこに前もっての体験があり、感情が揺れ動いたことがあるならば、かなり理解は進むのでしょうが。

ですからまずはリアルの体験をたくさん積むこと。そしてchat−GPTのようなAIを「使いこなす」ための言語能力を高めることが、より一層求められるはずです。
つまりは人と会って話をすること。たくさんの体験をすること。一人でいるときには本を読むこと。
自分の感情をたくさんたくさん揺さぶってほしいと思います。

そういう積み重ねがあれば、AIを使いこなす側に回ることができるかもしれません。間違っても、AIに指示されて仕事をする人にはなりたくないですよね。

  ( K )

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データサイエンスとAI

大学にいつの間にかでき始めていたデータサイエンス学部というものが、ここに来て一気に増えてきました。データサイエンスの詳細は各自調べていただきたいと思いますが、要するに、大量に集まり始めたビッグデータを分析して、そこから問題解決の方法を見つけるための様々な学問を学び研究していく学部のようです。どうやらビッグデータの利用がいよいよ本格的に始まったようで、単なる夢物語ではなく実用の時代になったのでしょう。

またAIもどうなることやらと思っていましたが、急速な進歩が見込まれていて、こちらも今後花形産業になりそうな予感がします。

そんな花形産業というのは時代とともにいろいろと展開します。時代の大きな要請があり、パアッと一気に花開くように時代をリードしていきます。鉄を扱う仕事、内燃機関、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、コンピューター、携帯電話、インターネット、など思いつくだけでもたくさんありますが、だいたいどれも20年くらいは花形で、その後は当たり前の産業となり、50年くらいは需要があって食べていける仕事であり続けるようです。
ならば、もしその才能に恵まれているならば、それらのジャンルを仕事にするべく学部選びをするのもいいと思います。

ではデータサイエンスやAIが当たり前になった時代はどんな時代になるのでしょうか。そしてそんな時代においては、どんな人間であるべきなのでしょうか。私達は今、何を学んでおくべきなのでしょうか。

  ( K )

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家庭内での会話

授業中の雑談で、
学校での話や、おうちでの話をすることがあります。

そんなとき、家庭内での会話の様子が浮き彫りになります。

家庭内でおしゃべりな子なら、国語力があるか…と言われると、
実は100%そうとは言い切れません。
2タイプあるのです。

すごくわかりやすく、話を展開してくれる子もいれば、
何かにつけて、質問していかなければ、話が通じない子もいるのです。

前者は、国語が得意な子、
後者は、苦手な子です。

違いは何か…。
後者の子は、きっと、お母さんが先回りをして、
話が展開していくタイプの会話をしているのでしょう。

普段、密に子供と接しているお母さんです。
子供が言わなくても、言おうとしていることの察しがついてしまうのです。
だから、ついつい、そういう会話をしているのだと思います。

例えば、「けんちゃんが泣いた」ということを聞いただけで、
今日は、リコーダーを持って行かなきゃいけなかったから、
多分、普段から忘れ物が多いけんちゃんは、忘れて行って、
先生に叱られて、泣いたのだろう…

と、そこまで、連想できてしまうのです。
そこへ、「音楽の時間にな」なんて説明が付けば、もう確定です。
ぜ~んぶ、お母さんが話して、
「そうそう、そうなんよ」とだけ言えば、会話成立です。

「今日、音楽の時間にな、けんちゃん泣いたんよ」とだけ言えば、
話は通じてしまうのです。
でも、他の人には、何のことやらですよね。

気付かずに、こういう会話をしてしまっている家庭は、
意外とあるように思います。

日常化しているから、気付かないんですよね。
大丈夫ですか?
日常会話、と~っても大事です。


( N )


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会話の重要性

日常の何でもない会話は、
国語力に大きな関係があると思っています。

読解問題を扱う問題集や参考書で、
よく出てくる言葉に、「具体と抽象」「因果関係」というのがあります。

文章を論理的に読んでいく上で、
「因果関係」を捉えることと、
「具体と抽象」を関連させて分けていくことは、
とても大事なことです。

こんな風に言うと、なんだか難しいことのように聞こえますが、
普段、普通の会話の中でも、無意識にやっています。

例えば、
今日、学校でお友達が先生に叱られた話をしています。
「なぜ、お友達は、そんなことをしたの?」
「どうして、先生は叱ったの?」
これ、全て因果関係ですよね。

