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集中して解くということ

年度替わりには、生徒たちに話込みをする時間が増えます。
送り出す子たちに伝えておきたいことや、
進級する子たちを1ランクアップさせるために、
言っておかなければならないことが、それぞれたくさんありますから。。。

例えば、基礎学で、350~400点あたりを、うろうろするレベルの子たち。
丸付け直しの仕方が、なんとな~く直ってきたら、
次にテコ入れをするのは、問題の解き方。

実は先日も…。

「サッカーを練習することは…」とかいう文章を
英語で書く問題を解いていました。

To practiced soccer is …

とかやってましたので、
「どう考えたん?」から質問が始まります。

ところが、きちんと返事ができない。

そして、
Practicing soccer is …
と直し始めます。

これ、たぶん、どこでもよくあるシチュエーションだと思うんです。
でも、これをきっかけに、話込みタイム突入しました。

もちろん、不定詞で書いても動名詞で書いてもいい文章なので、
そのまま丸を付けてしまえば終わった問題ですが、
この大問題を見過ごすわけにはいきません。

だって、これって、こういうことなんです。

ただなんとな~く「~こと」という文言を見て、Toを使ってみた。
違うと言われたから、動名詞に変えてみた。
つまり、不定詞と動名詞の用法がイマイチきちんと理解できていない。
不定詞は、to+動詞の原形ということがきちんと定着していない。
SVや時制を全く気にかけずに、成り行きで文章を作ろうとしている。

ざっと思いつくだけでも、これくらいの問題点が潜んでいます。
これを放置するわけにはいきません。

SVと時制は最低限、気にかけながら文章を作らなければ、いけないこと。
それをしなければ、一発で減点なしの英文は作れないこと。
ネイティブではないんだから。。。
あいまいなまま、思いついたものを適当に使ってはいけないこと。
そんなことをしても、次、またできる保証はないこと。
次、確実にできるようにしておかなければ、せっかくやっている意味がないこと。

あれこれ、くどいか…と思うくらい話しましたが、
成績が良い子ほど、自分で問題を解くときに、
これらのことを、きちんと考えながら解いているものなのです。

だから、「どう考えたん?」という質問に、
すぐに返事が返ってきます。
そして、自分の答えに対して裏付けを持っているので、
間違えると、「なんで違うん?」という疑問が浮かぶのです。

それが、集中して解くということなのです。
これは、見落としがちなポイントですが、とても大事なことです。

そして、なにより、適当にやってしまったとしたら、
それを隠そうとしないこと!

実は、この「隠さない」というのが一番大事なポイントで。。。
このお話は、また明日。




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プロフィール

Author:自律学習ゼミ
徳島県で、家庭教師や塾講師をして、20年が過ぎました。そこで、この経験を生かして、小・中学生の君たちや、お父さん、お母さんに、何か少しでも役立つようなお話ができる気がして、このブログを始めることにしました。中学受験のこと、高校受験のこと、学校のこと、塾や家庭教師のこと、家庭学習や勉強の方法など、色々なことをお話ししたいと思っています。
2013.7.19.
・・・・・・
それから早10年が過ぎようとしています。ブログは、情報も古くなっていくので、5年分ぐらいが残るように、日々、刷新しています。2022年度より、自律学習ゼミとして、教室も移転し運営しております。「いったいどんな塾なの?」と興味を持たれた方は、下記のリンクからご覧ください。
2023.5.17.


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