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適性検査って?(つづき)

今日は、適性検査の続きのお話。

普通の算数の問題とどこが違うか、一つ例題をみてみることにしましょう。

縦2メートル、横3メートルの花壇を真上から見た図が書かれています。
そして、ア、イの2か所、印がついています。
ペットの犬を2メートルのロープで、ア、イのくいに、つなぎます。

普通の算数の問題なら、
この犬が動ける範囲は、それぞれ何平方メートルですか。

これが、適性検査なら、
どちらのくいにつないだ方が、犬の動く範囲が広くなるでしょう。
また、そう考えた理由を説明しなさい。

もう、おわかりですよね。
半円や扇形を組み合わせて、犬が動ける範囲の面積を出せばいい問題。
この算数の問題が解ける子は、この適性検査の問題も解けます。
そして、この適性検査の問題が解ける子もまた、この算数の問題は解けるのです。

理科・社会が絡む問題でも同じです。
知識を使う問題といったところでしょうか。

つまり、適性検査だって、まずは、基礎学力があることが大前提。
その上で、適性検査用の対策をやっておく必要があるわけです。
つまり、きちんと伝わるように説明ができるようにすること。

文理・附属受験の場合は、教科の基礎の上に、
学校では習わない受験算数を、かなり深くやっておく必要がありますが、
適性検査の場合は、受験算数をそこそこ触った上で、
文理、附属受験なら、そこから深めていくところで、適性検査対策に移る感じでしょうか。

適性検査の場合、
意外と、理科・社会の知識や思考力が足りなくて、苦戦する子もいます。

やっておくべき対策は、かなり違うと捉えておくべきでしょう。
ただ、トップ層の場合は、意外と簡単に変更がききます。
つまり、しっかりとした基礎知識と思考力が備わっていれば、
どちらでも受験できるというわけです。

ただ、受験までに、そこまでの力をつけるのは難しい…という子なら、
早めにどちらかに絞って、対策をするほうが得策でしょう。



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「しっかりとした基礎知識と思考力が備わっていれば、どちらでも受験できる」…大変よくわかりました。
ありがとうございました。

Re: タイトルなし

小手先のテクニックで、何とか凌いでみたところで、結局は、どこかで行き詰まりますので、
やはり、きちんとしたベースとなるものが必要なのだと思います。
時間も手間もかかりますが、それが一番確かで、長い目で見ると近道なのかと(^^;)
プロフィール

Author:自律学習ゼミ
徳島県で、家庭教師や塾講師をして、20年が過ぎました。そこで、この経験を生かして、小・中学生の君たちや、お父さん、お母さんに、何か少しでも役立つようなお話ができる気がして、このブログを始めることにしました。中学受験のこと、高校受験のこと、学校のこと、塾や家庭教師のこと、家庭学習や勉強の方法など、色々なことをお話ししたいと思っています。
2013.7.19.
・・・・・・
それから早10年が過ぎようとしています。ブログは、情報も古くなっていくので、5年分ぐらいが残るように、日々、刷新しています。2022年度より、自律学習ゼミとして、教室も移転し運営しております。「いったいどんな塾なの?」と興味を持たれた方は、下記のリンクからご覧ください。
2023.5.17.


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