「花がたくさん咲いてたよ」
「花?」
「タンポポとか、桜とか…」

「花」という抽象的な表現を
「タンポポ」「桜」という具体的な表現に変えて、
詳しく説明するなんてことも、よくありますよね。

これが、原点だと思うんです。
こういう、何でもないようなことが
普段の会話の中で大事にされているかどうか。。。

こういうのをしっかりと積み重ねていれば、
難しい文章でも、「因果関係」を掴んで、
「具体と抽象」を整理できるようになると思います。

そういう意味においても、
家庭内での正しい会話は、子供たちにとって、とても大事なものだと思います。



( N )



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国語力

国語力が低い子は、喧嘩っ早いなんてことを聞いたことがありますが、
納得する部分もあります。

言いたいことがうまく伝わらない、
やりたいことをうまく説明できない、
あるいは、言っていることの意味が分からない、
相手が何を伝えようとしているのかがわからない・・・。

言葉でうまく意思疎通できないと、イラッとして、
ついつい手が出るなんてこともあるのかも…と想像します。

お互いが、言葉を使って、
正確に意思疎通できれば、何でもないことが、
それができいないために、大問題に発展してみたり。。。

人間として生まれてきて、
せっかく言葉が使えるのに、それを使いこなせないとなると、
なんだか寂しい気がします。

何かを考えるときにも、何かを伝えるときにも、
何かを知るときにも、必ず言葉を使います。
そして、それはたいてい、生まれた時から使っている母語です。
母語なしでは生きていけない。。。

私たちにとって、日本語は、そんな大事なものなのに、
それが苦手だと言う子がこんなにも多いとは…。
もっと大事にしていきたいですね。

( N )


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課題作文

入試や基礎学はもちろん、
実力テストなどでも必ず国語のテストに1問ある課題作文。
これが書けない中学生は、本当に多い。

徳島県の場合、入試が10~13行なので、
たいていはこのサイズ。
たった13行の文章を書くだけなのに、
それが書けない。

原稿用紙が正しく使えない、漢字を使えていない、
送り仮名が間違っている、平気で算用数字を使う、
接続語が正しく使えない、常体と敬体の混合、
ら抜き言葉、しゃべり言葉の使用、などなど

小学校でマスターしておくべき
基礎的な形式上の問題点もたくさんあります。

さらに、ここへ、内容減点が加わります。

例えば、
前段には体験・見聞を、後段にはそれをふまえた考えを、
などという指定があるにもかかわらず、
体験・見聞がないとか、関係のない感想を書くとか。。。

時々、受験用に課題作文の指導もしますが、
これ、中学生にすること?と思うこともあります。

小学校の作文指導って、英語より先ちゃうの?と思ってしまいます。
日本語を正しく使って、言いたいことを述べられないのに、
英語を習って、何を表現するというのでしょう。

コミュニケーションツールとして、
英語が必要だと感じる子もたくさんいますが、
まず、日本語を使えるようにしようかって思う子もたくさんいます。

日本語をきちんと使えるようにしないと、
思考することも、表現することもできないですから。

( N )

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取り組み方の違い

始まりは、同じくらいの成績でも、
ぐんと伸びる子と、そうはいかない子がいます。
その差は何か…と考えると、
自分主体で動けているかどうかの差だと思います。

これは、どのレベルでも言えることで、
例えば、お母さんに強制されてやっている子と、
自分の意志でやっている子の差はとても大きいものです。

持っている能力は、同じくらいだろうなと思う子でも、
宿題をやらないと怒られるから、やってるだけの子や
机に向かっていないと文句言われるから、やっているだけの子がいれば、
逆に、自らの意志でやっている子もいるわけです。

当然の結果として、自らの意志でやっている子が伸びます。

例えば、受験で、ボーダースレスレだったとして、
前者なら、下げることを勧めます。
後者なら、賭けてみることを考えてもよいかもしれません。

やらされることで手に入れた成績と、
自らやることで手に入れた成績の差は大きいのです。

後者なら、仮にオンザバブルで合格しても、
その先に期待が持てるかもしれません。

でも、前者なら、そのままずるずる中退しかねない。。。

下位層で合格するということは、
その先にも大きな危険が待ち受けているということですから。

もちろん、人生何が起きるかわかりませんから、
トップ層で合格したからといって安心できるものではありませんが、
危険度が高いのは、当然下位層チームでしょう。

やらされるからやっているだけの子もたくさんいますが、
自分の意志でやっている子もたくさんいます。

この差はどこからやってくるのか・・・
私にはわかりませんが、
勉強に限らず、この差は大きいですね。

( N )


