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将来のことを考える

先日、下の甥っ子が通い始めた高校の成績資料を見ました。
毎度のことですが、
都会は違うなぁ…と思わされることと、
これをうちの中学生たちにも落とし込まなきゃなぁと思うことがあります。

ベネッセのGTZ(学習到達ゾーン)で、データ分析されている資料でした。
GTZというのは、ご存知の方も多いと思いますが、
ベネッセが独自に設定している基準で、
偏差値とは違う指標として、近年使用されることが増えています。

S、A、B、C、Dまで各3段階ずつ、計15段階あって、
S1~3が、いわゆる難関大合格レベル。
一応、A3までが、国公立・中堅私立合格レベルという設定。

それで、学年全体のGTZを見ると、
S1が約25%、S3までに60%近くがおさまっていました。
A3まででみると、90%を超えています。

まぁ、まだ、1年の最初ですから、
ここから分散して下がっていくのでしょうけれど、
徳島にはない環境だなぁ…と、つくづく。
人口の多さが成せる業ですね。

せっかくのいい環境に、乗っかっていってくれることを願うばかりです。

続いて、先輩たちの東大合格者と慶応大合格者の
国数英GTZ推移のデータが載っていました。
ついでに、高1生にもよくわかるようにww、
データから読み取るべきことまで、丁寧に書かれています。

それによると、
東大合格者は、高1の時点から、Sランクである子がほとんどで、
およそ8割は高1からS1のようです。
慶応は、高1の時点ではAランクの学力の子も合格しています。

つまり、慶応の場合は、苦手教科が足を引っ張って、Aランクとなっていても、
それを補う得意教科があれば、合格できるかも。。。
東大の場合は、高1からバランスよく勉強できている子の合格率が高く、
高3になってから、東大を目指そうと思っても、
苦手教科が足を引っ張って、難しいということになります。

だから、さっさと、やりたいことを見つけて、目標を決めて、
モチベーションを上げていきなさーい、みたいな結論になっていましたが、
全くもって、その通りでございますといった感じです。

これは、うちの中学生たちにも言えます。
中3になってから、理数科に行きた~い!と思っても、
苦手教科が足を引っ張ります。

公立高校に行くのだから、
なによりも大事なことは、中1からバランスよく勉強することです。

ひとつでも苦手教科があれば、
それが足を引っ張ります。

5教科で470点以上とろうと思えば、
苦手教科があるなら、
満点を2~3枚出さなければいけませんから。。。

バランスよく、全てを揃えていけるようにすること。
これが、決め手ってことですね。

って、言うのは簡単ですけれど、
実行するのは、なかなか難しい。。。
でも、頑張っていきましょう!



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No title

偏差値70で上位約2%、65で上位約7%だそうですが、今の徳島県は1学年が6000人弱しかいませんから、全県で偏差値70は120人弱、65でも420人弱しかいません。
この人数が文理、市高理数科、公立中高一貫、城東など公立高校(しかも学区制あり)に分散するのですから、まあ、徳島では得られない環境ですね。

高校入試は5教科均等な配点ですが、大学入試とくに国公立を希望する人はやはり主要三教科である国数英により注力したいです。
大学入試に必要なレベルまで仕上げるのにかかる時間を考えると、この主要三教科は高校入学前からある程度準備しておきたいですね。

Re: No title

都会の子たちは、選択肢も多く、高校入試で既に、大学入試のような受験を体験するので、それも、高校生活に影響を及ぼしているように思います。
とはいえ、徳島にも、将来は、そういう子たちと肩を並べてやっていけるようになる子たちがいるわけですから、常に、外の世界も見ながら、意識を高く持って、頑張ってほしいなという思いで、日々、子供たちに接しています。
徳島ならではの良さもありますからね。
プロフィール

Author:自律学習ゼミ
徳島県で、家庭教師や塾講師をして、20年が過ぎました。そこで、この経験を生かして、小・中学生の君たちや、お父さん、お母さんに、何か少しでも役立つようなお話ができる気がして、このブログを始めることにしました。中学受験のこと、高校受験のこと、学校のこと、塾や家庭教師のこと、家庭学習や勉強の方法など、色々なことをお話ししたいと思っています。
2013.7.19.
・・・・・・
それから早10年が過ぎようとしています。ブログは、情報も古くなっていくので、5年分ぐらいが残るように、日々、刷新しています。2022年度より、自律学習ゼミとして、教室も移転し運営しております。「いったいどんな塾なの?」と興味を持たれた方は、下記のリンクからご覧ください。
2023.5.17.


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