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中3後半

中3後半は、入試に向けて、あっという間に過ぎてしまいます。
「あー、時間が足りん!」と思っている間に、
すぐに出願なんです。

10月上旬に1回目の基礎学があります。
2回目は11月下旬。
3回目は1月上旬。
出願が2月下旬で、入試が3月上旬。

こんな流れで、中3後半は進んでいくわけですが、
1回目の基礎学から2回目までの間は、約1か月半。
さらに3回目まで、約1か月半。
出願までも約1か月半です。

仮に、夏休みから、そこそこ頑張り始めたとして、
そこそこの2か月で、劇的な結果が出るなんてことはまずなく、
1回目の基礎学は、撃沈。

2回目と3回目に賭けよう!なんて、思っても、
1か月半ずつしか期間はありません。
しかも、その間に定期テストもあります。

2回目で、ちょっぴり上がって、
3回目でちょっぴり上がって…となれば良い方です。

たいてい、いよいよ冬休みごろには、少し焦ってみたりして、
そこから突っ走ってくれても、
冬休みが明ければすぐに3回目の基礎学です。
そんなに簡単には結果は出ません。

もちろん、突っ走り始めてくれると、
それなりにできることは増えていきます。
過去問を解いていくと、徐々に点数も上がっていきます。

しかし、既に3回目は終わっています。
2月の実力テストを考慮してくれたとしても、
そこからは、みんなも突っ走り始めているわけですから、
みんなもできることが増えてきていますよね。

そんな状態のまま、3回目から1か月半で出願を迎えます。
仮に、2回目3回目の基礎学を平均すれば、
ギリギリボーダーライン、あるいは、ちょっと足りないくらいだった場合、
3回目から出願までの伸びをどこまで信じていいものか。。。

周囲も同じように上がっていれば、
順位的には、ボーダーライン上のままなんですよね。

そこへ賭けるかどうかは、本人と家族にしか決められません。

春に、本気にならない中3生を見ると、いつも思うんです。
厳しい冬が待ってるよ…、間に合わないよ…。
しかし、焦るは、周囲の大人ばかり。。。ww

今からの半年で、一歩先に出ることができるかどうかが、
勝負なんですよね。
それに気付けた子だけが、充実した中3後半を過ごせます。

( N )


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地元公立中と附属中

地元と附属のレベルの差は、
誰しもあるとはわかっているものの、
どのくらいの差があるのかという実感はあまりないものです。

先日も、中2の子に、その話をしていたのですが、
やはり、あまり実感を持ってもらえない。。。

そこで、昨年の中3の基礎学の点数と番数を比べてみました。
昨年の中3基礎学第2回目。
3回中一番簡単だった回です。

地元公立で、3番をとっていた子がいますが、
その子より1点だけ多くとった附属の子は、何番ぐらいだったと思いますか?

附属中は、基礎学は番数をつけずに、
どのあたりかがざっくりわかるような表記をします。
Aが1~20番
Bが21~40番
Cが41~60番
Dが61~80番といった具合です。

さて、どのグループに入っていたでしょうか?
まぁ、さすがに、AやBではなかろうと思いますよね。
450点越えの子がゴロゴロいますから。

では、C?それともD?
実は、Eだったんです。
81~100番のグループ。

この感覚の差ですよ。
同じ点数なのに、かたや3番で、かたやすれすれ100番以内。

感じる危機感の違い、分かってもらえるでしょうか?
県内、上位層の高校を目指す場合は、
この感覚を知っているべきだと思います。


( N )


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オンザバブル

この仕事をしていて、「落ちるよ」なんて、
あまり言ってはいけないのかもしれませんが、
きっと、私は、「落ちる」「落ちる」とうるさい方だと思います。

学校では何も言われないとか、
塾では大丈夫だと言われるとか、
訴えてくる生徒もいますから。。。

思うんです。
きっと、「落ちるよ」のラインが違うんだって。

「オンザバブル」って言葉、聞いたことある人も多いと思いますが、
何回受けても合格する力を持ったラインにいる子たちではなくて、
何回か受けたら、受かったり、落ちたりするラインにいる子たちのことを
「オンザバブル」というそうです。

その「オンザバブル」の子たちに、
「大丈夫」と言うか「落ちるよ」と言うかの違い。

私は、絶対にその層の子たちには、
「このままいったら、落ちるよ」と言います。

だって、受かることもあるかもしれないけれど、
落ちるかもしれないんですよ。
そのラインで、受かる方に賭けてみるの?

仮に、それで受かっても、
そのあとの成績を考えてみてください。
そこを目指すのですか?ということです。

どうせ受けるのなら、
何度受けても受かる層で、合格して、
その学校の良いところをフルに生かした勉強をしたいと思いませんか?

「大丈夫。」(オンザバブルだから)って言われていませんか?
「大丈夫。」(何回受けても受かるよ)って言われてるでしょうか?

( N )

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家庭環境

成績がぱっとしない子に共通の家庭環境があるように感じます。
一言でいえば、子供が、我儘な王子様お姫様状態であること。

「頼むけん、勉強やってよ~」的な発言を家族がする。
「ちゃんとやらな、しらんよ~」と言っても、
本当に捨て置かれるとは思われていない。

同じようなシチュエーションになった時、
成績が良い子の家庭では、
「勉強せんのだったら、学校やいかんでいいでぇ」的な発言になる。
「もうしらんよ」と言われたら、本当に何もしてくれない。

これ、いきなり思春期になってからやっても手遅れです。
幼少のころからの伏線が必ず必要ですから。。。

「勉強せんのだったら、働きな」と言われると、
さすがに、今の時代、
「それは許して!進学させてください」と思うでしょうけれど、

親の方も、それを受け入れるだけの勇気はない。
「私の子が中卒だなんて、かっこ悪い」とかなんとか。。。
そして、それを見透かされているんです。

さらに、反抗期の子たちです。
「結局、自分がカッコ悪いけん、私に勉強してほしいんだろっ」ってな具合。

そこで、「せんのだったら、しゃぁない」と、
腹をくくれるくらい肝が据わっているのが、できる子の家庭。
しかし、その裏では、
「この子は絶対にする」という確信を持っているのも、できる子の家庭。

最近、この違いを痛感させられることが多いのです。

勉強を例にとりましたが、勉強に限ったことではなくて、
何かに一生懸命に取り組めるかどうかという部分においては、
共通のことのように思います。

やるべきこともやっていないのに、
自分の主張だけ通そうったって、それは無理ということが、
もう既に、暗黙の了解として、家庭に存在しているかどうか。。。

反抗期の子たちでも、大事な部分ではコントロールできるのは、
この違いだと思うんです。

もちろん、どこの家庭でも、子供には、
出来得る限りのことをしてやりたいと思っているのは同じだと思います。
しかし、その気持ちが、我儘王子や我儘姫を生み出してしまっては、
逆に、かわいそうな結末が待っているとしか思えません。

やってあげたい気持ちを出す部分が、ちょっと、ずれてやしませんか?
という状況に遭遇することが増えているように思います。

( N )

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数学入試問題

令和5年度の徳島県公立高校の入試問題、数学をあらためて見直していますと、驚いたことに問題の約半分は2年生までに習うことでした。つまり2年生終わった時点でも、全部正解ならば50点は取れるということです。

大問1〜5まであるうちの、3と4は2年終わった時点で解ける問題です。さらに小問が10ある問1も7つは2年生なら解けます。その中には1年生の時に習う問題も当然含まれています。

なんということでしょうか。3年生になったあとから、そろそろやばいと真剣に勉強を始めても、1年生の部分からやり直すのはかなり大変なのではないでしょうか。
やはり、普段から授業についていってちゃんと理解し、普段のテスト勉強もまじめにこなして、3年の最後に習う部分だけはがんばって少し先取りすれば、基礎学450点は無理でも、そこそこの市内の普通科なら合格できそうです。

しかし、しかし、、
それができない人があまりにも多いということなのでしょう。
言うは易し行うは難し(いうはやすしおこなうはかたし)です。

どうしても部活動をしていたりすると、夏休みから頑張ればいいということになってしまっていて、それまではわからないところがあっても放置してしまったり諦めてしまったりという場合も多いです。ですが、あとからやり直すというのは、効率が悪いことは間違いありません。一番楽なのは少しずつ確実に理解を積み重ねていくことなのです。漠然とした不安を抱えて何もしないよりは、不安になる前に日々少しずつ対処するほうが気分がいいと思うのですが、人間にはそれがなかなか難しいようです。

  ( K )

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休んだあと

そもそも昔の親は子供に勉強を教えることができないか、その自信がなかったので、口酸っぱく「とにかく学校に行け」と行っていたように思いますが、最近は子どもだけでも勉強ができるようになってきています。
その裏には不登校で自習を余儀なくされる生徒が増えていることや、塾を使うことが当たり前になりつつあることへの、教育行政側の(表向きの)反発があるのかもしれません。しかしいずれにせよ、今は教科書がものすごく優秀になってきています。
またその性能に問題があるとしても、生徒にはタブレット端末が渡されていますし(家庭内にもっと性能のいい端末がある人も多いでしょう)、教科書+アプリで、学校に行かなくてもとりあえず基本的な勉強はできるという体制になっています。

教科書にはあちこちにQRコードがあって、それを開ければ理科の実験も英語のネイティブの発音も数学のグラフの書き方も、基本的なことなら説明が見られますし、教科書を読んでいくだけでも基本的なことは十分わかるはずで、休んだ分をフォローすることは自力でできるはずなのです。

問題はそれがちゃんとできるか?ということですし、たしかに身についたと確認できるか?ということだろうと思います。それができるならば学校を休んでもいいのではないかと思います。

考えてみれば、今は親も子供も、学校を休んでもいいよと言われるような、いい時代になったものだと思います。しかし一方で(そのせいで?)学校の授業を適当に(ないがしろに)扱う人が増えているのも気になるところです。それは親も子供も、ひょっとすると教員自身も、である気がしてなりません。

  ( K )

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学校を休むこと

最近、世の中が激しく変化していることを感じますが、「休む」ということへの意識も変わってきています。
昔は、学校を一日も休まず卒業すると皆勤賞というものをもらえましたが、最近は形骸化してしまった上に価値がないとすら言われて、無くなる傾向にあるようです。
また、教員の労働環境も問題視されて、教員の有給休暇も当然認められなければいけないということになり、ならば子供にも有給休暇のような当然休んでもいい日を設定すべきだという方向に進んでいます。

時代の流れですから、日本人も欧米の価値感に影響されて、休むことが善であるということになっていくのは当然でしょう。反発したくなる気持ちもあるとは思いますが、ここではその善悪は別にして、休むならば何をしなければいけないのか、についてだけ述べたいと思います。

休む理由が病気であれ家族旅行であれ、学校を休むことがあるのはいたし方ありません。しかし大切なのは、その時に学ぶべきことをどうするかです。休んだ日にも学校はカリキュラムを進めています。その部分を放置して授業に戻れば、当然なんだかよくわからないけどそのうちなんとかなるか~で済まされてしまいます。国語社会ならごまかせてしまうのですが、算数数学ではごまかせないにも関わらず、単元が変わると一時的に不安感もなくなって、やらずに飛ばしていることすら忘れてしまいます。
これが一番怖いです。

中学生になっても小学校高学年の算数につまずいたままで放置したために、困ってしまう人も多いです。ですから、休んだ場合には必ず学校で進んだ部分を自力でフォローしなければいけません。それは余程勉強が好きな子供でなければ自力ではできないでしょう。ならば親がしっかりチェックしていかなければいけません。もちろん塾などに任せるというのも一案ではありますが、まずは家庭でフォローしたいものです。

  ( K )

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国語のリスニング

リスニング能力は、英語だけではなく国語でも試されています。公立高校の入試問題でも国語のリスニングが設定されているところもあります。

普段、授業や日常会話でリスニングしまくっているのですから、そんなことを試験で試す必要があるのか?と思いますが、標準語とはかなり違う方言の地域では、相当大切なことのようです。

言葉の基本を身につけるのは学校に行く以前の頃からですが、その時からずっと方言だけで暮らしていると、標準語を身につけるのは大変かもしれません。親がそれぞれ故郷が違っていて、家庭内でも標準語に近い会話をしているならまだしも、二人とも徳島県人で徳島以外で暮らした経験がない場合は、標準語に触れるには、おかあさんといっしょなどのテレビ番組やアニメなどに頼るしかないのかもしれず、そう考えるとテレビを見ることにも多少の値打ちはありそうです。
しかし、知らない言葉がたくさん混じった文章を聞くこととか、ですます調の文書を聞くことはなかなか難しいのかもしれません。

ところで、学校の参観日に行って授業の様子を見ていると、徳島弁に近いフランクな言葉使いで授業をしている先生が多いことに気づきます。標準語で授業をするよりも徳島弁に近い言葉で話したほうが生徒に伝わりやすいことをよく知っているからでしょう。我々の塾の授業でも、問題文(当然標準語)を読むときには、標準語の文章を徳島のアクセントで読むことが多いです。少しでも意味を掴みやすくするために、どうしてもそうなるのですが、基本的に問題文は黙読するものなので、普通の問題を解く力をつけるならそれでいいと思います。しかし、国語のリスニング能力とまで言われると、先に書いたような、標準語を読み標準語で聞き標準語で話すということに慣れるしかないのだと思います。

  ( K )

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読むことを面倒がらない

徳島県の高校入試問題も、会話文を読んで内容を理解してから問題を解くというスタイルがたくさん出るようになりました。明らかに徳島県の中学生が会話をしている設定なのですが、当然その会話は標準語です。読んでいてかなり気持ち悪いwのですが、まさか徳島弁での会話をそのまま問題にするわけにはいかないでしょう。
数学でもかなりの文字数を読んだあとに、え?問題これだけ?という量の問題が出ています。文章の量だけを見て、読むのが面倒だからと後回しにして点数を取れなかったらそれはそれは残念なことです。

極端に言えば、読めば点数になるような問題ですから、国語の問題か?とすら思えてしまいます。

要は標準語の文章を素早く読んで理解することができるか。そのことに自信があるのか、ということになるでしょう。

標準語の文章は本の中にいくらでもありますが、新聞の中にもあります。ですから小学校高学年くらいになると「新聞を読みなさい」と昔はよく言われたものです。今でも新聞業界は、学習に新聞を使ってもらおうと、キャンペーンをしたりしていますが、情報の正確性に問題があったり、悲惨な事件記事の多さが気になったりで、新聞をあまり重視しにくくなったと思います。そうなると、あてにできるのは本ということになります。
もちろん本も偏った考え方の本やもっともらしいけれどフィクションの話なども多いですし、その点には注意しなければいけません。しかし、読むのが楽しく、たくさんの文章を読むことができないと、標準語の知識量や理解力にはつながらないと思います。

何百ページもある本を一冊通して読んで、面白かった上に、こんな厚い本を一冊読み通した!という自信が持てれば、ちょっとやそっとの問題文くらいは、なんの心配もなく読み始めることができるでしょう。
一方、字を読むことが面倒だと思う時点で、試験の高得点はまず不可能だと思います。


  ( K )

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移動時間

例えば、学校が遠い子。
JRやバスを使って通学している子なら、
その移動時間もいろいろに使えますよね。

中には、プリントを解いて、丸付けもしてって、
本格的に勉強してしまえる子もいますし、
単語や社会など、暗記のための時間にしている子もいます。

あるいは、文字や見てたら酔うし…と言う子は、
完全に睡眠時間にしてる子もいます。

友達と一緒におしゃべりタイムの子もいるでしょう。
それはそれで、ストレス発散のいい時間かもしれません。

まぁ、自分に合った方法で活用すればいいと思いますが、
そうやって考えていくと、時間はたっぷりありますね。

だって、1日は24時間もあります。
7時間寝たとしても、
朝ご飯&身支度と、晩ご飯&お風呂で、3時間もあれば余裕でしょう?
2時間で十分ですって子も多いはず。

仮に、3時間とっても、残り14時間。
学校に拘束されてる時間が8時~4時としても、8時間。
しかも、この時間は、工夫次第で有効活用できますよね。

そしてまだ、6時間余ります。
部活しても、けっこう余裕なはずですよね。
3時間のけても、まだ3時間余ります。

細切れ時間が、あちこちに分散していると、
3時間も余っている感じはしないでしょうけれど、
まとめると軽く3時間は毎日余っているはずなんです。

新年度です。
生活を整えていきましょう!

( N )

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ほったらかし法

すきま時間に、すぐに何かをするための
もう一つのいい方法は、ほったらかし法です。ww

ノート、テキストは、机の上に開けたまま、
ペンや消しゴムもそのままにして、置いておくのです。

例えば、朝、勉強をしました。
ご飯の時間が来たら、そのままにして、ご飯を食べて学校へ行きます。
帰ったら、机に向かうだけで、朝、終わった時点に戻れるわけです。
ロスゼロ。ww

あとは、テスト前とか、やることが山積みの時。
やるものをやる順番に積み上げます。
こなしたものから、次やる順に違うところに積み上げます。
2日後コーナー、3日後コーナー、4日後コーナーみたいに。。。

部屋はちょっと散らかりますが、
その積み上げられた本がなくなっていくのが快感ですね、きっと。

テスト期間は、部屋の掃除をされたら怒る子、時々いますね。
自分以外の人が見れば、ただ単に散らかっているようにしか見えませんからね。
お母さんが、ついつい片付けたくなるのもわかります。
でも、自分にとっては、究極に整理できてるんですよね。

せっかく、わけてあるのに、なにしてくれとんねん!
って感じなんでしょうね。

だからって、整理もできていないのに、
これのフリするのはダメですよーww


( N )

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やることリスト

昨日の記事みたいな、細切れ時間の活用ができるためには、
常に、今、やるべきことが見えていなければいけません。

さて、なにしようか?
なんて、考えている間に時間は過ぎてしまいますからね。

やることリストが、頭の中に常にあって、
例えば、5分あるなら、これ、
15分あるなら、これ、と、すぐに浮かばなければできません。

そんなの忘れちゃうという子には、
目に見えるところに置いておくことをオススメします。

私も、すぐに忘れちゃう人なので、
いつからかはわかりませんが、
目に見えるところに置くようになりました。

実は、これは今も続いていて、
最近は、机の左、デスクマットの下、プリンターの上、
とても忙しくなっているときは、
ノートパソコン開けたら見えるように、付箋を貼ってます。
ひどいときは、画面にも貼りますが。。。ww

すぐにできなくても、常に目に留まってることで、
ちょっと時間ができた時に、今、やってしまえそうなことは、
すぐ思いつきます。

そして、片付いて消えていくと、
それはそれで、ちょっぴり快感です。

工夫次第ですよ。


( N )

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細切れ時間

細切れのすきま時間って、
一日のうちにけっこうありますよね。

例えば、なんとなく、スマホをいじって終わってる時間。
何もせずに、なんとなく過ぎてる時間。
ご飯までのちょっとした中途半端な時間。
塾までの微妙な余り時間。

そういうのをかき集めると、けっこうな時間になります。
それを活用するのです。

1分でできることって、思ったより多いんですよね。

これを使い始めると、なにも時間を使ってないのに、
色んなことができてるのを実感して、
癖になります、きっと。

そういうのを実践してる子って、
たいてい、こう思ってるんです。

こ~んなに色んなことしてるのに、遊んでるって、よくない?とか、
1日で、こんなにいっぱいやってるって、すごくない?とか。
あれもこれもやりこなしている自分に、
ちょっぴり酔っている部分があるというか。。。

どうぞどうぞ、大いに陶酔してくださいって感じです。ww
もちろん、素晴らしいと思ってますから。。。


( N )

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授業中

一番多いのは、授業中の時間をうまく使っているパターンです。
学校のワーク類は、とにかく、学校で仕上げます。

例えば、数学の時間。
教科書の練習問題を解く時間、必ずありますよね。
「さぁ、解いてみて!」となる時間。

その時間に、さっさと与えられた問題は解いて、
数学演習もやってしまいます。

1分早く終わると、1問は解けますよね。
2問解けるかもしれない。。。
答え合わせを、小耳で聞きながら、
さらに2問くらいできるかもしれません。ww

例えば、理科の時間。
ノート板書しながら、理科ノートの演習ページくらい、
できちゃいますよね。

学校で仕上げるというと、
休み時間にやるのか・・・なんて思うのは、ダメチームです。
休み時間は、遊びましょう。

頭も休めて、気分転換もして、
それはそれで大事な時間ですから。

使うのは授業中です。
社会なんか、授業中に覚えちゃえばいいですよね。
ただ、ぼ~っとして、
先生の話を、ふ~んって聞いてるだけじゃぁもったいないです。

例えば、授業の終わりに、
今日習ったことのテストがあると想像してみてください。
聞きながら覚えにかかりませんか?

常に、そんな感じで授業を聞くと、
けっこう覚えるものです。

「授業、聞いとったら、80点は取れるよなぁ」と言う子はよくいますが、
授業だけで、90点を目指しましょうか。
そして、残り10点分は家でフォローです。

一番、工夫ができるのは授業中だと思います。
なにせ、一日のうちで、一番多くの時間を費やしていますから、
その時間を有効活用していけば、その差は大きいはずですよね。

( N )


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時間の有効活用

中学生にもなれば、結構忙しいと感じている子も多いと思います。
学校の勉強だけでなく、部活動に一生懸命な子もいますし、
スポーツや芸術に勤しんでいる子たちも多いですから。

色々な子がいますが、
勉強プラス一芸、どちらも両立させている子は、
とっても忙しそうに見えますが、
むしろ、そういう子の方が「忙しい」とは口にしないのです。

「時間がなかった」と言うことも、ほとんどないものです。
それだけでなく、ちゃっかり遊ぶ時間も捻出していたりしますから、
思わず笑ってしまいます。

きっと、大人になっても、バリバリ仕事しながら、
余暇を満喫してたりするんだろうな~と想像します。

そういう子たちの時間の使い方を、真似したいと思う子もいるでしょう。
しばらく、色々なタイプの時間の有効活用法を見てみたいと思います。
自分に合う方法は、是非、真似してみてください。

( N )


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時間との勝負

例えば、中学生の理科。
1年間で、物理・化学・生物・地学の各ジャンルから、1単元ずつ習います。

1年【身近な物理現象、身のまわりの物質、植物、大地の成り立ちと変化】
2年【電流、化学変化と分子・原子、動物、気象】
3年【運動とエネルギー、化学変化とイオン、生命の連続性、地球と宇宙】
全部で、ざっくり考えると12単元。

それを、各1週間ずつ使って復習するとすると、
12週間、つまり3か月かかります。

1週間で、1単元の復習をすると考えてみてください。
「無理~!!」って思いませんか?

じゃぁ、2週間にしてみます。
そうすると、6か月かかります。

中3生が、今から始めても、1回目の基礎学が来てしまいます。
じゃぁ、2週間で復習すればいいか。。。と思うかもしれませんが、
社会もありますよね。
もちろん、英語も数学も国語も、中2までと同じように、
学校の授業では、新しいことを習っていきます。

2週間を5教科で割ると、3日ずつもありません。
3日で、理科、1単元、完璧に復習できます?

時間ないんだよ~と、焦っている意味、分かりませんか?
わからない子の方が多いんですよねー

想像力に乏しい子が多いというけれど、
「それ、わかる気がするわ」~と、
思わずテレビにしゃべってしまいそうですww

( N )


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イメージと結び付ける

イメージや映像と結びつけて暗記するという話はよく聞きますし、
実際に、心がけている人も多いと思います。

小学生が、いや、中学生も、よく躓く単位変換。
こういうのも必ず、イメージがくっついていなければいけないと思います。

一番最初、長さの単位などは、
一番イメージがしやすく、無理なく覚えるものです。

例えば、1㎝=10㎜
これは、普段物差しを使っていますから、
簡単にイメージと結びついているのではないでしょうか。

1m=100㎝も、身長が気になるお年頃の小学生たちには、
身近な単位変換ですよね。

ところが、面積になると、一気に正答率が下がります。
体積も同様です。

算数で習いたての頃は、丸暗記で凌いでいる子も、
中学の理科で圧力を習う頃には、
もう、ちんぷんかんぷんということも多いものです。

一辺の長さが㎝で与えられて、㎡に変換するとなると、
「ゼロ、何個?」「小数点、何個寄せるんだっけ?」って子はたくさんいます。

しかし、
例えば、正方形の面積や、立方体の体積と結びつけて
覚えている子は、きちんとできます。

頭の中に、一辺1mの正方形や立方体があるのです。
それぞれ一辺100㎝と置き換えて考えれば、
すぐにその関係にたどり着けますが、

ゼロ4個とか6個とか覚えてしまっている子は、
「何個だったっけ?」となってしまった時点でお手上げです。

どちらで覚えている子も、
習いたてのときや、テスト範囲に指定されたときはできるでしょう。
でも、時間が経ってから、突然出てきた問題に対応できるのは、
やはり、イメージがセットになっている子なのです。

「すぐに忘れる」と思っている子の中には、
こういうまずい覚え方をしている子もかなりいると思います。

長期的にできる子と、そうではない子の差は、
こういうところにもあるわけです。

( N )

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プロフィール

Author:自律学習ゼミ
徳島県で、家庭教師や塾講師をして、20年が過ぎました。そこで、この経験を生かして、小・中学生の君たちや、お父さん、お母さんに、何か少しでも役立つようなお話ができる気がして、このブログを始めることにしました。中学受験のこと、高校受験のこと、学校のこと、塾や家庭教師のこと、家庭学習や勉強の方法など、色々なことをお話ししたいと思っています。
2013.7.19.
・・・・・・
それから早10年が過ぎようとしています。ブログは、情報も古くなっていくので、5年分ぐらいが残るように、日々、刷新しています。2022年度より、自律学習ゼミとして、教室も移転し運営しております。「いったいどんな塾なの?」と興味を持たれた方は、下記のリンクからご覧ください。
2023.5.17.


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お問い合わせ nagao@ceramica-shigemi.jp

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